JP3497256B2 - 金型監視装置 - Google Patents

金型監視装置

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JP3497256B2
JP3497256B2 JP27732594A JP27732594A JP3497256B2 JP 3497256 B2 JP3497256 B2 JP 3497256B2 JP 27732594 A JP27732594 A JP 27732594A JP 27732594 A JP27732594 A JP 27732594A JP 3497256 B2 JP3497256 B2 JP 3497256B2
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shadow
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molded product
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哲太郎 江藤
光史 村田
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江藤電気株式会社
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7686Measuring, controlling or regulating the ejected articles, e.g. weight control
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、主にプラスチックな
どの射出成形装置に用いられる金型内の成形後における
成形品の有無、及び成形不良の監視を行なうための金型
監視装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、一般的な射出成形装置において金
型の監視を行なうもの、例えば、図2に示す特公昭58
−4616号公報あるいは特開平4−138235号公
報等に記載されている様なものが知られている。この図
2において、符号1は可動側金型、2は固定側金型、
3,3はタイバー、4はシリンダ、5は突き出し部、6
は突き出しピン、7,7は成形品、8は撮像手段として
のテレビカメラ(以下、単にカメラという)、9は画像
処理系、10は照明装置を各々示しており、前記可動側
金型1は、タイバー3に沿って図中矢印Aで示す方向に
移動するように構成されている。 【0003】また、前記画像処理系9は、カメラ8によ
る画像データと予め設定される突き出し後及び突き出し
前の基準画像データとを比較し、撮像画像データと基準
画像データとの一致度を判定する。 【0004】ここで、突き出し後の基準画像データと
は、成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型1
の像を予め撮像した画像データを示す。これに対して、
突き出し前の基準画像データとは、成形後の型開きをし
た時点での良好な状態での成形品7を成形品保持部分に
保持する可動側金型1の像を予め撮像した画像データを
示す。 【0005】この射出成形装置では、可動側金型1と固
定側金型2とを型締めした状態で、両金型1,2で成形
されるキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、
成形が行なわれる。そして、樹脂を冷却させた後、図2
に示すような状態をなす型開きが行なわれる。このと
き、成形品7は、前記可動側金型1に保持されて所定の
型開き完了位置まで移動される。 【0006】前記照明装置10は、可動側金型1の成形
品保持部分に向けて、補助光を照射して、この成形品保
持部分に保持される成形品7の陰影を明確に生成する。 【0007】カメラ8は、この型開き完了位置における
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置及び方向から
撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した時
点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像される。
このときのカメラ8による撮像画像データは、前記画像
処理系9に入力され、予め設定されている突き出し前の
基準画像データと比較され、両者の一致度が判定され
る。 【0008】判定の結果、撮像画像データが突き出し前
の基準画像データと略一致するとみなされると、成形品
7が固定側金型2に残存せず、良好に型開きが行なわれ
たものと判断されると共に、成形品7のショートショッ
ト等の成形不良がないものと判断され、次の成形品取り
出し工程へと移行される。 【0009】これに対して、画像処理系9において、撮
像データが突き出し前の基準画像データと異なると判定
されると、固定側金型2に成形品7が残存しているか、
或は、成形不良となっているかで、そのままの状態で、
成形品取り出し工程を経て次の型締めを行なうと、金型
に無理な力が働くなどして金型を破損させたり、成形不
良品が続けて作出されたり等の弊害を生じるため、成形
作業が停止される。 【0010】次の成形品取り出し工程へ移行すると、突
き出し部5が図中右方向へ移動されて、可動側金型1か
ら突出される。成形品7の突き出しが完了すると、突き
出し部5は、左方向へ移動されて元の位置に戻される。
ここで、カメラ8により、成形品7が突き出された後の
可動側金型1が撮像される。このときのカメラ8による
撮像画像データは、画像処理系9に入力され、予め設定
されている突き出し後の基準画像データと比較され、両
者の一致度が判定される。 【0011】判定の結果、撮像画像データが突き出し後
の基準画像データと略一致するとみなされると、成形品
7が、可動側金型1に残存せず、成形品7の突き出しが
良好に行なわれたものと判断され、次の型締め工程へと
移行される。 【0012】これに対して、画像処理系9において、撮
像データが突き出し後の基準画像データと異なると判定
されると、可動側金型1に成形品7が残存しており、そ
のままの状態で、次の型締めを行なうと、金型に無理な
力が働くなどして金型を破損させる等の弊害を生じるた
め、成形作業が停止される。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の金型監視装置では、前記可動側金型1の成形
品保持部分に向けて、照明装置10が補助光を照射し
て、成形品7の陰影を明確に生成するようにしている
が、この射出成形装置の近傍を白色等の反射率の高い色
彩を有する物体が通過する場合、例えば、白い衣服を着
用する人物等が通過すると、外乱光が侵入するので、前
記生成される陰影が変化し、成形不良又は、突き出し不
良であると誤判定される虞があった。 【0014】成形品7の成形が正常に行なわれているの
に、前記誤判定で射出成形装置の作動を停止させてしま
うと、動作を復帰させるまでの時間は、成形が行えな
い。このため、稼働率が低下してしまうといった問題が
あった。 【0015】特に、夜間にこのような誤判定で、前記射
出成形装置が停止してしまうと、復帰は、翌朝になる場
合があり、稼働率の低下が著しい。 【0016】このため、例えば、前記カメラ8を複数台
設けて、異なる角度から、前記稼働側金型1の成形品保
持部分を撮像して、誤判定を防止する構成も考えられ
る。しかしながら、このような構成では、高価なカメラ
8を複数台必要とするので、金型監視装置の製造コスト
を増大させてしまうといった問題があった。 【0017】そこで、この発明は、誤判定の虞が少な
く、成形装置の稼働率を向上させることが出来、しか
も、製造コストを比較的増大させずに済む金型監視装置
を提供することを課題としている。 【0018】 【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、請求項1に記載されたもの
では、成形後の金型内における成形品の有無又は成形不
良を監視する金型監視装置において、可動側金型の成形
品保持部分の第1陰影を生成する第1照明部と、該第1
照明部と異なる方向から可動側金型の成形品保持部分を
照明して第2陰影を生成する第2照明部と、前記第1陰
影及び第2陰影を撮像する撮像手段と、前記第1陰影に
よって、成形品の有無又は成形不良が発見された場合に
は、前記第2陰影によって成形品の有無又は成形不良を
確認して、次成形工程への移行又は停止を判断する制御
手段と設けた金型監視装置を特徴としている。 【0019】 【作 用】かかる手段によれば、第1陰影及び第2陰影
を撮像手段が撮像すると、前記制御手段において、該第
1陰影により、成形品の有無又は成形不良が発見された
場合には、第2陰影により、成形品の有無又は成形不良
が確認される。 【0020】そして、第2陰影によっても、成形品が、
可働側金型の成形品保持部分に残っていたり、射出不良
により成形不良が発見される等の場合には、実際に成形
品の成形に異常がある可能性が高いので、異常であると
判定されて次成形工程への移行が行なわれず、成形作業
を停止する。 【0021】前記第1陰影と、第2陰影とは、異なる方
向から第1照明部と第2照明部とによって可動側金型の
成形品保持部分が照明されて、生成されたものであるの
で、異なる陰影の形状及び時刻において判定を行なうこ
とが出来る。 【0022】このため、第1陰影により成形品の残存又
は成形不良が発見されても、実際に成形品の成形が正常
に行なわれていれば、第2陰影により正常であると判定
される。 【0023】したがって、次成形工程への移行が行なわ
れて、成形作業が停止することがない。 【0024】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。 【0025】図1は、この発明の実施例の射出成形機の
成形後の金型内における成形品の有無又は成形不良を監
視する金型監視装置を示すものである。なお、前記従来
例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説
明する。 【0026】まず構成を説明すると、この金型監視装置
では、符号1は可動側金型、2は固定側金型、3,3は
タイバー、4はシリンダ、5は突き出し部、6は突き出
しピン、7は成形品、8は予め可動側金型1の成形品7
が保持される成形品保持部分を撮像すると共に、この可
動側金型1の移動に伴って移動して相対位置を常に同一
とする撮像手段としてのテレビカメラ(以下、単にカメ
ラという)、11は制御手段としての制御回路、12は
プログラムメモリ、13は基準画像メモリ、14は撮像
画像メモリ、15はアナログ/デジタル(以下、A/D
という)変換器、18はモニタ、20は前記可動側金型
1から延設されて前記カメラ8を先端に固定するカメラ
支持部材である。 【0027】また、符号21は前記可動側金型1の成形
品保持部分の第1陰影を生成する第1照明部としての第
1照明装置、22はこの第1照明装置21を前記稼働側
金型1に固定する照明支持部材、23は前記第1照明装
置21と異なる方向から可動側金型1の成形品保持部分
を照明して第2陰影を生成する第2照明部としての第2
照明装置、24はこの第2照明装置23を前記稼働側金
型1に固定する照明支持部材である。 【0028】前記A/D変換器15は、カメラ8で得ら
れたアナログ画像データをディジタル画像データに変換
し、制御回路11に出力する様にしている。 【0029】また、前記制御回路11では、基準画像デ
ータ及び撮像画像データのモニタ18への出力制御、成
形装置駆動系への動作指示制御、及び前記第1照明装置
21第2照明装置23への点灯,消灯の指示制御、等が
行なわれるようにしている。この制御回路11には、信
号処理/判定回路111が設けられている。 【0030】この信号処理/判定回路111は、前記プ
ログラムメモリ12及び基準画像メモリ13から所望の
データを読み出し、前記A/D変換器15から入力した
ディジタル撮像画像データの撮像画像メモリ14への収
納或は、読み出し、撮像画像データと基本画像との一致
の判定処理を行なうようにしている。 【0031】従って、この信号処理/判定回路111で
は、カメラ8によって撮像された画像データと予め設定
した突き出し後及び突き出し前の基準画像データとが比
較され、撮像画像データと基準画像データとの一致度が
判定される。そして、前記第1陰影によって、成形品
7,7の有無又は成形不良が発見された場合には、前記
第2陰影によって成形品7,7の有無又は成形不良を確
認して、次成形工程への移行又は停止を判断するように
構成されている。 【0032】ここで、突き出し後の基準画像データと
は、成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型1
の像を予め撮像した画像データを示し、第1陰影に対応
するものと、第2陰影に対応するものの二種類が予め前
記基準画像メモリ13に記憶されるように構成されてい
る。 【0033】これに対して、突き出し前の基準画像デー
タとは、成形後の型開きをした時点での良好な状態での
成形品7を保持する可動側金型1の像を予め撮像した画
像データを示し、第1陰影に対応するものと、第2陰影
に対応するものの二種類が予め前記基準画像メモリ13
に記憶されるように構成されている。 【0034】次に、この実施例の作用について説明す
る。 【0035】この実施例の射出成形装置では、可動側金
型1と固定側金型2とを型締めした状態で、両金型1,
2で成形されるキャビティ内にシリンダ4により樹脂が
射出されて成形が行なわれる。そして、樹脂を冷却させ
た後、図1に示すような型開き状態への型移動工程が行
なわれる。このとき、成形品7,7は、前記可動側金型
1に保持されて、図中左方向へ移動して、型開き完了位
置まで移動される。 【0036】型開き完了位置では、まず、前記第1照明
装置21が点灯されて、成形品7,7保持部分に突き出
し前の第1陰影が生成されると共に、前記カメラ8によ
る可動側金型1の成形品7,7保持部分の撮像が行なわ
れる。 【0037】このとき、この実施例では、可動側金型1
の移動に伴って、カメラ8も移動して相対位置を常に同
一とするので、可動側金型1の型開き完了後の停止位置
が、移動方向に一定せずにバラついても、影響を受ける
ことなく、同一方向から同一位置を撮像出来る。 【0038】撮像されたアナログ画像データは、前記A
/D変換器15でディジタル画像データに変換され、制
御回路11に出力される。 【0039】この制御回路11の信号処理/判定回路1
11では、このディジタル画像データを撮像画像データ
として採用し、この撮像画像データが、予め設定されて
いる突き出し前の基準画像データのうち第1陰影に対応
するものと比較されて、両者の一致度が判定される。 【0040】判定の結果、前記撮像画像データが突き出
し前の基準画像データのうち第1陰影に対応するものと
略一致するとみなされると、成形品7が固定側金型2に
残存せず、良好に型開きが行なわれたものと判断される
と共に、成形品7のショートショット等の成形不良がな
いものと判断され、次の成形品取り出し工程へと、作業
工程を移行する。 【0041】これに対して、信号処理/判定回路111
において、前記撮像データが突き出し前の基準画像デー
タと異なると判定されると、成形品の有無又は成形不良
が発見されたとして、第2陰影により、成形品の有無又
は成形不良が確認される。 【0042】すなわち、前記第2照明装置23が点灯さ
れて、成形品7,7保持部分に第2陰影が生成されると
共に、前記カメラ8による可動側金型1の成形品7,7
保持部分の撮像が行なわれる。 【0043】撮像されたアナログ画像データは、前記A
/D変換器15でディジタル画像データに変換され、制
御回路11に出力される。 【0044】この制御回路11の信号処理/判定回路1
11では、このディジタル画像データを撮像画像データ
として採用し、この撮像画像データが、予め設定されて
いる突き出し前の基準画像データのうち第2陰影に対応
するものと比較されて、両者の一致度が判定される。 【0045】判定の結果、前記撮像画像データが突き出
し前の基準画像データのうち第2陰影に対応するものと
略一致するとみなされると、成形品7が固定側金型2に
残存せず、良好に型開きが行なわれたものと判定される
と共に、成形品7のショートショット等の成形不良がな
いものと判定され、次の成形品取り出し工程へと、作業
工程を移行する。 【0046】これに対して、信号処理/判定回路111
において、前記撮像画像データが突き出し前の基準画像
データのうち第2陰影に対応するものと異なるとこの第
2陰影によっても判定されると、固定側金型2に成形品
7が残存しているか、或は、成形不良となっているか
等、実際に成形品の成形に異常がある可能性が高い。 【0047】このため、そのままの状態で、成形品取り
出し工程を経て次の型締めを行なうと、金型に無理な力
が働くなどして金型を破損させたり、成形不良品が続け
て作出されたり等の弊害を生じるため、次成形工程への
移行が行なわれず、成形作業が停止される。 【0048】次の成形品取り出し工程へ移行すると、突
き出し部5が図中右方向へ移動されて、可動側金型1に
設けられている突き出しピン6が右方向へ押される。こ
れにより成形品7,7が可動側金型1から突出される。
成形品7,7の突き出しが完了すると、突き出し部5
は、左方向へ移動されて元の位置に戻される。 【0049】次に、型締め工程へと移行する前段階で、
まず、前記第1照明装置21が点灯されて、成形品7,
7保持部分に突き出し後の第1陰影が生成されると共
に、前記カメラ8による可動側金型1の成形品7,7保
持部分の撮像が行なわれる。 【0050】このとき、この実施例では、可動側金型1
の移動に伴って、カメラ8も移動して相対位置を常に同
一とするので、可動側金型1の型開き完了後の停止位置
が、前記取り出し工程で、移動方向に動いても、影響を
受けることなく、同一方向から同一位置を撮像出来る。 【0051】撮像されたアナログ画像データは、前記A
/D変換器15でディジタル画像データに変換され、制
御回路11に出力される。 【0052】この制御回路11の信号処理/判定回路1
11では、このディジタル画像データを撮像画像データ
として採用し、この撮像画像データが、予め設定されて
いる突き出し後の基準画像データのうち第1陰影に対応
するものと比較されて、両者の一致度が判定される。 【0053】判定の結果、前記撮像画像データが突き出
し後の基準画像データのうち第1陰影に対応するものと
略一致するとみなされると、成形品7,7が、可動側金
型1に残存せず、成形品7,7の突き出しが良好に行な
われたものと判断され、次の型締め工程へと成形作業が
移行される。 【0054】これに対して、信号処理/判定回路111
において、前記撮像画像データが突き出し後の基準画像
データのうち第1陰影に対応するものと異なると判定さ
れると、成形品の存在が発見されたとして、第2陰影に
より、成形品の存在が再度、確認される。 【0055】すなわち、前記第2照明装置23が点灯さ
れて、成形品7,7保持部分に第2陰影が生成されると
共に、前記カメラ8による可動側金型1の成形品7,7
保持部分の撮像が行なわれる。 【0056】撮像されたアナログ画像データは、前記A
/D変換器15でディジタル画像データに変換され、制
御回路11に出力される。 【0057】この制御回路11の信号処理/判定回路1
11では、このディジタル画像データを撮像画像データ
として採用し、この撮像画像データが、予め設定されて
いる突き出し後の基準画像データのうち第2陰影に対応
するものと比較されて、両者の一致度が判定される。 【0058】判定の結果、前記撮像画像データが突き出
し後の基準画像データのうち第2陰影に対応するものと
略一致するとみなされると、良好に突き出しが行なわれ
て可動側金型1から成形品7,7が取り出されていると
して、次の成形工程である型締め工程へと進む。 【0059】これに対して、画像処理系9において、撮
像画像データが突き出し後の基準画像データのうち第2
陰影に対応するものと異なると判定されると、可動側金
型1に成形品7,7が残存しており、そのままの状態
で、次の型締めを行なうと、金型に無理な力が働くなど
して金型を破損させる等の弊害を生じるため、成形作業
が停止される。 【0060】このように、前記各工程における第1陰影
及び第2陰影をカメラ8が撮像すると、前記制御回路1
1において、これらの第1陰影により、成形品7の有無
又は成形不良が発見された場合には、更に第2陰影によ
り、成形品の有無又は成形不良が確認される。 【0061】そして、第2陰影によっても、成形品7
が、可働側金型1の成形品保持部分に残っていたり、射
出不良により成形不良が発見される等の場合には、実際
に成形品7の成形に異常がある可能性が高いので、異常
であると判定されて次成形工程への移行が行なわれず、
成形作業が停止される。 【0062】前記第1陰影と、第2陰影とは、異なる方
向から第1照明装置21と第2照明装置23とによって
可動側金型1の成形品保持部分が交互に照明されて、生
成されたものであるので、異なる陰影の形状及び時刻に
おいて判定を行なうことが出来る。 【0063】このため、第1陰影により成形品7の残存
又は成形不良が発見されても、実際に成形品の成形が正
常に行なわれていれば、第2陰影により正常であると判
定される。 【0064】したがって、次成形工程への移行が行なわ
れて、成形作業が停止することがない。 【0065】よって、例えば、夜間運転時に、白色の衣
服を着用した人物がこの射出成形装置の近傍を通過し
て、外乱光が侵入して前記生成される陰影が変化した
り、成形品7が、可動側金型1に静電付着等するなど、
第1陰影による撮像時には、成形不良又は、突き出し不
良であると第1陰影で誤判定されても、第2陰影で再度
判定される際には、人物が通過完了していたり、成形品
7が可動側金型1から落ちている等、これらの判定原因
が解消されて、次の型締め等の成形工程へ移行しても問
題が無い場合がある。 【0066】このような状況においては、実際の状態と
異なる判定がなされる虞が減少して、不必要な作業停止
時間が削減されることにより、射出成形装置の稼働率が
向上する。 【0067】しかも、高価なカメラ8等の撮像手段を1
つ用いるだけで、異なる形状及び時刻の陰影を2つ撮像
出来、前記正確な判定が行えるので、製造コストを比較
的増大させずに済む。 【0068】また、この実施例では、各第1陰影で正常
であると判定された場合には、直ちに次成形工程へと移
行するので、検査時間を増大させることが少なく、この
点においても、作業時間を相対的に長く出来、更に前記
射出成形装置の稼働率が向上する。 【0069】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。 【0070】例えば、前記実施例では、第1照明部とし
て第1照明装置21を第2照明部として第2照明装置2
3を用いているが、特にこれに限らず、例えば、各照明
部として各々複数の照明装置を用いたり、これらの複数
の照明を対称位置から交互に照明する等、異なる方向か
ら前記可動側金型1の成形品保持部分を照明して、異な
る形状の陰影を生成するものであるのなら、数量、形
状、出力量、方向、配設位置、光源の種類、光波長等を
前記実施例のものに限定するものではなく、どのように
設定してもよい。 【0071】また、前記実施例では、カメラ8をカメラ
支持部材20によって、前記可動側金型1に固定するよ
うにしているが、特にこれに限らず、この射出成形装置
が配設される床に固定する等どの様な箇所に配設されて
もよい。 【0072】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、第1陰影及び第2陰影を撮像手段が撮像すると、
前記制御手段において、該第1陰影により、成形品の有
無又は成形不良が発見された場合には、第2陰影によ
り、成形品の有無又は成形不良が確認される。 【0073】そして、第2陰影によっても、成形品が、
可働側金型の成形品保持部分に残っていたり、射出不良
により成形不良が発見される等の場合には、実際に成形
品の成形に異常がある可能性が高いので、異常であると
判定されて次成形工程への移行が行なわれず、成形作業
を停止する。 【0074】前記第1陰影と、第2陰影とは、異なる方
向から第1照明部と第2照明部とによって可動側金型の
成形品保持部分が照明されて、生成されたものであるの
で、異なる陰影の形状及び時刻において判定を行なうこ
とが出来る。 【0075】このため、第1陰影により成形品の残存又
は成形不良が発見されても、実際に成形品の成形が正常
に行なわれていれば、第2陰影により正常であると判定
される。 【0076】したがって、次成形工程への移行が行なわ
れて、成形作業が停止することがない。 【0077】よって、誤判定の虞が減少して、不必要な
作業停止時間を削減することにより、成形装置の稼働率
を向上させることが出来る。しかも、高価なカメラ等の
撮像手段を1つ用いるだけで、異なる形状及び時刻の陰
影を2つ撮像出来るので、製造コストを比較的増大させ
ずに済む、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例の金型監視装置を示し、要部
の構成を説明する配置図である。 【図2】従来の金型監視装置の構成を説明する配置図で
ある。 【符号の説明】 1 可動側金型 7 成形品 8 テレビカメラ(撮像手段) 11 制御回路(制御手段) 21 第1照明装置(第1照明部) 23 第2照明装置(第2照明部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 21/84 G01N 21/84 Z (56)参考文献 特開 昭63−163260(JP,A) 特開 平3−105238(JP,A) 特開 平4−138235(JP,A) 特開 平4−226319(JP,A) 特開 平6−143297(JP,A) 特開 平6−160066(JP,A) 特開 平7−323429(JP,A) 特開 平8−57929(JP,A) 特開 平8−136461(JP,A) 実開 昭62−95849(JP,U) 特公 昭58−4616(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 45/00 - 45/84 G01N 21/84 - 21/958

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】成形後の金型内における成形品の有無又は
    成形不良を監視する金型監視装置において、 可動側金型の成形品保持部分の第1陰影を生成する第1
    照明部と、該第1照明部と異なる方向から可動側金型の
    成形品保持部分を照明して第2陰影を生成する第2照明
    部と、前記第1陰影及び第2陰影を撮像する撮像手段
    と、前記第1陰影によって、成形品の有無又は成形不良
    が発見された場合には、前記第2陰影によって成形品の
    有無又は成形不良を確認して、次成形工程への移行又は
    停止を判断する制御手段と設けたことを特徴とする金型
    監視装置。
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