JPH06143287A - 金型監視方法 - Google Patents
金型監視方法Info
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- JPH06143287A JPH06143287A JP31656992A JP31656992A JPH06143287A JP H06143287 A JPH06143287 A JP H06143287A JP 31656992 A JP31656992 A JP 31656992A JP 31656992 A JP31656992 A JP 31656992A JP H06143287 A JPH06143287 A JP H06143287A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/7626—Measuring, controlling or regulating the ejection or removal of moulded articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/768—Detecting defective moulding conditions
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】外部環境変化に追従でき、かつノイズ性データ
を確実に除去でき、金型内における成形品有無の検出を
誤動作なく正確にかつ精度良く行える金型監視方法を実
現する。 【構成】金型の型開き後の像を撮像し、撮像画像データ
と基準画像データとの一致度を判定して成形後の金型内
における成形品の有無を監視する金型監視方法におい
て、基準画像データを、最新の撮像画像データを含む複
数の撮像画像データを平均化した画像データにより更新
し、外部環境変化に追従した一致度の判定動作を実現す
る。
を確実に除去でき、金型内における成形品有無の検出を
誤動作なく正確にかつ精度良く行える金型監視方法を実
現する。 【構成】金型の型開き後の像を撮像し、撮像画像データ
と基準画像データとの一致度を判定して成形後の金型内
における成形品の有無を監視する金型監視方法におい
て、基準画像データを、最新の撮像画像データを含む複
数の撮像画像データを平均化した画像データにより更新
し、外部環境変化に追従した一致度の判定動作を実現す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックなどの成
形装置に用いられる金型内の成形後における成形品有無
の監視を行うための金型監視方法に関するものである。
形装置に用いられる金型内の成形後における成形品有無
の監視を行うための金型監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、一般的な射出成形装置において
金型の監視状態にある場合を示す図である(たとえば、
特公昭58−4616号あるいは特開平4−13823
5号参照)。図3において、1は可動側金型、2は固定
側金型、3はタイバー、4はシリンダ、5は突出し部、
6は突出しピン、7は成形品、8は撮像手段としてのテ
レビカメラ(以下、単にカメラという)、9は画像処理
系をそれぞれ示しており、可動側金型1はタイバー3に
沿って図中矢印Aで示す方向に移動するように構成され
ている。
金型の監視状態にある場合を示す図である(たとえば、
特公昭58−4616号あるいは特開平4−13823
5号参照)。図3において、1は可動側金型、2は固定
側金型、3はタイバー、4はシリンダ、5は突出し部、
6は突出しピン、7は成形品、8は撮像手段としてのテ
レビカメラ(以下、単にカメラという)、9は画像処理
系をそれぞれ示しており、可動側金型1はタイバー3に
沿って図中矢印Aで示す方向に移動するように構成され
ている。
【0003】また、画像処理系9は、カメラ8による画
像データとあらかじめ設定した第1および第2の基準画
像データとを比較し、撮像画像データと基準画像データ
との一致度を判定する。ここで、第1の基準画像データ
とは、成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型
1の像をあらかじめ撮像した画像データを示す。これに
対して、第2の基準画像データとは、成形後型開きをし
た時点での良好な状態で成形品7を保持する可動側金型
1の像をあらかじめ撮像した画像データを示す。
像データとあらかじめ設定した第1および第2の基準画
像データとを比較し、撮像画像データと基準画像データ
との一致度を判定する。ここで、第1の基準画像データ
とは、成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型
1の像をあらかじめ撮像した画像データを示す。これに
対して、第2の基準画像データとは、成形後型開きをし
た時点での良好な状態で成形品7を保持する可動側金型
1の像をあらかじめ撮像した画像データを示す。
【0004】この射出成形装置では、可動側金型1と固
定側金型2とを型締めした状態で、両金型1,2で形成
されるキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、
成形が行われる。そして、樹脂を冷却させた後、図3に
示すような状態をなす型開きが行われる。このとき、成
形品7は、可動側金型1に保持されて所定の位置まで移
動される。
定側金型2とを型締めした状態で、両金型1,2で形成
されるキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、
成形が行われる。そして、樹脂を冷却させた後、図3に
示すような状態をなす型開きが行われる。このとき、成
形品7は、可動側金型1に保持されて所定の位置まで移
動される。
【0005】カメラ8は、この型開き完了位置における
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置および方向か
ら撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した
時点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像され
る。このときのカメラ8による撮像画像データは、画像
処理系9に入力され、あらかじめ設定されている第2の
基準画像データと比較され、両者の一致度が判定され
る。
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置および方向か
ら撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した
時点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像され
る。このときのカメラ8による撮像画像データは、画像
処理系9に入力され、あらかじめ設定されている第2の
基準画像データと比較され、両者の一致度が判定され
る。
【0006】判定の結果、撮像画像データが第2の基準
画像データとほぼ一致するとみなされると、成形品7が
固定側金型2に残存せず、良好に型開きが行われたもの
と判断され、次の成形品取り出し工程へと移行される。
画像データとほぼ一致するとみなされると、成形品7が
固定側金型2に残存せず、良好に型開きが行われたもの
と判断され、次の成形品取り出し工程へと移行される。
【0007】これに対して、画像処理系9において、撮
像画像データが第2の基準画像データと異なると判定さ
れると、固定側金型2に成形品7が残存しており、その
ままの状態で成形品取り出し工程を経て、次の型締めを
行うと金型に無理な力が働くなどして金型を破損させる
などの弊害を生じるため、成形作業が停止される。
像画像データが第2の基準画像データと異なると判定さ
れると、固定側金型2に成形品7が残存しており、その
ままの状態で成形品取り出し工程を経て、次の型締めを
行うと金型に無理な力が働くなどして金型を破損させる
などの弊害を生じるため、成形作業が停止される。
【0008】次の成形品取り出し工程へ移行すると、突
出し部5が図中右方向に移動されて可動側金型1に設け
られている突出しピン6が右方向に押される。これによ
り、成形品7が可動側金型1から突出される。成形品7
の突出しが完了すると突出し部5は左方向へ移動されて
元の位置に戻される。ここで、カメラ8により成形品7
が突き出された後の可動側金型1が撮像される。このと
きのカメラ8による撮像画像データは、画像処理系9に
入力され、あらかじめ設定されている第1の基準画像デ
ータと比較され、両者の一致度が判定される。
出し部5が図中右方向に移動されて可動側金型1に設け
られている突出しピン6が右方向に押される。これによ
り、成形品7が可動側金型1から突出される。成形品7
の突出しが完了すると突出し部5は左方向へ移動されて
元の位置に戻される。ここで、カメラ8により成形品7
が突き出された後の可動側金型1が撮像される。このと
きのカメラ8による撮像画像データは、画像処理系9に
入力され、あらかじめ設定されている第1の基準画像デ
ータと比較され、両者の一致度が判定される。
【0009】判定の結果、撮像画像データが第1の基準
画像データとほぼ一致するとみなされると、成形品7が
可動側金型1に残存せず、成形品7の突出しが良好に行
われたものと判断され、次の型締め工程へと移行され
る。
画像データとほぼ一致するとみなされると、成形品7が
可動側金型1に残存せず、成形品7の突出しが良好に行
われたものと判断され、次の型締め工程へと移行され
る。
【0010】これに対して、画像処理系9において、撮
像画像データが第1の基準画像データと異なると判定さ
れると、可動側金型1に成形品7が残存しており、その
ままの状態で型締めを行うと金型に無理な力が働くなど
して金型を破損させるなどの弊害を生じるため、成形作
業が停止される。
像画像データが第1の基準画像データと異なると判定さ
れると、可動側金型1に成形品7が残存しており、その
ままの状態で型締めを行うと金型に無理な力が働くなど
して金型を破損させるなどの弊害を生じるため、成形作
業が停止される。
【0011】以上のように、金型監視装置を用いること
により、金型を破損させることなく、短時間で可動側金
型1および固定側金型2の監視を的確に行うことができ
る。
により、金型を破損させることなく、短時間で可動側金
型1および固定側金型2の監視を的確に行うことができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置では、基準画像データを設定する方法として、
成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型1の像
をあらかじめ撮像すことにより第1の基準画像データと
し、また、最初に成形した後型開きをした時点での良好
な状態で成形品7を保持する可動側金型1の像をあらか
じめ撮像することにより第2の基準画像データとし、こ
れらを以後、固定データとして用いる方法を採用してい
る。このため、これら固定基準画像データの比較対象で
ある撮像画像データを得る外部環境が徐々に変化したと
きに、古い固定基準画像データではこの新しい外部環境
変化に追従することができず、正常な型開き、成形品突
出しが行われたとしても、異常として判定されてしまう
という問題があった。
来の装置では、基準画像データを設定する方法として、
成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型1の像
をあらかじめ撮像すことにより第1の基準画像データと
し、また、最初に成形した後型開きをした時点での良好
な状態で成形品7を保持する可動側金型1の像をあらか
じめ撮像することにより第2の基準画像データとし、こ
れらを以後、固定データとして用いる方法を採用してい
る。このため、これら固定基準画像データの比較対象で
ある撮像画像データを得る外部環境が徐々に変化したと
きに、古い固定基準画像データではこの新しい外部環境
変化に追従することができず、正常な型開き、成形品突
出しが行われたとしても、異常として判定されてしまう
という問題があった。
【0013】この問題を解決するため、入力撮像画像デ
ータで基準画像データを随時更新する方法が提案されて
いるが(たとえば、特公昭58−39058号 参
照)、この方法では、ノイズ性データを十分に除去でき
ず、精度の高い判定を行うこがきないという問題があ
る。
ータで基準画像データを随時更新する方法が提案されて
いるが(たとえば、特公昭58−39058号 参
照)、この方法では、ノイズ性データを十分に除去でき
ず、精度の高い判定を行うこがきないという問題があ
る。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、外部環境変化に追従でき、かつ
ノイズ性データを確実に除去でき、金型内における成形
品有無の検出を誤動作なく正確にかつ精度良く行える金
型監視方法を提供することにある。
のであり、その目的は、外部環境変化に追従でき、かつ
ノイズ性データを確実に除去でき、金型内における成形
品有無の検出を誤動作なく正確にかつ精度良く行える金
型監視方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、金型の型開き後の像を撮像し、撮像画
像データと基準画像データとの一致度を判定して成形後
の金型内における成形品の有無を監視する金型監視方法
において、上記基準画像データを、最新の画像データを
入力するまで得られた複数の撮像画像データを平均化し
た画像データにより更新するようにした。
め、本発明では、金型の型開き後の像を撮像し、撮像画
像データと基準画像データとの一致度を判定して成形後
の金型内における成形品の有無を監視する金型監視方法
において、上記基準画像データを、最新の画像データを
入力するまで得られた複数の撮像画像データを平均化し
た画像データにより更新するようにした。
【0016】本発明では、金型の型開き後の像を撮像
し、撮像画像データと基準画像データとの一致度を判定
して成形後の金型内における成形品の有無を監視する金
型監視方法において、上記基準画像データを、最新の撮
像画像データを含む複数の撮像画像データを平均化した
画像データにより更新するようにした。
し、撮像画像データと基準画像データとの一致度を判定
して成形後の金型内における成形品の有無を監視する金
型監視方法において、上記基準画像データを、最新の撮
像画像データを含む複数の撮像画像データを平均化した
画像データにより更新するようにした。
【0017】
【作用】本発明によれば、型締め状態で成形が完了する
と、型開きが行われる。この型開き後の金型像が撮像手
段により撮像される。この撮像画像データは、基準画像
データと比較され、その比較結果から両画像の一致度が
判定される。この判定処理で用いられる基準画像データ
は、今までに取り込んだ複数の撮像画像データを平均化
した画像データにより更新される。
と、型開きが行われる。この型開き後の金型像が撮像手
段により撮像される。この撮像画像データは、基準画像
データと比較され、その比較結果から両画像の一致度が
判定される。この判定処理で用いられる基準画像データ
は、今までに取り込んだ複数の撮像画像データを平均化
した画像データにより更新される。
【0018】本発明によれば、基準画像データは、最新
の撮像画像データ取り込み判定処理を行う度毎に、この
最新の撮像画像データを含む複数の撮像画像データを平
均化した画像データで更新される。
の撮像画像データ取り込み判定処理を行う度毎に、この
最新の撮像画像データを含む複数の撮像画像データを平
均化した画像データで更新される。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る金型監視方法を適用し
た金型監視装置および射出成形装置の一実施例を示すブ
ロック構成図であって、従来例を示す図3と同一構成部
分は同一符号をもって表す。すなわち、1は可動側金
型、2は固定側金型、3はタイバー、4はシリンダ、5
は突出し部、6は突出しピン、7は成形品、8は撮像手
段としてのカメラ(テレビカメラ)、10はアナログ/
ディジタル(以下、A/Dという)変換器、11は制御
回路、12は画像データ数設定回路、13はプログラム
メモリ、14−11〜14−1nおよび14−21〜1
4−2nは撮像画像メモリ、15−1,15−2は基準
画像メモリ、16は最新画像メモリをそれぞれ示してい
る。
た金型監視装置および射出成形装置の一実施例を示すブ
ロック構成図であって、従来例を示す図3と同一構成部
分は同一符号をもって表す。すなわち、1は可動側金
型、2は固定側金型、3はタイバー、4はシリンダ、5
は突出し部、6は突出しピン、7は成形品、8は撮像手
段としてのカメラ(テレビカメラ)、10はアナログ/
ディジタル(以下、A/Dという)変換器、11は制御
回路、12は画像データ数設定回路、13はプログラム
メモリ、14−11〜14−1nおよび14−21〜1
4−2nは撮像画像メモリ、15−1,15−2は基準
画像メモリ、16は最新画像メモリをそれぞれ示してい
る。
【0020】A/D変換器10は、カメラ8で得られた
アナログ画像データをディジタル画像データに変換し、
制御回路11に出力する。
アナログ画像データをディジタル画像データに変換し、
制御回路11に出力する。
【0021】制御回路11は、プログラムメモリ13お
よび基準画像メモリ15−1,15−2からの所望デー
タの読み出し、A/D変換器10から入力したディジタ
ル撮像画像データIMDの撮像画像メモリ14−11〜
14−1nおよび14−21〜14−2nへの格納ある
いは読み出し、撮像画像メモリ14−11〜14−1n
および14−21〜14−2nに格納されているn個の
撮像画像データIMDを平均化した画像データによる基
準画像メモリ15−1および15−2の更新、最新の撮
像画像データIMDの最新画像メモリ16への格納ある
いは読み出し、並びに最新撮像画像データIMDと基準
画像データBIMDとの一致度の判定処理を行い、判定
処理において不一致の場合には成形作業を停止させるな
どの処理を行う。
よび基準画像メモリ15−1,15−2からの所望デー
タの読み出し、A/D変換器10から入力したディジタ
ル撮像画像データIMDの撮像画像メモリ14−11〜
14−1nおよび14−21〜14−2nへの格納ある
いは読み出し、撮像画像メモリ14−11〜14−1n
および14−21〜14−2nに格納されているn個の
撮像画像データIMDを平均化した画像データによる基
準画像メモリ15−1および15−2の更新、最新の撮
像画像データIMDの最新画像メモリ16への格納ある
いは読み出し、並びに最新撮像画像データIMDと基準
画像データBIMDとの一致度の判定処理を行い、判定
処理において不一致の場合には成形作業を停止させるな
どの処理を行う。
【0022】制御回路11は、撮像画像メモリ14−1
1〜14−1nおよび14−21〜14−2nには、最
新の撮像画像データIMDを含み、この最新の撮像画像
データから遡った最も新しいn回分の撮像画像データI
MD11〜IMD1n,IMD21〜IMD2nをそれぞれ格納
する。具体的には、撮像画像メモリ14−11〜14−
1nには、成形工程において型開きし、成形品7の突出
しを完了した後の可動側金型1の撮像画像データIMD
21〜IMD2nを格納する。これに対して、撮像画像メモ
リ14−21〜14−2nには、成形工程において型開
きした直後の可動側金型1の撮像画像データIMD11〜
IMD1nを格納する。
1〜14−1nおよび14−21〜14−2nには、最
新の撮像画像データIMDを含み、この最新の撮像画像
データから遡った最も新しいn回分の撮像画像データI
MD11〜IMD1n,IMD21〜IMD2nをそれぞれ格納
する。具体的には、撮像画像メモリ14−11〜14−
1nには、成形工程において型開きし、成形品7の突出
しを完了した後の可動側金型1の撮像画像データIMD
21〜IMD2nを格納する。これに対して、撮像画像メモ
リ14−21〜14−2nには、成形工程において型開
きした直後の可動側金型1の撮像画像データIMD11〜
IMD1nを格納する。
【0023】また、制御回路11は、連続する成形工程
において、撮像画像データ数がnに達するまでは、入力
した撮像画像データを撮像画像メモリ14−11〜14
−1nおよび14−21〜14−2nに順次格納し、入
力撮像画像データ数がnを越えた場合には、すでに格納
されている画像データの内で最も古いデータを削除し、
その代わりに最新の撮像画像データをその古いデータが
格納されていた撮像画像メモリに格納する。
において、撮像画像データ数がnに達するまでは、入力
した撮像画像データを撮像画像メモリ14−11〜14
−1nおよび14−21〜14−2nに順次格納し、入
力撮像画像データ数がnを越えた場合には、すでに格納
されている画像データの内で最も古いデータを削除し、
その代わりに最新の撮像画像データをその古いデータが
格納されていた撮像画像メモリに格納する。
【0024】基準画像メモリ15−1,15−2には、
それぞれ第1の基準画像データBIMD1 と第2の基準
画像データBIMD2 が格納されるが、これら第1およ
び第2の基準画像データBIMD1 ,BIMD2 は、最
新の撮像画像データの入力毎に次式(1) に基づいて算出
される画素毎の平均値データで随時更新される。 すなわち、第1の基準画像データBIMD1 は、成形装
置に装着され、かつ、成形前の可動側金型1の像を所定
の位置において一定の方向から撮像するように固定され
たカメラ8により撮像した1または複数(≦n)の画像
データを上記(1) 式で平均化したデータで随時更新した
ものである。これに対して、第2の基準画像データBI
MD2 は、成形後型開きをした時点での良好な状態で成
形品7を保持する可動側金型1の像を上述のように固定
されたカメラ8により撮像した1または複数(≦n)の
画像データを上記(1) 式で平均化したデータで随時更新
したものである。
それぞれ第1の基準画像データBIMD1 と第2の基準
画像データBIMD2 が格納されるが、これら第1およ
び第2の基準画像データBIMD1 ,BIMD2 は、最
新の撮像画像データの入力毎に次式(1) に基づいて算出
される画素毎の平均値データで随時更新される。 すなわち、第1の基準画像データBIMD1 は、成形装
置に装着され、かつ、成形前の可動側金型1の像を所定
の位置において一定の方向から撮像するように固定され
たカメラ8により撮像した1または複数(≦n)の画像
データを上記(1) 式で平均化したデータで随時更新した
ものである。これに対して、第2の基準画像データBI
MD2 は、成形後型開きをした時点での良好な状態で成
形品7を保持する可動側金型1の像を上述のように固定
されたカメラ8により撮像した1または複数(≦n)の
画像データを上記(1) 式で平均化したデータで随時更新
したものである。
【0025】図2は、制御回路11における基準画像デ
ータ作成および判定動作の一例を示すフローチャートで
ある。図2に示すように、制御回路11は、A/D変換
器10によるディジタル撮像画像データを入力すると
(S1)、その撮像画像のヒストグラムを作成する(S
2)。
ータ作成および判定動作の一例を示すフローチャートで
ある。図2に示すように、制御回路11は、A/D変換
器10によるディジタル撮像画像データを入力すると
(S1)、その撮像画像のヒストグラムを作成する(S
2)。
【0026】次に、作成したヒストグラムと基準画像メ
モリ13から読み出した基準画像のヒストグラムとを比
較し、作成した撮像画像のヒストグラムが基準画像のヒ
ストグラムに近似し、同様の傾向にあるか否かの判定を
行う(S3)。ステップS3において、同様の傾向にな
いと判定した場合には、判別し得ないデータを入力した
ものと判断して、エラー処理へ移行する。一方、同様の
傾向にあると判定した場合には、所定のしきい値を用い
て入力撮像画像を2値化する(S4)。
モリ13から読み出した基準画像のヒストグラムとを比
較し、作成した撮像画像のヒストグラムが基準画像のヒ
ストグラムに近似し、同様の傾向にあるか否かの判定を
行う(S3)。ステップS3において、同様の傾向にな
いと判定した場合には、判別し得ないデータを入力した
ものと判断して、エラー処理へ移行する。一方、同様の
傾向にあると判定した場合には、所定のしきい値を用い
て入力撮像画像を2値化する(S4)。
【0027】次に、この2値化した撮像画像データに対
して、値が「1」である点の隣接点をすべて「1」にす
る膨張処理を行ったあと、値が「0」である点の隣接点
をすべて「0」にする収縮処理を行うとともに(S5,
S6)、これと2値化した撮像画像データに対して、値
が「0」である点の隣接点をすべて「0」にする収縮処
理を行ったあと、値が「1」である点の隣接点をすべて
「1」にする膨張処理を行う(S7,S8)。次に、ス
テップS6の収縮処理で得られた画像データとステップ
S8の膨張処理で得られた画像データとの排他的論理和
をとる(S9)。続いて、排他的論理和により得られた
データともとの2値化画像データとの排他的論理和をと
る(S10)。すなわち、ステップS5〜S10までの
処理により撮像画像データにおけるノイズ性データの除
去を行う。
して、値が「1」である点の隣接点をすべて「1」にす
る膨張処理を行ったあと、値が「0」である点の隣接点
をすべて「0」にする収縮処理を行うとともに(S5,
S6)、これと2値化した撮像画像データに対して、値
が「0」である点の隣接点をすべて「0」にする収縮処
理を行ったあと、値が「1」である点の隣接点をすべて
「1」にする膨張処理を行う(S7,S8)。次に、ス
テップS6の収縮処理で得られた画像データとステップ
S8の膨張処理で得られた画像データとの排他的論理和
をとる(S9)。続いて、排他的論理和により得られた
データともとの2値化画像データとの排他的論理和をと
る(S10)。すなわち、ステップS5〜S10までの
処理により撮像画像データにおけるノイズ性データの除
去を行う。
【0028】次に、ノイズ性データを除去した入力撮像
画像データIMDが、成形作業開始から(n+1)番目
以降の入力データか否かの判別を行う(S11)。ステ
ップS11において、入力データが(n+1)番目以前
の入力データであると、すなわちn番目以下の入力デー
タであると判別した場合には、未だ撮像画像データが格
納されていない撮像画像メモリ14−11〜14−1n
または14−21〜14−2nに順次格納する(S1
2)。
画像データIMDが、成形作業開始から(n+1)番目
以降の入力データか否かの判別を行う(S11)。ステ
ップS11において、入力データが(n+1)番目以前
の入力データであると、すなわちn番目以下の入力デー
タであると判別した場合には、未だ撮像画像データが格
納されていない撮像画像メモリ14−11〜14−1n
または14−21〜14−2nに順次格納する(S1
2)。
【0029】一方、入力データが(n+1)番目以降の
入力データであると判別した場合には、すでに格納され
ている画像データの内で最も古い画像データが格納され
ている撮像画像メモリのデータと置換する(S13)。
入力データであると判別した場合には、すでに格納され
ている画像データの内で最も古い画像データが格納され
ている撮像画像メモリのデータと置換する(S13)。
【0030】次に、撮像画像メモリ14−11〜14−
1nまたは14−21〜14−2nに格納されている1
または複数(≦n)の画像データを上記(1) 式で平均化
し(S14)、この平均化画像データを第1の基準画像
データBIMD1 または第2の基準画像データBIMD
2 として第1の基準画像メモリ15−1または第2の基
準画像メモリ15−2のデータを更新する(S15)。
1nまたは14−21〜14−2nに格納されている1
または複数(≦n)の画像データを上記(1) 式で平均化
し(S14)、この平均化画像データを第1の基準画像
データBIMD1 または第2の基準画像データBIMD
2 として第1の基準画像メモリ15−1または第2の基
準画像メモリ15−2のデータを更新する(S15)。
【0031】次に、更新した最新の基準画像データBI
MDと最新画像メモリ16に格納されている最新の入力
撮像画像データIMDとを比較する(S16)。比較の
結果、両画像がほぼ一致する場合には次の処理へ移行
し、一致しない場合には成形作業を停止させる(S1
7)。
MDと最新画像メモリ16に格納されている最新の入力
撮像画像データIMDとを比較する(S16)。比較の
結果、両画像がほぼ一致する場合には次の処理へ移行
し、一致しない場合には成形作業を停止させる(S1
7)。
【0032】次に、図1の構成による動作を説明する。
射出成形装置では、可動側金型1と固定側金型2とを型
締めした状態(図示せず)で、両金型1,2で形成され
るキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、成形
が行われる。そして、樹脂を冷却させた後、図1に示す
ような状態をなす型開きが行われる。このとき、成形品
7は、可動側金型1に保持されて所定の位置まで移動さ
れる。
射出成形装置では、可動側金型1と固定側金型2とを型
締めした状態(図示せず)で、両金型1,2で形成され
るキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、成形
が行われる。そして、樹脂を冷却させた後、図1に示す
ような状態をなす型開きが行われる。このとき、成形品
7は、可動側金型1に保持されて所定の位置まで移動さ
れる。
【0033】カメラ8は、この型開き完了位置における
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置および方向か
ら撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した
時点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像され
る。このときのカメラ8によるアナログ撮像画像データ
は、A/D変換器10でディジタルデータに変換され
て、制御回路11に入力される。
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置および方向か
ら撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した
時点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像され
る。このときのカメラ8によるアナログ撮像画像データ
は、A/D変換器10でディジタルデータに変換され
て、制御回路11に入力される。
【0034】制御回路11に入力された撮像画像データ
は、そのヒストグラムが作成され、第2の基準画像デー
タBIMD2 に基づく基準ヒストグラムと比較される。
その結果、両者が同様の傾向にある場合には入力撮像画
像データIMDに対する2値化処理が行われる。2値化
処理を受けた撮像画像データIMDは所定のノイズ性デ
ータが除去されて、最新画像メモリ16に格納されると
ともに、その入力順が成形作業を開始してからn番目以
下ならばデータが未だ格納されていない撮像画像メモリ
14−21〜14−2nに格納され、入力順が(n+
1)番目以降ならば撮像画像メモリ14−21〜14−
2nに格納されている画像データのうちで最古のデータ
と置換され格納される。
は、そのヒストグラムが作成され、第2の基準画像デー
タBIMD2 に基づく基準ヒストグラムと比較される。
その結果、両者が同様の傾向にある場合には入力撮像画
像データIMDに対する2値化処理が行われる。2値化
処理を受けた撮像画像データIMDは所定のノイズ性デ
ータが除去されて、最新画像メモリ16に格納されると
ともに、その入力順が成形作業を開始してからn番目以
下ならばデータが未だ格納されていない撮像画像メモリ
14−21〜14−2nに格納され、入力順が(n+
1)番目以降ならば撮像画像メモリ14−21〜14−
2nに格納されている画像データのうちで最古のデータ
と置換され格納される。
【0035】次に、制御回路11において、撮像画像メ
モリ14−21〜14−2nに格納されている複数(≦
n)の画像データIMD21〜IMD2nの平均値が、上記
(1)式に基づいて算出される。この平均化画像データ
は、第2の基準画像データBIMD2 として第2の基準
画像メモリ15−2に格納され、これにより、第2の基
準画像メモリ15−2のデータが最新のデータに更新さ
れる。
モリ14−21〜14−2nに格納されている複数(≦
n)の画像データIMD21〜IMD2nの平均値が、上記
(1)式に基づいて算出される。この平均化画像データ
は、第2の基準画像データBIMD2 として第2の基準
画像メモリ15−2に格納され、これにより、第2の基
準画像メモリ15−2のデータが最新のデータに更新さ
れる。
【0036】次に、更新した最新の第2の基準画像デー
タBIMD2 と最新画像メモリ16に格納されている最
新の入力撮像画像データIMDとが比較され、両者の一
致度が判定される。判定の結果、撮像画像データIMD
が第2の基準画像データBIMD2 とほぼ一致するとみ
なされると、成形品7が固定側金型2に残存せず、良好
に型開きが行われたものと判断され、次の成形品取り出
し工程へと移行される。これに対して、撮像画像データ
IMDが第2の基準画像データBIMD2 と異なると判
定されると、固定側金型2に成形品7が残存しており、
そのままの状態で成形品取り出し工程を経て、次の型締
めを行うと金型に無理な力が働くなどして金型を破損さ
せるなどの弊害を生じるため、成形作業が停止される。
タBIMD2 と最新画像メモリ16に格納されている最
新の入力撮像画像データIMDとが比較され、両者の一
致度が判定される。判定の結果、撮像画像データIMD
が第2の基準画像データBIMD2 とほぼ一致するとみ
なされると、成形品7が固定側金型2に残存せず、良好
に型開きが行われたものと判断され、次の成形品取り出
し工程へと移行される。これに対して、撮像画像データ
IMDが第2の基準画像データBIMD2 と異なると判
定されると、固定側金型2に成形品7が残存しており、
そのままの状態で成形品取り出し工程を経て、次の型締
めを行うと金型に無理な力が働くなどして金型を破損さ
せるなどの弊害を生じるため、成形作業が停止される。
【0037】次の成形品取り出し工程へ移行すると、突
出し部5が図中右方向に移動されて可動側金型1に設け
られている突出しピン6が右方向に押される。これによ
り、成形品7が可動側金型1から突出される。成形品7
の突出しが完了すると突出し部5は左方向へ移動されて
元の位置に戻される。ここで、カメラ8により成形品7
が突出された後の可動側金型1が撮像される。このとき
のカメラ8によるアナログ撮像画像データは、A/D変
換器10でディジタルデータに変換されて、制御回路1
1に入力される。
出し部5が図中右方向に移動されて可動側金型1に設け
られている突出しピン6が右方向に押される。これによ
り、成形品7が可動側金型1から突出される。成形品7
の突出しが完了すると突出し部5は左方向へ移動されて
元の位置に戻される。ここで、カメラ8により成形品7
が突出された後の可動側金型1が撮像される。このとき
のカメラ8によるアナログ撮像画像データは、A/D変
換器10でディジタルデータに変換されて、制御回路1
1に入力される。
【0038】制御回路11に入力された撮像画像データ
は、そのヒストグラムが作成され、第1の基準画像デー
タBIMD1 に基づく基準ヒストグラムと比較される。
その結果、両者が同様の傾向にある場合には入力撮像画
像データIMDに対する2値化処理が行われる。2値化
処理を受けた撮像画像データIMDは所定のノイズ性デ
ータが除去されて、最新画像メモリ16に格納されると
ともに、その入力順が成形作業を開始してからn番目以
下ならばデータが未だ格納されていない撮像画像メモリ
14−11〜14−1nに格納され、入力順が(n+
1)番目以降ならば撮像画像メモリ14−11〜14−
1nに格納されている画像データのうちで最古のデータ
と置換され格納される。
は、そのヒストグラムが作成され、第1の基準画像デー
タBIMD1 に基づく基準ヒストグラムと比較される。
その結果、両者が同様の傾向にある場合には入力撮像画
像データIMDに対する2値化処理が行われる。2値化
処理を受けた撮像画像データIMDは所定のノイズ性デ
ータが除去されて、最新画像メモリ16に格納されると
ともに、その入力順が成形作業を開始してからn番目以
下ならばデータが未だ格納されていない撮像画像メモリ
14−11〜14−1nに格納され、入力順が(n+
1)番目以降ならば撮像画像メモリ14−11〜14−
1nに格納されている画像データのうちで最古のデータ
と置換され格納される。
【0039】次に、制御回路11において、撮像画像メ
モリ14−11〜14−1nに格納されている複数(≦
n)の画像データIMD11〜IMD1nの平均値が、上記
(1)式に基づいて算出される。この平均化画像データ
は、第1の基準画像データBIMD1 として第1の基準
画像メモリ15−1に格納され、これにより、第1の基
準画像メモリ15−2のデータが最新のデータに更新さ
れる。
モリ14−11〜14−1nに格納されている複数(≦
n)の画像データIMD11〜IMD1nの平均値が、上記
(1)式に基づいて算出される。この平均化画像データ
は、第1の基準画像データBIMD1 として第1の基準
画像メモリ15−1に格納され、これにより、第1の基
準画像メモリ15−2のデータが最新のデータに更新さ
れる。
【0040】次に、更新した最新の第1の基準画像デー
タBIMD1 と最新画像メモリ16に格納されている最
新の入力撮像画像データIMDとが比較され、両者の一
致度が判定される。判定の結果、撮像画像データIMD
が第1の基準画像データBIMD1 とほぼ一致するとみ
なされると、成形品7が固定側金型2に残存せず、成形
品7の突出しが良好に行われたものと判断され、次の型
締め工程へと移行される。これに対して、撮像画像デー
タIMDが第1の基準画像データBIMD1 と異なると
判定されると、固定側金型2に成形品7が残存してお
り、そのままの状態で型締めを行うと金型に無理な力が
働くなどして金型を破損させるなどの弊害を生じるた
め、成形作業が停止される。
タBIMD1 と最新画像メモリ16に格納されている最
新の入力撮像画像データIMDとが比較され、両者の一
致度が判定される。判定の結果、撮像画像データIMD
が第1の基準画像データBIMD1 とほぼ一致するとみ
なされると、成形品7が固定側金型2に残存せず、成形
品7の突出しが良好に行われたものと判断され、次の型
締め工程へと移行される。これに対して、撮像画像デー
タIMDが第1の基準画像データBIMD1 と異なると
判定されると、固定側金型2に成形品7が残存してお
り、そのままの状態で型締めを行うと金型に無理な力が
働くなどして金型を破損させるなどの弊害を生じるた
め、成形作業が停止される。
【0042】以上説明したように、本実施例によれば、
随時入力される撮像画像データの比較対象である基準画
像データを、最新の入力撮像画像データを含むn個の最
も新しい撮像画像データを平均化したデータで随時更新
するようにしたので、外部環境などによる画像の微小変
化に追従した比較判定動作を行うことができ、誤った判
定をすることがなく、金型を破損させることなく、正確
にかつ精度良く金型内における成形品有無の検出を行う
ことができる。また、複数の撮像画像データの平均値デ
ータを基準画像データとして随時更新するため、ノイズ
性エラーを除去できる利点がある。
随時入力される撮像画像データの比較対象である基準画
像データを、最新の入力撮像画像データを含むn個の最
も新しい撮像画像データを平均化したデータで随時更新
するようにしたので、外部環境などによる画像の微小変
化に追従した比較判定動作を行うことができ、誤った判
定をすることがなく、金型を破損させることなく、正確
にかつ精度良く金型内における成形品有無の検出を行う
ことができる。また、複数の撮像画像データの平均値デ
ータを基準画像データとして随時更新するため、ノイズ
性エラーを除去できる利点がある。
【0043】なお、上述した実施例においては、平均化
するデータとして最新の入力撮像画像データを含む場合
を例に説明したが、これに限定されるものではなく、た
とえば、最新の撮像画像データの1つの前のデータから
遡ってn個のデータの平均値を算出したり、所望の複数
画像データを抽出しこれらの平均値を算出するなど種々
の態様が可能である。
するデータとして最新の入力撮像画像データを含む場合
を例に説明したが、これに限定されるものではなく、た
とえば、最新の撮像画像データの1つの前のデータから
遡ってn個のデータの平均値を算出したり、所望の複数
画像データを抽出しこれらの平均値を算出するなど種々
の態様が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部環境などによる画像の微小変化に追従した比較判定
動作を行うことができ、外部環境などに変化があったと
しても金型内における成形品有無の検出を誤った判定を
することなく、正確にかつ精度良く行うことができる。
また、複数の撮像画像データの平均値データを基準画像
データとして随時更新するため、ノイズ性エラーを除去
できる利点がある。
外部環境などによる画像の微小変化に追従した比較判定
動作を行うことができ、外部環境などに変化があったと
しても金型内における成形品有無の検出を誤った判定を
することなく、正確にかつ精度良く行うことができる。
また、複数の撮像画像データの平均値データを基準画像
データとして随時更新するため、ノイズ性エラーを除去
できる利点がある。
【図1】本発明に係る金型監視方法を適用した金型監視
装置および射出成形装置の一実施例を示すブロック構成
図である。
装置および射出成形装置の一実施例を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明に係る制御回路の基準画像データ作成お
よび判定動作の一例を示すフローチャートである。
よび判定動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】従来の金型監視装置を説明するための図であ
る。
る。
1…可動側金型 2…固定側金型 3…タイバー 4…シリンダ 5…突出し部 6…突出しピン 7…成形品 8…テレビカメラ(撮像手段) 10…A/D変換器 11…制御回路 12…画像データ数設定回路 13…プログラムメモリ 14−11〜14−1n,14−21〜14−2n…撮
像画像メモリ 15−1,15−2…基準画像メモリ 16…最新画像メモリ
像画像メモリ 15−1,15−2…基準画像メモリ 16…最新画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/88 J 8304−2J H04N 7/18 B
Claims (2)
- 【請求項1】 金型の型開き後の像を撮像し、撮像画像
データと基準画像データとの一致度を判定して成形後の
金型内における成形品の有無を監視する金型監視方法に
おいて、 上記基準画像データを、最新の撮像画像データを入力す
るまで得られた複数の撮像画像データを平均化した画像
データにより更新することを特徴とする金型監視方法。 - 【請求項2】 金型の型開き後の像を撮像し、撮像画像
データと基準画像データとの一致度を判定して成形後の
金型内における成形品の有無を監視する金型監視方法に
おいて、 上記基準画像データを、最新の撮像画像データを含む複
数の撮像画像データを平均化した画像データにより更新
することを特徴とする金型監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31656992A JPH06143287A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 金型監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31656992A JPH06143287A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 金型監視方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06143287A true JPH06143287A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18078561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31656992A Pending JPH06143287A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 金型監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06143287A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066596A (ja) * | 2012-01-11 | 2012-04-05 | Sigumakkusu Kk | 射出成形機監視装置 |
JP5220948B1 (ja) * | 2012-10-16 | 2013-06-26 | シグマツクス株式会社 | 射出成形機監視装置 |
JP5220947B1 (ja) * | 2012-10-16 | 2013-06-26 | シグマツクス株式会社 | 射出成形機監視装置 |
WO2019193924A1 (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-10 | 富士フイルム富山化学株式会社 | 薬剤判定装置及び薬剤判定方法 |
CN111604487A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-09-01 | 宁夏煜隆科技有限公司 | 一种环保节能型压铸机电液控制系统 |
JP2021014100A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | Nok株式会社 | 型監視システム |
WO2024084675A1 (ja) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | 株式会社 東芝 | 判定装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61228922A (ja) * | 1985-04-03 | 1986-10-13 | Shigumatsukusu Kk | 射出成形機の監視装置 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31656992A patent/JPH06143287A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61228922A (ja) * | 1985-04-03 | 1986-10-13 | Shigumatsukusu Kk | 射出成形機の監視装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012066596A (ja) * | 2012-01-11 | 2012-04-05 | Sigumakkusu Kk | 射出成形機監視装置 |
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WO2019193924A1 (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-10 | 富士フイルム富山化学株式会社 | 薬剤判定装置及び薬剤判定方法 |
JPWO2019193924A1 (ja) * | 2018-04-03 | 2021-04-01 | 富士フイルム富山化学株式会社 | 薬剤判定装置及び薬剤判定方法 |
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CN111604487A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-09-01 | 宁夏煜隆科技有限公司 | 一种环保节能型压铸机电液控制系统 |
CN111604487B (zh) * | 2020-04-24 | 2021-12-07 | 无锡新佳盛压铸机制造有限公司 | 一种环保节能型压铸机电液控制系统 |
WO2024084675A1 (ja) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | 株式会社 東芝 | 判定装置 |
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