JPH0614325Y2 - 被覆電線 - Google Patents

被覆電線

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JPH0614325Y2
JPH0614325Y2 JP1987102414U JP10241487U JPH0614325Y2 JP H0614325 Y2 JPH0614325 Y2 JP H0614325Y2 JP 1987102414 U JP1987102414 U JP 1987102414U JP 10241487 U JP10241487 U JP 10241487U JP H0614325 Y2 JPH0614325 Y2 JP H0614325Y2
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JP
Japan
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core
wire
metal
coating layer
resin material
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Application number
JP1987102414U
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English (en)
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JPS647715U (ja
Inventor
秀雄 並木
健 三井
Original Assignee
東京電線工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は圧接端子に接続することができる被覆電線に関
するものである。
従来の技術 被覆電線の端末を機器、プリント回路などに接続する手
段として圧着端子と異なり取付けに際して心線を露出さ
せる必要がないとともに取付け後にコネクタへ接続する
手間がなく能率が著しく向上するという利点を有する圧
接端子が多用されており、係る圧接端子に簡単に接続す
ることが可能な平形の被覆電線が、例えば実願昭59-154
6626号(実開昭61-70315号)のマイクロフィルムに記載
されている。
この被覆電線は、信号用の心線とアース用の金属心線と
を一括して接続することができるばかりか、金属箔によ
るシールド層を有するためシールド効果を有する、など
の利点を有している。
ところが、殊に、低静電容量が要求される場合には単に
金属箔によるシールド層だけでは充分でない。
そこで、第5図に示すように心線1aが発泡ポリエチレン
などの発泡樹脂材によりなる被覆層2aで覆われ、その被
覆層2a内に存在する空気層で静電容量を低下させる被覆
電線3aが知られている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記従来の発泡樹脂材により形成された
被覆層2aで覆われた被覆電線3aを、複数本の絶縁心線な
らびにアース用の金属心線とが互いに間隔を有して平行
に配置された平形電線に用いた場合には、圧接接続した
ときに発泡樹脂材よりなる柔かい被覆層2aが圧縮されや
すいために、抜けてしまう虞れがあり、確実な接続をす
ることができないという問題があり、殊に、所定の間隔
で配置されている圧接端子に刺込む際に、各端子にバラ
ンスよく圧接端子のいずれかに向かって傾くことになく
刺込むことが困難で確実な接続がきわめて困難である。
本考案はかかる問題点を解決し、低静電容量を有すると
ともに圧接接続しても抜ける心配がなく、確実な接続を
行なうことのできる被覆電線を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本考案にかかる被覆電線は、心線が発泡樹脂材よりなる
第一の被覆層で覆われているとともにその上に非発泡樹
脂材よりなる第二の被覆層が設けられた複数の信号用の
絶縁心線とアース用の金属心線とが互いに間隔を有して
平行に配置され、前記絶縁線心と金属心線とは金属と合
成樹脂とのラミネートテープまたは金属のみからなるテ
ープで一緒に縦添えに包被することにより形成された遮
蔽層で一体に包まれているとともに、その上に外被を設
けてなり、且つ絶縁線心の直径と金属心線を覆ったアー
ス側の外被部の直径とが等しい寸法に形成されていると
ともに前記外被と第二の被覆層との硬さを同等としたこ
とを特徴とする。
作用 硬質の第二の被覆層によって圧接端子への差し込みを容
易にするととともに刺込んだとき抜出るなどの心配がな
く、確実に接続を行うことができる。また発泡樹脂材よ
りなる第一の被覆層により高度の低静電容量を得ること
ができる。
絶縁線心の直径と金属心線を覆ったアース側の外被部の
直径とがぼ等しい寸法に形成されているととともに前記
外被と第二の被覆層との硬さをほぼ同等としたことによ
り圧接端子に刺込んだときの偏りをなくして確実な接続
を行なう。
実施例 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本考案を複数の信号用の絶縁線心
を持った電磁遮蔽効果を有する被覆電線に実施した場合
の一実施例を示すものであり、銅などよりなり心線1が
ポリエチレンなどの発泡樹脂材よりなる第一の被覆層2
で覆われているとともにその上に硬質ポリエチレンなど
の非発泡樹脂材よりなる第二の被覆層3が設けられた信
号用の絶縁心線6の二本とアース用の金属心線7の一本
とが互いに間隔を有して平行に配置され、絶縁線心6と
金属心線7とは銅またはアルミニウムなどの金属とポリ
エステルなどの合成樹脂とのラミネートテープまたは金
属のみからなるテープで一緒に縦添えに包被することに
より形成された遮蔽層8で一体に包まれているととも
に、その上にポリ塩化ビニルなどの合成樹脂からなる外
被9を設けてなるものである。そして、特に絶縁線心6
の直径D1と金属心線7を覆ったアース側の外被部10の
直径D2とが等しい寸法に形成されている。
このような構成の被覆電線は、第3図および第4図に示
したように接続端部の信号側の外被部11をこれのみ、
或いは遮蔽層8を含めて適宜の工具で剥ぎ取って絶縁線
心6および外被部10が被覆されたままの金属心線7の
それぞれに圧接端子4,4を刺込み取付けてプリント回
路などの所定個所に接続するものであり、圧接端子4,
4のそれぞれの刃5,5が心線1および金属心線7に接
触する。
このような構成の被覆電線は圧接端子4に刺込み取付け
てプリント回路などの所定個所に接続するものであり、
圧接端子4の刃5が心線1に接触する。
このとき軟質の第一の被覆層2はその上に設けられた硬
質の第二の被覆層3によって圧縮されにくくなっている
ので圧接端子4から抜出るなどの心配がなく、確実且つ
簡単に接続を行うことができ、また発泡樹脂材よりなる
第一の被覆層2により高度の低静電容量を有することが
できる。
また、絶縁線心6の直径D1と金属心線7を覆ったアース
側の外被部10の直径D2とがほぼ等しい寸法に形成され
ているとともに外被9と被覆層2,3の硬さをほぼ同等
としたことにより、信号側の外被部11を剥取ることに
より所定の間隔で配置されている圧接端子4,4のいず
れかに向かって傾くことなく均等に刺込むことができて
接続不良の心配がない。
尚、本実施例では二本の信号用の絶縁線心6を具えた被
覆電線について説明したがこれに限るものでなく、それ
以上の本数の絶縁線心を具えた被覆電線についても同様
に実施ができることは勿論である。
考案の効果 本考案によると、低静電容量を有するばかりか圧接接続
が容易且つ偏ることなく行なわれるため抜けて接続不良
になるという心配がなく、確実にして信頼性ある接続を
行うことができる被覆電線が提供されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部を切除した斜視部
分図、第2図は第1図のA−A線に沿う拡大断面図、第
3図は第1図に示す実施例の使用状態を示す一部を切除
した斜視部分図、第4図はそのB−B線に沿う拡大断面
図、第5図は従来例の縦断面図である。 1……心線、2……第一の被覆層、 3……第二の被覆層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−1930(JP,A) 特開 昭48−46885(JP,A) 特開 昭54−96789(JP,A) 特開 昭55−19764(JP,A) 特開 昭55−148312(JP,A) 特開 昭56−15505(JP,A) 特開 昭63−21709(JP,A) 特開 昭63−21710(JP,A) 特開 昭63−24503(JP,A) 実開 昭54−82977(JP,U) 実開 昭54−82978(JP,U) 実開 昭55−155021(JP,U) 実開 昭57−12624(JP,U) 実開 昭57−83615(JP,U) 実開 昭61−70315(JP,U) 特公 昭36−8832(JP,B1) 特公 昭47−46454(JP,B1) 実公 昭31−9755(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】心線(1)が発泡樹脂材よりなる第一の被覆
    層(2)で覆われているとともにその上に非発泡樹脂材よ
    りなる第二の被覆層(3)が設けられた複数の信号用の絶
    縁心線(6)とアース用の金属心線(7)とが互いに間隔を有
    して平行に配置され、前記絶縁線心(6)と金属心線(7)と
    は金属と合成樹脂とのラミネートテープまたは金属のみ
    からなるテープで一緒に縦添えに包被することにより形
    成された遮蔽層(8)で一体に包まれているとともに、そ
    の上に外被(9)を設けてなり、且つ絶縁線心(6)の直径と
    金属心線(7)を覆ったアース側の外被部(10)の直径とが
    等しい寸法に形成されているとともに前記外被(9)と第
    二の被覆層(3)との硬さを同等としたことを特徴とする
    被覆電線。
JP1987102414U 1987-07-03 1987-07-03 被覆電線 Expired - Lifetime JPH0614325Y2 (ja)

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JPS647715U JPS647715U (ja) 1989-01-17
JPH0614325Y2 true JPH0614325Y2 (ja) 1994-04-13

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JPS647715U (ja) 1989-01-17

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