JP2505181Y2 - シ―ルド付テ―プ電線 - Google Patents
シ―ルド付テ―プ電線Info
- Publication number
- JP2505181Y2 JP2505181Y2 JP1989147576U JP14757689U JP2505181Y2 JP 2505181 Y2 JP2505181 Y2 JP 2505181Y2 JP 1989147576 U JP1989147576 U JP 1989147576U JP 14757689 U JP14757689 U JP 14757689U JP 2505181 Y2 JP2505181 Y2 JP 2505181Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- electric wire
- insulating layer
- shielded
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、２枚の絶縁テープ（プラスチックテープ）
間に複数本の導体を長手方向に並列配置し、これらを融
着一体化したシールド付テープ電線に関する。
間に複数本の導体を長手方向に並列配置し、これらを融
着一体化したシールド付テープ電線に関する。
［従来の技術］ 近年、電子機器の発展に伴い電子機器が多機能化さ
れ、しかも小型化される傾向にある。それゆえ、電子機
器内は高密度実装化され、各基板間の配線にスペースを
とる従来のコネクタプラグを用いた配線が出来なくな
り、複数の導体を２枚の絶縁テープ間に長さ方向に平行
に配列し、一体化して、その端末部に導体露出部を設け
た薄型で可撓性のあるテープ状電線が広く一般に使用さ
れるようになった。
れ、しかも小型化される傾向にある。それゆえ、電子機
器内は高密度実装化され、各基板間の配線にスペースを
とる従来のコネクタプラグを用いた配線が出来なくな
り、複数の導体を２枚の絶縁テープ間に長さ方向に平行
に配列し、一体化して、その端末部に導体露出部を設け
た薄型で可撓性のあるテープ状電線が広く一般に使用さ
れるようになった。
第８図はこのような用途に使用されるテープ電線25
で、４本の平型導体10,10,…,10を互いに平行に所定間
隔毎に並べ、各導体10を２枚のプラスチックテープ（絶
縁テープ）13,14で両端部において各導体10が露出する
ように挟み、一体化した構成となっている。
で、４本の平型導体10,10,…,10を互いに平行に所定間
隔毎に並べ、各導体10を２枚のプラスチックテープ（絶
縁テープ）13,14で両端部において各導体10が露出する
ように挟み、一体化した構成となっている。
一方、電子機器の電磁波障害が問題視される現在にお
いては、電磁波障害（EMI）対策を施す必要があり、前
述したテープ電線25に電磁遮蔽層（シールド層）を施し
たシールド付テープ電線が使用されるようになった。
いては、電磁波障害（EMI）対策を施す必要があり、前
述したテープ電線25に電磁遮蔽層（シールド層）を施し
たシールド付テープ電線が使用されるようになった。
このようなシールド付テープ電線35は、実開昭63-165
719号公報に開示されており、第５図および第６図に示
すように、並列配置した３本の導体10,10,10の両面に絶
縁テープ13,14を貼り合わせたテープ電線25の外側に、
前記各導体10,10の間隔（ピッチ）Ｐと同一ピッチＰ距
離を置いて前記各導体10と並列配置し、その外側に前記
各絶縁テープ13,14より幅広のシールド層22と絶縁層24
とを積層した複合テープ60,60をシールド層22を内側に
して被覆し一体化した構成となっている。そして、この
シールド付テープ電線35をIDC（Insulation Displaceme
nt Contact）コネクタに直接接続するためには第５図な
いし第７図に示すようにシールド付テープ電線35の導体
10露出部を補強するために，この露出部と絶縁層24の端
末に絶縁体で構成された、補強テープ70を貼り合わせる
ようになっている。
719号公報に開示されており、第５図および第６図に示
すように、並列配置した３本の導体10,10,10の両面に絶
縁テープ13,14を貼り合わせたテープ電線25の外側に、
前記各導体10,10の間隔（ピッチ）Ｐと同一ピッチＰ距
離を置いて前記各導体10と並列配置し、その外側に前記
各絶縁テープ13,14より幅広のシールド層22と絶縁層24
とを積層した複合テープ60,60をシールド層22を内側に
して被覆し一体化した構成となっている。そして、この
シールド付テープ電線35をIDC（Insulation Displaceme
nt Contact）コネクタに直接接続するためには第５図な
いし第７図に示すようにシールド付テープ電線35の導体
10露出部を補強するために，この露出部と絶縁層24の端
末に絶縁体で構成された、補強テープ70を貼り合わせる
ようになっている。
［考案が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記第５図乃至第７図に示すシールド
付テープ電線35は、テープ電線25の外側の導体10上のテ
ープ電線の厚さD1がテープ電線25上のテープ電線の厚さ
D2より薄く、特に補強テープ70の貼り付け面が、第６図
に示すように水平面にならず傾くので、硬質の補強テー
プ70を貼付ける場合、皺や貼付け強度不足による剥離事
故が発生しやすいという不都合があった。
付テープ電線35は、テープ電線25の外側の導体10上のテ
ープ電線の厚さD1がテープ電線25上のテープ電線の厚さ
D2より薄く、特に補強テープ70の貼り付け面が、第６図
に示すように水平面にならず傾くので、硬質の補強テー
プ70を貼付ける場合、皺や貼付け強度不足による剥離事
故が発生しやすいという不都合があった。
［考案の目的］ 本考案は上記従来例の有する不都合を改善し、比較的
簡単な構成で、補強テープ貼付け不良事故を防止できる
シールド付テープ電線を提供することを目的とする。
簡単な構成で、補強テープ貼付け不良事故を防止できる
シールド付テープ電線を提供することを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ そこで、本考案では、長手方向に並列配置した複数本
の導体の一方の面に、少なくとも前記各導体の一方の端
部が露出する如く第１の絶縁層，遮蔽層および第２の絶
縁層を順次積層した第１の複合テープを貼り付け、他方
の面に第１の絶縁層の幅が少なくとも前記導体の外側の
１本を除くその他の導体に貼り付けられる幅を有し、遮
蔽層および第２の絶縁層の幅が前記第１の複合テープと
同一幅とされた第２の複合テープを貼り付け一体化して
なり、露出した各導体の下面に補強テープを貼り付ける
という構成を採用し、これによって前記目的を達成しよ
うとするものである。
の導体の一方の面に、少なくとも前記各導体の一方の端
部が露出する如く第１の絶縁層，遮蔽層および第２の絶
縁層を順次積層した第１の複合テープを貼り付け、他方
の面に第１の絶縁層の幅が少なくとも前記導体の外側の
１本を除くその他の導体に貼り付けられる幅を有し、遮
蔽層および第２の絶縁層の幅が前記第１の複合テープと
同一幅とされた第２の複合テープを貼り付け一体化して
なり、露出した各導体の下面に補強テープを貼り付ける
という構成を採用し、これによって前記目的を達成しよ
うとするものである。
［実施例］ 以下、本考案に係る一実施例を第１図および第２図に
基づいて説明する。ここで、上記従来例と同一の構成部
材には同一の符号を付すものとする。
基づいて説明する。ここで、上記従来例と同一の構成部
材には同一の符号を付すものとする。
第１図に示すシールド付テープ電線１は、並列配置し
た４本の平型導体（以下、「導体」という）10,10,…,1
0を３本の導体10,10,10被覆する幅を有する第１の絶縁
層３と４本の導体10,10,…,10を被覆する幅を有する第
２の絶縁層４とにより図示のように被覆して、テープ電
線20を形成し、その上にシールド層22と絶縁層24を積層
した複合テープ60,60をシールド層22,22を内側にして貼
付けて、一体化した構成となっている。
た４本の平型導体（以下、「導体」という）10,10,…,1
0を３本の導体10,10,10被覆する幅を有する第１の絶縁
層３と４本の導体10,10,…,10を被覆する幅を有する第
２の絶縁層４とにより図示のように被覆して、テープ電
線20を形成し、その上にシールド層22と絶縁層24を積層
した複合テープ60,60をシールド層22,22を内側にして貼
付けて、一体化した構成となっている。
ここでこのように構成したシールド付テープ電線１の
形成方法を第２図に基づいて説明する。
形成方法を第２図に基づいて説明する。
まず、４本の導体10,10,…,10を長手方向に並列配置
し、これらの両面に前記第１の絶縁層を形成する絶縁テ
ープ３と前記複合テープ60を積層した遮蔽テープ62と前
記第２の絶縁層を形成する絶縁テープ４と前記複合テー
プ60を積層した遮蔽テープ64とをそれぞれ絶縁テープ3,
4を内側にして貼付け、その後必要に応じて、IDCのコネ
クタに直接接続するために遮蔽テープ64の外側，すなわ
ち、シールド付テープ電線１の端末部に第３図に示すよ
うに導体10,10,…,10露出部を補強するために硬質の補
強テープ70を図示のように各導体10と末端が面一となる
ように貼付ける。本実施例の場合には、補強テープ70が
第２図のように水平面となることから、上記従来例のよ
うに、補強テープ70の貼付け不良事故が発生しにくい。
そして、遮蔽層22と電気的に接触している導体10を接地
して、ドレインワイヤーとして機能させれば、このシー
ルド付テープ電線１を電話線用に適用した場合、クロス
トーク特性が向上する。
し、これらの両面に前記第１の絶縁層を形成する絶縁テ
ープ３と前記複合テープ60を積層した遮蔽テープ62と前
記第２の絶縁層を形成する絶縁テープ４と前記複合テー
プ60を積層した遮蔽テープ64とをそれぞれ絶縁テープ3,
4を内側にして貼付け、その後必要に応じて、IDCのコネ
クタに直接接続するために遮蔽テープ64の外側，すなわ
ち、シールド付テープ電線１の端末部に第３図に示すよ
うに導体10,10,…,10露出部を補強するために硬質の補
強テープ70を図示のように各導体10と末端が面一となる
ように貼付ける。本実施例の場合には、補強テープ70が
第２図のように水平面となることから、上記従来例のよ
うに、補強テープ70の貼付け不良事故が発生しにくい。
そして、遮蔽層22と電気的に接触している導体10を接地
して、ドレインワイヤーとして機能させれば、このシー
ルド付テープ電線１を電話線用に適用した場合、クロス
トーク特性が向上する。
また、第４図は上記シールド付テープ電線１の改良に
関するもので４本の導体10,10,…,10の両面に、それぞ
れ３本の導体10,10,…,10を被覆する幅をもつ絶縁テー
プ5,6を図示のようにそれぞれ外側の導体10,10の片面が
遮蔽層22,22と電気的に接続されるように、それぞれ段
違いに貼付け、その外側に各々複合テープ60,60を図示
のように貼付けて一体化したシールド付テープ電線11で
ある。このシールド付テープ電線11によるとそれぞれ外
側の導体10,10をドレインワイヤーとして機能させれ
ば、導体10,10,…,10を略完全に電磁遮蔽できることか
ら、電磁波遮蔽効果を向上させることができる。
関するもので４本の導体10,10,…,10の両面に、それぞ
れ３本の導体10,10,…,10を被覆する幅をもつ絶縁テー
プ5,6を図示のようにそれぞれ外側の導体10,10の片面が
遮蔽層22,22と電気的に接続されるように、それぞれ段
違いに貼付け、その外側に各々複合テープ60,60を図示
のように貼付けて一体化したシールド付テープ電線11で
ある。このシールド付テープ電線11によるとそれぞれ外
側の導体10,10をドレインワイヤーとして機能させれ
ば、導体10,10,…,10を略完全に電磁遮蔽できることか
ら、電磁波遮蔽効果を向上させることができる。
［考案の効果］ 本考案は以上のように構成されているので、比較的簡
単な構成で、補強テープ貼付け不良事故を防止できるシ
ールド付テープ電線を提供できる。
単な構成で、補強テープ貼付け不良事故を防止できるシ
ールド付テープ電線を提供できる。
第１図は本考案に係るシールド付テープ電線の一実施例
を示す断面構成図、第２図は第１図の組立て工程説明
図、第３図は第１図に示すシールド付テープ電線の斜視
図、第４図は本考案のに係るその他実施例を示すシール
ド付テープ電線の断面図、第５図および第６図は従来の
シールド付テープ電線を示す構成説明図、第７図は従来
のシールド付テープ電線の組立て工程説明図、第８図は
従来のテープ電線の斜視図である。 1,11……シールド付テープ電線 3,4……絶縁テープ 5,6……絶縁テープ 10……導体 22……遮蔽層 24……絶縁層 60……複合テープ 70……補強テープ
を示す断面構成図、第２図は第１図の組立て工程説明
図、第３図は第１図に示すシールド付テープ電線の斜視
図、第４図は本考案のに係るその他実施例を示すシール
ド付テープ電線の断面図、第５図および第６図は従来の
シールド付テープ電線を示す構成説明図、第７図は従来
のシールド付テープ電線の組立て工程説明図、第８図は
従来のテープ電線の斜視図である。 1,11……シールド付テープ電線 3,4……絶縁テープ 5,6……絶縁テープ 10……導体 22……遮蔽層 24……絶縁層 60……複合テープ 70……補強テープ
Claims (1)
- 【請求項１】長手方向に並列配置した複数本の導体の一
方の面に、少なくとも前記各導体の一方の端部が露出す
る如く第１の絶縁層，遮蔽層および第２の絶縁層を順次
積層した第１の複合テープを貼り付け、他方の面に第１
の絶縁層の幅が少なくとも前記導体の外側の１本を除く
その他の導体に貼り付けられる幅を有し、遮蔽層および
第２の絶縁層の幅が前記第１の複合テープと同一幅とさ
れた第２の複合テープを貼り付け一体化してなり、露出
した各導体の下面に補強テープを貼り付けたことを特徴
とするシールド付テープ電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989147576U JP2505181Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | シ―ルド付テ―プ電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989147576U JP2505181Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | シ―ルド付テ―プ電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0386517U JPH0386517U (ja) | 1991-09-02 |
| JP2505181Y2 true JP2505181Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31694084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989147576U Expired - Lifetime JP2505181Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | シ―ルド付テ―プ電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2505181Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4931663A (ja) * | 1972-07-28 | 1974-03-22 | ||
| JPS63163266A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-06 | Nippon Steel Corp | コンクリート中鋼材の腐食検出プローブ |
-
1989
- 1989-12-21 JP JP1989147576U patent/JP2505181Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0386517U (ja) | 1991-09-02 |
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