JPH06138725A - 転写搬送ユニット - Google Patents

転写搬送ユニット

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Publication number
JPH06138725A
JPH06138725A JP5076767A JP7676793A JPH06138725A JP H06138725 A JPH06138725 A JP H06138725A JP 5076767 A JP5076767 A JP 5076767A JP 7676793 A JP7676793 A JP 7676793A JP H06138725 A JPH06138725 A JP H06138725A
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JP
Japan
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transfer
gear
belt
unit
motor
Prior art date
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Application number
JP5076767A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kutsuwada
昭夫 轡田
Haruji Mizuishi
治司 水石
Shinichi Kawahara
真一 川原
Yasushi Akiba
康 秋葉
Naoko Iwata
尚子 岩田
Megumi Otoshi
恵 大年
Kentaro Matsumoto
健太郎 松本
Takaya Muraishi
貴也 村石
Hitoshi Ishibashi
均 石橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06138725A publication Critical patent/JPH06138725A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一端側を支点として他端側を揺動自在とし、こ
の他端側を感光体に対し接離自在とした転写搬送ベルト
において、転写搬送ユニット全体を大きく開く際の操作
者の作業量を軽減することのできる転写搬送ユニットを
提供すること。 【構成】転写搬送ベルトユニットIの揺動自在となる側
を感光体Aに対し接離させる駆動源をモータとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写式の画像形成装置
に用いられる転写搬送ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等において、一端側を支点として
他端側を揺動自在とし、この他端側を感光体に対し接離
自在としたベルトであって、感光体上のトナー像を用紙
に転写する手段であると共に、転写後の用紙を搬送する
手段でもある転写搬送ベルトと、この転写搬送ベルトの
表面を清掃するクリーニングブレードを有する転写搬送
ユニット等がある(特開昭63−85667号公報、特
開昭63−85669号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
転写搬送ユニットを感光体へ押しつけるための圧接手段
が転写搬送ユニットの下の略中央に設けられているため
これが邪魔になり、転写搬送ユニット全体を本体内で下
側に大きく開くことができず、ジャム紙の除去などのた
め大きく開く必要があるときは手動により行なうように
している。かかる手動による操作では操作者の作業量が
大きいとの問題がある。
【0004】従って本発明は、転写搬送ユニット全体を
大きく開く際の操作者の作業量を軽減することのできる
転写搬送ユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次の何れかの構成とした。
【0006】(1).一端側を支点として他端側を揺動
自在とし、この他端側を感光体に対し接離自在とし、こ
の揺動自在となる側を感光体に対し接離させる駆動源を
モータとした(請求項1)。
【0007】(2).(1)において、駆動源たるモー
タより転写搬送ベルトを揺動させる部材への動力伝達を
行なう伝達部材の中の少なくとも1つにウオームギヤを
用いた(請求項2)。
【0008】(3).(1)において、転写搬送ベルト
ユニットを上下動させるアーム部材と、このアーム部材
の位置を検知するセンサを備え、前記アーム部材に前記
センサをオン、オフさせるための部材を一体的に形成し
た(請求項3)。
【0009】(4).(1)において、転写搬送ベルト
を感光体に接した位置より僅かに離間させる場合、予め
設定された時間だけ離間させる方向にモータを回転させ
るようにした(請求項4)。
【0010】(5).(1)において、転写搬送ベルト
まわり以外の場所でジャム発生した場合には、ジャム時
に転写搬送ベルトを感光体より大きく離間させる動作を
行なわないようにした(請求項5)。
【0011】(6).(5)において、転写搬送ベルト
をジャム時に感光体より大きく離間させる動作は、ジャ
ム時に転写搬送ベルトを離間させると判断されたと同時
にモータを該ベルトが感光体から離間する方向に回転さ
せて行ない、この動作と本体前カバーのセット検知スイ
ッチを連動させ、前記前カバーを開け、前記前カバーの
セット検知手段が前記前カバーが開いたことを検知した
ときは、モータをオフにし、転写搬送ベルトの解除動作
を停止することとした(請求項6)。
【0012】(7).(1)において、転写搬送ベルト
の解除動作を開始させるスイッチを独立して設け、この
スイッチを動作させることではじめて、転写搬送ベルト
の解除動作を開始することとした(請求項7)。
【0013】(8).(1)において、前カバーの開放
を阻止する部材と、この阻止する部材を作動させる手段
及び前記阻止部材を、前記前カバーの開放を阻止しない
位置に戻す部材を有し、この阻止部材を作動させる手段
は、転写搬送ベルトの解除動作と連動し、解除中は、オ
ンし、前記前カバーの開放を阻止し、解除が終了と同時
にオフにし、前カバーの開放を可能とすることとした
(請求項8)。
【0014】(9).(1)において、転写搬送ベルト
の表面をクリーニングするクリーニング手段を備え、こ
のクリーニング手段の前記転写搬送ベルトからの接離動
作の駆動源を、前記転写搬送ベルトの揺動自在となる側
を感光体に対して接離する動作の駆動源たるモータを用
いて行ない、前記クリーニング手段のエッジ部を清掃す
るための清掃手段を備え、この清掃手段は前記クリーニ
ング手段の前記接離動作時に、前記クリーニング手段の
エッジ部を清掃するため、前記クリーニング手段が動作
するタイミングを機械本体の電源スイッチのオン時と同
期させた(請求項9)。
【0015】(10).(9)において、クリーニング
手段を接離動作させ、エッジ部を清掃する動作は、予め
設定された枚数直後、そのたびごとに行なうこととした
(請求項10)。
【0016】(11).(10)において、予め設定さ
れた枚数直後に行なうクリーニング手段のエッジ部の清
掃動作は、連続コピーが行なわれている途中に、予め設
定された枚数に達する場合、その連続コピーのジョブが
終了した後に行なうこととした(請求項11)。
【0017】(12).(10)において、予め設定さ
れた枚数は、ジャム時にクリーニング手段のエッジ部の
清掃が行なわれた場合にはリセットされ、そのエッジ部
清掃後から再びカウントを開始するようにした(請求項
12)。
【0018】(13).(10)において、予め設定さ
れる枚数は、クリーニング手段のエッジ部の摩耗量に反
比例して短くした(請求項13)。
【0019】(14).(1)において、モータのモー
タ軸とウオームギヤとを連結する連結部材に、外周に凹
凸が付された外輪を一体化して設けた(請求項14)。
【0020】(15).転写搬送ベルトを感光体に対
し、接離させる駆動源としてのモータと、このモータと
連結部材で連結されるウオームギヤを一つの支持板で支
持し、この支持板をウオームギヤと噛み合うギヤ中継ギ
ヤに対し噛み合う方向に接離自在に支持し、噛み合う向
きに弾性部材で付勢し、この付勢力による支持板の移動
を噛み合い状態にて規制部材で受けることとした(請求
項15)。
【0021】(16).(1)において、駆動源より転
写搬送ベルトを感光体へ接離動作させる部材へ動力を伝
達する部材の中の少なくとも1つに、扇形ギヤを用いた
(請求項16)。
【0022】(17).(16)において、扇形ギヤ
は、転写搬送ベルトユニットの揺動自在となる側を感光
体に対し接離させる部材に固定された円形ギヤに回転力
を伝達する駆動系の駆動側に配置した(請求項17)。
【0023】(18).(16)において、扇形のギヤ
は、転写搬送ベルトの揺動自在となる側を感光体に対し
接離させるものであって、転写搬送ベルトが感光体へ接
触する位置と、僅かに離間した位置との間を移動する間
は、円形ギヤと噛み合う位置関係にあり、転写搬送ベル
トを感光体より大きく離間させる場合は、円形ギヤとの
噛み合いが外れる位置をとることとした(請求項1
8)。
【0024】(19).(16)において、この転写搬
送ベルトを感光体へ接離動作させるためのアーム部材
と、このアーム部材が固定され、前後側板に回転可能に
支持される回転軸と、この回転軸の一部に固定され回転
力をこの回転軸に伝える円形ギヤと、この円形ギヤへ駆
動源からの回転力を伝達する扇形ギヤと、前記回転軸の
他端に、この回転軸を手動で回転可能にし、かつ前後方
向に一定量移動可能な状態で取り付けられ、さらに、前
側板に形成される溝に入り込むピンが設けられた取手部
材より構成される転写搬送ユニットであって、前側板に
形成される溝の大きさを、転写搬送ベルトが感光体に接
する位置と僅かに離間した位置との間を移動させたとき
に、前記扇形ギヤ、円形ギヤ、回転軸を介し取手部材に
設けられたピンが移動する範囲に、さらに、扇形ギヤ
と、円形ギヤの噛み合いが外れるときまでのピンの移動
量を加えた範囲とした(請求項19)。
【0025】
【作用】転写搬送ベルトは人手によらず、機械的、電気
的手段により自動的に開閉する。
【0026】
【実施例】先ず、本発明が適用される画像形成装置の作
像系全体について、図1により説明する。本例は2色コ
ピー機に関するので、帯電チャージャ、書き込みユニッ
ト、現像ユニット等をそれぞれ2ユニットずつ備えてい
る。
【0027】1.単色コピー時の動作 先ず、単色コピーモード時の動作説明をする。図1にお
いて、除電ユニットBの除電ランプB−1及び除電チャ
ージャB−2により、感光体Aに光を照射し、感光体A
の表面電位を0〜−100Vの基準電圧にする。
【0028】次に、第1帯電チャージャCにて感光体A
へチャージを与え、感光体表面電位を−850V前後と
する。露光による潜像担持に際しては、図示省略の装置
より送られてきたデジタル記録画像情報(黒画像情報)
は、第1書き込みユニットのラインドライバ回路(図示
省略)で受信され、レーザドライバ回路(不図示)にて
増幅される。
【0029】このデジタル記録画像情報は、1画素あた
り1ビット(記録/非記録)の2値化信号であり、前記
レーザドライバ回路が2値化信号に対応してレーザーダ
イオード(不図示)を発光付勢する。
【0030】このレーザダイオードより出射されたレー
ザー光Dは、回転多面鏡(不図示)で反射され、f−θ
レンズ(不図示)を通過し、第1ミラー(不図示)、第
2ミラー(不図示)を経て第3ミラーD−1で反射さ
れ、感光体Aに結像照射され、潜像が担持される。
【0031】次に、光が照射された部分(画像部)の感
光体表面電位が0〜−100Vとなり、この画像部分に
次の第1現像ユニットEにて、上下の現像スリーブE−
1、E−2に−600V前後のバイアスがかけられるた
め、第1現像ユニットE内のトナーが付着して、潜像が
可視像化される。非画像部は、−850V前後のままな
ので、トナーは付着しない。
【0032】こうして、トナーにより可視像化された感
光体表面は、回転移動し、図示されない給紙部より、用
紙先端部と、画像先端部が、転写部で一致するようなタ
イミングで用紙が送られ、転写搬送ベルトユニットIを
構成する転写搬送ベルトI−1と、感光体Aとが接触す
る部分で、感光体表面のトナー像が、用紙に転写され
る。
【0033】転写後の用紙は、転写搬送ベルトI−1に
電気的に吸着されたまま、図中左方向に送られ、転写搬
送ベルトI−1の左端で曲率分離され、ここには図示さ
れない定着部に送られる。定着部では、熱と圧力により
トナーが用紙に融着され、コピーとして排出される。
【0034】一方、感光体Aに残った残留トナーは、ク
リーニングユニットJで、クリーニングブラシJ−1
と、クリーニングブレードJ−2により掻き落とされ、
感光体表面は、トナーのないまっさらな状態となり、再
び次の作像工程に移る。
【0035】2.2色コピーモード時の動作 前記単色コピーモード時の動作説明における第1現像ユ
ニットEで現像された後、さらに感光体表面は、第2帯
電チャージャFでチャージされ、再び表面電位が−85
0V前後になる。
【0036】ここには図示されない装置より送られてき
た、黒以外のデジタル画像情報が、第2書き込みユニッ
トGに送られ、この画像情報に対応し、LEDが発光付
勢され、感光体表面に結像照射され潜像が担持される。
【0037】これにより、光が照射された部分(画像部
分)の感光体表面電位は、0〜−100V前後となり、
この画像部分に次の第2現像ユニットHにて、現像スリ
ーブH−1に−700V前後のバイアスがかけられてい
るため、第2現像ユニットH内の色トナーが付着して可
視像化される。以後の動作は、前記した再び単色コピー
モード時と同じ工程とたどり、コピーが作られる。
【0038】以上のようにして、2色コピーモード時に
は、原稿内の黒画像部と他の色画像部を、感光体上で別
々に露光、現像して2色コピーを作る。
【0039】3.転写搬送ベルト全体ユニット 図2により転写搬送ベルトユニットについて説明する。
先ず、符号53は転写搬送ベルトを示す。この転写搬送
ベルト53は、表面抵抗が106〜1012Ω程度の抵抗
値を持つ。
【0040】この転写搬送ベルトは、作像時は、感光体
へ圧接され一方向に駆動される。符号45は駆動ローラ
を示す。この駆動ローラ45は、芯部分は金属ローラ
で、この金属ローラの外周に導電性のゴム剤が巻かれた
構成になっている。
【0041】芯部分が金属ローラのため、転写搬送ベル
ト53の張力による撓みを防ぎ、外周がゴムであるた
め、転写搬送ベルト53との摩擦係数を大きくすること
が可能となり、スリップすることなく、確実に転写搬送
ベルト53を駆動することが可能となる。
【0042】符号54は、転写搬送ベルト駆動ギヤを示
し、駆動ローラ45の駆動軸にD形係合され、Eリング
等で固定されている。そして、図示されない駆動源より
回転力が伝達されるようになっている。
【0043】符号46は従動ローラを示す。この従動ロ
ーラ46は、金属ローラであり、転写搬送ベルト53と
接する外周部分の長さは該転写搬送ベルトの幅より短く
なっている。
【0044】符号47、48はバックアップローラを示
し、駆動ローラ45側と、従動ローラ46側に各々対向
し、かつ、これらバックアップローラは、転写搬送ベル
ト53に接触する形で設けられている。
【0045】符号52は加圧ローラを示し、芯金部分は
金属ローラで、この金属ローラの外周に弾性スポンジ部
材が巻かれた構成になっている。芯金が金属なので、撓
むことがない。この弾性スポンジ部材は絶縁性であり、
その硬度は10゜〜50゜(ショア硬さ)の範囲がよ
い。また、この弾性スポンジローラの転写搬送ベルト5
3への喰込量は、0〜1.0mmが適当である。加圧ロ
ーラ52は、転写搬送ベルト53を感光体に押圧する役
割をする。
【0046】この加圧ローラ52により転写搬送ベルト
53を感光体に押しつけることができ、例えば、厚みの
ある転写紙が、転写搬送ベルト53と感光体との間に進
入してきても、従来技術のように、従動ローラ46とバ
ックアップローラ48が下方に押し下げられ、これら2
つのローラ間の転写搬送ベルト部の感光体への接触圧が
低下し、転写効率を下げるという不具合を防止すること
ができる。
【0047】バックアップローラ48、加圧ローラ52
等は転写搬送ベルト53を感光体Aに圧接させるベルト
押圧手段として機能している。
【0048】また、これらのローラが帯電し突発的に放
電を起して転写効率を下げるという不具合が、弾性スポ
ンジ部材を絶縁性とすることによって防止される。
【0049】加圧ローラ52、バックアップローラ4
8、従動ローラ46の各軸にギヤを固定し、これらギヤ
にタイミングベルトを掻け回して駆動することもでき
る。転写搬送ベルト53の摩擦による連れ回りだと、ス
リップにより加圧ローラ52、バックアップローラ48
が回転されなくなることがあり、かかる場合には該ベル
トの裏面が擦られて削られ、該ベルトの耐久性が著しく
損なわれることになるが、タイミングベルトによれば、
駆動力が確実に伝達されるのでかかる不都合は解消され
る。
【0050】さらに、バックアップローラ48と、加圧
ローラ52及び従動ローラ46の各々のローラの周速度
をV48、V52、V46としたとき、これらの周速度の関係
を、V48≧V52≧V46とし、各々のローラの周速度の増
加分を0〜1%に設定するとよい。
【0051】このように設定することにより、転写搬送
ベルト53の回転方向に対し、上流側より下流側に行く
に従い、ローラの周速度が同等又はそれ以上に増加して
いくため、ローラ間での転写搬送ベルトの撓みの発生が
防止される。
【0052】仮に撓みが発生した場合、転写搬送ベルト
53と感光体の間にギャップが生じ、このギャップに伴
う異常放電により転写不良を生ずるが、撓みが生じなけ
れば、かかる不具合も生じない。
【0053】転写搬送ベルト53は、駆動ローラ45、
従動ローラバックアップローラ47、48、加圧ローラ
52等のローラに巻き回されて装着され、駆動ローラ4
5により駆動される。バックアップローラ48には電流
が印加され、駆動ローラ45とバックアップローラ47
は接地されている。
【0054】図2に示す転写搬送ベルトユニットは、中
間部分より折曲されてベルトの交換等に際して便利にな
っているが、この折曲部の右側を右側支持手段と、左側
を左側支持手段と称する。
【0055】符号42は転写搬送ベルトユニットの右側
支持手段を構成する前側板を示す。符号44は右側支持
手段を構成する後側板を示す。これらの側板42、44
は従動ローラ46とバックアップローラ48を回転自在
に支持し、ステー部材49により一体的に構成されてい
る。
【0056】左側支持手段と右側支持手段とは、駆動ロ
ーラ45側のバックアップローラ47を介した形で連結
されている。
【0057】左側支持手段も前側板41と後側板43を
有し、これら両側板は駆動ローラ45とバックアップロ
ーラ47を回転自在に支持すると同時に、これらの各ロ
ーラにより両側板が連結される構成となっている。
【0058】転写搬送ベルトユニットの、左側支持手段
と右側支持手段は、通常、転写搬送ベルト53が張架さ
れた状態では、ねじ58等により完全に固定されてい
る。転写搬送ベルト53を外す場合には、ねじ58を外
し、図4に示すように左側支持手段をバックアップロー
ラ47の軸を回転中心にして同図中、時計回りの向きに
回転させ、各ローラで構成する周長を、転写搬送ベルト
の内周長より大幅に短くする。これにより、転写搬送ベ
ルト53を転写搬送ベルトから外す。
【0059】4.転写搬送ベルトユニットを保持する下
側ユニット 図5により、転写搬送ベルトユニットを保持する下側ユ
ニットについて説明する。図5(a)において、符号1
は下側ユニットの前側板、符号2は同後側板をそれぞれ
示す。
【0060】また、符号3はケーシングを示し、下側ユ
ニットの前後側板を支持し、構造体を構成している。符
号4は回転軸を示す。この回転軸4は、下側ユニットの
前側板1と後側板2間に回転自在に支持されている。
【0061】また、この回転軸4は転写搬送ベルトユニ
ットを駆動ローラ45の軸を回転中心として回転させて
転写搬送ベルトユニットの従動ローラ46側を感光体表
面に接離動作させるための部材を保持している。
【0062】図5(a)において、符号6−aは下アー
ムを示す。この下アーム6−aの基端部は回転軸4に支
持されている。この支持態様は、回転軸4の回りに空回
転しないように、回転軸4と係合する部分にD形の穴を
開け、回転軸4の端部もD形に加工し、これらD形同士
を嵌合させた上でねじにより固定する方法を採用してい
る。
【0063】図5に示すように下アーム6−aは下側ユ
ニット中、手前側に配置されている。また、図8に示す
ように、回転軸4の近傍手前側に設けられた光センサ5
−1をオン、オフさせる役目をする遮蔽部6−a1が一
体的に形成されている。
【0064】図8は転写搬送ベルトユニットがセットさ
れている状態を示し、この時、遮蔽部6−a1は光セン
サ5−1から外れた位置にあり、センサはオフとなって
いる。奥側にも光センサが設けられており、この光セン
サを符号5−2で示す。
【0065】図7において、下アーム6−bは図8に示
した下アーム6−aと遮蔽部6−b1の位置がずれてい
るだけで、他は同じである。つまり、遮蔽部6−b1
は、転写搬送ベルトユニットがセットされている状態
で、光センサ5−2をオフしない位置にあり、ジャム等
が発生したためこれを除去すべく転写搬送ベルトユニッ
トを大きく解除した際に、この解除の終了を検知すると
きに、光センサ5−2に重なり、該センサをオフするよ
うな位置に定められている。
【0066】図8において、上アーム7の右端には、軸
10を介してコロ8が保持されている。このコロ8は図
2に示すように軸10に回転自在に保持され、前記転写
搬送ベルトユニットの前側板42及び後側板44の底部
に接している。
【0067】図10において、符号32は緊縮性のばね
を示し、下アーム6−aにねじ込まれたビス100と、
上アーム7の左端に架張されている。このばね32は上
アーム7の軸9を中心を回転中心として、反時計回りの
向きに回転させようとする加圧力を発生し、軸9を介し
て、転写搬送ベルトユニットの前後側板42、44を押
し上げている。
【0068】図5において、前記したように光センサ5
−1、5−2は下アーム6−a,6−bの位置を検知す
るもので、前後に各1個ずつ設けられ、ケーシング3に
ビス止め固定されている。
【0069】図5において、回転軸4の前側には、ギヤ
15がD形係合され、Eリング等で固定されている。
又、後側には、回転軸4を回転駆動する駆動ギヤ11が
D形係合され、Eリング等で固定されている。
【0070】ここで、転写搬送ベルトユニットを下側ユ
ニットへ取付ける場合は、図5にその全体を示す下側ユ
ニットの前側板1と後側板2にそれぞれ形成された、上
部が切り欠かれた小判型部分102両端部に、図3に示
す転写搬送ベルトユニットの駆動ローラ45の両端部を
落とし込み、前記小判型形状と外周形状が同じ軸受を両
サイドから入れ込み、Eリング等で固定する。こうして
2つのユニットが組み合わされたときのユニット全体を
図2に示す。
【0071】5.転写搬送ベルトユニットを保持する下
側ユニットの他の例 本例は、請求項16乃至は請求項19に対応する。本例
にかかる下側ユニットの構成は、図16に示す通りであ
り、その構成部分の多くは図5に即して既に説明した構
成と共通する。よって、その共通構成部材については、
同一の符号を付し、説明を省略する。
【0072】異なる点は、扇形ギヤ120、取手部材6
0、ピン61、溝61u等の部材を付加している点であ
る。
【0073】扇形ギヤ120は、転写搬送ベルトユニッ
トの揺動自在となる側を感光体に対し接離させる部材た
る軸4に固定された円形ギヤとしての駆動ギヤ11に回
転力を伝達する伝達系の駆動側に配置されている。つま
り、図16において、中継ギヤ12と同軸に固定されて
いる。
【0074】この扇形ギヤ120は、転写搬送ベルトの
揺動自在となる側を感光体に対し接離させる駆動力を与
えるとともに、転写に際し転写搬送ベルトを感光体に接
触させたときの位置と、非転写時において感光体保護の
ため転写搬送ベルトを感光体から僅かに離間させたとき
の位置の、2つの位置の間を移動する間は駆動ギヤ11
と噛み合う位置関係にあり、ジャム時等において転写搬
送ベルトを感光体から大きく離間させる場合は駆動ギヤ
11との噛み合いが外れるような位置関係に設定されて
いる。
【0075】一方、回転軸4の他端側は、前側板1−1
に軸支されていて貫通突出した部分には取手部材60が
設けられている。この取手部材は、回転軸4を手動で回
転可能にするもので、回転方向については回転軸と一体
的であり、回転軸の軸長手方向、つまり前後方向につい
ては一定量移動可能な状態で回転軸に取り付けられてい
る。
【0076】回転軸に対して取手部材を回転させること
ができ、その回転範囲は、2つの範囲で可能である。1
つの範囲は、取手部材と一体的に設けられたピンが前側
板1−1に形成された円弧状の溝61u内で移動できる
範囲であり、他の1つの範囲は、ピン61が溝61uの
拘束から逃れた範囲である。
【0077】溝61uの大きさは、下アーム6−a、上
アーム7、コロ8等により前側板42を押し上げて転写
搬送ベルト53を感光体に接した状態にしたときのピン
61の位置から、コロ8を下降させて転写搬送ベルトを
感光体から僅かに離間させたときのピン61の位置まで
の距離に、さらに、前記転写搬送ベルトを感光体から僅
かに離間させたときのピンの位置から扇形ギヤ120と
駆動ギヤ11との噛み合いが外れたときのピンの位置ま
での距離を加えた大きさとしている。
【0078】ピン61を溝61uの拘束から逃す手段と
して、取手部材を回転軸の前後方向に一定量移動させる
手段が設けられている。
【0079】かかる構成により、ピン61を溝61uに
おくときには、モータ25の駆動制御により、転写搬送
ベルト53を感光体に対し接離制御が可能である。
【0080】また、ピン61を溝61uの下端部に位置
させたときには、扇形ギヤ120と駆動ギヤ11との噛
み合いは外れているので、取手部材60を引いた上でさ
らに回動させることが可能となり、転写搬送ベルト53
を感光体から大きく離間させることが可能となり、ジャ
ム時の対処として有効となる。
【0081】以上のことを、さらに詳細に説明する。図
19に示すように、取手部材60は、緊縮性のばね63
により図中右側に押圧付勢されている。図16に示すよ
うに、取手部材60には、回転軸4との嵌合部たる側部
には長穴65が設けられている。そして、この長穴を貫
通する形で、ストッパーピン64が回転軸4にねじ込ま
れ、取手部材60の前後方向、つまり図中左右方向の移
動量を規制している。
【0082】図19に示すように、取手部材60に設け
られているピン61は、ばね63の働きにより取手部材
60が図中右側へ押されている状態の下で、前側板1−
1に設けられた円弧状の溝61uに入り込んでいる。
【0083】図20に示すように、取手部材60を左側
に移動させたときは、ピン61は溝61uから外れるよ
うになっている。
【0084】前側板41に設けられた溝61uは、回転
軸4の軸中心を中心に回動する円周上に設けられ、幅は
ピン61の径よりやや大きめで、円周方向の長さは、図
16、図17に示す扇形ギヤ120が駆動ギヤ11と噛
み合う範囲で、ピン61が回転軸4を中心に回動する範
囲よりやや大きめになっている。
【0085】従って、図21に示すように、取手部材6
0に設けられているピン61が溝61uの円周方向下端
と接触する接触する状態のときには、図18に示すよう
に、扇形ギヤ120と駆動ギヤ11との噛み合いは外れ
ていることになる。
【0086】例えば、転写搬送ベルトユニット全体を機
械本体から引き出す際、万一、転写搬送ベルトユニット
が感光体から離間した解除状態でない場合、クリーニン
グブレード13は転写搬送ベルト53に当接したまま
で、転写搬送ベルトユニットの脱着がしづらい。
【0087】かかる場合、従来は、連結部材28を手で
回して、転写搬送ベルトユニットを解除させていたが、
本例のように構成することにより、万一解除が不完全で
も、取手部材60を手前に引き、図22に示すようにピ
ン61を溝61uから外し、時計回りの向きに回転させ
ることで、簡単に、転写搬送ベルトユニットを解除させ
ることが可能になる。
【0088】また、前側板1−1に溝61uを設けるこ
とにより、扇形ギヤ120駆動ギヤ11との噛み合いが
外れたとき、一気に転写搬送ベルトユニットが下がり、
衝撃でユニットが破損するとのおそれを解消することが
できる。
【0089】回転軸4を回転させる駆動ギヤ11を駆動
する側に扇形ギヤ120を設けることにより、扇形ギヤ
120と駆動ギヤ11との噛み合いが外れても、扇形ギ
ヤ120を回転させることで、再び噛み合い状態を得る
ことができる。
【0090】この点、仮に、扇形ギヤ120を従動側に
配置した場合には、ジャム等で解除した後、手動で駆動
ギヤとの噛み合わせを行わなければならない。さらに、
ギヤ形状を、円形でなく、扇形にしたことで、材料を軽
減することができ、材料費が安くなるとの利点もある。
【0091】6.回動駆動源 図5において、符号25はモータを示し、ブラケット2
6により後側板2にビス等により固定されている。符号
23はウオームを示し、ブラケット24に保持され、ブ
ラケット24は後側板2にビス止め固定されている。
【0092】符号12は中継ギヤを示し、ウオームと噛
み合うはすば歯車部と平歯車部との複合ギヤであり、ウ
オーム23の回転を駆動ギヤ11に伝達する役目をす
る。この中継ギヤ12は、後側板2にインサートされて
いる軸30に回転自在にEリング等で取り付けられてい
る。
【0093】連結部材28は、モータ25の軸とウオー
ム23を連結し、モータ25の回転力を回転軸4に伝達
する。ウオーム23があることで、中継ギヤ12の逆転
が防止されている。よって、コピー中つまり、機械動作
中は、転写搬送ベルトユニットが離間するのを防止する
機構を非常に容易な構成で達成できたことになる。
【0094】7.クリーニング部 クリーニング装置が設けられているのは、転写搬送ベル
ト53が用紙を介さないで直接感光体表面に接する場合
があり、このとき、転写搬送ベルト53に感光体上のト
ナーが転写されることがあり、この転写搬送ベルト53
に感光体上のトナーが転写されるときに該転写搬送ベル
ト上のトナーを掻き取るためである。
【0095】図6(a)において、符号13はクリーニ
ングブレートを示し、ゴム等の弾性体からなる。このク
リーニングブレード13は転写搬送ベルト53に圧接
し、トナーを掻き落とす働きをする。
【0096】符号14はクリーニングブレードを保持す
るクリーニングブレード保持部材を示し、クリーニング
ブレード13が両面テープ等の接着剤により貼り付けら
れている。符号27はブラケットを示し、前後に軸がか
しめられ、下側ユニットの前後側板1、2に、回動自在
に支持されている。このブラケット27には、クリーニ
ングブレード13を保持したクリーニングブレード保持
部材14がねじ等により取り付けられている。なお、こ
のクリーニングブレード保持部材14は交換自在であ
る。
【0097】図11において、符号33は毛ブラシを示
し、クリーニングブレード13のエッジ部に付着した紙
粉等の異物を掻き取る、紙粉除去機能を有する。この毛
ブラシ部材33が必要とされるのは、クリーニングブレ
ード13が転写搬送ベルト53と接するエッジ部に、紙
粉等の異物が経時的に挾み込まれ、クリーニングブレー
ド13のエッジと、転写搬送ベルトとの間に微かな隙間
を生じ、この隙間からトナーが洩れ出し、クリーニング
不良が発生することを防止するためである。
【0098】クリーニングブレード13のエッジは、こ
のクリーニングブレード13の解除動作時に、毛ブラシ
33に擦りつけられることにより清掃される。
【0099】8.クリーニング加圧機構 図6(a)において、回転軸4にはギヤ15がD形係合
され、Eリング等により止められている。図11に示す
ように、ギヤ16はギヤ15と噛み合い、軸22にEリ
ングにより止められ、D形係合されている。
【0100】ギヤ16の側面部には、ピン16−aが植
設されている。符号17はピン16−aに、回転自在に
Eリング止めされている加圧調整板を示す。この加圧調
整板17の他端側はU字形にカットされ、該U字部にピ
ン19−aが係合している。このピン19−aは加圧板
19に植設されている。加圧板19は軸27−aとD形
係合し、Eリング止めされている。
【0101】符号18はクリーニングブレード13の加
圧ばねを示し、ピン19−aとピン16−aとの間に架
張されている。この加圧ばね18により、加圧板19を
介して、クリーニングブレード13に、時計回りの向き
に回転力が与えられ、これが加圧力として作用する。
【0102】9.トナー排出部 図6(a)において、符号29はトナー排出コイルを示
し、クリーニングブレード13で掻き落とされたトナー
をユニットの外に排出するものである。図6(b)に示
すように、このトナー排出コイル29には軸部29−a
が溶接されている。図3において、駆動伝達ギヤ55は
駆動ローラ45の軸にD形係合され、Eリングで止めら
れている。
【0103】図2において、中継ギヤ21は駆動伝達ギ
ヤ55と噛み合い、トナー排出コイル駆動ギヤ20に回
転を伝達する。トナー排出コイル駆動ギヤ20は、図6
の軸27−aにD形係合し、中継ギヤ21と噛み合い、
伝達されてくる回転力をトナー排出コイル29へ伝達す
る。
【0104】10.動作について コピー動作時において、プリントボタンがオンされる
と、図5(a)に示す下アーム6−aの位置が検知さ
れ、転写搬送ベルトユニットが解除状態の場合、モータ
25がオンされ、下アーム6−aを反時計回りの向きに
回動させ、転写搬送ベルトユニットをセット状態にす
る。
【0105】このときの動作を図9を参照しつつ説明す
る。先ず、モータ25が回転すると、連結部材28を介
してウオーム23が回転し、中継ギヤ12が時計回りの
向きに回転する。この回転力がギヤ11を介して回転軸
4に伝えられ、回転軸4は反時計回りの向きに回転す
る。
【0106】図10において、下アーム6−aの基端部
は回転軸4に固定されているので、共に反時計回りの向
きに回転し、コロ8が前側板42の底部に接した後、さ
らに回転すると、上アーム7が軸9を回転中心として時
計回りの向きに回転し、ばね32が伸ばされ、遮蔽部6
−a1がセンサ5−1をオフにすると、モータ25の回
転が停止する。
【0107】このとき、ばね32の張力により軸9を介
して前後のコロ8に上方向へ押しつける力が生まれ、転
写搬送ベルトユニットの各側板42、44に形成された
位置決め部Kを、図示省略の感光体ユニット前後側板に
形成された位置決め部に確実に接触させることができ
る。この接触状態を図10に実線で示す。
【0108】図10において、転写搬送ベルト53が感
光体Aに当接すると、バックアップローラ48に、図示
省略の電源より端子51を介して電流が印加される。転
写搬送ベルト53は、電気抵抗として、106〜1012
Ω程度の中抵抗のものを使用しているため、駆動ローラ
45の方向に行くに従い電荷が流れ、電圧は降下してい
く。
【0109】感光体Aの近傍では、従動ローラ46によ
り付与された電荷により、感光体A上に、転写搬送ベル
ト53に印加した極性と逆極性のトナーが用紙上に転写
される。
【0110】印加方式は、ここには図示されない電源に
よりバックアップローラに送る電流値をI1とし、駆動
ローラ45とバックアップローラ47より流れてくる電
流値をI2としたとき、I2を電源に戻し、I1−I2が一
定となるように制御している。
【0111】紙分離、搬送に関しては、印加した電荷の
帯電により用紙が分極し、転写搬送ベルト上の真電荷と
用紙の分離電荷とにより静電気力を発生し、用紙は転写
搬送ベルトに吸着される。
【0112】転写後、搬送される用紙は、搬送中に駆動
ローラ45から除々に、中抵抗の転写搬送ベルトを通し
て帯電量が緩和される。その用紙の帯電量が緩和される
スピードは、用紙の持つ抵抗値:Rと静電容量:Cによ
って大きく左右され、τ=CRからなる時定数τで表す
ことができる。
【0113】静電引力の弱まった用紙は駆動ローラ45
部で、用紙の腰による曲率分離により、転写搬送ベルト
53より離れ、用紙はここには図示されない定着部に送
られる。この曲率分離に適する駆動ローラ45の径は1
4〜16mmと思われる。
【0114】転写搬送ベルト53の駆動は、図3におい
てここには図示されない駆動源により、転写搬送ベルト
駆動ギヤへ、図中、反時計回りの向きに回転力が与えら
れることにより行なわれる。
【0115】前記説明の中のI1−I2の差分電流値につ
いて、感光体表面に付着したトナーの比電荷が転写部前
で30μc/g以上のときで転写材の抵抗値が1013
上の場合、比電荷が30μc/g以下のときと同じI1
−I2の値では、転写率が低くなる。I1−I2の値を3
0μc/g以下のときより高くすると転写率は上がる。
【0116】従って、転写材の抵抗値が低い場合と、高
い場合とで、このI1−I2を変え、一定の転写率を保よ
うにすることも可能である。
【0117】11.解除時について 図12に示す定着・排紙部近傍のセンサS103が、転
写紙後端(リピート時は最終紙後端)を検知したと同時
に、図5に示すモータ25をセット時と反対の向きに回
転させ、下アーム6−a,6−bを時計回りの向きに回
動させる。この回動時間は、予め設定された時間、つま
り、転写搬送ベルト53を感光体より僅かに離間させる
に要する時間(2sec)とする。
【0118】定着・排紙部とコピートレイの距離が殆ど
なく、解除時間がとれない場合は、各種サイズの転写紙
先端を、定着・排紙部近傍のセンサが検知し、各転写紙
後端が、転写部(転写搬送ベルトと感光体と接触部)よ
り外れるまでの時間が経過した後、解除方向にモータ2
5を回転させることも可能である。
【0119】この場合、紙サイズ毎に制御量を変える必
要があるので、さらに、図12のレジストローラ104
近傍のセンサS104が各種サイズの転写紙の後端を検
知し、各転写紙の後端が前記転写部より外れるまでの時
間が経過した後、解除方向にモータ25を回転させるこ
とも可能である。
【0120】ここで、機械動作時以外、転写搬送ベルト
53を感光体より僅かに離間させるのは、接触したまま
の状態にしておくと、転写搬送ベルトが変質等の異常を
起し、正常な機能を果たさなくなるのを避けるためであ
る。
【0121】この離間の距離は、転写搬送ベルト53と
感光体とが接触しなければよいという程度のもので、そ
れ程の精度は要しない。ただ、離間距離が僅かなので、
2つのセンサでこの離間した位置を検知するのは難し
い。従って、センサで行なう場合は、もう一つ追加する
必要がある。
【0122】しかし、本例のように、予め設定した時
間、モータを回転させ、解除させるようにすれば、余分
なセンサをつけなくともよくなる。
【0123】12.ジャム時の解除について 先ず、図12で、レジストローラ104部近傍のセンサ
S104が、用紙先端を検知していないときのような、
つまり、転写搬送ベルトユニットに至る前の工程部分に
てジャムが発生したときは、転写搬送ベルトユニットを
解除してもジャム紙の除去はできない訳であるから、転
写搬送ベルトユニットを解除しない。
【0124】これにより、不必要な動作がなくなり、各
部品の摩耗量が減少し、耐久性が向上する。転写搬送ベ
ルトユニット近傍でジャムが発生した場合、ジャムを検
知したと同時に図5に示すモータ25を、当該ユニット
の解除方向に回転させる。
【0125】図7に示す遮蔽部6−b1がセンサ5−2
をオフにしたら、モータ25の回転を停止する。この状
態を図10に2点鎖線で示す。この場合、図示省略の前
カバーが解除途中で開けられたときは、解除中にも拘ら
ずすぐにジャム紙を取ろうとして手を機内に差し入れる
ことも考えられるので、安全面を考え、モータ25の駆
動を停止させる。さらに解除させたいときは、再び、前
カバーを閉じる。解除が完了したら、光又は音で知らせ
る。
【0126】例えば、前カバーが大きく、操作性が悪い
場合でさらに解除させるときには、転写搬送ベルトユニ
ット解除ボタン(図示省略)を押すことによりモータ2
5を解除方向へ回転させ、転写搬送ベルトユニットが解
除中であることを操作者に知らせる。
【0127】このとき、操作者が、その場を離れ、別の
人がジャム処理を行なうことが考えられる。つまり、別
の人が解除中にうっかり機内に手を差し入れるというこ
とも考えられるので、前記解除ボタンを押しているとき
だけモータ25を解除方向に回転させ、遮蔽部6−b1
がセンサ5−2をオフするまでの間、転写搬送ベルトユ
ニットが解除中であることを、ここには図示されない本
体側操作部の表示部に表示して操作者に知らせて、解除
が完了するまで前カバーを開けないようにしてもらえ
ば、安全性を保ちつつジャム処理時間を短縮することが
可能となる。
【0128】また、さらに、転写搬送ベルトが解除中で
あることを音で知らせることで、操作者の認知度を高め
ることもできる。この音に関して、合成語で、転写搬送
ベルトが解除中であるということを発声してさらに操作
者の認知度を高め、解除中に誤って前カバーを開けると
いう誤操作を防ぎ、ジャム処理時間を短縮することがで
きる。
【0129】前記操作者への認知手段の他に、前カバー
を、転写搬送ベルトユニット解除中に開けるという誤操
作を防ぐ手段として、解除中、前カバーを強制的にロッ
クし、開けなくする方法もある。
【0130】即ち、図13(a),(b)に示すように
前カバー105に穴106を有する突部107を設け、
この穴106にピン65が出し入れ可能となるように
し、このピン65が植設された支持板61を軸63に回
動自在に支持しておく。
【0131】支持板61の右端はソレノイド60のプラ
ンジャーに連結し、左端は軸64に一端を掛け等れた緊
縮性のばね62で引くようにしておく。
【0132】かかる構成において、モータ25が回転を
始めると同時に、ソレノイド60をオンにする。する
と、支持板61が時計回りの向きに回転し、ピン65が
前カバー105と一体の突部107の穴106に入り込
む(図13(a)参照)。この状態で、前カバー105
は、外から開けることができなくなる。
【0133】図5に示す下アーム6−bの遮蔽部6−b
1がセンサ5−2をオフにし、転写搬送ベルトユニット
の解除が完了したら、図13(a)に示す状態からソレ
ノイド60をオフする。すると、支持板61がばね62
で引かれ、ピン65が穴106から外れ、前カバー10
4が外から開けられるようになる。かかる構成により、
解除中に前カバーを開けるという誤操作を完全になくす
ことができる。
【0134】13.図16〜図22に示す構成を採用し
た場合のジャム時の解除について 転写搬送ベルトユニット近傍でジャムが発生した場合、
ジャムを検知したと同時に図5に示すモータ25を、当
該ユニットの解除方向に回転させる。
【0135】図7に示す遮蔽部6−b1がセンサ5−2
をオフにしたら、モータ25の回転を停止する。この状
態は、図18と図21に示す状態に対応する。つまり、
図18に示すように、扇形ギヤ120と駆動ギヤ11の
噛み合いが外れ、図21に示すように、取手部材60に
設けられたピン61が前側板1−1に設けられた溝61
uの、図中の円周方向右端に接触し、停止した状態にあ
る。
【0136】ジャム紙の除去のため、転写搬送ベルトユ
ニットを解除する際は、この状態よりさらに、取手部材
60を時計回りの向きに回し、大きく解除する。そのと
きには、図20に示すように、取手部材60を図中左方
へ移動させてピン61を前側板の溝61uより外してか
ら、時計回りの向きに回転させる。
【0137】これにより、図11に2点鎖線で示すよう
に、感光体Aと転写搬送ベルト53との間に空間がで
き、ジャム処理が可能になる。
【0138】ジャム処理後は、上記と逆の動作を行い、
ピン61を溝61u内に戻してからモータ25を駆動す
ることにより、扇形ギヤ120と駆動ギヤ11との噛み
合い状態を得る。
【0139】14.クリーニングブレードの動きについ
て 図11において、クリーニングブレード13の加圧状態
を実線で示す。この状態において、加圧ばね18の張力
が加圧板19とブラケット27を介しクリーニングブレ
ードエッジ13に当接力として伝達されている。
【0140】次に、クリーニングブレード13の交換時
又は、クリーニングブレードエッジ清掃時に、クリーニ
ングブレードを解除する時の動作について説明する。
【0141】この動作は前記の、ジャム時に転写搬送ベ
ルトユニットを解除する時の動作と連動するようになっ
ている。図6において、回転軸4が時計回りの向きに回
転すると、ギヤ15を介してギヤ16が反時計回りの向
きに回動する。ギヤ16が反時計回りの向きに回動する
と、ピン16−aも同方向に回動し、該ピン16−aと
ピン19−aの間隔が縮まっていく。
【0142】さらにギヤ16が回動すると、加圧調整板
17が図中、上方に押し上げられ、加圧調整板17の他
端に形成されているU字形の切欠部の底部がピン19−
aに当る。
【0143】この状態になったときに、加圧板19が加
圧調整板17に押される形で、図中反時計回りの向きに
回動し、ブラケット27を介してクリーニングブレード
13が同方向へ回動を開始し、図11に2点鎖線で示す
ように、クリーニングブレード13が完全に解除された
状態になる。
【0144】このとき、クリーニングブレード13のエ
ッジ部が毛ブラシ33に擦り付けられることになり、エ
ッジ部が清掃され、エッジ部に付着した紙粉等の異物が
掻き落とされる。
【0145】クリーニングブレード13の交換時、ジャ
ムしたとき以外のときは、転写搬送ベルトユニットの解
除量は、ごく僅かである。しかしその状態ではクリーニ
ングブレード13は、転写搬送ベルト53へ当接したま
まであり、当該転写搬送ベルトの脱着がしにくい。
【0146】よって、この場合、図5(a)に示す連結
部材28の途中に図5(b),図14に示すように大径
の外輪28’を設けて、低負荷で手動で回転できるよう
にし、クリーニングブレード13を完全に解除すること
も可能である。この外輪28’の外周に凹凸を設け、回
すときにスリップするのを防止することもできる。
【0147】さらに又、図15に示すように、図5のウ
オーム23とモータ25及び連結部材28を支持板67
に支持し、軸68を中心に支持し、該軸68を中心に回
動可能とし、クリーニングブレード13の交換時に、転
写搬送ベルトユニット全体を機械本体より取り出した
後、支持板67を上方にずらして、ウオーム23と中継
ギヤ12を離間させ、転写搬送ベルトユニットの自重で
回転軸4を時計回りの向きに回転させ、クリーニングブ
レード13を完全に解除することもできる。
【0148】この時、ウオームギヤ23、モータ25、
外輪28の各部品は、機械本体セット時は、弾性部材7
0の軸等を用いて支持板67の停止位置を規制し、ウオ
ームギヤ23と中継ギヤ12の噛み合いを適正に保ち、
噛み合い不良によるギヤの削れ、伝達効率の低下を防
ぐ。
【0149】機械本体より転写搬送ベルトユニットを外
方に出し、クリーニングブレード或いはベルトを交換す
る場合、ブレードが当接状態だと、該ユニットの脱着、
及び、ブレード或いはベルトの交換がやりにくいのであ
るが、前記のように構成することにより、手動でベルト
とブレードの当接状態を解除可能であるので、交換性が
向上する利点がある。
【0150】図14の外輪を設けた例においては、解除
に際しては、外輪を手動で回転させることになるが、外
周に凹凸を付しているので、グリップ力が強くなり、作
業性が向上する。
【0151】図15の場合は、モータ25と、このモー
タの連結部材28で連結されるウオームギヤ23とを一
つの支持板67で支持し、この支持板67を移動可能と
することにより、この支持板を移動させるだけで転写搬
送ベルト及び、ブレードの解除が可能となり、作業性が
向上する。
【0152】さらに、支持板67は、ばね等による弾性
部材70で加圧されるので、手でこの支持板を上下させ
るだけで、転写搬送ベルト及びブレードの解除が行な
え、ねじ等により固定するのに比べて、作業効率が向上
する。
【0153】又、支持板67の位置規制部材としての軸
71を設けることにより、ウオームギヤ23と中継ギヤ
12との噛み合いが適正に保たれ、噛み合い不良による
ギヤの削れや、伝達効率の低下等を防止することができ
る。
【0154】15.クリーニングブレードエッジ清掃の
動作について クリーニングブレード13のエッジ部に付着した紙粉等
の異物は、定期的に取り除く必要がある。この場合、前
記説明のように、図5に示すモータ25を回転させるこ
とにより異物除去が可能である。
【0155】この動作をさせるタイミングは、一日当り
取られるコピーの枚数が100枚以下というように非常
に少ない場合は、電源スイッチを最初にオンしたときに
モータ25を正逆転させ、図11に示すようにクリーニ
ングブレード13のエッジを毛ブラシ33に擦りつけ、
清掃すればよい。
【0156】さらに、コピー枚数が多い場合には、クリ
ーニングブレードのエッジに異物が溜り、クリーニング
不良が発生する枚数(エッジ清掃語カウントした枚数)
より少ない予め設定された枚数経過後は、該枚数の経過
毎にモータ25を正逆転させ、クリーニングブレードエ
ッジの清掃動作を行なわせる。
【0157】これで、一日当りのコピー枚数がどんなに
多くても、定期的にエッジの清掃が行なわれるので、ク
リーニング不良の発生の防止を図ることができる。
【0158】前記のクリーニングブレードのエッジ清掃
動作は、連続コピーが行なわれている途中に、予め設定
された枚数に達する場合、その連続コピーのジョブが終
了した後、行なうこととする。
【0159】これにより、連続コピーを中断させ、操作
者を待たせるという不具合をなくすことができる。前記
の、予め設定される枚数のメモリーは、、ジャム時等
で、クリーニングブレードのエッジ清掃動作が行なわれ
た場合にはリセットされ、エッジ清掃後から再びカウン
トを開始するようにして必要以上の動作を省けば、機械
の耐久性が高められる。
【0160】さらに、この予め設定される枚数は、クリ
ーニングブレード13のエッジの摩耗量に反比例して短
くなる。従って、この設定される枚数は、クリーニング
ブレードが新品状態のとき(摩耗量=0)をn枚とする
と、このクリーニングブレード13でコピーされる枚数
の増加に従い、除々にnを少なくするように設定し、初
期と経時で、その枚数を変え、クリーニングブレード新
品時に、無駄な解除動作をなくし、機械の耐久性を高め
る。
【0161】16.トナー排出部の動作について 図2、図6に示すように、トナー排出部においては、駆
動伝達ギヤ55の回転力が中継ギヤ21を介してトナー
排出コイル駆動ギヤ20に伝わり、図6(b)に示す軸
部29−aを介して、トナー排出コイル29を回転さ
せ、廃トナーをユニット外へ排出するようにしている。
【0162】17.実施例の利点のまとめ 以上、説明したように、前記(1)に対応する利点とし
ては、駆動源をモータとすることにより、動作範囲が大
きくとれ、ジャム処理時の転写搬送ベルトユニットを大
きくとれ、感光体より離す際も自動で行なうことがで
き、操作する人の作業量を軽減し、作業時間を短縮でき
ることが挙げられる。
【0163】さらに、クリーニングブレードエッジの清
掃動作も、このモータで行なえるようにすることが可能
となり、定期的にこのクリーニングブレードエッジの清
掃が可能となり、クリーニングエッジに紙粉等の異物が
はさまって起きるクリーニング不良の発生を防ぐことが
できる。
【0164】前記(2)に対応する利点としては、ウオ
ームギヤを介在させることにより、転写搬送ベルトの、
停止位置からの上下への動きを規制することができ、モ
ータに電磁クラッチを設ける等のコストが大幅に上がる
機構の必要がなくなる。又、ソレノイドの場合と比べ、
コピー中、モータに電力を供給する必要がなく、消費電
力を節約できる利点がある。
【0165】前記(3)に対応する利点は、アーム部材
にセンサをオン・オフする部材を一体的に形成ことによ
り、アーム部材の位置を検出する精度が向上し、検知板
を独立に設けた場合に必要とされた調整工程が不要とな
ったことである。
【0166】前記(4)に対応する利点は、転写搬送ベ
ルトを感光体より離間させる距離はごく僅か(5mm以
下)であるから、この位置を検知するとすれば、独立し
たセンサを一つ設けなければならないが、所定時間、モ
ータを回転して離間することにより、かかるセンサを設
けなくてもよいことである。
【0167】前記(5)に対応する利点は、必要なとき
以外は、解除動作を行なわないようにすることにより、
各部品の摩耗量が低減し、耐久性が向上することであ
る。
【0168】前記(6)に対応する利点は、転写搬送ベ
ルトユニットを解除中に、前カバーを開け、すぐにジャ
ム紙を取ろうと手を機内へ差し入れられると、怪我をす
る危険があるが、これを防ぐことができることである。
【0169】前記(7)に対応する利点は、前カバーの
開閉と、転写搬送ベルトユニットの解除動作を連動させ
た場合、この前カバーが大きく重い場合、2回目以降の
操作性は非常に悪いが、ここで、独立したスイッチ(解
除スイッチ)を設けることにより、この不具合を防止す
ることができることである。ここで、2回目以降の操作
性とは、前記(6)における解除途中で、一度前カバー
を開け、その後再び解除動作を続行させようとした時の
ことをいう。
【0170】前記(8)に対応する利点は、転写搬送ベ
ルト解除中、前カバーを手で開けるのを阻止する手段を
設けることにより、解除中に、前カバーを開けるという
誤操作を防ぎ、ジャム処理時間を短縮できることであ
る。
【0171】前記(9)に対応する利点は、モータ駆動
により、クリーニングブレードを接離動作させ、クリー
ニングブレードエッジを清掃することにより、自動で、
このクリーニングブレードエッジの清掃が可能となり、
電源スイッチのオン時と、この清掃動作を同期させるこ
とにより、1回、1回の定期的な清掃が可能となり、1
回当りのコピー枚数が100枚以下と少ない場合、この
清掃タイミングで十分に対応でき、クリーニング不良の
発生を防止することができることである。
【0172】前記(10)に対応する利点は、予め設定
された枚数直後に清掃動作が入るので、1日当りのコピ
ー枚数がどんなに多くとも、一定枚数間隔で定期的に、
ブレードエッジが清掃されるので、クリーニング不良の
発生が防止されることである。
【0173】前記(11)に対応する利点は、清掃動作
を、連続コピーのジョブ終了後に行なうことにより、連
続コピーを中断させ、作業者を待たせると不具合がなく
なることである。
【0174】前記(12)に対応する利点は、ジャム等
でエッジ清掃動作が行なわれてしまった後、予め設定さ
れた枚数をリセットさせ、再びカウントを開始させるよ
うにすることにより、必要以上の動作を省き、機械の耐
久性を向上させることができることである。
【0175】前記(13)に対応する利点は、クリーニ
ングブレードが新品状態の時(摩耗量=0)の予め設定
される枚数をn枚とすると、このクリーニングブレード
でコピーされる枚数の増加に従い、除々にnを少なくす
るように設定し、初期と経時でnを変えることにより、
クリーニングブレード新品時の、無駄な清掃動作をなく
し、機械の耐久性を向上させ得ることである。
【0176】
【発明の効果】本発明によれば、転写搬送ユニット全体
を大きく開く際の操作者の作業量を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の作像系全体
について説明した図である。
【図2】転写搬送ベルトユニットの全体を説明した斜視
図である。
【図3】転写搬送ベルトユニットのベルト支持部を説明
した斜視図である。
【図4】転写搬送ベルトユニットのベルト交換時におけ
る状態を説明した図である。
【図5】下側ユニットの斜視図である。
【図6】クリーニングユニット部に斜視図である。
【図7】下アームの斜視図である。
【図8】下アームの斜視図である。
【図9】転写搬送ベルトの加圧、解除駆動機構の説明図
である。
【図10】転写搬送ベルトの加圧及び解除の状態を説明
した図である。
【図11】クリーニングブレードの加圧及び解除の状態
を説明した図である。
【図12】用紙搬送系の説明図である。
【図13】前カバーのロック機構を説明した図である。
【図14】クリーニングブレードの解除機構の例を説明
した図である。
【図15】クリーニングブレードの解除機構の他の例を
説明した図である。
【図16】下側ユニットの他の例を説明した図である。
【図17】扇形ギヤと駆動ギヤとの噛み合い状態を説明
した斜視図である。
【図18】扇形ギヤと駆動ギヤとの噛み合いが外れた状
態を説明した斜視図である。
【図19】取手部材のピンを前側板の溝に係合させた状
態を説明した断面図である。
【図20】取手部材のピンを前側板の溝から離間させた
状態を説明した断面図である。
【図21】取手部材の斜視図である。
【図22】取手部材の斜視図である。
【符号の説明】
5−1 光センサ 5−2 光センサ 6−a 下アーム 6−b 下アーム 6−a1 遮蔽部 6−b1 遮蔽部 7 上アーム 13 クリーニングブレード 23 ウオームギヤ 25 モータ 53 転写搬送ベルト A 感光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋葉 康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 岩田 尚子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大年 恵 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 松本 健太郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 村石 貴也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 石橋 均 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側を支点として他端側を揺動自在と
    し、この他端側を感光体に対し接離自在とした転写搬送
    ベルトにおいて、 前記揺動自在となる側を感光体に対し接離させる駆動源
    をモータとしたことを特徴とする転写搬送ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1において、駆動源たるモータより
    転写搬送ベルトを揺動させる部材への動力伝達を行なう
    伝達部材の中の少なくとも1つにウオームギヤを用いた
    ことを特徴とする転写搬送ユニット。
  3. 【請求項3】請求項1において、転写搬送ベルトユニッ
    トを上下動させるアーム部材と、このアーム部材の位置
    を検知するセンサを備え、前記アーム部材に前記センサ
    をオン、オフさせるための部材を一体的に形成したこと
    を特徴とする転写搬送ユニット。
  4. 【請求項4】請求項1において、転写搬送ベルトを感光
    体に接した位置より僅かに離間させる場合、予め設定さ
    れた時間だけ離間させる方向にモータを回転させるよう
    にしたことを特徴とする転写搬送ユニット。
  5. 【請求項5】請求項1において、転写搬送ベルトまわり
    以外の場所でジャム発生した場合には、ジャム時に転写
    搬送ベルトを感光体より大きく離間させる動作を行なわ
    ないようにしたことを特徴とする転写搬送ユニット。
  6. 【請求項6】請求項5において、転写搬送ベルトをジャ
    ム時に感光体より大きく離間させる動作は、ジャム時に
    転写搬送ベルトを離間させると判断されたと同時にモー
    タを該ベルトが感光体から離間する方向に回転させて行
    ない、この動作と本体前カバーのセット検知スイッチを
    連動させ、前記前カバーを開け、前記前カバーのセット
    検知手段が前記前カバーが開いたことを検知したとき
    は、モータをオフにし、転写搬送ベルトの解除動作を停
    止することを特徴とする転写搬送ユニット。
  7. 【請求項7】請求項1において、転写搬送ベルトの解除
    動作を開始させるスイッチを独立して設け、このスイッ
    チを動作させることではじめて、転写搬送ベルトの解除
    動作を開始することを特徴とする転写搬送ユニット。
  8. 【請求項8】請求項1において、前カバーの開放を阻止
    する部材と、この阻止する部材を作動させる手段及び前
    記阻止部材を、前記前カバーの開放を阻止しない位置に
    戻す部材を有し、この阻止部材を作動させる手段は、転
    写搬送ベルトの解除動作と連動し、解除中は、オンし、
    前記前カバーの開放を阻止し、解除が終了と同時にオフ
    にし、前カバーの開放を可能とすることを特徴とする転
    写搬送ユニット。
  9. 【請求項9】請求項1において、転写搬送ベルトの表面
    をクリーニングするクリーニング手段を備え、このクリ
    ーニング手段の前記転写搬送ベルトからの接離動作の駆
    動源を、前記転写搬送ベルトの揺動自在となる側を感光
    体に対して接離する動作の駆動源たるモータを用いて行
    ない、前記クリーニング手段のエッジ部を清掃するため
    の清掃手段を備え、この清掃手段は前記クリーニング手
    段の前記接離動作時に、前記クリーニング手段のエッジ
    部を清掃するため、前記クリーニング手段が動作するタ
    イミングを機械本体の電源スイッチのオン時と同期させ
    たことを特徴とする転写搬送ユニット。
  10. 【請求項10】請求項9において、クリーニング手段を
    接離動作させ、エッジ部を清掃する動作は、予め設定さ
    れた枚数直後、そのたびごとに行なうことを特徴とする
    転写搬送ユニット。
  11. 【請求項11】請求項10において、予め設定された枚
    数直後に行なうクリーニング手段のエッジ部の清掃動作
    は、連続コピーが行なわれている途中に、予め設定され
    た枚数に達する場合、その連続コピーのジョブが終了し
    た後に行なうことを特徴とする転写搬送ユニット。
  12. 【請求項12】請求項10において、予め設定された枚
    数は、ジャム時にクリーニング手段のエッジ部の清掃が
    行なわれた場合にはリセットされ、そのエッジ部清掃後
    から再びカウントを開始するようにしたことを特徴とす
    る転写搬送ユニット。
  13. 【請求項13】請求項10において、予め設定される枚
    数は、クリーニング手段のエッジ部の摩耗量に反比例し
    て短くしたことを特徴とする転写搬送ユニット。
  14. 【請求項14】請求項1において、モータのモータ軸と
    ウオームギヤとを連結する連結部材に、外周に凹凸が付
    された外輪を一体化して設けことを特徴とする転写搬送
    ユニット。
  15. 【請求項15】転写搬送ベルトを感光体に対し、接離さ
    せる駆動源をモータとした転写搬送ユニットにおいて、 前記モータと、前記モータと連結部材で連結されるウオ
    ームギヤを一つの支持板で支持し、該支持板を前記ウオ
    ームギヤと噛み合うギヤ中継ギヤに対し噛み合う方向に
    接離自在に支持し、噛み合う向きに弾性部材で付勢し、
    この付勢力による前記支持板の移動を噛み合い状態にて
    規制部材で受けることを特徴とする転写搬送ユニット。
  16. 【請求項16】請求項1において、駆動源より転写搬送
    ベルトを感光体へ接離動作させる部材へ動力を伝達する
    部材の中の少なくとも1つに、扇形ギヤを用いたことを
    特徴とする転写搬送ユニット。
  17. 【請求項17】請求項16において、扇形ギヤは、転写
    搬送ベルトユニットの揺動自在となる側を感光体に対し
    接離させる部材に固定された円形ギヤに回転力を伝達す
    る駆動系の駆動側に配置したことを特徴とする転写搬送
    ユニット。
  18. 【請求項18】請求項16において、扇形のギヤは、転
    写搬送ベルトの揺動自在となる側を感光体に対し接離さ
    せるものであって、転写搬送ベルトが感光体へ接触する
    位置と、僅かに離間した位置との間を移動する間は、円
    形ギヤと噛み合う位置関係にあり、転写搬送ベルトを感
    光体より大きく離間させる場合は、円形ギヤとの噛み合
    いが外れる位置をとることを特徴とする転写搬送ユニッ
    ト。
  19. 【請求項19】請求項16において、この転写搬送ベル
    トを感光体へ接離動作させるためのアーム部材と、この
    アーム部材が固定され、前後側板に回転可能に支持され
    る回転軸と、この回転軸の一部に固定され回転力をこの
    回転軸に伝える円形ギヤと、この円形ギヤへ駆動源から
    の回転力を伝達する扇形ギヤと、前記回転軸の他端に、
    この回転軸を手動で回転可能にし、かつ前後方向に一定
    量移動可能な状態で取り付けられ、さらに、前側板に形
    成される溝に入り込むピンが設けられた取手部材より構
    成される転写搬送ユニットであって、 前記前側板に形成される溝の大きさを、転写搬送ベルト
    が感光体に接する位置と僅かに離間した位置との間を移
    動させたときに、前記扇形ギヤ、円形ギヤ、回転軸を介
    し前記取手部材に設けられたピンが移動する範囲に、さ
    らに、扇形ギヤと、円形ギヤの噛み合いが外れるときま
    でのピンの移動量を加えた範囲としたことを特徴とする
    転写搬送ユニット。
JP5076767A 1992-08-03 1993-04-02 転写搬送ユニット Pending JPH06138725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5076767A JPH06138725A (ja) 1992-08-03 1993-04-02 転写搬送ユニット

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20681792 1992-08-03
JP23960292 1992-09-08
JP4-239602 1992-09-08
JP4-206817 1992-09-08
JP5076767A JPH06138725A (ja) 1992-08-03 1993-04-02 転写搬送ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06138725A true JPH06138725A (ja) 1994-05-20

Family

ID=27302244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5076767A Pending JPH06138725A (ja) 1992-08-03 1993-04-02 転写搬送ユニット

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JP (1) JPH06138725A (ja)

Cited By (5)

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