JP2003131521A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003131521A
JP2003131521A JP2001330536A JP2001330536A JP2003131521A JP 2003131521 A JP2003131521 A JP 2003131521A JP 2001330536 A JP2001330536 A JP 2001330536A JP 2001330536 A JP2001330536 A JP 2001330536A JP 2003131521 A JP2003131521 A JP 2003131521A
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尚之 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑部材を容易にかつ適切な時期に交換する
ことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 帯電された感光ドラム1表面に静電潜像
を可視像化するように現像し、それを記録用紙に転写し
た後、余剰となったトナーを除去するクリーニング部6
を備える画像形成装置であって、クリーニング部6は、
感光ドラム1表面においてクリーニングブレード11に
よって剥離された余剰トナーを、所定部位に移動させる
ためのクリーニングブラシ16を有するブラシ部12
と、クリーニングブレード11と感光ドラム1との摩擦
を低減するための潤滑部材20が取り付けられた取付部
13とを備え、ブラシ部12および取付部13は、クリ
ーニングブラシ16が潤滑部材20に対して摺動可能な
状態を維持しつつ、一体的に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、プリンタ装置や
複写機等に備えられる画像形成装置に関し、特に電子写
真式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ装置や複写機等に備
えられて、電子写真方式によって印刷を行う画像形成装
置が普及している。この画像形成装置においては、感光
ドラムの表面を前帯電器により帯電させ、光を照射する
ことにより静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着
させ可視像化する。次いで、感光ドラムの表面に付着し
たトナーによる可視像を記録用紙に転写する。そして、
定着器によって記録用紙に熱と圧力を加えることにより
トナーを溶かし、トナーによる可視像を記録用紙に定着
させる。一方、転写後において感光ドラムに残ったトナ
ーは、クリーニング部によって除去され、その後、新た
な印刷が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の画像
形成装置では、印字性能において高品質化、高解像度
化、長寿命化、および低コスト化等が要求されている。
特に、クリーニング部において、クリーニング不良が生
じると、印字欠陥や印字用紙におけるトナー汚れを誘発
し、印字品質を直接的に損ねるため、クリーニング部に
おけるクリーニング性能を維持することのできる画像形
成装置が望まれている。
【0004】このクリーニング部は、図7に示すよう
に、感光体40上に配置されたクリーニングブレード4
1と、筒状部材42の外周面から延びたクリーニングブ
ラシ43を有するブラシ部44と、感光体ユニット45
の側面に固着された支持体46と、この支持体46に取
り付けられた潤滑部材47と、排トナー搬送スクリュー
48等によって構成されている。そして、支持体46
は、潤滑部材47がクリーニングブラシ43に接触する
ようにして配置されている。
【0005】近年の画像形成装置では、印刷の高速化に
ともなって感光体40が高速回転し、クリーニングブレ
ード41と感光体40との間における摩擦によって、ク
リーニングブレード41の先端が欠けてクリーニング不
良が生じることがある。また、温度や湿度の変化等の使
用環境によって、上記摩擦力が変化することがある。そ
こで、上記潤滑部材47の一部を、クリーニングブラシ
43を用いて感光体40上に塗布することにより、上記
摩擦を低減するようにしている。具体的には、クリーニ
ングブラシ43が回転することにより、クリーニングブ
ラシ43によって潤滑部材47の一部が削られた後、ク
リーニングブラシ43が感光体40に接することによ
り、感光体40の表面に潤滑部材47の一部が塗布され
る。
【0006】しかしながら、従来の構成では、潤滑部材
47を取り付けている支持体46が、感光体ユニット4
5等の内側面に固着されて設けられている。そのため、
潤滑部材47は、通常、感光体ユニット45を交換する
際に、同時に交換されることになる。その結果、潤滑部
材47が感光体ユニット45の交換前に磨耗しすぎてし
まうことがあり、クリーニングブレード41と感光体4
0との間における摩擦力を適切に低減することができな
くなるといった問題点があった。
【0007】この場合、潤滑部材47の残量が少ないと
きには、潤滑部材47および支持体46のみを感光体ユ
ニット45から取り外すことが考えられる。しかし、そ
れには、まず感光体ユニット45を装置本体から取り外
し、その後、感光体ユニット45から支持体46を取り
外さなければならず、非常に手間であるといった問題点
がある。
【0008】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、潤滑部材を容易にかつ適切な時期
に交換することのできる画像形成装置を提供すること
を、その課題とする。
【0009】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】本願発明によって提供される画像形成装置
は、帯電された感光体表面に静電潜像を可視像化するよ
うに現像し、それを記録用紙に転写した後、余剰となっ
たトナーを除去する除去手段を備える画像形成装置であ
って、前記除去手段は、前記感光体表面においてクリー
ニングブレードによって剥離された余剰トナーを、所定
部位に移動させるためのクリーニングブラシを有するブ
ラシ部と、前記クリーニングブレードと前記感光体との
摩擦を低減するための潤滑部材が取り付けられた取付部
とを備え、前記ブラシ部および前記取付部は、前記クリ
ーニングブラシが前記潤滑部材に対して摺動可能な状態
を維持するように一体的に設けられていることを特徴と
している。
【0011】好ましい実施の形態によれば、前記ブラシ
部は、回転自在に支持された回転軸を有し、前記クリー
ニングブラシは、前記回転軸の外周面に植設されてお
り、前記取付部は、前記回転軸の端部近傍に遊嵌されて
いる環状部材と、この環状部材に接続され、前記潤滑部
材を取り付けるための取付部材とからなる。
【0012】他の好ましい実施の形態によれば、前記感
光体を支持するための感光体ユニットが設けられ、前記
感光体ユニットの内側には、前記取付部の移動を抑制す
るためのストッパが設けられている。
【0013】本願発明によれば、クリーニングブレード
と感光体との摩擦を低減するための潤滑部材を取り付け
るための取付部が、クリーニングブラシを有するブラシ
部に一体的に設けられている。そのため、クリーニング
ブラシを交換する際、ブラシ部を取り外すときに、潤滑
部材も同時に取り外されるので、潤滑部材を容易に交換
することができる。通常、クリーニングブラシの交換周
期は、感光体の交換周期に比べ短いため、潤滑部材がク
リーニングブラシとともに交換されれば、クリーニング
ブラシによって磨り減りすぎる前の適切な時期に交換さ
れることになる。そのため、クリーニングブレードと感
光体との摩擦を適切に低減した状態を良好に維持するこ
とができる。したがって、クリーニングブレードの欠け
によるクリーニング不良を防止することができ、印字品
質の向上を図ることができるとともに、信頼性の高い画
像形成装置を提供することができる。
【0014】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
【0016】図1は、本願発明に係る画像形成装置を備
えたプリンタ装置の概略構成を示す模式図である。この
プリンタ装置は、いわゆる電子写真方式により記録用紙
に印刷を行う装置であり、感光ドラム1、前帯電器2、
レーザ光照射装置3、現像器4、転写帯電器5、クリー
ニング部6、および除電器7等を備えている。
【0017】感光ドラム1は、回転自在に支持され、印
刷時には記録用紙Pに当接しながら、図1の矢印Aに示
す方向に回転するようになっている。感光ドラム1の外
周部には、前帯電器2が配設されており、感光ドラム1
は、この前帯電器2により、その表面が一様に帯電され
る。
【0018】感光ドラム1の外周部における前帯電器2
の下流側には、レーザ光照射装置3が配設されている。
レーザ光照射装置3は、図示しない半導体光レーザやポ
リゴンミラー等によって構成され、感光ドラム1に対し
て印刷する画像に応じて光学像を照射することにより静
電潜像を形成する。なお、レーザ光照射装置3は、上記
した構成に代わり、極小のLED(発光ダイオード)を
所定間隔で複数並べたLEDアレイを用いたLED方式
等が採用されてもよい。
【0019】感光ドラム1の外周部におけるレーザ光照
射装置3の下流側には、現像器4が配設されている。現
像器4は、レーザ光照射装置3によって形成された静電
潜像を現像してトナーを付着させることにより可視像化
するものである。
【0020】感光ドラム1の外周部における現像器4の
下流側において、感光ドラム1は記録用紙Pと当接する
ようになっており、この当接位置において記録用紙Pを
挟んで感光ドラム1と対向する位置に、転写帯電器5が
配設されている。転写帯電器5は、記録用紙Pを搬送し
つつ感光ドラム1の表面に付着したトナーによる可視像
を記録用紙Pに転写させるためのものである。この場
合、転写帯電器5は、記録用紙Pの裏面側からトナー像
の帯電電位と逆極性の電位のコロナ放電を発生させるこ
とにより、記録用紙Pを帯電し、これによりトナー像を
記録用紙Pに吸着して転写する。
【0021】感光ドラム1の外周部における転写帯電器
5の下流側には、クリーニング部6が配設されている。
クリーニング部6は、転写帯電器5による転写後に感光
ドラム1の表面に残ったトナーを除去するためのもので
ある。
【0022】感光ドラム1の外周部におけるクリーニン
グ部6の下流側には、除電器7が配設されている。除電
器7は、感光ドラム1の表面に残留した静電気を除電す
るためのものである。
【0023】ここで、クリーニング部6は、図2に示す
ように、クリーニングブレード11、ブラシ部12、取
付部13、および排トナースクリュー14を備えてい
る。
【0024】クリーニングブレード11は、ゴム等の高
分子材料等によって形成されており、感光ドラム1の表
面にかつ感光ドラム1の幅方向の全体にわたって、感光
ドラム1に対して所定の角度で当接するように配設され
ている。クリーニングブレード11は、感光ドラム1が
クリーニングブレード11に当接した状態で回転するこ
とにより、この当接部において感光ドラム1に付着して
いる残留トナー等を感光ドラム1の表面から剥離させ
る。
【0025】ブラシ部12は、感光ドラム1の表面にお
いてクリーニングブレード11より上流側に設けられ、
図2および図3に示すように、筒状部材15と、クリー
ニングブラシ16とによって構成されている。
【0026】筒状部材15は、紙または金属等によって
形成され、その一端縁部には、後述する板ばね28a,
28b(図4参照)を係止するための一対の切欠21が
形成されている。
【0027】クリーニングブラシ16は、筒状部材15
の外周面の適所に、その先端の一部が感光ドラム1に常
に当接するように、かつ感光ドラム1の幅方向の全体に
わたって植設されている。筒状部材15は、図示しない
駆動モータによって感光ドラム1の回転方向Aとは逆方
向(図2の矢印B参照)に回転するようになっており、
これにともない、クリーニングブラシ16も、感光ドラ
ム1と当接しながら上記矢印B方向に回転させられる。
クリーニングブラシ16が回転することにより、感光ド
ラム1の表面から剥離された残留トナー等が排トナース
クリュー14の方へ移動される。そして、この排トナー
スクリュー14が回転駆動することにより、排トナーが
移動し、トナーを回収するための図示しない回収機構に
収集されるようになっている。
【0028】取付部13は、環状部材17、支持片1
8、および取付部材19を備えている。環状部材17
は、筒状部材15の両端近傍に、筒状部材15に対して
回転自在に遊嵌されている(図3には、一方の環状部材
17のみ示している)。支持片18は、環状部材17に
対して筒状部材15の遠心方向に延びるようにして設け
られている。取付部材19は、断面L字状に形成され、
支持片18に対して筒状部材15の軸心方向に沿って延
びるようにして設けられている。
【0029】この取付部材19の内側に、たとえばステ
アリン酸亜鉛からなる潤滑部材20が取り付けられてい
る。より詳細には、上記取付部材19および潤滑部材2
0は、感光ドラム1の幅方向の全体にわたって、かつク
リーニングブラシ16が延びた植設領域に食い込むよう
にして設けられている。
【0030】ブラシ部12近傍の感光体ユニット22の
内側面には、潤滑部材20が取り付けられた取付部材1
9の移動を抑制するためのストッパ23が設けられてい
る。ストッパ23は、断面L字状に形成され、筒状部材
15の軸心方向に沿って延びている。このストッパ23
により、取付部材19の移動を抑制するので、潤滑部材
20は、安定した状態で保持され、その一部がクリーニ
ングブラシ16によって適切に削られることになる。
【0031】図4は、ブラシ部12の感光体ユニット2
2に対する取付構造を上方から見た図である。この図に
よれば、感光体ユニット22の一方の側面22aには、
回転軸25が貫通され、感光体ユニット22の内側であ
って、回転軸25の一端には、円錐形状の第1部材受け
26が設けられ、回転軸25の他端には、図示しない駆
動モータに他のギアを介して接続された駆動ギア27が
設けられている。第1部材受け26には、一対の板ばね
28a,28bが固着されており、これらの板ばね28
a,28bが筒状部材15の一端縁部に形成された切欠
21に係止される。
【0032】感光体ユニット22の他方の側面22bに
は、開口29が形成され、この開口29を塞ぐように、
カバー30がねじ31,32によって他方の側面22b
に対して配設されている。カバー30には、固定軸33
を介して円錐形状の第2部材受け34が設けられてい
る。第2部材受け34には、筒状部材15の他端部が遊
嵌されている。この構成により、図示しない駆動モータ
によって回転軸25が回転されることにより、筒状部材
15が一定の回転速度で回転する。
【0033】次に、本画像形成装置の動作を説明する。
ホストコンピュータから印刷指令を受けると、あるいは
ユーザによって図示しない印刷開始スイッチが押下され
ると、感光ドラム1が回転し、前帯電器2によって感光
ドラム1の表面が一様に帯電される。
【0034】次いで、感光ドラム1の表面には、レーザ
光照射装置3によって、印刷する画像に応じたレーザ光
による光学像を照射されることにより静電潜像が形成さ
れる。レーザ光照射装置3によって形成された静電潜像
は、現像器4によって現像され、トナーが付着されるこ
とにより可視像化される。
【0035】その後、感光ドラム1の外周部における現
像器4の下流側において、感光ドラム1と記録用紙Pと
が当接し、転写帯電器5によって、記録用紙Pを搬送し
つつ感光ドラム1の表面に付着したトナーによる可視像
が記録用紙Pに転写される。詳細には、転写帯電器5
は、記録用紙Pの裏面側からトナー像の帯電電位と逆極
性の電位のコロナ放電を発生させることにより、記録用
紙Pを帯電し、これによりトナー像を記録用紙Pに吸着
して転写する。
【0036】転写帯電器5による転写後に感光ドラム1
の表面に残ったトナーは、感光ドラム1が回転されるこ
とによりクリーニング部6によって除去される。詳細に
は、クリーニングブレード11によって感光ドラム1の
表面から剥離された残留トナー等は、クリーニングブラ
シ16が回転することにより、排トナースクリュー14
の方へ移動される。そして、この排トナースクリュー1
4によってさらにトナーが移動し、感光ドラム1の表面
から剥離された残留トナー等が回収機構に収集される。
【0037】そして、感光ドラム1の外周部におけるク
リーニング部6の下流側に配設された除電器7によっ
て、感光ドラム1の表面に残留した静電気が除電され
る。
【0038】感光ドラム1の表面に残ったトナーがクリ
ーニング部6によって除去されるとき、クリーニングブ
ラシ16は、筒状部材15が回転することにより、潤滑
部材20の表面一部に当接しながら、すなわち潤滑部材
20を削り落としながら移動する。これにより、クリー
ニングブラシ16の表面には、潤滑部材20の一部が付
着する。そして、潤滑部材20の一部が付着したクリー
ニングブラシ16は、感光ドラム1と当接することによ
り、感光ドラム1の表面に潤滑部材20が塗布される。
そのため、感光ドラム1の表面に塗布された潤滑部材2
0によって、クリーニングブレード11と感光ドラム1
との摩擦が低減される。
【0039】このように、クリーニングブレード11と
感光ドラム1との摩擦を低減するための潤滑部材20を
取り付けるための取付部13が、クリーニングブラシ1
6の植設領域に食い込むように、ブラシ部12に一体的
に設けられている。そのため、クリーニングブラシ16
を交換する際、ブラシ部12を取り外すときに、潤滑部
材20も同時に取り外されるので、潤滑部材20を容易
に交換することができる。通常、クリーニングブラシ1
6の交換周期は、感光ドラム1の交換周期に比べ短いた
め、潤滑部材20がクリーニングブラシ16とともに交
換されれば、クリーニングブラシ16によって磨り減り
すぎる前の適切な時期に交換されることになる。そのた
め、クリーニングブレード11と感光ドラム1との摩擦
を適切に低減した状態を良好に維持することができる。
したがって、クリーニングブレード11の欠けによるク
リーニング不良を防止することができ、印字品質の向上
を図ることができるとともに、信頼性の高い画像形成装
置を提供することができる。
【0040】図5は、印刷枚数と潤滑部材の残量との関
係を、従来と本発明とにおいて比較した図である。この
図によれば、従来では、感光体ユニットが交換されると
同時に潤滑部材が交換されるので、感光体ユニットが交
換されない限りは、潤滑部材の残量は、印刷枚数が増加
するにつれて徐々に減少していく。そのため、クリーニ
ングブレードと感光体との摩擦を低減するための必要充
分な潤滑部材の残量が得られないことがある。
【0041】一方、本発明に係る実施形態では、ブラシ
部12の交換時期(図5のC参照)は、延べの印刷枚数
がたとえば40万枚程度のときとされ、ブラシ部12が
交換されると同時に潤滑部材20も交換される。そのた
め、潤滑部材20による摩擦防止効果が消失するほど
に、潤滑部材20の残量が少なくなることを防止するこ
とができる。
【0042】また、図6は、印刷枚数と摩擦係数との関
係を、従来と本発明とにおいて比較した図である。この
図によれば、従来では、印刷枚数が増加するにつれて、
摩擦係数が増え、たとえば90万枚付近でクリーニング
ブレードの欠けの発生が確認された。
【0043】一方、本発明に係る実施形態では、上記し
たように、ブラシ部12が交換されると同時に潤滑部材
20も交換される(図6のD参照)。そのため、クリー
ニングブラシ16と感光ドラム1との摩擦係数をほぼ一
定に維持することができ、クリーニングブレード11の
欠けの発生を防止することができる。
【0044】ここで、クリーニングブレード11および
ブラシ部12の交換時期が到来した場合には、たとえ
ば、以下に示す手順で交換を行うことができる。すなわ
ち、図4を参照すれば、まず、感光体ユニット22の側
板22bに嵌合されているねじ31,32を外し、カバ
ー30を取り外す。カバー30が取り外されると、カバ
ー30の裏面側に固着され、筒状部材15の一端におい
て遊嵌されている第2部材受け34がカバー30ととも
に引き出される。
【0045】一方、筒状部材15の他端は、感光体ユニ
ット22の側板22aに対して回転自在に支持されてい
る第1部材受け26に当接されているだけであるので、
ブラシ部12は、即座に第1部材受け26から離脱され
る。これにより、ブラシ部12を容易に感光体ユニット
22から取り外すことができ、ブラシ部12とともに潤
滑部材20をも取り外すことができる。
【0046】また、逆に、クリーニングブラシ16およ
び潤滑部材20を感光体ユニット22に取り付ける場合
には、まず、第1部材受け26の板ばね28a,28b
に筒状部材15の切欠27を嵌め込む。そして、その状
態を維持しながら、カバー30の第2部材受け34を筒
状部材15の他端に嵌め込み、ねじ31,32を嵌め込
んで、カバー30を感光体ユニット22の側面22bに
取り付ける。
【0047】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、上述した
ブラシ部12および取付部13の構成は、プリンタ装置
や複写機に限らず、たとえばファクシミリ等の他の記録
装置に適用されてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、クリ
ーニングブレードと感光体との摩擦を低減するための潤
滑部材を取り付けるための取付部が、クリーニングブラ
シを有するブラシ部に一体的に設けられているため、ク
リーニングブラシを交換する際に、潤滑部材も同時に交
換することができるとともに、潤滑部材をクリーニング
ブラシによって磨り減りすぎる前の適切な時期に交換す
ることができる。そのため、クリーニングブレードと感
光体との摩擦を適切に低減した状態を、良好に維持する
ことができる。したがって、クリーニングブレードの欠
けによるクリーニング不良を防止することができ、印字
品質の向上を図ることができるとともに、信頼性の高い
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る画像形成装置を備えたプリンタ
装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】図1に示すクリーニング部の概略側面図であ
る。
【図3】ブラシ部および取付部の要部斜視図である。
【図4】ブラシ部の感光体ユニットに対する取付構造を
上方から見た図である。
【図5】印刷枚数と潤滑部材の残量との関係を示す図で
ある。
【図6】印刷枚数と摩擦係数との関係を示す図である。
【図7】従来のクリーニング部の概略側面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 6 クリーニング部 11 クリーニングブレード 12 ブラシ部 13 取付部 16 クリーニングブラシ 17 環状部材 19 取付部材 20 潤滑部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H134 GA01 GB02 HB01 HB07 HB13 HD00 KF01 KF02 KF05 KH01 KH15 LA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電された感光体表面に静電潜像を可視
    像化するように現像し、それを記録用紙に転写した後、
    余剰となったトナーを除去する除去手段を備える画像形
    成装置であって、 前記除去手段は、前記感光体表面においてクリーニング
    ブレードによって剥離された余剰トナーを、所定部位に
    移動させるためのクリーニングブラシを有するブラシ部
    と、前記クリーニングブレードと前記感光体との摩擦を
    低減するための潤滑部材が取り付けられた取付部とを備
    え、 前記ブラシ部および前記取付部は、前記クリーニングブ
    ラシが前記潤滑部材に対して摺動可能な状態を維持しつ
    つ、一体的に設けられていることを特徴とする、画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ部は、回転自在に支持された
    回転軸を有し、前記クリーニングブラシは、前記回転軸
    の外周面に植設されており、 前記取付部は、前記回転軸の端部近傍に遊嵌されている
    環状部材と、この環状部材に接続され、前記潤滑部材を
    取り付けるための取付部材とからなる、請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体を支持するための感光体ユニ
    ットが設けられ、 前記感光体ユニットの内側には、前記取付部の移動を抑
    制するためのストッパが設けられている、請求項1また
    は2に記載の画像形成装置。
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