JPH0719115B2 - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
- Publication number
- JPH0719115B2 JPH0719115B2 JP63124198A JP12419888A JPH0719115B2 JP H0719115 B2 JPH0719115 B2 JP H0719115B2 JP 63124198 A JP63124198 A JP 63124198A JP 12419888 A JP12419888 A JP 12419888A JP H0719115 B2 JPH0719115 B2 JP H0719115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- photoconductor
- transfer intermediate
- cleaner blade
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/1605—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
- G03G15/161—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support with means for handling the intermediate support, e.g. heating, cleaning, coating with a transfer agent
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/16—Transferring device, details
- G03G2215/1647—Cleaning of transfer member
- G03G2215/1661—Cleaning of transfer member of transfer belt
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写中間体を備えた静電転写型複写機やレー
ザプリンタ等の電子写真装置に関し、さらに詳しくは、
上記転写中間体をクリーニングするためのクリーニング
手段を備えた電子写真装置に関するものである。
ザプリンタ等の電子写真装置に関し、さらに詳しくは、
上記転写中間体をクリーニングするためのクリーニング
手段を備えた電子写真装置に関するものである。
例えば、静電転写型複写機においては、感光体上に形成
された可視画像(トナー像)を転写させた後の感光体表
面に残留している現像剤を除去するために、一般に、ブ
レード方式の感光体用クリーニング手段が備えられてい
る。この種の感光体用クリーニング手段は、クリーナー
ブレードを感光体の表面に摺接させることによって、感
光体表面に付着している残留現像剤を除去し得るように
構成されている。
された可視画像(トナー像)を転写させた後の感光体表
面に残留している現像剤を除去するために、一般に、ブ
レード方式の感光体用クリーニング手段が備えられてい
る。この種の感光体用クリーニング手段は、クリーナー
ブレードを感光体の表面に摺接させることによって、感
光体表面に付着している残留現像剤を除去し得るように
構成されている。
ところで、近年、感光体表面に形成されているトナー像
を転写中間体に一旦転写して各色成分別のトナー像を重
ねることによりフルカラー画像を形成できるように、感
光体上のトナー像を転写させるための転写中間体を備え
た静電転写型のフルカラー複写機について研究されてい
る。
を転写中間体に一旦転写して各色成分別のトナー像を重
ねることによりフルカラー画像を形成できるように、感
光体上のトナー像を転写させるための転写中間体を備え
た静電転写型のフルカラー複写機について研究されてい
る。
このような転写中間体を備えたフルカラー複写機におい
ては、感光体から転写中間体へと各色成分別のトナー像
が転写された後、感光体上に残留している現像剤(トナ
ー)はブレード方式の感光体用クリーニング手段によっ
て除去されるように成っている。
ては、感光体から転写中間体へと各色成分別のトナー像
が転写された後、感光体上に残留している現像剤(トナ
ー)はブレード方式の感光体用クリーニング手段によっ
て除去されるように成っている。
一方、感光体から転写中間体に転写されたトナー像がさ
らに転写紙へと転写されると、転写を終えた転写中間体
上にも現像剤が残留することになる。転写中間体上に現
像剤が残留し、この状態をそのまま放置しておくと、画
質が著しく低下することになるので、このような残留現
像剤を転写中間体から除去するためのクリーニング手段
が必要となる。
らに転写紙へと転写されると、転写を終えた転写中間体
上にも現像剤が残留することになる。転写中間体上に現
像剤が残留し、この状態をそのまま放置しておくと、画
質が著しく低下することになるので、このような残留現
像剤を転写中間体から除去するためのクリーニング手段
が必要となる。
ところが、従来では、転写中間体のクリーニング手段と
してブラシ方式が採用されているため、装置が大型化す
るばかりでなく、クリーナーブラシに現像剤が付着しが
ちになって、このクリーナーブラシから現像剤を掻き落
とさなければならず、また、この掻き落とされた現像剤
を吸引装置等を用いて除去しなければならないなど、ブ
ラシ方式のクリーニング手段は装置が大掛かりになると
いう問題があった。
してブラシ方式が採用されているため、装置が大型化す
るばかりでなく、クリーナーブラシに現像剤が付着しが
ちになって、このクリーナーブラシから現像剤を掻き落
とさなければならず、また、この掻き落とされた現像剤
を吸引装置等を用いて除去しなければならないなど、ブ
ラシ方式のクリーニング手段は装置が大掛かりになると
いう問題があった。
そこで、転写中間体用のクリーニング手段を、感光体用
クリーニング手段に採用されているブレード方式とする
ことが考えられる。
クリーニング手段に採用されているブレード方式とする
ことが考えられる。
しかしながら、感光体用クリーニング手段として採用さ
れているクリーナーブレードを、そのまま転写中間体用
のクリーニング手段に適用すると、次のような問題を生
じることが判明した。
れているクリーナーブレードを、そのまま転写中間体用
のクリーニング手段に適用すると、次のような問題を生
じることが判明した。
すなわち、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレ
ードが感光体表面に摺接すると、感光体表面を傷付ける
虞れがあるので、クリーナーブレードによって感光体表
面を傷付けることのないように、感光体はOPC(有機半
導体材料)で形成され、その表面は、現像剤の付着性お
よび感光体表面上に形成されたトナー像の転写性を考慮
して、鏡面状になっている。したがって、クリーナーブ
レードは感光体の鏡面と密着状態で摺接しながら感光体
表面上の残留現像剤を除去することになるので、感光体
に対するクリーナーブレードの接触圧は比較的小さく設
定される。なお、クリーナーブレードと感光体表面との
摩擦係数は、現像剤の除去に支障のない1.0程度に設定
される。
ードが感光体表面に摺接すると、感光体表面を傷付ける
虞れがあるので、クリーナーブレードによって感光体表
面を傷付けることのないように、感光体はOPC(有機半
導体材料)で形成され、その表面は、現像剤の付着性お
よび感光体表面上に形成されたトナー像の転写性を考慮
して、鏡面状になっている。したがって、クリーナーブ
レードは感光体の鏡面と密着状態で摺接しながら感光体
表面上の残留現像剤を除去することになるので、感光体
に対するクリーナーブレードの接触圧は比較的小さく設
定される。なお、クリーナーブレードと感光体表面との
摩擦係数は、現像剤の除去に支障のない1.0程度に設定
される。
ところが、上記感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードと同じ構成をなすクリーニングブレードをその
まま転写中間体にも適用すると、転写中間体に対するク
リーニング性能が著しく低下するとともに、クリーナー
ブレードは転写中間体の移動に伴って反転しがちであっ
た。また、クリーナーブレードの先端エッジ部に著しい
摩耗を生じがちであった。したがって、転写中間体に対
して安定したクリーニング性能が得られないという問題
を生じた。
ブレードと同じ構成をなすクリーニングブレードをその
まま転写中間体にも適用すると、転写中間体に対するク
リーニング性能が著しく低下するとともに、クリーナー
ブレードは転写中間体の移動に伴って反転しがちであっ
た。また、クリーナーブレードの先端エッジ部に著しい
摩耗を生じがちであった。したがって、転写中間体に対
して安定したクリーニング性能が得られないという問題
を生じた。
本発明の電子写真装置は、上記の課題を解決するために
なされたものである。
なされたものである。
すなわち、請求項第1項に記載の電子写真装置は、感光
体上に形成された静電潜像が現像剤により可視像化さ
れ、この可視画像が転写中間体を経てさらに転写紙へと
転写される一方、転写後の感光体上に残留した現像剤を
感光体用クリーニング手段のクリーナーブレードによっ
て除去するようにした電子写真装置において、上記転写
中間体上に残留した現像剤を除去するための転写中間体
用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転写中間体
用クリーニング手段には転写中間体に対して接離可能な
クリーナーブレードを有するとともに、このクリーナー
ブレードによる転写中間体への接触圧が、感光体用クリ
ーニング手段のクリーナーブレードによる感光体への接
触圧よりも大きく設定されていることを特徴としてい
る。なお、転写中間体用クリーニング手段におけるクリ
ーナーブレードの先端エッジ部が線状に形成されている
場合には、このクリーナーブレードによる転写中間体表
面への接触圧は、線圧となる。
体上に形成された静電潜像が現像剤により可視像化さ
れ、この可視画像が転写中間体を経てさらに転写紙へと
転写される一方、転写後の感光体上に残留した現像剤を
感光体用クリーニング手段のクリーナーブレードによっ
て除去するようにした電子写真装置において、上記転写
中間体上に残留した現像剤を除去するための転写中間体
用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転写中間体
用クリーニング手段には転写中間体に対して接離可能な
クリーナーブレードを有するとともに、このクリーナー
ブレードによる転写中間体への接触圧が、感光体用クリ
ーニング手段のクリーナーブレードによる感光体への接
触圧よりも大きく設定されていることを特徴としてい
る。なお、転写中間体用クリーニング手段におけるクリ
ーナーブレードの先端エッジ部が線状に形成されている
場合には、このクリーナーブレードによる転写中間体表
面への接触圧は、線圧となる。
請求項第2項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段におけるクリーナーブレードの厚さが、
感光体用クリーニング手段におけるクリーナーブレード
の厚さよりも厚く形成されていることを特徴としてい
る。
リーニング手段におけるクリーナーブレードの厚さが、
感光体用クリーニング手段におけるクリーナーブレード
の厚さよりも厚く形成されていることを特徴としてい
る。
請求項第3項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段のクリーナーブレードにおける厚さをそ
の突き出し長で除した値が、感光体用クリーニング手段
のクリーナーブレードにおけるその値よりも大きく設定
されていることを特徴としている。
リーニング手段のクリーナーブレードにおける厚さをそ
の突き出し長で除した値が、感光体用クリーニング手段
のクリーナーブレードにおけるその値よりも大きく設定
されていることを特徴としている。
請求項第4項に記載の電子写真装置は、転写中間体の移
動方向に対して逆らう向きに配設された転写中間体用の
クリーナーブレードにおける転写中間体との間でなす鋭
角側の設定角度が、感光体用のクリーナーブレードにお
ける感光体との間でなす鋭角側の設定角度よりも大きく
設定されていることを特徴としている。
動方向に対して逆らう向きに配設された転写中間体用の
クリーナーブレードにおける転写中間体との間でなす鋭
角側の設定角度が、感光体用のクリーナーブレードにお
ける感光体との間でなす鋭角側の設定角度よりも大きく
設定されていることを特徴としている。
請求項第5項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段におけるクリーナーブレードの突き出し
長が、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレード
の突き出し長よりも短く形成されていることを特徴とし
ている。
リーニング手段におけるクリーナーブレードの突き出し
長が、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレード
の突き出し長よりも短く形成されていることを特徴とし
ている。
請求項第6項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段のクリーナーブレードにおける転写中間
体に対する食い込み幅が、感光体用のクリーナーブレー
ドにおける感光体に対する食い込み幅よりも大きく設定
されていることを特徴としている。
リーニング手段のクリーナーブレードにおける転写中間
体に対する食い込み幅が、感光体用のクリーナーブレー
ドにおける感光体に対する食い込み幅よりも大きく設定
されていることを特徴としている。
請求項第7項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段のクリーナーブレードにおけるブレード
材のヤング率が、感光体用クリーニング手段のクリーナ
ーブレードにおけるブレード材のヤング率よりも大きく
設定されていることを特徴としている。
リーニング手段のクリーナーブレードにおけるブレード
材のヤング率が、感光体用クリーニング手段のクリーナ
ーブレードにおけるブレード材のヤング率よりも大きく
設定されていることを特徴としている。
上記した構成により、転写中間体のクリーニング手段と
してブレード方式を採用できるので、クリーニング手段
の小型化ならびにコストの低減を図ることが可能とな
る。また、転写中間体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードにおける転写中間体に対する接触圧を高めるこ
とができるので、感光体用クリーニング手段と同様の基
本構造をなすブレード方式の転写中間体用クリーニング
手段であっても、転写中間体をクリーニングする性能が
著しく向上され。しかも、クリーナーブレードの反転等
を生じなくなるとともに、クリーナーブレードの先端エ
ッジ部の摩耗を可及的に減少させることが可能となっ
て、安定したクリーニング性能が得られる。
してブレード方式を採用できるので、クリーニング手段
の小型化ならびにコストの低減を図ることが可能とな
る。また、転写中間体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードにおける転写中間体に対する接触圧を高めるこ
とができるので、感光体用クリーニング手段と同様の基
本構造をなすブレード方式の転写中間体用クリーニング
手段であっても、転写中間体をクリーニングする性能が
著しく向上され。しかも、クリーナーブレードの反転等
を生じなくなるとともに、クリーナーブレードの先端エ
ッジ部の摩耗を可及的に減少させることが可能となっ
て、安定したクリーニング性能が得られる。
本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
すれば、以下の通りである。
先ず、本発明を適用した静電転写型のフルカラー複写機
における全体構成について説明する。
における全体構成について説明する。
本複写機は、第2図に示すように、原稿11を載置するた
めの例えば透明なガラス板からなる原稿載置台1を上面
に有している。この原稿載置台1の下方には、感光体3
を露光して原稿11の画像に対応した静電潜像を感光体3
上に形成するための露光光学系2が配されている。
めの例えば透明なガラス板からなる原稿載置台1を上面
に有している。この原稿載置台1の下方には、感光体3
を露光して原稿11の画像に対応した静電潜像を感光体3
上に形成するための露光光学系2が配されている。
この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置される原稿
11に向かって光を照射する光源ランプ2aと、原稿11から
の反射光を感光体3上へ導くための複数の反射鏡2b…
と、光路上に配された結像レンズ2cと、赤、緑、青の三
原色からなる色フィルタを有する色分解フィルタ2dとを
備えている。
11に向かって光を照射する光源ランプ2aと、原稿11から
の反射光を感光体3上へ導くための複数の反射鏡2b…
と、光路上に配された結像レンズ2cと、赤、緑、青の三
原色からなる色フィルタを有する色分解フィルタ2dとを
備えている。
上記感光体3は、その材質がOPC(有機半導体材料)に
て形成され、その表面は、現像剤の付着性および感光体
3表面に形成されたトナー像の転写性等を考慮して、鏡
面状になっている。また、感光体3は無端のシート状を
なし、第1ローラ12aと第2ローラ12bとの間に掛け渡さ
れて回転駆動するようになっている。
て形成され、その表面は、現像剤の付着性および感光体
3表面に形成されたトナー像の転写性等を考慮して、鏡
面状になっている。また、感光体3は無端のシート状を
なし、第1ローラ12aと第2ローラ12bとの間に掛け渡さ
れて回転駆動するようになっている。
感光体3の上方近接位置には、感光体3と非接触状態で
三つの現像装置4…が配されている。これら現像装置4
…は、上記の色分解フィルタ2dにおける各色フィルタの
補色であるイエロー、マゼンタ、シアンの各色成分別に
なっている。各現像装置4…は、それぞれ、前記露光光
学系2によって感光体3上に形成される静電潜像形成部
へ現像剤を供給するための現像用マグネットローラ4a…
を有している。また、各現像装置4…は、感光体3と対
向する現像用マグネットローラ4aの表面への現像剤の供
給を規制する開閉可能なシャッタを内蔵している。
三つの現像装置4…が配されている。これら現像装置4
…は、上記の色分解フィルタ2dにおける各色フィルタの
補色であるイエロー、マゼンタ、シアンの各色成分別に
なっている。各現像装置4…は、それぞれ、前記露光光
学系2によって感光体3上に形成される静電潜像形成部
へ現像剤を供給するための現像用マグネットローラ4a…
を有している。また、各現像装置4…は、感光体3と対
向する現像用マグネットローラ4aの表面への現像剤の供
給を規制する開閉可能なシャッタを内蔵している。
一方、上記第1ローラ12a側には、感光体3の表面に残
留した現像剤を除去するための感光体用クリーニング手
段13が備えられている。この感光体用クリーニング手段
13にはクリーナーブレード13aを有し、このクリーナー
ブレード13aを感光体3の表面に摺接させることによっ
て、感光体3上の残留現像剤を除去できるように構成さ
れている。感光体3の表面は鏡面状になっていて、この
表面にクリーナーブレード13aの先端エッジ部が密着状
態で摺接するので、クリーナーブレード13aを比較的小
さい接触圧で摺接させても高い摩擦係数が得られ、これ
によって感光体3表面上の残留現像剤を完全に除去する
ことが可能となる。なお、感光体3表面とクリーナーブ
レード13aとの摩擦係数は、凡そ1.0程度に設定される。
留した現像剤を除去するための感光体用クリーニング手
段13が備えられている。この感光体用クリーニング手段
13にはクリーナーブレード13aを有し、このクリーナー
ブレード13aを感光体3の表面に摺接させることによっ
て、感光体3上の残留現像剤を除去できるように構成さ
れている。感光体3の表面は鏡面状になっていて、この
表面にクリーナーブレード13aの先端エッジ部が密着状
態で摺接するので、クリーナーブレード13aを比較的小
さい接触圧で摺接させても高い摩擦係数が得られ、これ
によって感光体3表面上の残留現像剤を完全に除去する
ことが可能となる。なお、感光体3表面とクリーナーブ
レード13aとの摩擦係数は、凡そ1.0程度に設定される。
感光体用クリーニング手段13の配設部位からその上流側
にかけての第1ローラ12a周囲の感光体3の付近には、
感光体3の表面を帯電させる帯電チャージャ7等の装置
が備えられている。
にかけての第1ローラ12a周囲の感光体3の付近には、
感光体3の表面を帯電させる帯電チャージャ7等の装置
が備えられている。
一方、第2ローラ12bの外周に周接されている部位の感
光体3には、3個のローラすなわち第1転写ローラ14a
と第2転写ローラ14bと第3転写ローラ14cとの間に掛け
渡され回転駆動されるシート状の転写中間体5が圧接さ
れている。感光体3に圧接されている部位の転写中間体
5の背面側には、この転写中間体5の圧接部位と対向し
て、感光体3上の静電潜像形成部に吸着されたトナー像
を順次転写中間体5へ転写させるための転写チャージャ
8aが配されている。さらに、転写中間体5の下方には、
転写中間体5に転写された可視画像を転写紙15上に転写
させるための転写チャージャ8b、および転写紙15を転写
中間体5から分離するための分離チャージャ9が配され
ている。
光体3には、3個のローラすなわち第1転写ローラ14a
と第2転写ローラ14bと第3転写ローラ14cとの間に掛け
渡され回転駆動されるシート状の転写中間体5が圧接さ
れている。感光体3に圧接されている部位の転写中間体
5の背面側には、この転写中間体5の圧接部位と対向し
て、感光体3上の静電潜像形成部に吸着されたトナー像
を順次転写中間体5へ転写させるための転写チャージャ
8aが配されている。さらに、転写中間体5の下方には、
転写中間体5に転写された可視画像を転写紙15上に転写
させるための転写チャージャ8b、および転写紙15を転写
中間体5から分離するための分離チャージャ9が配され
ている。
上記第1ローラ12aの下方には、各サイズの転写紙15を
サイズ別に収容するための複数の給紙カセット6a・6bが
配され、各給紙カセット6a・6bの配設部位には、給紙カ
セット6a・6b内の転写紙15を適宜送り出すための給紙用
半月ローラ20・20がそれぞれ配されている。また、転写
紙15の移送経路における分離チャージャ9より下流側に
は、転写紙15を搬送するための搬送ベルト16が設けら
れ、この搬送ベルト16の下流側には、転写紙15に転写さ
れた複写画像を定着させる定着ローラを内蔵した定着装
置10が配備されている。
サイズ別に収容するための複数の給紙カセット6a・6bが
配され、各給紙カセット6a・6bの配設部位には、給紙カ
セット6a・6b内の転写紙15を適宜送り出すための給紙用
半月ローラ20・20がそれぞれ配されている。また、転写
紙15の移送経路における分離チャージャ9より下流側に
は、転写紙15を搬送するための搬送ベルト16が設けら
れ、この搬送ベルト16の下流側には、転写紙15に転写さ
れた複写画像を定着させる定着ローラを内蔵した定着装
置10が配備されている。
ところで、感光体3から転写中間体5へ各色成分別のト
ナー像を転写させた後の感光体3上に残留する現像剤
(トナー)は、感光体用クリーニング手段13によって除
去されるが、転写中間体5から転写紙15へ可視画像(ト
ナー像)を転写させた後の転写中間体5上に残留する現
像剤は、上記感光体用クリーニング手段13と同様の基本
構造をなすブレード方式の転写中間体用クリーニング手
段17によって除去されるように構成されている。
ナー像を転写させた後の感光体3上に残留する現像剤
(トナー)は、感光体用クリーニング手段13によって除
去されるが、転写中間体5から転写紙15へ可視画像(ト
ナー像)を転写させた後の転写中間体5上に残留する現
像剤は、上記感光体用クリーニング手段13と同様の基本
構造をなすブレード方式の転写中間体用クリーニング手
段17によって除去されるように構成されている。
上記した転写中間体用クリーニング手段17は、第1図に
示すように、例えばポリウレタンなどの弾性素材(エラ
ストマー材料)からなる矩形状のクリーナーブレード18
と、このクリーナーブレード18を支持する支持アーム19
と、この支持アーム19をその支持軸20を中心として矢印
B−B′方向に揺動させる操作手段としての電磁ソレノ
イド21とを備えている。
示すように、例えばポリウレタンなどの弾性素材(エラ
ストマー材料)からなる矩形状のクリーナーブレード18
と、このクリーナーブレード18を支持する支持アーム19
と、この支持アーム19をその支持軸20を中心として矢印
B−B′方向に揺動させる操作手段としての電磁ソレノ
イド21とを備えている。
クリーナーブレード18は、転写中間体5から転写紙15へ
の転写位置の上流側であって転写中間体5による感光体
3に対する圧接位置との間に配された第1転写ローラ14
aの近傍に配されており、クリーナーブレード18のエッ
ジ部が転写中間体5に対して所定角度に傾斜した状態で
摺接されている。
の転写位置の上流側であって転写中間体5による感光体
3に対する圧接位置との間に配された第1転写ローラ14
aの近傍に配されており、クリーナーブレード18のエッ
ジ部が転写中間体5に対して所定角度に傾斜した状態で
摺接されている。
すなわち、転写中間体5の移動方向に対して逆らう向き
に配設された転写中間体5用のクリーナーブレード18に
おける転写中間体5との間でなす鋭角側の設定角度s
(第3図示)が、感光体3用のクリーナーブレード13a
における感光体3との間でなす鋭角側の設定角度よりも
大きく設定されている。具体的には、クリーナーブレー
ド18における上記設定角度sは、10°以上20°未満に設
定されるが、その数値については限定しない。
に配設された転写中間体5用のクリーナーブレード18に
おける転写中間体5との間でなす鋭角側の設定角度s
(第3図示)が、感光体3用のクリーナーブレード13a
における感光体3との間でなす鋭角側の設定角度よりも
大きく設定されている。具体的には、クリーナーブレー
ド18における上記設定角度sは、10°以上20°未満に設
定されるが、その数値については限定しない。
また、クリーナーブレード18の厚さt(第3図示)は、
感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレード13a
の厚さよりも厚く形成されるとともに、クリーナーブレ
ード18における厚さtをその突き出し長l(第3図示)
で除した値が、感光体用クリーニング手段13のクリーナ
ーブレード13aにおけるその値よりも大きく設定されて
いる。さらに、クリーナーブレード18の突き出し長l
は、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレード
13aの突き出し長よりも短く形成され、さらに、クリー
ナーブレード18における転写中間体5に対する食い込み
幅d(第3図示)は、感光体用クリーニング手段13のク
リーナーブレード13aにおける感光体3に対する食い込
み幅よりも大きく設定されるとともに、クリーナーブレ
ード18におけるブレード材のヤング率Eは、感光体用ク
リーニング手段13のクリーナーブレード13aにおけるブ
レード材のヤング率よりも大きく設定されている。
感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレード13a
の厚さよりも厚く形成されるとともに、クリーナーブレ
ード18における厚さtをその突き出し長l(第3図示)
で除した値が、感光体用クリーニング手段13のクリーナ
ーブレード13aにおけるその値よりも大きく設定されて
いる。さらに、クリーナーブレード18の突き出し長l
は、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレード
13aの突き出し長よりも短く形成され、さらに、クリー
ナーブレード18における転写中間体5に対する食い込み
幅d(第3図示)は、感光体用クリーニング手段13のク
リーナーブレード13aにおける感光体3に対する食い込
み幅よりも大きく設定されるとともに、クリーナーブレ
ード18におけるブレード材のヤング率Eは、感光体用ク
リーニング手段13のクリーナーブレード13aにおけるブ
レード材のヤング率よりも大きく設定されている。
以上のような諸条件となるように個別に設定することに
より、いずれも、転写中間体用クリーニング手段17のク
リーナーブレード18による転写中間体5への接触圧が高
められて転写中間体5に付着している残留現像剤を確実
かつ十分に除去することが可能になるとともに、クリー
ナーブレード18に反転等を生じる虞れがなくなり、しか
も、クリーナーブレード18の先端エッジ部における摩耗
が可及的に低減されて、安定したクリーニング性能が得
られることになる。
より、いずれも、転写中間体用クリーニング手段17のク
リーナーブレード18による転写中間体5への接触圧が高
められて転写中間体5に付着している残留現像剤を確実
かつ十分に除去することが可能になるとともに、クリー
ナーブレード18に反転等を生じる虞れがなくなり、しか
も、クリーナーブレード18の先端エッジ部における摩耗
が可及的に低減されて、安定したクリーニング性能が得
られることになる。
また、クリーナーブレード18におけるクリーニング性能
を安定化させることを目的として、転写中間体5の素材
は、所定の電気抵抗値を有しかつ表面が平滑なもの、例
えばアラミド(アロマティック・ポリ・アミド)から成
っている。転写中間体5をアラミドで形成すると、この
転写中間体5の表面を鏡面状に形成することが困難なこ
とから、感光体3の表面(鏡面)と比較して、転写中間
体5の表面に比較的粗面状に形成されている。
を安定化させることを目的として、転写中間体5の素材
は、所定の電気抵抗値を有しかつ表面が平滑なもの、例
えばアラミド(アロマティック・ポリ・アミド)から成
っている。転写中間体5をアラミドで形成すると、この
転写中間体5の表面を鏡面状に形成することが困難なこ
とから、感光体3の表面(鏡面)と比較して、転写中間
体5の表面に比較的粗面状に形成されている。
しかしながら、上記したクリーナーブレード18の諸条件
を個々に満たすことによって転写中間体5に対する接触
圧を高めることができ(摩擦係数は凡そ0.7程度)、か
つ、クリーナーブレード18における先端エッジ部の摩耗
を低減できるとともに、転写中間体5にクリーナーブレ
ード18が摺接する初期段階でのクリーナーブレード18の
反転などを回避でき、これによってクリーニング性能を
安定化させることが可能となる。
を個々に満たすことによって転写中間体5に対する接触
圧を高めることができ(摩擦係数は凡そ0.7程度)、か
つ、クリーナーブレード18における先端エッジ部の摩耗
を低減できるとともに、転写中間体5にクリーナーブレ
ード18が摺接する初期段階でのクリーナーブレード18の
反転などを回避でき、これによってクリーニング性能を
安定化させることが可能となる。
電磁ソレノイド21は、通電したときにその作動片22がコ
イルばね23の弾性復帰力に助勢されて矢印A方向へ前進
する一方、非通電時には作動片22が矢印A′方向へ後退
するように構成されている。この電磁ソレノイド21の作
動片22を矢印A′方向へ後退させた状態では、作動片22
に連結された支持アーム19がその支持軸20を中心として
矢印B方向へ所定角度だけ回動するので、クリーナーブ
レード18は、第1転写ローラ14aに周接する転写中間体
5に対して摺接することになる。
イルばね23の弾性復帰力に助勢されて矢印A方向へ前進
する一方、非通電時には作動片22が矢印A′方向へ後退
するように構成されている。この電磁ソレノイド21の作
動片22を矢印A′方向へ後退させた状態では、作動片22
に連結された支持アーム19がその支持軸20を中心として
矢印B方向へ所定角度だけ回動するので、クリーナーブ
レード18は、第1転写ローラ14aに周接する転写中間体
5に対して摺接することになる。
さらに、転写中間体用クリーニング手段17は、複写時に
おいて、感光体3から転写中間体5に色成分別のトナー
像を転写している間、クリーナーブレード18を転写中間
体5から離すことによって必要なトナー像を転写中間体
5上に残す一方、転写中間体5から転写紙15へカラート
ナー像を転写した後においては所定のタイミングでクリ
ーナーブレード18を転写中間体5に対して摺接させ得る
ように構成され、図示しない制御回路によって上記のタ
イミングが制御されている。
おいて、感光体3から転写中間体5に色成分別のトナー
像を転写している間、クリーナーブレード18を転写中間
体5から離すことによって必要なトナー像を転写中間体
5上に残す一方、転写中間体5から転写紙15へカラート
ナー像を転写した後においては所定のタイミングでクリ
ーナーブレード18を転写中間体5に対して摺接させ得る
ように構成され、図示しない制御回路によって上記のタ
イミングが制御されている。
なお、転写中間体5に対して転写中間体用クリーニング
手段17のクリーナーブレード18を接触状態と非接触状態
とに切り換える構造については、本実施例の構造に限定
されない。
手段17のクリーナーブレード18を接触状態と非接触状態
とに切り換える構造については、本実施例の構造に限定
されない。
また、転写中間体5の素材についても、アラミドに限ら
ず、例えばポリフッ化ビニル(商品名:テドラー)、ポ
リイミド(商品名:カプトン)、ポリフッ化ビニリデン
(商品名:カイナー)、ポリカーボネート、PETなどの
素材で形成したものであってもよい。
ず、例えばポリフッ化ビニル(商品名:テドラー)、ポ
リイミド(商品名:カプトン)、ポリフッ化ビニリデン
(商品名:カイナー)、ポリカーボネート、PETなどの
素材で形成したものであってもよい。
以上に説明したように、クリーナーブレード18が転写中
間体5と摺接しているときに働く接触圧W(第3図)
は、感光体3上の残留現像剤を除去するための感光体用
クリーニング手段13のクリーナーブレード13aによる感
光体3への接触圧よりも大きくなるように設定されてい
るが、上記転写中間体用クリーニング手段17を、第3図
に示すようなリーディング方式に構成した場合、クリー
ナーブレード18による接触圧Wに関するパラメーター
は、次の通りである。尚、転写中間体用クリーニング手
段17におけるクリーナーブレード18の先端エッジ部が線
状に形成されている場合には、このクリーナーブレード
18による転写中間体5表面への接触圧Wは、線圧とな
る。
間体5と摺接しているときに働く接触圧W(第3図)
は、感光体3上の残留現像剤を除去するための感光体用
クリーニング手段13のクリーナーブレード13aによる感
光体3への接触圧よりも大きくなるように設定されてい
るが、上記転写中間体用クリーニング手段17を、第3図
に示すようなリーディング方式に構成した場合、クリー
ナーブレード18による接触圧Wに関するパラメーター
は、次の通りである。尚、転写中間体用クリーニング手
段17におけるクリーナーブレード18の先端エッジ部が線
状に形成されている場合には、このクリーナーブレード
18による転写中間体5表面への接触圧Wは、線圧とな
る。
(1)t;エラストマー材料の厚み (2)l;エラストマー材料の突き出し長 (3)d;食い込み幅(実際にブレードが食い込んでいる
幅) (4)E;ヤング率 エラストマー材料を素材としたクリーナーブレード18を
板バネとして考えると、片持ちバネの公式より、クリー
ナーブレード18から付与される転写中間体5に対する垂
直方向の接触圧Wは、次式で表される。
幅) (4)E;ヤング率 エラストマー材料を素材としたクリーナーブレード18を
板バネとして考えると、片持ちバネの公式より、クリー
ナーブレード18から付与される転写中間体5に対する垂
直方向の接触圧Wは、次式で表される。
W=dEt3/4l3 したがって、転写中間体5を高い性能でクリーニングで
きるように感光体用クリーニング手段13のクリーナーブ
レード13aによる接触圧よりもクリーナーブレード18の
接触圧Wを高めるには、クリーナーブレード18の接触圧
Wが、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレー
ド13aの接触圧よりも大きくなるように、上記した
(1)〜(4)のパラメータを設定すればよいことにな
る。
きるように感光体用クリーニング手段13のクリーナーブ
レード13aによる接触圧よりもクリーナーブレード18の
接触圧Wを高めるには、クリーナーブレード18の接触圧
Wが、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレー
ド13aの接触圧よりも大きくなるように、上記した
(1)〜(4)のパラメータを設定すればよいことにな
る。
即ち、クリーナーブレード18の厚さtを、感光体用クリ
ーニング手段13のクリーナーブレード13aの厚さよりも
厚く形成することにより、転写中間体5に対するクリー
ナーブレード18の接触圧を、感光体3に対するクリーナ
ーブレード13aの接触圧よりも高めることができる。
ーニング手段13のクリーナーブレード13aの厚さよりも
厚く形成することにより、転写中間体5に対するクリー
ナーブレード18の接触圧を、感光体3に対するクリーナ
ーブレード13aの接触圧よりも高めることができる。
また、クリーナーブレード18における厚さtをその突き
出し長lで除した値が、感光体用クリーニング手段13の
クリーナーブレード13aにおけるその値よりも大きく設
定されることにより、同様に、転写中間体5に対するク
リーナーブレード18の接触圧は、感光体3に対するクリ
ーナーブレード13aの接触圧よりも高められる。上記の
公式より明らかなように、厚さtと突き出し長lは、接
触圧Wに対して両方とも3乗で関与しているので、t/l
の値を転写中間体5の方で大きく設定することにより、
転写中間体5側の接触圧を高めることができるのであ
る。
出し長lで除した値が、感光体用クリーニング手段13の
クリーナーブレード13aにおけるその値よりも大きく設
定されることにより、同様に、転写中間体5に対するク
リーナーブレード18の接触圧は、感光体3に対するクリ
ーナーブレード13aの接触圧よりも高められる。上記の
公式より明らかなように、厚さtと突き出し長lは、接
触圧Wに対して両方とも3乗で関与しているので、t/l
の値を転写中間体5の方で大きく設定することにより、
転写中間体5側の接触圧を高めることができるのであ
る。
さらに、クリーナーブレード18の突き出し長lを、感光
体用クリーニング手段13のクリーナーブレード13aの突
き出し長よりも短く形成することにより、同様に、転写
中間体5に対するクリーナーブレード18の接触圧を、感
光体3に対するクリーナーブレード13aの接触圧よりも
高めることができる。実験の結果によれば、感光体3側
のクリーナーブレード13aの突き出し長を12mmに設定し
たのに対して、転写中間体5側のクリーナーブレード18
の突き出し長を10mmに設定したところ、転写中間体5に
対して良好なクリーニング性能が得られた。
体用クリーニング手段13のクリーナーブレード13aの突
き出し長よりも短く形成することにより、同様に、転写
中間体5に対するクリーナーブレード18の接触圧を、感
光体3に対するクリーナーブレード13aの接触圧よりも
高めることができる。実験の結果によれば、感光体3側
のクリーナーブレード13aの突き出し長を12mmに設定し
たのに対して、転写中間体5側のクリーナーブレード18
の突き出し長を10mmに設定したところ、転写中間体5に
対して良好なクリーニング性能が得られた。
さらに、クリーナーブレード18における転写中間体5に
対する食い込み幅dを、感光体用クリーニング手段13の
クリーナーブレード13aにおける感光体3に対する食い
込み幅よりも大きく設定することにより、同様に、転写
中間体5に対するクリーナーブレード18の接触圧を、感
光体3に対するクリーナーブレード13aの接触圧よりも
高めることができる。
対する食い込み幅dを、感光体用クリーニング手段13の
クリーナーブレード13aにおける感光体3に対する食い
込み幅よりも大きく設定することにより、同様に、転写
中間体5に対するクリーナーブレード18の接触圧を、感
光体3に対するクリーナーブレード13aの接触圧よりも
高めることができる。
さらに、クリーナーブレード18におけるブレード材のヤ
ング率Eを、感光体用クリーニング手段13のクリーナー
ブレード13aにおけるブレード材のヤング率よりも大き
く設定することにより、同様に、転写中間体5に対する
クリーナーブレード18の接触圧を、感光体3に対するク
リーナーブレード13aの接触圧よりも高めることができ
る。
ング率Eを、感光体用クリーニング手段13のクリーナー
ブレード13aにおけるブレード材のヤング率よりも大き
く設定することにより、同様に、転写中間体5に対する
クリーナーブレード18の接触圧を、感光体3に対するク
リーナーブレード13aの接触圧よりも高めることができ
る。
さらに、転写中間体5の移動方向に対して逆らう向きに
配設された転写中間体5用のクリーナーブレード18にお
ける転写中間体5との間でなす鋭角側の設定角度sを、
感光体3用のクリーナーブレード13aにおける感光体3
との間でなす鋭角側の設定角度よりも大きく設定するこ
とにより、転写中間体5に対するクリーナーブレード18
の接触圧を、感光体3に対するクリーナーブレード13a
の接触圧よりも高めることができるとともに、クリーナ
ーブレード18の先端エッジ部の摩耗を低減することがで
きる。すなわち、クリーナーブレード18の接触圧Wは、
クリーナーブレード18が転写中間体5に対して垂直に付
与する力であり、転写中間体5からの垂直抗力は、別の
実験から求められる。パラメータとして考えられるの
が、クリーナーブレード18の設定角度sと、転写中間体
5との摩擦係数である。このうち、摩擦係数に関して
は、転写中間体5とクリーナーブレード18の材質に関わ
るものであるから固定して考えると、クリーナーブレー
ド18における設定角度sと、転写中間体5の回転トルク
とは比例関係になることが判明した。したがって、クリ
ーナーブレード18の設定角度sが大きくなれば回転トル
クも大きくなり、このトルクを摩擦係数で除算すると、
これが転写中間体5からの垂直抗力となる。よって、転
写中間体5に対するクリーニング性能を向上させるに
は、転写中間体5からの垂直抗力を、感光体3からの垂
直抗力よりも大きくなるように設定することが必要であ
り、このような判断に基づいて転写中間体5側のクリー
ナーブレード18の設定角度sを、感光体3側のクリーナ
ーブレード13aの設定角度よりも大きくしたものであ
る。
配設された転写中間体5用のクリーナーブレード18にお
ける転写中間体5との間でなす鋭角側の設定角度sを、
感光体3用のクリーナーブレード13aにおける感光体3
との間でなす鋭角側の設定角度よりも大きく設定するこ
とにより、転写中間体5に対するクリーナーブレード18
の接触圧を、感光体3に対するクリーナーブレード13a
の接触圧よりも高めることができるとともに、クリーナ
ーブレード18の先端エッジ部の摩耗を低減することがで
きる。すなわち、クリーナーブレード18の接触圧Wは、
クリーナーブレード18が転写中間体5に対して垂直に付
与する力であり、転写中間体5からの垂直抗力は、別の
実験から求められる。パラメータとして考えられるの
が、クリーナーブレード18の設定角度sと、転写中間体
5との摩擦係数である。このうち、摩擦係数に関して
は、転写中間体5とクリーナーブレード18の材質に関わ
るものであるから固定して考えると、クリーナーブレー
ド18における設定角度sと、転写中間体5の回転トルク
とは比例関係になることが判明した。したがって、クリ
ーナーブレード18の設定角度sが大きくなれば回転トル
クも大きくなり、このトルクを摩擦係数で除算すると、
これが転写中間体5からの垂直抗力となる。よって、転
写中間体5に対するクリーニング性能を向上させるに
は、転写中間体5からの垂直抗力を、感光体3からの垂
直抗力よりも大きくなるように設定することが必要であ
り、このような判断に基づいて転写中間体5側のクリー
ナーブレード18の設定角度sを、感光体3側のクリーナ
ーブレード13aの設定角度よりも大きくしたものであ
る。
以上により、転写中間体5に対して良好なクリーニング
性能が得られることになる。
性能が得られることになる。
上記の構成において、プリントスイッチがONされると、
原稿載置台1上の原稿11に光源ランプ2aの光が照射され
て数回のスキャンが行われる。原稿11からの反射光は、
反射鏡2b…および結像レンズ2cを通じて色分解フィルタ
2dへ入射し、光学像が色成分別に分解される。
原稿載置台1上の原稿11に光源ランプ2aの光が照射され
て数回のスキャンが行われる。原稿11からの反射光は、
反射鏡2b…および結像レンズ2cを通じて色分解フィルタ
2dへ入射し、光学像が色成分別に分解される。
一方、感光体3は、第1ローラ12aおよび第2ローラ12b
により駆動されて移動するとともに、帯電チャージャ7
によって均一に帯電される。そして、上述の数回に分け
たスキャンにより色分解フィルタ2dの各色フィルタを透
過した色成分別の各光学像が、順次、感光体3に像露光
され、感光体3に静電潜像が形成される。このようにし
て順次作成された各色成分別の静電潜像は、現像装置4
…のイエロー、マゼンタ、シアンの現像剤によってそれ
ぞれ現像されて可視像化される。この感光体3上の可視
画像すなわちトナー像は、転写チャージャ8aによって転
写中間体5へと順次転写される一方、感光体3から転写
中間体5へのトナー像の転写後に残留した感光体3上の
現像剤は、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブ
レード13aによって除去される。
により駆動されて移動するとともに、帯電チャージャ7
によって均一に帯電される。そして、上述の数回に分け
たスキャンにより色分解フィルタ2dの各色フィルタを透
過した色成分別の各光学像が、順次、感光体3に像露光
され、感光体3に静電潜像が形成される。このようにし
て順次作成された各色成分別の静電潜像は、現像装置4
…のイエロー、マゼンタ、シアンの現像剤によってそれ
ぞれ現像されて可視像化される。この感光体3上の可視
画像すなわちトナー像は、転写チャージャ8aによって転
写中間体5へと順次転写される一方、感光体3から転写
中間体5へのトナー像の転写後に残留した感光体3上の
現像剤は、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブ
レード13aによって除去される。
一方、感光体3から転写中間体5へと転写中間体5上に
各色成分別のトナー像が重ねられることにより、一つの
カラートナー像が形成される。このカラートナー像は、
給紙カセット6aまたは6bの何れか一方から取り出された
転写紙15へ転写チャージャ8bによって転写される。一
方、転写中間体5上に残留した現像剤は、転写中間体用
クリーニング手段17のクリーナーブレード18によって除
去される。このとき、転写中間体用クリーニング手段17
のクリーナーブレード18による転写中間体5への接触圧
が、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレード
13aによる感光体3への接触圧よりも大きく設定されて
いるので、安定した十分なクリーニング性能が得られる
とともに、転写中間体5の移動に伴うクリーナーブレー
ド18の反転も回避される。
各色成分別のトナー像が重ねられることにより、一つの
カラートナー像が形成される。このカラートナー像は、
給紙カセット6aまたは6bの何れか一方から取り出された
転写紙15へ転写チャージャ8bによって転写される。一
方、転写中間体5上に残留した現像剤は、転写中間体用
クリーニング手段17のクリーナーブレード18によって除
去される。このとき、転写中間体用クリーニング手段17
のクリーナーブレード18による転写中間体5への接触圧
が、感光体用クリーニング手段13のクリーナーブレード
13aによる感光体3への接触圧よりも大きく設定されて
いるので、安定した十分なクリーニング性能が得られる
とともに、転写中間体5の移動に伴うクリーナーブレー
ド18の反転も回避される。
転写中間体5上のカラートナー像が転写紙15に転写され
た後、分離チャージャ9により転写中間体5から転写紙
15が分離されるとともに、転写紙15は搬送ベルト16を経
て定着装置10へと導かれ、転写紙15に転写されたカラー
画像が定着される。
た後、分離チャージャ9により転写中間体5から転写紙
15が分離されるとともに、転写紙15は搬送ベルト16を経
て定着装置10へと導かれ、転写紙15に転写されたカラー
画像が定着される。
本発明の請求項第1項に記載の電子写真装置は、以上の
ように、感光体上に形成された静電潜像が現像剤により
可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさらに
転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残留し
た現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナーブレ
ードによって除去するようにした電子写真装置におい
て、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、このク
リーナーブレードによる転写中間体への接触圧が、感光
体用クリーニング手段のクリーナーブレードによる感光
体への接触圧よりも大きく設定されている構成である。
ように、感光体上に形成された静電潜像が現像剤により
可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさらに
転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残留し
た現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナーブレ
ードによって除去するようにした電子写真装置におい
て、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、このク
リーナーブレードによる転写中間体への接触圧が、感光
体用クリーニング手段のクリーナーブレードによる感光
体への接触圧よりも大きく設定されている構成である。
これにより、転写中間体に対するクリーナーブレードの
接触圧が十分に得られるので、転写中間体におけるクリ
ーニング性能が著しく向上され、しかもクリーナーブレ
ードの反転等がなくなって安定したクリーニング機能が
得られるので、常に安定した良質の画像が得られるとい
った効果を奏する。
接触圧が十分に得られるので、転写中間体におけるクリ
ーニング性能が著しく向上され、しかもクリーナーブレ
ードの反転等がなくなって安定したクリーニング機能が
得られるので、常に安定した良質の画像が得られるとい
った効果を奏する。
また、請求項第2項に記載の電子写真装置は、転写中間
体用クリーニング手段におけるクリーナーブレードの厚
さが、感光体用クリーニング手段におけるクリーナーブ
レードの厚さよりも厚く形成されている構成である。こ
れにより、転写中間体に対するクリーナーブレードの接
触圧が十分に得られるので、転写中間体におけるクリー
ニング性能が著しく向上されるという効果を奏する。
体用クリーニング手段におけるクリーナーブレードの厚
さが、感光体用クリーニング手段におけるクリーナーブ
レードの厚さよりも厚く形成されている構成である。こ
れにより、転写中間体に対するクリーナーブレードの接
触圧が十分に得られるので、転写中間体におけるクリー
ニング性能が著しく向上されるという効果を奏する。
さらに、請求項第3項に記載の電子写真装置は、転写中
間体用クリーニング手段のクリーナーブレードにおける
厚さをその突き出し長で除した値が、感光体用クリーニ
ング手段のクリーナーブレードにおけるその値よりも大
きく設定されている構成である。これにより、転写中間
体に対するクリーナーブレードの接触圧が十分に得られ
るので、転写中間体におけるクリーニング性能が著しく
向上されるという効果を奏する。
間体用クリーニング手段のクリーナーブレードにおける
厚さをその突き出し長で除した値が、感光体用クリーニ
ング手段のクリーナーブレードにおけるその値よりも大
きく設定されている構成である。これにより、転写中間
体に対するクリーナーブレードの接触圧が十分に得られ
るので、転写中間体におけるクリーニング性能が著しく
向上されるという効果を奏する。
請求項第4項に記載の電子写真装置は、転写中間体の移
動方向に対して逆らう向きに配設された転写中間体用の
クリーナーブレードにおける転写中間体との間でなす鋭
角側の設定角度が、感光体用のクリーナーブレードにお
ける感光体との間でなす鋭角側の設定角度よりも大きく
設定されている構成である。これにより、転写中間体に
対するクリーナーブレードの接触圧が十分に得られると
ともに、クリーナーブレードの先端エッジ部の摩耗を低
減できるので、転写中間体における安定したクリーニン
グ性能が得られるといった効果を奏する。
動方向に対して逆らう向きに配設された転写中間体用の
クリーナーブレードにおける転写中間体との間でなす鋭
角側の設定角度が、感光体用のクリーナーブレードにお
ける感光体との間でなす鋭角側の設定角度よりも大きく
設定されている構成である。これにより、転写中間体に
対するクリーナーブレードの接触圧が十分に得られると
ともに、クリーナーブレードの先端エッジ部の摩耗を低
減できるので、転写中間体における安定したクリーニン
グ性能が得られるといった効果を奏する。
請求項第5項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段におけるクリーナーブレードの突き出し
長が、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレード
の突き出し長よりも短く形成されている構成である。こ
れにより、転写中間体に対するクリーナーブレードの接
触圧が十分に得られるので、転写中間体におけるクリー
ニング性能が著しく向上されるという効果を奏する。
リーニング手段におけるクリーナーブレードの突き出し
長が、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレード
の突き出し長よりも短く形成されている構成である。こ
れにより、転写中間体に対するクリーナーブレードの接
触圧が十分に得られるので、転写中間体におけるクリー
ニング性能が著しく向上されるという効果を奏する。
請求項第6項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段のクリーナーブレードにおける転写中間
体に対する食い込み幅が、感光体用のクリーナーブレー
ドにおける感光体に対する食い込み幅よりも大きく設定
されている構成である。これにより、転写中間体に対す
るクリーナーブレードの接触圧が十分に得られるので、
転写中間体におけるクリーニング性能が著しく向上され
るという効果を奏する。
リーニング手段のクリーナーブレードにおける転写中間
体に対する食い込み幅が、感光体用のクリーナーブレー
ドにおける感光体に対する食い込み幅よりも大きく設定
されている構成である。これにより、転写中間体に対す
るクリーナーブレードの接触圧が十分に得られるので、
転写中間体におけるクリーニング性能が著しく向上され
るという効果を奏する。
請求項第7項に記載の電子写真装置は、転写中間体用ク
リーニング手段のクリーナーブレードにおけるブレード
材のヤング率が、感光体用クリーニング手段のクリーナ
ーブレードにおけるブレード材のヤング率よりも大きく
設定されている構成である。これにより、転写中間体に
対するクリーナーブレードの接触圧が十分に得られるの
で、転写中間体におけるクリーニング性能が著しく向上
されるという効果を奏する。
リーニング手段のクリーナーブレードにおけるブレード
材のヤング率が、感光体用クリーニング手段のクリーナ
ーブレードにおけるブレード材のヤング率よりも大きく
設定されている構成である。これにより、転写中間体に
対するクリーナーブレードの接触圧が十分に得られるの
で、転写中間体におけるクリーニング性能が著しく向上
されるという効果を奏する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は転写中間体用クリーニング手段により転
写中間体をクリーニングしている状態を示す要部の構成
説明図、第2図は本発明を適用した静電転写型フルカラ
ー複写機の全体構成説明図、第3図は転写中間体用クリ
ーニング手段の拡大説明図である。 3は感光体、4は現像装置、5は転写中間体、13は感光
体用クリーニング手段、13aはクリーナーブレード、14a
は第1転写ローラ、15は転写紙、17は転写中間体用クリ
ーニング手段、18はクリーナーブレードである。
って、第1図は転写中間体用クリーニング手段により転
写中間体をクリーニングしている状態を示す要部の構成
説明図、第2図は本発明を適用した静電転写型フルカラ
ー複写機の全体構成説明図、第3図は転写中間体用クリ
ーニング手段の拡大説明図である。 3は感光体、4は現像装置、5は転写中間体、13は感光
体用クリーニング手段、13aはクリーナーブレード、14a
は第1転写ローラ、15は転写紙、17は転写中間体用クリ
ーニング手段、18はクリーナーブレードである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 太介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 西村 英幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 高田 恭一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 このクリーナーブレードによる転写中間体への接触圧
が、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレードに
よる感光体への接触圧よりも大きく設定されていること
を特徴とする電子写真装置。 - 【請求項2】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 このクリーナーブレードの厚さが、感光体用クリーニン
グ手段のクリーナーブレードの厚さよりも厚く形成され
ていることを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項3】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 このクリーナーブレードにおける厚さをその突き出し長
で除した値が、感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードにおけるその値よりも大きく設定されているこ
とを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項4】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 転写中間体の移動方向に対して逆らう向きに配設された
転写中間体用のクリーナーブレードにおける転写中間体
との間でなす鋭角側の設定角度が、感光体用のクリーナ
ーブレードにおける感光体との間でなす鋭角側の設定角
度よりも大きく設定されていることを特徴とする電子写
真装置。 - 【請求項5】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 このクリーナーブレードの突き出し長が、感光体用クリ
ーニング手段のクリーナーブレードの突き出し長よりも
短く形成されていることを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項6】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 このクリーナーブレードにおける転写中間体に対する食
い込み幅が、感光体用のクリーナーブレードにおける感
光体に対する食い込み幅よりも大きく設定されているこ
とを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項7】感光体上に形成された静電潜像が現像剤に
より可視像化され、この可視画像が転写中間体を経てさ
らに転写紙へと転写される一方、転写後の感光体上に残
留した現像剤を感光体用クリーニング手段のクリーナー
ブレードによって除去するようにした電子写真装置にお
いて、 上記転写中間体上に残留した現像剤を除去するための転
写中間体用クリーニング手段が備えられ、かつ、この転
写中間体用クリーニング手段には転写中間体に対して接
離可能なクリーナーブレードを有するとともに、 このクリーナーブレードにおけるブレード材のヤング率
が、感光体用クリーニング手段のクリーナーブレードに
おけるブレード材のヤング率よりも大きく設定されてい
ることを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63124198A JPH0719115B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 電子写真装置 |
US07/353,236 US5237374A (en) | 1988-05-20 | 1989-05-17 | Image forming apparatus having intermediate transfer member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63124198A JPH0719115B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01293380A JPH01293380A (ja) | 1989-11-27 |
JPH0719115B2 true JPH0719115B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=14879414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63124198A Expired - Lifetime JPH0719115B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 電子写真装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5237374A (ja) |
JP (1) | JPH0719115B2 (ja) |
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- 1988-05-20 JP JP63124198A patent/JPH0719115B2/ja not_active Expired - Lifetime
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1989
- 1989-05-17 US US07/353,236 patent/US5237374A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01293380A (ja) | 1989-11-27 |
US5237374A (en) | 1993-08-17 |
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