JP2007145571A - カード搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが搬送路に指等を差し入れずとも、搬送路に残留したカードを取り出すことができるカード搬送装置を提供する。
【解決手段】軸103〜107にプーリー113〜117が設けられ、これらプーリー113〜117にベルト118〜121が掛けられている。軸103〜107に搬送ローラ123〜127が直結され、軸105にウォームホイール181が直結されている。レバー184にモータ183が設けられ、モータ183にウォーム182が直結されている。カバー171によってレバー184を押し下げると、ウォーム182がウォームホイール181から外れ、ツマミ172を回転することで、残留したカードを取り出すことができる。
【選択図】図2
【解決手段】軸103〜107にプーリー113〜117が設けられ、これらプーリー113〜117にベルト118〜121が掛けられている。軸103〜107に搬送ローラ123〜127が直結され、軸105にウォームホイール181が直結されている。レバー184にモータ183が設けられ、モータ183にウォーム182が直結されている。カバー171によってレバー184を押し下げると、ウォーム182がウォームホイール181から外れ、ツマミ172を回転することで、残留したカードを取り出すことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、カードを搬送路に沿って搬送するカード搬送装置に関する。
従来、カードプリンタにおいては、複数枚のカードがホッパー内に積み重ねられ、カード搬出装置によってカードが下から一枚ずつ昇華型プリンタヘッドへ搬出され、搬出されたカードがカード搬送装置によって昇華型プリンタヘッドの下に搬送され、そのカードが昇華型プリンタヘッドによって印画される。カード搬送装置は、爪部材によってカードを押すことで搬送するもの、回転するローラによってカードを搬送するもの、無端状のベルトによってカードを搬送するもの等がある。
ところで、カードのジャムが発生し、カードが搬送路に残留することがある。そのため、残留したカードを取り出すために、カード搬送装置には様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1では、互いに圧接した2つの搬送ローラのうち上側の搬送ローラを下側の搬送ローラから上に離すことで、ユーザによってカードを取り出すことができるカード搬送装置について記載されている。
特開平6−305166号公報
しかし、従来のカード搬送装置では、残留したカードを取り出すためには、ユーザが指でカードを取り出さなければならず、残留したカード、特にカードの印画部分を汚してしまう。また、ユーザは搬送路に指を差し入れる必要があり、簡単にカードが取り出せないことがある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザが搬送路に指等を差し入れずとも、搬送路に残留したカードを取り出すことができるカード搬送装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明においては、カード搬送装置が、シャーシと、前記シャーシに対して移動可能に設けられたレバーと、前記レバーに取り付けられたモータと、前記モータの駆動取出軸に連結された動力伝達部と、前記動力伝達部に連結可能な伝動機構と、前記伝動機構により前記モータの動力を伝動されて、カードを搬送路に沿って搬送する搬送部材と、を備え、前記レバーが、前記動力伝達部が前記伝動機構に連結した状態と、前記動力伝達部が前記伝動機構から外れた状態との間で移動可能に設けられているという構成を採った。
好ましくは、前記カード搬送装置は、前記動力伝達部が前記伝動機構に連結した状態となるように前記レバー又は前記モータを付勢する付勢手段を更に備える。
好ましくは、前記カード搬送装置は、前記搬送路の上を覆った状態と、前記搬送路の上から外れて前記レバーを前記動力伝達部が前記伝動機構から外れた状態に押した状態とに移動可能に前記シャーシに設けられたカバーを更に備える。
好ましくは、前記カード搬送装置は、前記伝動機構に連結されて前記伝動機構に動力を伝動可能なツマミを更に備える。
本発明によれば、レバーは動力伝達部が伝動機構に連結した状態と動力伝達部が伝動機構から外れた状態との間で移動可能に設けられているから、搬送路でカードのジャムが発生した場合、ユーザ等がレバーを動かすことで動力伝達部が伝動機構から外れ、モータの動力が搬送部材に伝動しなくなる。従って、ユーザ等が伝動機構を動かせば搬送部材によってカードを動かすことができるので、モータに干渉されずに且つユーザ等がカードに直接触れずに、カードを安全に取り出すことができる。そのため、残留したカードを指等で汚すこともない。特に、伝動機構にツマミが連結されていれば、ユーザが伝動機構に直接触れずに、ツマミを動かせば、カードを安全に取り出すことができる。また、動力伝達部が伝動機構から外れていれば、ユーザがツマミや伝動機構を軽い力で動かすことができ、残留したカードを簡単に取り出すことができる。
一方、レバーを逆に動かせば、動力伝達部が伝動機構に連結し、モータの動力が伝動機構を通じて搬送部材に伝動する。ここで、付勢手段によりレバー又はモータを付勢すれば、動力伝達部が伝動機構に連結した状態を安定して保つことができ、残留したカードを取り出す場合には、ユーザ等がレバーを付勢手段に抗して動かせば良い。
また、カバーによって搬送路を覆った状態にすれば、搬送路上に塵埃が混入することを防止することができる。一方、カバーによってレバーを押した状態にすれば、動力伝達部を伝動機構から外すことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔カードプリンタの全体構成〕
図1は、カードプリンタ1の概略正面図である。
図1に示すように、カードプリンタ1の上段には、ホッパーユニット10、画像形成ユニット20及びリーダー・ライター40が設けられ、カードプリンタ1の下段には、オーバーコートユニット60,70及びスタッカユニット80が設けられている。ホッパーユニット10には、下方で開口した箱状のホッパー11〜13が取り付けられている。これらホッパー11〜13内には、複数枚のカードが積み重ねられ、一番上のカードの上におもりが載置され、ホッパー11〜13内のカードが少なくなって浮いたりしないように適度におもりにより加圧されている。
図1は、カードプリンタ1の概略正面図である。
図1に示すように、カードプリンタ1の上段には、ホッパーユニット10、画像形成ユニット20及びリーダー・ライター40が設けられ、カードプリンタ1の下段には、オーバーコートユニット60,70及びスタッカユニット80が設けられている。ホッパーユニット10には、下方で開口した箱状のホッパー11〜13が取り付けられている。これらホッパー11〜13内には、複数枚のカードが積み重ねられ、一番上のカードの上におもりが載置され、ホッパー11〜13内のカードが少なくなって浮いたりしないように適度におもりにより加圧されている。
ホッパー11〜13はホッパーユニット10に対して着脱可能に設けられ、交換式とされている。従って、ホッパー11〜13内のカードが無くなった場合に、ユーザはホッパー11〜13をホッパーユニット10から外し、複数枚のカードが積み重ねられた新たなホッパー11〜13をホッパーユニット10に取り付けることで、カードを補充することができる。なお、ホッパー11〜13毎にカードの種類が異なるので、ここでは三種類のカードが用いられる。
ホッパー11〜13のそれぞれの下には、後述のカード搬出装置(図示略)が設けられ、カード搬出装置の手前側にはカード搬送装置100が設けられ、カード搬出装置によって最下段のカードが1枚ずつ順次カード搬送装置100に搬出される。このカード搬送装置100に搬出されたカードは、カード搬送装置100によって画像形成ユニット20に搬送される。なお、図1では、カードの搬送方向を矢印30で示し、搬送されているカードを符号99を付す。
カード搬送装置100のカード搬送方向30下流側には、搬送されるカードに画像を形成する画像形成ユニット20が配置されている。また、カードプリンタ1の上段には、複数の搬送ローラがカード搬送経路に沿って配列され、カード搬送経路にあるカードがこれら搬送ローラによって画像形成ユニット20からリーダー・ライター40へ搬送される。
画像形成ユニット20は、プリントユニット21〜24と、熱処理ユニット25とを具備する。これらのユニット21〜25は、搬送方向の上流側からプリントユニット21、プリントユニット22、プリントユニット23、熱処理ユニット25、プリントユニット24の順に配列されている。
プリントユニット21〜24は、昇華型熱転写プリントユニットである。つまり、プリントユニット21〜24は、それぞれ、インクリボンカセット21a〜24aと、インクリボンカセット21a〜24aから繰り出されたインクリボンの上に配置されたサーマルヘッド21b〜24bと、インクリボンを挟んでサーマルヘッド21b〜24bに対向配置されたプラテンローラ21c〜24cとを具備する。プリントユニット21〜24は、カードの裏面をプラテンローラ21c〜24cで支持した状態で、インクリボンカセット21a〜24aのインクリボン上のインクをサーマルヘッド21b〜24bにより昇華させ、カードの表面にインクを転写することで印刷する。インクリボンカセット21a〜24aのインクリボンの色はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)であるので、プリントユニット21がイエローで印刷を行い、プリントユニット22がマゼンタで印刷を行い、プリントユニット23がシアンで印刷を行い、プリントユニット24がブラックで印刷を行う。
熱処理ユニット25は、プリントユニット23とプリントユニット24との間に配設されている。この熱処理ユニット25は、熱処理ヘッド25bと、熱処理ヘッド25bに対向したプラテンローラ25cとを備え、カードをプラテンローラ25cで支持した状態で、プリントユニット21〜24によりカードの表面に付着したインクを熱処理ヘッド25bにより発色させる。
画像形成ユニット20のカード搬送方向30下流側には、リーダー・ライター40が配設されている。リーダー・ライター40は、カード特にICチップに所定の情報を書き込んだり、カードから情報を読み出したりする機能を有する。
リーダー・ライター40の下方には、落下ユニット50が配設されている。この落下ユニット50は上下に回動するテーブルを具備し、画像形成ユニット20から搬送されたカードを水平状態となったテーブルに受け、リーダー・ライター40による読み書きが終了した後にテーブルを垂下させることでそのカードを落下させる。
また、カードプリンタ1の下段には、搬送ローラ、搬送ベルトといった搬送機構が設けられ、落下ユニット50によって落下したカードが搬送機構によってオーバーコートユニット60,70を経由して、スタッカユニット80に搬送される。
落下ユニット50の下方にオーバーコートユニット60が配設され、オーバーコートユニット60の搬送方向30下流側にオーバーコートユニット70が配設されている。オーバーコートユニット60,70は、それぞれ、転写箔カセット61,71と、熱転写ヘッド62,72とを有し、転写箔カセット61,71から繰り出された転写箔を熱転写ヘッド62,72によりカードの表面にコーティングする。これにより、印刷されたカードの表面を剥れ、損傷、改ざん等を防止することができる。転写箔としては、例えば光学変化素子転写用、透明保護層用、硬化型保護層用のものが含まれる。
オーバーコートユニット70の搬送方向30の下流側には、スタッカユニット80が配設されている。スタッカユニット80は上記各ユニットにより処理が施されたカードを格納する。
〔カード搬送装置〕
図2及び図3はカード搬送装置100の正面図であり、図4及び図5はカード搬送装置100の上面図である。図2及び図3の図示方向は図1の図示方向と同じであり、ホッパー11〜13内のカードはカード搬出装置によって図1〜図3の紙面奥から手前に搬出される。また、図2〜図5においては図面を見やすくするためにホッパーユニット10の図示を省略する。
図2及び図3はカード搬送装置100の正面図であり、図4及び図5はカード搬送装置100の上面図である。図2及び図3の図示方向は図1の図示方向と同じであり、ホッパー11〜13内のカードはカード搬出装置によって図1〜図3の紙面奥から手前に搬出される。また、図2〜図5においては図面を見やすくするためにホッパーユニット10の図示を省略する。
カード搬送装置100はシャーシ101を有し、そのシャーシ101がホッパーユニット10の下部正面に設けられている。シャーシ101は箱状に設けられ、シャーシ101の上面が開口している。なお、図2及び図3では、シャーシ101を図4の断面II−IIに沿って破断した状態で示す。
シャーシ101の背面には搬送板102が水平な状態に取り付けられ、搬送板102の上面が搬送路となる。また、シャーシ101の背面には軸103〜107がシャーシ101の背面を貫通した状態で取り付けられ、軸103〜107が軸受によってシャーシ101に対してそれぞれの軸心周りに回転可能となっている。これらの軸103〜107が互いに平行とされ、軸103〜107が搬送経路の上流から順に配列され、軸103〜107のうち隣り合う軸の間隔がカードの長さよりも短い。軸104はシャーシ101の前面を貫通して前方に延出し、軸104の前側端部にツマミ172が直結されている。なお、図2及び図3では、図面を見やすくするためにツマミ172の図示を省略する。
シャーシ101の内側においては、プーリー113が軸103と同軸になるよう軸103に設けられ、二段プーリー114が軸104と同軸になるよう軸104に設けられ、二段プーリー115が軸105と同軸になるよう軸105に設けられ、二段プーリー116が軸106と同軸となるよう軸106に設けられ、プーリー117が同軸となるよう軸107に設けられている。
プーリー113及び二段プーリー114には無端状のベルト118が掛けられ、二段プーリー114及び二段プーリー115には無端状のベルト119が掛けられ、二段プーリー115及び二段プーリー116には無端状のベルト120が掛けられ、二段プーリー116及びプーリー117には無端状のベルト121が掛けられている。
シャーシ101の内側においては、ウォームホイール181が軸105と同軸になるよう軸105に設けられている。一方、ウォームホイール181と噛み合い可能なウォーム182がモータ183の駆動取出軸に直結されている。このモータ183は、レバー184に固定されている。レバー184の基端部が軸105と平行な軸部材185によってシャーシ101の内側においてシャーシ101の背面に取り付けられ、レバー184が軸部材185を中心にして回転可能となっている。
また、軸部材185にはねじりバネ187が巻装され、ねじりバネ187の一端がシャーシ101のバネ掛け部101aに掛けられ、ねじりバネ187の他端がモータ183又はレバー184に掛けられている。このねじりバネ187は軸部材185を中心として図2の時計回りにレバー184及びモータ183を付勢し、これによりウォーム182がウォームホイール181に噛み合うことでレバー184の時計回りへの回転が抑止され、ねじりバネ187の付勢力につり合う。ウォーム182がウォームホイール181に噛み合った状態では、レバー184の先端部がシャーシ101の上側開口から上に延出している。レバー184の先端部には、ローラ状の受け部材188がその軸回りに回転可能となって取り付けられている。
シャーシ101の後方において、搬送ローラ123が軸103と同軸になるよう軸103に設けられ、搬送ローラ124が軸104と同軸になるよう軸104に設けられ、搬送ローラ125が軸105と同軸になるよう軸105に設けられ、搬送ローラ126が軸106と同軸となるよう軸106に設けられ、搬送ローラ127が同軸となるよう軸107に設けられている。これら搬送ローラ123〜127の上部母線が搬送板102の上面(搬送面)よりも僅かながら上に突出している。
軸104,106のそれぞれの近傍において、板バネ状の取付部134,136がシャーシ101の背面に設けられ、これら取付部134,136のそれぞれに圧接ローラ144,146が回転可能となって取り付けられ、圧接ローラ144,146が搬送ローラ124,126にそれぞれ圧接している。
軸103,105,107のそれぞれの近傍において、取付部133,135,137がそれぞれのピン133a,135a,137aによってシャーシ101の背面に取り付けられ、取付部133,135,137がそれぞれのピン133a,135a,137aを中心にして上下に起伏可能となっている。取付部133,135,137のそれぞれに圧接ローラ143,145,147が回転可能となって取り付けられている。取付部133,135,137のそれぞれにはアクチュエータ153,155,157が連結され、アクチュエータ153,155,157が取付部133,135,137を下に倒伏することで、圧接ローラ143,145,147が搬送ローラ123,125,127に圧接し、アクチュエータ153,155,157が取付部133,135,137を上に起こすことで、圧接ローラ143,145,147が搬送ローラ123,125,127から離れる。
シャーシ101にはカバー171が設けられている。このカバー171の左右の縁部が左右方向の回転軸回りに回転可能となってシャーシ101の左右の側面に取り付けられている。カバー171がその回転により、図2及び図4に示すように搬送板102の上を覆った状態と、図3及び図5に示すようにシャーシ101の上側開口を閉塞した状態との間で移動可能となっている。
図2及び図4に示すようにカバー171が搬送板102の上を覆った状態では、搬送ローラ123〜127、圧接ローラ143〜147及び取付部133〜147がカバー171の下方にある。この状態では、レバー184の先端部に取り付けられた受け部材188がカバー171の回転軸よりも上方に位置し、ウォーム182がウォームホイール181に噛み合っている。
一方、図3及び図5に示すようにカバー171がシャーシ101の上側開口を閉塞した状態では、アクチュエータ153,155,157、プーリー113〜117及びベルト118〜121がカバー171の下方にある。この状態では、ウォーム182がウォームホイール181から外れた状態となり、受け部材188がカバー171の下側でカバー171に当接することでレバー184の時計回りへの回転が抑止され、ねじりバネ187の付勢力につり合う。
なお、上記構成において、動力伝達部はウォーム182であり、搬送部材は搬送ローラ123〜127であり、付勢手段はねじりバネ187である。また。ベルト伝動機構が、ウォームホイール181、軸103〜107、プーリー113〜117及びベルト118〜121を有する。
次に、カード搬送装置100の動作及び使用方法について説明する。
まず、ユーザがカバー171を回転させることで搬送板102の上をカバー171で覆うと、ねじりバネ187の付勢力によってウォーム182がウォームホイール181に噛み合う。
まず、ユーザがカバー171を回転させることで搬送板102の上をカバー171で覆うと、ねじりバネ187の付勢力によってウォーム182がウォームホイール181に噛み合う。
そして、モータ183が作動し、モータ183の動力がウォーム182、ウォームホイール181、プーリー113〜117及びベルト118〜121によって軸103〜107に伝動し、搬送ローラ123〜127が回転する。次に、ホッパー11〜13内のカードがカード搬出装置によって搬送板102の上に搬出されると、アクチュエータ153,155,157によって取付部133,135,137が倒伏して、圧接ローラ143,145,147が搬送ローラ123,125,127に圧接し、カードが搬送される。カードが搬送されて搬送板102の外側に出たら、アクチュエータ153,155,157によって取付部133,135,137が起立し、以後カードがホッパー11〜13から搬送板102の上に搬出されるごとに、アクチュエータ153,155,157が同様に動作する。なお、ホッパー11から排出されたカードは搬送ローラ123と圧接ローラ143との間に挟まれた後に、搬送ローラ124,125,126,127の順に図2の図面左へ搬送され、ホッパー12から排出されたカードは搬送ローラ125と圧接ローラ145との間に挟まれた後に、ローラ106,107の順に左へ搬送され、ホッパー13から排出されたカードはローラ127と圧接ローラ147との間に挟まれた後に、左へ搬送される。
以上のようにカードが順次搬送されている時に、カードが傾いたり曲がったりすることでカードが搬送されず、カードのジャムが発生する。その場合には、モータ183を停止させる。そして、ユーザがカバー171を回転させることでシャーシ101の上側開口をカバー171で閉塞すると、カバー171が受け部材188に当接し、カバー171の重みでレバー184がねじりバネ187の付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、ウォーム182がウォームホイール181から外れる。そして、ユーザは、ツマミ172を回転することによって、搬送ローラ123〜127と圧接ローラ143〜147との間に挟まれてカードを図2の右又は左に移動させる。これにより、残留したカードに触らずにそのカードを安全に取り出すことができ、残留したカードの汚れを防止することができる。
残留したカードを取り出したら、ユーザがカバー171を回転させることで搬送板102の上をカバー171で覆うと、ねじりバネ187の付勢力によってウォーム182がウォームホイール181に噛み合い、モータ183の動力がウォームホイール181に伝動可能となる。
なお、カードのジャム発生時にモータ183を停止させずとも、カバー171でレバー184を押し下げれば、ウォーム182がウォームホイール181から外れるので、ツマミ172を回転させることで、残留したカードを取り出すことができる。
以上のように、本実施形態によれば、ウォームホイール181とウォーム182が連結した状態ではウォームホイール181からウォーム182へ動力が伝動しないから、ユーザがツマミ172を回転することもできないが、カバー171によってレバー184を押し下げれば、ウォームホイール181からウォーム182が外れるので、軽い力でツマミ172を回転することができ、残留したカードを簡単に取り出すことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
上記実施形態では、搬送部材として搬送ローラ123〜127を用いたが、搬送ローラ123〜127の代わりに搬送ベルトを用いても良い。例えば、搬送ローラ123〜127の代わりにプーリーを軸103〜107に取り付け、プーリーに搬送ベルトを掛ければ良く、圧接ローラ143〜147が搬送ベルトに圧接する。この場合、搬送板102を設けない方が望ましく、搬送ベルトの上面が搬送路となる。
上記実施形態では、搬送部材として搬送ローラ123〜127を用いたが、搬送ローラ123〜127の代わりに搬送ベルトを用いても良い。例えば、搬送ローラ123〜127の代わりにプーリーを軸103〜107に取り付け、プーリーに搬送ベルトを掛ければ良く、圧接ローラ143〜147が搬送ベルトに圧接する。この場合、搬送板102を設けない方が望ましく、搬送ベルトの上面が搬送路となる。
また、上記実施形態では、伝動機構としてベルト伝動機構を用いたが、チェーン伝動機構、ギア伝動機構、その他の伝動機構を用いても良い。例えば、プーリー113〜117の代わりにスプロケットを用い、ベルト118〜121の代わりにチェーンを用いると、チェーン伝動機構になる。また、プーリー113〜117及びベルト118〜121の代わりに、軸103〜107のそれぞれに歯車を設け、これら歯車を噛み合わせれば、ギア伝動機構になる。
また、上記実施形態では、動力伝達部材として、ウォーム182を用いたが、別の歯車を用いても良い。この場合、その歯車に噛み合い可能な歯車をウォームホイール181の代わりに軸105に直結する。
また、動力伝達部材として、歯車を用いずとも良い。例えば、ウォーム182の代わりにローラをモータ183の駆動取出軸に直結し、ウォームホイール181の代わりにローラを軸105に直結としても良い。この場合、レバー184がねじりバネ187によって押し上げられると、モータ183側のローラが軸105側のローラに圧接し、モータ183の動力が軸105に伝動可能となる。一方、レバー184がカバー171によって押し下げられると、モータ183側のローラが軸105側のローラから離れて、動力の伝動が切断される。
また、動力伝達部材として、歯車を用いずとも良い。例えば、ウォーム182の代わりにローラをモータ183の駆動取出軸に直結し、ウォームホイール181の代わりにローラを軸105に直結としても良い。この場合、レバー184がねじりバネ187によって押し上げられると、モータ183側のローラが軸105側のローラに圧接し、モータ183の動力が軸105に伝動可能となる。一方、レバー184がカバー171によって押し下げられると、モータ183側のローラが軸105側のローラから離れて、動力の伝動が切断される。
また、上記実施形態ではレバー184が軸185を中心にして回転可能となっているが、レバー184がシャーシ101に対してスライド可能となっていても良い。
また、上述した変形例を可能な範囲で組み合わせても良い。
100 カード搬送装置
101 シャーシ
103〜107 軸
123〜127 搬送ローラ(搬送部材)
113〜117 プーリー
118〜121 ベルト
171 カバー
172 ツマミ
182 ウォーム(動力伝達部)
183 モータ
184 レバー
187 ねじりバネ(付勢手段)
101 シャーシ
103〜107 軸
123〜127 搬送ローラ(搬送部材)
113〜117 プーリー
118〜121 ベルト
171 カバー
172 ツマミ
182 ウォーム(動力伝達部)
183 モータ
184 レバー
187 ねじりバネ(付勢手段)
Claims (4)
- シャーシと、
前記シャーシに対して移動可能に設けられたレバーと、
前記レバーに取り付けられたモータと、
前記モータの駆動取出軸に連結された動力伝達部と、
前記動力伝達部に連結可能な伝動機構と、
前記伝動機構により前記モータの動力を伝動されて、カードを搬送路に沿って搬送する搬送部材と、を備え、
前記レバーが、前記動力伝達部が前記伝動機構に連結した状態と、前記動力伝達部が前記伝動機構から外れた状態との間で移動可能に設けられていることを特徴とするカード搬送装置。 - 前記動力伝達部が前記伝動機構に連結した状態となるように前記レバー又は前記モータを付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のカード搬送装置。
- 前記搬送路の上を覆った状態と、前記搬送路の上から外れて前記レバーを前記動力伝達部が前記伝動機構から外れた状態に押した状態とに移動可能に前記シャーシに設けられたカバーを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のカード搬送装置。
- 前記伝動機構に連結されて前記伝動機構に動力を伝動可能なツマミを更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のカード搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005345708A JP2007145571A (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | カード搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007145571A true JP2007145571A (ja) | 2007-06-14 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007145571A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009045826A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Lintec Corp | プリンタヘッドの印圧調整装置 |
Citations (4)
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JPH06337613A (ja) * | 1993-05-28 | 1994-12-06 | Ricoh Co Ltd | 回転角変換機構及びこれを用いた定着装置 |
JPH09258595A (ja) * | 1996-03-21 | 1997-10-03 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-11-30 JP JP2005345708A patent/JP2007145571A/ja active Pending
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