JPH06137812A - カラーレジストレーション誤差検出方法 - Google Patents

カラーレジストレーション誤差検出方法

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JPH06137812A
JPH06137812A JP4308028A JP30802892A JPH06137812A JP H06137812 A JPH06137812 A JP H06137812A JP 4308028 A JP4308028 A JP 4308028A JP 30802892 A JP30802892 A JP 30802892A JP H06137812 A JPH06137812 A JP H06137812A
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英昭 足利
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターン読み取り手段が読み取るカラー画像
のレジストレーションずれ量と種々の振動成分から、本
来のカラーレジストレーションずれ量のみを抽出するこ
とにより、カラーレジストレーションずれの検出精度を
向上させ、高画質化と高速化を両立可能としたカラーレ
ジストレーション誤差検出方法を提供することを目的と
する。 【構成】 レジストレーション誤差検出用のパターンを
検出するサンプリング長さ及びサンプリング周波数を、 サンプリング長さをレジストレーション誤差検出手段
がレジストレーション誤差成分といっしょに読み取って
しまう各部の振動成分の波長又はその整数倍に近づける サンプリング長さをできるだけ長くする サンプリング周波数及びその整数倍と上記検出信号が
有する振動成分の周波数をできるだけ遠ざける という条件を満たすように設定するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異なる色の画像を搬
送される記録部材または中間転写体上に多重転写し、カ
ラー画像を得るカラー画像形成装置に使用され、カラー
画像の形成位置(以下、レジストレーションという)の
誤差を検出するためのカラー画像のレジストレーション
誤差検出方法に関し、特に、カラー画像のレジストレー
ションの誤差を検出するためのパターン位置演算のイン
ターバルと回数を決定するカラーレジストレーション誤
差検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等において処理されるド
キュメントは急速にカラー化が進み、それらのドキュメ
ントを扱う複写機・プリンター・ファックス等の画像形
成装置も急速にカラー化されてきている。そして、現在
これらのカラー機器は、オフィス等における事務処理の
高品位化および迅速化に伴って、高画質化および高速化
される傾向にある。かかる要求に答え得るカラー機器と
しては、例えば、黒(K)・イエロー(Y)・マゼンタ
(M)・サイアン(C)の各色毎に各々の画像形成ユニ
ットを持ち、各画像形成ユニットで形成された異なる色
の画像を搬送される記録部材または中間転写体上に多重
転写し、カラー画像の形成を行なういわゆるタンデム型
のカラー画像形成装置が既に提案されている。
【0003】このタンデム型のカラー画像形成装置は、
複数個の個々の画像形成ユニットによって一つの画像を
形成する方式であるため、非常に高速であるが、その反
面、各色の画像形成位置の合わせ具合、即ちカラーレジ
ストレーションがずれ易く、高画質化し難いという大き
な欠点を有している。これは、画像形成装置の機内温度
の変化や画像形成装置に外力が加わることにより、各画
像形成ユニットの位置や画像形成ユニット内の部品の位
置が微妙に変化することに起因する。このうち、機内温
度の変化や外力は避けられないものであり、例えば、紙
詰まりの復帰、メインテナンスによる部品交換、画像形
成装置の移動などの日常的な作業が、画像形成装置へ外
力を加えることとなる。
【0004】そこで、例えば特開平1−183676号
公報で示されるように、カラー画像のレジストレーショ
ンを補正しながら高画質化を図る方法が既に提案されて
いる。これは各画像形成ユニットにより所定のレジずれ
測定用のパターンを出力し、それをパターン読み取り手
段によって読み取り、カラーレジストレーションのずれ
量を算出し、これが無くなるように各画像形成ユニット
等を補正することにより、高画質化を実現するというも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術においては、次のような問題点を有している。
すなわち、上記従来技術においては、所定のレジストレ
ーションずれ測定用のパターンを読み取る際に、パター
ン読み取り手段は、本来測定したいカラーレジストレー
ションのずれ量以外に、 〓)レジストレーションずれ測定用のパターン自体が持
つ振動成分、即ちレジストレーションずれ測定用のパタ
ーンが厳密に等間隔で並んでいないことによる振動成分 〓)用紙搬送機構や用紙または中間転写体の位置変動あ
るいは速度変動 〓)パターン読み取り手段自身の振動 といった振動をも読み取ってしまうため、カラーレジス
トレーションずれの検出精度を大きく悪化させてしま
い、画像形成ユニット等に補正を加えても高品質な画質
を得ることは困難であるという問題点があった。また、
画像形成速度の高速化を進めれば進めるほど上記の振動
成分は大きくなり、カラーレジストレーションずれの検
出精度を更に悪化させるため、高画質化と高速化は両立
しないのが通例であり、高画質かつ高速のカラー画像形
成装置を開発する際の大きな障害となるという問題点が
あった。
【0006】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、パターン読み取り手段が読み取るカラー画像の
レジストレーションずれ量と種々の振動成分から、本来
のカラーレジストレーションずれ量のみを抽出すること
により、カラーレジストレーションずれの検出精度を向
上させ、高画質化と高速化を両立可能としたカラーレジ
ストレーション誤差検出方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、像担持体上にレジストレ
ーション誤差検出用のパターンを複数回繰り返して形成
するとともに、これらレジストレーション誤差検出用の
パターンを複数回検出し、これらの検出信号からカラー
レジストレーションの誤差を検出するカラーレジストレ
ーション誤差検出方法において、上記レジストレーショ
ン誤差検出用のパターンを検出するサンプリング長さ及
びサンプリング周波数を、 サンプリング長さをレジストレーション誤差検出手段
がレジストレーション誤差成分といっしょに読み取って
しまう各部の振動成分の波長又はその整数倍に近づける サンプリング長さをできるだけ長くする サンプリング周波数及びその整数倍と上記検出信号が
有する振動成分の周波数をできるだけ遠ざける という条件を満たすように設定するよう構成されてい
る。
【0008】上記像担持体としては、例えば、記録用紙
を保持する転写搬送用のベルトが用いられるが、これに
限定されるわけではなく、複数の画像形成ユニットで形
成された画像を一旦保持する中間転写体等、あるいはド
ラム状のもの等を用いても勿論よい。
【0009】また、上記画像形成ユニットとしては、例
えば、電子写真工程により画像を形成するものが用いら
れる。
【0010】しかし、上記画像形成ユニットとしては、
これ以外にも、インクリボンの顔料等を熱や衝撃力によ
り転写し画像を形成するもの、インクを飛散させること
により画像を形成するもの等、画像を形成可能なユニッ
トであれば何でも良い。
【0011】また、請求項2に記載された発明は、複数
回のカラーレジストレーション誤差を検出するインター
バルを、レジストレーション誤差検出手段がレジストレ
ーション誤差成分といっしょに読み取ってしまう種々の
振動成分(fi (t) :t=時間、i=1〜m)との関連
で、 誤差={ΣΣfi (int×j)}/n (ここで、最初のΣはi=1〜mまで、2番目のΣはj
=1〜nまで取るものとし、mは振動の種類、nはカラ
ーレジストレーション誤差の検出回数、int はカラーレ
ジストレーション誤差の検出のインターバルである。)
の式より、検出するように構成したものである。
【0012】更に、請求項3に記載された発明は、カラ
ーレジストレーション誤差を検出する回数を、レジスト
レーション誤差検出手段がレジストレーション誤差成分
といっしょに読み取ってしまう種々の振動成分(f
i (t) :t=時間、i=1〜m)との関連で、 誤差={ΣΣfi (int×j)}/n={Σ∫fi (t) dt}/l (ここで、最初のΣはi=1〜mまで、2番目のΣはj
=1〜nまで、積分は0〜lまで取るものとし、mは振
動の種類、nはカラーレジストレーション誤差の検出回
数、int はカラーレジストレーション誤差の検出のイン
ターバル、l=n×int である。)の式より、検出する
ように構成したものである。
【0013】また更に、請求項4に記載された発明は、
複数回のカラーレジストレーション誤差を検出するイン
ターバルとカラーレジストレーション誤差を検出する回
数を、両方とも、レジストレーション誤差検出手段がレ
ジストレーション誤差成分といっしょに読み取ってしま
う種々の振動成分(fi (t) :t=時間、i=1〜m)
との関連で、 誤差={ΣΣfi (int×j)}/n={Σ∫fi (t) dt}/l (ここで、最初のΣはi=1〜mまで、2番目のΣはj
=1〜nまで、積分は0〜lまで取るものとし、mは振
動の種類、nはカラーレジストレーション誤差の検出回
数、int はカラーレジストレーション誤差の検出のイン
ターバル、l=n×int である。)の式より、検出する
ように構成したものである。
【0014】また、請求項5に記載された発明は、上記
請求項2乃至4のいずれかにおいて、レジストレーショ
ン誤差検出手段がレジストレーション誤差成分といっし
ょに読み取ってしまう種々の振動の周波数(以下、Fac
という)の2倍よりカラーレジストレーション誤差の検
出周波数(以下、FS という)が小さいときは、両者に
より発生するモアレ信号(周波数=|Fac−FS ×k
|、FS /2<Fac≦3FS /2のときk=1、3FS
/2<Fac≦5FS /2のときk=2、以下同様)をf
i (t) (t=時間、i=1〜m)として用い、誤差を求
めるように構成したものである。
【0015】
【作用】本発明者は、種々の検討の結果、複数のレジス
トレーション誤差検出用のパターンを検出するサンプリ
ング長さ及びサンプリング周波数を、 サンプリング長さを上記検出信号が有する振動成分の
波長又はその整数倍に近づける サンプリング長さをできるだけ長くする サンプリング周波数及びその整数倍と上記検出信号が
有する振動成分の周波数をできるだけ遠ざける という条件を満たすように設定することにより、カラー
レジストレーション誤差の検出精度を向上させることが
できることを明らかにした。
【0016】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0017】図2はこの発明に係るカラーレジストレー
ション誤差検出方法を適用したカラー画像形成装置の一
実施例としてのデジタルカラー複写機を示す全体構成図
である。
【0018】図2において、プラテンガラス1上に載置
された原稿2は、光源及び走査ミラー等からなる走査光
学系を介して、カラーCCDセンサー3を備えたイメー
ジスキャナーによりRGBのアナログ画像信号として読
み取られる。そして、上記カラーCCDセンサー3によ
って読み取られたRGBのアナログ画像信号は、画像処
理部4によってKYMCの画像信号に変換され、画像処
理部4の内部に設けられたメモリーに一時蓄積される。
【0019】画像処理部4からは、各画像形成ユニット
のレーザービーム走査装置5K、5Y、5M、5Cに各
色の画像データが順次出力され、これらのレーザービー
ム走査装置5K、5Y、5M、5Cによってそれぞれの
感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cに静電潜像が形成
される。上記各感光体ドラム6K、6Y、6M、6C上
に形成された静電潜像は、現像器7K、7Y、7M、7
Cによって、それぞれ黒(K)、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、サイアン(C)の各色のトナー像として現
像される。
【0020】上記各感光体ドラム6K、6Y、6M、6
C上に形成された各色のトナー像を記録する記録用紙1
1は、給紙カセット12から供給される。この給紙カセ
ット12から供給された記録用紙11は、所定のタイミ
ングで回転駆動される給送ローラ13によって転写搬送
ベルト8上へ送出される。この転写搬送ベルト8は、駆
動ローラ9と従動ローラ10との間に一定のテンション
で無端状に掛け回されており、図示しない定速性に優れ
た専用のモーターによって回転駆動される駆動ローラ9
により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるように
なっている。
【0021】上記転写搬送ベルト8によって搬送された
記録用紙11の先端と、画像形成ユニットにて形成され
た第一の感光体ドラム6K上の画像の先端は、感光体ド
ラム6Kの最下点の転写ポイントにて一致するように、
その紙送りタイミングや画像書き込みタイミングが決め
られている。転写ポイントに達した記録用紙11は、転
写用の図示しないコロトロン等によって、感光体ドラム
6上の可視画像が転写され、更に感光体ドラム6Yの真
下の転写ポイントに達する。感光体ドラム6Yの真下の
転写に達した記録用紙11は、感光体ドラム6Kで転写
されたのと同様に感光体ドラム6Y上の可視画像が転写
される。同様に全ての転写を終えた記録用紙11は、更
にベルト8によって搬送され、従動ローラ10の付近ま
で達すると図示しないが、記録用紙11を転写搬送ベル
ト8から剥離するためのコロトロンやストリッパー等に
より、転写搬送ベルト8から剥離される。その後、4色
のトナー像が転写された記録用紙11は、定着装置14
により定着され、排出トレイ15上に排出され、カラー
画像の複写が行われる。
【0022】図3は上記カラーレジストレーション誤差
検出方法を適用した多重転写方式のデジタルカラー複写
機を示す概略図である。
【0023】図において、20は各画像形成ユニット2
1K、21Y、21M、21Cによって形成された転写
搬送ベルト8上の画像位置検出用のパターン像22を検
出する画像位置検出用のパターン検出手段であり、この
パターン検出手段20は、転写搬送ベルト8の画像領域
においてその幅方向の両端に各々1組ずつ配置された光
源23と受光素子24とを備えている。上記光源23
は、転写搬送ベルト8上の画像位置検出用のパターン像
を検出するために必要な背景光を作り出すためのLED
からなるものである。また、受光素子24は、当該光源
23と転写搬送ベルト8を介して対向するように配置さ
れたものである。
【0024】25K、25Y、25M、25Cは各画像
形成ユニット21K、21Y、21M、21C内のレー
ザービーム走査装置に対して画像信号を送るインターフ
ェイス基板であり、26はレジずれ補正系を一括して制
御する補正用基板である。27はメモリー並びに画像処
理関係を一括して担当する画像処理用基板であり、28
はそれらの基板全てと、装置全体の動きを管理するコン
トロール基板である。
【0025】図4は上記画像位置検出用のパターン検出
手段を示す断面図である。
【0026】図において、30はパターン検出手段の筺
体であり、31は前記受光素子24としてのリニアCC
Dであり、32はリニアCCD31とそれを駆動する周
辺回路を載せた基板である。この基板32は、断面L字
形状のアングル33を介して筺体30に取付けられてい
る。また、34は屈折率分布型レンズアレイで、35は
前記光源24としての照明光源36とそれを駆動する周
辺回路を載せた基板である。
【0027】また、図5は、センサ基板32と屈折率分
布型レンズアレイ34と転写搬送ベルト8上の画像位置
検出用のパターン像22の位置関係を立体的に示したも
のであり、筺体30内には、ここに示すセンサ基板32
と屈折率分布型レンズアレイ34のペアが2組配置され
ている。しかも、上記筺体30は、転写搬送ベルト8の
画像領域内に幅方向の両端にそれぞれ1つずつ配列され
ている。上記一方のセンサ基板32に取付けられたリニ
アCCD31は、手前側のレジストレーション誤差検出
用パターン22の主走査・副走査方向両方を検出するた
めのものであり、他方のセンサ基板32に取付けられた
リニアCCD31は、奥側のそれらを検出するためのも
のである。このように、センサを2個使うことで、コピ
ーの中央付近の主走査方向のずれ、コピーの中央付近の
副走査方向のずれ、主走査・副走査方向の倍率誤差、主
走査方向に対する角度ずれ等色ずれの全ての方向での調
整が可能となるが、例えば主走査方向の調整のみを行う
のであれば1個の検出用センサのみでも良い。そして、
このように構成される2個のセンサを内蔵した筺体30
が、図3に示すように、転写搬送ベルト8の画像領域に
おける幅方向の両端部にそれぞれ1つずつ配設されてい
る。
【0028】さらに、上記照明光源36としては、LE
Dが用いられており、1つのLEDでは必要な照明範囲
を確保できないときは、複数のLEDを使用しても良
い。例えば、一つのセンサCCD31でレーザービーム
走査装置の走査開始位置すなわち主走査方向のずれと転
写搬送方向即ち副走査方向のずれを比較的近接した位置
で検出する場合にはLED36を1つ、比較的離れた位
置で検出する場合にはLEDを2つ割り当てるものとす
る。このとき、集光型のLED36を転写搬送ベルト8
に近づけることでLEDの外形にほぼ等しい照明幅が得
られ、点灯するLEDは数個であるため、その消費電力
は非常に小さく抑えることができる。
【0029】また、この実施例では、転写搬送手段とし
て例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からな
る透明なベルト8を用いるが、この場合の代表的な透過
特性は図6に示すように波長が長くなるに従い、その透
過率は高くなる。また、CCD31の代表的な感度特性
を図7に示すが、可視光領域においては良好な感度を有
している。一方、高輝度の得られるLED36の発光波
長は赤色領域(600〜700nm)であり、これらを
組み合わせることで大きなセンサ出力を得ることが可能
になる。検出位置に転写搬送ベルト8上のパターン像2
2が到達すると、パターン像22を形成するトナーは色
に関わらず不透明体であるからパターン位置での透過率
は0に近くセンサ出力は非常に小さくなる。このセンサ
出力の差が大きい程安定した検出が可能であり、本構成
での出力例を図9及び図10に示すがKYMCの各色に
対してほぼ同等の出力が得られている。
【0030】図1はこの発明に係るカラーレジストレー
ション誤差検出装置の制御部の一実施例を示すブロック
図である。この制御部は、図3に示す補正基板26内に
設けられている。
【0031】図において、40はパターン位置演算手
段、41は演算数カウント手段、42は演算タイミング
発生手段、43はカラーレジずれ演算手段、44はレジ
測定パターンの各色の先頭到着時刻演算手段、45K、
45Y、45M、45Cは各色に対応したパターン位置
メモリ、46は画像形成ユニット補正値演算手段をそれ
ぞれ示している。
【0032】以上の構成において、この実施例に係るカ
ラーレジストレーション誤差検出装置では、次のように
してカラーレジストレーションの誤差が検出される。す
なわち、上記カラーレジストレーション誤差検出装置が
適用されたデジタルカラー複写機では、通常の画像形成
モード(プリントモード)の間に、必要に応じてカラー
レジストレーションの誤差検出に基づく補正モードが実
施される。
【0033】このカラーレジストレーションの補正モー
ドでは、図3に示すように、コントロール基板28によ
り各部に指令が出され、各インターフェイス基板25
K、25Y、25M、25Cは、内蔵するレジストレー
ション測定パターン出力手段により、レジストレーショ
ン測定パターンの画像データを各々対応する画像形成ユ
ニット21K、21Y、21M、21Cに順次出力し始
める。このとき、各インターフェイス基板25K、25
Y、25M、25Cが画像データの出力を開始するタイ
ミングは、通常の画像形成モード(プリントモード)の
タイミングと全く同じである。これにより、各画像形成
ユニット21K、21Y、21M、21Cは、この画像
データに基づいて各々所定のパターン22を形成し、通
常の画像形成モード(プリントモード)と同じタイミン
グで順次転写搬送ベルト8に多重転写し、レジストレー
ション測定パターン22が転写搬送ベルト8上に形成さ
れる。
【0034】このレジストレーション測定パターン22
としては、例えば、図8に示すように主走査方向のカラ
ーレジストレーション測定パターン22bと副走査方向
のカラーレジストレーション測定パターン22aとから
構成され、画像形成ユニットの手前側と奥側に1個づつ
配置される画像位置検出用のパターン検出手段20によ
って読み取れるような所定位置に22aと22bが1組
づつ多重転写される。
【0035】ところで、補正用基板26は、各インター
フェイス基板25K、25Y、25M、25Cが各々対
応する画像形成ユニット21K、21Y、21M、21
Cにレジ測定パターンの画像データを順次出力し始める
タイミングをモニターしており、引き続きこのタイミン
グから、レジ測定パターン22の一つ一つがパターン検
出手段20の真下に来る時刻を算出する。この時刻の算
出は、図3に示すように、レジ測定パターンの各色の先
頭到着時刻演算手段44によって行われる。そして、こ
の時刻になると補正用基板26は、センサ基板32がパ
ターン検出手段20を駆動してレジ測定パターン22を
サンプリングしているサンプリングデータを参照し、こ
れに補正用基板26に内蔵のパターン位置演算手段40
を働かせ、レジ測定パターン22の一つ一つの位置を算
出して行く。
【0036】このパターン位置演算手段40を働かせる
サンプリングデータは、例えば、図9及び図10に示す
プロファイルを有しており、レジ測定パターン22の一
つ一つがパターン検出手段20の下を横切ったことによ
る光量の変化を含んでいる。上記パターン位置演算手段
40は、このプロファイルから、例えば光量の変化の重
心位置、または光量の変化の中央位置を算出し、所定の
各色に対応したパターン位置メモリ45K、45Y、4
5M、45Cにそのパターン位置を格納する。補正用基
板26は、この操作を、補正用基板26に内蔵の演算数
カウント手段41が、各色ごとに演算回数をカウントし
所定の回数に達して、当該演算数カウント手段41がレ
ジ測定パターン22の読み取りの終了を指示するまで繰
り返す。また、パターン位置演算のインターバルは、補
正用基板26に内蔵の演算タイミング発生手段42の発
生により制御される。尚、パターン位置演算のインター
バルと、レジ測定パターンの間隔を調整して、インター
フェイス基板25K、25Y、25M、25Cは、各々
対応する画像形成ユニット21K、21Y、21M、2
1Cに画像データを予め出力している。
【0037】そして、上記補正用基板26に内蔵された
カラーレジずれ演算手段43は、こうして算出された各
色複数のパターン位置より、複数個のカラーレジずれ量
を算出し、次に所定の演算を施すことによりカラーレジ
ずれを高精度で算出する。ここで、所定の演算には、単
純平均を取る、最大値と最小値を求めその中央値を取
る、複数個のカラーレジずれ量が最も多く分布する値を
取る、等が挙げられる。また、複数個のカラーレジずれ
量の分布や推移を観て異常な(カラーレジすれ算出に適
当でない)データを除いた後に、所定の演算を施すこと
にすることにより、高精度でカラーレジずれを算出でき
る。
【0038】更に、補正用基板26は、求められたカラ
ーレジずれより内蔵の画像形成ユニット補正値演算手段
46によって、各画像形成ユニット21K、21Y、2
1M、21Cを補正する補正値を算出し、各画像形成ユ
ニット21K、21Y、21M、21Cに出力・設定し
て、カラーレジずれ補正モードを終了する。
【0039】このように、通常の画像形成モード(プリ
ントモード)の間に、必要に応じてカラーレジストレー
ションの補正モードを実施することにより、基本的に
は、カラーレジストレーションのずれを最小限に維持す
ることが可能となる。
【0040】しかし、カラーレジストレーションのずれ
を検出するためのパターン22を読み取るとき、レジ測
定パターン22は種々の振動を含んだ形でパターン読み
取り手段20によって読み取られる。この中には、前述
したように、 〓)レジストレーションずれ測定用のパターン自体が持
つ振動成分、即ちレジストレーションずれ測定用のパタ
ーンが厳密に等間隔で並んでいないことによる振動成分 〓)用紙搬送機構や用紙または中間転写体の位置変動あ
るいは速度変動 〓)パターン読み取り手段自身の振動 が含まれている。したがって、パターン読み取り手段2
0によってレジ測定パターン22を読み取った信号に振
動成分が含まれていると、カラーレジストレーションの
誤差を正確に検出することができない。そのため、上記
の如くカラーレジずれ補正モードを実行しても、カラー
レジストレーションのずれを最小限に維持することがで
きず、そのままでは高速かつ高画質の画像形成を行なう
ことができない。よって、カラーレジストレーションの
誤差の検出精度を上げるためには、こうした振動の影響
を受けないように配慮する必要がある。
【0041】そこで、この実施例に係るカラーレジスト
レーション誤差検出方法では、次のようにして、上記振
動の影響を受けずにカラーレジストレーションの誤差を
高精度に検出可能となっている。
【0042】以下、この発明に係るカラー画像形成位置
誤差検出方法の一実施例におけるパターン位置演算のイ
ンターバルと回数の決定方法について詳しく説明する。
ここでは、パターン位置演算のインターバルをサンプリ
ング周波数、パターン位置演算の回数をサンプリング長
さとして説明する。尚、これらの関係は、次の数1の通
りである。
【0043】
【数1】
【0044】まず、本発明者は、データのサンプリング
を行なう際に通常使用される”サンプリング定理”につ
いて考察を進め、振動とカラーレジずれの検出精度の関
連を明らかにし、振動の影響が最小となるようなサンプ
リング周波数とサンプリング長さの条件を求めた。
【0045】さて、サンプリング定理とは、「時間tの
関数である信号f(t)の周波数成分がWヘルツ以下に
限定されているとき、1/2Wの時間間隔で測定した信
号の値f(i/2W)(i=1、2、…)から信号f
(t)が完全に復元できる」という定理であり、表現を
変えれば、「サンプリングデータより原信号を再現する
ためには、サンプリング周波数は、原信号の持つスペク
トラム分布の最大周波数の2倍以上必要である。」とい
うものである。
【0046】しかし、カラーレジストレーションのずれ
の検出においては、単に原信号の平均値のみを正確に求
めることができれば十分である、すなわち、レジずれ測
定用パターン22の検出信号の振動成分を除いたものを
正確に求めることができれば十分であるから、もっと緩
やかな条件が適用できるはずである。
【0047】先ず、簡単のために再現すべき原信号(レ
ジずれ測定用パターン22の検出信号)が正弦波である
場合を例に挙げて考えてみる。任意の正弦波を離散的に
十分長い時間にわたりサンプリングした場合、正弦波の
周波数がサンプリング周波数の1/2以下のとき、サン
プリング定理から明らかなように、原信号を再現できる
しその平均値も求まる。また、正弦波の周波数がサンプ
リング周波数の1/2以上であって3/2以下のとき再
現されるのは、正弦波周波数とサンプリング周波数の差
の周波数を持つ信号である。これを仮想の正弦波と呼
ぶ。つまり、これは原信号を再現できないということで
あるが、サンプリング時間が十分長いとき、仮想の正弦
波の平均値と原信号の平均値は等しく、仮想の正弦波の
平均値を求めても良い。同様に、正弦波の周波数がサン
プリング周波数の3/2以上であって5/2以下のと
き、5/2以上であって7/2以下のとき、……につい
ても、原信号そのものは再現できないが、仮想の正弦波
より原信号の平均値だけは正確に測定できることがわか
る。
【0048】ここまで考えを進めてきたが、この考察に
は例外がある。それは正弦波の周波数がサンプリング周
波数またはその整数倍と等しい場合である。このとき
は、常に正弦波の同位相を測定することになるため、最
悪の場合誤差が正弦波の振幅に等しくなってしまう。
【0049】以上の点をまとめると、任意の正弦波を離
散的にサンプリングし、その平均値を求めたとき、誤差
(正弦波の真の平均値とサンプリングデータより求めた
平均値との差)が0となる条件は、 サンプリング長さが無限であることかつ 正弦波の周波数がサンプリング周波数またはその整数
倍と一致しないことである。
【0050】上記、の条件の内は実現可能である
が、は、実際のカラー画像形成装置では絶えずカラー
レジずれを測定するわけにはいかないので、実現不可能
である。そこで、次に、正弦波をある有限の長さに限っ
てサンプリングした場合の正弦波の平均値を正確に求め
るための条件について考察する。
【0051】正弦波からなる原信号をサンプリングする
とき、同じ長さをサンプリングした場合でも、たまたま
サンプリングした正弦波の位相によって誤差は大きく異
なる。すなわち、図11に示す正弦波において、区間A
B、EFをサンプリングした場合は誤差が最大となり、
区間CD,GHでは誤差は0となる。ここでは、最悪の
場合を考えて区間EFのように正弦波が最大値を取る点
が中央に来るようにサンプリング区間を取った場合につ
いて話を進める。このとき図12の通り、X-n
-n+1,…,X0 ,…,Xn-1 ,Xn のポイントで離散
的にサンプリングすると、そのデータはf(X) で、平均
値は、次の数2のようになる。
【0052】
【数2】
【0053】真の平均値が0であるから、この平均値の
絶対値がそのまま誤差となり、誤差は、次の数3のよう
に表すことができる。
【0054】
【数3】
【0055】また、ΔX=(Xn −X-n)/nとおくと
(1)式は、次の数4のようになる。
【0056】
【数4】
【0057】これは離散的なサンプリングでの誤差を表
しているが、サンプリングデータが十分多いとき、離散
的サンプリングの平均値と連続サンプリングの平均値が
ほぼ等しいことを利用すると、(2)式は、次の数5の
ようになる。
【0058】
【数5】
【0059】更に図13に示す通りにf(X) 軸を取り、
サンプリング長さをlとしサンプリング区間を−l/2
から+l/2までとすると、誤差は、次の数6のように
なる。
【0060】
【数6】
【0061】ここで、λ=2π/k(λは正弦波の波
長)を代入すると、誤差は、次の数7のように表すこと
ができる。
【0062】
【数7】
【0063】この(3)式をグラフで表すと図14とな
り、ある長さに限ってサンプリングした場合に誤差が0
となる条件は、 l=λm(mは正の整数)または、 λ→0(λが小さくなるに従い誤差も小さくなり、0
に収束する。)となる。 尚、正弦波の周波数がサンプリング周波数の1/2以上
のときは、仮想の正弦波についてこの議論が適用でき
る。
【0064】さて、今までの考察より誤差が0となる条
件を、カラーレジずれの検出に当てはめてみる。CCD
センサが読み取る実際の振動は正弦波ではない。しか
し、任意の波形は複数の正弦波の重ね合わせで表せるこ
とを利用し、各々の振動成分に対しこの条件を適用すれ
ば良い。ただ実際には、振動成分の周波数ごとにサンプ
リング周波数や長さを変えるわけにはいかないので、全
ての振動成分に対して誤差が0となるような条件は無
い。今までの誤差が0となる条件より誤差が最小限とな
る条件を求めると、 サンプリング長さを正弦波または仮想の正弦波の波
長またはその整数倍に近づける。かつ サンプリング長さをできるだけ長くする。かつ 仮想の正弦波の波長をできるだけ小さくする。すな
わち、サンプリング周波数およびその整数倍と正弦波の
周波数をできるだけ遠ざける。 といった3つの条件になる。
【0065】次に、シミュレーションにより、最良のサ
ンプリング周波数と長さを求めてみる。離散的サンプリ
ングであるから(3)式は使えない。よって、(1)式
にf(X) =cos(kX)を代入し、X-n,X-n+1,…,X
0 ,…,Xn-1 ,Xn のポイントでサンプリングすると
して、シミュレーションの手順を具体的に列挙すると、
次のようになる。
【0066】1) パターン読み取り手段がカラーレジず
れと一緒に読み取る振動成分のスペクトラム分布(周波
数と振幅)を求める。
【0067】2) シミュレーションするサンプリング周
波数(以下、fs とする)と長さ(以下、lとする)の
範囲を求める。これは電気回路の処理能力や所要時間、
S/Wの作成上の都合などの条件より決まる。
【0068】3) 先ずサンプリング周波数(fs )を振
ってシミュレーションする。このため、サンプリング長
さ(l)の有力候補を2)で決めたサンプリング長さの範
囲から選ぶ。
【0069】4) 2)、3)で決めたサンプリング周波数
(fs )と長さ(l)の組み合わせで、サンプリングポ
イントX-n,X-n+1,…,X0 ,…,Xn-1 ,Xn を求
める。一般にサンプリングポイントは、次の数8の通り
である。
【0070】
【数8】
【0071】ここで、VP は転写搬送ベルト8の移動速
度である。サンプリング数(=1/(VP /fs )が2
未満のときは、X0 =0のみの1点でサンプリングする
ことを意味する。
【0072】5) (1)式にf(X) =cos(kX)を代入
した式を用いて、変動成分ごとに4)で求めたサンプリン
グポイントでの誤差を算出し、次に全変動成分の総和を
求める。
【0073】6) 4)、5)の操作を2)で決めたシミュレー
ションするサンプリング周波数範囲で繰り返し、図15に
例示したような「サンプリング周波数vs誤差の総和」
のグラフを作る。
【0074】7) この「サンプリング周波数vs誤差の
総和」のグラフから、誤差が少ないこと、多少周波数が
変動しても誤差が極端に増えないこと、できるだけ高周
波数であること、を考慮して最良のサンプリング周波数
を決定する。
【0075】8) 次に、サンプリング周波数を7)で求め
た値に固定し、今度はサンプリング長さを振って4)、5)
の操作を繰り返し、図16に例示したような「サンプリン
グ長さvs誤差の総和」のグラフを作る。
【0076】9) この「サンプリング長さvs誤差の総
和」のグラフから、誤差が少ないこと、多少の長さが変
動しても誤差が極端に増えないこと、処理時間短縮の観
点からできるだけ短いこと、を考慮して最良のサンプリ
ング長さを決定する。
【0077】図15、16の例では、本発明を用いずにサン
プリング周波数をきめた場合最大で約40μm、本発明
を用いずにサンプリング長さをきめた場合最大で約60
μmの誤差を発生するが、本発明を用いてサンプリング
周波数のみを決めたときで約10μm、本発明を用いて
サンプリング周波数とサンプリング長さを決めたときは
僅か1〜2μmの誤差しか発生しないことがわかる。
【0078】このように、像担持体上に複数回色の異な
るレジストレーション誤差検出用のパターン22を形成
するとともに、これら複数のレジストレーション誤差検
出用のパターン22を検出し、これらの検出信号からカ
ラーレジストレーションの誤差を検出するカラーレジス
トレーション誤差検出方法において、上記複数のレジス
トレーション誤差検出用のパターンを検出するサンプリ
ング長さ及びサンプリング周波数を、 サンプリング長さを上記検出信号が有する振動成分の
波長又はその整数倍に近づける サンプリング長さをできるだけ長くする サンプリング周波数及びその整数倍と上記検出信号が
有する振動成分の周波数をできるだけ遠ざける という条件を満たすように設定したので、パターン検出
手段22が検出するカラー画像のレジストレーションず
れ量と種々の振動成分から、本来のカラーレジストレー
ションずれ量のみを抽出することにより、カラーレジス
トレーションずれの検出精度を向上させることができ
る。そのため、カラー画像形成装置の高画質化と高速化
を両立可能としたカラーレジストレーション誤差検出方
法を提供することができる。
【0079】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用からな
るもので、パターン読み取り手段が読み取るカラー画像
のレジストレーションずれ量と種々の振動成分から、本
来のカラーレジストレーションずれ量のみを抽出するこ
とにより、カラーレジストレーションずれの検出精度を
向上させ、高画質化と高速化を両立可能としたカラーレ
ジストレーション誤差検出方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係るカラーレジストレーシ
ョン誤差検出方法の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図2は同カラーレジストレーション誤差検出
方法の一実施例を適用し得るカラー画像形成装置を示す
構成図である。
【図3】 図3は同斜視構成図である。
【図4】 図4は同カラーレジストレーション誤差検出
方法の一実施例を適用し得るカラー画像形成装置を示す
要部の断面構成図である。
【図5】 図5は同斜視構成図である。
【図6】 図6は透過率と波長との関係を示すグラフで
ある。
【図7】 図7は相対出力と入力光波長との関係を示す
グラフである。
【図8】 図8はテストパターンを示す模式図である。
【図9】 図9は検出信号を示す波形図である。
【図10】 図10は検出信号を示す波形図である。
【図11】 図11はこの発明に係るカラーレジストレ
ーション誤差検出方法の一実施例を示す波形図である。
【図12】 図12はこの発明に係るカラーレジストレ
ーション誤差検出方法の一実施例を示す波形図である。
【図13】 図13はこの発明に係るカラーレジストレ
ーション誤差検出方法の一実施例を示す波形図である。
【図14】 図14はこの発明に係るカラーレジストレ
ーション誤差検出方法の一実施例を示す波形図である。
【図15】 図15はこの発明に係るカラーレジストレ
ーション誤差検出方法の一実施例を示す波形図である。
【図16】 図16はこの発明に係るカラーレジストレ
ーション誤差検出方法の一実施例を示す波形図である。
【符号の説明】
20 パターン検出手段、21K、21Y、21M、2
1C 画像形成ユニット、22 パターン、23 光
源、24 受光素子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上にレジストレーション誤差検
    出用のパターンを複数回繰り返して形成するとともに、
    これらレジストレーション誤差検出用のパターンを複数
    回検出し、これらの検出信号からカラーレジストレーシ
    ョンの誤差を検出するカラーレジストレーション誤差検
    出方法において、上記レジストレーション誤差検出用の
    パターンを検出するサンプリング長さ及びサンプリング
    周波数を、 サンプリング長さをレジストレーション誤差検出手段
    がレジストレーション誤差成分といっしょに読み取って
    しまう各部の振動成分の波長又はその整数倍に近づける サンプリング長さをできるだけ長くする サンプリング周波数及びその整数倍と上記検出信号が
    有する振動成分の周波数をできるだけ遠ざける という条件を満たすように設定したことを特徴とするカ
    ラーレジストレーション誤差検出方法。
  2. 【請求項2】 複数回のカラーレジストレーション誤差
    を検出するインターバルを、レジストレーション誤差検
    出手段がレジストレーション誤差成分といっしょに読み
    取ってしまう種々の振動成分(fi (t) :t=時間、i
    =1〜m)との関連で、 誤差={ΣΣfi (int×j)}/n (ここで、最初のΣはi=1〜mまで、2番目のΣはj
    =1〜nまで取るものとし、mは振動の種類、nはカラ
    ーレジストレーション誤差の検出回数、int はカラーレ
    ジストレーション誤差の検出のインターバルである。)
    の式より、検出することを特徴とする請求項第1項記載
    のカラーレジストレーション誤差検出方法。
  3. 【請求項3】 カラーレジストレーション誤差を検出す
    る回数を、レジストレーション誤差検出手段がレジスト
    レーション誤差成分といっしょに読み取ってしまう種々
    の振動成分(fi (t) :t=時間、i=1〜m)との関
    連で、 誤差={ΣΣfi (int×j)}/n={Σ∫fi (t) dt}/l (ここで、最初のΣはi=1〜mまで、2番目のΣはj
    =1〜nまで、積分は0〜lまで取るものとし、mは振
    動の種類、nはカラーレジストレーション誤差の検出回
    数、int はカラーレジストレーション誤差の検出のイン
    ターバル、l=n×int である。)の式より、検出する
    ことを特徴とする請求項第1項記載のカラーレジストレ
    ーション誤差検出方法。
  4. 【請求項4】 複数回のカラーレジストレーション誤差
    を検出するインターバルとカラーレジストレーション誤
    差を検出する回数を、両方とも、レジストレーション誤
    差検出手段がレジストレーション誤差成分といっしょに
    読み取ってしまう種々の振動成分(fi (t) :t=時
    間、i=1〜m)との関連で、 誤差={ΣΣfi (int×j)}/n={Σ∫fi (t) dt}/l (ここで、最初のΣはi=1〜mまで、2番目のΣはj
    =1〜nまで、積分は0〜lまで取るものとし、mは振
    動の種類、nはカラーレジストレーション誤差の検出回
    数、int はカラーレジストレーション誤差の検出のイン
    ターバル、l=n×int である。)の式より、検出する
    ことを特徴とする請求項第1項記載のカラーレジストレ
    ーション誤差検出方法。
  5. 【請求項5】 レジストレーション誤差検出手段がレジ
    ストレーション誤差成分といっしょに読み取ってしまう
    種々の振動の周波数(以下、Facという)の2倍よりカ
    ラーレジストレーション誤差の検出周波数(以下、FS
    という)が小さいときは、両者により発生するモアレ信
    号(周波数=|Fac−FS ×k|、FS /2<Fac≦3
    S /2のときk=1、3FS /2<Fac≦5FS /2
    のときk=2、以下同様)をfi (t) (t=時間、i=
    1〜m)として用い、誤差を求めることを特徴とする請
    求項第2項乃至第4項のいずれかに記載のカラーレジス
    トレーション誤差検出方法。
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