JPH06137571A - 軟質床暖房マットの製造方法 - Google Patents
軟質床暖房マットの製造方法Info
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- JPH06137571A JPH06137571A JP4324566A JP32456692A JPH06137571A JP H06137571 A JPH06137571 A JP H06137571A JP 4324566 A JP4324566 A JP 4324566A JP 32456692 A JP32456692 A JP 32456692A JP H06137571 A JPH06137571 A JP H06137571A
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Abstract
せ、カーペット下敷き用として用いた場合等にカーペッ
ト上からの導管の存在を殆ど感じさせない軟質床暖房マ
ットを製造できるようにする。 【構成】 熱媒体を流通させる導管2を蛇行状に敷き込
んだ熱可塑性合成樹脂発泡体製の基材シートAと、アル
ミニウム箔Bと、不織布Cとを、各々の間に熱可塑性合
成樹脂フイルムDを介在させたA/D/B/D/Cの順
序で積み重ねた後、その熱可塑性合成樹脂フイルムDの
融点以上の温度で加熱加圧し、次いで、加圧冷却して基
材シートAとアルミニウム箔Bと不織布Cとを積層一体
化して軟質床暖房マットを製造する。
Description
着される被覆材層との接着強度を向上できるように改良
した軟質床暖房マットの製造方法に関する。
の基材シート上に蛇行させて設けた配管溝に熱媒体を流
通させる架橋ポリエチレン製の導管を敷き込み、その表
面側に不織布等を被覆した軟質床暖房マットは公知(例
えば、実開昭63−55008号公報)であり、また、
熱伝導性を向上させるために、被覆材としてアルミニウ
ム箔を被覆したものも公知(例えば、実開平2−678
08号公報)である。
ルミニウム箔と不織布の両方を被覆材とした軟質床暖房
マットも知られている。そして、導管を敷き込んだ基材
シートへのこれらアルミニウム箔及び不織布の積層は、
アクリル系樹脂等の粘着剤を塗布し、その上に離型紙を
貼付したアルミニウム箔及び不織布を、先ずアルミニウ
ム箔をその離型紙を剥がしてロール圧着して積層し、次
に、そのアルミニウム箔の上に、不織布をその離型紙を
剥がしてロール圧着して積層することにより行なってい
る。
布の両方を被覆材としたカーペット下敷き用としての軟
質床暖房マットは上述のようにして製造されるが、この
上にカーペットを敷いて用いた場合、カーペット上から
も導管のゴツゴツした異物感や粘着剤によるタック音の
発生等があって、不快感を与えるといった問題がある。
そして、アルミニウム箔が単に粘着剤により接着されて
いるだけでは、軟質床暖房マットを巻き込んだ場合等に
基材シート層との接着強度不足によって導管が飛び出た
状態になってしまい、そのマットを敷設した時には飛び
出た部分が浮き上がる等して非常に不体裁となる。
なされたもので、その目的は各層間の接着強度を向上さ
せてカーペット上からの応力に対抗でき、導管の存在を
殆ど感じさせない品質を備えた軟質床暖房マットを得る
ための製造方法を提供することにある。
に、本発明の特徴とする軟質床暖房マットの製造方法
は、熱媒体を流通させる導管を蛇行状に敷き込んだ熱可
塑性合成樹脂発泡体製の基材シートAと、アルミニウム
箔Bと、不織布Cとを、各々の間に熱可塑性合成樹脂フ
イルムDを介在させたA/D/B/D/Cの順序で積み
重ねた後、その熱可塑性合成樹脂フイルムの融点以上の
温度で加熱加圧し、次いで、加圧冷却して基材シートと
アルミニウム箔と不織布とを積層一体化するものであ
る。
(図1)を参照しながら説明すると、Aは熱可塑性合成
樹脂発泡体製の基材シートであり、この基材シートA上
に蛇行させて設けた配管溝1には導管2が敷き込まれて
いる。そして、Bは基材シートAの上に積層接着される
アルミニウム箔、Cはアルミニウム箔Bの上に積層接着
される不織布、Dは接着用の熱可塑性合成樹脂フイルム
である。
厚みが3〜20mmであるポリエチレン−スチレン共重
合体の発泡体や低密度ポリエチレン架橋発泡体が用いら
れるが、特に前者を用いるのが好ましい。アルミニウム
箔Bは厚みが10〜300μであるものを用いる。不織
布Cはポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂繊維製
で、坪量が30〜400g/m2、厚みが0.1〜5m
mであるものを用いる。
が80〜150℃(好ましくは90〜130℃)の結晶
性樹脂である、例えば低密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体等のエチレン系樹脂を用いるのが好
ましく、その厚みは20〜150μである。そして、こ
の熱可塑性合成樹脂フイルムDはアルミニウム箔Bの両
面に予め押出しラミネートしておくのがよい。なお、積
層接着のための加熱温度は100〜160℃、加圧力は
0.01〜1.0kg/cm2(G)、時間は5〜24
0秒間である。
る。架橋ポリエチレン製の導管(外径が8mm,内径が
5mm)2が蛇行状に敷き込まれている低密度ポリエチ
レン架橋発泡体(発泡倍率が30倍)製の基材シート
(厚みが10mm)Aの上に、両面に予め低密度ポリエ
チレン(融点が105℃)をそれぞれ80μに押出しラ
ミネート(熱可塑性合成樹脂フイルムD)した厚みが5
0μであるアルミニウム箔Bを重ね、更にその上に、ポ
リエチレンテレフタレート繊維製不織布(坪量が180
g/m2、厚みが2mm)Cを重ねて、温度が140
℃、圧力が0.1kg/cm2(G)で60秒間加熱加
圧する。
り、基材シート、アルミニウム箔及び不織布を積層一体
化して軟質床暖房マット(図1を参照)を製造した。得
られた軟質床暖房マットを床上に敷設し、その上にカー
ペットを敷いたところ、カーペットの上からは導管の存
在が殆ど気にならなかった、
ト、アルミニウム箔、不織布間に熱可塑性合成樹脂フイ
ルムをそれぞれ介在させて加熱加圧して製造するため、
不織布は面密度が上がると共に、その下層側に熱可塑性
合成樹脂フイルムが入り込み、繊維が固定される。そし
て、アルミニウム箔の両面では冷却固化した熱可塑性合
成樹脂フイルムが均一な厚みの層を形成してアルミニウ
ム箔を補強し、これらの結果として、カーペット上から
の応力に十分抵抗できる。
層間における接着強度の向上によってマット巻き込み時
等に導管の飛び出しという不具合の起ることが完全に防
止され、カーペット下敷き用として用いた場合にカーペ
ット上からの導管の存在を殆ど感じさせない軟質床暖房
マットを製造できる効果がある。
ットの部分正面図である。
は熱可塑性合成樹脂フイルム、1は配管溝、2は導管で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱媒体を流通させる導管を蛇行状に敷き
込んだ熱可塑性合成樹脂発泡体製の基材シートAと、ア
ルミニウム箔Bと、不織布Cとを、各々の間に熱可塑性
合成樹脂フイルムDを介在させたA/D/B/D/Cの
順序で積み重ねた後、その熱可塑性合成樹脂フイルムの
融点以上の温度で加熱加圧し、次いで、加圧冷却して基
材シートとアルミニウム箔と不織布とを積層一体化する
ことを特徴とする軟質床暖房マットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32456692A JP3321715B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 軟質床暖房マットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32456692A JP3321715B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 軟質床暖房マットの製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001083813A Division JP2001296031A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 軟質床暖房マット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137571A true JPH06137571A (ja) | 1994-05-17 |
JP3321715B2 JP3321715B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=18167245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32456692A Expired - Lifetime JP3321715B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 軟質床暖房マットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321715B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08159503A (ja) * | 1994-12-09 | 1996-06-21 | Gastar Corp | 冷暖房マット |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP32456692A patent/JP3321715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08159503A (ja) * | 1994-12-09 | 1996-06-21 | Gastar Corp | 冷暖房マット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3321715B2 (ja) | 2002-09-09 |
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