JP2859293B2 - フィルムのエンボス加工方法 - Google Patents

フィルムのエンボス加工方法

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JP2859293B2
JP2859293B2 JP1132239A JP13223989A JP2859293B2 JP 2859293 B2 JP2859293 B2 JP 2859293B2 JP 1132239 A JP1132239 A JP 1132239A JP 13223989 A JP13223989 A JP 13223989A JP 2859293 B2 JP2859293 B2 JP 2859293B2
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stretched
embossing
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▲らい▼蔵 久下
重行 大島
進 丹羽
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株式会社細川洋行
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
    • B29C59/02Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
    • B29C59/04Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts
    • B29C59/046Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts for layered or coated substantially flat surfaces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルム、特に軽食品の包装等に適するフ
ィルムのエンボス加工方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、例えば軽食品等のカバーフィルムとして種
々のフィルムが用いられている。このフィルムは、包装
機における包装適性を向上させるため適度な腰の強さと
滑り性が要求される。このため、このようなフィルムと
して腰の強い高密度ポリエチレンフィルムを用いたり、
滑り性を向上させるためにコーンスターチのような滑剤
を使用したり、フィルムにエンボス加工が施されたもの
が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、エンボス加工は既成のフィルムをエン
ボス加工機械で加熱圧着してグレープを形成し、その後
フィルムを冷却して行われるため、エンボス加工適性か
らすると無延伸フィルムが好ましいが、この無延伸フィ
ルム等が腰が弱く、包装機に供給する際シワが発生しや
すいという問題がある。一方、延伸フィルムは腰が強
く、シワが生じにくいという点で包装材料としては好ま
しいが、エンボス加工に適していないという問題があ
る。
また、コーンスターチのような滑剤の使用は食品衛生
上問題があり好ましくない。
さらに、従来のラミネートフィルムでは軽食品の保存
に必要な保温性、耐熱性、耐緩衝性を得ることが困難で
あるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑み創案されたものであ
り、適度な腰の強さを有し、かつ保温性、耐熱性、緩衝
性に優れるラミネートフィルムを実現するためのフィル
ムのエンボス加工方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、平面状の延伸フィルムまたは紙の片面に加
熱溶融樹脂をダイからフィルム状に押出し、次いで加圧
ロールとエンボスが形成されている冷却ロールとの間で
圧着することによって、延伸フィルムまたは紙と加熱溶
融樹脂とをラミネートするとともにラミネートと同時に
延伸フィルムまたは紙と加熱溶融樹脂との間に部分的に
空隙を形成するような構成とする。
〔作用〕
加熱溶融樹脂がダイからフィルム状に延伸フィルム表
面に押出され、この時の加熱溶融樹脂の熱により延伸フ
ィルムがエンボス加工に適した温度まで加熱され、この
延伸フィルムと加熱溶融樹脂とがラミネートされると同
時にエンボス加工が施され、フィルムに適度な腰を与
え、フィルムにシワが発生することが防止される。
また、エンボス加工が施される際、フィルムに応力が
かかり、延伸フィルムと加熱溶融樹脂層が部分的に剥離
するため、フィルムに部分的に空隙が形成され、これに
よって保温性、耐熱性、緩衝性に優れるフィルムの提供
が可能になる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説
明する。
第1図は、本発明を説明するための押出しラミネート
機の概略図である、第1図において、押出しラミネート
機1は、加熱溶融樹脂を連続的にフィルム状に押出すた
めのダイ2と、ラミネート機1に供給される延伸フィル
ム3とこの延伸フィルム3の表面にダイ2から押出され
た加熱溶融樹脂4とをエンボス加工しながら冷却するた
めの加圧ロール5と、冷却ロール6とを備えている。
ダイ2は公知のダイであってよく、加熱溶融樹脂とし
てポリプロピレン樹脂を用いる場合は、約280℃程度で
押出すことが好ましい。また、押出される加熱溶融樹脂
4の厚さは10〜50μm程度であるが、25μm程度が最も
好ましい。
ラミネート機1に供給される延伸フィルム3は延伸ポ
リプロピレンフィルム等が用いられ、この延伸フィルム
3の厚さは15〜30μm程度であるが、25μm程度が最も
好ましい。延伸フィルム3の厚さが15μm未満では離型
フィルムとしての適度な腰が得られず、また30μmを超
えるとエンボス加工適性が悪くなる。
また、延伸フィルム3の加熱溶融樹脂4とのラミネー
ト側には予め所望の印刷が施されていてもよい。
加圧ロール5はゴムローラ等その材質は適宜決定する
ことができる。この加圧ロール5と冷却ロール6との加
圧力は延伸フィルム3の厚さ、ダイ2から押出された加
熱溶融樹脂4の厚さから適宜決定すればよいが、通常、
4kg/cm2程度が好ましい。
冷却ロール6はその胴周部にエンボス加工用の複数の
突部6aが形成されている。突部6aの形状は目的とするエ
ンボスの形状に対応したものであり、断面台形の突条、
円錐台形状の点状、連続格子形状等、その形状に特に制
限はない。この突部6aの高さは、上記の加圧ロール5と
冷却ロール6との加圧力、および延伸フィルム3と加熱
溶融樹脂4との厚さから適宜決定することができる。こ
の冷却ロール6の温度は底いほどよいが、通常、15℃程
度である。
このような押出しラミネート機1により、延伸フィル
ム3の表面にダイ2から連続的にフィルム状に加熱溶融
樹脂4を押出した際に、加熱溶融樹脂4の熱が延伸フィ
ルム3に移行して延伸フィルム3がエンボス加工に適し
た温度まで加熱され、この延伸フィルム3と加熱溶融樹
脂4とがラミネートされると同時にエンボス加工を行う
ことができる。また、これによって、第2図に示される
ように、隣接する突部6a,6aにより、フィルムに応力が
かけられ、突部6a,6a間において延伸フィルム3と加熱
溶融樹脂4とが剥離し、空隙7が形成される。
第3図は、本発明によりラミネートされると同時にエ
ンボス加工されたフィルムの部分断面図である。第3図
において、フィルム30は延伸フィルム31と、この延伸フ
ィルム31に押出しラミネートされた樹脂層32と、延伸フ
ィルム31と樹脂層32との間に形成された空隙33からな
る。フィルム30がこのようにエンボス加工されているた
め、包装用フィルムとして必要な腰の強さが得られると
ともに、フィルム30に空隙33が形成されているために保
温性、耐熱性、緩衝性が得られる。
第4図は、本発明によりラミネートされると同時にエ
ンボス加工されたフィルムの他の実施例の部分断面図で
ある。第4図において、フィルム40は延伸フィルム41
と、この延伸フィルム41の両面に押出しラミネートされ
た樹脂層42,43と、延伸フィルム41と樹脂層42との間に
形成された空隙44からなる。このフィルム40は、先ず延
伸フィルム41の片面に1層目の樹脂層43がラミネートさ
れ、その後、延伸フィルム41の他の面に2層目の樹脂層
42がラミネートされ、この際に同時にエンボス加工が施
される。この際、フィルムに応力がかけられ、延伸フィ
ルム41と樹脂層42とが部分的に剥離し、空隙44が形成さ
れる点は第1の実施例と同じである。このように延伸フ
ィルム41の両面に樹脂層42,43を押出しラミネートする
ことにより、フィルム40のカール、反り返り、波打ちが
防止される。
尚、本発明において、延伸フィルム、加熱溶融樹脂の
材質、層厚を変えることにより、ラミネートと同時にエ
ンボス加工が施されたフィルムの腰の強さを適宜変える
ことができ、種々の目的に使用することができる。ま
た、本発明のエンボス加工を行うことにより滑り性が向
上し、従来行われていた樹脂へのコーンスターチ等の滑
剤の添加、あるいはフィルムへの滑剤の散布が不要とな
る。
また、延伸フィルムの印刷面側にラミネートしたフィ
ルムにエンボス加工を行うことにより、乱反射が起っ
て、売場等での商品イメージの向上が期待できる。
上述の実施例は、延伸フィルムに加熱溶融樹脂をラミ
ネートすると同時にエンボス加工する場合であるが、本
発明では延伸フィルムの代りに紙を用いてもよい。本発
明に用いる紙としては、従来の樹脂ラミネートに使用さ
れる紙であれば特に制限はなく、例えば厚さ20〜80μm
程度の上質紙を用いることができる。また、本発明では
紙として公知の不織布等を用いることもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、延伸フィルム表面にダイから連続的
にフィルム状に加熱溶融樹脂を押出した際に、加熱溶融
樹脂の熱が延伸フィルムに移行して延伸フィルムがエン
ボス加工に適した温度まで加熱され、この延伸フィルム
と加熱溶融樹脂とがラミネートされると同時にエンボス
加工を行うため、剛性が高くエンボス加工に適していな
い延伸フィルムにエンボス加工を施すことができ、適度
な腰の強さ有する包装用フィルムを作製することが可能
となり、またエンボス加工の際、フィルムにかかる応力
により延伸フィルムまたは紙と加熱溶融樹脂とが部分的
に剥離し、空隙が形成されるため保温性、耐熱性、緩衝
性に優れるフィルムが得られ、さらに、形成されるエン
ボスによりフィルムの滑り性が向上するためフィルム材
料樹脂への滑剤の添加あるいはフィルムへの滑剤の散布
が不要となるばかりでなく、商品の美観の向上、偽造防
止を図ることができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するための押出しラミネート機の
概略図、第2図は本発明によりフィルムにエンボス加工
が施される状態を示す部分断面図、第3図は本発明によ
りラミネートされると同時にエンボス加工されたフィル
ムの部分断面図、第4図は本発明によりラミネートされ
ると同時にエンボス加工されたフィルムの他の実施例の
部分断面図である。 1……押出しラミネート機、2……ダイ、3……延伸フ
ィルム、4……加熱溶融樹脂、5……加圧ロール、6…
…冷却ロール、30,40……フィルム、31,41……延伸フィ
ルム、32,42,43……樹脂層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 59/00 - 59/04 B29C 63/00 - 63/02 B32B 1/00 - 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面状の延伸フィルムまたは紙の片面に加
    熱溶融樹脂をダイからフィルム状に押出し、次いで加圧
    ロールとエンボスが形成されている冷却ロールとの間で
    圧着することによって、前記延伸フィルムまたは紙と前
    記加熱溶融樹脂とをラミネートするとともにラミネート
    と同時に前記延伸フィルムまたは紙と前記加熱溶融樹脂
    との間に部分的に空隙を形成するようにしたことを特徴
    とするフィルムのエンボス加工方法。
JP1132239A 1989-05-25 1989-05-25 フィルムのエンボス加工方法 Expired - Lifetime JP2859293B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11129426A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート

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JPH11129426A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート

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