JPH09272185A - 不織布を用いたプラスチック複合シート及びその製造方法 - Google Patents
不織布を用いたプラスチック複合シート及びその製造方法Info
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- JPH09272185A JPH09272185A JP8108549A JP10854996A JPH09272185A JP H09272185 A JPH09272185 A JP H09272185A JP 8108549 A JP8108549 A JP 8108549A JP 10854996 A JP10854996 A JP 10854996A JP H09272185 A JPH09272185 A JP H09272185A
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- woven fabric
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易かつ確実に製造することができ、その後
の工作も容易であるプラスチック複合シートを提供す
る。 【解決手段】 加熱溶融・可塑化したポリプロピレンを
シート形状にして押し出すと共に、このポリプロピレン
・シートＰＰが接着性を有している状態で不織布ＮＷを
重合させ、両者をポリッシングロール３ａ〜３ｃを通過
させることにより不織布ＮＷをポリプロピレン・シート
ＰＰに接着させる。
の工作も容易であるプラスチック複合シートを提供す
る。 【解決手段】 加熱溶融・可塑化したポリプロピレンを
シート形状にして押し出すと共に、このポリプロピレン
・シートＰＰが接着性を有している状態で不織布ＮＷを
重合させ、両者をポリッシングロール３ａ〜３ｃを通過
させることにより不織布ＮＷをポリプロピレン・シート
ＰＰに接着させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、文房具などの構成
材料として好適に用いられるプラスチック複合シートに
関し、特に、ポリプロピレンと不織布とからなる複合シ
ート及びその製造方法に関するものである。
材料として好適に用いられるプラスチック複合シートに
関し、特に、ポリプロピレンと不織布とからなる複合シ
ート及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】ペンケースなどの文房
具や各種インテリア用品などの構成材料として、プラス
チック材料が好んで用いられている。しかし、プラスチ
ック製品は、これに鮮明なカラー印刷を施したとしても
深みのある風合いを表現することはできず、その意味で
は、文房具などの商品価値として十分でないという問題
があった。しかも、プラスチックシートに印刷を施すに
は、印刷インクとの相性を考慮して、プラスチック表面
にコーティング膜を施したり、或いは、高価なＵＶオフ
セット印刷を用いなければならないという問題もあっ
た。ここで、プラスチックシートに紙シートを貼り合わ
せることも考えられるが、この場合には、プラスチック
に紙を貼着させるための接着剤が必要であるだけでな
く、その後、型取りしたシートを組み立てる場合にも、
強力な接着剤が必要となるという問題点がある。本発明
は、これらの問題点に着目してなされたものであって、
簡易かつ確実に複合シートを製造することができ、その
後の工作も容易であって、深みのある個性的な風合いの
商品を製作できるプラスチック複合シートを提供するこ
とを目的とする。
具や各種インテリア用品などの構成材料として、プラス
チック材料が好んで用いられている。しかし、プラスチ
ック製品は、これに鮮明なカラー印刷を施したとしても
深みのある風合いを表現することはできず、その意味で
は、文房具などの商品価値として十分でないという問題
があった。しかも、プラスチックシートに印刷を施すに
は、印刷インクとの相性を考慮して、プラスチック表面
にコーティング膜を施したり、或いは、高価なＵＶオフ
セット印刷を用いなければならないという問題もあっ
た。ここで、プラスチックシートに紙シートを貼り合わ
せることも考えられるが、この場合には、プラスチック
に紙を貼着させるための接着剤が必要であるだけでな
く、その後、型取りしたシートを組み立てる場合にも、
強力な接着剤が必要となるという問題点がある。本発明
は、これらの問題点に着目してなされたものであって、
簡易かつ確実に複合シートを製造することができ、その
後の工作も容易であって、深みのある個性的な風合いの
商品を製作できるプラスチック複合シートを提供するこ
とを目的とする。
【０００３】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るプラスチック複合シートは、加熱溶融
・可塑化したプラスチック材料をシート形状にして押し
出すと共に、このプラスチックシートが接着性を有して
いる状態で不織布を重合させ、両者をポリッシングロー
ルを通過させることにより不織布をプラスチックシート
に接着させている。ここで、プラスチック材料は、ポリ
プロピレンであることが好ましい。なお、不織布には予
め適宜な模様などを印刷しておくのが好ましい。また、
本発明に係る複合シート製造方法は、加熱溶融・可塑化
したプラスチック材料をシート形状にして押し出すと共
に、このプラスチックシートが接着性を有している状態
で不織布を重合させ、両者をポリッシングロールを通過
させることにより不織布をプラスチックシートに接着さ
せる。ここで、不織布には予め適宜な模様などを印刷し
ておくのが好ましが、プラスチックシートに不織布を接
着させた後に、オフセット印刷によって不織布面に印刷
処理を施すようにしても良い。
め、本発明に係るプラスチック複合シートは、加熱溶融
・可塑化したプラスチック材料をシート形状にして押し
出すと共に、このプラスチックシートが接着性を有して
いる状態で不織布を重合させ、両者をポリッシングロー
ルを通過させることにより不織布をプラスチックシート
に接着させている。ここで、プラスチック材料は、ポリ
プロピレンであることが好ましい。なお、不織布には予
め適宜な模様などを印刷しておくのが好ましい。また、
本発明に係る複合シート製造方法は、加熱溶融・可塑化
したプラスチック材料をシート形状にして押し出すと共
に、このプラスチックシートが接着性を有している状態
で不織布を重合させ、両者をポリッシングロールを通過
させることにより不織布をプラスチックシートに接着さ
せる。ここで、不織布には予め適宜な模様などを印刷し
ておくのが好ましが、プラスチックシートに不織布を接
着させた後に、オフセット印刷によって不織布面に印刷
処理を施すようにしても良い。
【０００４】
【発明の実施の態様】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。 〔第１実施例〕図１は、プラスチック複合シートＳＨを
製造する製造機械の構成図を図示したものである。この
製造機械は、プラスチック材料を加熱溶融・可塑化して
連続的に押し出す押出機１と、直線状の薄いスリットか
ら幅広いプラスチックシートＰＰを出力するＴダイ２
と、ポリッシングロール３ａ〜３ｃからなるポリッシン
グユニット３と、不織布ロール４ａを介して不織布(non
woven)ＮＷを供給する不織布供給部４と、アニーリング
ユニット５と、表面処理ユニット６と、引取ユニット７
とで構成されている。なお、引取ユニット７に引き取ら
れたプラスチック複合シートＳＨは、裁断ユニット８に
送られて適宜に裁断される。図示の通り、押出機１に
は、ホッパー１ａからプラスチック材料が供給される
が、この実施例では、ポリプロピレン(Polypropylene)
が供給される。ホッパー１ａから供給されたポリプロピ
レン材料は、シリンダーで加熱された後、スクリューな
どによりＴダイ２に向けて押し出される。そのため、Ｔ
ダイ２からは、幅広いポリプロピレン・シートＰＰが出
力されることになり、ポリッシングロール３ａ〜３ｃを
通過する過程で、ポリプロピレン・シートＰＰのつや出
しと冷却とが行われる。一方、ポリッシングロール３
ｂ，３ｃには、適宜な印刷を施した後の不織布ＮＷが供
給される。ポリッシングロール３ｂ，３ｃに供給される
ポリプロピレン・シートＰＰには、まだ十分な接着性が
あるので、ポリプロピレン・シートＰＰと不織布ＮＷと
は、ポリッシングロール３ｂ，３ｃで加圧されることに
より圧着される。なお、ポリプロピレンが不織布の繊維
に入り込んで確実に圧着される。図２は、ポリプロピレ
ン・シートＰＰと不織布ＮＷとが積層されてなるプラス
チック複合シートＳＨの断面形状を図示したものであ
る。本発明において、不織布ＮＷの印刷面ＮＷａと非印
刷面ＮＷｂのいずれをポリプロピレン・シートＰＰに圧
着させても良いが、非印刷面ＮＷｂをポリプロピレン・
シートＰＰに圧着させた場合には、柔らかい風合いをも
った不織布の印刷面ＮＷａを複合シートＳＨの外表面に
表すことができる。一方、図２のように、印刷面ＮＷａ
をポリプロピレン・シートＰＰに圧着させた場合には、
艶やかな透明のポリプロピレン・シートＰＰを通して不
織布の印刷面ＮＷａを見ることができる。さて、ポリッ
シングユニット３において図２のように積層された複合
シートＳＨは、その後、アニーリングユニット５で再加
熱されて、ポリプロピレン・シートＰＰのひずみなどが
除去される。次に、複合シートＳＨは、表面処理ユニッ
ト６に送られて、例えば、ポリプロピレン表面や不織布
の面に、適宜な凹凸模様が設けられる。その後、複合シ
ートＳＨは、引取ユニット７を経て裁断ユニット８に送
られる。なお、この実施例の場合には、ポリプロピレン
・シートＰＰの厚さは、０．４ｍｍ程度である。このよ
うにして製造されたプラスチック複合シートＳＨは、例
えば、文房具用品などに用いると、ポリプロピレンの特
性と、不織布のもつ柔らかい風合いとがマッチして商品
価値の高い商品を作ることができる。すなわち、ポリプ
ロピレンの特性に基づいて、固くて強靱で、耐湿性、耐
油性、耐溶剤性に優れた文房具用品とすることができる
と共に、不織布のもつ柔らかい風合いが生かされた特徴
的な模様を表現できる。図３は、複合シートＳＨを用い
たファイル収納具の一例であり、図４は、このファイル
収納具の展開図である。なお、不織布には、格子模様な
どの適宜な模様が印刷されているが、図３、図４では図
示を省略している。図３、図４のファイル収納具は、主
として、開閉蓋部１３、裏面部１４、表面部１５とから
なり、開閉蓋１３と表面部１５には、それぞれ鍵部材１
６，１７が装着されている。なお、鍵部材１６の舌片部
１６ａが鍵部材１７に係止されて施錠され、鍵部材１７
の押圧部１７ａ，１７ａを内側に押すことにより解錠さ
れるようになっている。ファイル収納具を組み立てるに
は、先ず、図４の破線部を山折りに折り曲げると共に、
図４の一点鎖線部を谷折りに折り曲げる。このようにし
て、破線部の折り曲げが完了すると、接着しろ１０ａ，
１１ａ，１２ａが重合すると共に、接着しろ１０ｂ，１
１ｂ，１２ｂも重合する。そこで、超音波ウエルダーや
熱ウエルダーなどによって、接着しろの部分を溶着させ
る。本発明の場合には、不織布の繊維中に、ポリプロピ
レンが十分に入り込んでいるので、特別な接着剤を用い
なくても、接着しろ１０ａ〜１２ａ，１０ｂ〜１２ｂを
確実に溶着させることができる。図５と図６は、別のフ
ァイル収納具を図示したものである。なお、図５におけ
る破線部１６は、折り曲げ部であり、破線部１６を折り
曲げた後、ファイル収納具の側面に適宜な蛇腹部材１７
を溶着させる。この実施例でも、蛇腹部材１７と不織布
とを溶着させる必要が生じる場合があるが、不織布の繊
維の中にポリプロピレンが十分に入り込んでいるので、
超音波ウエルダーや熱ウエルダーなどによって、両者を
確実に溶着させることができる。
明を更に詳細に説明する。 〔第１実施例〕図１は、プラスチック複合シートＳＨを
製造する製造機械の構成図を図示したものである。この
製造機械は、プラスチック材料を加熱溶融・可塑化して
連続的に押し出す押出機１と、直線状の薄いスリットか
ら幅広いプラスチックシートＰＰを出力するＴダイ２
と、ポリッシングロール３ａ〜３ｃからなるポリッシン
グユニット３と、不織布ロール４ａを介して不織布(non
woven)ＮＷを供給する不織布供給部４と、アニーリング
ユニット５と、表面処理ユニット６と、引取ユニット７
とで構成されている。なお、引取ユニット７に引き取ら
れたプラスチック複合シートＳＨは、裁断ユニット８に
送られて適宜に裁断される。図示の通り、押出機１に
は、ホッパー１ａからプラスチック材料が供給される
が、この実施例では、ポリプロピレン(Polypropylene)
が供給される。ホッパー１ａから供給されたポリプロピ
レン材料は、シリンダーで加熱された後、スクリューな
どによりＴダイ２に向けて押し出される。そのため、Ｔ
ダイ２からは、幅広いポリプロピレン・シートＰＰが出
力されることになり、ポリッシングロール３ａ〜３ｃを
通過する過程で、ポリプロピレン・シートＰＰのつや出
しと冷却とが行われる。一方、ポリッシングロール３
ｂ，３ｃには、適宜な印刷を施した後の不織布ＮＷが供
給される。ポリッシングロール３ｂ，３ｃに供給される
ポリプロピレン・シートＰＰには、まだ十分な接着性が
あるので、ポリプロピレン・シートＰＰと不織布ＮＷと
は、ポリッシングロール３ｂ，３ｃで加圧されることに
より圧着される。なお、ポリプロピレンが不織布の繊維
に入り込んで確実に圧着される。図２は、ポリプロピレ
ン・シートＰＰと不織布ＮＷとが積層されてなるプラス
チック複合シートＳＨの断面形状を図示したものであ
る。本発明において、不織布ＮＷの印刷面ＮＷａと非印
刷面ＮＷｂのいずれをポリプロピレン・シートＰＰに圧
着させても良いが、非印刷面ＮＷｂをポリプロピレン・
シートＰＰに圧着させた場合には、柔らかい風合いをも
った不織布の印刷面ＮＷａを複合シートＳＨの外表面に
表すことができる。一方、図２のように、印刷面ＮＷａ
をポリプロピレン・シートＰＰに圧着させた場合には、
艶やかな透明のポリプロピレン・シートＰＰを通して不
織布の印刷面ＮＷａを見ることができる。さて、ポリッ
シングユニット３において図２のように積層された複合
シートＳＨは、その後、アニーリングユニット５で再加
熱されて、ポリプロピレン・シートＰＰのひずみなどが
除去される。次に、複合シートＳＨは、表面処理ユニッ
ト６に送られて、例えば、ポリプロピレン表面や不織布
の面に、適宜な凹凸模様が設けられる。その後、複合シ
ートＳＨは、引取ユニット７を経て裁断ユニット８に送
られる。なお、この実施例の場合には、ポリプロピレン
・シートＰＰの厚さは、０．４ｍｍ程度である。このよ
うにして製造されたプラスチック複合シートＳＨは、例
えば、文房具用品などに用いると、ポリプロピレンの特
性と、不織布のもつ柔らかい風合いとがマッチして商品
価値の高い商品を作ることができる。すなわち、ポリプ
ロピレンの特性に基づいて、固くて強靱で、耐湿性、耐
油性、耐溶剤性に優れた文房具用品とすることができる
と共に、不織布のもつ柔らかい風合いが生かされた特徴
的な模様を表現できる。図３は、複合シートＳＨを用い
たファイル収納具の一例であり、図４は、このファイル
収納具の展開図である。なお、不織布には、格子模様な
どの適宜な模様が印刷されているが、図３、図４では図
示を省略している。図３、図４のファイル収納具は、主
として、開閉蓋部１３、裏面部１４、表面部１５とから
なり、開閉蓋１３と表面部１５には、それぞれ鍵部材１
６，１７が装着されている。なお、鍵部材１６の舌片部
１６ａが鍵部材１７に係止されて施錠され、鍵部材１７
の押圧部１７ａ，１７ａを内側に押すことにより解錠さ
れるようになっている。ファイル収納具を組み立てるに
は、先ず、図４の破線部を山折りに折り曲げると共に、
図４の一点鎖線部を谷折りに折り曲げる。このようにし
て、破線部の折り曲げが完了すると、接着しろ１０ａ，
１１ａ，１２ａが重合すると共に、接着しろ１０ｂ，１
１ｂ，１２ｂも重合する。そこで、超音波ウエルダーや
熱ウエルダーなどによって、接着しろの部分を溶着させ
る。本発明の場合には、不織布の繊維中に、ポリプロピ
レンが十分に入り込んでいるので、特別な接着剤を用い
なくても、接着しろ１０ａ〜１２ａ，１０ｂ〜１２ｂを
確実に溶着させることができる。図５と図６は、別のフ
ァイル収納具を図示したものである。なお、図５におけ
る破線部１６は、折り曲げ部であり、破線部１６を折り
曲げた後、ファイル収納具の側面に適宜な蛇腹部材１７
を溶着させる。この実施例でも、蛇腹部材１７と不織布
とを溶着させる必要が生じる場合があるが、不織布の繊
維の中にポリプロピレンが十分に入り込んでいるので、
超音波ウエルダーや熱ウエルダーなどによって、両者を
確実に溶着させることができる。
【０００５】〔第２実施例〕以上説明した第１実施例で
は、印刷処理を施した後の不織布ＮＷを用いたが、複合
シートＳＨを完成した後に、複合シートＳＨの不織布面
に印刷を施すようにしても良い。この場合、製造機械は
図１と同様であるが、不織布供給部４からは印刷処理を
施す前の不織布ＮＷが供給される。また、引取ユニット
７に引き取られたプラスチック複合シートＳＨは、好ま
しくは０．３ｍｍ以下の厚さのものとする。このような
厚さのプラスチック複合シートＳＨは、その後、オフセ
ット輪転機に供給され、不織布の面に適宜な模様が印刷
される。本発明のプラスチック複合シートＳＨには、不
織布の面が存在するので、プラスチックシートに印刷す
る場合のように、表面に印刷用のコーティング膜を設け
る必要はなく、複合シートＳＨに、直接、鮮明なカラー
印刷を施すことができる。また、ポリプロピレンシート
に印刷を施すときのように高価なＵＶオフセット印刷を
利用する必要もなく、この点でも優れている。
は、印刷処理を施した後の不織布ＮＷを用いたが、複合
シートＳＨを完成した後に、複合シートＳＨの不織布面
に印刷を施すようにしても良い。この場合、製造機械は
図１と同様であるが、不織布供給部４からは印刷処理を
施す前の不織布ＮＷが供給される。また、引取ユニット
７に引き取られたプラスチック複合シートＳＨは、好ま
しくは０．３ｍｍ以下の厚さのものとする。このような
厚さのプラスチック複合シートＳＨは、その後、オフセ
ット輪転機に供給され、不織布の面に適宜な模様が印刷
される。本発明のプラスチック複合シートＳＨには、不
織布の面が存在するので、プラスチックシートに印刷す
る場合のように、表面に印刷用のコーティング膜を設け
る必要はなく、複合シートＳＨに、直接、鮮明なカラー
印刷を施すことができる。また、ポリプロピレンシート
に印刷を施すときのように高価なＵＶオフセット印刷を
利用する必要もなく、この点でも優れている。
【０００６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合シー
トは、加熱溶融・可塑化したプラスチック材料をシート
形状にして押し出すと共に、このプラスチックシートが
接着性を有している状態で不織布を重合させ、両者をポ
リッシングロールを通過させることにより不織布をプラ
スチックシートに接着させている。したがって、複合シ
ートを製造するのに接着剤が不要であり、簡易かつ確実
に複合シートを製造することができる。また、不織布の
繊維の中にプラスチック材料か良く入り込んでいるの
で、その後の工作においても、超音波ウエルダーや熱ウ
エルダーだけで必要箇所を溶着させることができる。そ
して、完成した商品には、直接またはプラスチック層を
通して不織布層が現れるので、深みのある風合いの個性
的で斬新な商品となる。なお、複合シートを製造した後
に、オフセット印刷によって模様を印刷する場合には、
更に作業効率が上がる。
トは、加熱溶融・可塑化したプラスチック材料をシート
形状にして押し出すと共に、このプラスチックシートが
接着性を有している状態で不織布を重合させ、両者をポ
リッシングロールを通過させることにより不織布をプラ
スチックシートに接着させている。したがって、複合シ
ートを製造するのに接着剤が不要であり、簡易かつ確実
に複合シートを製造することができる。また、不織布の
繊維の中にプラスチック材料か良く入り込んでいるの
で、その後の工作においても、超音波ウエルダーや熱ウ
エルダーだけで必要箇所を溶着させることができる。そ
して、完成した商品には、直接またはプラスチック層を
通して不織布層が現れるので、深みのある風合いの個性
的で斬新な商品となる。なお、複合シートを製造した後
に、オフセット印刷によって模様を印刷する場合には、
更に作業効率が上がる。
【図１】本発明のプラスチック複合シートを製造する機
械の構成図である。
械の構成図である。
【図２】プラスチック複合シートの積層構造を図示した
ものである。
ものである。
【図３】プラスチック複合シートを使用して製作したフ
ァイル収納具である。
ァイル収納具である。
【図４】図３のファイル収納具の展開図である。
【図５】別のファイル収納具の展開図である。
【図６】図５のファイル収納具の組み立て状態を図示し
たものである。
たものである。
ＳＨ プラスチック複合シート ＰＰ プラスチックシート ＮＷ 不織布 ３ａ〜３ｃ ポリッシングロール
Claims (5)
- 【請求項１】 加熱溶融・可塑化したプラスチック材料
をシート形状にして押し出すと共に、このプラスチック
シートが接着性を有している状態で不織布を重合させ、
両者をポリッシングロールを通過させることにより不織
布をプラスチックシートに接着させてなるプラスチック
複合シート。 - 【請求項２】 前記プラスチック材料は、ポリプロピレ
ンである請求項１に記載のプラスチック複合シート。 - 【請求項３】 前記不織布は、カラー印刷処理が既に施
されている不織布である請求項１又は請求項２に記載の
プラスチック複合シート。 - 【請求項４】 加熱溶融・可塑化したプラスチック材料
をシート形状にして押し出すと共に、このプラスチック
シートが接着性を有している状態で不織布を重合させ、
両者をポリッシングロールを通過させることにより不織
布をプラスチックシートに接着させるプラスチック複合
シートの製造方法。 - 【請求項５】 プラスチックシートに不織布を接着させ
た後に、オフセット印刷によって不織布面に印刷処理を
施すことを特徴とする請求項４に記載のプラスチック複
合シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108549A JP2935975B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 不織布を用いたプラスチック複合シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108549A JP2935975B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 不織布を用いたプラスチック複合シート及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09272185A true JPH09272185A (ja) | 1997-10-21 |
| JP2935975B2 JP2935975B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=14487660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8108549A Expired - Lifetime JP2935975B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 不織布を用いたプラスチック複合シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2935975B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030016026A (ko) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | 이동기 | 섬유강화판재 제작용 프레스장치 |
| KR100633264B1 (ko) * | 1998-06-26 | 2007-03-02 | 생-고뱅 베뜨로떽스 프랑스 에스. 아. | 합성시트 제조방법 및 장치 |
| JP2011020375A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | C I Kasei Co Ltd | 低収縮性樹脂フィルムの製造方法 |
| KR101280715B1 (ko) * | 2011-08-19 | 2013-07-01 | 장상준 | 방수재층을 구비한 문구 또는 광고용 발포보드 패널 |
| DE102012022722A1 (de) | 2012-06-19 | 2013-12-19 | Lohmann Gmbh & Co. Kg | Reinigungstextil |
| CN108274772A (zh) * | 2018-01-03 | 2018-07-13 | 新乐华宝医疗用品有限公司 | 一种高抗渗透能力的双层复合膜的制备方法 |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8108549A patent/JP2935975B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100633264B1 (ko) * | 1998-06-26 | 2007-03-02 | 생-고뱅 베뜨로떽스 프랑스 에스. 아. | 합성시트 제조방법 및 장치 |
| KR20030016026A (ko) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | 이동기 | 섬유강화판재 제작용 프레스장치 |
| JP2011020375A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | C I Kasei Co Ltd | 低収縮性樹脂フィルムの製造方法 |
| KR101280715B1 (ko) * | 2011-08-19 | 2013-07-01 | 장상준 | 방수재층을 구비한 문구 또는 광고용 발포보드 패널 |
| DE102012022722A1 (de) | 2012-06-19 | 2013-12-19 | Lohmann Gmbh & Co. Kg | Reinigungstextil |
| WO2013189478A1 (de) | 2012-06-19 | 2013-12-27 | Lohmann Gmbh & Co. Kg | Reinigungstextil |
| CN108274772A (zh) * | 2018-01-03 | 2018-07-13 | 新乐华宝医疗用品有限公司 | 一种高抗渗透能力的双层复合膜的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2935975B2 (ja) | 1999-08-16 |
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