JP3088643B2 - 非通気性表面材 - Google Patents

非通気性表面材

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JP3088643B2
JP3088643B2 JP07247423A JP24742395A JP3088643B2 JP 3088643 B2 JP3088643 B2 JP 3088643B2 JP 07247423 A JP07247423 A JP 07247423A JP 24742395 A JP24742395 A JP 24742395A JP 3088643 B2 JP3088643 B2 JP 3088643B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非通気性表面材、特
に自動車内装材用に適した表面材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内装材として従来、不織布やクッ
ション材をバッキングした編物、などを表皮材とし、こ
れを非通気性のホットメルトフィルムで基材と接合した
積層体が用いられている。
【0003】例えば特開昭64−69684号には高融
点ポリオレフィン系樹脂を非通気層とし、その両面に低
融点ポリアミド系重合体を積層したホットメルト接着フ
ィルムを表皮材と基材との融着に用いた非通気性の自動
車内装材を開示している。同様の基本構成を有する非通
気性のホットメルトフィルムおよびこれを用いた自動車
内装材については、特開平7−60883号公報、特開
平7−68721号公報、特開平7−117571号公
報などにも開示されている。
【0004】しかしながら、従来の非通気性ホットメル
トフィルムは市場に供給される際、薄いフィルム状であ
り、使用に際してはそれを巻きもどしながら施工するた
め、フィルムがよじれ、あるいは重なって取扱が不便で
あった。特に自動車の天井用の材料を製造する際は、施
工面積が広く、不良品の発生による歩留の低下が問題で
あった。これらはまたいずれも熱融着によって表皮材と
非通気性ホットメルトフィルムとを融着しており、その
結果として、表皮材の裏面にクッション材をバッキング
した内装材ではしばしば表面に小さな窪み(以下あばた
と言う)を生じ美観を損なっていた。
【0005】特開平3−39241号公報には熱可塑性
樹脂を含んだ不織布表面とポリオレフィンフィルムをラ
ミネートした2層構造の表面材を開示しているがトリコ
ットなどの表皮材と発泡軟質ウレタンなどのクッション
材を用いたものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車内装
材製造に際して製造し易い形態の非通気性表面材を提供
すること、および表面にあばたを形成し難い構造を有す
る内装用の非通気性表面材を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表皮材
(1)、クッション材(2)および非通気性ホットメル
トフィルム層(3)をこの順に有し、各層が接着されて
いる非通気性表面材であって、少なくともクッション材
と非通気性ホットメルトフィルム層とがフレームラミネ
ーション法により接着されていることを特徴とする非通
気性表面材に関する。また、本発明は、非通気性ホット
メルトフィルム層が少なくとも最外層の一方を構成する
ホットメルト樹脂層と非通気性層とを少なくとも含む多
層フィルム層であって上記ホットメルト樹脂層が表皮材
と反対の面に位置するように一体化された上記の非通気
性表面材に関する。
【0008】図1は本発明非通気性表面材の模式的断面
図であり、(1)は表皮材、(2)はクッション材(3)は非
通気性ホットメルトフィルム層を示す。
【0009】表皮材としては内装材として一般に採用さ
れている不織布、例えばポリエステル繊維、ポリプロピ
レン繊維等の不織布; 織物、ニット、起毛ニットなどが
ある。
【0010】表皮材の厚さは1〜3mmである。本発明
に用いるクッション材は発泡軟質ポリウレタンであり、
フレームラミネート、ドライラミネート、ホットメルト
ラミネートなどの方法で非通気性フィルムと接合し得る
ものであればよい。
【0011】密度は0.016〜0.050g/m3、好ま
しくは0.020〜0.035g/cm3が好ましい。クッシ
ョン材の厚さは1〜10mm、より好ましくは2〜5m
mである。厚さが1mmより薄いとフレームラミネート
などによる接合が難しく、10mmより厚いと、横方向
への通気を生じて、表皮材が汚れ易くなる。またクッシ
ョン材の厚さが薄いと、内装材の柔かさが失なわれ、平
坦な感じとなる。
【0012】本発明非通気性ホットメルトフィルム層
(3)は様々な積層構造を採ることができるが、基本的な
構成は図2に示すごとき表皮側ホットメルトフィルムII
(6)(これを単に外層と言う)、非通気性フィルム(4)お
よび基材側ホットメルトフィルムI(5)(これを単に内
層と言う)から構成された層または図1に示すごとく内
層(5)と非通気性フィルム(4)の2層からなる構成であ
る。もちろん、本願の非通気性ホットメルトフィルム層
(3)は後述するごとくこれに限定されるものではない。
【0013】本発明に用いる非通気性フィルム(4)用の
樹脂は融点130℃以上、好ましくは融点130〜25
0℃、より好ましくは140〜230℃の熱可塑性樹脂
フィルムまたは非溶融性のフィルムであり、融点が成形
温度より約20℃以上高い樹脂が好ましい。特に発泡軟
質ポリウレタンのフレームラミネートで融着可能な樹脂
が好ましい。
【0014】具体的な樹脂の例は内層および外層に用い
られる樹脂の種類にもよるが高融点ポリアミド樹脂、高
融点ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、セロハン等のセ
ルロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂
などが例示される。
【0015】高融点ポリアミド樹脂としては、ナイロン
6/66、6、610、12、11など;高融点ポリオ
レフィンとしてはポリプロピレン系樹脂、エチレン−ビ
ニルアルコール樹脂などが例示される。
【0016】非通気性フィルム(4)は、基材と表皮材と
の間の通気性を遮断して、表皮材表面の通気による汚れ
を防止するために用いるものであるから熱融着時に機械
的破損やピンホールが形成されないものであるのが望ま
しい。そのため、厚さは5μm以上、より好ましくは1
0〜30μmが適している。厚さが30μm以上のときは
伸び性が悪くなり、基材との熱融着時に絞り部の延伸性
が悪くなる。
【0017】ホットメルトフィルムI(5)は非通気性フ
ィルム層(4)を内装用基材(図示せず)に融着させるため
に用いる。従って、ホットメルト樹脂の溶融温度は70
〜150℃、特に80〜130℃程度のものが好まし
い。特に基材としてダンボールやレジンボードのごとき
低温熱圧着するものを使用したときはそれより低い温
度、例えば70〜130℃の融点を有する樹脂を用いる
のが好ましい。またこの様な低温熱圧着の場合は、圧着
時のホットメルト樹脂の溶融粘度を低くしてダンボール
やレジンボードへの十分な融着性を確保するためにはM
Iがあまり小さいものは不適当である。
【0018】好ましいMIは5〜100、より好ましく
は6〜50である。ホットメルトフィルムI(5)の厚さ
は10〜50μm、より好ましくは20〜40μmであ
る。ホットメルトフィルムI(5)用に適した樹脂はポリ
オレフィン系樹脂、低融点ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂などである。ポ
リオレフィン系樹脂が価格的に有利である。
【0019】ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチ
レン、例えば低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、分
岐状低密度ポリエチレンなど、ポリプロピレン、変性ポ
リプロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、
1,3−ブタジエンなど;オレフィンモノマー共重合体、
スチレン、塩化ビニルなど他の重合性二重結合を有する
モノマー類との共重合物;エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−メチルアクリレート共重合体的、エチレン−ブチルア
クリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート
共重合体、エチレン−エチルメタクリレート共重合体、
エチレン−ブチルメタクリレート共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−マレイン酸共重
合体、エチレン−イタコン酸共重合体、これらの酸変性
等の変性樹脂などが例示される。
【0020】これらのポリオレフィン類は二種以上混合
して用いてもよい。粘度調整剤、粘着付与剤、酸化防止
剤などの他の添加剤を入れてもよい。オレフィンのホモ
ポリマー、例えばポリエチレンはそれ単独使用ではダン
ボール、レジンボードあるいは熱成形性ポリウレタンな
どの基材との融着性が悪いため、他のポリエチレン系樹
脂例えばエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−
エチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルアク
リレート共重合樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸共重
合樹脂、エチレン−マレイン酸共重合樹脂、酸変性オレ
フィン樹脂などを併用するのが好ましい。
【0021】ポリアミド類としてはナイロン6/66/
12、ナイロン6/610/12、ナイロン6/66/
610/12、ナイロン6/66/11/12などが例
示される。接着性の点でω−アミノウンデカン酸などを
原料とするアミノカルボン酸をモノマーの成分として含
むものが好ましい。
【0022】基材がダンボール、レジンボードなどのと
き、特に好ましいホットメルトフィルムI用の樹脂はポ
リオレフィンの酸変性樹脂などの変性ポリエチレン樹脂
である。
【0023】本発明非通気性表面材は、さらにホットメ
ルトフィルムII(6)を、非通気性層を介してホットメル
トフィルムI(5)の反対側に設けてもよい。このホット
メルトフィルムIIは非通気性ホットメルトフィルム層
(3)をクッション材(2)と接着させるための接着剤とし
ても働き得る。ホットメルトフィルムII(6)用の樹脂と
しては、ホットメルトフィルムI(5)用の樹脂と同様の
ものが使用できる。同一の表面材において同一の樹脂を
用いてもよく、あるいは別の樹脂を用いてもよい。特に
好適な樹脂は、クッション材が発泡軟質ポリウレタンの
場合はポリアミドである。ホットメルトフィルムII用の
樹脂の溶融温度は80〜150℃、特に90〜130℃
が好ましい。またMIは5以上、好ましくは5〜10
0、より好ましくは6〜50である。2種以上の樹脂を
併用してもよい。ホットメルトフィルムII(6)の厚さは
10〜50μm、より好ましくは20〜40μmであ
る。
【0024】本発明の非通気性ホットメルトフィルム
は、上記二層または三層構成に加えて、非通気性フィル
ム(4)とホットメルトフィルムIまたはIIの間に別の樹
脂層を設けた4層以上の多層構造としてもよい。この様
な樹脂層は主として、層(4)および(5)または(6)を接
着させるための接着剤層、あるいは、両者の融着性が不
十分な場合になじませるための仲介層、あるいは、ホッ
トメルト層(5)または(6)と共に溶融してその流動性を
調節するための層など様々な機能を発現させるために用
いられる。
【0025】本発明において非通気性ホットメルトフィ
ルム層(3)の製法は特に限定的ではなく共押出法、押出
ラミネート法、ドライラミネート法など従来積層フィル
ムを製造するために一般に採用されている任意の方法が
使用でき特に限定的でない。
【0026】非通気性ホットメルトフィルム層(3)の総
厚は二層構成のとき15〜80μm、より好ましくは3
0〜60μm、三層構成のときは25〜130μm、より
好ましくは50〜100μmに調節するのがよい。本発
明において、表面材は表皮材(1)の裏側に発泡軟質ポリ
ウレタンなどのクッション材(2)を有している。従来こ
のクッション材と非通気性樹脂層(4)とは、ホットメル
トフィルムを介して融着されていたが、これがしばしば
表皮材のあばたの原因となることが判明した。本発明で
は、このホットメルトフィルムII(6)を介在させること
なく、非通気性フィルムを発泡軟質ポリウレタン層にフ
レームラミネート、ドライラミネート、ホットメルトラ
ミネート法などにより、接着し、このあばたを解消して
もよい。
【0027】本発明表皮材はこれを基材と融着させて自
動車内装材を製造する。その際表面材に適当な厚みがあ
り、作業性がよい。
【0028】本発明の基材は従来の自動車内装用基材と
して使用されているものを適宜使用すればよい。その様
な基材の例としては、無機質繊維、有機質繊維またはこ
れらの混合繊維が熱可塑性樹脂により相互に接着された
不織布、熱硬化性樹脂を含浸した有機質繊維または無機
質繊維のフエルトより成形されたボード、ウレタン等の
樹脂発泡体の両面にガラス繊維層等を接着した基材、ダ
ンボール等がある。なお、繊維密度は300〜700g
/m2であることが好ましく、また、不織布の場合には強
度を高めるため、必要に応じてニードルパンチが施され
てもよい。ダンボール、レジンボードなどは熱プレスで
加熱成形(賦形)される工程の後、次工程で表皮材と熱圧
着される。この熱圧着には通常熱プレスが用いられ、温
度は表皮材のダメージを与えないように110〜130
℃の低温で熱融着させる。このように、熱圧着温度が低
い場合にはホットメルトフィルムのMIが小さいと溶融
粘度が高くなり、基材中に浸透せず十分な融着温度が得
られない。したがって、このような材料を用いるとき
は、ホットメルトフィルム(5)として低温での流動性が
高い、特にMI5以上の樹脂を用いるのが好ましい。
【0029】本発明表面材と基材の融着は常法に従えば
よい。例えば表面材のホットメルトフィルムI(5)側と
基材とを重ね合わせ、ホットメルトフィルムIの融点以
上に加熱して溶融すると同時に押圧する。 プレス型温度 110〜140℃ クリアランス 0.3〜1.5mm 時間 10〜60秒が適当である。
【0030】以下、実施例を挙げて本発明を説明する。
【実施例】実施例1 以下の構成の図2に示す三層の非通気性ホットメルト層
(3)を共押出(Tダイ法)で製造した。 ホットメルトフィルムI(5):共重合ポリアミド6/610/12 融点105℃、MI12、厚さ30μm 非通気性フィルム(4) :共重合ナイロン6/66 ホットメルトフィルムII(6):無水マレイン酸変性エチレン−エチルアクリレ ート共重合樹脂 融点104℃、MI6.0、厚さ30μm 全体厚さ75μm 表皮材(1)としてポリエステル繊維のトリコット(目付
150g/m2 etc.)、クッション材(2)として発泡軟質
ポリウレタン(材質 密度0.023g/cm3 厚さ3mm
etc.)を用い、図2に示す構成の非通気性表面材を発泡
軟質ポリウレタンのフレームラミネート法で融着して製
造した。得られた非通気性表面材をレジンボード基材
(厚さ3mm)上にフィルムI(5)が基材に接するように
重ねて熱プレスにより圧着して、内装材を得た。熱圧着
条件は上型120℃、下型160℃、クリアランス0.
5mm、時間30秒であった。得られた内装材の厚さは
6mmであった。
【0031】実施例2 ホットメルトフィルムI(5)として、無水マレイン酸変
性エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、融点95
℃、MI8.0、厚さ30μmを用いる以外、実施例1
と同様にして厚さ75μmの三層非通気性ホットメルト
フィルム(3)を製造した。得られた三層フィルム(3)を
用いる以外、実施例1と同様にして非通気性表面材およ
び内装材を得た。
【0032】実施例3 図1に示す下記の構成の非通気性ホットメルトフィルム
(3)を共押出しインフレーション成形法により製造し
た。 非通気性フィルム(4):共重合ナイロン6/66 融点200℃、厚さ15μm ホットメルトフィルム(5):無水マレイン酸変性エチレン−エチルアクリレ ート共重合樹脂 融点95℃、MI8.0、厚さ30μm 全体厚さ45μm 得られた二層非通気性ホットメルトフィルム(3)の非通
気性フィルム(4)をクッション材(2)側にして、実施例
1と同様に非通気性表面材と内装材とを得た。
【0033】実施例4 実施例1〜3で得られた非通気性表面材と内装材につき
剥離試験、耐熱クリープ試験およびピンホール試
験を行った。結果を表1に示す。
【0034】(1)剥離試験 被検体を25mm巾にカットして、インストロン型引張
試験機で接着強度を測定した。非通気性表面材 (クッション材(2)/非通気性ホットメ
ルトフィルム層(3)間)、T剥離、23℃、引張スピー
ド200mm/分、内装材 (クッション材(2)/基材間):180°剥離、
23℃、引張スピード200mm/分 (2)ピンホール試験 非通気性表面材のホットメルトフィルム面(5)および
内装材のクッション材(2)と非通気性ホットメルト層
(3)間を剥がした非通気性フィルム面(4)およびホット
メルトフィルムII面(6)に市販のピンホール検出液(日
本工材(株)製、ミクロチェック)をスプレーし、1分間
放置後液をふき取り、ピンホールの有無を調べた。 (3)耐熱クリープ試験 内装材を25mm巾にカットして、基材からクッション
層付表皮材を剥がし、180°に開いて、表皮材に10
0gの荷重をかけ85℃の雰囲気中で24時間放置し、
剥がれ程度を調べた。以上の結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の表皮材は、適当な厚さを有し、
従来の非通気性多層ホットメルトフィルムに比べ取扱が
極めて容易であり、通気遮断性に優れ、各種基材に対し
て良好な熱融着性を有し、自動車用内装材の工業的生産
に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 非通気性表面材の模式的断面図。
【図2】 非通気性表面材の模式的断面図。
【符号の説明】
(1) 表皮材 (2) クッション材 (3) 非通気性ホットメルトフィルム層 (4) 非通気性フィルム (5) ホットメルトフィルムI (6) ホットメルトフィルムII
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02 B32B 1/00 - 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材と基材とを接着させてなる自動車
    用内装材に用いる表面材において、表皮材(1)、発泡
    軟質ウレタンからなるクッション材(2)および非通気
    性ホットメルトフィルム層(3)をこの順に有し、各層
    が接着されてなる非通気性表面材であって、少なくとも
    クッション材と非通気性ホットメルトフィルム層とがフ
    レームラミネーション法により接着されてなる非通気性
    表面材。
  2. 【請求項2】 非通気性ホットメルトフィルム層が少な
    くとも最外層の一方を構成するホットメルト樹脂層と非
    通気性層とを少なくとも含む多層フィルム層であって上
    記ホットメルト樹脂層が表皮材と反対の面に位置するよ
    うに一体化された請求項1に記載の非通気性表面材。
  3. 【請求項3】 非通気性ホットメルトフィルム層が少な
    くとも両最外層を構成するホットメルト樹脂層と非通気
    性層とを少なくとも含む多層フィルム層である請求項2
    に記載の非通気性表面材。
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