JP2004210222A - 自動車用内装材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る自動車用内装材は、表皮材14の裏面と基材12の表面とがその表皮材14の色と同系色に着色された樹脂フィルム20を介して接着される構造の自動車用内装材10であって、樹脂フィルム20は、表皮材側接着層22と、基材側接着層29と、表皮材側接着層22及び基材側接着層29の間に挟まれて、それぞれの接着層22,29に接着されているバリア層26とを備えており、表皮材側接着層22は、表皮材14との接着時に加熱されることで溶融し、その一部が表皮材14の裏面に含浸される構成であり、基材側接着層29は、基材12との接着時に加熱されることで溶融し、その一部が基材12の表面に含浸される構成であり、バリア層26は、表皮材側接着層22及び基材側接着層29が溶融する温度でも溶融しない構成で、かつ非通気性である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表皮材の裏面と基材の表面とが着色された樹脂フィルムを介して接着される構造の自動車用内装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動車用内装材が特許文献1(特開平6−278260号公報)に記載されている。前記自動車用内装材は、図5(A)の縦断面図に示すように、フェルト等の基材51と、樹脂フィルム53と、不織布等の表皮材55とから構成されており、その樹脂フィルム53が表皮材55の色と同系色に着色されている。樹脂フィルム53は、加熱されることで溶融し、その一部が表皮材55の裏面及び基材51の表面に含浸される(図5(B)参照)。さらに、この状態から表皮材55及び基材51が表裏から加圧されることで、その表皮材55と基材51とが樹脂フィルムを介して接着される(図5(B)二点鎖線参照)。このように、樹脂フィルム53が表皮材55の色と同系色に着色されているため、軽量化のため表皮材55を薄く形成しても表皮材55側から基材51が透けて見え難くなる。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−278260号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した自動車用内装材50では、溶融した樹脂フィルム53を同時に上側の表皮材55及び下側の基材51に含浸させる方法であるため、図5(B)の模式図に示すように、溶融した樹脂が上方及び下方に移動する際に、樹脂フィルム53に複数の貫通孔状のピンホール53pが形成される。前記ピンホール53pは、表皮材55及び基材51を表裏から加圧しても(図5(B)二点鎖線参照)、完全に除去することはできない。このため、複数のピンホール53pによって、樹脂フィルム53に色むらが発生する。この結果、表皮材55を薄く形成すると、透けて見える樹脂フィルム53の色むらによって、自動車用内装材50の意匠面(表皮材55側)の美観が低下する。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、表皮材と基材との接着時に樹脂フィルムに色むらが発生しないようにして、表皮材55を薄く形成した場合でも、自動車用内装材の意匠面の美観が低下しないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、表皮材の裏面と基材の表面とが着色された樹脂フィルムを介して接着される構造の自動車用内装材であって、前記樹脂フィルムは、表皮材側接着層と、基材側接着層と、表皮材側接着層及び基材側接着層の間に挟まれて、それぞれの接着層に接着されているバリア層とを備えており、前記表皮材側接着層は、前記表皮材との接着時に加熱されることで溶融し、その一部が前記表皮材の裏面に含浸される構成であり、前記基材側接着層は、前記基材との接着時に加熱されることで溶融し、その一部が前記基材の表面に含浸される構成であり、前記バリア層は、前記表皮材側接着層及び前記基材側接着層が溶融する温度でも溶融しない構成で、かつ非通気性であることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、樹脂フィルムの表皮材側接着層と基材側接着層との間にはバリア層が挟まれている。また、バリア層は、表皮材側接着層及び基材側接着層が溶融する温度でも溶融しない構成で、かつ非通気性である。さらに、バリア層は表皮材側接着層及び基材側接着層に接着されている。このため、基材側接着層が溶融してその一部が基材の表面に含浸されても、バリア層と面接触している基材側接着層の接着面は前記バリア層と接着状態に保持される。したがって、基材側接着層に貫通孔状のピンホール等が発生することはない。同様に、表皮材側接着層が溶融してその一部が表皮材の裏面に含浸されても、バリア層と面接触している表皮材側接着層の接着面は前記バリア層と接着状態に保持される。したがって、表皮材側接着層にピンホール等が発生することはない。なお、バリア層は溶融しないため、そのバリア層にピンホール等が発生することはない。
このように、基材と表皮材とを樹脂フィルムによって接着するときに、その樹脂フィルムにピンホール等が発生しないため、前記樹脂フィルムに色むらが生じることがない。したがって、表皮材を薄く形成した場合でも、自動車用内装材の意匠面(表皮材側)の美観が低下することがない。
【0008】
また、請求項2の発明によると、基材側接着層を形成する樹脂は、表皮材側接着層を形成する樹脂と比べて、溶融時に流れ難い性質を有しており、前記基材側接着層が着色されて、バリア層及び表皮材側接着層が無着色であることを特徴とする。
このように、表皮材側接着層よりも溶融時に流れ難い性質を有している基材側接着層が着色されているため、樹脂フィルムの色むらがさらに発生し難くなる。ここで、「非着色」には、無色透明のみならず、基材側接着層の色を変色させない程度の着色も含むものとする。
【0009】
また、請求項3の発明によると、バリア層が着色されており、基材側接着層及び表皮材側接着層が無着色であることを特徴とする。
このように、溶融しないバリア層が着色されているため、色むらがさらに発生し難くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施形態1に係る自動車用内装材及びその製造方法の説明を行う。ここで、図1(A)は自動車用内装材の縦断面図、図1(B)は自動車用内装材の分解図、図1(C)は自動車用内装材の構成部材である樹脂フィルムの拡大縦断面図である。図2、図3は自動車用内装材の製造工程等を表す縦断面図等、図4は自動車用内装材の変更例を表す縦断面図である。自動車用内装材10は、車室の天井材として使用される内装材であり、図1(A)、(B)に示すように、基材12と、樹脂フィルム20と、表皮材14とから構成されている。
【0011】
基材12は、自動車用内装材10の本体部分であり、例えば、ガラス繊維と樹脂繊維(ポリプロピレン(PP))とによってマット状に形成されている。基材12は、通気性を有しており、加熱された状態でプレス成形されることにより、所定形状に成形される。前記基材12の目付けは一般的に約1000g/m2に設定されている。
表皮材14は、自動車用内装材10の意匠面を構成する部材であり、樹脂繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET))により構成された不織布が使用される。表皮材14の目付けは、軽量化を考慮して、約180g/m2に設定されている。
【0012】
樹脂フィルム20は、表皮材14を基材12に接着するとともに、その表皮材14側から基材12が透けて見えるのを防止する着色フィルムであり、図1(C)に示すように、表皮材側接着層22、第一相互接着層24、バリア層26、第二相互接着層28及び基材側接着層29から構成されている。
表皮材側接着層22は、樹脂フィルム20を表皮材14に接着するための接着層であり、厚み寸法が約35μmに設定されている。表皮材側接着層22には、例えば、無色透明のローデンポリエチレン(LDPE)樹脂フィルムが使用されている。ここで、表皮材側接着層22の融点は約107℃であり、溶融時の流れ性(メルトインデックス(MI))は約12.5である。
【0013】
なお、流れ性は、一定圧力及び一定温度条件下において、一定の内径を有するオリフィスから押出される溶融樹脂の容積流量で表される。したがって、MI値が大きいほど溶融した樹脂が流れ易いことを意味している。
基材側接着層29は、樹脂フィルム20を基材12に接着するための接着層であり、厚み寸法が約15μmに設定されている。基材側接着層29には、例えば、表皮材14の色と同系色に着色されたリニアローデンポリエチレン(LLDPE)樹脂フィルムが使用されている。ここで、基材側接着層29の融点は約123℃であり、溶融時の流れ性(MI)は約1.0である。したがって、基材側接着層29は、溶融した状態で表皮材側接着層22よりも流れ難くなる。
【0014】
バリア層26は、表皮材側接着層22と基材側接着層29との間に挟まれる非溶融性かつ非通気性の仕切り層であり、厚み寸法が約15μmに設定されている。バリア層26には、例えば、無色透明のナイロン(NY)樹脂フィルムが使用されている。ここで、バリア層26の融点は約225℃であり、表皮材側接着層22及び基材側接着層29が溶融する温度でも溶融することはない。
【0015】
第一相互接着層24は、表皮材側接着層22とバリア層26とを接着するための接着層である。また、第二相互接着層28は、バリア層26と基材側接着層29とを接着するための接着層である。第一相互接着層24及び第二相互接着層28には、例えば、厚み寸法約7.5μmの無色透明の変性ポリエチレン(PE)樹脂フィルムが使用されている。ここで、第一相互接着層24及び第二相互接着層28の融点は約120℃であり、溶融時の流れ性(MI)は約4.5である。
このように、樹脂フィルム20は、無色透明の表皮材側接着層22、第一相互接着層24、バリア層26、第二相互接着層28及び表皮材14の色と同系色に着色された基材側接着層29から構成されているため、全体として表皮材14の色と同系色に着色されているように見える。
【0016】
次に、図2及び図3に基づいて、自動車用内装材の製造方法の説明を行う。
先ず、図2(A)に示すように、マット状に成形された基材12の上面に樹脂フィルム20が重ねられ、その基材12と樹脂フィルム20とが約190℃に加熱された加熱炉(図示されていない)内に通される。さらに、加熱後の基材12と樹脂フィルム20とが表裏から加圧装置(図示されていない)によって加圧される。これによって、溶融した樹脂フィルム20の基材側接着層29が基材12の表面に含浸され、図2(C)の模式図(二点鎖線参照)に示すように、樹脂フィルム20と基材12とが接着される。
【0017】
このとき、バリア層26は基材側接着層29が溶融する温度でも溶融しない構成で、かつ非通気性である。このため、基材側接着層29が溶融してその一部が基材12側(下方)に移動しても、その基材側接着層29の上面(接着面)は、図2(C)に示すように、第二相互接着層28によってバリア層26と接着された状態に保持される。したがって、基材側接着層29に貫通孔状のピンホール等が発生することはない。
また、基材12が前記加熱炉に通され、前記加圧装置によって加圧されることで、基材12を構成する樹脂繊維が部分的に溶融してガラス繊維と強固に結着する。
このようにして、基材12に樹脂フィルム20が接着されると、加圧圧縮された基材12の厚みが自然もしくは強制的に元の厚み近くまで戻される。次に、基材12と樹脂フィルム20とが冷却部(図示されていない)においてほぼ常温まで冷却された後、所定形状に裁断される。
【0018】
次に、図3(A)に示すように、基材12に接着された樹脂フィルム20の上に表皮材14が重ねられ、その表皮材14が基材12及び樹脂フィルム20と共に約190℃に加熱された加熱炉(図示されていない)内に通される。さらに、加熱後の表皮材14、樹脂フィルム20及び基材12が自動車の天井材と等しい形状の成形面を備えるコールドプレス装置(図示されていない)にセットされ、プレス成形される。これによって、樹脂フィルム20の溶融した表皮材側接着層22が表皮材14の裏面に含浸され、図3(C)の模式図(二点鎖線参照)に示すように、樹脂フィルム20と表皮材14とが接着される。さらに、接着と同時に、表皮材14、樹脂フィルム20及び基材12が自動車の天井材と等しい形状に成形され、自動車用内装材10が完成する。
【0019】
ここで、バリア層26は表皮材側接着層22が溶融する温度でも溶融しない構成で、かつ非通気性である。このため、表皮材側接着層22が溶融して表皮材14側(上方)に移動しても、その表皮材側接着層22の下面(接着面)は、図3(C)に示すように、第一相互接着層24によってバリア層26と接着された状態に保持されている。したがって、表皮材側接着層22にピンホール等が発生することはない。
【0020】
このように、基材12と表皮材14とを樹脂フィルム20によって接着するときに、樹脂フィルム20にピンホール等が発生しないため、その樹脂フィルム20に色むらが生じることがない。したがって、軽量化のため表皮材14を薄く形成した場合でも、自動車用内装材10の意匠面の美観が低下することがない。
また、樹脂フィルム20の基材側接着層29が表皮材14の色と同系色となるように着色されているため、前述のように表皮材14を薄く形成しても、表皮材14側から基材12が透けて見えるような不具合が生じない。
また、表皮材側接着層22よりも溶融時に流れ難い性質の基材側接着層29が着色されているため、樹脂フィルムの色むらがさらに発生し難くなる。
【0021】
ここで、本実施形態に係る自動車用内装材10では、樹脂フィルム20の基材側接着層29を表皮材14の色と同系色に着色し、他を無色透明にする例を示したが、図4に示すように、樹脂フィルム20のバリア層26を表皮材14の色と同系色に着色し、他を無色透明にすることも可能である。このように、溶融しないバリア層26を表皮材14の色と同系色に着色することにより、色むらがさらに発生し難くなる。
【0022】
また、バリア層26と基材側接着層29との双方に着色し、バリア層26の色と基材側接着層29の色とが重ね合わされることで表皮材14の色と同系色になるようにしても良い。
また、樹脂フィルム20を表皮材14の色と同系色に着色する例を示したが、樹脂フィルム20を無彩色で表皮材14の色と明度差が小さい色に着色することも可能である。さらに、樹脂フィルム20を表皮材14の色と全く異なる色に着色し、表皮材14の色と樹脂フィルム20の色とを重ねることで、所定の色彩を得る方法でも良い。
なお、本実施形態では、車室の天井材に使用される自動車用内装材10を例に説明したが、本発明を天井材以外の内装材に適用することも可能である。
【0023】
ここで、実施形態に記載された発明のうちで特許請求の範囲には記載されていない発明を以下に列記する。
(1) 請求項1に記載の自動車用内装材であって、
樹脂フィルムが表皮材の色と同系色に着色されていることを特徴とする自動車用内装材。
(2) 請求項1に記載の自動車用内装材であって、
バリア層の色と基材側接着層の色とが重なることで、表皮材の色と同系色となることを特徴とする自動車用内装材。
(3) 請求項1に記載の自動車用内装材であって、
樹脂フィルムは、表皮材の色と異なる色に着色されており、表皮材の色と樹脂フィルムの色とが重ねられることで、所定の色彩が得られる構成であることを特徴とする自動車用内装材。
【0024】
【発明の効果】
本発明によると、樹脂フィルムに色むらが生じることがないため、表皮材を薄く形成した場合でも、自動車用内装材の意匠面(表皮材側)の美観が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る自動車用内装材の縦断面図(A図)、分解図(B図)及び自動車用内装材を構成する樹脂フィルムの拡大縦断面図(C図)である。
【図2】自動車用内装材の製造工程を表す縦断面図(A図、B図、C図)である。
【図3】自動車用内装材の製造工程を表す縦断面図(A図、B図、C図)である。
【図4】自動車用内装材の変更例を表す縦断面図である。
【図5】従来の自動車用内装材の縦断面図(A図)及び樹脂フィルムの部分の拡大縦断面図(B図)である。
【符号の説明】
12 基材
14 表皮材
20 樹脂フィルム
22 表皮材側接着層
24 第一相互接着層
26 バリア層
28 第二相互接着層
29 基材側接着層
Claims (3)
- 表皮材の裏面と基材の表面とが着色された樹脂フィルムを介して接着される構造の自動車用内装材であって、
前記樹脂フィルムは、表皮材側接着層と、基材側接着層と、表皮材側接着層及び基材側接着層の間に挟まれて、それぞれの接着層に接着されているバリア層とを備えており、
前記表皮材側接着層は、前記表皮材との接着時に加熱されることで溶融し、その一部が前記表皮材の裏面に含浸される構成であり、
前記基材側接着層は、前記基材との接着時に加熱されることで溶融し、その一部が前記基材の表面に含浸される構成であり、
前記バリア層は、前記表皮材側接着層及び前記基材側接着層が溶融する温度でも溶融しない構成で、かつ非通気性であることを特徴とする自動車用内装材。 - 請求項1に記載された自動車用内装材であって、
基材側接着層を形成する樹脂は、表皮材側接着層を形成する樹脂と比べて、溶融時に流れ難い性質を有しており、
前記基材側接着層が着色されて、バリア層及び表皮材側接着層が無着色であることを特徴とする自動車用内装材。 - 請求項1に記載された自動車用内装材であって、
バリア層が着色されており、基材側接着層及び表皮材側接着層が無着色であることを特徴とする自動車用内装材。
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