JPS62174131A - 自動車用内装材の製造方法 - Google Patents

自動車用内装材の製造方法

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JPS62174131A
JPS62174131A JP61016192A JP1619286A JPS62174131A JP S62174131 A JPS62174131 A JP S62174131A JP 61016192 A JP61016192 A JP 61016192A JP 1619286 A JP1619286 A JP 1619286A JP S62174131 A JPS62174131 A JP S62174131A
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Japan
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laminated
foam sheet
propylene
layer
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Application number
JP61016192A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Harayama
原山 寛
Yutaka Yoshino
豊 吉野
Rikizo Tanaka
田中 利喜蔵
Fumimasa Kuno
久野 文正
Hideo Nishimura
秀雄 西村
Satoru Omura
悟 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば自動車の天井材、ドア内張材、トラ
ンクルームマ・7トなどの自動車用内装材の製造方法に
関するものである。
(従来の技術) この種の内装材、例えば自動車の成形天井には、品質と
して、剛性、耐熱性、深絞り成形性、ハンドリング性お
よび断熱性、さらには内装材としての美感、ソフト感等
が要求される。そして、これらの要求品質を満たすため
、従来は、基材として、レジンフェルト、プラスチック
ハニカム、ダンボール等の比較的硬い材料が使用される
とともに、表面材として、ポリウレタン発泡体、ポリエ
チレン発泡体等のパッド材と、ニット、塩ヒレザー等の
表皮が使用されるのが一般であった。この種の成形天井
としては、例えば、非発泡のプに1ピレン系重合体シー
ト/ポリプロピレン発泡体/非発泡のプロピレン系重合
体シートが基材として使用されるとともに、ポリウレタ
ン発泡体/布、塩ビレザー等が表面材として使用され、
これらを積層して、5層の積層体とされたものが考案さ
れている(実開昭55−148926号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような成形天井では、構造が複雑で
、製造工程も複雑となり、装造コストの高騰を招いてい
た。
また、表面材として成形できないポリウレタン発泡体が
使用されているので、加熱成形によって深(てシャープ
な造形的美感を(Mることができず、所望の美感が得ら
れないという問題もあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明の内装材は、2層構造の積層発泡シートの両面に
、プロピレン系重合体からなる非発泡の表皮層がそれぞ
れ積層されてなるとともに、一方の表皮層の表面に装飾
用表皮層が貼着された構造とされ、積層発泡シートは、
プロピレン系重合体とエチレン系重合体からなる2枚の
架橋発泡シートが熱融着層を介して積層されてなる。
表皮層は実質的に発泡されていないポリプロピレンおよ
びプロピレンを主体とした他のモノマーとの共重合体シ
ートである。表皮層を構成するプロピレン系重合体とし
ては、例えばエチレン・プロヒレンフロソ’#ニーm合
体、エチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン
・ブテン・プロピレン共y 合体等のα−オレフィン・
プロピレン共重合体などがあげられる。また、必要に応
して、これらに、さらに顔料、難燃剤、帯電防止剤、抗
酸化剤、増量剤など無機物や有機物を加えることもでき
る。なお、表皮層の肉厚は、薄くなると機械的強度が低
下し、逆に厚くなると重くなるので0.1〜ll量とさ
れるのが好ましい。
架橋発泡シートを構成するプロピレン系重合体としては
、例えば、エチレンとプロピレンのランダム共重合体、
ブロック共重合体、あるいはランダム・ブロック共重合
体、エチレン・ブテン・プロピレン共1体等のα−オレ
フィン・プロピレン共重合体などがあげられる。この共
重合されるα−オレフィンは共重合体の融点が130〜
170℃の間になされるのが好ましい。プロピレン系重
合体(7) メ)Lt l−71:l−レート(MFR
)は0.1〜50が好ましく、より好ましくは0.3〜
3oとされる。
架橋発泡シートを構成するエチレン系重合体としては、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、無定型エチレン・プロピレン共重合体等
があげられ、これらは、小狡あるいは二種以上混合して
使用することができる。また、これらのエチレン系重合
体のMFRは0.1〜50が好ましく、より好ましくは
0.2〜30とされる。
架橋発泡シートはポリプロピレン系重合体の量が増える
と、耐熱性があり、腰も強くなるが、反面割れ易くて、
特に低温の衝撃強度が低(、硬すぎてクッション性が悪
くなる。また、押出機等での熱成形が困難になり、架橋
剤および発泡剤の分解が起こって、良好な成形物、ひい
ては良好な発泡体が得られない。逆に、ポリプロピレン
系重合体の量が減ってエチレン系重合体の量が増えると
、耐熱性および機械的強度等の物性が低下する。したが
って、架橋発泡シート4.5中のポリプロピレン系重合
体の量は、10〜80重量%が好ましく、より好ましく
は20〜70重量%とされる。
架橋発泡シートは高発泡体であって、発泡倍率は10〜
50倍が好ましく、より好ましくは20〜40倍とされ
る。
また、架橋発泡シートの肉厚は、薄くなると曲げ強度が
低下し、逆に厚くなると経済性がなくなるため、1〜5
mm璽とされるのが好ましい。
装飾用表皮層は内装材としての美感、ソフト感等を際立
たせるためのもので、ニット、不織布、植毛されたポリ
プロピレンシートなど装飾性に富む材料シートからなり
、具体的には不織布が用いられている。不織布は、加熱
プレス成形時において耐熱性を要するため、原材料とし
てポリプロピレン系よりも融点の高いものが好ましく、
ポリアミド系、ポリエステル系などを使用することがで
きる。また、繊維の太さについては、ソフト感の点から
20μ〜150μが好ましく、厚みについては強度、コ
ストなどの点から1〜3mmが好ましい。
製法についても、乾式、湿式のいずれも採用できる。
次に、内装材を構成する各層間の肉厚関係について説明
する。
(A)架橋発泡シートの固体肉厚Tfと非発泡の表皮層
2.3の肉厚Tsとの比Ts/Tfは1〜50に設定さ
れている。なお、ここに固体肉厚Tfとは、架橋発泡シ
ートから空気を抜き出したものの厚さをいう。
以下に、Ts/Tfの設定理由について説明する。
内装材の成形性を改良するためには、いわゆるネッキン
グ、つまり表皮層が成形時に局部的に肉薄となって裏側
がすけて見えたり、亀裂ができたりする現象を解消する
必要がある。そして、このネッキングの解消のためには
、積層発泡シートの加熱収縮をできるだけ少なくする必
要がある。
固体肉厚Tfと肉厚Tsとの比Ts/Tfが1以上であ
れば、内装材における表皮層の占める割合が支配的とな
り、この歪の少ない表皮層が本来加熱収縮の大きな架橋
発泡シートを補強して、内層材の加熱収縮を最小限に抑
えるができる。
一方、Ts/Tfが50よりも大きくなると、表皮層の
割合が内装材のほとんどを占めてしまい、内装材全体と
しての断熱性、ソフト感などを得難くなってしまう。
また、Ts/Tfが1よりも小さいと、架橋発泡シート
の歪が内装材全体の加熱収縮を大きくするように働(た
め好ましくない。
したがって、■≦Ts/Tf≦50とする必要がある。
(B)熱融着層7の肉厚T1は0.1〜0.5imとさ
れ、かつ架橋発泡シートの肉厚の1〜25%に設定され
ている。
以下に、肉厚TIの設定理由について説明する。
架橋発泡シート同士の積層は、ガスによる火炎等により
熔融し圧着することによっておこなわれるが、架橋発泡
シートの表面同士を接合する際に、接合部分に充分な熱
量を与えて0.膿以」二の低発泡または非発泡層である
熱融着層を形成すれば、架橋発泡シートの製造時に固定
された歪を除去できるとともに、h着時の熱が架橋発泡
シートの歪をアニールする効果をも発揮する。これによ
り、成形性が良好なものとなる。なお、引取速度を大き
くして架橋発泡シート同士を接合すると、比熱の小さい
ポリオレフィン系発泡体では、架橋発泡シートの表面の
みが熔融されて、接合が可能である反面、熱融着層を形
成し難く、また、アニールは熱がある一定以上の時間作
用する必要があるため、アニール効果を期待することも
難しい。したがって、引取速度はあまり大きくしないこ
とが好ましい。
一方、肉厚T1がQ、l+mよりも大きくなると、内装
材としての断熱性、ソフト感を得難い。
したがって、O,1m≦TI≦0.5mとする必要があ
り、この関係を架橋発泡シートの発泡倍率、厚みとの関
係から換言すれば1%≦(T1/架橋発泡シートの肉厚
)≦25%とする必要がある。
なお、本発明は種々設計変更することができる。
例えば、装飾用表皮層は一方の非発泡の表皮層に積層す
るだけでなく、他方の表皮層にも装飾用表皮層を積層し
、両面に装飾用表皮層を形成するようにしてもよい。
次に、本発明に係る自動車用内装利の製造方法を第2図
第3図を参照しながら説明する。
(1)あらかじめ製造されたプロピレン系重合体とエチ
レン系重合体からなる架橋発泡シート6の片面6aに、
押出金型8および熱圧着ロール9Aによりプロピレン系
重合体の熔融樹脂シート10を押出ラミネートして、非
発泡の表皮層3を積層する。また、これと同時に、装飾
用表皮層4を、表皮層3 (熔融樹脂シート10)を間
にして架橋発泡シート6の反対側から導入し、これを熱
圧着ロール9Aにより表皮層3に圧着し冷却して、3層
構造の第1のラミネート品Aを形成する。
なお、装飾用表皮N4の貼着は、接着剤を用いることな
く、押出ラミネートの際における表皮層3の熔融状態を
利用して行う。また、第2図において、11は架橋発泡
シート6を巻装したフオーム、12ばハックアップロー
ル、13は案内ロール、14は引取装置、15はラミネ
ート品Aを巻装したフオームである。
(2)また、同しく第2図に示すように、あらがしめ製
造されたプロピレン系重合体とエチレン系重合体からな
る架橋発泡シート5の片面5aに、押出金型8および熱
圧着ロール9Blこよりプロピレン系重合体の熔融樹脂
シート1oを押出ラミ不−トシて、非発泡の表皮層2を
積層し、第2のラミネート品B−fc形成する。
(31ucいて、第3図に示すように、これら両押出ラ
ミネート品A、、Bをそれぞれの架橋発泡シート6.5
例の表面を互いに相対させて配置し、この後、ガスによ
る火炎もしくは強力赤外線ヒータなどの加Pシ熔融手段
15により、上記両架橋発泡シート5.6の表面を熔融
しながら圧着ロール17.17により圧着して、積屓祠
Cを形成する。このとき同時に圧着部分に熱融着層7が
形成される。
(4)そして、積層材Cを切断装置18により所定の寸
法に切断して、第1図に示すような所期の自動車用内装
祠とする。第3図において、19は引取装置、20は運
搬台車である。
な才へ本発明の製造方法においては、押出ラミネ−1・
法により架橋発泡シート5.6と表皮層2.3とをそれ
ぞれ積層しているが、これは以下の理由による。
架橋発泡シート5.6と表皮層2.3との熱ラミネート
による積層方法としては、押出ラミネート法のほか、熱
ロールラミネ=1・法(後述)および三層同時押出ラミ
ネート法な表が考えられる。
しかしながら、熱ロールラミネート法では、成形性が悪
く、また、成形品の反りやしわ、接着性にも若干問題が
ある。また、三層同時押出ラミネート法では、成形品の
しわ、接着性については良好であるが、成形性や成形品
の反りに若干問題がある。しかも、3層間時押出ラミネ
ー)・法は装置が複雑かつ大型になる欠点を有する。
これに対して、押出ラミネートlノ、では、成形性およ
び成形品の反りやしわ、接着性のすべてにおいて良好で
ある。
(作用) 本発明の製造方法は、■押出ラミネー1〜法にょって、
架橋発泡シー1−の表面にほとんど歪のない表皮層を形
成すること、■架橋発泡シートの表面に表皮層を積層す
る際の加熱によりアニール効果を得ること、■2枚の架
橋発泡シートを重ね合わせて積層にすることにより、積
層発泡シートの加熱収縮を全体として平均化すること、
および■架橋発泡シートの境界部分に熱融着層を形成し
て、架橋発泡シートの製造時に固定された歪を抑制する
こと、などにより加熱成形時の加熱収縮率を可及的に減
少して、安定確実な成形性を得る。
また、装飾用表皮層の非発泡の表皮層への貼着は、押出
ラミネート時に表皮層の熔融状態を利用して同時に貼着
するようにして、接着剤を不要とし、工程の簡略化およ
び省資源化を図る。
基材としての積層発泡シートは、プロピレン系重合体と
エチレン系重合体からなる2枚の架橋発泡シートを積層
してなり、自動車用内装材自体の軽量化を図るとともに
、充分な耐衝撃性、剛性、耐熱性、成形性、ハンドリン
グ性、断熱性、防音性等を備えている。
積層発泡シートの両面に積層するプロピレン系重合体か
らなる非発泡の表皮層は、成形性がよく、深くシャープ
な造形的美感など所望の美感を熱成形により得て、内装
材としての充分な美感、ソフト感等を得る。
少な(とも一方の表皮層に貼着したニット、不織布、植
毛されたポリプロピレンシートなどの装飾用表皮層は、
内装材としての美感、ソフト感等をさらに際立たせる。
(実施例) 次に本発明の詳細な説明する。
尖施凱工几較例1.2 図中1は積層発泡シートであり、積層発泡シート1は架
橋発泡シート5.6が積層されて形成されている。架橋
発泡シート5.6は、高密度ポリエチレン(密度0.9
55、MFR6,0> 40重量部、エチレン・ブテン
・ポリプロピレン共重合体(密度0.90 、M F 
R8,0、融点142℃)40重量部、エチレン・プロ
ピレン・ブロック共重合体(密度0.90 、MF R
5,0、融点165°C)20重量部がらなる独立気泡
の電子線架橋発泡シートで、その発泡倍率が30倍とさ
れるとともに、厚さが2.5mm、固体肉厚Tfが0.
0831ffとされている。
架橋発泡ソート5.6には非発泡の表皮層2.3がラミ
ネートされてラミ不−1・品A、Bが形成されている。
非発泡の表皮層2.3は、MFR2,0、融点163°
Cのボ1,1プロピレンポモポリマーを成分とし、肉l
l7Tsが0.21111とされている。
また、装飾用表皮層4は、太さが30μ、長さが701
1のポリエステル繊維をエチレン−塩化ビニルをバイン
ダとして乾式法によって作られた不織布であって、Wめ
が1.3龍で、目イ」量が200g/mとされている。
また、ラミネート品A、Bの圧着時に形成された熱副:
着層7は肉屋T1が0.2龍である。
次に、内装利の製造方法について説明する。
(1)第2図において、表皮層3用混合原料を直径90
mmのjj4軸押出機に供給し、これを押出金型8から
樹脂温度250°Cで押し出してシーI・状にする。
そして、これを直ちに、あらかじめ製造された架橋発泡
シート6の片面6aに添わせなから、金属製鏡面ロール
9 Aトコム裂ハックアップロールI2により圧着して
非発泡の表皮層3を積層する。
また、これと同時に、装飾用表皮層4を、表皮層3を間
にして架橋発泡シート6の反対側から導入し、これを上
記表皮層3に鏡面ロール9Aで圧着し冷却しで、3層構
造の第1のラミネート品Aを形成する。
なお、このときの押出ラミ不−1・速度は8m/min
 、、また、鏡面ロール9Aの外径は400II11、
該鏡面0−/l/9Aの温度か50°C、ロール9A、
12間の間隙寸法は1.6III11(圧縮比:  0
.7) 、ロール9Δ、12間の接触は線接触で、その
圧力が約2kg / cf、引取装置14によるラミ不
−1・品Aの引取速度は5m/minであった。
(2)また、第2図において、表皮層2用混合原料を直
径9Q+imの単軸押出機に供給し、これを押出金型8
から樹脂温度240℃で押し出してシート状にする。そ
して、これを直ちに、あらかじめ製造された架橋発泡シ
ート5の片面5aに添わせながら、鏡面ロール9Bとバ
ックアップロール12により圧着して非発泡の表皮N2
を積層し、ラミネート品Bを形成する。なお、押出ラミ
ネート速度、ラミネート品Bの引取速度等はいずれも上
記(1)の工程と同じ条件であった。
(3)続いて、第3図において、非発泡の表皮N2.3
を片面に有する2枚のラミネート品A、、Bを、互いに
架橋発泡シート5.6の表面が相対するように配置する
。この後、プロパンガス炎16で両架橋発泡シート5.
6の表面を熔融し、直ちに圧着ロール17.17で圧着
すると同時に熱融着層7を形成して冷却し、積層祠Cを
形成した。なお、熔融時の架橋発泡シート5.6の表面
温度は約160℃、両ロール17.17間の間隙寸法は
2.0璽l、両ロール17.17間の圧力は約3kg/
cm、積層材Cの引取速度は5m/minであった。
(4)そして、この積層材Cを切断装置18により長辺
:短辺−1,3: 1の割合で切断して、面積を約2M
とし、自動車用大型品成形用積層材(自装置6 材)を得た。なお、このラミネート条件で形成された上
記熱融着層7の厚みT1は約0.21、積層材Cの厚み
は架橋発泡シート5.6の2次発泡もあって6.8龍、
また、その重量は710g / rdであり、非富に軽
量、美麗なものであった。また、本積層材Cは、必要な
剛性があると同時に触覚的ソフト感があるため、バンド
利を用いずに直接基材に接着しても充分に要求品質を充
たすものであり、接着剤を用いることなく熱融着できる
ようにしたこと、本来安価な汎用の樹脂が主材料である
ことなどにより、製造コストがきわめて安価であった。
さらに、不織布4の接着強度は、熔融樹脂が繊維中に入
り込んで固化したいわゆるアンカー効果によるものであ
るが、不織布4の材料破壊となり充分なものであった。
続いて、実施例の成形性を調べるために行った特性試験
結果について説明する。
(A)試料 試料1:押出ラミネート品(実施例) 試料2:熱ロールラミネート品(比較例)第4図に示す
ように、発泡シートaの両側に非発泡の表皮jFtb、
cが積層されるとともに、一方の表皮層Cに装飾用表皮
層dが付されてなるもの。
Q[>−1−aは、高密度ポリエチレン(密度0.95
5、MFR6,0) 40重量部、エチレン・ブテン・
ポリプロピレン共重合体(密度0゜90、MFR8,O
1融点142℃)40重量部、エチレン・プロピレン・
ブロック共重合体(密度0.90. MFR5,0、融
点165℃)20重量部からなる独立気泡の電子線架橋
発泡シートで、その発泡倍率が30倍とされるとともに
、厚さが5.0++mとされている。
また、非発泡の表皮Jiiib、cはMFR2,O1融
点163℃のポリプロピレンホモポリマーを成分とし、
肉厚が0.2mmとされている。
また、装飾用表皮層dは、太さが3デニール、長さが7
0++mのポリエステル繊維をエチレン−塩化ビニルを
バインダとして乾式法によって作られた不織布であって
、厚みが1.3■で、目イ寸量が200g/mとされて
いる。
比較例の製造方法は熱ロールラミネート法であり、あら
かじめ作られた発泡シートaおよび表皮1iib、cを
2本の熱圧着ロールで圧着ラミネートして、3N構造の
積層シートを形成し、この積層シートにポットメルト接
着性フィルムの貼着された装飾用表皮層dを加熱プレス
成形した。
(B)試験方法 熱プレス成形機により、2n(の面積を有する試料1.
2を加熱成形して成形天井を得たときの、加熱時におけ
る試料の状況と成形後の不良率とを調べた。なお、この
ときの加熱条件は、試料の表面温度がヒートラベル表示
で140〜145°C1加熱時間が40秒であった。試
験結果を第1表に示す。
第1表 上記試験結果から明らかなとおり、実施例は比較例に比
較して、成形性においてはるかに優れていることが判明
した。
すなわち、試料1は、第1表に示すとおり、加熱成形時
に波打ち現象はなく、よってプレス時における材料の金
型への接触はほぼ均一であり、成形後のネッキング不良
が全くなかった。
これに対して、試料2は、第1表に示すとおり、加熱成
形時の波打ち現象が多く、成形後のネッキング不良は4
0%とかなり高かった。すなわち、波打ち現象により材
料の波打の山の上側と谷の下側がプレス時に金型に早く
接触して、この部分の固化が早く起こる一方、未接触部
分が伸ばされて、これがネッキング不良の原因となって
いくと推定される。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の自動車用内装材の製造方
法によれば、特に自動車天井材、ドア内装材、トランク
ルームマットなど大型品で加熱成形を必要とする場合に
、安定した成形性が確保できる。
すなわち、■成形性および成形品の反りやしわ、接着性
に優れる押出ラミネート法によって、架橋発泡シートの
表面にほとんど歪のない表皮層が形成されること、■架
橋発泡シートの表面に表皮層を積層する際の加熱がアニ
ール効果になっていること、02枚の架橋発泡シートを
重ね合わせて積層にすることにより、貼り合わせた積層
発泡シートの加熱収縮が全体として平均化されているこ
と、および■架橋発泡シートの境界部分に熱融着層を形
成して、架橋発泡シートの製造時に固定された歪が抑制
されていること、などにより加熱成形時の加熱収縮率が
非常に小さく、安定確実な成形性が得られる。
また、ニット、不織布、植毛されたポリプロピレンシー
トなどの装飾用表皮層の非発泡の表皮層への貼着は、押
出ラミネート時の該表皮層の熔融状態を利用して同時に
貼着するようにしているから、接着剤が不要であり、こ
れにより工程が簡略かつ省資源的であり、製造コストの
大幅な低減化が図れる。
また、本発明製造方法により得られる自動車用内装材は
以下に列挙するような種々の優れた効果を有する。
基材としての積層発泡シートが、プロピレン系重合体と
エチレン系重合体からなる2枚の架橋発泡シートを積層
して構成されているから、自動車用内装材自体の軽量化
を図るとともに、充分な耐衝撃性、剛性、耐熱性、深絞
り成形性、ハンドリング性、断熱性、防音性等を備えて
いる。
積層発泡シートの両面に積層するプロピレン系重合体か
らなる非発泡の表皮層は、成形性がよく、深くシャープ
な造形的美感など所望の美感を熟成形により得て、内装
材としての充分な美感、ソフト感等を得ることができる
少なくとも一方の表皮層に貼着したニット、不織布、植
毛されたポリプロピレンシートなどの装飾用表皮層は、
内装材としての美感、ソフト感等をさらに際立たせる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である自動車用内装材の構造
を示す断面図、第2図および第3図は同内装材の型造方
法を説明するだめの概略工程図であって、第2図は押出
ラミネート工程図、第3図は最終ラミネート工程図、第
4図は同内装材の特性試験に用いる比軸試料の構造を示
す断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プロピレン系重合体とエチレン系重合体からなる
    2枚の架橋発泡シートのそれぞれの片面に、プロピレン
    系重合体からなる非発泡の表皮層をそれぞれ押出ラミネ
    ートして、2枚のラミネート品を形成し、この押出ラミ
    ネート時に、前記非発泡の表皮層の少なくとも一方に装
    飾用表皮層を同時に積層し、前記両ラミネート品をそれ
    ぞれの架橋発泡シート側の表面を互いに相対させて表面
    を熔融して圧着すると同時に、この部分に熱融着層を形
    成するようにしたことを特徴とする自動車用内装材の製
    造方法。
  2. (2)前記架橋発泡シートの固体肉厚Tfと前記非発泡
    の表皮層の肉厚Tsとの比Ts/Tfが1〜50とされ
    、前記熱融着層の肉厚T1が0.1〜0.5mmとされ
    、かつ該肉厚T1が前記架橋発泡シートの肉厚の1〜2
    5%とされている特許請求の範囲第1項記載の自動車用
    内装材の製造方法。
JP61016192A 1986-01-28 1986-01-28 自動車用内装材の製造方法 Pending JPS62174131A (ja)

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EP19870101076 EP0231013B1 (en) 1986-01-28 1987-01-27 Laminated structure for interior finishing materials, and method of production
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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