JP2568440Y2 - マンションベランダ仕切板 - Google Patents
マンションベランダ仕切板Info
- Publication number
- JP2568440Y2 JP2568440Y2 JP8080192U JP8080192U JP2568440Y2 JP 2568440 Y2 JP2568440 Y2 JP 2568440Y2 JP 8080192 U JP8080192 U JP 8080192U JP 8080192 U JP8080192 U JP 8080192U JP 2568440 Y2 JP2568440 Y2 JP 2568440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition plate
- present
- divider
- veranda
- apartment veranda
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、適度の剛性と軽量性を
有すると共に緊急時に破り避難できるようなマンション
ベランダ仕切板に関する。
有すると共に緊急時に破り避難できるようなマンション
ベランダ仕切板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマンションベランダ仕切板として
は芯材として石綿板を使用していた。しかし、重量が重
いため施工現場での作業性が悪く、またそれ自身強度が
強いため、緊急時この仕切板を破壊して避難することは
かなりの力を要した。そのため、軽量でかつある適度の
強度のある材質が求められ、種々の研究が進められてい
る。例えば、ポリスチレン樹脂発泡体を使用すると軽量
ではあるが、まだ強度は強く、燃焼時に煙を発すること
も問題であった。また、ポリエチレン樹脂発泡体を使用
すると軽量ではあるが柔軟性があり、その両面にかなり
の強度を有する板を積層して剛性を保持しなければなら
ず、このような剛性を有するポリエチレン積層板もま
た、これを破り避難することは困難であった。
は芯材として石綿板を使用していた。しかし、重量が重
いため施工現場での作業性が悪く、またそれ自身強度が
強いため、緊急時この仕切板を破壊して避難することは
かなりの力を要した。そのため、軽量でかつある適度の
強度のある材質が求められ、種々の研究が進められてい
る。例えば、ポリスチレン樹脂発泡体を使用すると軽量
ではあるが、まだ強度は強く、燃焼時に煙を発すること
も問題であった。また、ポリエチレン樹脂発泡体を使用
すると軽量ではあるが柔軟性があり、その両面にかなり
の強度を有する板を積層して剛性を保持しなければなら
ず、このような剛性を有するポリエチレン積層板もま
た、これを破り避難することは困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者は、マンショ
ンベランダの仕切り板としての剛性を有すると共に緊急
時に簡単に破れ、そこより脱出できるような仕切板につ
いて種々検討した結果、本考案を完成したもので、本考
案の目的は、適度の剛性を有すると共に発泡体であるこ
とから軽量で作業性が向上し、また容易に破ることので
きるマンションベランダ仕切板を提供するにある。
ンベランダの仕切り板としての剛性を有すると共に緊急
時に簡単に破れ、そこより脱出できるような仕切板につ
いて種々検討した結果、本考案を完成したもので、本考
案の目的は、適度の剛性を有すると共に発泡体であるこ
とから軽量で作業性が向上し、また容易に破ることので
きるマンションベランダ仕切板を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】断面直径が0.5mm〜
7.5mmの発泡倍率が8〜20倍のポリプロピレン発
泡体からなる細条の多数を、その外周部を融着して一体
化した板状物よりなるマンションベランダ用仕切板であ
る。すなわち、本考案においては、適度の剛性と軽量性
を有するポリプロピレン発泡体を使用し、該発泡体から
なる細条の多数を、その外周部を融着して一体化した板
状物であるため適度の剛性を有し、その表面に多条のす
じがあり、しかも細条自体が発泡体であるため人間の力
によるショックを与えることによって容易に破ることが
できる。
7.5mmの発泡倍率が8〜20倍のポリプロピレン発
泡体からなる細条の多数を、その外周部を融着して一体
化した板状物よりなるマンションベランダ用仕切板であ
る。すなわち、本考案においては、適度の剛性と軽量性
を有するポリプロピレン発泡体を使用し、該発泡体から
なる細条の多数を、その外周部を融着して一体化した板
状物であるため適度の剛性を有し、その表面に多条のす
じがあり、しかも細条自体が発泡体であるため人間の力
によるショックを与えることによって容易に破ることが
できる。
【0005】本考案にかかるマンションベランダの仕切
板の斜視図を図1に示す。該仕切板は多数の細条2が、
その表面を互いに融着して一体化されている。そして、
必要に応じてその表面には化粧紙又はフィルムよりなる
表面層3を積層していてもよい。マンションベランダ仕
切板の製法として、例えば図2に示す。このような押出
機4の口金5に小孔を穿設した板6,7を設置し、押出
機より押出された樹脂は発泡能力を持ったまま口金内に
進入し、小孔から押出された樹脂は発泡すると共に細条
2を形成し、細条2の外周部が未だ軟化している間に押
圧ロ−ル8,9にて加圧して一体とし板状体を形成す
る。
板の斜視図を図1に示す。該仕切板は多数の細条2が、
その表面を互いに融着して一体化されている。そして、
必要に応じてその表面には化粧紙又はフィルムよりなる
表面層3を積層していてもよい。マンションベランダ仕
切板の製法として、例えば図2に示す。このような押出
機4の口金5に小孔を穿設した板6,7を設置し、押出
機より押出された樹脂は発泡能力を持ったまま口金内に
進入し、小孔から押出された樹脂は発泡すると共に細条
2を形成し、細条2の外周部が未だ軟化している間に押
圧ロ−ル8,9にて加圧して一体とし板状体を形成す
る。
【0006】本考案において細条の断面直径が0.5m
m以下では、表面のすじが多くなり強度が弱くなる。ま
た7.5mm以上では表面のすじが減り強度が強くなり
破ることが難しくなる。本考案において使用するポリプ
ロピレン樹脂としてはキャメル型ポリプロピレン樹脂が
好ましい。キャメル型ポリプロピレン樹脂とはゲルパ−
ミエィションクロマトグラフによる分子量分布カ−ブ
が、高分子領域に分岐ポリマ−を示すカ−ブの張り出し
があるポリプロピレン樹脂で、その分子量分布図を描く
と図3の曲線Aのようになる。尚、図3の曲線Bは正規
分布曲線である。そして、曲線Aの分子量分布を有する
ポリプロピレン樹脂は発泡特性が優れている。本考案で
は該樹脂を使用することが好ましく、その発泡倍率が8
〜20倍の範囲内のものとする。発泡倍率8倍以下で
は、強度が強く容易に破ることができなくなり、他方2
0倍以上になると強度が弱くまた柔軟性が増し、強度の
ある板にて積層する必要性を生じ実用的ではないなどの
欠点を生ずる。本考案にかかる仕切板は細条を融着した
ものであるので外表面は多数のスジがある。したがっ
て、必要に応じ外表面に化粧紙又はフィルム等を積層し
て外観を美麗にする。
m以下では、表面のすじが多くなり強度が弱くなる。ま
た7.5mm以上では表面のすじが減り強度が強くなり
破ることが難しくなる。本考案において使用するポリプ
ロピレン樹脂としてはキャメル型ポリプロピレン樹脂が
好ましい。キャメル型ポリプロピレン樹脂とはゲルパ−
ミエィションクロマトグラフによる分子量分布カ−ブ
が、高分子領域に分岐ポリマ−を示すカ−ブの張り出し
があるポリプロピレン樹脂で、その分子量分布図を描く
と図3の曲線Aのようになる。尚、図3の曲線Bは正規
分布曲線である。そして、曲線Aの分子量分布を有する
ポリプロピレン樹脂は発泡特性が優れている。本考案で
は該樹脂を使用することが好ましく、その発泡倍率が8
〜20倍の範囲内のものとする。発泡倍率8倍以下で
は、強度が強く容易に破ることができなくなり、他方2
0倍以上になると強度が弱くまた柔軟性が増し、強度の
ある板にて積層する必要性を生じ実用的ではないなどの
欠点を生ずる。本考案にかかる仕切板は細条を融着した
ものであるので外表面は多数のスジがある。したがっ
て、必要に応じ外表面に化粧紙又はフィルム等を積層し
て外観を美麗にする。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案は特定の寸法
及び発泡倍率を有する発泡体の細条の表面を融着して集
束したものなので、適度の剛性を有すると共に、軽量で
作業性を向上させることができ、また細条の表面が融着
して一体となっているので、緊急時には容易に破ること
が出来る。
及び発泡倍率を有する発泡体の細条の表面を融着して集
束したものなので、適度の剛性を有すると共に、軽量で
作業性を向上させることができ、また細条の表面が融着
して一体となっているので、緊急時には容易に破ること
が出来る。
【図1】本考案にかかるマンションベランダ仕切板の斜
視図
視図
【図2】本考案にかかる仕切板を製造するための装置の
断面図
断面図
【図3】キャメル型ポリプロピレン樹脂の分子量分布を
示す図
示す図
1 マンションベランダ仕切板 2 細条 3 表面層 4 押出機 5 口金 6,7 小孔を有
する板 8,9 押圧ロール
する板 8,9 押圧ロール
Claims (2)
- 【請求項1】断面直径が0.5mm〜7.5mmの発泡
倍率が8〜20倍のポリプロピレン発泡体からなる細条
の多数を、その外周部を融着して一体化した板状体より
なるマンションベランダ用仕切板。 - 【請求項2】両面に化粧紙又はフィルムよりなる表面層
を積層した請求項1記載の仕切板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080192U JP2568440Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | マンションベランダ仕切板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080192U JP2568440Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | マンションベランダ仕切板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654801U JPH0654801U (ja) | 1994-07-26 |
JP2568440Y2 true JP2568440Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=13728574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8080192U Expired - Lifetime JP2568440Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | マンションベランダ仕切板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568440Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10531883B1 (en) | 2018-07-20 | 2020-01-14 | Syntheon 2.0, LLC | Aspiration thrombectomy system and methods for thrombus removal with aspiration catheter |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP8080192U patent/JP2568440Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654801U (ja) | 1994-07-26 |
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