JP2001296031A - 軟質床暖房マット - Google Patents

軟質床暖房マット

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JP2001296031A
JP2001296031A JP2001083813A JP2001083813A JP2001296031A JP 2001296031 A JP2001296031 A JP 2001296031A JP 2001083813 A JP2001083813 A JP 2001083813A JP 2001083813 A JP2001083813 A JP 2001083813A JP 2001296031 A JP2001296031 A JP 2001296031A
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JP
Japan
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aluminum foil
synthetic resin
floor heating
laminated
thermoplastic synthetic
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Application number
JP2001083813A
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English (en)
Inventor
Takashi Sasaki
多加志 佐々木
Shigeko Hanari
滋子 羽成
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Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材シートと被覆材間の接着強度を向上さ
せ、カーペット下敷き用として用いた場合等にカーペッ
ト上からの導管の存在を殆ど感じさせないようにする。 【解決手段】 熱媒体を流通させる導管1を蛇行状に敷
き込んだ熱可塑性合成樹脂発泡体製の基材シートAと、
アルミニウム箔Bと、不織布Cとは、各々の間に熱可塑
性合成樹脂フイルムDを介在させたA/D/B/D/C
の順序で、積み重ねられ、基材シートAと、アルミニウ
ム箔Bと、不織布Cとを熱可塑性合成樹脂フイルムDに
より接着して積層一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材層と、その上
に接着される被覆材層との接着強度を向上できるように
改良した軟質床暖房マットに関する。
【0002】
【従来の技術】断熱層である熱可塑性合成樹脂発泡体製
の基材シート上に配管溝を蛇行させて設け、その配管溝
に熱媒体を流通させる架橋ポリエチレン製の導管を敷き
込み、表面側に不織布等を被覆した軟質床暖房マットは
公知(例えば、実開昭63−55008号公報)であ
り、また、熱伝導性を向上させるために、被覆材として
アルミニウム箔を被覆したものも公知(例えば、実開平
2−67808号公報)である。
【0003】更にまた、カーペット下敷き用として、ア
ルミニウム箔と不織布の両方を被覆材とした軟質床暖房
マットも知られている。そして、導管を敷き込んだ基材
シートへのこれらアルミニウム箔及び不織布の積層は、
アクリル系樹脂等の粘着剤を塗布しその上に離型紙をそ
れぞれ貼付したアルミニウム箔及び不織布を、先ずアル
ミニウム箔を離型紙を剥がしてロール圧着して積層し、
次に、アルミニウム箔の上に、不織布を離型紙を剥がし
てロール圧着して積層することにより行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウム箔と不織
布の両方を被覆材としたカーペット下敷き用としての軟
質床暖房マットは上述のようにして製造されるが、この
上にカーペットを敷いて用いた場合、カーペット上から
も導管のゴツゴツした異物感や粘着剤によるタック音の
発生等があって、不快感を与えるといった問題がある。
そして、アルミニウム箔が単に粘着剤により接着されて
いるだけでは、軟質床暖房マットを巻き込んだ場合等に
基材シート層との接着強度不足によって導管が飛び出た
状態になってしまい、そのマットを敷設した時には飛び
出た部分が浮き上がる等して非常に不体裁となる。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は各層間の接着強度を向上さ
せてカーペット上からの応力に対抗でき、導管の存在を
殆ど感じさせない品質を備えた軟質床暖房マットを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とする軟質床暖房マットは、熱媒体を
流通させる導管を蛇行状に敷き込んだ熱可塑性合成樹脂
発泡体製の基材シートAと、アルミニウム箔Bと、不織
布Cとは、各々の間に熱可塑性合成樹脂フイルムDを介
在させたA/D/B/D/Cの順序で、積み重ねられ、
基材シートと、アルミニウム箔と、不織布とは熱可塑性
合成樹脂フイルムにより接着されて積層一体化して成る
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1を参照しながら説明すると、Aは熱可塑性合成樹脂発
泡体製の基材シートであり、この基材シートA上に蛇行
させて設けた配管溝1には導管2が敷き込まれている。
Bは基材シートAの上に熱可塑性合成樹脂フイルムDを
介在させて積層接着されているアルミニウム箔、Cはア
ルミニウム箔Bの上に熱可塑性合成樹脂フイルムDを介
在させて積層接着されている不織布であって、これらの
積層材は積層一体化されて軟質床暖房マットを構成して
おり、その製造例は後述する。
【0008】上記構成において、基材シートAは発泡倍
率が10〜40倍、厚みが3〜20mmであるポリエチ
レン−スチレン共重合体の発泡体や低密度ポリエチレン
架橋発泡体が用いられるが、特に前者を用いるのが好ま
しい。アルミニウム箔Bは厚みが10〜300μである
ものを用いる。不織布Cはポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱
可塑性合成樹脂繊維製で、坪量が30〜400g/
、厚みが0.1〜5mmであるものを用いる。
【0009】また、熱可塑性合成樹脂フイルムDは融点
が80〜150℃(好ましくは90〜130℃)の結晶
性樹脂である、例えば低密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体等のエチレン系樹脂を用いるのが好
ましく、その厚みは20〜150μである。この熱可塑
性合成樹脂フイルムDはアルミニウム箔Bの両面に予め
押出しラミネートしておくのがよい。なお、積層接着の
ための加熱温度は100〜160℃、加圧力は0.01
〜1.0kg/cm(G)、時間は5〜240秒間で
ある。
【0010】次に、上記本発明製品の製造方法を図1を
参照して説明する。架橋ポリエチレン製の導管(外径が
8mm、内径が5mm)2が蛇行状に敷き込まれている
低密度ポリエチレン架橋発泡体(発泡倍率が30倍)製
の基材シート(厚みが10mm)Aの上に、両面に予め
低密度ポリエチレン(融点が105℃)をそれぞれ80
μに押出しラミネート(熱可塑性合成樹脂フイルムD)
した、厚みが50μであるアルミニウム箔Bを重ね、更
にその上に、ポリエチレンテレフタレート繊維製不織布
(坪量が180g/m、厚みが2mm)Cを重ねて、
温度が140℃、圧力が0.1kg/cm(G)で6
0秒間加熱加圧する。
【0011】次いで、その加圧状態で冷却することによ
り、基材シート、アルミニウム箔及び不織布が積層一体
化している軟質床暖房マットを製造した。得られた当該
製品を床上に敷設し、その上にカーペットを敷いたとこ
ろ、カーペットの上からは導管の存在が殆ど気にならな
かった。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の如くであって、基材シー
トとアルミニウム箔、アルミニウム箔と不織布間に熱可
塑性合成樹脂フイルムがそれぞれ介在して積層接着した
一体化構成であるため、不織布は面密度が上がり、その
下層側に熱可塑性合成樹脂フイルムが入り込んで繊維が
固定される。また、アルミニウム箔の両面では冷却固化
した熱可塑性合成樹脂フイルムが均一な厚みの層を形成
してアルミニウム箔を補強し、これらの結果として、カ
ーペット上からの応力に十分抵抗できる。
【0013】したがって、本発明によれば、各層間にお
ける接着強度の向上によってマット巻き込み時等に導管
の飛び出しという不具合の起ることが完全に防止され、
カーペット下敷き用として用いた場合にカーペット上か
らの導管の存在を殆ど感じさせない軟質床暖房マットを
提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す部分正面図である。
【符号の説明】
Aは基材シート、Bはアルミニウム箔、Cは不織布、D
は熱可塑性合成樹脂フイルム、1は配管溝、2は導管で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒体を流通させる導管を蛇行状に敷き
    込んだ熱可塑性合成樹脂発泡体製の基材シートAと、ア
    ルミニウム箔Bと、不織布Cとは、各々の間に熱可塑性
    合成樹脂フイルムDを介在させたA/D/B/D/Cの
    順序で、積み重ねられ、基材シートと、アルミニウム箔
    と、不織布とは熱可塑性合成樹脂フイルムにより接着さ
    れて積層一体化して成ることを特徴とする軟質床暖房マ
    ット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100462635C (zh) * 2006-09-29 2009-02-18 北京化工大学 便携式地板采暖系统

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CN100462635C (zh) * 2006-09-29 2009-02-18 北京化工大学 便携式地板采暖系统

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