JPH061335Y2 - ホッチキスの可動クリンチャ機構 - Google Patents

ホッチキスの可動クリンチャ機構

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JPH061335Y2
JPH061335Y2 JP2406588U JP2406588U JPH061335Y2 JP H061335 Y2 JPH061335 Y2 JP H061335Y2 JP 2406588 U JP2406588 U JP 2406588U JP 2406588 U JP2406588 U JP 2406588U JP H061335 Y2 JPH061335 Y2 JP H061335Y2
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JP
Japan
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staple leg
clincher
staple
stapler
bent
Prior art date
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JP2406588U
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JPH01129081U (ja
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光照 黒沢
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被綴り材を貫通したステープル脚を被綴り材の
裏面と平行になるように折り曲げる可動クリンチャに関
する。
(従来技術とその問題点) 一般に可動クリンチャは、被綴り材を載置するホッチキ
スの綴り台の下部に一端が枢着されて対向配置され、回
動時にその上面部により上記被綴り材12を貫通したス
テープル脚の先端を押圧して折り曲げるものであり、第
3図(a)に示すように、可動クリンチャ20が回動する
と、被綴り材12の裏面から突出するステープル脚13
aは内側に押圧されてだんだん折り曲げられていく。そ
して、ステープル脚13aの折れ曲がり基部とクリンチ
ャ20の上面とが当接すると、クリンチャはそれ以上回
動することができないので停止し、ステープル脚13a
の折り曲げも終了する。しかし、このような折り曲げ方
式によれば、クリンチャ回動による押圧時にはステープ
ル脚13aは被綴り材12の裏面と平行になるまで折り
曲げられるが、綴り終了後にクリンチャ20の押圧力が
解除されると、折り曲げられたステープル脚13aには
スプリングバックが作用して折り曲げ状態が緩くなり、
同図(b)のように、ステープル脚13aの先端が被綴り
材12の裏面から離反してしまうことがあり、この場
合、先端部で皮膚を傷つけたり、被綴り材を複数重ね合
わせたときに綴り部分のみが盛り上がったりする不都合
があった。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、特にステープル脚を被綴り
材の裏面から離反しないように折り曲げることができる
ホッチキスの可動クリンチャ機構を提供することをその
技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係るホッチキスの可
動クリンチャ機構は、被綴り材を載置するホッチキスの
綴り台に一端が枢着されて対向配置され、回動時にその
上面部により上記被綴り材を貫通したステープル脚の先
端を押圧して折り曲げる一対の可動クリンチャにおい
て、上記ステープル脚の先端に当接する上記上面部に
は、回動時に被綴り材貫通直後のステープル脚の先端に
当接する初期当接部と折り曲げられたステープル脚の先
端に対応する部分との間に、折り曲げられたステープル
脚の先端を被綴り材の裏面に圧接させるステープル脚押
圧用突部を形成したことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上記構成によれば、ステープル脚は被綴り材を貫通した
後、可動クリンチャがステープル脚を内側に押圧する方
向に回動すると、まずその上面部の初期当接部がステー
プル脚の先端に当接する。クリンチャはそのまま回動し
続けるので、クリンチャの押圧によってステープル脚は
被綴り材の裏面から突出する基部から内側に折り曲がっ
ていく。クリンチャがさらに回動すると、ステープル脚
は被綴り材の裏面に当接する。ところが、クリンチャに
は被綴り材貫通直後のステープル脚の先端に当接する初
期当接部と折り曲げられたステープル脚の先端に対応す
る部分との間にステープル脚押圧用突部が形成されてい
るので、ステープル脚は上記押圧用突部によってさらに
押圧され、ステープル脚の先端はさらに折れ曲がり、被
綴り材の裏面に圧接される。これにより、ステープル脚
は被綴り材の裏面に少し食い込みぎみに圧接されるの
で、クリンチャが元の位置に戻っても、スプリングバッ
クは小さく、被綴り材の裏面から離反することがない。
したがって、ステープル脚の先端によって傷ついたり、
被綴り材を重ねる際にステープル側のみが偏って厚くな
るという不都合が解消する。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例について説明する。
第2図において符号Aはホッチキスを示す。このホッチ
キスAは、機枠1の後部に電動モータ2と減速歯車3と
両側にカム部材4を形成した駆動軸5とを設け、上記カ
ム部材4の外側には溝カム6を形成する一方、中央部を
機枠1に枢着した駆動リンク7の一端を上記溝カム6に
係合させ、駆動リンク7の他端をバネ部材8を介してス
テープル打ち込み部材9を保持するホルダ10に連結し
たもので、電動モータ2を作動させ、上記カム部材4を
回転させることにより、駆動リンク7を揺動させ、その
一端に装着されたホルダ10を下降させ、図示しないマ
ガジンから綴り台11上に供給されたステープル13の
脚13aを綴り台11上の被綴り材12中に打込み貫通
させ、その後上昇させるものである。
なお、このような打込み機構は実願昭60−50665
号に詳しく述べられ、本考案の要旨ではないので、説明
を省略する。
次に、上記打ち込み部材9によって打ち込まれて被綴り
材12を貫通したステープル脚13aは、上記打ち込み
機構と連動する一対の可動クリンチャ14によって折り
曲げられる。
これらの一対の可動クリンチャ14は、第1図(a)に示
すように、被綴り材12を載置するホッチキスの綴り台
11の支軸15に枢着されて対向配置され、図示しない
駆動装置により矢印方向に回動駆動され、回動時にその
上面部14aにより上記被綴り材12を貫通したステー
プル脚13aの先端を押圧して折り曲げるものである。
ところで、上記ステープル脚13aの先端に当接する上
面部14aは断面がV字状に形成され、該上面部14a
にはステープル脚押圧用突部17が形成されている。こ
のステープル脚押圧用突部17は、被綴り材貫通直後の
ステープル脚13aの先端に当接する初期当接部16a
と、自由端部16b側で折り曲げられたステープル脚1
3aの先端に対応する部分17aとの間に形成されてい
る。
上記構成において、可動クリンチャ14が回動すると、
第1図(a)に示すように、まずその上面部14aの初期
当接部16aがステープル脚13aの先端に当接する。
クリンチャ14はそのまま回動し続けるので、同図に点
線で示すように、クリンチャ14の押圧によつてステー
プル脚13aは被綴り材12の裏面から突出する基部1
8から内側に折れ曲がっていく。クリンチャ14がさら
に回動すると、ステープル脚13aは被綴り材12の裏
面に当接する(同図(b)参照)。ところが、クリンチャ
14にはステープル脚押圧用突部17が形成されている
ので、ステープル脚13aが被綴り材12の裏面に当接
しても、被綴り材12の裏面から突出するステープル脚
13aの折れ曲がり基部18とクリンチャ14の上面部
14aとの間には隙間Sが生じているので、クリンチャ
14はなおも回動し続ける。これによつて、ステープル
脚13aの先端はさらに折れ曲がり、同図(c)によう
に、被綴り材12の裏面に圧接される。その後、クリン
チャ14は逆方向に回動して元の位置に復帰する。
このように、ステープル脚13aは被綴り材12の裏面
に少し食い込みぎみに圧接されるので、クリンチャ14
が元の位置に戻っても、スプリングバックは小さく、被
綴り材12の裏面から離反することがない。したがっ
て、ステープル脚13aの先端によって傷ついたり、被
綴り材12を重ねる際にステープル側のみが偏って厚く
なるという不都合が解消する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)はそれぞれ本考案に係る可動クリン
チャの作動態様説明図、第2図は上記可動クリンチャを
備えたホッチキスの要部斜視図であり、第3図(a),(b)
は従来の可動クリンチャの作動態様説明図である。 符号A…ホッチキス、11…綴り台、12…被綴り材、
13…ステープル、13a…ステープル脚、14…可動
クリンチャ、16a…初期当接部、17…押圧用突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被綴り材を載置するホッチキスの綴り台に
    一端が枢着されて対向配置され、回動時にその上面部に
    より上記被綴り材を貫通したステープル脚の先端を押圧
    して折り曲げる一対の可動クリンチャにおいて、 上記ステープル脚の先端に当接する上記上面部には、回
    動時に被綴り材貫通直後のステープル脚の先端に当接す
    る初期当接部と折り曲げられたステープル脚の先端に対
    応する部分との間に、折り曲げられたステープル脚の先
    端を被綴り材の裏面に圧接させるステープル脚押圧用突
    部を形成したことを特徴とするホッチキスの可動クリン
    チャ機構。
JP2406588U 1988-02-25 1988-02-25 ホッチキスの可動クリンチャ機構 Expired - Lifetime JPH061335Y2 (ja)

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JP2406588U JPH061335Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 ホッチキスの可動クリンチャ機構

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JP2406588U JPH061335Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 ホッチキスの可動クリンチャ機構

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Publication Number Publication Date
JPH01129081U JPH01129081U (ja) 1989-09-04
JPH061335Y2 true JPH061335Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31243592

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JP3444337B2 (ja) * 1996-10-29 2003-09-08 マックス株式会社 電動ホッチキスにおけるクリンチャ機構
SE525408C2 (sv) * 2004-02-05 2005-02-15 Isaberg Rapid Ab Häftapparat med spärrarrangemang
JP6152302B2 (ja) * 2013-06-04 2017-06-21 錦城護謨株式会社 ドレーン材用アンカー取付装置
JP6870283B2 (ja) * 2016-10-31 2021-05-12 マックス株式会社 ステープラ

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