JPH0630374Y2 - ホッチキスにおけるクリンチャ装置 - Google Patents
ホッチキスにおけるクリンチャ装置Info
- Publication number
- JPH0630374Y2 JPH0630374Y2 JP14434288U JP14434288U JPH0630374Y2 JP H0630374 Y2 JPH0630374 Y2 JP H0630374Y2 JP 14434288 U JP14434288 U JP 14434288U JP 14434288 U JP14434288 U JP 14434288U JP H0630374 Y2 JPH0630374 Y2 JP H0630374Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clincher
- staple
- staple leg
- stapler
- leg
- Prior art date
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はホッチキスのステープルを折り曲げるクリンチ
ャ装置に関し、さらに詳しくはステープル折り曲げ時に
ステープル脚先端の外側への移動を阻止することにより
確実にステープル脚を内側に折り曲げるクリンチャ装置
に関する。
ャ装置に関し、さらに詳しくはステープル折り曲げ時に
ステープル脚先端の外側への移動を阻止することにより
確実にステープル脚を内側に折り曲げるクリンチャ装置
に関する。
(従来技術とその問題点) ホッチキスにおいて打ち出されたステープル脚を折り曲
げる方式としては、ステープル脚が被綴り材の裏面から
打ち出されると同時にステープル脚の折り曲げが行なわ
れる方式とステープル脚が被綴り材の裏面から打ち出さ
れた後にステープル脚の折り曲げが行なわれる方式とが
あり、後者は前者に較べ、綴られた状態のステープル脚
が被綴り材の裏面に平行に当接されるため書類が積み重
ねられた場合であってもステープル個所が他の個所と較
べ著しく嵩張ることがない点が優れている方式である。
然しながら、第4図(a)に示すようにステープル打ち
されたステープル脚先端S2が被綴り材9を貫通すると
きにドライバ8のステープルSに対する打撃位置が若干
ずれたり又被綴り材の材質等により貫通時にドライバ8
の下降方向に対してステープル脚S1が開脚する方向に
傾斜する場合があり、この状態でクリンチャ装置のクリ
ンチャ部材2が回転されるとステープル脚S1はクリン
チャ部材2から被綴り材9との接点S3を中心としてス
テープル脚S1を図中時計回転方向に回転させようとす
る力を受けて、第4図(b)に示すとおりステープル脚
S1は外側に折り曲げられることとなる。この結果外側
に向けられたステープル脚先端S2により書類の取り扱
い時に積み重ねられた他の書類が傷付けられることがあ
った。
げる方式としては、ステープル脚が被綴り材の裏面から
打ち出されると同時にステープル脚の折り曲げが行なわ
れる方式とステープル脚が被綴り材の裏面から打ち出さ
れた後にステープル脚の折り曲げが行なわれる方式とが
あり、後者は前者に較べ、綴られた状態のステープル脚
が被綴り材の裏面に平行に当接されるため書類が積み重
ねられた場合であってもステープル個所が他の個所と較
べ著しく嵩張ることがない点が優れている方式である。
然しながら、第4図(a)に示すようにステープル打ち
されたステープル脚先端S2が被綴り材9を貫通すると
きにドライバ8のステープルSに対する打撃位置が若干
ずれたり又被綴り材の材質等により貫通時にドライバ8
の下降方向に対してステープル脚S1が開脚する方向に
傾斜する場合があり、この状態でクリンチャ装置のクリ
ンチャ部材2が回転されるとステープル脚S1はクリン
チャ部材2から被綴り材9との接点S3を中心としてス
テープル脚S1を図中時計回転方向に回転させようとす
る力を受けて、第4図(b)に示すとおりステープル脚
S1は外側に折り曲げられることとなる。この結果外側
に向けられたステープル脚先端S2により書類の取り扱
い時に積み重ねられた他の書類が傷付けられることがあ
った。
(考案の技術的課題) 上記欠点を解決し、ステープル折り曲げ時にステープル
脚先端の外側への移動を確実に阻止して両足が互いに近
接する方向に折り曲げられるホッチキスにおけるクリン
チャ装置を提供することをその技術的課題とする。
脚先端の外側への移動を確実に阻止して両足が互いに近
接する方向に折り曲げられるホッチキスにおけるクリン
チャ装置を提供することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係るクリンチャ装置
は、コ字状のステープルを被綴り材に打ち込んだ後に、
被綴り材の裏面より突出したステープル脚を該裏面に略
平行に裏面と接触するように折り曲げるクリンチャ装置
を有したホッチキスにおいて、該クリンチャ装置は軸に
より軸支された一対の回動可能なクリンチャ部材と該ク
リンチャ部材を作動させる作動部材とを具備し、各クリ
ンチャ部材の上面にはステープル脚の当接面と折り曲げ
時にステープル脚先端の外側への移動を阻止すべく前記
軸寄りに突出した移動方向制限部とを設けたことを特徴
とする (実施例) 以下、第1図乃至第3図により本考案のクリンチャ装置
について説明する。第1図はステープル脚を折り曲げる
クリンチャ装置1を示し、コ字状のクリンチャ部材2,
2の凹所3が対向することによって空間部を形成する様
にその上部を支持壁部材4,5間に軸6,6によりそれ
ぞれ軸支されている。前記空間部には該クリンチャ部材
2を作動させる作動部材7が配置されており、該クリン
チャ部材2の上面2aにはドライバ8により被綴り材9
を貫通して打ち出されたステープル脚S1の折り曲げ時
に脚先端S2と当接して脚先端S2の開脚方向への移動
を制限する移動方向制限部2cとが設けられている。前
記支持壁部材は厚手の支持壁部材4と薄手の支持壁部材
5とが該クリンチャ部材2を介して対向する構造であっ
て、且つ左右のクリンチャ部材2,2においてそれぞれ
支持壁部材4,5の位置関係が逆になっている。厚手の
支持壁部材4の上面4aにはステープル脚先端S2を前
記クリンチャ部材2の当接面2bに向けて案内する傾斜
面4bが形成されている。係る構成にあって、ドライバ
8によりステープルSが打ち出されると被綴り材9を貫
通したステープル脚先端S2がクリンチャ部材2の当接
面2bに対向する(第2図(a)参照)。次に作動部材
7の矢印P方向への移動によりクリンチャ部材2が軸6
を中心に矢印Q方向に回転することにより第2図(b)
に示すとおりステープル脚S1は被綴り材9との接点S
3を中心に両脚先端S2,S2が互いに近接する方向に
被綴り材9の裏面に沿って平行に折り曲げられる。
は、コ字状のステープルを被綴り材に打ち込んだ後に、
被綴り材の裏面より突出したステープル脚を該裏面に略
平行に裏面と接触するように折り曲げるクリンチャ装置
を有したホッチキスにおいて、該クリンチャ装置は軸に
より軸支された一対の回動可能なクリンチャ部材と該ク
リンチャ部材を作動させる作動部材とを具備し、各クリ
ンチャ部材の上面にはステープル脚の当接面と折り曲げ
時にステープル脚先端の外側への移動を阻止すべく前記
軸寄りに突出した移動方向制限部とを設けたことを特徴
とする (実施例) 以下、第1図乃至第3図により本考案のクリンチャ装置
について説明する。第1図はステープル脚を折り曲げる
クリンチャ装置1を示し、コ字状のクリンチャ部材2,
2の凹所3が対向することによって空間部を形成する様
にその上部を支持壁部材4,5間に軸6,6によりそれ
ぞれ軸支されている。前記空間部には該クリンチャ部材
2を作動させる作動部材7が配置されており、該クリン
チャ部材2の上面2aにはドライバ8により被綴り材9
を貫通して打ち出されたステープル脚S1の折り曲げ時
に脚先端S2と当接して脚先端S2の開脚方向への移動
を制限する移動方向制限部2cとが設けられている。前
記支持壁部材は厚手の支持壁部材4と薄手の支持壁部材
5とが該クリンチャ部材2を介して対向する構造であっ
て、且つ左右のクリンチャ部材2,2においてそれぞれ
支持壁部材4,5の位置関係が逆になっている。厚手の
支持壁部材4の上面4aにはステープル脚先端S2を前
記クリンチャ部材2の当接面2bに向けて案内する傾斜
面4bが形成されている。係る構成にあって、ドライバ
8によりステープルSが打ち出されると被綴り材9を貫
通したステープル脚先端S2がクリンチャ部材2の当接
面2bに対向する(第2図(a)参照)。次に作動部材
7の矢印P方向への移動によりクリンチャ部材2が軸6
を中心に矢印Q方向に回転することにより第2図(b)
に示すとおりステープル脚S1は被綴り材9との接点S
3を中心に両脚先端S2,S2が互いに近接する方向に
被綴り材9の裏面に沿って平行に折り曲げられる。
次に第3図(a)に示す様にドライバ8により打ち出さ
れたステープルSがドライバ8の下降方向に対して曲が
った状態で被綴り材9を貫通した場合であっても、作動
部材7の矢印P方向への移動によるクリンチャ部材2の
軸6を中心とした矢印Q方向への回転時にクリンチャ部
材2の上面2aから突出して軸6寄りに設けられた移動
方向制限部2cによってステープル脚先端S2は接点S
3を中心とした時計回転方向への回転移動を妨げられる
ためクリンチャ部材2のその後の矢印Q方向への回転に
よりステープル脚S1,S1は第3図(b)に示すとお
り確実に互いの脚先端S1,S1を近接する方向で折り
曲げられる。この様に、クリンチャ部材2の移動方向制
限部2cによりステープル脚S1の外側への移動が制限
される。
れたステープルSがドライバ8の下降方向に対して曲が
った状態で被綴り材9を貫通した場合であっても、作動
部材7の矢印P方向への移動によるクリンチャ部材2の
軸6を中心とした矢印Q方向への回転時にクリンチャ部
材2の上面2aから突出して軸6寄りに設けられた移動
方向制限部2cによってステープル脚先端S2は接点S
3を中心とした時計回転方向への回転移動を妨げられる
ためクリンチャ部材2のその後の矢印Q方向への回転に
よりステープル脚S1,S1は第3図(b)に示すとお
り確実に互いの脚先端S1,S1を近接する方向で折り
曲げられる。この様に、クリンチャ部材2の移動方向制
限部2cによりステープル脚S1の外側への移動が制限
される。
尚、ステープル脚S1の折り曲げはクリンチャ部材2の
当接面2bが被綴り材載置板10の上面と略一致する位
置までクリンチャ部材2が作動部材7によって回転移動
させることにより行なわれる。クリンチャ部材2,2を
回転駆動させる作動部材7の作動はモータ等の駆動手段
に依っても手動に依っても良い。
当接面2bが被綴り材載置板10の上面と略一致する位
置までクリンチャ部材2が作動部材7によって回転移動
させることにより行なわれる。クリンチャ部材2,2を
回転駆動させる作動部材7の作動はモータ等の駆動手段
に依っても手動に依っても良い。
(考案の作用・効果) 従来の被綴り材の貫通時に発生することがあったステー
プル脚の打込方向に対する開脚方向への変位が生じても
ステープル脚の折り曲げ時にステープル脚先端部がクリ
ンチャ部材の上面軸寄りの移動方向制限部によって開脚
方向への移動を制限されるためステープル脚の両先端が
確実に近接する方向で内側に折り曲げされることが出来
るため積み重ねられた書類を外側に折り曲げられたステ
ープル脚先端にて傷付けたり又書類の取り扱い時に過っ
てその先端に依って指等を傷付ける恐れを減ずることが
できる。
プル脚の打込方向に対する開脚方向への変位が生じても
ステープル脚の折り曲げ時にステープル脚先端部がクリ
ンチャ部材の上面軸寄りの移動方向制限部によって開脚
方向への移動を制限されるためステープル脚の両先端が
確実に近接する方向で内側に折り曲げされることが出来
るため積み重ねられた書類を外側に折り曲げられたステ
ープル脚先端にて傷付けたり又書類の取り扱い時に過っ
てその先端に依って指等を傷付ける恐れを減ずることが
できる。
第1図は本考案に係るクリンチャ装置を示す斜視図、第
2図は通常状態で被綴り材を貫通したステープル脚の折
り曲げ態様を示す態様説明図であって、(a)はクリン
チャ部材がステープル脚先端と当接したとき、(b)は
クリンチャ部材が回転移動しステープル脚の折り曲げを
完了したときを示し、第3図は曲がって被綴り材を貫通
したステープル脚の折り曲げ態様を示す態様説明図であ
って、(a)はクリンチャ部材がステープル脚先端と当
接したとき、(b)はクリンチャ部材が回転移動しステ
ープル脚の折り曲げが行なわれているときを示し、第4
図は従来のクリンチャ部材による態様節態図であって、
(a)はクリンチャ部材がステープル脚先端と当接した
とき、(b)はクリンチャ部材が回転移動しステープル
脚の折り曲げが行なわれているときを示す。 1……クリンチャ装置、2……クリンチャ部材、2a…
…上面、2b……当接面、2c……移動方向制限部、6
……軸、7……作動部材、9……被綴り材、S……ステ
ープル、S1……ステープル脚、S2……ステープル脚
先端。
2図は通常状態で被綴り材を貫通したステープル脚の折
り曲げ態様を示す態様説明図であって、(a)はクリン
チャ部材がステープル脚先端と当接したとき、(b)は
クリンチャ部材が回転移動しステープル脚の折り曲げを
完了したときを示し、第3図は曲がって被綴り材を貫通
したステープル脚の折り曲げ態様を示す態様説明図であ
って、(a)はクリンチャ部材がステープル脚先端と当
接したとき、(b)はクリンチャ部材が回転移動しステ
ープル脚の折り曲げが行なわれているときを示し、第4
図は従来のクリンチャ部材による態様節態図であって、
(a)はクリンチャ部材がステープル脚先端と当接した
とき、(b)はクリンチャ部材が回転移動しステープル
脚の折り曲げが行なわれているときを示す。 1……クリンチャ装置、2……クリンチャ部材、2a…
…上面、2b……当接面、2c……移動方向制限部、6
……軸、7……作動部材、9……被綴り材、S……ステ
ープル、S1……ステープル脚、S2……ステープル脚
先端。
Claims (1)
- 【請求項1】コ字状のステープルSを被綴り材9に打ち
込んだ後に、被綴り材9の裏面より突出したステープル
脚S1を該裏面に略平行に裏面と接触するように折り曲
げるクリンチャ装置1を有したホッチキスにおいて、該
クリンチャ装置1は軸6,6により軸支された一対の回
動可能なクリンチャ部材2,2と該クリンチャ部材2,
2を作動させる作動部材7とを具備し、各クリンチャ部
材2の上面2aにはステープル脚S1の当接面2bと折
り曲げ時にステープル脚先端S2の外側への移動を阻止
すべく前記軸6寄りに突出した移動方向制限部2cとを
設けたことを特徴とするホッチキスにおけるクリンチャ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14434288U JPH0630374Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ホッチキスにおけるクリンチャ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14434288U JPH0630374Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ホッチキスにおけるクリンチャ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0266974U JPH0266974U (ja) | 1990-05-21 |
JPH0630374Y2 true JPH0630374Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31411971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14434288U Expired - Fee Related JPH0630374Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ホッチキスにおけるクリンチャ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630374Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP14434288U patent/JPH0630374Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0266974U (ja) | 1990-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |