JPH0650143Y2 - ホッチキス - Google Patents

ホッチキス

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JPH0650143Y2
JPH0650143Y2 JP7484688U JP7484688U JPH0650143Y2 JP H0650143 Y2 JPH0650143 Y2 JP H0650143Y2 JP 7484688 U JP7484688 U JP 7484688U JP 7484688 U JP7484688 U JP 7484688U JP H0650143 Y2 JPH0650143 Y2 JP H0650143Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ステープルの脚部を被綴り部材の裏面に沿わ
せて平らに折り曲げる所謂フラットクリンチ方式のホッ
チキスに関する。
[従来の技術] 従来、この種のホッチキスにおいては、先ず、レバー部
材を握り、ステープルの脚部を被綴り部材、例えば用紙
から貫通させ、その後さらにレバー部材を握ることによ
り当該脚部の用紙貫通部分を一度に折曲げ、これにより
ステープルの脚部を用紙の裏面に沿って平らに折曲げる
ようになっていた。
ところで、このようなフラットクリンチ方式のホッチキ
スは、特に業務用として長時間使用する場合や、子供が
工作等に用いる場合には、綴り荷重が小さい方が望まし
い。
従来、この綴り荷重を軽減するホッチキスとしては、握
りストロークをクリンチストロークの2倍とした倍力機
構を備えることにより、握り力を軽減させたものがあ
る。
したがって、この倍力機構を上記ホッチキスに組込むこ
とにより、綴り荷重が軽減されたフラットクリンチ方式
のホッチキスを実現することが可能となる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のフラットクリンチ方式のホッチキ
スに対して倍力機構をそのまま組込むと、次のような問
題があった。
すなわち、このように倍力機構をフラットクリンチ方式
のホッチキスに組込むと、握りストロークが大幅に大き
くなる。この握りストロークを小さくするために、ステ
ープル折曲げ用のドライバを設けたハンドル部材と握り
操作を行うレバー部材との間に平行ピンからなる押圧力
付与ピンを設け、この押圧力付与ピンにより両者を一体
に作動させるとともに、さらにレバー部材の先端部に押
圧力付与部材を設け、ステープルの折曲げが開始された
直後にハンドル部材への押圧力付与を押圧力付与ピンか
ら押圧力付与部材側に切換えるような構成とすることが
考えられる。
ところで、このような構成にした場合、押圧力付与ピン
と該押圧力付与ピンの軸受部との作動ストロークが異な
ることになり、この作動ストロークの差を吸収するため
に押圧力付与ピンと軸受部との間に一定の間隙部を設け
る必要がある。
しかしながら、このような間隙部を設けると、押圧力付
与ピンが間隙部においてガタを生ずるという欠点があっ
た。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、倍力機
構を備えており、綴り荷重が軽減されるとともに、レバ
ー部材とハンドル部材との間に設けた押圧力付与ピンが
軸受け部においてガタを生ずることがなく、小型化を図
ることができるホッチキスを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係るホッチキス
は、先端部にステープルの脚部折曲げ用のクリンチャ部
を有する基台の後端部に、先端部にスレープル打込み用
のドライバを有するハンドル部材及びステープル装填用
のマガジンユニットの各後端部を軸留めするとともに、
前記ハンドル部材に対して前記マガジンユニットの反対
側に位置したレバー部材の後端部を前記基台の前記軸留
め位置より先端側に軸留めし、かつ該レバー部材の軸留
め位置より更に先端側の位置において前記レバー部材
に、前記ハンドル部材に押圧力を付与して前記ハンドル
部材を前記基台側に回動させる押圧力付与ピンを設けて
なり、前記レバー部材を該レバー部材の前記軸留めを中
心に回動させることにより前記ハンドル部材とともに前
記ドライバを下降させて前記ステープルの脚部を被綴り
部材から貫通させた後、さらに前記レバー部材を回動さ
せ前記ステープルの脚部を前記クリンチャ部において前
記被綴り部材の裏面部に沿わせて折曲げることにより綴
り動作を行う構成を前提として、断面状に形成した前
記ハンドル部材の両側壁に前記押圧力付与ピンを貫通さ
せるとともに、前記レバー部材の両側壁の一対の切欠凹
部に該押圧力付与ピンの両端部をそれぞれ支持し、当該
押圧力付与ピンと前記ハンドル部材の天井部との間に形
成される間隙部に、前記押圧力付与ピンを前記ハンドル
部材に向かって付勢するばねを介装させたことを特徴と
するものである。
[作用] 上記構成により本考案に係るホッチキスにおいては、ク
リンチャ部とドライバとの間に被綴り部材を位置決めし
た後、握り操作によりレバー部材を回動させると、この
レバー部材とともに押圧力付与ピンを介してハンドル部
材が回動し、その結果ドライバがマガジンユニットに装
填されたステープルを打出し、これにより当該ステープ
ルの脚部が被綴り部材を貫通し、折曲げ開始状態とな
る。この状態からさらにレバー部材を回動させると、ド
ライバ及びクリンチャ部の共働によりステープルの脚部
が被綴り部材の裏面に沿って平らに折曲げられる。
以上の一連の動作において、レバー部材の支点とハンド
ル部材の支点との位置が異なるため、押圧力付与ピンと
貫通孔部との作動ストロークが異なるが、この作動スト
ロークの差は押圧力付与ピンとハンドル部材との間に設
けた間隙部により吸収されるとともに、押圧力付与ピン
がばねによりハンドル部材に向かって付勢されているた
め、当該間隙部において押圧力付与ピンにガタが生ずる
ことがない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係るフラットクリンチ方式
のホッチキスを示す縦断面図である。図中、1は硬質合
成樹脂により形成された基台、2は断面状に形成され
たハンドル部材、3はステープル装填用のマガジンユニ
ット、4は握り部が形成されるとともに断面状に形成
されハンドル部材2を覆うレバー部材をそれぞれ示して
いる。
基台1は下方に向けて湾曲面が形成された底板5と該底
板5の上面に水平に配設された支持板6とにより構成さ
れている。基台1の先端部には支持板6に対して垂直に
クリンチャ部7が設けられている。このクリンチャ部7
の上面にはステープルの脚部折曲げ用のガイド傾斜面7
a,7bが形成されている。
また、基台1には軸部8を介して保持部材9の基端部が
軸留めされている。この保持部材9の先端部には用紙受
け部10が形成されており、この用紙受け部10上に被綴り
部材、例えば用紙の綴り部が位置決めされるようになっ
ている。用紙受け部10には鉛直方向に貫通孔11が設けら
れている。この貫通孔11内を上記クリンチャ部7が上下
に相当移動可能となっており、これにより用紙受け部10
の上端面とクリンチャ部7のガイド傾斜面7a,7bとの間
の距離が調節されるようになっている。また、用紙受け
部10の下端面には係合部10aが設けられている。また、
保持部材9において用紙受け部10の近傍の下面側にはば
ねガイド部12が形成されている。このばねガイド部12の
周部において保持部材9と支持板6との間には圧縮コイ
ルばね13が介装されており、この圧縮コイルばね13の弾
性力により保持部材9の用紙受け部10側が上方に付勢さ
れている。また、保持部材9の中央部には下方に向けて
抜止め部材14が取付けられており、この抜止め部材14の
先端部に係合部14aが設けられている。一方、基台1の
支持板6側には開口部6aが設けられており、この開口部
6aに抜止め部材14の係合部9aが係合し、これにより保持
部材9の上方への逸脱を防止している。
すなわち、上記保持部材9は軸部8を中心に回動可能に
なっており、その用紙受け部10は、常時圧縮コイルばね
13により第1図に示す位置に付勢されるとともに、後述
するハンドル部材2の下降に伴い圧縮コイルばね13の付
勢力に抗して下降し、これによりクリンチャ部7が貫通
孔11部に沿って用紙受け部10の上端部まで相対的に上昇
するようになっている。
また、支持板6上には当該支持板6の前後方向に沿って
摺動可能にスライド部材15が配設されている。このスラ
イド部材15の先端部には係止部15aが設けられており、
この係止部15aが前述の用紙受け部10の下端部に設けた
係合部10aに係合して、保持部材9の第1図において反
時計方向への回動、すなわち用紙受け部10の下降を阻止
するようになっている。
スライド部材15の下面部において前端部及び後端部には
それぞれ抜け止めを兼ねたガイド部材16,17が設けられ
ており、これらのガイド部材16,17に対向して支持板6
側にはガイド部16,17よりやや長めに形成されたガイド
孔18,19が設けられている。スライド部材15の後端部に
はばね受け部20が設けられている。このばね受け部20に
対向して、支持板6の後部には当該支持板6を切り起こ
し形成することによりばね受け部21が設けられている。
これらのばね受け部20,21間にスライダ部材復帰用の圧
縮コイルばね22が介装されている。すなわち、スライド
部材15はその係止部15aが常時は圧縮コイルばね22によ
りクリンチャ部7の側面に当接し係合部10aと係合する
よう付勢されるとともに、ハンドル部材2が下降するの
に伴い圧縮コイルばね22の付勢力に抗して後方に摺動移
動するようになっており、これにより当該係止部15aと
用紙受け部10の係合部10aとの係合が解除されるように
なっている。このスライド部材15が後退を開始するタイ
ミングは、ハンドル部材2の下降に伴いステープル29の
脚部が用紙を貫通した後、用紙の底面に沿って折曲げが
開始される直前となっている。
すなわち、上記保持部材9は、その係合部10aがスライ
ド部材15の係止部15aと共働して、用紙受け部10の上端
面とクリンチャ部7のガイド傾斜面7a,7bとの間に所定
の空間を維持することにより、ステープル29の脚部が用
紙を完全に貫通するまでは当該脚部を折曲げないように
する。また、ステープル29の脚部が用紙を貫通して折曲
げ開始状態になったときには、スライド部材15が後退し
て係止部15aと係合部10aとの係合状態が解除され、当該
保持部材9が第1図において反時計方向に回動すること
により、用紙受け部10の上端面とクリンチャ部7のガイ
ド傾斜面7a,7bとがほぼ一致し、これによりステープル2
9の折曲げが可能となるものである。
支持板6に形成したばね受け部21の後部は突出形成され
ており、これによりばね保持部23が形成されている。こ
のばね保持部23の周部において、支持板6とマガジンユ
ニット3の底面後端部との間に圧縮コイルばね24が介装
されており、この圧縮コイルばね24の弾性力によりマガ
ジンユニット3が上方に付勢されている。
マガジンユニット3は断面形のマガジン本体25で構成
され、このマガジン本体25は基端部において軸部27を介
して回動可能に支持されている。
マガジン本体25には先端部にステープル打出し用のステ
ープル打出し口28が設けられているとともに、装填され
たステープル29を圧縮ばね30aの弾性力によりステープ
ル打出し口28側に押圧させるステープル押圧部材30が装
着されている。マガジン本体25の上方には、基端部にお
いて軸部27に回動自在に支持されたステープル押え26が
配置され、これによってマガジン本体25中に装填された
ステープル29の上方向への逸脱を防止している。
ハンドル部材2の先端部には、前記クリンチャ部7及び
マガジン本体25に設けたステープル打出し口28に対応さ
せてステープル打込み用のドライバ31が設けられてい
る。
また、ハンドル部材2の後端部はマガジンユニット3と
共に軸部27を介して基台1の後端部に軸留めされてい
る。さらに、このハンドル部材2には、くの字状のリン
ク部材32の一端部が軸部33に軸留めされている。また、
このリンク部材32の他端部は前述のスライド部材15の後
端部に係合されている。すなわち、ハンドル部材2は、
レバー部材4の握り操作により軸部27を中心に第1図に
おいて反時計方向、すなわち基台1に対して閉止する方
向に回動作動されるもので、このハンドル部材2の閉止
動作に伴いリンク部材15の他端部が移動し、これに伴い
スライド部材15が後退する。これにより、スライド部材
15の先端に設けた係止部15aと、保持部材9の先端に設
けた係合部10aとの係合状態が解除されるものである。
レバー部材4は、図示しないがその後端部が前記マガジ
ンユニット3及びハンドル部材2の軸留め位置よりさら
に先端側に軸留めされる構成、すなわち倍力機構を構成
しており、これにより握り荷重が軽減されている。
レバー部材4の軸留め位置よりさらに先端側において、
その両側壁には、第2図に拡大して示すように、互いに
対向させて一対の切欠凹部34a,34bが形成されている。
また、ハンドル部材2の両側壁部にはこれらの切欠凹部
34a,34bに対向させて貫通孔35a,35bが形成されており、
これらの貫通孔35a,35b部を押圧力付与ピン36が貫通
し、この押圧力付与ピン36の両端部がそれぞれ切欠凹部
34a,34bに支持されている。これにより、押圧付与ピン3
6は、レバー部材4の軸留め位置より更に先端側の位置
においてハンドル部材2に切欠凹部34a,35bを介して支
持される。
すなわち、この押圧力付与ピン36はレバー部材4の握り
操作に伴い貫通孔35a,35bの底面部に当接し、これによ
りハンドル部材2が基台1の方向に押下げられるととも
に、そのドライバ31が最先端のステープル29をクリンチ
ャ部7方向に押し出すようになっている。
押圧力付与ピン36の上端部とハンドル部材2の天井部と
の間には間隙部37が設けられている。この間隙部37は、
レバー部材4の軸留め位置をハンドル部材2の軸留め位
置よりさらに先端側に設けて倍力機構を構成し、かつ押
圧力付与ピン36によりハンドル部材2とレバー部材4と
を一体的に作動させるとともに、後述のようにさらにレ
バー部材4の先端部に押圧力付与部材40を設け、ステー
プル29の折曲げが開始された直後にハンドル部材2への
押圧力付与を押圧力付与部材40側に切換えるようにして
握り荷重を軽減させた場合、当該ハンドル部材2の貫通
孔35a,35bと押圧力付与ピン36との作動ストロークが異
なるようになるため、この作動ストロークの差を吸収す
るものである。しかしながら、この間隙部37を設けるた
めに初期状態において、貫通孔35a,35bにおいてガタが
生じる。そこで、この貫通孔35a,35bに生ずるガタを吸
収するために、間隙部37には板ばね38の一端部が介在し
ており、この板ばね38の弾性力により押圧力付与ピン36
が常時、貫通孔35a,35bの底部に当接するようにハンド
ル部材2に向かって付勢されている。板ばね38の他端部
はハンドル部材2の後端部に固定されている。
レバー部材4にはハンドル部材2の先端部上面に設けた
当接部39に対向させて押圧力付与部材40が取付けられて
いる。
この押圧力付与部材40は、クリンチ時においてレバー部
材4が回動して押圧力付与ピン36を介してハンドル部材
2を押圧し、これによりドライバ31がステープル29を押
出し、このステープル29の脚部がクリンチャ部7に当接
して折曲げが開始された直後にハンドル部材2の当接部
39に当接する位置に対応させて設けられている。すなわ
ち、レバー部材4によるハンドル部材2への押圧力付与
を、ステープル29の脚部の折曲げが開始された直後に、
押圧力付与ピン36から押圧力付与部材40側に切換えるも
のである。
次に、上記構成のホッチキスの動作について説明する。
先ず、握り操作開始前でレバー部材4を押下げない状態
においては、第1図に示したように、マガジンユニット
3は圧縮コイルばね24により上方に付勢されて持上げら
れた状態となっている。また、ハンドル部材2もマガジ
ンユニット3とともに上方に持上げられている。さら
に、スライド部材15は圧縮コイルばね22の付勢力により
前進し、その係止部15aがクリンチャ部7の側壁面に当
接するとともに係止部15aが保持部材9の係合部10aに係
合して、用紙受け部10の下降、すなわち保持部材9の回
動を阻止している。これにより、用紙受け部10の上端面
とクリンチャ部7との間に一定の空間、すなわち用紙を
貫通したステープル29の脚部を折曲げないだけの空間が
維持されている。
このような状態において、用紙受け部10上に被綴り部材
として用紙を載せた後、握り操作によりレバー部材4を
押下げると、押圧力付与ピン36を介してハンドル部材2
が押下げられ、これによりステープル打出し口28が用紙
に当接するまでマガジンユニット3はハンドル部材2と
ともに軸部27を中心に第1図において反時計方向に回動
する。
ステープル打出し口28が用紙に当接した後、さらにレバ
ー部材4を下降させると、第3図に示すようにマガジン
ユニット3内に装填されたステープル29がドライバ31に
よりステープル打出し口28より打出され、その結果、当
該ステープル29の脚部が用紙を貫通してさらに貫通孔11
内に突出されるとともに、クリンチャ部7に当接され
る。また、同時に、ハンドル部材2の下降に伴い、リン
ク部材32が軸部33を中心にして第3図において反時計方
向に回動し、その結果その他端部が圧縮コイルばね22の
付勢力に抗してスライド部材15を後退させる。これによ
り、用紙受け部10の係合部10aとスライド部材15の係止
部15aとの係合状態が解除され、その結果、保持部材9
が反時計方向に回動可能な状態になる。
この状態から、さらにレバー部材4を押下げると、押圧
力付与ピン36によりハンドル部材2が下降し、これに伴
いドライバ31がステープル29をステープル打出し口28か
ら押出すと同時に、保持部材9が回動して用紙受け部10
が下降する。その結果、ステープル29の脚部が第4図及
び第5図に示すようにクリンチャ部7に設けたガイド傾
斜面7a,7bにおいて相対する折曲げ方向に方向付けされ
ながら折曲げが開始される。この直後に、レバー部材4
に設けた押圧力付与部材40がハンドル部材2の当接部39
に当接し、これによりレバー部材4からハンドル部材2
への押圧力付与が押圧力付与ピン36から押圧力付与部材
40に切換わり、この押圧力付与部材40を介しての押圧力
によりステープル29が用紙の下面に沿って平らに折曲げ
られる。なお、第6図(a)〜(c)は上記ステープル
29の折曲げの過程を示すもので、同図(a)は第3図、
同図(b)は第4図、また、同図(c)は第5図の状態
に対応している。
次いで、レバー部材4を離して第1図の状態に復帰させ
た後に、用紙受け部10上から用紙を取出す。これによ
り、一回の綴り操作が終了する。
以上の動作において、本実施例のホッチキスにあって
は、押圧力付与ピン36とハンドル部材2の天井部との間
の間隙部37に板ばね38の一端部を介在させて押圧力付与
ピン36をハンドル部材2に向かって付勢させるようにし
たので、当該貫通孔35a,35bにおいて押圧力付与ピン36
にガタが発生する事態を効果的に防止することができる
とともに、ホッチキス全体の小型化をも図ることができ
る。なお、この板ばね38は、クリンチの瞬間にはその弾
性力によりたわむためクリンチ動作に支障はない。尚、
実施例では板ばね38を用いた例を示したが、一端部が間
隙部37に入る形状のものであれば、板ばねに代えて線ば
ね等の他のばねを材料を用いてもよい。
[考案の効果] 以上のように本考案に係るホッチキスによれば、ハンド
ル部材を、断面状に形成するとともにレバー部材の内
部に配置し、かつ押圧力付与部を押圧力付与ピンにより
形成し、前記ハンドル部材の両側壁に前記押圧力付与ピ
ンを貫通させるとともに前記レバー部材の両側壁に該押
圧力付与ピンの両端部をそれぞれ支持する一対の切欠凹
部を形成し、されに該押圧力付与ピンとハンドル部材の
天井部との間に形成される間隙部に該押圧力付与ピンを
ハンドル部材に向かって付勢するばねを介装するように
したので、フラットクリンチ方式のホッチキスにおい
て、綴り荷重を大幅に軽減することができるとともに、
押圧力付与ピンとその軸受け部との間にガタを生ずるこ
とがなく、またホッチキス全体の小型化を図ることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るホッチキスを示す断面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図乃
至第5図は上記ホッチキスの動作を説明するための断面
図、第6図は上記ホッチキスの動作に伴うステープルの
折曲げ過程を示す正面図である。 1…基台、2…ハンドル部材 3…マガジンユニット、4…レバー部材 7…クリンチャ部、10…用紙受け部 15…スライド部材、25…マガジン本体 29…ステープル、31…ドライバ 36…押圧力付与ピン、37…間隙部 38…板ばね、40…押圧力付与部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部にステープルの脚部折曲げ用のクリ
    ンチャ部を有する基台の後端部に、先端部にスレープル
    打込み用のドライバを有するハンドル部材及びステープ
    ル装填用のマガジンユニットの各後端部を軸留めすると
    ともに、前記ハンドル部材に対して前記マガジンユニッ
    トの反対側に位置したレバー部材の後端部を前記基台の
    前記軸留め位置より先端側に軸留めし、かつ該レバー部
    材の軸留め位置より更に先端側の位置において前記レバ
    ー部材に、前記ハンドル部材に押圧力を付与して前記ハ
    ンドル部材を前記基台側に回動させる押圧力付与ピンを
    設けてなり、前記レバー部材を該レバー部材の前記軸留
    めを中心に回動させることにより前記ハンドル部材とと
    もに前記ドライバを下降させて前記ステープルの脚部を
    被綴り部材から貫通させた後、さらに前記レバー部材を
    回動させ前記ステープルの脚部を前記クリンチャ部にお
    いて前記被綴り部材の裏面部に沿わせて折曲げることに
    より綴り動作を行うホッチキスにおいて、断面状に形
    成した前記ハンドル部材の両側壁に前記押圧力付与ピン
    を貫通させるとともに、前記レバー部材の両側壁の一対
    の切欠凹部に該押圧力付与ピンの両端部をそれぞれ支持
    し、当該押圧力付与ピンと前記ハンドル部材の天井部と
    の間に形成される間隙部に、前記押圧力付与ピンを前記
    ハンドル部材に向かって付勢するばねを介装させたこと
    を特徴とするホッチキス。
JP7484688U 1988-06-06 1988-06-06 ホッチキス Expired - Lifetime JPH0650143Y2 (ja)

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JP7484688U JPH0650143Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 ホッチキス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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