JPH0645340Y2 - 電動ホッチキス - Google Patents
電動ホッチキスInfo
- Publication number
- JPH0645340Y2 JPH0645340Y2 JP342291U JP342291U JPH0645340Y2 JP H0645340 Y2 JPH0645340 Y2 JP H0645340Y2 JP 342291 U JP342291 U JP 342291U JP 342291 U JP342291 U JP 342291U JP H0645340 Y2 JPH0645340 Y2 JP H0645340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magazine
- driver
- electric motor
- needle
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電源ケーブルで外部電源
と接続することによりバッテリー等の駆動源を内蔵させ
ることなしに操作できるとともに、全体を作業者が握り
易い形状にした電動ホッチキスに関するものである。
と接続することによりバッテリー等の駆動源を内蔵させ
ることなしに操作できるとともに、全体を作業者が握り
易い形状にした電動ホッチキスに関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、手動ホッチキスで使用されるステ
ープルを使う電動タイプのホッチキスにあっては、実開
昭63ー193449号公報に示されるように、ほぼ中
央を軸着されたドライバ駆動リンクの一端を回転させて
ドライバを上下動させるものや、針装填マガジンの上に
駆動伝達機構と駆動用電動モータを配置した構造が知ら
れている。いずれの電動ホッチキスにおいても、電池の
収納部が一体的に設けられているから、この収納部の容
積分だけ全体が嵩高になっている。さらに、ドライバを
作動させる駆動リンクの中央が軸着され、一端側はドラ
イバに他端側は駆動部に臨む構造であったから、ドライ
バの移動量だけリンクの他端を移動させることが必要で
あり、特に後者にあっては装置全体がより嵩高になって
いた。したがって、把持するには不都合な形状となり、
作業者が一方の手に被綴り材を持ち、他方の手にホッチ
キスを持って綴り作業を行うという通常の作業スタイル
を取ることができず、机などの台の上に置いて操作せざ
るを得ず、操作性に問題があった。
ープルを使う電動タイプのホッチキスにあっては、実開
昭63ー193449号公報に示されるように、ほぼ中
央を軸着されたドライバ駆動リンクの一端を回転させて
ドライバを上下動させるものや、針装填マガジンの上に
駆動伝達機構と駆動用電動モータを配置した構造が知ら
れている。いずれの電動ホッチキスにおいても、電池の
収納部が一体的に設けられているから、この収納部の容
積分だけ全体が嵩高になっている。さらに、ドライバを
作動させる駆動リンクの中央が軸着され、一端側はドラ
イバに他端側は駆動部に臨む構造であったから、ドライ
バの移動量だけリンクの他端を移動させることが必要で
あり、特に後者にあっては装置全体がより嵩高になって
いた。したがって、把持するには不都合な形状となり、
作業者が一方の手に被綴り材を持ち、他方の手にホッチ
キスを持って綴り作業を行うという通常の作業スタイル
を取ることができず、机などの台の上に置いて操作せざ
るを得ず、操作性に問題があった。
【0003】
【考案の目的】本考案は前記問題点に鑑みて成立したも
ので、バッテリー等の駆動源を内蔵させず、全体を作業
者が握り易い細長形状にして操作性を良好にさせた電動
ホッチキスに関するものである。
ので、バッテリー等の駆動源を内蔵させず、全体を作業
者が握り易い細長形状にして操作性を良好にさせた電動
ホッチキスに関するものである。
【0004】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る電動ホッチキスは、基台の後部に垂直
の回転軸を有する電動モータを配置し、該電動モータに
噛合連結された駆動伝達ギアを針装填用マガジンの上方
に水平に配置し、上記駆動伝達ギアにはトグル機構を連
結し、該トグル機構により前端に針打出し用ドライバを
設けたドライバリンクの中央部を上下動させるととも
に、上記電動モータを電源ケーブルを介して外部電源と
接続し、且つ被綴り材の挿入で作動する自動スイッチと
別個に手動スイッチを電動モータの駆動回路上に並列に
設けたことを特徴とする。
め、本考案に係る電動ホッチキスは、基台の後部に垂直
の回転軸を有する電動モータを配置し、該電動モータに
噛合連結された駆動伝達ギアを針装填用マガジンの上方
に水平に配置し、上記駆動伝達ギアにはトグル機構を連
結し、該トグル機構により前端に針打出し用ドライバを
設けたドライバリンクの中央部を上下動させるととも
に、上記電動モータを電源ケーブルを介して外部電源と
接続し、且つ被綴り材の挿入で作動する自動スイッチと
別個に手動スイッチを電動モータの駆動回路上に並列に
設けたことを特徴とする。
【0005】
【考案の作用、効果】前記構成において、電動モータを
駆動させることにより、駆動伝達ギアからトグル機構を
介してドライバリンクを下方に動作させ、針打出し用ド
ライバによりマガジン内の針を打ち出し、被綴り材を綴
った後、再びドライバリンクを上死点に復帰移動させ
る。ドライバリンクの中央部をトグル機構を介して打ち
出し作動させる構造であるから、ドライバリンクの先端
のドライバに充分な針の貫通・折り曲げ力を付与でき
る。
駆動させることにより、駆動伝達ギアからトグル機構を
介してドライバリンクを下方に動作させ、針打出し用ド
ライバによりマガジン内の針を打ち出し、被綴り材を綴
った後、再びドライバリンクを上死点に復帰移動させ
る。ドライバリンクの中央部をトグル機構を介して打ち
出し作動させる構造であるから、ドライバリンクの先端
のドライバに充分な針の貫通・折り曲げ力を付与でき
る。
【0006】また、上記電動ホッチキスは、乾電池等の
モータを電源ケーブルを介して外部電源と接続するもの
であるほか、ホッチキス後部に電動モータを配置し、電
動モータの駆動を上部に水平に配置されたギアにより伝
達する構造を採用し、さらにドライバリンクの一端を軸
支し、中央部をトグル機構を介して打ち出し作動させる
構造であるから、ホッチキス全体を小形で軽く、しかも
持ちやすい細長の形状に形成することができ、作業者の
片手による操作が可能となった。加えて、従来の被綴り
材の挿入による自動スイッチと並列に手動の手動スイッ
チを設けることで、自動、手動いずれの始動操作も選択
することができ、特に片手にホッチキスを持って綴り作
業を行なうこともでき、操作性を格段に向上させること
ができる。電動モータで駆動するので、一日に数千枚も
の綴り作業も軽快に行なうことができる。
モータを電源ケーブルを介して外部電源と接続するもの
であるほか、ホッチキス後部に電動モータを配置し、電
動モータの駆動を上部に水平に配置されたギアにより伝
達する構造を採用し、さらにドライバリンクの一端を軸
支し、中央部をトグル機構を介して打ち出し作動させる
構造であるから、ホッチキス全体を小形で軽く、しかも
持ちやすい細長の形状に形成することができ、作業者の
片手による操作が可能となった。加えて、従来の被綴り
材の挿入による自動スイッチと並列に手動の手動スイッ
チを設けることで、自動、手動いずれの始動操作も選択
することができ、特に片手にホッチキスを持って綴り作
業を行なうこともでき、操作性を格段に向上させること
ができる。電動モータで駆動するので、一日に数千枚も
の綴り作業も軽快に行なうことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面によって本考案の電動ホッチキス
について説明する。図1〜図4に示されるように、この
電動ホッチキスは、外装ケース1内に設けられた基台2
の後部に電動モータ3を配置し、該電動モータ3の駆動
力を駆動伝達ギア4a、4b、4cからトグル機構5に
伝達し、該トグル機構5を介してドライバリンク6を作
動させ、ドライバリンク6の前端に設けた針打出し用ド
ライバ7により、マガジン8に装填された連結針(図示
せず)を先頭の針から順に打出し通路9から被綴り材1
0を貫通させてクリンチャ溝11に向けて打ち出し、針
の脚部を折曲げて綴るもので、後述のように、専用ホル
ダ63上に保持させておき、自動スイッチ61で自動的
に綴り作業を行なうことができるほか、片手に持って手
動スイッチ62でも作業できるように構成されている。
について説明する。図1〜図4に示されるように、この
電動ホッチキスは、外装ケース1内に設けられた基台2
の後部に電動モータ3を配置し、該電動モータ3の駆動
力を駆動伝達ギア4a、4b、4cからトグル機構5に
伝達し、該トグル機構5を介してドライバリンク6を作
動させ、ドライバリンク6の前端に設けた針打出し用ド
ライバ7により、マガジン8に装填された連結針(図示
せず)を先頭の針から順に打出し通路9から被綴り材1
0を貫通させてクリンチャ溝11に向けて打ち出し、針
の脚部を折曲げて綴るもので、後述のように、専用ホル
ダ63上に保持させておき、自動スイッチ61で自動的
に綴り作業を行なうことができるほか、片手に持って手
動スイッチ62でも作業できるように構成されている。
【0008】基台2の中央部にはマガジンガイド12が
固定配置され、該マガジンガイド12の内部にはマガジ
ン8が摺動自在に収容されている。マガジン8の中心に
はガイドロッド13が配置され、該ガイドロッド13に
沿ってプッシャ14が摺動自在に配置され、該プッシャ
14はコイルバネ15により常に前方に付勢され、マガ
ジン8内に装填された連結針を常に前方に押圧する。
固定配置され、該マガジンガイド12の内部にはマガジ
ン8が摺動自在に収容されている。マガジン8の中心に
はガイドロッド13が配置され、該ガイドロッド13に
沿ってプッシャ14が摺動自在に配置され、該プッシャ
14はコイルバネ15により常に前方に付勢され、マガ
ジン8内に装填された連結針を常に前方に押圧する。
【0009】マガジン8は、図5のように、マガジンガ
イド12前方から抜き出し可能に設けられているととも
に、後端において後述のストッパ38によってマガジン
ガイド12に取り外し可能に係合されている。また、マ
ガジン8は、図6のように、マガジン本体8aの前端に
フェースプレート8bを結合することにより形成されて
いる。フェースプレート8bには前壁15の両側から後
方に上部折曲げ部16と下部折曲げ部17とが成され、
上部折曲げ部16の内面に沿ってマガジン本体8aの両
側壁の前端に下部の切欠き部を残して立ち上げ形成した
起立片18が差し込まれ、該起立片18の差込突片19
がフェースプレート8bの前壁に開口した差込孔20に
差し込まれ、マガジン本体8aの下部の切欠き部にはフ
ェースプレート8bの下部折曲げ部17が当接され、こ
の下部折曲げ部17と上記起立片17とは面一に形成さ
れている。フェースプレート8bの前壁15の裏面とマ
ガジン本体8aの底部前端切欠き部との間には針の打出
し通路21(図4参照)が形成されている。
イド12前方から抜き出し可能に設けられているととも
に、後端において後述のストッパ38によってマガジン
ガイド12に取り外し可能に係合されている。また、マ
ガジン8は、図6のように、マガジン本体8aの前端に
フェースプレート8bを結合することにより形成されて
いる。フェースプレート8bには前壁15の両側から後
方に上部折曲げ部16と下部折曲げ部17とが成され、
上部折曲げ部16の内面に沿ってマガジン本体8aの両
側壁の前端に下部の切欠き部を残して立ち上げ形成した
起立片18が差し込まれ、該起立片18の差込突片19
がフェースプレート8bの前壁に開口した差込孔20に
差し込まれ、マガジン本体8aの下部の切欠き部にはフ
ェースプレート8bの下部折曲げ部17が当接され、こ
の下部折曲げ部17と上記起立片17とは面一に形成さ
れている。フェースプレート8bの前壁15の裏面とマ
ガジン本体8aの底部前端切欠き部との間には針の打出
し通路21(図4参照)が形成されている。
【0010】このように、マガジン本体8aの前端は別
部材のフェースプレート8bで覆われているので、図7
のように、フェースプレート8bの前壁15の裏面に沿
って打ち出される針22の脚部22aが、マガジン本体
8aの起立片18とフェースプレート8bの下部折曲げ
部17の内面に沿って案内されて支持され、針22が打
ち出される途中で傾きにくい。
部材のフェースプレート8bで覆われているので、図7
のように、フェースプレート8bの前壁15の裏面に沿
って打ち出される針22の脚部22aが、マガジン本体
8aの起立片18とフェースプレート8bの下部折曲げ
部17の内面に沿って案内されて支持され、針22が打
ち出される途中で傾きにくい。
【0011】また、マガジン8の底部前端には逆V字形
のバネ板製ステープルガイド21が取付けられている。
このステープルガイド21は、図4、図8及び図9に示
されるように、プッシャ14のガイドロッド13を逃が
すように二股に形成され、前端は打出し通路21に臨ん
でいる。これにより、連結針の前端の針22がドライバ
7によって他の針と分離して打ち出されたときに、その
クラウン部22bは上記ステープルガイド21によって
支持され、傾くことなく正確な打ち出し方向に案内され
る。
のバネ板製ステープルガイド21が取付けられている。
このステープルガイド21は、図4、図8及び図9に示
されるように、プッシャ14のガイドロッド13を逃が
すように二股に形成され、前端は打出し通路21に臨ん
でいる。これにより、連結針の前端の針22がドライバ
7によって他の針と分離して打ち出されたときに、その
クラウン部22bは上記ステープルガイド21によって
支持され、傾くことなく正確な打ち出し方向に案内され
る。
【0012】さらに、マガジンガイド12の略中央部の
両側壁に設けた支軸23にはストッパ38が軸支されて
いる。このストッパ38の後部には、マガジンガイド1
2の上壁に形成された開口部24からマガジン8の後端
上部に形成された係合溝25に係合する係合爪26が形
成されている。
両側壁に設けた支軸23にはストッパ38が軸支されて
いる。このストッパ38の後部には、マガジンガイド1
2の上壁に形成された開口部24からマガジン8の後端
上部に形成された係合溝25に係合する係合爪26が形
成されている。
【0013】このように、マガジン8はユニット化され
ている。次に、図3〜図5及び図10に示されるよう
に、マガジン8の上方には水平のミッドプレート27が
前後方向に配置され、該ミッドプレート27の後端下部
には電動モータ3が固定され、その回転軸はミッドプレ
ート27の上部に垂直に突出されている。また、ミッド
プレート27の上部には上記回転軸のギア28に噛合す
る三個の駆動伝達ギア4a、4b、4cが水平状態に配
置されている。最終の駆動伝達ギア4cの下面には環状
の溝カム29が刻設されている。さらに、ミッドプレー
ト27の前端にはトグル機構5が設けられている。この
トグル機構5は上下に設けられた2つのトグルリンク3
0、31のうち上部トグルリンク30の上端を基台2側
壁に軸支し、上下部リンク30、31の中間の連結軸3
2を、ミッドプレート27上に前後方向に摺動自在に配
置されたスライドプレート33の前端のU字溝34に嵌
合し、下部トグルリンク31の下端をドライバリンク6
の中央に軸着してなるもので、上記スライドプレート3
3の後端上部に突設されたピン35が、上記最終の駆動
伝達ギア4cの溝カム29内に摺動自在に収容されてい
る。なお、ミッドプレート27の下面には板バネ36が
取付けられている。この板バネ36は最終の駆動伝達ギ
ア4cのカムスタッド37と共ガシメすればよい。
ている。次に、図3〜図5及び図10に示されるよう
に、マガジン8の上方には水平のミッドプレート27が
前後方向に配置され、該ミッドプレート27の後端下部
には電動モータ3が固定され、その回転軸はミッドプレ
ート27の上部に垂直に突出されている。また、ミッド
プレート27の上部には上記回転軸のギア28に噛合す
る三個の駆動伝達ギア4a、4b、4cが水平状態に配
置されている。最終の駆動伝達ギア4cの下面には環状
の溝カム29が刻設されている。さらに、ミッドプレー
ト27の前端にはトグル機構5が設けられている。この
トグル機構5は上下に設けられた2つのトグルリンク3
0、31のうち上部トグルリンク30の上端を基台2側
壁に軸支し、上下部リンク30、31の中間の連結軸3
2を、ミッドプレート27上に前後方向に摺動自在に配
置されたスライドプレート33の前端のU字溝34に嵌
合し、下部トグルリンク31の下端をドライバリンク6
の中央に軸着してなるもので、上記スライドプレート3
3の後端上部に突設されたピン35が、上記最終の駆動
伝達ギア4cの溝カム29内に摺動自在に収容されてい
る。なお、ミッドプレート27の下面には板バネ36が
取付けられている。この板バネ36は最終の駆動伝達ギ
ア4cのカムスタッド37と共ガシメすればよい。
【0014】以上のように、駆動機構もミッドプレート
27にユニット化して設けられ、駆動ユニットを基台2
に組み付けたとき、上記板バネ36はマガジンユニット
の支軸23に回動可能に設けられたストッパ38の後端
を下方に押圧し、ストッパ38の係合爪26を常時マガ
ジンガイド12の上壁に形成された開口部24からマガ
ジン8の後端上部に形成された係合溝25に係合するよ
うに付勢する。したがって、マガジン8は通常はマガジ
ンガイド12から抜け出ることはないほか、ストッパ3
8を付勢するバネ部材は、従来のように予めマガジン8
側にバネ圧を蓄積させた状態で取付けたり、バネの係合
部を形成したりする必要がないので、組み立てが楽であ
り、さらには板バネ36はマガジンユニットに対する組
み付け位置精度をラフにすることができる。
27にユニット化して設けられ、駆動ユニットを基台2
に組み付けたとき、上記板バネ36はマガジンユニット
の支軸23に回動可能に設けられたストッパ38の後端
を下方に押圧し、ストッパ38の係合爪26を常時マガ
ジンガイド12の上壁に形成された開口部24からマガ
ジン8の後端上部に形成された係合溝25に係合するよ
うに付勢する。したがって、マガジン8は通常はマガジ
ンガイド12から抜け出ることはないほか、ストッパ3
8を付勢するバネ部材は、従来のように予めマガジン8
側にバネ圧を蓄積させた状態で取付けたり、バネの係合
部を形成したりする必要がないので、組み立てが楽であ
り、さらには板バネ36はマガジンユニットに対する組
み付け位置精度をラフにすることができる。
【0015】また、図3、図4に示されるように、ドラ
イバリンク6の後端はマガジンガイド12の後部に形成
された縦長の長孔40に設けられた支軸41に軸着さ
れ、前端にはマガジン8のフェースプレート8bの裏側
の打出し通路21を貫通動作するドライバ7が形成され
ている。なお、ドライバリンク6の中央と上述のように
下部トグルリンク31の下端とは軸42を介して連結し
ている。
イバリンク6の後端はマガジンガイド12の後部に形成
された縦長の長孔40に設けられた支軸41に軸着さ
れ、前端にはマガジン8のフェースプレート8bの裏側
の打出し通路21を貫通動作するドライバ7が形成され
ている。なお、ドライバリンク6の中央と上述のように
下部トグルリンク31の下端とは軸42を介して連結し
ている。
【0016】前記構成において、電動モータ3を駆動さ
せると、駆動伝達ギア4a、4bを経て最終の駆動伝達
ギア4cが回転するので、その下面の溝カム29に係合
したスライドプレート33のピン35に伝達され、スラ
イドプレート33が前後に摺動する。これによりトグル
機構5のトグルリンク30、31が作動し、図10のよ
うに、上死点にあったドライバリンク6を下方に動作さ
せ、マガジン8の打出し通路21に位置している針22
を打ち出し、被綴り材10を綴った後、再びドライバリ
ンク6を上死点に復帰移動させる。
せると、駆動伝達ギア4a、4bを経て最終の駆動伝達
ギア4cが回転するので、その下面の溝カム29に係合
したスライドプレート33のピン35に伝達され、スラ
イドプレート33が前後に摺動する。これによりトグル
機構5のトグルリンク30、31が作動し、図10のよ
うに、上死点にあったドライバリンク6を下方に動作さ
せ、マガジン8の打出し通路21に位置している針22
を打ち出し、被綴り材10を綴った後、再びドライバリ
ンク6を上死点に復帰移動させる。
【0017】上記針22の打出しの1サイクルの作動
は、最終の駆動伝達ギア4cによって制御されている。
つまり、ミッドプレート27に設けられた最終の駆動伝
達ギア4cの上面には、図3に示すように、回転軸を中
心とする円形のガイドトラック43が形成されている。
該ガイドトラック43の一部には谷部44が形成されて
いる。これに対応し、上記ガイドトラック43の上には
電動モータ3の停止スイッチ45のピン46が当接する
ように配置されている(図4参照)。そして、綴り作動
時に電動モータ3の始動スイッチをオンさせて上記ピン
46が谷部44を越えて綴りの1サイクルが終了した後
に、上記ピン46がガイドトラック43の谷部44に落
ち込んで伸びると停止スイッチ45がオンし、電動モー
タ3が停止するように構成されている。
は、最終の駆動伝達ギア4cによって制御されている。
つまり、ミッドプレート27に設けられた最終の駆動伝
達ギア4cの上面には、図3に示すように、回転軸を中
心とする円形のガイドトラック43が形成されている。
該ガイドトラック43の一部には谷部44が形成されて
いる。これに対応し、上記ガイドトラック43の上には
電動モータ3の停止スイッチ45のピン46が当接する
ように配置されている(図4参照)。そして、綴り作動
時に電動モータ3の始動スイッチをオンさせて上記ピン
46が谷部44を越えて綴りの1サイクルが終了した後
に、上記ピン46がガイドトラック43の谷部44に落
ち込んで伸びると停止スイッチ45がオンし、電動モー
タ3が停止するように構成されている。
【0018】次に、上記電動ホッチキスの一側部には、
図1、図2に示されるように、電動モータ3の逆転兼マ
ガジン8取り外し用のスイッチ部材50が設けられ、こ
れに応じてストッパ38の外側には係合脚51が垂下形
成され、該係合脚51の下端前部には係合屈曲部52が
斜め下方に形成されている。スイッチ部材50は図11
〜図13に示されるように、下部に上記ストッパ38の
係合屈曲部52と対向する押圧縁53を有し、裏側には
突起54を形成してなるもので、基台2の側壁に形成さ
れた斜めの案内溝55に沿って摺動自在に設けられてい
る。スイッチ部材50のノブ56は基台2の外側に設け
られた外装ケース1の外側に摺動操作可能に形成されて
いる。また、基台2の底部には針詰まり等によりドライ
バ7がロックしたきに電動モータ3を逆転させる逆転ス
イッチ57が配置され、そのスイッチ板58はストッパ
38の内方に配置されている。ノブ56を上記案内溝5
5に沿って押し下げたとき、スイッチ部材50が下方に
摺動する途中で、上記押圧縁53がストッパ38の係合
屈曲部52に当接するとともに、スイッチ部材50の裏
側の突起54が逆転スイッチ57のスイッチ板58を押
圧するように構成されている。なお、ドライバリンク6
が上死点位置にあるとき(停止スイッチ45のピン46
がガイドトラック43の谷部44にあるとき)は、逆転
スイッチ57がオンしないように設定されている。
図1、図2に示されるように、電動モータ3の逆転兼マ
ガジン8取り外し用のスイッチ部材50が設けられ、こ
れに応じてストッパ38の外側には係合脚51が垂下形
成され、該係合脚51の下端前部には係合屈曲部52が
斜め下方に形成されている。スイッチ部材50は図11
〜図13に示されるように、下部に上記ストッパ38の
係合屈曲部52と対向する押圧縁53を有し、裏側には
突起54を形成してなるもので、基台2の側壁に形成さ
れた斜めの案内溝55に沿って摺動自在に設けられてい
る。スイッチ部材50のノブ56は基台2の外側に設け
られた外装ケース1の外側に摺動操作可能に形成されて
いる。また、基台2の底部には針詰まり等によりドライ
バ7がロックしたきに電動モータ3を逆転させる逆転ス
イッチ57が配置され、そのスイッチ板58はストッパ
38の内方に配置されている。ノブ56を上記案内溝5
5に沿って押し下げたとき、スイッチ部材50が下方に
摺動する途中で、上記押圧縁53がストッパ38の係合
屈曲部52に当接するとともに、スイッチ部材50の裏
側の突起54が逆転スイッチ57のスイッチ板58を押
圧するように構成されている。なお、ドライバリンク6
が上死点位置にあるとき(停止スイッチ45のピン46
がガイドトラック43の谷部44にあるとき)は、逆転
スイッチ57がオンしないように設定されている。
【0019】したがって、マガジン8をマガジンガイド
12から外すときは、スイッチ部材50を図13のよう
に押し下げて、その押圧縁53によりストッパ38の係
合屈曲部52を押圧すると、板バネ36のバネ圧に抗し
て回動し、ストッパ38の係合爪26がマガジン8の係
合溝25から外れ、マガジン8をマガジンガイド12か
ら引き出して針を交換することができる。同時に、突起
54が逆転スイッチ57のスイッチ板58も押圧する
が、マガジン8の取り外しはドライバリンク6が上死点
位置にあるときに行なわれるから、逆転スイッチ57は
オンしない。マガジン8に連結針22を装填した後にマ
ガジンガイド12に挿入するときは、ストッパ38が回
動して係合爪26がマガジン8の係合溝25に係合する
が、スイッチ部材50は動かないので、逆転スイッチ5
7はなんら影響を受けない。したがって、不要なモータ
動作がなくなり、無駄な電力消耗や機械の摩耗等を防止
できる。
12から外すときは、スイッチ部材50を図13のよう
に押し下げて、その押圧縁53によりストッパ38の係
合屈曲部52を押圧すると、板バネ36のバネ圧に抗し
て回動し、ストッパ38の係合爪26がマガジン8の係
合溝25から外れ、マガジン8をマガジンガイド12か
ら引き出して針を交換することができる。同時に、突起
54が逆転スイッチ57のスイッチ板58も押圧する
が、マガジン8の取り外しはドライバリンク6が上死点
位置にあるときに行なわれるから、逆転スイッチ57は
オンしない。マガジン8に連結針22を装填した後にマ
ガジンガイド12に挿入するときは、ストッパ38が回
動して係合爪26がマガジン8の係合溝25に係合する
が、スイッチ部材50は動かないので、逆転スイッチ5
7はなんら影響を受けない。したがって、不要なモータ
動作がなくなり、無駄な電力消耗や機械の摩耗等を防止
できる。
【0020】これに対し、被綴り材10の材質や厚さに
対するドライバ7の押圧力不足や針22自体の抗張力不
足等のため、針22がマガジン8内で座屈しドライバ7
とマガジン8間に挟持されドライバ7のロック状態が発
生した場合は、所定時間内にドライバ7が初期位置(上
死点位置)へ復帰しないので、電動モータ3への通電を
遮断して焼損等を防止するように構成されている。さら
に、ロック状態を解除するためスイッチ部材50を押し
下げ、逆転スイッチ57をオンさせて下動途中のドライ
バリンク6を初期位置まで上動させ、且つストッパ38
との係合を解除してマガジン8を前方に引き出しマガジ
ン8中の座屈したジャム針22を取り除けばよい。
対するドライバ7の押圧力不足や針22自体の抗張力不
足等のため、針22がマガジン8内で座屈しドライバ7
とマガジン8間に挟持されドライバ7のロック状態が発
生した場合は、所定時間内にドライバ7が初期位置(上
死点位置)へ復帰しないので、電動モータ3への通電を
遮断して焼損等を防止するように構成されている。さら
に、ロック状態を解除するためスイッチ部材50を押し
下げ、逆転スイッチ57をオンさせて下動途中のドライ
バリンク6を初期位置まで上動させ、且つストッパ38
との係合を解除してマガジン8を前方に引き出しマガジ
ン8中の座屈したジャム針22を取り除けばよい。
【0021】なお、ホッチキスの作動中に電源がオフ状
態となったとき等でドライバ7が下死点を通り過ぎてロ
ックした場合には、駆動ギア4cのカム形状により逆転
スイッチ57のオンによってもドライバ7は上死点に復
帰しない。この場合には手動スイッチ62をオンするこ
とによりドライバ7は初期状態の上死点に復帰できる。
態となったとき等でドライバ7が下死点を通り過ぎてロ
ックした場合には、駆動ギア4cのカム形状により逆転
スイッチ57のオンによってもドライバ7は上死点に復
帰しない。この場合には手動スイッチ62をオンするこ
とによりドライバ7は初期状態の上死点に復帰できる。
【0022】次に、上記電動モータ3は、図1、図2の
ように、電源ケーブル60を介して外部電源と接続し、
且つ被綴り材10の挿入時に被綴り材10の先端が当接
して作動する自動スイッチ61と手動スイッチ62の2
つの始動スイッチが電動モータ3の駆動回路上に並列に
設けられている。65は自動スイッチの位置調整部材で
ある。これにより、電動ホッチキスを専用ホルダ63上
に保持させておき、自動スイッチ61で自動的に綴り作
業を行なうことができるほか、電動ホッチキスを片手に
持って手動スイッチ62で綴り作業をすることもでき
る。なお、外部電源としては、電池と直流に変換された
家庭用交流電源との2電源方式を採用するのが好まし
い。図2において65は電池収納部材である。
ように、電源ケーブル60を介して外部電源と接続し、
且つ被綴り材10の挿入時に被綴り材10の先端が当接
して作動する自動スイッチ61と手動スイッチ62の2
つの始動スイッチが電動モータ3の駆動回路上に並列に
設けられている。65は自動スイッチの位置調整部材で
ある。これにより、電動ホッチキスを専用ホルダ63上
に保持させておき、自動スイッチ61で自動的に綴り作
業を行なうことができるほか、電動ホッチキスを片手に
持って手動スイッチ62で綴り作業をすることもでき
る。なお、外部電源としては、電池と直流に変換された
家庭用交流電源との2電源方式を採用するのが好まし
い。図2において65は電池収納部材である。
【0023】上述のように、電動ホッチキスは、乾電池
等のモータ駆動電源を一体に設けていないほか、後部に
電動モータ3を配置し、電動モータ3の駆動をホッチキ
ス上部に水平に配列された駆動伝達ギア4a、4b、4
cにより伝達する構造を採用し、さらにドライバリンク
6の一端を軸支し、中央部をトグル機構5を介して打ち
出し作動させる構造であるから、ホッチキス全体を小形
で軽く、しかも持ちやすい細長の形状に形成することが
でき、作業者の片手による操作が可能となった。加え
て、従来の被綴り材の挿入による自動スイッチ61と並
列に手動の手動スイッチ62を設けることで、自動、手
動いずれの始動操作も選択することができ、特に片手に
ホッチキスを持って綴り作業を行なうこともでき、操作
性を格段に向上させることができる。また、電動モータ
3で駆動するので、一日に数千枚もの綴り作業も軽快に
行なうことができる。
等のモータ駆動電源を一体に設けていないほか、後部に
電動モータ3を配置し、電動モータ3の駆動をホッチキ
ス上部に水平に配列された駆動伝達ギア4a、4b、4
cにより伝達する構造を採用し、さらにドライバリンク
6の一端を軸支し、中央部をトグル機構5を介して打ち
出し作動させる構造であるから、ホッチキス全体を小形
で軽く、しかも持ちやすい細長の形状に形成することが
でき、作業者の片手による操作が可能となった。加え
て、従来の被綴り材の挿入による自動スイッチ61と並
列に手動の手動スイッチ62を設けることで、自動、手
動いずれの始動操作も選択することができ、特に片手に
ホッチキスを持って綴り作業を行なうこともでき、操作
性を格段に向上させることができる。また、電動モータ
3で駆動するので、一日に数千枚もの綴り作業も軽快に
行なうことができる。
【0024】さらに、ドライバリンク6の中央部をトグ
ル機構5を介して打ち出し操作する構造であるから、ド
ライバリンク6の先端のドライバ7に充分な針22の貫
通・折り曲げ力を付与できる。
ル機構5を介して打ち出し操作する構造であるから、ド
ライバリンク6の先端のドライバ7に充分な針22の貫
通・折り曲げ力を付与できる。
【図1】本考案に係る電動ホッチキスを専用ホルダ上に
置いた状態の斜視図である。
置いた状態の斜視図である。
【図2】上記電動ホッチキスを電池で駆動する場合の斜
視図である。
視図である。
【図3】上記電動ホッチキスの内部の要部斜視図であ
る。
る。
【図4】上記電動ホッチキスの中央縦断面図である。
【図5】マガジンの係脱態様説明図である。
【図6】マガジンユニットの斜視図である。
【図7】フェースプレートによる針保持態様説明図であ
る。
る。
【図8】ステープルガイドによる針保持態様説明図であ
る。
る。
【図9】ステープルガイドによる針保持態様説明図であ
る。
る。
【図10】ドライバリンクの作動態様説明図である。
【図11】スイッチ部材の斜視図である。
【図12】スイッチ部材によるストッパの作動前の状態
説明図である。
説明図である。
【図13】スイッチ部材によるストッパの作動時の状態
説明図である。
説明図である。
2 基台 3 電動モータ 4a 駆動伝達ギア 4b 駆動伝達ギア 4c 駆動伝達ギア 5 トグル機構 6 ドライバリンク 7 ドライバ 8 マガジン 10 被綴り材 22 針 61 自動スイッチ 62 手動スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】基台の後部に垂直の回転軸を有する電動モ
ータを配置し、該電動モータに噛合連結された駆動伝達
ギアを針装填用マガジン上方に水平に配置し、上記駆動
伝達ギアにはトグル機構を連結し、該トグル機構により
前端に針打出し用ドライバを設けたドライバリンクの中
央部を上下動させるとともに、上記電動モータを電源ケ
ーブルを介して外部電源と接続し、且つ被綴り材の挿入
で作動する自動スイッチと別個に手動スイッチを電動モ
ータの駆動回路上に並列に設けたことを特徴とする電動
ホッチキス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP342291U JPH0645340Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電動ホッチキス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP342291U JPH0645340Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電動ホッチキス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497666U JPH0497666U (ja) | 1992-08-24 |
JPH0645340Y2 true JPH0645340Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31732337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP342291U Expired - Lifetime JPH0645340Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電動ホッチキス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645340Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP342291U patent/JPH0645340Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0497666U (ja) | 1992-08-24 |
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