JPH0248229Y2 - - Google Patents

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JPH0248229Y2
JPH0248229Y2 JP1985125727U JP12572785U JPH0248229Y2 JP H0248229 Y2 JPH0248229 Y2 JP H0248229Y2 JP 1985125727 U JP1985125727 U JP 1985125727U JP 12572785 U JP12572785 U JP 12572785U JP H0248229 Y2 JPH0248229 Y2 JP H0248229Y2
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movable frame
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leg
needle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被綴り物を貫通した綴り針の脚部を被
綴り物の下面に沿つて平らに折り曲げるようにし
たホチキスにおける綴り針折り曲げ装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種のホチキスには、綴り用紙を貫通
した綴り針の脚部を折り曲げるためのガイド溝を
有するクリンチヤ部材を打ち込まれる綴り針の先
端部を受けるように配置固定してなる固定クリン
チヤホチキスと、綴り用紙を貫通した綴り針の脚
部を折り曲げるため2個のクリンチヤ部材を打ち
込まれる綴り針の先端部を受けるように配置する
とともに、綴り針の脚部の相対する方向に回動可
能に支持してなる可動クリンチヤホチキスがあ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の固定クリンチヤホチキス
にあつては、綴り用紙を貫通した綴り針の先端部
が固定クリンチヤ部材のガイド溝に当つて屈曲さ
れつつ貫通が行われるものであるために、綴り針
の貫通時抵抗が大きくなり、綴り針の座屈が生じ
易くなり、多量の綴り用紙を綴じることができな
く、かつ綴り用紙を貫通した綴り針の脚部は第1
1図に示すように湾曲状に形成されるために、綴
じたものを数冊重ねると、綴り針の湾曲部分によ
つて斜めになり、積み重ねが困難になるという問
題点があつた。また、上記の可動クリンチヤホチ
キスにあつては、綴り用紙を貫通した綴り針の脚
部は綴り用紙の下面に平らに折り曲げることがで
きるけれども、可動クリンチヤ部材は綴り用紙を
貫通した綴り針の脚部を相対する方向に傾倒させ
る構造であつて、可動クリンチヤ部材の作動スト
ロークを多く必要とするために構成が大掛りとな
るので、小形のハンドホチキスに組み込むことが
不可能であるという問題点があつた。さらに、綴
り針の先端に相対する方向に回動力が作用するた
めに、脚部の屈曲部は綴り針の脚部の貫通元部よ
り若干ずれてしまい、したがつて、確実に紙面に
沿つて平らに折り曲げられない場合があつた。
本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
つて、綴り針の座屈の発生が少なく、綴り針を脚
部の貫通元部で屈曲して紙面に沿つて平らに折り
曲げることができ、小形ハンドホチキスにも利用
できる綴り針折り曲げ装置の提供を目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案のホチキスにおける綴り針折り曲げ装置
は、上述の目的を達成するために、基台の後端部
に後端部を回動可能に軸支した可動枠の前端部に
は被綴り物を貫通した綴り針の脚部を挿通せしめ
る脚部挿通用開口部を設けるとともに、前端部の
下面には被綴り物を貫通した綴り針の脚部の貫通
元部を相対する方向に押圧折曲する押圧用角部を
有する2個の可動クリンチヤ部材を装備し、基台
の上面には前端部に綴り針の脚部の貫通中に可動
枠の下降を阻止する係止段部が、側面に受動カム
がそれぞれ形成された移動係止台を進退可能に配
置し、綴り針の貫通後に受動カムと係合して移動
係止台を後退せしめる作動子を綴り針を押し出す
ドライバー付きハンドルに付設せしめ、さらに基
台の前端部には移動係止台の後退による可動枠の
下降阻止解除後に可動枠とともに下降する可動ク
リンチヤ部材を可動枠の下降に連動して作動せし
める作動機構を備えてなる構成となし、綴り針の
貫通中に脚部を折り曲げることをせず、かつ被綴
り物を貫通した綴り針の脚部の貫通元部を可動ク
リンチヤ部材の押圧用角部にて相対する方向に押
圧折曲するようになした点に特徴を有するもので
ある。
(作用) 本考案のホチキスにおける綴り針折り曲げ装置
は上述のように構成されているので、綴り針が可
動枠上に載置した被綴り物を貫通中、可動枠の下
降が移動係止台によつて阻止されるために、綴り
針が被綴り物を貫通中に脚部の折り曲げが行われ
なく、被綴り物を貫通した綴り針の脚部は可動枠
の下降に連動する作動機構にて作動する可動クリ
ンチヤ部材の押圧用角部によつて貫通元部を相対
する方向に押圧されて被綴り物の下面に沿つて平
らに折り曲げられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて詳細に説
明する。
まず、第1実施例を示す第1図ないし第5図に
おいて、10は基台、20はハンドル、30はマ
ガジン、40は可動枠、60,60′は可動クリ
ンチヤ部材、70は移動係止台であつて、ハンド
ル20とマガジン30と可動枠40との後端部
は、後記するように基台10の後端部に支持軸1
7にて回動可能に軸支してある。
ところで、上記基台10は底板11と前板12
と後部に立上り部を有する左右の側板13,1
3′とからなつていて、底板11の前端部寄りと
後端部寄りにはばね装着用突子14とばね掛止用
片15が突設してあり、前板12には後記する可
動クリンチヤ部材60,60′に設けた受動用突
子62,62′を移動可能に支持する作動用水平
長孔16,16′が形成してあり、さらに左右の
側板13,13′の立上り部の後端部には支持軸
17を架設する取付孔18,18′が設けてある。
上記ハンドル20は頂板と左右の両側板とから
なつていて、頂板の前端部の下面にはハライバー
21と後記するマガジンカバー33を圧下付勢す
る板ばね22が設けてあり、また左右両側板の下
縁の中程には後記する移動係止台70の受動カム
72,72′に係合するカム23,23′を有する
作動子24,24′が下向きに付設してなる。
上記マガジン30には針押しばね31にて綴り
針xを押圧する針押し32とマガジン30の開口
部を覆うマガジンカバー33が設けてある。そし
て、ハンドル20の両側板の後端部内側にマガジ
ン30の両側板の後端部を位置せしめ、マガジン
30の両側板の後端部内側にマガジンカバー33
の後端部の左右に形成した垂下部を位置せしめ、
これらを基台10の両側板13,13′の立上り
部の後端部間に架設した支持軸17に回動可能に
軸支し、マガジンカバー33の前端部をドライバ
ー21に形成した窓孔25に支持せしめてある。
上記可動枠40は横巾が基台10の横巾よりも
狭くて、ハンドル20の横巾よも広く、かつ基台
10の前板12の前方に延出する大きさの頂板4
1と、この頂板41の下面に基台10の前板12
との間に可動クリンチヤ部材装備用の空間部48
を介在せしめて垂下形成せしめた垂直板42と、
この垂直板42から頂板41の後端部に達する左
右の側板43,43′と、頂板41の前端に下向
きに形成したカバー44と、頂板41の左右両側
の後端部に形成した取付孔45,45′を有する
立上り部46,46′とからなつていて、垂直板
42の前面には可動クリンチヤ部材60,60′
を回動可能に支持するピン47,47′が突設し
てあり、また頂板41にはその中程の左右両側縁
寄りにハンドル20の作動子24,24′を案内
する作動子案内孔49,49′を形成し、前端部
寄りに綴り針の脚部を挿通せしめる脚部挿通用開
口部51を形成し、後端部寄りにハンドル復帰用
板ばね52を固着し、前端部寄りの下面に基台1
0のばね装着用突子14に対応するばね装着用突
子53を突設してある。そして、可動枠40の左
右の立上り部46,46′をハンドル20の両側
板の後端部の外側に位置せしめて、取付孔45,
45′にて基台10の両側板13,13′の立上り
部の後端部間に架設した支持軸17に回動可能に
軸支せしめてあり、頂板41の前端部の下面が、
第2図に示すように、基台10の前板12の上端
面に当接すると、垂直板42と両側板43,4
3′の下端面が基台10の底板11の上面に近接
するようになつている(第5図参照)。上記の可
動クリンチヤ部材60,60′は、第3図ないし
第5図に示すように、同形のほぼ三角形状とな
し、これを第3図に示したように対称に配置した
ときの底辺部の内端部近傍には取付孔61,6
1′を設けるとともに外端部近傍の前面には受動
用突子62,62′を設け、かつ頂点部は押圧用
角部63,63′としたものである。そして、可
動クリンチヤ部材60,60′は可動クリンチヤ
部材装備用の空間部48内において取付孔61,
61′にて可動枠40の垂直板42に突設したピ
ン47,47′に回動可能に取付けるとともに、
受動用突子62,62′を基台10の前板12に
形成した作動用水平長孔16,16′にて移動可
能に支持せしめてあり、可動枠40の下降につれ
て、可動クリンチヤ部材60,60′をピン47,
47′の周りを相対する方向に向けて回動せしめ
る際に、可動クリンチヤ部材60,60′の押圧
用角部63,63′は綴り用紙Pを貫通した綴り
針xの脚部の貫通元部yを相対する方向に押圧折
曲するようになつている。
前記基台10の前板12に形成した作動用水平
長孔16,16′に可動クリンチヤ部材60,6
0′に設けた受動用突子62,62′を移動自在に
支持せしめることによつて、可動枠40の下降に
連動して可動クリンチヤ部材60,60′を作動
する作動機構が構成されている。
上記移動係止台70は綴り針xの脚部が可動枠
40に載置した綴り用紙Pを貫通中、可動クリン
チヤ部材60,60′の作動を阻止するために、
垂直板42を介して可動枠40の下降を阻止する
ものであつて、この移動係止台70は可動枠40
の内部に配置できる大きさであつて、前半部を低
く、後半部を高く形成してなる移動係止台本体の
前端部には可動枠40の垂直板42の下端部に係
合する係止段部71を突設し、後半部の両側には
可動枠40の作動子案内孔49,49′に対応す
る位置にハンドル20の作動子24,24′のカ
ム23,23′に係合する受動カム72,72′を
有する切り込み73,73′を形成し、つ前半部
の中程には基台10のばね装着用突子14が貫通
する案内長孔74を形成し、さらに後端にはばね
掛け片75を突設してなるものである。そして、
移動係止台70の案内長孔74を基台10のばね
装着用突子14に嵌合せしめて移動係止台70を
基台10上に配置し、移動係止台70のばね掛け
片75と基台10のばね掛止用片15との間に引
張りばね76を張設することによつて、移動係止
台70は前向きに付勢せしめられている。また、
案内長孔74から突出する基台10のばね装着用
突子14と可動枠40のばね装着用突子53とを
介して可動枠40と移動係止台70との間に可動
枠復帰用ばね77を装着することによつて、可動
枠40は上向きに付勢せしめられている。
本考案の第1実施例は以上のように構成されて
いるので、不使用時にあつては、第1図に示すよ
うに、ハンドル20と可動枠40はそれぞれハン
ドル復帰用板ばね52と可動枠復帰用ばね77と
によつて上向きに付勢せしめられて持ち上げられ
ており、移動係止台70は引張りばね76によつ
て前向きに付勢されて前進し、移動係止台70の
係止段部71は可動枠40の垂直板42の下端部
に係合し、可動枠40は下降を阻止され、さらに
第4図に示すように、基台10の前板12に形成
した作動用水平長孔16,16′と可動枠40の
垂直板42に突設したピン47,47′とは一直
線状に並んで、三角形状の可動クリンチヤ部材6
0,60′はその底辺部がほぼ水平となり、押圧
用角部63,63′は可動枠40の頂板41の前
端部寄りに設けた脚部挿通用開口部51の左右両
側縁部の下面に近接せしめられている。そこで、
被綴り物、例えば綴り用紙Pを可動枠40の前端
部に載せ、ハンドル20を押し下げると、ハンド
ル20によつてマガジン30が可動枠40に押し
付けられるとともに、マジン30内の綴り針xは
ドライバー21によつてマガジン30の針出口3
4から押し出され、綴り針xの脚部は綴り用紙P
を貫通して脚部挿通用口部51内に挿通せしめら
れ、第4図に示す状態となる。他方、ハンドル2
0の押し下げによつてハンドル20の両側板の下
縁に付設した作動子24,24′は可動枠40の
頂板41に形成した作動子案内孔49,49′を
経て移動係止台70の後半部の両側に形成した切
り込み73,73′の中に入り込み、作動子24,
24′のカム23,23′は綴り針xの脚部が綴り
用紙Pを貫通後に切り込み73,73′の受動カ
ム72,72′に係合することによつて、移動係
止台70は引張りばね76に抗して後退せしめら
れ、移動係止台70の係止段部71と可動枠40
の垂直板42との係合が解かれて、可動枠40の
下降阻止が解除されるので、ハンドル0をさらに
押し下げると、マガジン30を介して可動枠40
が押し下げられ、その頂板41の前端部の下面が
基台10の前板12の上端面に当接して可動枠4
0が停止せしめられる。そして、可動枠40の下
降阻止が解除されてから可動枠40が下降して停
止せしめられるまでの間において、可動枠40の
垂直板42に突設したピン47,47′は第4図
に示す位置から第5図に示す位置へ垂直に移動せ
しめられるとともに、可動クリンチヤ部材60,
60′の前面に突設した受動用突子62,62′は
基台10の前板12に形成した作動用水平長孔1
6,16′内を第4図に示す孔16の外側端位置
から第5図に示す孔16の内側端位置へ移動せし
められることによつて、可動クリンチヤ部材6
0,60′は第4図に示す状態から相対する方向
に向けてピン47,47′の周りを回動して第5
図に示す状態になる。以上のように可動クリンチ
ヤ部材60,60′が相対する方向に向けて回動
する過程において、可動クリンチヤ部材60,6
0′の押圧用角部63,63′は綴り用紙Pを貫通
した綴り針xの脚部の貫通元部yを相対する方向
に押圧折曲するとともに、綴り用紙Pの下面に沿
つて移動するので綴り針xの脚部は貫通元部yか
ら綴り用紙Pの下面に沿つて平らに折り曲げられ
て、第5図に示す状態となる。次いで、ハンドル
20を離してホチキスを第1図の状態に復帰せし
めたのちに、可動枠40上の綴り用紙を取り出す
と、一回の綴じ操作は完了する。
次に、本考案の第2実施例を示す第6図ないし
第10図において、前述の第1実施例のホチキス
の部分と同一または均等な部分には該当するそれ
ぞれの部分の符号の数に100を加えた数の符号を
記入してある。そして、第2実施例にあつては、
第1実施例と同様にハンドル120とマガジン1
30と可動枠140との後端部は基台110の後
端部に支持軸117にて回動可能に軸支してあ
り、基台110上には移動係止台170が配置し
てあり、可動枠140と移動係止台170との間
には可動枠復帰用ばね177が設けてあり、移動
係止台170のばね掛け片175と基台110の
ばね掛止用片115との間には引張りばね176
が張設してあり、可動枠140の頂板141の後
端部寄りにはハンドル復帰用板ばね152が固着
してあり、ハンドル120の両側板の下縁の中程
にはカム123,123′を有する作動子124,
124′が下向きに付設してあり、可動枠140
の頂板141の中程の左右両側縁寄りと前端部寄
りとにはそれぞれ作動子案内孔149,149′
と脚部挿通用開口部151とが形成してあり、移
動係止台170の後半部の両側にはハンドル12
0の作動子124,124′のカム123,12
3′に係合する受動カム172,172′を有する
切り込み173,173′が形成してある。80,
80′は可動枠140の頂板141の前端部寄り
の下面に後記するように取付けた可動クリンチヤ
部材であり、この可動クリンチヤ部材80,8
0′は針案内溝a,a′を凹設した垂直内側面81,
81′と下方内側向きに傾斜する傾斜外側面82,
82′と水平な上面および下面とによつて断面形
状が逆台形状であつて、かつ垂直内側面81,8
1′と上面との交わる部分を押圧用角部83,8
3′となした針折曲部材84,84′の後端部に腕
85,85′を延出形成し、この腕85,85′の
後端部に取付孔86,86′を設けるとともに、
内側面にばね装着用突子87,87′を突設して
なるものである。そして、針折曲部材84,8
4′と腕85,85′とからなる可動クリンチヤ部
材80,80′は針折曲部材84,84′を可動枠
140の頂板141の前端部寄りの下面に接して
脚部挿通用開口部151の左右両側縁に沿つて位
置せしめるとともに、腕85,85′の取付孔8
6,86′にて可動枠140の頂板141の下面
に突設したピン89,89′に回動可能に取付け
てあり、かつ腕85,85′の内側面間にはばね
装着用突子87,87′にて復帰用ばね88が装
着してあつて、可動クリンチヤ部材80,80′
はこの復帰用ばね88によつて外側に向けて移動
するように付勢せしめられている。90は可動ク
リンチヤ部材80,80′を復帰用ばね88の付
勢に抗して相対する方向に向けて移動せしめる作
動部材であつて、この作動部材90は可動クリン
チヤ部材80,80′を形成する針折曲部材84,
84′の傾斜外側面82,82′と係合する作動用
傾斜面91,91′とこの傾斜面91,91′の下
部を連結する水平面92とを有しているVブロツ
クまたは折曲板からなるものである。そして、こ
の作動部材90は可動枠140の側板143,1
43′の基台110内への嵌入を妨げないように
して基台110の前板112の内側に沿つて配置
し、底板111に固定してあり、可動クリンチヤ
部材80,80′を形成する針折曲部材84,8
4′を作動部材90によつて相対する方向に向け
て移動せしめる際に、針折曲部材84,84′の
押圧用角部部83,83′は綴り用紙Pを貫通し
た綴り針xの脚部の貫通元部yを相対する方向に
押圧折曲するようになつている。上記移動係止台
170は綴り針xの脚部が可動枠140に載置し
た綴り用紙Pを貫通中、可動クリンチヤ部材8
0,80′の作動を阻止するために針折曲部材8
4,84′を介して可動枠140の下降を阻止す
るものであつて、移動係止台170の前端部には
針折曲部材84,84′の下面が当接する係止段
部171が突設してある。
前記作動部材90の傾斜面91,91′に可動
クリンチヤ部材80,80の傾斜外側面82,8
2′を係合せしめることによつて、可動枠140
の下降に連動して可動クリンチヤ部材80,8
0′を作動する作動機構が構成されている。
本考案の第2実施例は以上のように構成されて
いるので、不使用時にあつては、第6図に示すよ
うにハンドル120と可動枠140はそれぞれハ
ンドル復帰用板ばね152と可動枠復帰用ばね1
77とによつて上向きに付勢せしめられて持ち上
げられており、移動係止台170は引張りばね1
76によつて前向きに付勢されて前進し、移動係
止台170の係止段部171は可動クリンチヤ部
材80,80′を形成する針折曲部材84,8
4′の下面に係合し、可動枠140は下降を阻止
され、さらに第9図に示すように、針折曲部材8
4,84′は復帰用ばね88の付勢によつて外側
へ移動せしめられ、針折曲部材84,84′の押
圧用角部83,83′は可動枠140の頂板14
1の前端部寄りに設けた脚部挿通用開口部151
の左右両側縁部の下面に近接せしめられている。
そこで、被綴り物、例えば綴り用紙Pを可動枠1
40の前端部に載せ、ハンドル120を押し下げ
ると、ハンドル120によつてマガジン130が
可動枠140に押し付けられるとともに、マガジ
ン130内の綴り針xはドライバー121によつ
てマガジン130の針出口134から押し出さ
れ、綴り針xの脚部は綴り用紙Pを貫通して脚部
挿通用開口部151内に挿通せしめられ、第9図
に示す状態となる。他方、ハンドル120の押し
下げによつてハンドル120の両側板の下縁に付
設した作動子124,124′は可動枠140の
作動子案内孔149,149′を経て移動係止台
170の切り込み173,173′の中に入り込
み、作動子124,124′のカム123,12
3′は綴り針xの脚部が綴り用紙Pを貫通後に、
切り込み173,173′の受動カム172,1
72′に係合することによつて、移動係止台17
0は引張りばね76に抗して後退せしめられ、移
動係止台170の係止段部171と可動クリンチ
ヤ部材80,80′を形成する針折曲部材84,
84′との係合が解かれて、可動枠140の下降
阻止が解除されるので、ハンドル120をさらに
押し下げると、マガジン130を介して可動枠1
40が押し下げられ、その頂板141の前端部の
下面が基台110の前板112の上端面に当接し
て可動枠140の下降が停止せしめられる。そし
て、可動枠140の下降阻止が解除されてから可
動枠140が下降して停止せしめられるまでの間
において、可動枠140の頂板141は第9図に
示す位置から第10図に示す位置へ移動すること
によつて、可動クリンチヤ部材80,80′を形
成する針折曲部材84,84′は第9図に示す状
態から作動部材90の作動用傾斜面91,91′
にて復帰用ばね88に抗して相対する方向に向け
て移動せしめられて第10図に示す状態になる。
以上のように可動クリンチヤ部材80,80′を
形成する針折曲部材84,84′が相対する方向
に向けて移動せしめられる過程において、針折曲
部材84,84′の押圧用角部83,83′は綴り
用紙Pを貫通した綴り針xの脚部の貫通元部yを
相対する方向に押圧折曲するとともに、綴り用紙
Pの下面に沿つて移動するので、綴り針xの脚部
は貫通元部yから綴り用紙Pの下面に沿つて平ら
に折り曲げられて、第10図に示す状態となる。
次いで、ハンドル120を離してホチキスを第6
図の状態に復帰せしめたのちに、可動枠140上
の綴り用紙を取り出すと、一回の綴じ操作は完了
する。
(考案の効果) 本考案のホチキスにおける綴り針折り曲げ装置
は前述のように構成されていて、綴り針の貫通中
に脚部の折り曲げが行われないので、針の貫通抵
抗が低減されるために、綴り針の座屈の発生が少
なくなり、また被綴り物を貫通した綴り針の脚部
の貫通元部を可動クリンチヤ部材の押圧用角部に
て相対する方向に押圧折曲して、綴り針の脚部を
被綴り物の下面に沿つて平らに折り曲げるので、
可動クリンチヤ部材の作動ストロークが小さくて
小形ハンドホチキスへの組み込みが可能となるか
ら、小形ハンドホチキスにも利用可能となるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示
すものであつて、第1図は一部を切欠して示す不
使用時の状態を示す側面図、第2図は一部を切欠
して示す使用時の状態を示す側面図、第3図は一
部を切欠して示す要部の分解斜面図、第4図は第
1図のA−B線に沿う拡大断面図、第5図は第2
図のC−D線に沿う拡大断面図である。第6図な
いし第10図は本考案の第2実施例を示すもので
あつて、第6図は一部を切欠して示す不使用時の
状態を示す側面図、第7図は一部を切欠して示す
使用時の状態を示す側面図、第8図は要部の分解
斜面図、第9図は第6図のE−F線に沿う拡大断
面図、第10図は第7図のG−H線に沿う拡大断
面図、第11図は従来の綴り針の折り曲げ状態を
示す断面図である。 P……被綴り物、x……綴り針、y……貫通元
部、10,110……基台、12,112……前
板、16,16′……作動用水平長孔、20,1
20……ハンドル、21,121……ドライバ
ー、23,23′,123,123′……カム、2
4,24′,124,124′……作動子、30,
130……マガジン、40,140……可動枠、
42……垂直板、47,47′……ピン、51,
151……脚部挿通用開口部、60,60′……
可動クリンチヤ部材、61,61′……取付孔、
62,62′……受動用突子、63,63′……押
圧用角部、70,170……移動係止台、71,
171……係止段部、80,80′……可動クリ
ンチヤ部材、83,83′……押圧用角部、90
……作動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台の後端部に後端部を回動可能に軸支した可
    動枠の前端部には被綴り物を貫通した綴り針の脚
    部を挿通せしめる脚部挿通用開口部を設けるとと
    もに、前端部の下面には被綴り物を貫通した綴り
    針の脚部の貫通元部を相対する方向に押圧折曲す
    る押圧用角部を有する2個の可動クリンチヤ部材
    を装備し、基台の上面には前端部に綴り針の脚部
    の貫通中に可動枠の下降を阻止する係止段部が、
    側面に受動カムがそれぞれ形成された移動係止台
    を進退可能に配置し、綴り針の貫通後に受動カム
    と係合して移動係止台を後退せしめる作動子を綴
    り針を押し出すドライバー付きハンドルに付設せ
    しめ、さらに基台の前端部には移動係止台の後退
    による可動枠の下降阻止解除後に可動枠とともに
    下降する可動クリンチヤ部材を可動枠の下降に連
    動して作動せしめる作動機構を備えてなることを
    特徴とするホチキスにおける綴り針折り曲げ装
    置。
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