JPH0325930Y2 - - Google Patents

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JPH0325930Y2
JPH0325930Y2 JP15832386U JP15832386U JPH0325930Y2 JP H0325930 Y2 JPH0325930 Y2 JP H0325930Y2 JP 15832386 U JP15832386 U JP 15832386U JP 15832386 U JP15832386 U JP 15832386U JP H0325930 Y2 JPH0325930 Y2 JP H0325930Y2
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movable
cutting
staple
staple leg
cutting member
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JP15832386U
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はホツチキスによつて薄い厚さの被綴り
材を綴る際に、この被綴り材の裏側を貫通したス
テープル脚が必要以上に長い場合にこれを切断す
る切断機構に関するものである。
(従来技術とその問題点) ホツチキスによつて被綴り材を綴る場合、通常
は被綴り材には種々の厚さのものがあるが、いち
いちその厚さに応じてステープルの脚の長さを変
えるわけにはいかないので、ステープル脚をホツ
チキスが綴ることが出来る最大の被綴り材の厚さ
に合せた長さに設定するため、被綴り材の厚さに
対してステープル脚が長い場合には、被綴り材を
貫通したステープル脚が被綴り材の裏側から再貫
通して表側に露出する現象が生じることがある。
これを防止するため、ステープル脚が長すぎると
きは、これを切断する機構を備えたホツチキスが
提案され、例えば特開昭57−102301号公報に開示
されたものが知られている。これは、同公報第4
図に示されるように、被綴り材を貫通した後のス
テープル脚の不要部分を可動切断縁71,72と
固定切断縁73,74とによつて切断するもの
で、可動切断縁70,71は可動クリンチヤに形
成されているので、ステープル脚は切断と同時に
クリンチされる。
しかしながら、このような可動クリンチヤによ
つて、ステープル脚を切断する機構においては、
円運動する2個の可動クリンチヤの可動切断縁と
1個の固定切断縁との間に精度が要求されるの
で、部品寸法、加工、組立等が面倒であるほか、
切断不良やクリンチ不良を起しやすい欠点があ
る。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解決し、特に被綴り材を貫
通したステープル脚をクリンチとは独立に切断す
ることによつて、切断不良、クリンチ不良を防止
することができるホツチキスのステープル脚切断
機構を提供することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係るホツチ
キスのステープル脚切断機構は、打込み部材によ
る被綴り材を貫通したステープル脚を貫通後、一
対の可動クリンチヤによつて折り曲げるホツチキ
スにおいて、可動クリンチヤの下部に、被綴り材
を貫通したステープル脚に係合する第1の切断縁
を備えたステープル受け部を有して上記ステープ
ル脚の貫通方向と略直交する方向に移動する可動
切断部材を設けるとともに、該可動切断部材の移
動前方に、可動切断部材の第1の切断縁と協働し
てステープル脚を切断する第2の切断縁と可動切
断部材の移動を案内するガイド部とを有する固定
切断部材を設けたことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案によれば、被綴り材を貫
通後に進入したステープル脚を受けた可動切断部
材が固定切断縁のガイド部に案内されてステープ
ル脚の進入方向と直交する方向に移動し、その第
1の切断縁が固定切断部材の第2の切断縁を通過
する際に両切断縁が協働して上記ステープル脚を
切断する。その後可動クリンチヤを作動させるよ
うにすれば、適正な長さに切断されたステープル
脚がクリンチされ良好な綴りを得ることができ
る。
このように、被綴り材を貫通したステープル脚
はクリンチングとは独立に切断され、可動クリン
チヤはステープル脚の切断とは無関係であるか
ら、可動切断部材及び固定切断部材はステープル
脚の切断にのみ都合のよい形状、構造を採用する
ことができる。したがつて、本考案の切断機構に
よれば、切断不良、クリンチ不良を良好に防止す
ることができる。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。
図において符号Aはホツチキスを示す。このホ
ツチキスAは、機枠1の後部に電動モータ2と減
速歯車3と両側にカム部材4を形成した駆動軸5
とを設け、該カム部材4の外側には第1のカム
(溝カム)6、内側に第2のカム7を形成し、第
1のカム6にはステープルの打込み機構に連係
し、第2のカム7にはステープルの切断機構及び
クリンチ機構を連係したものである。
まず、ステープル打込み機構は第3図に示すよ
うに、機枠1の前部に設けられた綴り台9上に載
置された被綴り材10にステープル11を打込む
もので、上記第1のカム6に中央部を機枠1に枢
着した駆動リンク12一端を係合し、この駆動リ
ンク12の他端をバネ部材13を介してステープ
ル打込み部材14を保持するホルダ15に連結し
たもので、電動モータ2を作動させ、上記カム部
材4を回転させることにより、駆動リンク12を
揺動させ、その一端に装着されたホルダ15を下
降させ、図示しないマガジンから綴り台9上に供
給されたステープルの脚部11aを綴り台9上の
被綴り材10中に打込み貫通させ、その後上昇さ
せるものである。ステープル11は上記打込み時
に後述のクリンチ機構により作動する可動クリン
チヤ40,40によつて折曲げられ、被綴り材1
0の綴りが行なわれる。
なお、このような打込み機構は実願昭60−
50665号に詳しく述べられている。
次に、上記打込み部材14によつて打込まれて
被綴り材10を貫通したステープル11はステー
プルのクリンチ機構によつて屈曲されるが、この
とき、被綴り材10が薄く、ステープル脚11a
の出量が大きいときは、ステープル脚切断機構に
よつて適宜の長さに切断される。これらステープ
ルのクリンチ機構とステープル脚切断機構は次の
ように構成されている。
まず、第1図及び第2図に示すように、前述の
カム部材4の第2のカム7にはカムリンク20が
係合している。カムリンク20は、機枠1のほぼ
中央部に設けられた支持軸21に回動自在に設け
られ、その後端部に設けられた係合杆22が上記
第2のカム7に係合するようにバネ部材17によ
つて付勢され、その前部及び中央部は連結軸23
及び支持軸21を介してカツタリンク24の後部
及びクリンチヤリンク25の後部にそれぞれ連結
されている。なお、第2のカム7は第1のカム6
によつて駆動リンク12が作動して打込み部材1
4が被綴り材10に対してステープルの打込み作
動を完了したときに最上部位置にあつた係合杆2
2を下方に回動させるようなカム形状となつてい
る。
第4図a乃至cに示すように、カツタリンク2
4はコの字形に形成され、その前部には連結軸2
3を介して可動切断部材26が連結されている。
可動切断部材26は円筒状に形成され、その前
上部に形成された2個の誘導孔27a,27aと
内部空間27bによつてステープル受け部27が
形成されている。上記誘導孔27a,27aの周
縁は第1の切断縁28として構成されている。
クリンチヤリンク25は基板部29の両側に側
板部30,30を、前部に前板部31をそれぞれ
立上げ形成するとともに、前板部31の中央部に
切欠き凹部32を形成し、その左右上部に押圧ロ
ーラ33,33を設けてなり、上記基板部29は
通常は機枠1の底面に当接しており、側板部3
0,30の後部及び前部にはそれぞれ軸孔34と
長孔35とが形成されている。そして、上記カム
リンク20の前部、可動切断部材26及びカツタ
リンク24はクリンチヤリンク25の両側板部3
0,30の間に配置され、可動切断部材26を前
板部31の凹部32から前方に突出させるととも
に、上記後部軸孔34には前記カムリンク20の
支持軸21が軸受けされ、前部長孔35にはカム
リンク20とカツタリンク24とを連結する連結
軸23が軸受けされている。
次に、クリンチヤリンク25の前方には固定切
断部材36が配設されている。この固定切断部材
36は前後に対向する二枚の保持板37,38に
可動切断部材26をステープル脚11aの貫通方
向と略直交する方向に移動案内する案内孔(案内
部)39を形成するととともに、前部保持板37
の上部に可動クリンチヤ40,40を回動自在に
設けてなり、機枠1に固定されている。上記案内
部39により案内される可動切断部材26の移動
範囲は、誘導孔27a,27aが可動クリンチヤ
40,40の下部に対応する位置と第1の切断縁
28が前部保持板37の案内部39の後壁周縁に
よつて構成された第2の切断縁41と噛むように
摺り合う位置との間である。そして、誘導孔27
a,27aが逆ハの字形状態の可動クリンチヤ4
0,40の下部位置にあるとき、誘導孔27a,
27aは各可動クリンチヤ40,40の先端に臨
むように設けられている(第5図a参照)。
上記リンク構成において、ステープル脚切断機
構は、カムリンク20とカツタリンク24と可動
切断部材26と固定切断部材36とによつて構成
されている。この切断機構により、第4図a及び
第5図aに示すように、被綴り材10を貫通した
ステープル脚11aが可動クリンチヤ40,40
の上面に案内されて誘導孔27a,27a内に進
入した後、可動切断部材26は第4図bに示すよ
うに、上記各リンク20,24の作動によつて駆
動されてステープル脚11aの貫通方向と略直交
する方向に移動し、第1の切断縁28と第2の切
断縁41とが摺り合う協働動作によつて受け部2
7内のステープル脚11aが切断される。
次に、第4図cに示すように、上記リンク構成
において、クリンチヤリンク25の前板部31は
固定切断部材36の後部保持板38の下端凹部1
8から両保持板37,38間に上下動可能に配置
され、押圧ローラ33,33は可動クリンチヤ4
0,40の下面に当接するように設けられ、上記
前板部31は、押圧ローラ33,33が可動クリ
ンチヤ40,40を逆ハの字形に保持する最下部
位置(第5図a参照)から、押圧ローラ33,3
3が可動クリンチヤ40,40を回動させて互い
に真直状態に向きあわせる最上部位置(同図b参
照)まで移動するように設定されている。これに
よりステープルのクリンチ機構が構成され、前述
のように被綴り材10を貫通したステープル脚1
1aは逆ハの字形の可動クリンチヤ40,40の
上面に当たり、この上面に沿つて折り曲げられ、
さらに上述の各リンクの作動に連動して可動クリ
ンチヤ40,40が回動することにより直角に屈
曲される。
ここで、カム部材4の回転と上記ステープル脚
切断機構及びクリンチ機構の作動態様について説
明する。
カム部材4が回転して第1のカム6によつて駆
動リンク12が作動して打込み部材14が被綴り
材10に対してステープル11の打込み作業を完
了したときに、第2のカム7がカムリンク20を
作動させ、第4図a,bに示すように、最上部位
置にあつた係合杆22が下方に回動する。これに
より、カムリンク20の前端が上動するので、カ
ツタリンク24の連結軸23もクリンチヤリンク
25の長孔35の上部に移動し、カツタリンク2
4は前方に押し出され、可動切断部材26を移動
させる。このとき、ステープル脚11aは既に被
綴り材10を貫通し、誘導孔27a,27a内に
挿入されている。したがつて、可動切断部材26
が案内部39に案内されて移動することによりス
テープル脚切断機構が作動し、可動切断部材26
の第1の切断縁28と固定切断部材36の第2の
切断縁41とが協働してステープル脚11aが切
断され、切断屑11bは可動切断部材26の空間
部内に落下し、適宜手段により外部に排出され
る。
なお、被綴り材10が厚いためにステープル脚
11aが誘導孔27a,27aに届かないとき
は、ステープル脚11aの切断は行なわれない。
次に、さらにカムリンク20が回動すると、第
4図c及び第5図bに示すように、今度はクリン
チヤリンク25も支持軸21を中心に第4図c中
時計方向に回動するので、前板部31が上動駆動
される。このため、クリンチ機構が作動し、押圧
ローラ33,33が可動クリンチヤ40,40を
回動させ、被綴り材10を貫通して脚11a部が
切断されたステープル脚11aを折り曲げ、被綴
り材10の綴りが完了する。
その後、さらにカム部材4が回転すると、駆動
リンク12とともにホルダ15が上昇する一方、
可動切断部材26が後退し、クリンチヤリンク2
5が下動して元の位置に復帰する。
なお、ステープルの切断機構の構成は上述の例
に限定されるものではない。例えば、第6図及び
第7図a,bに示すように、可動切断部材42を
断面T字形に形成するとともに、両側にはステー
プル11の受け部43を形成する一方、固定切断
部材44を壁状に形成して上記可動切断部材42
を案内する案内部45を貫通形成し、打込み部材
14によつて駆動されて被綴り材10を貫通した
ステープル脚11aが可動切断部材42の受け部
内43に進入した後に、可動切断部材42を固定
切断部材44の案内部45により案内移動させて
可動切断部材42の第1の切断縁46と固定切断
部材44の第2の切断縁47とによつてステープ
ル脚11aを切断する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るステープル脚切断機構を
ステープルのクリンチ機構とともに示すホツチキ
スの要部概観斜視図、第2図は上記ステープル脚
切断機構とクリンチ機構の分解斜視図、第3図は
上記ホツチキスのステープル打込み機構を示す要
部斜視図、第4図a,b,cは上記ステープル脚
切断機構による切断態様説明図、第5図a,bは
上記クリンチ機構による綴り態様説明図であり、
第6図はステープル脚の切断機構の他の実施例の
要部分解図であり、第7図a,bはその切断態様
説明図である。 符号A……ホツチキス、2……電動モータ、5
……駆動軸、11……ステープル、11a……ス
テープル脚、12……駆動リンク、14……打込
み部材、14……ホルダ、20……カムリンク、
26,42……可動切断部材、27……挿入部、
28,46……第1の切断縁,36,44……固
定切断部材,39,43……案内部,40……可
動クリンチヤ,41,47……第2の切断縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 打込み部材による被綴り材を貫通したステープ
    ル脚を貫通後、一対の可動クリンチヤによつて折
    り曲げるホツチキスにおいて、 可動クリンチヤの下部に、被綴り材を貫通した
    ステープル脚に係合する第1の切断縁を備えたス
    テープル受け部を有して上記ステープル脚の貫通
    方向と略直交する方向に移動する可動切断部材を
    設けるとともに、該可動切断部材の移動前方に、
    可動切断部材の第1の切断縁と協働してステープ
    ル脚を切断する第2の切断縁と可動切断部材の移
    動を案内するガイド部とを有する固定切断部材を
    設けたことを特徴とするホツチキスのステープル
    脚切断機構。
JP15832386U 1986-10-16 1986-10-16 Expired JPH0325930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15832386U JPH0325930Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15832386U JPH0325930Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6363402U JPS6363402U (ja) 1988-04-26
JPH0325930Y2 true JPH0325930Y2 (ja) 1991-06-05

Family

ID=31081704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15832386U Expired JPH0325930Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JP (1) JPH0325930Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005068135A1 (ja) 2004-01-13 2005-07-28 Max Co., Ltd. ステープラー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005068135A1 (ja) 2004-01-13 2005-07-28 Max Co., Ltd. ステープラー

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Publication number Publication date
JPS6363402U (ja) 1988-04-26

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