JP3503368B2 - 電動ホッチキスのステープルの脚部切断機構 - Google Patents

電動ホッチキスのステープルの脚部切断機構

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JP3503368B2 JP30360296A JP30360296A JP3503368B2 JP 3503368 B2 JP3503368 B2 JP 3503368B2 JP 30360296 A JP30360296 A JP 30360296A JP 30360296 A JP30360296 A JP 30360296A JP 3503368 B2 JP3503368 B2 JP 3503368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、被綴り材の厚みに
よってステープルの脚部を適切な長さに切断する電動ホ
ッチキスのステープルの脚部切断機構に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ステープルの脚部の余長を切断す
るためには、図6 (a)に示すように、前後に移動可能に
配置された筒状の押し切りカッター30の上面にドライ
バ1により打ち出されたステープル2の脚部の先端2a
を入れる孔部31を形成し、該孔部31にステープル2
の脚部の先端2aを挿入した状態で押し切りカッター3
0を前後動させクリンチャガイド32のエッジでステー
プル2の脚部の先端2aを切断していた。なお、33は
綴り台、34は被綴り材である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
押し切りカッター30は前後に移動するために、該カッ
ターを前方に押し出すカム37と、前方に移動した押し
切りカッター30を押し戻すカム35との2つのカムが
必要になるとともに、押し切りカッター30を水平に作
動させるためのガイド36を設けなければならず構造が
複雑になった。また、押し切りカッター30内に挿入さ
れるステープル2は常に正確なコ字形に形成されている
とは限らない。脚部が少し開き気味になったり閉じ気味
になったりするので、その先端2aは常に同一の状態に
あるわけではない。したがって、脚部の先端2aを挿入
するための孔部31の形状、大きさはこのような条件を
想定して決定しなければならないので、押し切りカッタ
ー30の孔31の形状は同図(b) のように複雑な形状に
加工しなければならないため、構造の複雑さに加えて、
カッターの形状も複雑になり、製造コストの上昇は避け
ることができなかった。 【0004】本発明は上記問題点を解消し、簡単な構造
でカッターを作動させることができるとともに、カッタ
ーの形状をシンプルにすることができ、コストの低減を
図ることができる電動ホッチキスのステープルの脚部切
断機構を提供することをその課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る電動ホッチキスのステープルの脚部切
断機構は、ドライバによって打ち込まれ被綴り材を貫通
したステープルの脚部を所定の間隔をおいて前後に並設
した可動クリンチャ用クリンチャガイド内に挿入し、上
記クリンチャガイドの前後に貫通して形成された切断孔
に露出した上記脚部の余分の部分を押し切りカッターで
押し切った後、上記可動クリンチャにより脚部の折曲を
行うようにした電動ホッチキスのステープルの脚部切断
機構において、 モータに2つのカムを連係させ、一方
のカムで直接に上記押し切りカッターを駆動するととも
に、他方のカムで直接に上記可動クリンチャを駆動する
ように構成し、上記押し切りカッターを上記一方のカム
によって上記クリンチャガイドの後方に設けた支点を中
心に前後に回動させて上記切断孔に対して出没するよう
駆動させるとともに、 上記脚部の余分の部分を押し
切りカッターで押し切った後、他方のカムによって上記
可動クリンチャで脚部を折り曲げるようにしたことを特
徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は電動ホッチキスの要部を示
すもので、符号aはベース、bはその上方に設けられた
マガジンである。この電動ホッチキスは図示しない電動
モータと駆動機構によってドライバ1を駆動してステー
プル2を綴り台14上の被綴り材3に貫通させるもので
あるが、ステープル2の脚部の先端2a(図2参照)が
被綴り材3を貫通してその裏面の下方に突出するまで打
ち込んだ時、その先端2aは所定の間隔をおいて前後に
並設された2枚のクリンチャガイド4内に挿入されるよ
うに構成されている。クリンチャガイド4の内側には上
記ステープル2の2本の脚部の両側に対応する位置に設
けられた支軸7に、ステープル2の脚部を被綴り材3の
裏面に沿って折り曲げる1対の可動クリンチャ5がそれ
ぞれ回動可能に軸支されている。 【0007】可動クリンチャ5を作動させるクリンチャ
機構は、ドライバ1が下死点まで作動した後に、図5
(a) (b) のようにカム25が回転して駆動レバー6を下
動させ、駆動レバー6が図2(a) (d) に示すように可動
クリンチャ5を回動させることによって行なわれる。な
お、カム25はベースaに設けられたモータ(図示せ
ず)に歯車を介して連係するように構成されている。 【0008】次に、可動クリンチャの近傍にはステープ
ルの脚部の切断機構が設けられている。この切断機構は
切断孔8に対して押し切りカッター11を出没するよう
に形成して成るもので、切断孔8は略円形に形成され、
図3に詳しく図示されているように形成されている。被
綴り材3を載せる綴り台14と切断孔8との間の距離は
一定であり、被綴り材3の厚さが薄い場合のように、被
綴り材3を貫通したステープル2の脚部の先端が長すぎ
るときにステープル2の脚部の余分な先端が露出する構
成である。 【0009】そして、押し切りカッター11は図3に示
されるように、クリンチャガイド4の後方に配置された
駆動リンク10の前端に形成されている。この押し切り
カッター11は円柱状に形成され、先端下部には円弧状
に針受け12が形成されている。駆動リンク10は前部
下端が軸13を支点としてベースaに回動可能に軸支さ
れ、後部に軸着されたローラ15をカム16で押し上げ
ると軸13を中心に前方に回動し、押し切りカッター1
1の先端が前方に突出して上記クリンチャガイド4に形
成された切断孔8に進入し、さらに後退して上記切断孔
8から退避するように形成されている。 【0010】なお、押し切りカッター11は、その先端
が切断孔8を通過する時に上部周縁が切断孔8のエッジ
に最も接近しながら移動するように形成されているとと
もに、駆動リンク10が後方に回動した時には押し切り
カッター11は切断孔8から退避するが、針受け12は
クリンチャガイド4の内側に残るように形成されてい
る。 【0011】また、脚部の切断機構を構成する上記カム
16も、クリンチャ機構のカム25と同様に、ベースa
に設けられたモータ(図示せず)に歯車を介して連係す
るものであるが、その作動タイミングは、ドライバ1が
下死点まで移動した後、まずカム16が回転してステー
プル2の脚部が切断した後にカム25が回転するように
作動制御されている。 【0012】上記構成によれば、ドライバ1によって図
2(a) のように被綴り材3に打ち込まれて貫通したステ
ープル2の脚部はクリンチャガイド4の内側に挿入さ
れ、その先端2aは可動クリンチャ5の傾斜上面に当接
して、この上面に沿って内側に案内されて弯曲す。被綴
り材3が薄い(枚数が少ない)ときは脚部の余分な部分
(先端2a)は同図(b) に示されるように切断孔8に露
出する。ドライバ1が下死点に到達したとき、図1に示
すようにベースaに設けられたモータ(図示せず)が作
動し、回転したカム16が駆動リンク10のローラ15
を押し上げる。駆動リンク10は軸13を中心に前方に
回動し、押し切りカッター11の先端はクリンチャガイ
ド4の切断孔8を貫通し、前方に突出する。この時、押
し切りカッター11の上部周縁で切断孔8に突出してい
るステープル2の脚部の先端2aは切断され、針受け1
2に受け止められる(図2(c) 、図4参照)。押し切り
カッター11が後退しても針受け12はクリンチャガイ
ド4内に残るから、図2(d)のように切断された脚部の
先端2aも針受け12内に残る。針受け12上に脚部の
先端2aがたまると、やがて針受け12の先端から落下
するが、切断された脚部の先端2aはクリンチャガイド
4の前面に形成された屑入れ20内に落下し、この屑入
れ20に案内されて外部に排出される。図1に示すカム
16の最大径がローラ15を通過すると、スプリング2
1に付勢されて駆動リンク10は軸13を中心に後方に
回動し、切断孔8から押し切りカッター11が退避す
る。 【0013】 そして、上記切断機構が作動した後、ク
リンチャ機構が作動し、図5(a) に示すように、カム2
5は駆動レバー6の後端に取りつけられたローラ26に
係合しているので、カム25の径が大きくなると駆動レ
バー6の後端が押し上げられる。駆動レバー6は軸27
を中心に前端が下動してクリンチャ5を押し下げるの
で、図2(d) に示すように、クリンチャ5の後端は支軸
7を中心に先端が上方に回動し、ステープル2の脚部を
被綴り材3の裏面に沿って折り曲げ、被綴り材3を綴じ
ることができる。ステープル2の脚部の先端の余長はカ
ットされているので、折り曲げられた脚部の先端同士は
重なることがなく、綴じ部が奇麗に処理される。 【0014】そして、図5(b) に示すように、カム25
の最大径がローラ26を通過すると、駆動レバー6はス
プリング28に付勢されて復帰回動し、クリンチャ5の
先端の押し上げが解除され、クリンチャ5も再び初期位
置に復帰移動し、次の綴り作動が準備される。 【0015】 【発明の効果】本発明の切断機構によれば、カッターを
回転運動によりステープルの脚部の余分な長さをカット
することができ、従来のようにカッターのガイドを設け
る必要がないので、装置の構造が簡単になるほか、カッ
ターの形状も単純で面倒な加工を要しない。したがっ
て、従来よりも故障しにくく、コストを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る切断機構の構成を示す側面側の要
部縦断面図 【図2】(a) (b) (c) (d) は正面側の要部縦断面図 【図3】上記切断機構の構成を示す分解斜視図 【図4】カッターの作動態様を示す側面側の要部縦断面
図 【図5】(a) (b) はクリンチャ機構の作動態様を示す側
面側の要部縦断面図 【図6】切断機構の従来の構成を示す要部断面図 【符号の説明】 1 ドライバ 2 ステープル 3 被綴り材 4 クリンチャガイド 5 クリンチャ 8 切断孔 10 駆動リンク 11 押し切りカッター

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドライバによって打ち込まれ被綴り材を
    貫通したステープルの脚部を所定の間隔をおいて前後に
    並設した可動クリンチャ用クリンチャガイド内に挿入
    し、上記クリンチャガイドの前後に貫通して形成された
    切断孔に露出した上記脚部の余分の部分を押し切りカッ
    ターで押し切った後、上記可動クリンチャにより脚部の
    折曲を行うようにした電動ホッチキスのステープルの脚
    部切断機構において、モータに2つのカムを連係させ、一方のカムで直接に上
    記押し切りカッターを駆動するとともに、他方のカムで
    直接に上記可動クリンチャを駆動するように構成し、 上記押し切りカッターを上記一方のカムによって上記ク
    リンチャガイドの後方に設けた支点を中心に前後に回動
    させて上記切断孔に対して出没するように駆動させると
    ともに上記脚部の余分の部分を押し切りカッターで押し
    切った後、他方のカムによって上記可動クリンチャで脚
    部を折り曲げるようにしたことを特徴とする電動ホッチ
    キスのステープルの脚部切断機構。
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