JP2005022079A - 電動ステープラ - Google Patents

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Abstract

【課題】クリンチャリンクのストロークを大きくしなくても可動クリンチャの待機時の角度を大きくする。
【解決手段】カートリッジ2内の最下段又は最上段のシート状ステープルから順次送り通路20に送り出し、さらに打ち込み部3においてシート状ステープルの先端部のステープル材から順に門形に成形し、成形されたステープルをドライバプレート5で打ち込んで被綴り材を貫通させ、貫通したステープルの脚部36を可動クリンチャ11によって折り曲げる電動ステープラにおいて、ステープルの両側の脚部を受ける1対の可動クリンチャ11を前後に対向配置された2枚の支持プレート39の間にそれぞれ軸着し、両可動クリンチャ11を、ステープルの打ち込み側と反対側から打ち込み側に向かって作動するクリンチャリンク12に係合して回動させるとともに、このクリンチャリンクには、作動時に可動クリンチャ11の先端との係合を避ける逃げ部42を形成した。
【選択図】図11

Description

本発明は複数の真直状のステープル材をシート状に連結してなるシート状ステープルを門形のステープルに成形した後に被綴り材に打込む電動ステープラに関する。
この種の電動ステープラは、複数の真直状のステープル材をシート状に連結してなるシート状ステープルをカートリッジ内に多段に積層収納するとともに、このカートリッジに連続して設けられた送り通路に最下段又は最上段のシート状ステープルから順次送り出し、送り通路の先端に設けられた打ち込み部においてシート状ステープルの先端部のステープル材から順に門形に成形し、成形されたステープルをドライバプレートで打ち込んで被綴り材を貫通させ、貫通したステープルの脚部を可動クリンチャによって折り曲げるものである。したがって、電動ステープラには、カートリッジから送り通路にシート状ステープルを送り出す送り機構と、送り機構によって送られたシート状ステープルを打ち込み部に送り込む案内機構と、被綴り材を貫通したステープルの両脚部を可動クリンチャによって折り曲げるクリンチャ機構と、上記可動クリンチャを駆動するクリンチャの駆動機構とが設けられている。
しかしながら、従来の送り機構は、図13に示されるように、ドライバプレート50を駆動したときに、ドライバプレート50で送り爪ホルダ51を後退させ、ステープル打ち込み後にドライバプレート50が初期位置に復帰したときに送り爪ホルダ51を前進させて送り爪52をシート状ステープルaに係合させて打ち込み部に送るものであるから、送り爪52の移動量はドライバプレート50の板厚分、つまりステープル1本の厚み分にすぎない。したがって、万一送り爪52がシート状ステープルaにうまく係合できないために空振りしてしまうと、ステープルは空送りとなり、打ち込み部に新しいステープルは供給されないので、次段の打ち込みは空打ちになってしまう。
また、送り通路56にシート状ステープルaを案内する機構は、図14に示されるように、本体55(マガジン)側に設けられたガイド部56とカートリッジ57側に設けられた2個のステープルガイド59、60とから構成される。したがって、送り通路58を構成する部材59、60を本体55側に装着したときにシート状ステープルaの案内機構が形成されることになる。このように、案内機構を構成する部材56、59、60間の寸法は相対的に決まるので、各部材の寸法管理は非常に面倒であった。しかも、通路構成部材59、60の少なくとも一方の部材は合成樹脂製であったから、撓み変形して通路の隙間が変化しやすいという欠点があった。
さらに、従来のクリンチャ機構は、図15に示すように、可動クリンチャ61を互いに前後にずらして配置していた。そして、各可動クリンチャ61の先端の延長上には他方の可動クリンチャ61の脚先を拾い込む案内凹部62を形成するための壁63が形成される。したがって、例えば厚い被綴り材を綴るための長寸の脚部を有するステープルを用いて薄い被綴り材を綴ると、被綴り材を貫通した脚部は非常に長いので、そのまま可動クリンチャ61によって折り曲げると、脚部の先端は矢印のように移動して上記壁63に当たってしまい、折り曲げることができない。このため、折り曲げの際にステープルの脚の余分な部分をカットする切断機構が必要となる。
同様に、従来のクリンチャの駆動機構は、図16に示されるように、ステープルの打ち込み側と反対の側から打ち込み側に向かって作動するクリンチャリンク65を設け、このクリンチャリンク65を作動させて可動クリンチャ61に係合させて回動するように構成されている。このため、クリンチャリンク65が図の最下端位置にあるときは、可動クリンチャ61の先端がクリンチャリンク65の上面に当たり、可動クリンチャ61はそれ以上下方に回動することはできない。
したがって、可動クリンチャ61の待機時の角度はあまり大きくないので、上述したような長寸の脚部66が被綴り材を貫通してくると、貫通し終る前に脚部66の先端が直接に可動クリンチャ61に当って弯曲してしまうので、その後に可動クリンチャ61は弯曲した脚部を折り曲げることになるので、脚部66の折り曲げ不良が発生するおそれがある。この問題はクリンチャリンク65のストロークを大きくすること、つまり待機時の可動クリンチャ61の角度を大きくすることによって解決できるが、その場合はクリンチャリンク65の下死点を下げなければならないので、電動ステープラ全体が大型化せざるを得ない。
本発明は上記問題点を解消するもので、本発明の課題は、クリンチャリンクのストロークを大きくしなくても可動クリンチャの待機時の角度を大きくすることができるクリンチャ駆動機構を備えた電動ステープラを提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係る電動ステープラは、複数の真直状のステープル材をシート状に連結してなるシート状ステープルをカートリッジ内に多段に積層収納するとともに、このカートリッジに連続して設けられた送り通路に最下段又は最上段のシート状ステープルから順次送り出し、送り通路の先端に設けられた打ち込み部においてシート状ステープルの先端部のステープル材から順に門形に成形し、成形されたステープルをドライバプレートで打ち込んで被綴り材を貫通させ、貫通したステープルの脚部を可動クリンチャによって折り曲げる電動ステープラにおいて、上記ステープルの両側の脚部を受ける1対の可動クリンチャを前後に対向配置された2枚の支持プレートの間にそれぞれ軸着し、上記両可動クリンチャを、上記ステープルの打ち込み側と反対側から打ち込み側に向かって作動するクリンチャリンクに係合して回動させるとともに、このクリンチャリンクには、作動時に上記可動クリンチャの先端との係合を避ける逃げ部を形成したことを特徴とする。
図1は本発明に係る電動ステープラの要部を示す。この電動ステープラは図示しないベース上にマガジン1を備えたもので、マガジン1の下部には複数の真直状のステープル材をシート状に連結してなるシート状ステープルaを多段に積層収納するカートリッジ2が着脱自在に設けられている。そして、カートリッジ2内の最上段のシート状ステープルaは送り機構によってカートリッジ2から排出されてカートリッジ2の最前部に設けられた打ち込み部3に送られる。なお、電動ステープラは上下が逆に配置されることがあり、この場合は最下段のシート状ステープルが送られることになる。
マガジン1の上部には、上記打ち込み部3に供給されたシート状ステープルaの先頭部分のステープル材a1を門形に成形するフォーミングプレート4と成形された先頭のステープルa1を下方に打ち出すドライバプレート5とを前部に備えた駆動リンク6が支軸7を中心に揺動可能に設けられている。そして、駆動リンク6の後端のローラ8は電動モータによって回転する回転カム(図示せず)の周面に係合している。回転カムの回転により上記駆動リンク6を揺動させてフォーミングプレート4とドライバプレート5とを上下動させ、フォーミングプレート4によって上記打ち込み部3に供給されたシート状ステープルaの先頭部分のステープル材a1を門形に成形させるとともに、ドライバプレート5によって既に成形されている先頭のステープルa1を下方の被綴り材9に向けて打ち出す。なお、このような成形・打ち出しの基本的な構造と作用は、例えば実公昭63−34853号公報、実公昭63−34854号公報、実公昭63−34855号公報、実公昭63−34856号公報等に示されているとおりである。
ベースの前部には綴り台10が配置され、綴り台10にはドライバプレート5によって打ち出されて被綴り材9を貫通したステープルの脚を折り曲げる可動クリンチャ11が配置されている。可動クリンチャ11は上記電動モータによって駆動されるクリンチャリンク12によって上下方向に回動するように構成されている。
ところで、上記カートリッジ2内の最上段のシート状ステープルaを打ち込み部3に送り出す送り機構は、図1及び図2に示されるように、上記シート状ステープルaの露出面に対して斜めに係合する送り爪13を、シート状ステープルaの送り方向に移動可能に設け、上記送り爪13を上記ドライバプレート5の駆動リンク6の作動と連動させもので、送り爪13は送り爪ホルダ14に設けられたピン15に回動可能に取り付けられ、捩りコイルバネ16によって図の反時計方向に回転するように付勢されている。送り爪ホルダ14はマガジン1に対してステープルの送り方向に往復動可能に設けられ、圧縮バネ17により常時送り側(前側)に付勢されている。また、その中央前端には係合突部18が形成されている。
送り爪ホルダ14は送りサブプレート19と圧縮バネ17によって往復動するように構成されている。すなわち、送りサブプレート19は上記駆動リンク6に固定され、駆動リンク6の揺動に追従して往復作動し、往動時には送りサブプレート19の先端が上記送り爪ホルダ14の係合突部18に係合して送り爪ホルダ14を後退移動させるように配置されている。送りサブプレート19が復動すると、送り爪ホルダ14は圧縮バネ17によって前進移動する。送り爪ホルダ14の移動量はステープル数本〜10本分程度に設定されている。
上記送り機構において、綴り作動するために駆動リンク6が揺動すると、ドライバプレート5が先頭のステープルに対して打ち込み作動するが、同時に上記送りサブプレート19が作動するので、駆動リンク6も回転作動するから、その先端は送り爪ホルダ14の係合突部18に係合し、後退移動させる。その後、駆動リンク6が逆方向に揺動すると、送りサブプレート19の押し付け力は解除されるので、送り爪ホルダ14は圧縮バネ17によって前進する。このとき、送り爪13の先端は最上段のシート状ステープルaの露出面(上面)に係合し、シート状ステープルaをステープル1本分だけ打ち込み部3に向けて送り込む。
上記構成によれば、送り爪13は隣り合うステープル間の溝に係合した状態でシート状ステープルaを送るように作動するが、このとき送り爪13とステープルaとの係合が外れることがある。しかし、送り爪13はドライバプレート5の駆動手段である駆動リンク6の作動と連動して作動するので、送り爪13の移動量は十分に長く、このため係合が外れても、送り方向に移動する途中で再び別のステープルに係合することができる。したがって、シート状ステープルaを円滑かつ確実に送ることができ、空送りや空打ちを有効に防止することができる
ところで、上記送り機構によって前方に送り出されたカートリッジ2内の最上段のシート状ステープルaは案内機構によって、まずカートリッジ2に連続する送り通路20(図3参照)に案内される。
カートリッジ2は図3及び図4に示されるように、主にカートリッジ本体2aと、カートリッジ2の上部開口部22に配置されるカバー部材2bとから成り、カバー部材2bの前部にはプッシャ23及びフェースプレート24などが配置されている。また、カバー部材2bはカートリッジ2の開口部を塞ぐ(前部を除く)カバープレート25を備え、支軸21を中心に回動してカートリッジ2の上記開口部22を開閉するように構成されている。カートリッジ2の反対側の開口部には蓋体26が固定されている。シート状ステープルaは上記開口部22からカートリッジ2の内部に収納され、押圧体27によって常に上方に押圧付勢されている。送り通路20はカートリッジ2の前部に連続的に形成され、送り通路20の先端部にあるフェースプレート24の内側には打ち込み部3が形成されている。
シート状ステープルaを案内する案内機構は、カバー部材2bに設けられた送り通路20を構成する第1のガイド手段30と第2のガイド手段31とによって構成されている。すなわち、第1のガイド手段30は上記シート状ステープルaの露出面を案内する板状材で、両側の耳片29をカバー部材2bの両側壁の外側の軸32に係合させて装着されている。第2のガイド手段31も板状材で、図4に示すように、カバー部材2bの両側壁33の内側に装着されている。第2のガイド手段31の両側縁34は上方に突出し、第1のガイド手段30と第2のガイド手段31との間にはシート状ステープルaの約1.5倍程度の高さの送り通路20が形成される。そして、図3に示すように、第1のガイド手段30のカートリッジ2側の端部30aは、上記カートリッジ2の開口部22の内側に延出され、カバープレート25の延長上に配置される。なお、第2のガイド手段31の後端には傾斜した案内部35が形成されている。また、第1のガイド手段30と第2のガイド手段31は、ともに強度が高い金属板によって形成するのが好ましい。
上記案内機構によれば、図6に示されるように、上記最上段のシート状ステープルaはカートリッジ2内のカバープレート25と第1のガイド手段30の延長部30aとによって支持されている。したがって、送り機構が作動して上記シート状ステープルaが送り通路20に進入するとき、シート状ステープルaの露出面(上面)は既に第1のガイド手段30によって案内され、送り通路20の高さはシート状ステープルaの厚みの1.5倍程度に設定されているから、この案内に沿って移動する限り、ほぼ自動的に送り通路20内に送り込まれる。多少上下にずれてもシート状ステープルaの前端は第2のガイド手段31の案内部によって案内されるから、シート状ステープルaを円滑、確実に送り通路20内に案内することができる。
上述のように、案内機構を構成する第1のガイド手段30と第2のガイド手段31をカバー部材2bに一体的に形成したので、寸法を一元的に管理することができる。しかも、第1のガイド手段30の端部30aをカートリッジ2の開口部22の内側に延出する構成であるから、第1のガイド手段30はカートリッジ2と送り通路20に共通のガイドとなる。したがって、第2のガイド手段31はカートリッジ2側の案内に関係なく、第1のガイド手段30のみを基準にして形成すればよい。したがって、寸法管理が容易となり、簡単な構造によってシート状ステープルaを円滑かつ確実に送り通路20に案内することができる。
なお、第1のガイド手段30はカバープレートと一体に成形するようにしてもよい。
次に、上記送り機構によってシート状ステープルaの先頭部のステープル針a1が打ち込み部3に送られ、さらに門形に成形された後、駆動リンク6が揺動してドライバプレート5が成形ステープルa1を被綴り材9に向けて打ち出すと、打ち出されたステープルの両脚部36は被綴り材9を貫通してクリンチャ機構によって折り曲げられる。
クリンチャ機構は、図7及び図9に示されるように、上記被綴り材9を貫通したステープルの両脚部36の先端を受ける受け面37を有する1対の可動クリンチャ11を、前後に対向配置された2枚の略平板状の支持プレート39間に設けられた支軸40にそれぞれ軸着するとともに、図8(a) (b) のように上記両可動クリンチャ11の受け面37を互いに外側に傾斜させて案内部38を形成することによって構成されている。
すなわち、可動クリンチャ11はそれぞれ支持プレート39の間に設けられた支軸40に軸着され、先端側の一辺44は細くなるように形成され、先端部は互いに重合している。また、可動クリンチャ11の案内部38の傾斜は、ステープルの脚部36が被綴り材9を貫通して降下する部位pの手前から先端部にかけて形成されている。傾斜角は5°〜10°程度が好ましい。
上記構成によれば、ドライバプレート5によって被綴り材9に打ち込まれて貫通したステープルの脚部36が可動クリンチャ11の受け面37上に降下する。その後、図示しない駆動手段により可動クリンチャ11が支軸40を中心に上方に回動すると、その受け面37にステープルの脚部36が当たった後、折り曲げられる。ところが、受け面37は案内部38として外側に傾斜しているので、ステープルの脚部36も折り曲げられながら図8(a) (b) の矢印のように外側に流れる。両側の脚部36が互いに外側に導かれるので、脚部36が重ならない、いわゆるバイパスフラットクリンチが実現される。
また、被綴り材9を貫通したステープルの脚部36が長いときは、可動クリンチャ11の受け面37に当たって折り曲げられ、上記脚部36が図9に点線で示すように可動クリンチャ11の先端の先まで伸びていくが、このような場合であっても、支持プレート39は平板状に形成され、従来のように脚部36に当たる壁はないので、脚部36はどこにもぶつかることなく折り曲げられ、確実なクリンチが行なわれる。このため、脚部36を切断しなくても確実に折り曲げることができる。
なお、案内部38は図10(a) のように受け面37の一側縁側のみを傾斜させる構成であってもよく、あるいは同図(b) のように一側縁を立ち上げる構成であってもよい。
次に、可動クリンチャ11は、図11に示されるように、クリンチャリンク12によって回動する。可動クリンチャ11のステープル脚部36の受け面37の反対側(下側)にはクリンチャリンク12と係合する係合突部41が突出形成されている。これに対し、クリンチャリンク12は電動モータに作動連結され、上記ステープルa1の打ち込み側と反対側(図の下側)から打ち込み側(図の上側)に向かって上下方向に作動するもので、上動時に可動クリンチャ11の係合突部41に係合して押し上げるように構成されている。また、図12に示すように、クリンチャリンク12の中央部には、可動クリンチャ11の先端に対応する部分に切欠き部42が形成され、可動クリンチャ11の先端との係合を避ける逃げ部を構成している。
上記構成の可動クリンチャ駆動機構によれば、クリンチャリンク12が下死点位置から上動すると、その上面が可動クリンチャ11の受け面37に係合して押し上げるので、点線のように可動クリンチャ11は支軸40を中心に回動する。これにより、被綴り材を貫通したステープルの脚部36は可動クリンチャ11の受け面37によって押し上げられて折れ曲がり、被綴り材の綴りが行なわれる。
綴り作動終了後、クリンチャリンク12が上死点から下動すると、可動クリンチャ11も支軸40を中心にして逆方向に回動して初期位置に復帰する。
上記構成によれば、クリンチャリンク12の中央部は切欠きされているので、クリンチャリンク12が下死点位置にあるときは、可動クリンチャ11の先端部43が切欠き部42内に逃げ込んでいる。このため、切欠き部42がない場合に比べ、先端部11aの逃げ込み寸法h分だけ可動クリンチャ11のストローク量は小さくなる。このように、従来と同じ可動クリンチャ11の回動量を得るためのクリンチャリンク12の作動ストロークは小さくて済む。換言すれば、クリンチャリンク12のストロークを大きくしなくても可動クリンチャ11の待機時の角度を大きくすることができる。したがって、電動ステープラをより小型化することができる。
なお、可動クリンチャ11の先端との係合を避けるための逃げ部は、切欠き部41に限定されない。孔部でも、あるいは凹部であってもよい。
電動ステープラにおけるシート状ステープルの送り機構を示す要部の側面図 送り爪とそのホルダの底面図 シート状ステープルを送り通路に送り込む案内機構の要部の説明図 図3のX−X線の断面図 カートリッジの分解側面図 上記案内機構の要部の拡大図 クリンチャ機構を示す可動クリンチャ部分の平面図 (a) (b) は図7のYーY線及びZーZ線上の断面図 上記クリンチャ機構の一部の正面図 (a) (b) は案内部の他の例の断面図 クリンチャ駆動機構を示す正面図 クリンチャリンクの要部の斜視図 従来の送り機構の説明図 従来の案内機構の説明図 従来のクリンチャ機構の説明図 従来のクリンチャ駆動機構の説明図
符号の説明
a シート状ステープル
2 カートリッジ
3 打ち込み部
5 ドライバプレート
11 可動クリンチャ
13 送り爪
20 送り通路
30 第1のガイド手段
31 第2のガイド手段
36 脚部
37 受け面
39 支持プレート
41 切欠き部



Claims (1)

  1. 複数の真直状のステープル材をシート状に連結してなるシート状ステープルをカートリッジ内に多段に積層収納するとともに、このカートリッジに連続して設けられた送り通路に最下段又は最上段のシート状ステープルから順次送り出し、送り通路の先端に設けられた打ち込み部においてシート状ステープルの先端部のステープル材から順に門形に成形し、成形されたステープルをドライバプレートで打ち込んで被綴り材を貫通させ、貫通したステープルの脚部を可動クリンチャによって折り曲げる電動ステープラにおいて、
    上記ステープルの両側の脚部を受ける1対の可動クリンチャを前後に対向配置された2枚の支持プレートの間にそれぞれ軸着し、上記両可動クリンチャを、上記ステープルの打ち込み側と反対側から打ち込み側に向かって作動するクリンチャリンクに係合して回動させるとともに、このクリンチャリンクには、作動時に上記可動クリンチャの先端との係合を避ける逃げ部を形成したことを特徴とする電動ステープラ。
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