JP2008080450A - ステープラのクリンチャ溝 - Google Patents

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Abstract

【課題】綴じ用紙の厚さに関係なくステープルの脚部を確実に良好に折り曲げる。
【解決手段】マガジン部2と、ステープルを打ち出すハンドル部3とを、打ち出されたステープルの脚部を折曲させるクリンチャ部4を備えたベース(5、15)の後端部に回動自在に支持させるとともに、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部に係合して折曲させるステープラのクリンチャ溝20において、クリンチャ溝20の底面32の幅をステープルの側面の幅よりも広くするとともに、クリンチャ溝20の底面32の幅方向における後ろ側を、ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面とし、底面32の幅方向における前側を、前高後低となるように傾斜する傾斜面部34として形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、マガジン内に装填された先頭のステープルをドライバによってマガジンから綴じ用紙に向けて打ち出し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折曲させるステープラのクリンチャ溝に関する。
一般に、ステープラは、ベースの前端部に設けられた綴り台上に綴じ用紙を載置し、ハンドルを押し下げてその先端のドライバにより綴じ用紙の上に設けられたマガジン内のステープルを下方に打ち出し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の下部に設けられたクリンチャ部のクリンチャ溝で綴じ用紙の裏面に沿わせて折り曲げて綴じるように構成されている。
ところで、綴じ用紙の数は一様ではない。2、3枚のときもあれば40枚、50枚の場合もある。枚数に応じてステープルが貫通するときの綴じ用紙の厚さが異なる。綴じ用紙の枚数が少ないときは、ステープルが貫通したとき、綴じ用紙が薄いので、ステープルを安定に保持することができない。また、ハンドルに力を入れるときに綴じ用紙が動くことがあり、この場合もステープルの脚部が振れることがある。
そのほか、ステープルの脚部は綴じ用紙の厚さによって貫通したときの打ち出し角度が微妙に異なり、綴じ用紙を貫通した後にステープルの脚部がクリンチャ溝に当たるときの位置も微妙に違ってくる。
このため、40枚、50枚という多数の用紙を綴じることができるステープラでは、クリンチャ溝の長さと幅を十分にとり、クリンチャ溝の両端を湾曲させ、またその内面を断面円弧状に形成したものが知られている(特許文献1参照)。
また、クリンチャ溝をベースに固定するのではなく、上下方向に移動可能とし、ドライバを下方に移動してステープルを打ち出し、打ち出したステープルの脚が綴じ用紙を貫通するまではクリンチャ溝も下方に移動し、その後さらにドライバを下方に移動させることによりステープルの脚部がクリンチャ溝によって内側に折り曲げられるようにした構成のステープラが知られている。このステープラにおいても、図6(a)に示すように、クリンチャ溝の前後方向の溝幅をステープルの幅よりも大きくとり、クリンチャ溝の底面を、ステープルの打ち出し方向に対して垂直な平面部とした構成を採用している。
特開平11−28682号公報
図6(a)の構成の場合、先端にドライバ40を垂直に設けたハンドルが回動可能に設けられていることもあって、ドライバ40の下端面41はクリンチャ溝42の底面43に垂直ではなく、僅かに後傾状態となって打ち出される。これに加え、作業者がステープルの脚部が綴じ用紙を貫通した後、さらにクリンチャ溝42でステープルの脚部10を折り曲げるクリンチ動作をするとき、ステープラ全体を作業者の手前側に(後ろ側に)引きやすい。ステープラが作業者の手前側に移動すれば、相対的に綴じ用紙はステープラの前側に動くことになる。
このため、綴じ用紙が薄い場合は、ステープルの脚部10の先端は同図(b)のように前側に流れやすく、ステープルの脚部10が後ろ側に転んだ姿勢になり易い。綴じ用紙が厚い場合は、綴じ用紙とクリンチャ溝の底面との角度が合わなくなってくるため、曲がった脚10がクリンチャ溝の前方に寄りやすくなる。したがって、この場合もステープルの脚部が後ろ側に転んだ姿勢になり易い。
上記不都合を解決する手段として、同図(c)のように、クリンチャ溝の底面43に角度をつけ、前部が高く、後部が低くなるように底面全体を傾斜させることが試みられた。これによれば、ステープルの脚部10は前には流れにくいが、綴じ用紙が薄いときは、底面の傾斜に沿って後ろに流れやすく、このため、綴じた状態のステープルの形が悪くなる。これを防止するためには、クリンチャ溝の立壁44でステープルの脚部の流れを止めるようにすることが考えられる。しかし、この場合は、立壁44の位置精度が必要となるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解消して、綴じ用紙の厚さが厚い場合であっても薄い場合であってもステープルの脚部を確実に良好に折り曲げることができるステープラのクリンチャ溝を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に収容されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバを備えたハンドル部とを、上記マガジンから打ち出されたステープルの脚部を折曲させるクリンチャ部を前部に備えたベースの後端部に回動自在に支持させるとともに、上記クリンチャ部に設けられて上記綴じ用紙を貫通したステープルの脚部に係合して該ステープルの脚部を上記綴じ用紙の裏面に沿って折曲させるステープラのクリンチャ溝において、上記クリンチャ溝の底面の前後幅をステープルの側面の幅よりも広くするとともに、上記クリンチャ溝の底面の前後幅方向における後ろ側を、上記ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面とし、上記底面の前後幅方向における前側を、前高後低となるように傾斜して上記平面と連なる傾斜面部として形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記クリンチャ溝の底面の後ろ側の平面部から前側の傾斜面部に徐々に変化するように形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記傾斜面部は上記平面部に対して約3〜5°に傾斜していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2において、上記平面部は水平に対して約0〜0.5°の角度をなして前側が高くなっていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1において、上記クリンチャ溝の底面の前後幅における後側は、上記マガジンと上記ベースとの間に、上記綴じ用紙を少なくとも2枚介在させて綴じる際の上記ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面として形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に収容されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバを備えたハンドル部とを、上記マガジンから打ち出されたステープルの脚部を折曲させるクリンチャ部を前部に備えたベースの後端部に回動自在に支持させるとともに、上記クリンチャ部に設けられて上記綴じ用紙を貫通したステープルの脚部に係合して該ステープルの脚部を上記綴じ用紙の裏面に沿って折曲させるステープラのクリンチャ溝において、上記クリンチャ溝の底面の前後幅をステープルの側面の幅よりも広くするとともに、上記クリンチャ溝の底面の前後幅方向における後ろ側に平面部を形成し、上記底面の前後幅方向における前側に、前高後低となるよう傾斜して上記平面部と所定角度を成して連なる傾斜面部を形成したことを特徴とする。
請求項1又は請求項2に係る発明によれば、クリンチャ溝の底面の前後幅をステープルの側面の幅よりも広くするとともに、上記クリンチャ溝の底面の前後幅方向における後ろ側を、上記ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面部とし、上記底面の幅方向における前側を、前高後低となるように傾斜して該平面部と連なる傾斜面部として形成したから、綴じ用紙が薄い場合は、ステープルの脚部はクリンチャ溝の底面のうち後ろ側の平面部に係合する。クリンチャ溝の底面の前側には傾斜面部があるため、ステープルの脚部の先端が前側に流れることはない。したがって、ステープルが後ろに転ぶのを確実に防止することができる。さらに、クリンチャ溝の立壁の位置に精度が要求されないので、取り付けが容易である。
また、綴じ用紙が厚い場合は、綴じ用紙とクリンチャ溝の底面との角度が合わなくなってくるため、ステープルの脚部が前方に寄りやすくなるが、この場合も、クリンチャ溝の底面の前側には傾斜面部があるため、ステープルの脚部の先端は前側に流れることがない。したがって、ステープルが後ろに転ぶのを確実に防止することができる。
以上のように、上記クリンチャ溝構成によれば、綴じ用紙の厚さが厚い場合であっても薄い場合であってもステープルの脚部を確実に良好に折り曲げることができる。
請求項3又は請求項4に係る発明によれば、最も効率的で仕上り状態のよい綴じ効果が得られる。
請求5に係る発明によれば、綴じ用紙を2枚綴じする際から、仕上り状態のよい綴じ効果が得られる。
請求6に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様の効果を得ることができる。
図は本発明のステープラの一実施形態を示すもので、図1はステープラの斜視図、図2は上記ステープラの縦断面図、図3はその綴じ作動状態の縦断面図であり、図4(a)はクリンチャ部の拡大図、(b)はさらにその拡大図である。
図1〜図3において、ステープラ1は、多数のステープルを収容可能に設けられているマガジン部2と、マガジン部2内に装填されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すハンドル部3と、マガジン部2から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープルの脚部先端部を綴じ用紙の裏面に沿って折曲させるクリンチャ部4を先端側に備えたクリンチャアーム5と、上記ハンドル部3を操作する操作アーム6とによって構成されており、マガジン部2とハンドル部3は、それぞれの後端部において、クリンチャアーム5の後端部に設けられた支持軸7に回動自在に支持されている。
マガジン部2は、前端部に打出口8を有するマガジン9とステープル押圧用プッシャ(図示せず)と針カバー11とによって構成されている。マガジン部2はバネ12により上方に回動付勢されている。
ハンドル部3にはステープルを打出口8から打ち出すドライバ13が設けられ、バネ片14によって上方に回動付勢されている。そして、操作アーム6を押下操作することによってハンドル部3が回動され、ドライバ13がマガジン部2のステープル(図示せず)を打ち出すようになっている。
クリンチャアーム5は一体に組み付けられたアームカバー15とともにベースを構成している。クリンチャアーム5の前方にはクリンチャ部4が形成されている。クリンチャ部4には次に示すクリンチャ16とクリンチャガイド18とスライド部材19とが設けられている。
クリンチャ16は、ステープルの脚部に係合してステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って互いに内側に向けて折り曲げるように誘導させるクリンチャ溝20(図4(a)(b)参照)を備え、上下方向に移動できるように配置され、バネ22によって上方へ向けて付勢されている。
クリンチャ16はクリンチャガイド18の前端の開口17に支持されている。クリンチャガイド18は後端の係合爪23がクリンチャアーム5の開口24の縁に係合されて揺動可能に支持され、バネ25により上方に一定範囲だけ回動するように付勢されている。クリンチャガイド18の開口17はクリンチャ16に沿ってほぼ垂直方向に揺動されるようになっている。
スライド部材19は底壁に沿って前後方向にスライド可能に支持され、バネによって前方に付勢されている。前方位置にあるとき、クリンチャガイド18に係合して下方向へ揺動するのを阻止し、綴じ用紙を上方位置で支持し、後方側へ移動すると、クリンチャガイド18の先端部が下方向へ揺動可能な状態にする。
ハンドル部3には、L字状のリンク部材30の一端部が軸部21を介して枢支されている。このリンク部材30はその中央折曲部30aが針カバー11の上面に摺接係合されており、下方に延びた他端部30bがスライド部材19に係合可能に対応している。このリンク部材30は、ハンドル部3がマガジン部2に対して相対的に回動することにより、中央折曲部30aを支点として回動し、他端部30bがスライド部材19に係合してスライド部材19を不図示のバネに抗して後方へスライド移動させるようになっている。
なお、バネ25は、クリンチャガイド18を上方へ向けて揺動するように付勢している。
上記構成において、図2に示されるように、クリンチャガイド18の上面に綴じ用紙Pを載置して操作アーム6を押下操作すると、ハンドル部3が回動してハンドル部3の板状バネ片14を介してマガジン部2が押下回動し、マガジン9の下面とクリンチャガイド18との間で綴じ用紙が狭持される。この時点ではクリンチャガイド18の前部下面側にはスライド部材19が進入していてクリンチャガイド18を上方位置に保持しているので、綴じ用紙が上方位置で支持されるとともにマガジン部2の回動が停止状態に保持される。ハンドル部3が更に回動することによってハンドル部3のドライバ13によってマガジン9内の先頭のステープルが綴じ用紙に向けて打ち出され、貫通する。
ステープルの脚部は、綴じ用紙を貫通してクリンチャ16と当接しクリンチャ16をバネ22に抗して押し下げるが、バネ22は極めて弱い弾発力のものであって、この時点ではクリンチャ16は、ステープル脚を折曲させる作用を発揮しない。ドライバ13によりステープルの脚部のほぼ全部が綴じ用紙を貫通した位置まで打ち出されたタイミングの時、図3に示されるように、ハンドル部3とマガジン部2の回動によってリンク部材30が回動しリンク部材30の他端部30bがスライド部材19と係合してスライド部材19を後方へスライド移動させる。これにより、クリンチャガイド18の先端部が下方向へ回動する。これに伴い、マガジン部2が、板状バネ片14の弾力によりクリンチャガイド18を下方に押圧しながら回動する。
この後、操作アーム6の押下操作によってハンドル部3が更に回動され、クリンチャガイド18が更に下方へ揺動して、ドライバ13によって打ち出されるステープルの脚部の先端がクリンチャ16のクリンチャ溝20と係合し、ステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って平坦に折り曲げてステープル綴じが完了する。
ところで、図4(b)のA−A矢視方向として示す上記クリンチャ16のクリンチャ溝20の横断面は、図5(a)に示されるように形成されている。
すなわち、クリンチャ溝20の前後の立壁31と左右の立壁(図示せず)との間に形成され、その底面32の前後幅は前述の理由によりステープルの側面の幅よりも広くなるように形成されている。
次に、上記クリンチャ溝20の底面32のうち、その前後幅方向における後ろ側(図に向かって右側)は、上記ステープルの打ち出し方向に対して略垂直で、水平な平面部33として形成されている。また、上記底面32の前後幅方向における前側は、前部が高く、後部が低い前高後低となるように傾斜する傾斜面部34として形成されている。
従来のクリンチャ溝構成によれば、前述のように、ステープルはドライバ13によって打ち出され、綴じ用紙を貫通した後にクリンチャ溝に係合する場合、綴じ用紙が薄いときは、ステープルの脚部の先端は前側に流れやすく、ステープルの脚部が後ろ側に転んだ姿勢になりやすかった。また、綴じ用紙が厚いときは、綴じ用紙とクリンチャ溝20の底面32との角度が合わなくなってくるため、曲がった脚が前方に寄りやすくなる。したがって、この場合もステープルの脚部が後ろ側に転んだ姿勢になり易い傾向があった。
しかしながら、上記クリンチャ溝構成によれば、綴じ用紙が薄い場合は、同図(b)のように、ステープルの脚部10aはクリンチャ溝20の底面32のうち後ろ側の平面部33に係合する。平面部33は水平で、かつ、前方側に位置する立壁31との距離が後方側に位置する立壁31との距離よりも離れているので脚部10aは前側に流れようとするが、クリンチャ溝20の底面32の前側には傾斜面部34があるため、ステープルの脚部の先端が前側に流れることはない。したがって、ステープルが後ろに転ぶのを確実に防止することができる。さらに、クリンチャ溝20の立壁の位置に精度が要求されないので、取り付けが容易である。
また、綴じ用紙が厚い場合は、同図(c)に示されるように、綴じ用紙とクリンチャ溝20の底面32との角度が合わなくなってくるため、ステープルの脚部10bが前方に寄りやすくなるが、この場合も、クリンチャ溝20の底面32の前側には傾斜面部34があるため、ステープルの脚部10bの先端は前側に流れることがない。しかも、脚部10bの後ろは傾斜面部34と角度を成して形成されている水平な平面部33であるから、脚部10bが後ろに流れることもない。したがって、ステープルが転ぶのを確実に防止することができる。
このように、上記クリンチャ溝構成によれば、綴じ用紙の厚さが厚い場合であっても薄い場合であってもステープルの脚部を確実に良好に折り曲げることができる。
なお、ステープルの打ち出し方向に対して垂直な平面を水平とすると、上記後側平面部33の角度αは水平に対して0〜−0.5°で水平かわずかに後ろ下がりに形成するのが好ましい。また、前側傾斜面部34の角度βは、水平に対して3〜5°にするのが好ましい。平面部33が前下がりになってしまうと、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部が前方に流れやすくなってしまい、上記角度αが0.5°よりも大きいと、特に綴じ用紙が薄い場合に、ステープルの脚部10bの先端が後ろ側に流れやすく、ステープルの脚部が前側に転んだ姿勢になりやすくなるからである。前側傾斜面部34の角度βは、水平に対して3°よりも小さい場合は、ステープルの脚部が前方に流れるのを防止する効果が小さくなり、上記角度βが5°よりも大きいと、角度が大きくなりすぎて脚部が後ろに流れてしまいやすくなるからである。
また、上記クリンチャ溝20の底面32の後ろ側の平面部33から前側の傾斜面部34に徐々に変化するように形成してもよい。
加えて、平面部33を、綴じ用紙を2枚重ねた状態で綴じる際のステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面として形成するのが好ましい。
なお、クリンチャ溝20は必ずしも上述のような可動式のものでなくてもよい。通常のステープラに用いられている固定式のクリンチャ溝20でも、同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態のステープラの斜視図 上記ステープラの縦断面図 上記ステープラの綴じ作動状態の縦断面図 (a)はクリンチャ部の拡大図、(b)はさらにその拡大図 (a)(b)(c)は本発明に係るクリンチャ溝の横断面図 (a)は従来のステープラのクリンチャ溝の横断面図、(b)はステープルの脚部の折り曲げ状態を示す横断面図、(c)は別のクリンチャ溝の横断面図
符号の説明
1 ステープラ
2 マガジン部
3 ハンドル部
4 クリンチャ部
5 クリンチャアーム(ベースの一部)
15 アームカバー(ベースの一部)
20 クリンチャ溝
32 底面
33 平面部
34 傾斜面部

Claims (6)

  1. 多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に収容されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバを備えたハンドル部とを、上記マガジンから打ち出されたステープルの脚部を折曲させるクリンチャ部を前部に備えたベースの後端部に回動自在に支持させるとともに、上記クリンチャ部に設けられて上記綴じ用紙を貫通したステープルの脚部に係合して該ステープルの脚部を上記綴じ用紙の裏面に沿って折曲させるステープラのクリンチャ溝において、
    上記クリンチャ溝の底面の前後幅をステープルの側面の幅よりも広くするとともに、
    上記クリンチャ溝の底面の前後幅方向における後ろ側を、上記ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面とし、上記底面の前後幅方向における前側を、前高後低となるように傾斜して上記平面と連なる傾斜面部として形成した
    ことを特徴とするステープラのクリンチャ溝。
  2. 上記クリンチャ溝の底面の後ろ側の平面部から前側の傾斜面部に徐々に変化するように形成したことを特徴とする、請求項1に記載のステープラのクリンチャ溝。
  3. 上記傾斜面部は上記平面部に対して約3〜7°に傾斜していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のステープラのクリンチャ溝。
  4. 上記平面部は水平に対して約0〜0.5°の角度をなして前側が高くなっていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のステープラのクリンチャ溝。
  5. 上記クリンチャ溝の底面の前後幅における後側は、上記マガジンと上記ベースとの間に、上記綴じ用紙を少なくとも2枚介在させて綴じる際の上記ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面として形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のステープラのクリンチャ溝。
  6. 多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に収容されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバを備えたハンドル部とを、上記マガジンから打ち出されたステープルの脚部を折曲させるクリンチャ部を前部に備えたベースの後端部に回動自在に支持させるとともに、上記クリンチャ部に設けられて上記綴じ用紙を貫通したステープルの脚部に係合して該ステープルの脚部を上記綴じ用紙の裏面に沿って折曲させるステープラのクリンチャ溝において、
    上記クリンチャ溝の底面の前後幅をステープルの側面の幅よりも広くするとともに、
    上記クリンチャ溝の底面の前後幅方向における後ろ側に平面部を形成し、上記底面の前後幅方向における前側に、前高後低となるよう傾斜して上記平面部と所定角度を成して連なる傾斜面部を形成した
    ことを特徴とするステープラのクリンチャ溝。
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