JPH0613315Y2 - 壁板不連続部の覆板 - Google Patents

壁板不連続部の覆板

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JPH0613315Y2
JPH0613315Y2 JP17750287U JP17750287U JPH0613315Y2 JP H0613315 Y2 JPH0613315 Y2 JP H0613315Y2 JP 17750287 U JP17750287 U JP 17750287U JP 17750287 U JP17750287 U JP 17750287U JP H0613315 Y2 JPH0613315 Y2 JP H0613315Y2
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JP
Japan
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cover plate
wall
plate
wall plates
piece
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JP17750287U
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JPH0182236U (ja
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隆義 中山
修一 新井
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Fujisash Co Ltd
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Fujisash Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る壁板不連続部の覆板は、所謂サイディン
グ材と呼ばれる壁板により建物の外壁面を覆う場合に用
いて、水平方向に隣り合う壁板同士の間の不連続部分の
体裁を整えるものである。
(従来の技術) 断熱、防火等を目的として、一般家屋を含む各種建造物
の外壁面を、サイディング材と呼ばれる壁板で覆う事が
広く行なわれている。
壁板は、十乃至数十cmの幅を有する長尺材として造られ
ており、壁面を覆う場合には、複数枚の壁板を上下方向
に連続させて壁面を覆う。
この壁板の張り方には、平面張りと呼ばれる、各壁板の
表面を同一平面上に位置させる張り方と、下見張りと呼
ばれる、各壁板の表面が波形となる張り方とがある。
この内の下見張りと呼ばれる張り方は、本考案の実施例
を示す第1図に示す様に、上下に隣り合う壁板1、1の
内、下側に位置する壁板1の上端部に上側に位置する壁
板1の下端部を重ね合わせた状態で、複数枚の壁板同士
を組み合わせ、壁面3を覆うものである。
ところで、各壁板1、1の長さは、壁面3の長さに比べ
て短い為、この様にして壁面3を複数枚の壁板1、1で
覆った場合、水平方向に隣り合う壁板1、1同士の間に
不連続部が生じる事が避けられない。
この為従来から、壁板1、1とは別体の覆板を使用し
て、上記不連続部の体裁を整える様にしていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の壁板不連続部の覆板は、何れも覆板を
1個ずつ釘等で固定しなければならない為、覆板の装着
作業が面倒なだけでなく、複数個の覆板を壁面に装着す
る場合、下側から上側に、或は上側から下側に、順番に
装着しなければならず、反対に覆板を取り外す場合も、
上側から下側に、或は下側から上側に、順番に取り外さ
なければならない。従って、中間の覆板のみを独立して
着脱する事は出来ない。
この為、中間部の覆板、更には中間部の覆板により端部
を抑えられた中間部の壁板1のみを交換する場合に於い
ても、複数個の覆板を端から総て取り外し、所定の覆板
或は壁板1を交換した後、再び複数の覆板を装着する作
業を端から行なわなければならない。
この為、中間部に位置する覆板や壁板1のみが傷んで交
換する場合、交換作業が面倒になり、修理に要する費用
が嵩む事が避けられなかった。
本考案の壁板不連続部の覆板は、上述の様な不都合を解
消するものである。
b.考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の壁板不連続部の覆板は、下側に位置する壁板の
上端部に、上側に位置する壁板の下端部を重ね合わせた
状態で組み合わされて壁面を覆う壁板の、水平方向端縁
部同士の不連続部を覆うのに使用する。
この様な本考案の覆板に於いては、金属板の下縁部を壁
面側に向けて折り曲げる事で、各壁板の下縁部を覆う受
溝部を形成すると共に、この金属板の上縁部を壁面側に
向けて、主覆板部との成す角度が鋭角になる迄折り返す
事で、各壁板の上縁部に係止自在な係止片としている。
更に、上記受溝部の側面を形成する折立て片と係止片と
に、それぞれ水平方向に隣り合う壁板の端縁部同士の間
の不連続部に大きながたつきなく進入自在な突出部を形
成している。
(作用) 上述の様に構成される本考案の壁板不連続部の覆板によ
り、水平方向に隣り合う壁板の端縁部同士の間に形成さ
れる不連続部分を覆う場合、覆板を構成する金属板の上
端部を上下に隣り合う壁板の間に押し込む。
この押し込み作業の際、覆板を構成する金属板の上端縁
部に形成した係止片は、弾性変形しつつ上下に隣り合う
壁板同士の重なり部分の間に進入するが、受溝部の底と
壁板の端部下縁とが互いに当接する迄覆板を押し上げる
と、係止片が重なり部分を通過し切る事で弾性的に復位
し、この係止片が上記覆うべき壁板の上縁部に係合し
て、覆板が下方に抜け出るのを阻止する。
中間部の覆板のみを交換する為、この覆板を取り外す場
合、覆板を強く下方に引っ張れば、上記係止片が上方に
折り返されて、この係止片による係止作用がなくなり、
中間部の覆板のみを取り外す事が出来る。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更に詳しく
説明する。
第1〜6図は本考案の実施例を示しており、第1図は使
用状態を示す壁面の斜視図、第2図は覆板の全体構成を
示す斜視図、第3図は使用状態を示す正面図、第4図は
第3図のA−A断面図、第5図は同B−B断面図、第6
図は覆板を取り外す際に於ける係止片の変形状態を示す
側面図である。
本考案の覆板2は、壁面3を覆う壁板1、1と同色に塗
装された金属板4の下縁部を、壁面3側に向けて折り曲
げる事で、各壁板1、1の下縁部を覆う下部覆片5とし
ている。下部覆片5の端縁部は、上方に向けて折り曲げ
る事で折り立て片6とし、この折り立て片6と、下部覆
片5と、金属板4の主覆板部7の下端部とで三方を囲ま
れる部分を、壁板1、1の下端部が内嵌自在な受溝部1
1としている。
又、上記折り立て片6の上縁部に形成した舌片8は、上
記主覆板部7に向け折り曲げて、水平方向に隣り合う壁
板1、1の下縁部を、上記受溝部11に挿入した場合
に、この舌片8が上記隣り合う壁板1、1の間に不連続
部に進入する様にしている。そして、この舌片8の基端
部の幅wは、上記不連続部の幅Wと同じか、それよりも
僅かに狭く(w≦W)して、舌片8の不連続部への進入
に伴なって、覆板2が水平方向にずれ動く事がない様に
している。
更に、金属板4の主覆板部7の上端部は、壁面3側に向
けて、主覆板部7との成す角度が鋭角になる迄折り返す
事で係止片9としている。そして、係止片9の下縁両側
部は、壁面3を覆った壁板1、1の端部上縁に係止自在
としている。
この係止片9の下縁中央部には、前記折り立て片6の上
縁部に形成した舌片8と同様の舌片10を形成して、係
止片9が壁板1、1の上縁部に係止された場合に、この
舌片10が、水平方向に隣り合う壁板1、1の間の不連
続部に進入し、覆板2が水平方向にずれ動くのを阻止す
る様にしている。
上述の様に構成される覆板2により、水平方向に隣り合
う壁板1、1の端縁部同士の間に形成される不連続部分
を覆う場合、覆板2の主覆板部7を水平方向に隣り合う
壁板1、1の端部表面に当接させた状態で、この主覆板
部7の上端部を、上記壁板1、1の上端部とこの壁板
1、1の上方に連続する壁板1の下端部との間に押し込
む。
この押し込み作業に伴なって、覆板2の主覆板部7の上
端縁部に形成した係止片9が、主覆板部7との成す角度
が小さくなる様に弾性変形しつつ、上下に隣り合う壁板
1、1同士の重なり部分の間に進入する。
間隙を介在させて水平方向に並んだ上側の壁板1、1の
下縁部が、覆板2の下端の受溝部11内に嵌合し、この
壁板1、1の端部下縁と覆板2の下部覆片5とが互いに
当接する迄覆板2を押し上げると、係止片9が、上下に
隣り合う壁板1、1同士の重なり部分を通過し切る事で
弾性的に復位し(係止片9と主覆板部7との成す角度が
大きくなり)、係止片9が下側に位置する壁板1、1の
上縁部に係合して、覆板2が下方に抜け出るのが防止さ
れる。
同時に、壁板1、1の端部下縁と、覆板2の受溝部11
との嵌合により、覆板2が壁板1、1から浮き上がる事
が防止される。
又、この状態に於いては、覆板2の上下両端部に形成さ
れた舌片8、10が、水平方向に隣り合う壁板1、1の
端縁部同士の間の不連続部に進入して、この覆板2が水
平方向にずれ動く事を防止する。
尚、図示の実施例に於いては、壁板1、1で覆われる壁
面3の上下方向に亘って、合成樹脂の一体押出成型によ
り造られた位置決め材16を、釘等により固定し、各壁
板1、1の水平方向端縁部を、この位置決め材16に形
成した1対の突条17、17の側面に突き当てている。
この為、各壁板1、1の端縁の水平方向位置を整えると
同時に、水平方向に隣り合う壁板1、1同士の不連続部
の幅Wを、その全長に亘って均一とする作業を容易に行
なえる。
上述の様にして装着された覆板2、2の内、中間部の覆
板2のみを交換する為、この覆板2を取り外す場合、交
換すべき覆板2を強く下方に引っ張る。覆板2を構成す
る金属板4はそれ程厚くない為、覆板2を下方に向けて
強く引っ張れば、上記係止片9が、第6図の実線に示す
状態から鎖線に示す状態に迄、同図に矢印で示す様に上
方に折り返されて、この係止片9による係止作用がなく
なり、中間に位置する覆板2のみを取り外す事が出来
る。
その後、新たな覆板2を装着する作業は、前述の場合と
同様である。
尚、本考案の覆板2により端縁部同士の不連続部分を覆
われる壁板1、1同士は、下側の壁板1の上端部に形成
された嵌合突条12と嵌合する部分と、上側の壁板1の
下端部に形成された嵌合溝13と嵌合する部分とを有す
る結合ブラケット(図示せず)を介して上下方向に連結
され、中間部の壁板1のみの交換を可能としているが、
この部分の構造に関しては本考案とは直接関係がない
(この部分の形状、構造に就いては、実願昭62−55
917号に詳しく開示されている。)為、詳しい説明を
省略する。
又、覆板2の下端部の折り立て片6を延出させて形成し
た舌片8(突出部である)に代えて、第7図(A)或は
同図(B)に示す様な突出部14(或は15、15)を
形成し、壁板1、1の下端部を受溝部11に進入させた
場合に、各突出部14(或は15、15)が上記壁板
1、1の不連続部に進入する様にしても、覆板2が水平
方向にずれ動く事を防止出来る。
c.考案の効果 本考案の壁板不連続部の覆板は、以上に述べた通り構成
され作用する為、覆板の装着作業が容易となり、装着作
業の能率化を図れるだけでなく、中間部の覆板のみを交
換する事も可能となる為、壁板や覆板の補修作業を迅速
に、且つ安価に行なえる様になる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の実施例を示しており、第1図は使
用状態を示す壁面の斜視図、第2図は覆板の全体構成を
示す斜視図、第3図は使用状態を示す正面図、第4図は
第3図のA−A断面図、第5図は同B−B断面図、第6
図は覆板を取り外す際に於ける係止片の変形状態を示す
側面図、第7図(A)(B)は、覆板の下端部に設ける
ずれ止め機構の別例を示す斜視図、第8図は第5図のC
部拡大図である。 1:壁板、2:覆板、3:壁面、4:金属板、5:下部
覆片、6:折り立て片、7:主覆板部、8:舌片、9:
係止片、10:舌片、11:受溝部、12:嵌合突条、
13:嵌合溝、14、15:突出部、16:位置決め
材、17:突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下側に位置する壁板の上端部外面に、上側
    に位置する壁板の下端部内面を重ね合わせた状態で、複
    数の壁板を並列させて壁面を覆う場合に、水平方向に並
    んだ2つの壁板の不連続部を覆い隠す金属の覆板(2)
    であって、主覆板部(7)の上下に、相隣る2つの下側
    の壁板の上端面に係止される係止片(9)及び相隣る上
    側の壁板の下端部を係合させる受溝部(11)を形成し
    て成り、上記係止片(9)は、主覆板部(7)の上端を
    壁面側に鋭角に折曲げ形成されると共に、その先端中央
    部を延出させて、相隣る2つの壁板の不連続部に形成さ
    れる間隙にがたつきなく進入し得る幅の舌片(10)を
    形成したものとし、上記受溝部(11)は、主覆板部
    (7)の下端部に下部覆片(5)、折立て片(6)を壁
    面側に折曲げて主覆板部(7)の下部との間に形成され
    て、相隣る2つの上側の壁板の下端部を係合させると共
    に、受溝部(11)の主覆板部(7)と反対側の側面を
    形成する折立て片(6)の内面に、相隣る2つの壁板の
    間隙にがたつきなく進入し得る幅の突出部(8)(1
    4)(15)を形成したものとした壁板不連続部の覆
    板。
JP17750287U 1987-11-24 1987-11-24 壁板不連続部の覆板 Expired - Lifetime JPH0613315Y2 (ja)

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