JPH0337328Y2 - - Google Patents

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JPH0337328Y2
JPH0337328Y2 JP8835485U JP8835485U JPH0337328Y2 JP H0337328 Y2 JPH0337328 Y2 JP H0337328Y2 JP 8835485 U JP8835485 U JP 8835485U JP 8835485 U JP8835485 U JP 8835485U JP H0337328 Y2 JPH0337328 Y2 JP H0337328Y2
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JP
Japan
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fitting
protrusion
plate part
fitting groove
siding board
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JP8835485U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はサイデイングボードに係り、更に詳し
くは隣接する他のサイデイングボードに対する連
接を、表面側から重ね合わせるようにして行うこ
とができ、しかも一担連接した後は不測に離脱し
にくいサイデイングボードに関する。
[従来の技術] 周知の通り、建造物の外壁を構成する為の一手
段としてサイデイングボードが広く用いられてい
る。これらは鉄板やステンレス等の金属板を折曲
加工して形成されたものであり、隣接する他のサ
イデイングボードと連接する為の接合部が形成さ
れている。従来、この種のサイデイングボードの
接合部は第4図に示すように、幅方向に沿う上下
に形成されている場合が多い。即ち、サイデイン
グボード本体1′の上部にオス接合部2′を形成す
ると共に、下部にはメス接合部3′が形成されて
いるものである。
[考案が解決しようとする問題点] このようにオス・メスの接合部が本体1′の上
下方向に形成されているものであるから、これを
建造物上に取着する時には下側に配設した本体
1′の上部に形成されているオス接合部2′に、上
側に配設する本体1′の下部に形成されているメ
ス接合部3′を、第4図に示すように上方から差
し込んで連接していかなければならない。その為
に、実際に配設する位置よりも上方に若干の配設
作業空間4′が必要となる。このような配設作業
空間を確保できる場合には、このように上方から
差し込みながら連接していくことができるが、上
側に窓枠や軒がある箇所には上記配設作業空間を
確保することができない。
この配設作業空間を確保することができない場
合には連接することができないので、このように
上側に窓枠や軒8′がある場所に配設する場合は
本体1′を、他の場所に配設するものよりも配設
作業空間4′分だけ幅狭に形成した部材1′を配設
している。
従つて、配設し終つた時にはこの部材1′と、
窓枠や軒8′の間に、配設作業空間4′に相当する
隙間5′ができてしまう。この隙間5′を塞ぐ為
に、化粧板6′と幅狭に形成した部材1′間にシー
ルバンド7′を配設している。このシールバンド
7′の配設作業は、軒下等の狭い場所で行わなけ
ればならないので非常に行いにくいものである。
又長尺に形成されている本体1′を幅方向に沿
う上方から差し込んで連接していくものであるの
で、差し込み具合によつては平行に連接できない
場合があるので、作業に注意を必要とする。
このように、接合部が幅方向に沿う上下方向に
ある場合には、イ.幅狭な部材1′やシールバン
ド7′等が必要であつて、部品点数が多くなる。
又、ロ.狭い軒下等でシールバンド7′を配設し
なければならないので、作業が大変である。更
に、ハ.水平に連接していく為の注意が必要であ
り、後で差し込み加減を手直しするには非常に手
間費間を必要とする、等の不具合や改善すべき問
題点を内在している。
本考案は述上の点に鑑み成されたものであつ
て、その目的とする所は、部品点数が少なく
て、製造や部品の管理が容易であり、又シール
バンドの配設が不要で配設作業効率が良く、更に
確実に水平に連接していくことができ、そして
又容易に連接することができ、しかも一担連接
した後は不測に外脱することが無いサイデイング
ボードを提供するにある。
[問題点を解決する為の手段] 本考案は上記目的を達成する為に次の技術的手
段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面に
使用した添付図面に用いた符号を用いてこれを説
明すると、上下左右方向に連接して外壁を構成す
るサイデイングボードに於いて、このサイデイン
グボードは上縁に沿つて形成された上部板止め部
6と、この下方に連らなる主板部2と、その主板
部2の裏側に折り返して成る下部止め板部8に形
成され、上部止め板部6と主板部2の境の表面上
に、上縁5に沿つて横方向に凹状の嵌合溝11が
形成されていると共に、上記裏返されて形成され
た下部止め板部8の端部には、上記嵌合溝11に
表面17側から係合する凸状の突条14が横方向
に沿つて形成され、嵌合溝11は上部止め板部6
と主板部2の境を裏面側に向けて凹状に折り曲げ
加工して形成され、内部は広く、入口側は嵌合端
12,13として狭く形成されており、突条14
は下部止め板部8の端部を裏面側に向けて折り返
し、中央部が幅広の凸状に形成され、上記1つの
サイデイングボード1を隣接する他のサイデイン
グボード1に連接すべく、一つのサイデイングボ
ードの突条14を、その下方に隣接する他のサイ
デイングボードの嵌合溝11に表面側から嵌合す
る時に、この突条14の上部突面15と下部面1
6を嵌合溝11の上下の嵌合端12,13で強性
的且つ弾発的に収縮せしめ、その態様で突条14
を嵌合溝11内に嵌合後は、この突条14がその
弾発力によつて元状態に復帰して、嵌合溝の嵌合
端12,13により外脱が阻止されるようにした
サイデイングボードである。
[作 用] 本考案は上記技術手段より成るので、1つのサ
イデイングボードを隣接する他のサイデイングボ
ードに連接する時には、連接するサイデイングボ
ードの下方に形成されている突条を、その下方に
隣接する他のサイデイングボードの上方に形成さ
れている嵌合溝に表面側から嵌合せしめて行う。
このように表面側から嵌合して連接していくもの
であるから、従来のものと異なり、上側に配設作
業空間が不要である。その為に、窓枠や軒等の下
端迄隙間無く配設することができるのでシールバ
ンド等が不要であり、部品点数を減らすことがで
きると共に、配設作業が容易となる。
又連接するサイデイングボードの突条を、下方
に隣接するサイデイングボードの嵌合溝内に表面
側から嵌合するものであり、且つ突条及び嵌合溝
は各々長手方向に沿つて平行に形成されているも
のであるから、嵌合の仕方の如何に係らず確実に
平行に連接していくことができるので連接作業が
容易となる。この場合、万が一嵌合が不十分な箇
所があつた場合でも、それによつて平行がくずれ
るような不具合が無く、その部分だけ後で押し込
めばよい。即ち、手直しが容易である。
更に、嵌合せしめる時は突条の上部の突面を、
嵌合溝の入口に形成されている嵌合端によつて収
縮せしめて行うので、容易に嵌合することがで
き、嵌合後は突条が元状態に復帰するので上部の
突面が上下の嵌合端として狭く形成された入口に
当接して、突条の外脱を阻止する。即ち、容易に
連接することができると共に、しつかりと連接す
ることができる。
[実施例] 次に添付図面第1図〜第3図に従い本考案の好
適な実施例を詳述する。
図中1はサイデイングボード本体を示し、長尺
の鉄板やステンレス板等の金属板を幅方向に沿つ
て折曲げ加工して形成されている。2は本体1の
中央部に形成された主板部であつて、この主板部
2の裏側3には裏当て材4が取着されている。こ
の主板部2の上側には上縁5に沿つて上部止め板
部6が形成されており、下側には主板部2の下端
7を裏側3に折り返して下部止め板部8が形成さ
れている。
上記上部止め板部6は、本体1を建造物の下地
材9上に釘10等を用いて固着する為に形成され
ているものである。この上部止め板部6と主板部
2の境の表面上には、上縁5に沿つて横方向に凹
状の嵌合溝11が形成されている。この嵌合溝1
1は内部は広く形成されていて、入口11aの上
下は嵌合端12,13として狭く形成されてい
る。
次いで14は突条であり、この突条14は下部
止め板部8の端部を裏側3方向に向けて折り曲げ
て下部面16とすると共に、裏側から表側方向に
向けて中央部が高い断面三角形状に折り返して上
部突面15を形成して、中央部を幅広に形成した
ものである。この突条14は下方に隣接する他の
サイデイングボード1に形成されている嵌合溝1
1に表面17側から嵌合せしめて、本体1同志を
連接する為に形成されているものである。
本体1の折り曲げ加工は種々の手段で行うこと
ができ、例えばロール成型によつて行うことがで
きる。
次に上記実施例に基き使用例を説明する。
本考案のサイデイングボードは上記のように形
成されているので、1つのサイデイングボードを
下方に隣接する他のサイデイングボードの上側に
連接する時には、他のサイデイングボードの上方
からでは無く、第2図及び第3図中矢示18で示
したように表面17側から行う。即ち、連接する
サイデイングボードの下方に形成されている突条
14を、下方のサイデイングボード上に形成され
た嵌合溝11内に表面17側から嵌合せしめるも
のである。このように嵌合せしめる時に、嵌合溝
11の入口11aは狭く形成されているので、嵌
合端12,13によつて突条14は第3図中1点
鎖線で示したように収縮せしめられる。しかしな
がら、この突条14は金属板を折り曲げ加工して
形成したものであるから、勝れた弾発力を有して
いる。その為に狭い入口11aを通り抜けて広い
内部に入つた時には元状態に復帰する。元状態に
復帰すると、嵌合溝11の入口11aは嵌合端と
して狭く形成されているので外脱できなくなる。
この場合、山形に形成されている上部突面15が
主として上部嵌合端12と当接して外脱を阻止す
る。
サイデイングボードの連接は、このようにサイ
デイングボードの表面17側から行うので、従来
のように上方に連接の為の配設作業空間が不要で
ある。上方に配設作業空間が不要であるというこ
とは第2図に示したように、上方に軒19がある
場合でも、本体1の上縁5を軒19に当接させる
ようにして連接することができる。又、下方に押
し下げて連接するものでは無いので、連接した後
も上記の上縁と軒間に隙間ができるような不具合
は生じない。
このように配設作業空間が不要であるので、従
来のように配設作業空間を確保する為に、上側に
軒や窓枠等がある場合に、作業空間分だけ幅狭に
形成した部材を使用しなければならないという面
倒が無い。又、作業空間を設ける為に生じる隙間
を塞ぐ為に、シールバンドを配設する等の手間費
間が不要であつて作業効率が良い。
更に、上縁5に沿つて平行に形成された嵌合溝
11内に、同じく上縁5に沿つて平行に形成され
た突条14を、表面17側から嵌合させて連接し
ていくものであるから、嵌合の仕方如何に係ら
ず、即ち突条14を嵌合溝11内の奥部迄嵌合さ
せていなかつたような場合でも確実に平行に連接
していくことができる。このように嵌合が不十分
な箇所があつた場合、従来は上下方向の嵌合であ
るので平行がくずれてしまう。そして、嵌合が不
十分な箇所があつたのを気がつかずに、次々と連
接していつた場合には、それ以後の平行は全てく
ずれてしまい、それを手直しする場合には、その
嵌合が不十分であつた箇所以後に連接したサイデ
イングボードを全てはがしてからでないとその部
分の手直しを行うことができなかつた。
所が、本件の場合には表面側からの嵌合である
ので、嵌合が不十分な箇所があつても平行がくず
れるような不具合が無く、嵌合が不十分な箇所を
表面17側から押して十分に嵌合せしめるだけで
手直しが終了する。即ち、手直しが容易である。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案は、本体1の下方
に、裏側方向に向けて突設した突条14を、下側
に隣接する本体1の上方に形成した嵌合溝11内
に、表面17側から嵌合せしめて連接するように
成したので、上方に連接の為の配設作業空間が不
要であり、従つて上側に軒19や窓等が、ある場
合に、従来のように配設作業空間を確保する為の
幅狭な部材や、配設作業空間を確保した為に生じ
た隙間を塞ぐ為のシールバンド等が不要であり、
部品点数を減らすことができ、製造や部品の管理
及び部品の品揃えを容易と成し、又狭い軒下等
で行なわなければならないシールバンドの配設作
業を不要にできたので、配設作業効率を向上させ
ることができ、更に上縁に沿つて平行に形成さ
れた嵌合溝11に、同じく上縁に沿つて平行に形
成された突条14を、表面17側から嵌合させて
いくように成したので容易且つ確実に平行に連接
していくことができ、万一嵌合に不具合があつた
時の手直しが容易であり、そして又、突条14
の上部の突面15を嵌合溝11の嵌合端12,1
3によつて収縮せしめながら嵌合せしめるので嵌
合が容易であり、而も一担嵌合溝内に嵌合後は、
上記突条14はその弾発力によつて元状態に復帰
するので、入口11aに形成されている上下の嵌
合端12,13が上部の突面15と当接して突条
14の外脱を阻止して、しつかりと連接すること
ができるサイデイングボードを提供する等種々の
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1図〜第3図は本考案の実施例を示
し、第1図は破断部を含む斜視図、第2図は配設
態様を説明する図、第3図は第2図中矢示Pで示
した部分の拡大図、第4図及び第5図は従来例を
示し、第4図は連接態様を説明する図、第5図は
配設態様を説明する図である。 尚、図中1…本体、2…主板部、3…裏側、5
…上縁、6…上部止め板部、8…下部止め板部、
11…嵌合溝、11a…入口、12…嵌合端、1
3…嵌合端、14…突条、15…上部突面、16
…下部面、17…表面を示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下左右方向に連接して外壁を構成するサイデ
    イングボードに於いて、このサイデイングボード
    は上縁に沿つて形成された上部止め板部6と、こ
    の下方に連らなる主板部2と、その主板部2の下
    端7を裏側3に折り返して成る下部止め板部8に
    形成され、上部止め板部6と主板部2の境の表面
    上に、上縁に沿つて横方向に凹状の嵌合溝11が
    形成されていると共に、上記裏返されて形成され
    た下部止め板部の端部には、上記嵌合溝11に表
    面側から係合する凸状の突条14が横方向に沿つ
    て形成され、嵌合溝11は上部止め板部6と主板
    部2の境を裏面側に向けて凹状に折曲げ加工して
    形成され、内部は広く入口11aは嵌合端12,
    13として狭く形成されており、突条14は下部
    止め板部8の端部7を裏面側に向けて折り返し、
    中央部が幅広の凸状に形成され、上記一つのサイ
    デイングボード1を下方に隣接する他のサイデイ
    ングボード1に連接すべく、一つのサイデイング
    ボードの突条14を、その下方に隣接する他のサ
    イデイングボードの嵌合溝11に表面側から嵌合
    する時に、この突条14の上部突面15と下部面
    16を嵌合溝の上下の嵌合端12,13で強性的
    且つ弾発的に収縮せしめ、その態様で突条14を
    嵌合溝11内に嵌合後は、この突条14がその弾
    発力によつて元状態に復帰して、嵌合溝の嵌合端
    12,13により外脱が阻止されるようにしたこ
    とを特徴とするサイデイングボード。
JP8835485U 1985-06-12 1985-06-12 Expired JPH0337328Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8835485U JPH0337328Y2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8835485U JPH0337328Y2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61203939U JPS61203939U (ja) 1986-12-22
JPH0337328Y2 true JPH0337328Y2 (ja) 1991-08-07

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ID=30641408

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8835485U Expired JPH0337328Y2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12

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JPS61203939U (ja) 1986-12-22

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