JPH074248Y2 - 可動型支持フレームに支持される金属折板 - Google Patents
可動型支持フレームに支持される金属折板Info
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- JPH074248Y2 JPH074248Y2 JP2252590U JP2252590U JPH074248Y2 JP H074248 Y2 JPH074248 Y2 JP H074248Y2 JP 2252590 U JP2252590 U JP 2252590U JP 2252590 U JP2252590 U JP 2252590U JP H074248 Y2 JPH074248 Y2 JP H074248Y2
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- metal folding
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Description
【考案の詳細な説明】 I.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、金属折板により屋根葺きを行なう際の同金属
折板に関する。
折板に関する。
(2)従来の技術 近年、工場施設、体育館等の屋根葺きを行なう場合、安
価な材料、施工コストにより構築可能なことより薄い金
属板に折曲形成して山形部と谷部とを波形状に形成した
金属折板が用いられ汎用されている。
価な材料、施工コストにより構築可能なことより薄い金
属板に折曲形成して山形部と谷部とを波形状に形成した
金属折板が用いられ汎用されている。
第6図は、この金属折板を用いて屋根葺きを行なう場合
の建物の屋根部全体の概略構成を示しており、図示の様
にC型鋼を建物上部の少なくとも長手方向に屋根の骨組
み基材として枠組構成し、この基材上に支持フレームを
載着固定し、さらに、その上面に金属折板の端面どうし
を交互に載設させながら図に示すような連続した波形状
の折板屋根構造を得るものである。
の建物の屋根部全体の概略構成を示しており、図示の様
にC型鋼を建物上部の少なくとも長手方向に屋根の骨組
み基材として枠組構成し、この基材上に支持フレームを
載着固定し、さらに、その上面に金属折板の端面どうし
を交互に載設させながら図に示すような連続した波形状
の折板屋根構造を得るものである。
この金属折板の従来の支持フレームは、第5(a)、
(b)、(c)図に示すように、骨組み基材上面から突
出するようにコ字状に一体的に形成した金具から構成さ
れ、骨組み基材上面に両端部を固定されてこの基材上面
から突出するように設けられている。
(b)、(c)図に示すように、骨組み基材上面から突
出するようにコ字状に一体的に形成した金具から構成さ
れ、骨組み基材上面に両端部を固定されてこの基材上面
から突出するように設けられている。
そして、この基材に支持される金属折板は図に示すよう
に左右両端において山形の一部を形成させ、かつ、各折
板の左右両端部を重合させたときに互いに嵌合係着する
ような凹部、及び凸部を左右いずれかに形成して構成さ
れている。
に左右両端において山形の一部を形成させ、かつ、各折
板の左右両端部を重合させたときに互いに嵌合係着する
ような凹部、及び凸部を左右いずれかに形成して構成さ
れている。
(3)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の金属折板においては、金属折
板の左右いずれかの端部を支持フレーム上面にボルト固
定せねばならず、20ないし30mもの高所における多数の
ボルト締着作業が煩雑で作業性が劣るとともに、第5
(c)図のように金属折板の両端部を嵌着させて山形部
を形成した場合においては毛細管現象により同図の山形
頂側部より雨などの水分が侵入し、ボルト孔の穿孔作業
により傷付けられた部分から金属折板が錆付いて早期に
老朽化し易いという問題があった。
板の左右いずれかの端部を支持フレーム上面にボルト固
定せねばならず、20ないし30mもの高所における多数の
ボルト締着作業が煩雑で作業性が劣るとともに、第5
(c)図のように金属折板の両端部を嵌着させて山形部
を形成した場合においては毛細管現象により同図の山形
頂側部より雨などの水分が侵入し、ボルト孔の穿孔作業
により傷付けられた部分から金属折板が錆付いて早期に
老朽化し易いという問題があった。
このため、少なくとも第1、第2フレーム部材を有し、
この第1、第2フレーム部材を対向して屋根基材上面に
立設させ、これら両フレーム部材の両側部対称位置に嵌
着凸部を形成して相互に対向方向に同フレーム部材の本
体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレームを形成
し、この可動型支持フレーム上方から押圧状に嵌着出来
るような金属折板であれば、上記の問題を解決でき、か
つ従来の金属折板の様に、両端部折曲形状が複雑でかつ
異なる折曲構造を取らずとも良い様な簡単な金属折板の
出現が期待されていた。
この第1、第2フレーム部材を対向して屋根基材上面に
立設させ、これら両フレーム部材の両側部対称位置に嵌
着凸部を形成して相互に対向方向に同フレーム部材の本
体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレームを形成
し、この可動型支持フレーム上方から押圧状に嵌着出来
るような金属折板であれば、上記の問題を解決でき、か
つ従来の金属折板の様に、両端部折曲形状が複雑でかつ
異なる折曲構造を取らずとも良い様な簡単な金属折板の
出現が期待されていた。
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、少なくとも第1、第2フレーム部材を
有し、この第1、第2フレーム部材を対向して屋根基材
上面に立設させ、これら両フレーム部材の両側部対称位
置に嵌着凸部を形成して相互に対向方向に同フレーム部
材の本体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレームを
形成し、この可動型支持フレーム上方から押圧状に嵌着
出来るような金属折板であって、金属折板にボルト孔穿
設による傷付けを行なう必要がないと共に、容易に可動
型支持フレームへの装着作業が行なえ、かつ、可動型支
持フレームへの嵌着用の折曲構成が左右対称に形成でき
て製造が簡単で同製造コストを飛躍的に低減させること
のできる可動型支持フレームに支持される金属折板を提
供することにある。
り、その目的は、少なくとも第1、第2フレーム部材を
有し、この第1、第2フレーム部材を対向して屋根基材
上面に立設させ、これら両フレーム部材の両側部対称位
置に嵌着凸部を形成して相互に対向方向に同フレーム部
材の本体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレームを
形成し、この可動型支持フレーム上方から押圧状に嵌着
出来るような金属折板であって、金属折板にボルト孔穿
設による傷付けを行なう必要がないと共に、容易に可動
型支持フレームへの装着作業が行なえ、かつ、可動型支
持フレームへの嵌着用の折曲構成が左右対称に形成でき
て製造が簡単で同製造コストを飛躍的に低減させること
のできる可動型支持フレームに支持される金属折板を提
供することにある。
II.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は少なくとも第1、
第2フレーム部材14、16を有し、この第1、第2フレー
ム部材14、16を対向して屋根基材12上面に立設させ、こ
れら両フレーム部材14、16の両側部対称位置に嵌着凸部
18を形成して相互に対向方向に同フレーム部材14、16の
本体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレーム10に装
着され、薄鋼板を折曲して平面略矩形のシート状屋根部
材を形成し前記可動型支持フレーム10の上面に両側面を
重合させつつ山形部26を形成する金属折板22、(22a)
であって、該金属折板22、(22a)の両側面のうち、第
1の側面28は同金属折板22、(22a)の平面部24から折
曲接続され前記可動型支持フレーム10のフレーム部材1
4、16の嵌着凸部18に嵌合する第1戻り段部32を有する
と共に、この第1戻り段部32から延設され前記可動型支
持フレーム10の上部に対応して略山形の少なくとも頂部
を覆蓋する輪郭線まで延設されて半山形に形成され、か
つ、前記第1戻り段部32と略対称な位置であってこの第
1戻り段部32の戻り部34aと対称な戻り片34bを形成し、
更に、この半山形の頂部は略円弧状に形成された円弧部
36と、この円弧部36の任意の位置から外方に突出した突
出部38を有し、第2の側面30は平面部24から前記第1の
側面28と離間する様な斜方向に折曲延設された斜面部40
を有し、かつ、この斜面部40には前記第1の側面28の戻
り片34bの内側に係合する第2戻り段部42を有すると共
に、斜面部40の先端は前記突出部38の内側に係着する曲
げ端44を備え、一の金属折板22(22a)の第1の側面28
の突出部38の内側に他の金属折板22a(22)の第2の側
面30の曲げ端44を係着させると共に、一の金属折板22
(22a)の第1の側面28の戻り片34bの内側に他の金属折
板22a(22)の第2戻り段部42を嵌着させて成る可動型
支持フレームに支持される金属折板から構成される。
第2フレーム部材14、16を有し、この第1、第2フレー
ム部材14、16を対向して屋根基材12上面に立設させ、こ
れら両フレーム部材14、16の両側部対称位置に嵌着凸部
18を形成して相互に対向方向に同フレーム部材14、16の
本体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレーム10に装
着され、薄鋼板を折曲して平面略矩形のシート状屋根部
材を形成し前記可動型支持フレーム10の上面に両側面を
重合させつつ山形部26を形成する金属折板22、(22a)
であって、該金属折板22、(22a)の両側面のうち、第
1の側面28は同金属折板22、(22a)の平面部24から折
曲接続され前記可動型支持フレーム10のフレーム部材1
4、16の嵌着凸部18に嵌合する第1戻り段部32を有する
と共に、この第1戻り段部32から延設され前記可動型支
持フレーム10の上部に対応して略山形の少なくとも頂部
を覆蓋する輪郭線まで延設されて半山形に形成され、か
つ、前記第1戻り段部32と略対称な位置であってこの第
1戻り段部32の戻り部34aと対称な戻り片34bを形成し、
更に、この半山形の頂部は略円弧状に形成された円弧部
36と、この円弧部36の任意の位置から外方に突出した突
出部38を有し、第2の側面30は平面部24から前記第1の
側面28と離間する様な斜方向に折曲延設された斜面部40
を有し、かつ、この斜面部40には前記第1の側面28の戻
り片34bの内側に係合する第2戻り段部42を有すると共
に、斜面部40の先端は前記突出部38の内側に係着する曲
げ端44を備え、一の金属折板22(22a)の第1の側面28
の突出部38の内側に他の金属折板22a(22)の第2の側
面30の曲げ端44を係着させると共に、一の金属折板22
(22a)の第1の側面28の戻り片34bの内側に他の金属折
板22a(22)の第2戻り段部42を嵌着させて成る可動型
支持フレームに支持される金属折板から構成される。
(2)作用 一の金属折板を屋根基材上に載置し、このとき可動型支
持フレームの嵌着凸部に金属折板の第2の側面の第2戻
り段部の内側を係着させる。
持フレームの嵌着凸部に金属折板の第2の側面の第2戻
り段部の内側を係着させる。
次に、金属折板の第1の側面の戻り片の内面を金属折板
の第2戻り段部の外側に係着させて可動型支持フレーム
の上部を覆うように回動させて金属折板の第1戻り段部
の戻り部が第1フレーム部材の嵌着凸部に係着するまで
押接することにより相互の金属折板を重合した山形部構
造を得ることとなる。
の第2戻り段部の外側に係着させて可動型支持フレーム
の上部を覆うように回動させて金属折板の第1戻り段部
の戻り部が第1フレーム部材の嵌着凸部に係着するまで
押接することにより相互の金属折板を重合した山形部構
造を得ることとなる。
金属折板の斜面部全体は、同金属折板自体が薄くて可撓
性を有するため板ばね状に嵌着出来、かつ、金属折板の
曲げ端は金属折板の円弧部の突出部の内側に係着され
て、確実に両金属折板を連結することとなる。
性を有するため板ばね状に嵌着出来、かつ、金属折板の
曲げ端は金属折板の円弧部の突出部の内側に係着され
て、確実に両金属折板を連結することとなる。
(3)実施例 以下、添付図面を参照しつつ本考案の好適な実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
第3図は、可動型支持フレーム10上に2個の金属折板を
用いて本考案に係る金属折板の山形部構造を形成し装着
させた概略側断面図であり、図において、先ず、可動型
支持フレームについて説明すると、この可動型支持フレ
ーム10は、屋根基材12上面に左右対向するように固定立
設された第1、第2フレーム部材14、16を備えている。
これら両フレーム部材14、16の両側部対称位置には嵌着
凸部18が形成さされており、さらに、この第1、第2フ
レーム部材14、16の本体部は弾性的に相互に対向方向に
移動できるようになっている。そして、これら第1、第
2フレーム部材の上面に本考案に係る金属折板の山形部
構造が形成され、左右相互の金属折板どうしが可動型支
持フレーム10に嵌着支持される。
用いて本考案に係る金属折板の山形部構造を形成し装着
させた概略側断面図であり、図において、先ず、可動型
支持フレームについて説明すると、この可動型支持フレ
ーム10は、屋根基材12上面に左右対向するように固定立
設された第1、第2フレーム部材14、16を備えている。
これら両フレーム部材14、16の両側部対称位置には嵌着
凸部18が形成さされており、さらに、この第1、第2フ
レーム部材14、16の本体部は弾性的に相互に対向方向に
移動できるようになっている。そして、これら第1、第
2フレーム部材の上面に本考案に係る金属折板の山形部
構造が形成され、左右相互の金属折板どうしが可動型支
持フレーム10に嵌着支持される。
第1図および第2図は、本考案に係る金属折板の山形部
構造20を形成する一の金属折板22自体の実施例を示すも
のであり、この山形部構造20は第6図に示したように、
例えば厚さ0.3mm程度の薄鋼板を折曲して平面略矩形の
シート状屋根部材を形成し、前記可動型支持フレーム10
の上面に両側面を重合させつつこの重合部において山形
部を形成するものである。
構造20を形成する一の金属折板22自体の実施例を示すも
のであり、この山形部構造20は第6図に示したように、
例えば厚さ0.3mm程度の薄鋼板を折曲して平面略矩形の
シート状屋根部材を形成し、前記可動型支持フレーム10
の上面に両側面を重合させつつこの重合部において山形
部を形成するものである。
金属折板22は、第1図に示すごとく流水の流れ方向を長
手方向として中央に平面部24を備えるとともに、その両
側面には相互に組み合わせて嵌着したときに第3図に示
すような山形部26を形成するような第1、及び第2の側
面28、30を備えている。第2図において、金属折板22の
第1の側面28は同金属折板22の平面部24から斜めに折曲
接続され前記可動型支持フレーム10のいずれかのフレー
ム部材の嵌着凸部18に嵌合する第1戻り段部32を有する
と共に、この第1戻り段部32から延設され前記可動型支
持フレーム10の上部に対応して略山形の少なくとも頂部
を覆蓋する輪郭線まで延設されて半山形に形成されてい
る。また、この半山形の端部は、前記第1戻り段部32と
略対称な位置であってこの第1戻り段部32の戻り部34a
と対称な戻り片34bを形成し、更に、この半山形の頂部
は略円弧状に形成された円弧部36と、この円弧部36の略
中央部位置から外方に突出した突出部38を有している。
手方向として中央に平面部24を備えるとともに、その両
側面には相互に組み合わせて嵌着したときに第3図に示
すような山形部26を形成するような第1、及び第2の側
面28、30を備えている。第2図において、金属折板22の
第1の側面28は同金属折板22の平面部24から斜めに折曲
接続され前記可動型支持フレーム10のいずれかのフレー
ム部材の嵌着凸部18に嵌合する第1戻り段部32を有する
と共に、この第1戻り段部32から延設され前記可動型支
持フレーム10の上部に対応して略山形の少なくとも頂部
を覆蓋する輪郭線まで延設されて半山形に形成されてい
る。また、この半山形の端部は、前記第1戻り段部32と
略対称な位置であってこの第1戻り段部32の戻り部34a
と対称な戻り片34bを形成し、更に、この半山形の頂部
は略円弧状に形成された円弧部36と、この円弧部36の略
中央部位置から外方に突出した突出部38を有している。
一方、同金属折板22の第2の側面30は平面部24から前記
第1の側面28と離間する様な斜方向に折曲延設された斜
面部40を有し、かつ、この斜面部40には前記第1の側面
28の戻り片34bの内側に係合する第2戻り段部42を有す
ると共に、斜面部40の先端は前記突出部38の内側に係着
する曲げ端44を備えている。
第1の側面28と離間する様な斜方向に折曲延設された斜
面部40を有し、かつ、この斜面部40には前記第1の側面
28の戻り片34bの内側に係合する第2戻り段部42を有す
ると共に、斜面部40の先端は前記突出部38の内側に係着
する曲げ端44を備えている。
ここにおいて、一の金属折板22の第1の側面28の突出部
38の内側に他の金属折板22aの第2の側面30の曲げ端44
を係着させると共に、一の金属折板22の第1の側面28の
戻り片34bの内側に他の金属折板22aの第2戻り段部42を
嵌着させ、金属折板の山形部構造20を形成することとな
る。
38の内側に他の金属折板22aの第2の側面30の曲げ端44
を係着させると共に、一の金属折板22の第1の側面28の
戻り片34bの内側に他の金属折板22aの第2戻り段部42を
嵌着させ、金属折板の山形部構造20を形成することとな
る。
上述のような山形部構造20を形成して相互の金属折板を
可動型支持フレームに嵌着する場合には、第4図に示す
ように例えば金属折板22aを屋根基材12上に載置し、こ
のとき可動型支持フレームの嵌着凸部18に金属折板22a
の第2の側面30の第2戻り段部42の内側を係着させる。
可動型支持フレームに嵌着する場合には、第4図に示す
ように例えば金属折板22aを屋根基材12上に載置し、こ
のとき可動型支持フレームの嵌着凸部18に金属折板22a
の第2の側面30の第2戻り段部42の内側を係着させる。
次に、金属折板22の第1の側面28の戻り片24bの内面を
金属折板22aの第2戻り段部42の外側に係着させ図示実
線示の矢視反時計方向に回動させながら、可動型支持フ
レーム10の上部を山形状に覆蓋し、同金属折板22の第1
戻り段部32の戻り部34aが第1フレーム部材14の嵌着凸
部に係着するまで押接することにより相互の金属折板を
重合した山形部構造を得ることとなる。このとき、金属
折板22aの斜面部40全体は、同金属折板自体が薄くて可
撓性を有するため板ばね状に嵌着出来、かつ、金属折板
22aの曲げ端44は金属折板22の円弧部36の突出部38の内
側に係着されて、確実に両金属折板を連結することとな
る。したがって、これら金属折板の屋根葺き作業時に金
属折板の上で諸種の作業を行なうときにも相互の折板同
士が脱係して作業のやり直しを行なうような事態を回避
できる。
金属折板22aの第2戻り段部42の外側に係着させ図示実
線示の矢視反時計方向に回動させながら、可動型支持フ
レーム10の上部を山形状に覆蓋し、同金属折板22の第1
戻り段部32の戻り部34aが第1フレーム部材14の嵌着凸
部に係着するまで押接することにより相互の金属折板を
重合した山形部構造を得ることとなる。このとき、金属
折板22aの斜面部40全体は、同金属折板自体が薄くて可
撓性を有するため板ばね状に嵌着出来、かつ、金属折板
22aの曲げ端44は金属折板22の円弧部36の突出部38の内
側に係着されて、確実に両金属折板を連結することとな
る。したがって、これら金属折板の屋根葺き作業時に金
属折板の上で諸種の作業を行なうときにも相互の折板同
士が脱係して作業のやり直しを行なうような事態を回避
できる。
また、可動型支持フレーム締着用のボルト孔を穿設する
必要がないので金属折板を傷付けることなく、錆び等に
よる早期老朽化を防止することとなる。
必要がないので金属折板を傷付けることなく、錆び等に
よる早期老朽化を防止することとなる。
また、ボルト締着作業自体が不要となり、簡単に可動型
支持フレームへの装着作業が行なえると共に、可動型支
持フレームへの嵌着用の折曲構成が左右対称に形成でき
て製造が簡単で同製造コストを飛躍的に低減させること
となる。
支持フレームへの装着作業が行なえると共に、可動型支
持フレームへの嵌着用の折曲構成が左右対称に形成でき
て製造が簡単で同製造コストを飛躍的に低減させること
となる。
なお、金属折板の厚みは実施例の場合に限らず、上記作
用を得ることのできる任意の厚みの金属折板を用いても
良いものである。
用を得ることのできる任意の厚みの金属折板を用いても
良いものである。
また、金属折板の第1の側面の突出部は実施例の如く円
弧部の中央位置に限らず、その任意の位置に形成しても
良いものである。
弧部の中央位置に限らず、その任意の位置に形成しても
良いものである。
更に、実施例では一の金属折板自体は平面部から直接両
端に第1、第2側面を構成した場合を説明しているが、
本考案に係る金属折板の山形部構造は、中間に同一の山
形部構造を一枚の金属を折曲させて複数形成させた金属
折板の場合も少なくとも両端に上記第1、および第2の
側面を形成する限り含まれるものである。
端に第1、第2側面を構成した場合を説明しているが、
本考案に係る金属折板の山形部構造は、中間に同一の山
形部構造を一枚の金属を折曲させて複数形成させた金属
折板の場合も少なくとも両端に上記第1、および第2の
側面を形成する限り含まれるものである。
III.考案の効果 以上説明したように、本考案の金属折板によれば、可動
型支持フレームに装着する金属折板であって、金属折板
にボルト孔穿設による傷付けを行なう必要がないと共
に、、容易に可動型支持フレームへの装着作業が行な
え、かつ、可動型支持フレームへの嵌着用の折曲構成が
左右対称に形成できて製造が簡単で同製造コストを飛躍
的に低減させることが可能となる効果を有する。
型支持フレームに装着する金属折板であって、金属折板
にボルト孔穿設による傷付けを行なう必要がないと共
に、、容易に可動型支持フレームへの装着作業が行な
え、かつ、可動型支持フレームへの嵌着用の折曲構成が
左右対称に形成できて製造が簡単で同製造コストを飛躍
的に低減させることが可能となる効果を有する。
第1図は、本考案に金属折板の山形部構造を形成する一
の金属折板自体の実施例を説明する要部拡大斜視図、 第2図は、その側面図、 第3図は、可動型支持フレーム上に2個の金属折板を用
いて本考案に係る金属折板の山形部構造を形成し、装着
させた概略側断面図、 第4図は、同山形部構造を形成する作用説明図、 第5(a)図、第5(b)図、第5(c)図は、従来の
折板屋根及び可動型支持フレームを用いた場合の折板屋
根の装着作用説明図、 第6図は、従来の金属折板屋根葺き状態を示す概略斜視
図である。 10……可動型支持フレーム、14……第1フレーム部材、
16……第2フレーム部材、18……嵌着凸部、20……金属
折板の山形部構造、22……金属折板、22a……他の金属
折板、24……平面部、26……山形部、28……第1の側
面、30……第2の側面、32……第1戻り段部、34a……
戻り部、34b……戻り片、36……円弧部、38……突出
部、40……斜面部、42……第2戻り段部、44……曲げ端
の金属折板自体の実施例を説明する要部拡大斜視図、 第2図は、その側面図、 第3図は、可動型支持フレーム上に2個の金属折板を用
いて本考案に係る金属折板の山形部構造を形成し、装着
させた概略側断面図、 第4図は、同山形部構造を形成する作用説明図、 第5(a)図、第5(b)図、第5(c)図は、従来の
折板屋根及び可動型支持フレームを用いた場合の折板屋
根の装着作用説明図、 第6図は、従来の金属折板屋根葺き状態を示す概略斜視
図である。 10……可動型支持フレーム、14……第1フレーム部材、
16……第2フレーム部材、18……嵌着凸部、20……金属
折板の山形部構造、22……金属折板、22a……他の金属
折板、24……平面部、26……山形部、28……第1の側
面、30……第2の側面、32……第1戻り段部、34a……
戻り部、34b……戻り片、36……円弧部、38……突出
部、40……斜面部、42……第2戻り段部、44……曲げ端
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも第1、第2フレーム部材を有
し、この第1、第2フレーム部材を対向して屋根基材上
面に立設させ、これら両フレーム部材の両側部対称位置
に嵌着凸部を形成して相互に対向方向に同フレーム部材
の本体部が弾性的に移動可能な可動型支持フレームに装
着され、薄鋼板を折曲して平面略矩形のシート状屋根部
材を形成し前記可動型支持フレームの上面に両側面を重
合させつつ山形部を形成する金属折板であって、 該金属折板の両側面のうち、 第1の側面は同金属折板の平面部から折曲接続され前記
可動型支持フレームのフレーム部材の嵌着凸部に嵌合す
る第1戻り段部を有すると共に、この第1戻り段部から
延設され前記可動型支持フレームの上部に対応して略山
形の少なくとも頂部を覆蓋する輪郭線まで延設されて半
山形に形成され、かつ、前記第1戻り段部と略対称な位
置であってこの第1戻り段部の戻り部と対称な戻り片を
形成し、 更に、この半山形の頂部は略円弧状に形成された円弧部
と、この円弧部の任意の位置から外方に突出した突出部
を有し、 第2の側面は平面部から折曲接続された斜面部を有し、
かつ、この斜面部には前記第1の側面の戻り片の内側に
係合する第2戻り段部を有すると共に、斜面部の先端は
前記突出部の内側に係着する曲げ端を備え、 一の金属折板の第1の側面の突出部の内側に他の金属折
板の第2の側面の曲げ端を係着させると共に、一の金属
折板の第1の側面の戻り片の内側に他の金属折板の第2
戻り段部を嵌着させて成る可動型支持フレームに支持さ
れる金属折板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252590U JPH074248Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 可動型支持フレームに支持される金属折板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252590U JPH074248Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 可動型支持フレームに支持される金属折板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113031U JPH03113031U (ja) | 1991-11-19 |
JPH074248Y2 true JPH074248Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31525532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252590U Expired - Lifetime JPH074248Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 可動型支持フレームに支持される金属折板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074248Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-05 JP JP2252590U patent/JPH074248Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03113031U (ja) | 1991-11-19 |
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