JPH046434Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH046434Y2 JPH046434Y2 JP19380886U JP19380886U JPH046434Y2 JP H046434 Y2 JPH046434 Y2 JP H046434Y2 JP 19380886 U JP19380886 U JP 19380886U JP 19380886 U JP19380886 U JP 19380886U JP H046434 Y2 JPH046434 Y2 JP H046434Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- bent side
- bent
- edge
- triangular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、山形部の両側傾斜側面の内側又は外
側に膨出する嵌合部を有する建築用板の軒先面戸
又は止面戸として簡易且つ正確に取り付けること
ができ、雨仕舞が良好で且つその製作が折り曲げ
加工にて可能な面戸に関する。
側に膨出する嵌合部を有する建築用板の軒先面戸
又は止面戸として簡易且つ正確に取り付けること
ができ、雨仕舞が良好で且つその製作が折り曲げ
加工にて可能な面戸に関する。
最近、山形部と底部とからなる折板タイプの建
築用板で、その山形部の両側傾斜面の内側又は外
側に膨出する嵌合部を有する建築用板が開発され
ており、この建築用板の嵌合部箇所を正確に塞ぎ
且つ雨仕舞が良好となる面戸が要望される。これ
を実現するために、面戸の両側に切欠状又は突出
状の三角状部を形成し、この三角状部を建築用板
の被嵌合部に内接又は外接させ、しかも、前記面
戸の外周に側部を形成し、建築用板との接触面積
を広くできるようにすることが考えられる。しか
し、面戸に側部を形成する際に、特に、延展性の
少ない亜鉛鉄板においては、三角状部における側
部の一体形成は、従来の曲げ加工にては不可能で
あつたし、延展性の大きい材質(アルミニウム
等)では、絞り加工にて行うことができるが、設
備が大がかりとなつたり、材質的に不向きである
等の欠点があつた。
築用板で、その山形部の両側傾斜面の内側又は外
側に膨出する嵌合部を有する建築用板が開発され
ており、この建築用板の嵌合部箇所を正確に塞ぎ
且つ雨仕舞が良好となる面戸が要望される。これ
を実現するために、面戸の両側に切欠状又は突出
状の三角状部を形成し、この三角状部を建築用板
の被嵌合部に内接又は外接させ、しかも、前記面
戸の外周に側部を形成し、建築用板との接触面積
を広くできるようにすることが考えられる。しか
し、面戸に側部を形成する際に、特に、延展性の
少ない亜鉛鉄板においては、三角状部における側
部の一体形成は、従来の曲げ加工にては不可能で
あつたし、延展性の大きい材質(アルミニウム
等)では、絞り加工にて行うことができるが、設
備が大がかりとなつたり、材質的に不向きである
等の欠点があつた。
そこで考案者は、前記課題を解決すべく鋭意、
研究を重ねた結果、本考案を、略台形山形状の面
戸主板の両側傾斜状側辺に、この傾斜状側辺に適
宜の角度を有する上部傾斜状端縁と下部傾斜状端
縁とからなる略V字状の三角状部を形成し、傾斜
状側辺及び頂辺より屈曲側部を形成し、上部傾斜
状端縁と下部傾斜状端縁の何れか一方には前記屈
曲側部を、他方には屈曲側部よりも幅の狭い副屈
曲側部を形成し、且つこの副屈曲側部の上下は屈
曲側部に連続形成し、この屈曲側部の適宜の箇所
より係止片を形成した面戸としたことにより、前
記建築用板に適合する面戸を実現し、且つその面
戸の製作も絞り加工によらず、曲げ加工にて可能
とし、前記の課題を解決したものである。
研究を重ねた結果、本考案を、略台形山形状の面
戸主板の両側傾斜状側辺に、この傾斜状側辺に適
宜の角度を有する上部傾斜状端縁と下部傾斜状端
縁とからなる略V字状の三角状部を形成し、傾斜
状側辺及び頂辺より屈曲側部を形成し、上部傾斜
状端縁と下部傾斜状端縁の何れか一方には前記屈
曲側部を、他方には屈曲側部よりも幅の狭い副屈
曲側部を形成し、且つこの副屈曲側部の上下は屈
曲側部に連続形成し、この屈曲側部の適宜の箇所
より係止片を形成した面戸としたことにより、前
記建築用板に適合する面戸を実現し、且つその面
戸の製作も絞り加工によらず、曲げ加工にて可能
とし、前記の課題を解決したものである。
以下、本考案の効果を第1図乃至第11図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
Aは金属製の面戸であつて、台形山形状の面戸
主板1の幅方向(第3図の左右方向)両側の傾斜
状側辺2,2には、三角状部3,3が形成されて
いる。
主板1の幅方向(第3図の左右方向)両側の傾斜
状側辺2,2には、三角状部3,3が形成されて
いる。
面戸主板1には、第4図,第5図に示すよう
に、偏平状に膨出する膨出状部1aが形成された
り、第7図に示すように、換気孔1b,1b,…
が形成されることもある。その三角状部3は、面
戸主板1の内側に切欠くように形成されたり、或
いは面戸主板1の外方に突出するように形成され
ており、何れも、三角形状に形成されている。
に、偏平状に膨出する膨出状部1aが形成された
り、第7図に示すように、換気孔1b,1b,…
が形成されることもある。その三角状部3は、面
戸主板1の内側に切欠くように形成されたり、或
いは面戸主板1の外方に突出するように形成され
ており、何れも、三角形状に形成されている。
三角状部3は、上部傾斜状端縁3aと下部傾斜
状端縁3bとからなり、その三角状部3が、面戸
主板1に切欠状に形成されるときには、上部傾斜
状端縁3aが傾斜状側辺2に略直角となり、ま
た、三角状部3が面戸主板1の外方に突出状に形
成されるときには、上部傾斜状端縁3bが傾斜状
側辺2に略直角となるように形成される。その面
戸主板1の傾斜状側辺2,2及び頂辺4には、後
方に屈曲側部5が折曲げ加工等によつて一体的に
形成され、上部傾斜状端縁3aと下部傾斜状端縁
3bの何れか一方には前記屈曲側部5が、他方に
は屈曲側部5よりも幅の狭い副屈曲側部6が形成
され、且つこの副屈曲側部6の上下は屈曲側部5
に連続形成されている。具体的には、三角状部3
が面戸主板1に切欠状に形成されるときには、上
部傾斜状端縁3aに副屈曲側部6が形成され、ま
た、三角状部3が面戸主板1の外方に突出状に形
成されるときには、下部傾斜状端縁3bに副屈曲
側部6が形成されている。
状端縁3bとからなり、その三角状部3が、面戸
主板1に切欠状に形成されるときには、上部傾斜
状端縁3aが傾斜状側辺2に略直角となり、ま
た、三角状部3が面戸主板1の外方に突出状に形
成されるときには、上部傾斜状端縁3bが傾斜状
側辺2に略直角となるように形成される。その面
戸主板1の傾斜状側辺2,2及び頂辺4には、後
方に屈曲側部5が折曲げ加工等によつて一体的に
形成され、上部傾斜状端縁3aと下部傾斜状端縁
3bの何れか一方には前記屈曲側部5が、他方に
は屈曲側部5よりも幅の狭い副屈曲側部6が形成
され、且つこの副屈曲側部6の上下は屈曲側部5
に連続形成されている。具体的には、三角状部3
が面戸主板1に切欠状に形成されるときには、上
部傾斜状端縁3aに副屈曲側部6が形成され、ま
た、三角状部3が面戸主板1の外方に突出状に形
成されるときには、下部傾斜状端縁3bに副屈曲
側部6が形成されている。
この副屈曲側部6を形成するには、第11図に
示すような面戸Aを展開図としてみると、三角状
部3の屈曲側部5及びこの三角状部3に隣接する
傾斜状側辺2の屈曲側部5(第11図では三角状
部3の上方の屈曲側部)に矢印の方向に力Fを加
えながら屈曲側部5の一部を上部傾斜状端縁3a
に集中させつつ、屈曲側部5とともに副屈曲側部
6を形成してゆくものである。
示すような面戸Aを展開図としてみると、三角状
部3の屈曲側部5及びこの三角状部3に隣接する
傾斜状側辺2の屈曲側部5(第11図では三角状
部3の上方の屈曲側部)に矢印の方向に力Fを加
えながら屈曲側部5の一部を上部傾斜状端縁3a
に集中させつつ、屈曲側部5とともに副屈曲側部
6を形成してゆくものである。
また、屈曲側部5は面戸主板1に対して略直角
となるように形成されている(第6図参照)。そ
の屈曲側部5の適宜の箇所より係止片7が形成さ
れている。この係止片7は、面戸Aの使用目的に
より種々の実施例が存在し、その第1実施例とし
ては、第1図,第2図に示すように、面戸Aを軒
先面戸として使用する場合であつて、第4図実線
部分に示すように、頂辺4箇所の屈曲側部5より
係止片7が形成されたり、或いは、第4図点線部
分に示すように、傾斜状側辺2,2箇所の屈曲側
部5より係止片7が形成されることがある。
となるように形成されている(第6図参照)。そ
の屈曲側部5の適宜の箇所より係止片7が形成さ
れている。この係止片7は、面戸Aの使用目的に
より種々の実施例が存在し、その第1実施例とし
ては、第1図,第2図に示すように、面戸Aを軒
先面戸として使用する場合であつて、第4図実線
部分に示すように、頂辺4箇所の屈曲側部5より
係止片7が形成されたり、或いは、第4図点線部
分に示すように、傾斜状側辺2,2箇所の屈曲側
部5より係止片7が形成されることがある。
この第1実施例の面戸Aでは、その係止片7を
後述する受金具Bに巻き付けて使用する。係止片
7の第2実施例では、本考案の面戸Aを後述する
建築用板Pの水上側端縁に取り付ける止面戸とし
て使用する場合のものであつて、係止片7は傾斜
状側辺2,2及び頂辺4より形成された屈曲側部
5より面戸主板1の外周方向に連続的かつ一体的
に折返し形成され、その係止片7と屈曲側部5と
で断面偏平C字状をなすものである。
後述する受金具Bに巻き付けて使用する。係止片
7の第2実施例では、本考案の面戸Aを後述する
建築用板Pの水上側端縁に取り付ける止面戸とし
て使用する場合のものであつて、係止片7は傾斜
状側辺2,2及び頂辺4より形成された屈曲側部
5より面戸主板1の外周方向に連続的かつ一体的
に折返し形成され、その係止片7と屈曲側部5と
で断面偏平C字状をなすものである。
また、第10図に示すように、止面戸として使
用する場合には、屈曲側部5と係止片7にて建築
用板Pの水上側端縁の2つの山形部P1,P1の対
向する側部傾斜面P1a,P1aと、これら対向する側
部傾斜面P1a,P1aとに挟まれた底部P2を挾持する
ようにして固着するものである。また、屈曲側部
5又は係止片7の適宜の箇所には、取付後に、つ
かみ部5a,7aが膨出形成され、さらに、建築
用板Pの水上側端縁に前記つかみ部5a,7aに
対応して突起状部が膨出形成される(第8図乃至
第10図参照)。
用する場合には、屈曲側部5と係止片7にて建築
用板Pの水上側端縁の2つの山形部P1,P1の対
向する側部傾斜面P1a,P1aと、これら対向する側
部傾斜面P1a,P1aとに挟まれた底部P2を挾持する
ようにして固着するものである。また、屈曲側部
5又は係止片7の適宜の箇所には、取付後に、つ
かみ部5a,7aが膨出形成され、さらに、建築
用板Pの水上側端縁に前記つかみ部5a,7aに
対応して突起状部が膨出形成される(第8図乃至
第10図参照)。
建築用板Pは、長尺で金属製をなし、山形部
P1と底部P2とからなり、且つ山形部P1の側部傾
斜面P1aに、略直角な角度に屈曲した直角状片P3a
を有する、嵌合部P3が内側又は外側に膨出形成
されている。この嵌合部P3は、直角状片P3aと傾
斜状片P3bとで形成され、その直角状片P3aは、側
部傾斜面P1aに対して略直角に屈曲したものであ
り、実験では、90度に近い鋭角から鈍角までも、
実施例としては、約80度乃至約100度も、略直角
の範囲に包含されるものである。その嵌合部P3
の膨出側の内側又は外側とは、山形部P1を基準
としたものであり、第1図,第3図に示す場合
を、嵌合部P3が内側に膨出した構成で、第7図
に示す場合を、嵌合部P3が外側に膨出した構成
である。
P1と底部P2とからなり、且つ山形部P1の側部傾
斜面P1aに、略直角な角度に屈曲した直角状片P3a
を有する、嵌合部P3が内側又は外側に膨出形成
されている。この嵌合部P3は、直角状片P3aと傾
斜状片P3bとで形成され、その直角状片P3aは、側
部傾斜面P1aに対して略直角に屈曲したものであ
り、実験では、90度に近い鋭角から鈍角までも、
実施例としては、約80度乃至約100度も、略直角
の範囲に包含されるものである。その嵌合部P3
の膨出側の内側又は外側とは、山形部P1を基準
としたものであり、第1図,第3図に示す場合
を、嵌合部P3が内側に膨出した構成で、第7図
に示す場合を、嵌合部P3が外側に膨出した構成
である。
建築用板Pは、その最外端の山形部P1に同種
の建築用板Pの最外端の山形部P1を重合して施
工するものである。
の建築用板Pの最外端の山形部P1を重合して施
工するものである。
受金具Bは、台形山形部8と底部取付片9,9
より形成され、略台形状をなし、受金具Bの幅方
向(第2図の紙面表側から裏面に向かう方向)の
両脚部8a,8aには、被嵌合用突部10,10
が形成されている。11は、母屋等の構造材であ
る。
より形成され、略台形状をなし、受金具Bの幅方
向(第2図の紙面表側から裏面に向かう方向)の
両脚部8a,8aには、被嵌合用突部10,10
が形成されている。11は、母屋等の構造材であ
る。
まず、本考案を軒先面戸として使用する場合に
は、第5図に示すように、構造材11に固着し
た、軒先箇所の受金具Bに、本考案の面戸Aを当
接し、係止片7を受金具Bの台形山形部8の頂面
又は台形山形部8の両脚部8a,8aに巻き付け
て固定する。次いで、建築用板Pをその面戸Aを
固着した受金具Bに被嵌し、嵌合部P3を面戸A
の三角状部3及び受金具Bの被嵌合用突部10に
嵌合させる。
は、第5図に示すように、構造材11に固着し
た、軒先箇所の受金具Bに、本考案の面戸Aを当
接し、係止片7を受金具Bの台形山形部8の頂面
又は台形山形部8の両脚部8a,8aに巻き付け
て固定する。次いで、建築用板Pをその面戸Aを
固着した受金具Bに被嵌し、嵌合部P3を面戸A
の三角状部3及び受金具Bの被嵌合用突部10に
嵌合させる。
次に、本考案の面戸Aを建築用板Pの止面戸と
して使用する場合には、水上側端縁の隣接する山
形部P1,P1の対向する側部傾斜面P1a,P1aと、こ
れらに挟まれた底部P2を面戸Aの屈曲側部5と
係止片7とで挾持するように固定する。
して使用する場合には、水上側端縁の隣接する山
形部P1,P1の対向する側部傾斜面P1a,P1aと、こ
れらに挟まれた底部P2を面戸Aの屈曲側部5と
係止片7とで挾持するように固定する。
本考案においては、略台形山形状の面戸主板1
の両傾斜状側辺2,2に、この傾斜状側辺2に適
宜の角度を有する上部傾斜状端縁3aと下部傾斜
状端縁3bとからなる略V字状の三角状部3,3
を形成し、傾斜状側辺2,2及び頂辺4より屈曲
側部5を形成し、上部傾斜状端縁3aと下部傾斜
状端縁3bの何れか一方には前記屈曲側部5を、
他方には屈曲側部5よりも幅の狭い副屈曲側部6
を形成し、且つこの副屈曲側部6の上下は屈曲側
部5に連続形成し、この屈曲側部5の適宜の箇所
より係止片7を形成した面戸としたことにより、
まず第1に山形部P1の両側部傾斜面P1a,P1aの内
側又は外側に膨出する嵌合部P3,P3を有する建
築用板Pへの取付が容易かつ正確にできるし、第
2に雨仕舞を良好にできるし、第3に構造が簡単
で比較的低価格に提供することができる等の種々
の効果を奏する。
の両傾斜状側辺2,2に、この傾斜状側辺2に適
宜の角度を有する上部傾斜状端縁3aと下部傾斜
状端縁3bとからなる略V字状の三角状部3,3
を形成し、傾斜状側辺2,2及び頂辺4より屈曲
側部5を形成し、上部傾斜状端縁3aと下部傾斜
状端縁3bの何れか一方には前記屈曲側部5を、
他方には屈曲側部5よりも幅の狭い副屈曲側部6
を形成し、且つこの副屈曲側部6の上下は屈曲側
部5に連続形成し、この屈曲側部5の適宜の箇所
より係止片7を形成した面戸としたことにより、
まず第1に山形部P1の両側部傾斜面P1a,P1aの内
側又は外側に膨出する嵌合部P3,P3を有する建
築用板Pへの取付が容易かつ正確にできるし、第
2に雨仕舞を良好にできるし、第3に構造が簡単
で比較的低価格に提供することができる等の種々
の効果を奏する。
これら効果を詳述すると、本考案の面戸Aは面
戸主板1の両側傾斜状側辺2,2に三角状部3,
3を形成したことにより、本考案の面戸Aを山形
部P1の両側部傾斜面P1a,P1aに嵌合部P3,P3を
形成した建築用板の軒先面戸又は止面戸として使
用する際に、面戸Aの三角状部3,3が建築用板
Pの嵌合部P3,P3に内接又は外接し、建築用板
Pの嵌合部箇所と本考案の面戸Aとの間に隙間が
生じることなく良好な取付ができる。
戸主板1の両側傾斜状側辺2,2に三角状部3,
3を形成したことにより、本考案の面戸Aを山形
部P1の両側部傾斜面P1a,P1aに嵌合部P3,P3を
形成した建築用板の軒先面戸又は止面戸として使
用する際に、面戸Aの三角状部3,3が建築用板
Pの嵌合部P3,P3に内接又は外接し、建築用板
Pの嵌合部箇所と本考案の面戸Aとの間に隙間が
生じることなく良好な取付ができる。
また、面戸Aを軒先面戸として使用する際に
は、面戸Aを受金具Bに固着し、建築用板Pを受
金具B及び面戸Aに被嵌すると、面戸Aの三角状
部3,3は、建築用板Pの嵌合部P3,P3に対し
て嵌合部材としての役割をなし、建築用板Pに瞬
時に嵌合できる利点もある。
は、面戸Aを受金具Bに固着し、建築用板Pを受
金具B及び面戸Aに被嵌すると、面戸Aの三角状
部3,3は、建築用板Pの嵌合部P3,P3に対し
て嵌合部材としての役割をなし、建築用板Pに瞬
時に嵌合できる利点もある。
さらに、面戸Aの屈曲側部5の適宜の箇所より
形成した係止片7は、面戸Aを軒先面戸として使
用するときには、受金具Bの台形山形部8の頂面
又は台形山形部8の両脚部8a,8aに巻き付け
るのみで固定できるし、面戸Aを止面戸として使
用するときには、係止片7が屈曲側部5に対して
折り返され、係止片7と屈曲側部5とで断面略偏
平C字状をなすようにするだけで、建築用板Pの
水上側端縁を挾持可能となり、軒先面戸、止面戸
の何れの場合でも、簡易かつ迅速に施工すること
ができるものである。
形成した係止片7は、面戸Aを軒先面戸として使
用するときには、受金具Bの台形山形部8の頂面
又は台形山形部8の両脚部8a,8aに巻き付け
るのみで固定できるし、面戸Aを止面戸として使
用するときには、係止片7が屈曲側部5に対して
折り返され、係止片7と屈曲側部5とで断面略偏
平C字状をなすようにするだけで、建築用板Pの
水上側端縁を挾持可能となり、軒先面戸、止面戸
の何れの場合でも、簡易かつ迅速に施工すること
ができるものである。
次に、面戸主板1の傾斜状側辺2,2、三角状
部3,3、頂辺4より屈曲側部5及び副屈曲側部
6を形成したことで、面戸Aを建築用板Pの軒先
面戸として使用すると、その屈曲側部5、副屈曲
側部6が建築用板Pの山形部P1の内側に接触し、
また面戸Aを建築用板Pの止面戸として使用する
と屈曲側部5、副屈曲側部6が建築用板Pの2つ
の隣接する山形部P1,P1とこれに挟まれた底部
P2に接触し、何れの場合でも、面戸主板1の傾
斜状側辺2,2、三角状部3,3、頂辺4のみが
建築用板Pに接触するものではなく、屈曲側部
5、副屈曲側部6も建築用板Pに接触し、雨仕舞
を良好にすることができる。
部3,3、頂辺4より屈曲側部5及び副屈曲側部
6を形成したことで、面戸Aを建築用板Pの軒先
面戸として使用すると、その屈曲側部5、副屈曲
側部6が建築用板Pの山形部P1の内側に接触し、
また面戸Aを建築用板Pの止面戸として使用する
と屈曲側部5、副屈曲側部6が建築用板Pの2つ
の隣接する山形部P1,P1とこれに挟まれた底部
P2に接触し、何れの場合でも、面戸主板1の傾
斜状側辺2,2、三角状部3,3、頂辺4のみが
建築用板Pに接触するものではなく、屈曲側部
5、副屈曲側部6も建築用板Pに接触し、雨仕舞
を良好にすることができる。
特に、三角状部3,3にも屈曲側部5、副屈曲
側部6が形成されていることで、山形部P1の側
部傾斜面P1aに内側又は外側に膨出する嵌合部P3
が形成された建築用板Pの、その嵌合部P3に三
角状部3より形成された屈曲側部5及び副屈曲側
部6が内接或いは外装し、嵌合部P3の雨仕舞を
良好にできるもので、このような面戸は、従来に
存在しなかつたものであり、本考案の面戸Aによ
つて、初めてなし得るものである。
側部6が形成されていることで、山形部P1の側
部傾斜面P1aに内側又は外側に膨出する嵌合部P3
が形成された建築用板Pの、その嵌合部P3に三
角状部3より形成された屈曲側部5及び副屈曲側
部6が内接或いは外装し、嵌合部P3の雨仕舞を
良好にできるもので、このような面戸は、従来に
存在しなかつたものであり、本考案の面戸Aによ
つて、初めてなし得るものである。
次に、本考案の面戸Aは三角状部3の上部傾斜
状端縁3a又は下部傾斜状端縁3bの何れか一方
に、屈曲側部5より幅の狭い副屈曲側部6を形成
し、且つこの副屈曲側部6の上下は屈曲側部5に
連続形成したことにより、三角状部3の屈曲側部
5及び三角状部3に隣接する屈曲側部5を形成す
る際に加圧し、金属材の僅かな延性を利用するこ
とによつて、僅かの立上り状部分を三角状部3に
形成でき、これを副屈曲側部6とすることがで
き、従来では絞り加圧でなければ実現できなかつ
た加圧を、延展性の少ない材料を折り曲げ加圧に
よつてできるものとし、大がかりな設備を必要と
せず低価格にて提供することができる。
状端縁3a又は下部傾斜状端縁3bの何れか一方
に、屈曲側部5より幅の狭い副屈曲側部6を形成
し、且つこの副屈曲側部6の上下は屈曲側部5に
連続形成したことにより、三角状部3の屈曲側部
5及び三角状部3に隣接する屈曲側部5を形成す
る際に加圧し、金属材の僅かな延性を利用するこ
とによつて、僅かの立上り状部分を三角状部3に
形成でき、これを副屈曲側部6とすることがで
き、従来では絞り加圧でなければ実現できなかつ
た加圧を、延展性の少ない材料を折り曲げ加圧に
よつてできるものとし、大がかりな設備を必要と
せず低価格にて提供することができる。
図面は本考案の実施例を示すものであつて、そ
の第1図は本考案を建築用板の軒先面戸として使
用した斜視図、第2図は第1図の縦断側面図、第
3図は第1図の本考案を使用した箇所の縦断正面
図、第4図は本考案を裏面から見た斜視図、第5
図は本考案を受金具に取り付ける状態を示す側面
図、第6図は第5図の−矢視端面図、第7図
は第3図とは別の実施例の縦断正面図、第8図は
本考案を建築用板の止面戸として使用した斜視
図、第9図は第8図の縦断側面図、第10図は第
4図とは別の実施例の斜視図、第11図は本考案
の一部切除した展開図である。 1……面戸主板、2……傾斜状側辺、3……三
角状部、3a……上部傾斜状端縁、3b……下部
傾斜状端縁、4……頂辺、5……屈曲側部、6…
…副屈曲側部、7……係止片。
の第1図は本考案を建築用板の軒先面戸として使
用した斜視図、第2図は第1図の縦断側面図、第
3図は第1図の本考案を使用した箇所の縦断正面
図、第4図は本考案を裏面から見た斜視図、第5
図は本考案を受金具に取り付ける状態を示す側面
図、第6図は第5図の−矢視端面図、第7図
は第3図とは別の実施例の縦断正面図、第8図は
本考案を建築用板の止面戸として使用した斜視
図、第9図は第8図の縦断側面図、第10図は第
4図とは別の実施例の斜視図、第11図は本考案
の一部切除した展開図である。 1……面戸主板、2……傾斜状側辺、3……三
角状部、3a……上部傾斜状端縁、3b……下部
傾斜状端縁、4……頂辺、5……屈曲側部、6…
…副屈曲側部、7……係止片。
Claims (1)
- 略台形山形状の面戸主板の両側傾斜状側辺に、
この傾斜状側辺に適宜の角度を有する上部傾斜状
端縁と下部傾斜状端縁とからなる略V字状の三角
状部を形成し、傾斜状側辺及び頂辺より屈曲側部
を形成し、上部傾斜状端縁と下部傾斜状端縁の何
れか一方には前記屈曲側部を、他方には屈曲側部
よりも幅の狭い副屈曲側部を形成し、且つこの副
屈曲側部の上下は屈曲側部に連続形成し、この屈
曲側部の適宜の箇所より係止片を形成したことを
特徴とした面戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19380886U JPH046434Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19380886U JPH046434Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6398918U JPS6398918U (ja) | 1988-06-27 |
JPH046434Y2 true JPH046434Y2 (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=31150179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19380886U Expired JPH046434Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046434Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2698787B2 (ja) * | 1994-05-16 | 1998-01-19 | 株式会社那須板金工業 | 2重構造の折板屋根構造 |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP19380886U patent/JPH046434Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6398918U (ja) | 1988-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4266385A (en) | Interlocking building panel construction | |
US6912822B2 (en) | Profiled sheets | |
US6088988A (en) | Chord with inwardly depending ends and ridge connection system | |
JPH046434Y2 (ja) | ||
GB2026644A (en) | Bracket for Timber Joints | |
JPH0321696B2 (ja) | ||
JPH031551Y2 (ja) | ||
JPH0348986B2 (ja) | ||
JPH0322504B2 (ja) | ||
JPH046435Y2 (ja) | ||
JPH0425868Y2 (ja) | ||
JPH041211Y2 (ja) | ||
JPS6237457A (ja) | 嵌合外囲体 | |
JPH0450743Y2 (ja) | ||
JP3589371B2 (ja) | 外壁パネルのシール構造 | |
JPH0715199B2 (ja) | 嵌合用建築用板 | |
JPH0414583Y2 (ja) | ||
JPS6229534Y2 (ja) | ||
JPH074248Y2 (ja) | 可動型支持フレームに支持される金属折板 | |
JPH0240669Y2 (ja) | ||
JPH0612097Y2 (ja) | 受金具 | |
JPS5823857Y2 (ja) | 雨樋接続装置 | |
JPH0316974Y2 (ja) | ||
JPH0316973Y2 (ja) | ||
JPH0425462Y2 (ja) |