JP2698787B2 - 2重構造の折板屋根構造 - Google Patents

2重構造の折板屋根構造

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JP2698787B2 JP6180189A JP18018994A JP2698787B2 JP 2698787 B2 JP2698787 B2 JP 2698787B2 JP 6180189 A JP6180189 A JP 6180189A JP 18018994 A JP18018994 A JP 18018994A JP 2698787 B2 JP2698787 B2 JP 2698787B2
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仙一 砂塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の第1折板屋根材
に新設の第2折板屋根材を葺き上げたり、又は新設の内
側の第1折板屋根材に新設の外側の第2折板屋根材を葺
き上げたりしてなる2重構造の折板屋根構造に係り、特
に部品点数が少なく、また施工工事が簡便であり、さら
に折板屋根材の材料の節減を図ることができる2重構造
の折板屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の2重構造の折板屋根構造
は、一般に、屋根下地構造体に固定した第1取付金具
と、その第1取付金具に取り付けた第1折板屋根材と、
その第1折板屋根材の各山部にそれぞれ固定した第2取
付金具と、その第2取付金具に取り付けた第2折板屋根
材とからなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の2重構造の折板屋根構造は、第1折板屋根材の各山部
に第2取付金具をそれぞれ固定し、その第2取付金具に
第2折板屋根材を取り付けてなるものである。このため
に、第1折板屋根材の各山部毎に第2取付金具をそれぞ
れ固定する必要があるので、その分部品点数が多く、ま
た施工工事が煩雑である等の問題がある。
【0004】本発明の目的とするところは、部品点数が
少なく、また施工工事が簡便であり、さらに折板屋根材
の材料の節減を図ることができる2重構造の折板屋根構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、屋根下地構造体に第1取付金具を固定
し、その第1取付金具に第1折板屋根材を取り付け、そ
の第1折板屋根材の1つおきの山部に第2取付金具を固
定し、前記第1折板屋根材の前記第2取付金具を固定し
ていない1つおきの山部に第2折板屋根材の谷部を載置
支持させ、その隣り合う第2折板屋根材の結合部を前記
第2取付金具の結合部にそれぞれ結合したことを特徴と
する。
【0006】
【作用】本発明は、上記の構成により、第2取付金具を
第1折板屋根材の1つおきの山部に固定するだけで良
く、その第2取付金具を第1折板屋根材の各山部毎にそ
れぞれ固定する必要がないので、従来の2重構造の折板
屋根構造と比較して、部品点数を少なくすることがで
き、また施工工事を簡便化することができる。さらに、
第1折板屋根材の2つの山部に対して第2折板屋根材の
山部は1つで済むので、その省略した1つの山部の分、
第2折板屋根材の材料を節減できる。しかも、第1折板
屋根材の1つおきの山部に固定した第2取付金具に第2
折板屋根材の山部を結合支持させるだけであるが、第1
折板屋根材の第2取付金具を固定していない1つおきの
山部に第2折板屋根材の谷部を載置支持させるので、第
2折板屋根材を第2取付金具や第1折板屋根材等に充分
の強度で支持することができる。この結果、第2折板屋
根材の山部の形状を小さくすることができ、かつ第2折
板屋根材の板厚を薄くすることができる。この山部を小
さく、かつ板厚を薄くした分、第2折板屋根材の材料を
節減できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の2重構造の折板屋根構造の一
実施例を添付図面を参照して説明する。図1乃至図24
は本発明の2重構造の折板屋根構造の一実施例を示す。
なお、図1及び図2において作図の便宜上ハッチングを
省略してある。図1及び図2において、1は屋根下地構
造体である。この屋根下地構造体1は、例えば、適宜間
隔(例えば約3m程度)をおいて設けた建造物のH鋼な
どのはりからなり、または建造物の屋上のコンクリート
スラブと、その上に敷設したアスファルトフェルトや断
熱材などの下葺とからなる。
【0008】図1及び図2及び図3において、2は第1
取付金具としてのタイトフレームである。このタイトフ
レーム2は、長方形形状の鋼板を折り曲げてなるもの
で、天板部20と、その天板部20の両端部をそれぞれ
斜下方に末広に折り曲げて形成した側板部21と、その
両側板部21の端部をそれぞれ外側に水平に折り曲げて
形成した底板部22とからなる。このタイトフレーム2
の底板部22を前記屋根下地構造体1に溶接等により固
定する。なお、この例のタイトフレーム2は、1山形状
であるが、2山、3山以上であっても良い。
【0009】図1及び図2及び図4において、3は第1
折板屋根材である。この第1折板屋根材3は、薄鋼板を
折り曲げてなるものであり、底板部30と、その底板部
30の両端部をそれぞれ斜上方に外側に広げて折り曲げ
て成形した側板部31及び32と、その一方(左側)の
側板部31の端部を外側に水平に折り曲げて形成した第
1天板部33と、その第1天板部33の端部を斜下方に
外側に折り曲げて形成した第1垂下板部34と、前記他
方(右側)の側板部32の端部を外側に水平に折り曲げ
て形成した第2天板部35と、その第2天板部35の端
部を斜下方に外側に折り曲げて形成した第2垂下板部3
6とからなる。前記第2天板部35及び第2垂下板部3
6に前記第1天板部33及び第1垂下板部34が外嵌し
得るように構成する。この第1折板屋根材3を前記タイ
トフレーム2に、図1において左側から右側へと順次取
り付ける。すなわち、一(左側)の第1折板屋根材1を
前記タイトフレーム2の上に載置し、その一の第1折板
屋根材2の第2天板部35及び第2垂下板部36及び右
側の側板部32の上部に他(右側)の第1折板屋根材3
の第1天板部33及び第1垂下板部34及び左側の側板
部31の上部を外嵌し、その一の第1折板屋根材3の第
2天板部35と他の第1折板屋根材3の第1天板部33
とタイトフレーム2の天板部20とを、しぼり座37を
介して固定ボルト38及び固定ナット39により固定す
る。ここで、上述の第1折板屋根材3において、山部と
は第1天板部33及び第1垂下板部34及び一方の側板
部31の上部と、第2天板部35及び第2垂下板部36
及び他方の側板部32の上部を言う。また、谷部とは底
板部30及び両側板部31及び32の下部を言う。さら
に、傾斜側部とは前記山部と谷部との間の部分であって
両側板部31及び32の中間部を言う。なお、この第1
折板屋根材3は、図1において前後に任意の長さを有す
る。
【0010】図1及び図5乃至図11において、4は第
2取付金具である。この第2取付金具4は、嵌合固定部
材41と取付部材42とからなる。前記嵌合固定部材4
1は、長方形形状の鋼板を折り曲げてなるもので、天板
部410と、その天板部410の両端部をそれぞれ斜下
方に末広に折り曲げて形成した傾斜脚部411と、その
両傾斜脚部411の先端部をそれぞれ斜上方に外側に折
り曲げて形成した折り返し部412とからなる。前記天
板部410の中央に前記しぼり座37及び固定ボルト3
8及び固定ナット39を逃がすための大円形透孔413
を設け、かつその天板部410の前後に小円形透孔41
4をそれぞれ設ける。前記両傾斜脚部411に後述する
ボルト400が挿入し、若しくはタッピングボルト(図
示せず)がねじ込まれる小円形の透孔415を2個ずつ
それぞれ設ける。この嵌合固定部材41の天板部410
及び傾斜脚部411の内法は、前記第1折板屋根材3の
左側の山部、すなわち第1天板部33及び第1垂下板部
34及び左側の側板部31の上部の外法とほぼ等しいか
若干大である。前記取付部材42は、長方形形状の鋼板
を折り曲げてなるもので、天板部420と、その天板部
420の両端部を下方にほぼ垂直に折り曲げて形成した
側板部421と、その側板部421の端部をさらに斜下
方に末広に折り曲げて形成した傾斜脚部422とからな
る。前記一(右側)の側板部421の上部に段部423
を設け、その段部423の垂直部のほぼ中央に後述する
吊り子5を固定するためのボルト50を挿通するための
小円形の透孔424を設ける。前記両側板部421に2
本の補強リブ425を平行にかつ垂直にそれぞれ設け
る。前記両傾斜脚部422に後述するボルト400が挿
入し、若しくはタッピングボルト(図示せず)がねじ込
まれる小円形の透孔426を2個ずつそれぞれ前記嵌合
固定部材41の透孔415に対応して設ける。
【0011】そして、図1に示すように、この第2取付
金具4を上述の第1折板屋根材3の1つおきの山部に固
定する。すなわち、第2取付金具4の嵌合固定部材41
を第1折板屋根材3の山部に外側から嵌合し、かつしぼ
り座37及び固定ボルト38及び固定ナット39を嵌合
固定部材41の透孔413中に通して逃がす。このと
き、第2取付金具4を第1折板屋根材3及びタイトフレ
ーム2に固定する前においては、嵌合固定部材41が第
1折板屋根材3の山部に跨がって外嵌し、その嵌合固定
部材41を介して第2取付部材4が第1折板屋根材3に
位置決めされる。このために、上述の第2取付金具4
は、第1折板屋根材3に対して、上下したり、又は傾斜
したりすることなく、第1折板屋根材3の山部と取付部
材42の天板部421との間の高さ、および第1折板屋
根材3の山部の中心と取付部材42の天板部421の中
心とを一致させることができる。この結果、後述する第
2折板屋根材6を精度良く葺き上げることができる。前
記第1折板屋根材3及びタイトフレーム2に透孔(図示
せず)を前記第2取付金具4の嵌合固定部材41及び取
付部材42の両傾斜脚部411及び422の透孔415
及び426に合致して設け、その透孔415及び426
中にボルト400を通してそのボルト400にナット4
01を締め付けたり、又はタッピングねじ(図示せず)
を第2取付金具4の透孔415及び426から第1折板
屋根材3及びタイトフレーム2にねじ込んで、第2取付
金具4の傾斜脚部411及び422を第1折板屋根材3
及びタイトフレーム2に固定する。なお、上述の第2取
付金具4の嵌合固定部材41及び取付部材42の傾斜脚
部422が第2取付金具4の固定部を構成する。
【0012】図1及び図12において、5は第2取付金
具4の結合部としての吊り子である。この吊り子5は、
長方形形状の鋼板を折り曲げてなり、第1水平部51
と、その第1水平部51の一側部をほぼ垂直に立ち上げ
て形成した固定部52と、その固定52の先端部を第
1水平部51と反対側にほぼ水平に折り曲げて形成した
第2水平部53と、その第2水平部53の先端部をほぼ
垂直に折り曲げて形成した垂直部54と、その垂直部5
4の先端部を第1水平部51と反対側に逆U字形に折返
して形成した結合部55とからなる。前記固定部52に
ボルト50挿通用の透孔56を設ける。
【0013】図1及び図2及び図13において、6は第
2折板屋根材である。この第2折板屋根材6は、金属板
(例えば鋼板や銅板、またはステンレス板にふっ素樹脂
をラミネートしたものなど)からなる。
【0014】この第1折板屋根材6は、水平板状の底部
600と、その底部600の一側部を斜上方に外側に折
り曲げて形成した第1傾斜部601と、その第1傾斜部
601の先端部を後述する第1凹部670及び671を
介して外側にやや水平に折り曲げて形成した第1水平部
611と、その第1水平部611の先端部をほぼ垂直に
立ち上げて形成した工具受け用の第1立ち上がり部62
1と、その第1立ち上がり部621の先端部を内側にほ
ぼ水平に折り曲げて形成した工具受け用の第2水平部6
12と、その第2水平部612の先端部をほぼ垂直に立
ち上げて形成し、前記吊り子5の垂直部54の内側に密
接乃至密着する第1垂直部681と、その第1垂直部6
81の先端部を内側(底部600側)に斜下方にほぼ逆
U字形に折り返して形成し、前記吊り子5の結合部55
の内側において結合される第1結合部631と、その第
1結合部631の先端部を内側に斜上方にほぼU字形に
折り返し、かつその折り返し部(前記第1結合部631
の先端部)を前記吊り子5の結合部55の先端より下方
に延設して形成した係合部64と、前記底部600の他
側部を斜上方に外側に折り曲げて形成した第2傾斜部6
02と、その第2傾斜部602の先端部を後述する第2
凹部672及び673を介して外側にやや水平に折り曲
げて形成した第3水平部613と、その第3水平部61
3の先端部をほぼ垂直に立ち上げて形成した第2立ち上
がり部622と、その第2立ち上がり部622の先端部
を外側にほぼ水平に折り曲げて形成した第4水平部61
4と、その第4水平部614の先端部をほぼ垂直に立ち
上げて形成し、前記吊り子5の垂直部54の外側に密接
乃至密着する第2垂直部682と、その第2垂直部68
2の先端部を外側(底部600と反対側)に斜下方に折
り曲げて形成し、前記吊り子5の結合部55の外側にお
いて結合される第2結合部632と、その第2結合部6
32の先端部をほぼ垂直に下方に折り曲げ、かつその先
端部を内側にほぼ水平に折り曲げると共にその先端部を
外側に上に折り返し、さらにその折り返し部(前記第2
結合部632の先端部)を前記吊り子5の結合部55の
先端より下方に延設して形成し、前記係合部64に弾性
係合する弾性係合部65と、からなる。
【0015】前記第1凹部670及び671と第2凹部
672及び673とは、前記第1傾斜部601と第1水
平部611との間の角部、及び前記第2傾斜部602と
第3水平部613との間の角部を、内側にそれぞれ凹ま
せたものであって、それぞれ水平部670及び672と
傾斜部671及び673とからなる。このように、前記
両側の第1傾斜部601及び第2傾斜部602と第1水
平部611及び第3水平部613との間の角部を内側に
凹ませて、第1凹部670及び671と第2凹部672
及び673を形成することにより、第2折板屋根材6の
強度が大となる。すなわち、第1傾斜部601と水平部
670との角、水平部670と傾斜部671との角、傾
斜部671と第1水平部611との角、第2傾斜部60
2と水平部672との角、水平部672と傾斜部673
との角、傾斜部673と第3水平部613との角等によ
り、強度が大となる。
【0016】また、前記第2水平部612の下面の高さ
は、図14に示すように、弾性係合部65を係合部64
に弾性係合させた際のその弾性係合部65側の最下端
と、ほぼ同じ高さかあるいは若干低い方が、後述する締
結用工具7の下作用端70を前記第2水平部612の下
面に係合させて弾性係合部65を係合部64に弾性係合
させる際にその下作用端70に弾性係合部65側の最下
端が当って弾性係合部65が係合部64に弾性係合する
妨げとならず、好ましい。
【0017】かかる第2折板屋根材6及び吊り子2の寸
法を下記の通りとする。すなわち、図15に示すよう
に、第2折板屋根材6の第1結合部631を吊り子5の
結合部55の内側において掛け止めた状態において、吊
り子5の結合部55の上面から第2折板屋根材6の係合
部64の下面までの高さをT1とし、吊り子5の垂直部
54の外側面から吊り子5の結合部55の先端の外側面
までの幅をW1とする。一方、第2折板屋根材6の第2
結合部632の下面から弾性係合部65の上面までの高
さをT2とし、第2折板屋根材6の第2垂直部682の
内側面から弾性係合部65の内側面までの幅をW2とす
る。このとき、高さT1は高さT2とほぼ等しいか若し
くは若干小とし、また幅W1は幅W2とほぼ等しいか若
しくは若干大、例えば2mm程度大とする。
【0018】ここで、上述の第2折板屋根材6におい
て、山部とは第1水平部611及び第1傾斜部601の
上部(第1凹部の傾斜部671)と、第3水平部613
及び第2傾斜部の上部(第2凹部の傾斜部673)とを
言う。また、結合部とは第1垂直部681及び第1結合
部631と、第2垂直部682及び第2結合部632と
を言う。さらに、谷部とは底部600及び第1傾斜部6
01の下部及び第2傾斜部602の下部を言う。さらに
また、傾斜側部とは前記山部と谷部との間であって第1
傾斜部601の中間部及び第2傾斜部602の中間部を
言う。なお、この第2折板屋根材6は、図1において前
後に任意の長さを有する。
【0019】次に、上述の第2折板屋根材6の取付作業
について説明する。まず、上述の第1折板屋根材3が既
設の屋根の場合、この第1折板屋根材3の1つおきの山
部に上述の第2取付金具4を上述のようにして固定し、
続いてその第1折板屋根材3の1つおきの第2取付金具
4が固定されていない山部の固定ボルト38を切断して
その山部の上面を平にする。又は、上述の第1折板屋根
材3が新設の場合、その第1折板屋根材3の1つおきの
山部と前記タイトフレーム2とをしぼり座37及び固定
ボルト38及び固定ナット39により固定し、その第1
折板屋根材3の1つおきの山部に前記第2取付金具4を
上述のようにして固定し、かつその第1折板屋根材3の
1つおきの第2取付金具4が固定されていない山部の上
面を平にする。
【0020】それから、一の第2折板屋根材6A(6)
の底部600を前記第1折板屋根材3の1つおきの第2
取付金具4が固定されていない山部の上面に直接載置支
持させ、かつその一の第2折板屋根材6A(6)の第1
水平部611を前記第2取付金具4の天板部420上に
載置する。その一の第2折板屋根材6A(6)の第1結
合部631に吊り子5の結合部55を外側から嵌める
(図14を参照)。その吊り子5の第1水平部51及び
固定部52を前記第2取付金具4の段部423にセット
し、この吊り子5の透孔56及び第2取付金具4の透孔
424中にボルト50を通し、そのボルト50にナット
57を締め付けて吊り子5を第2取付金具4に固定する
(図6を参照)。この結果、前記一の第2折板屋根材6
A(6)の第1結合部631を前記吊り子5の結合部5
5の内側において結合される。
【0021】次に、前記吊り子5の結合部55の外側に
他の第2折板屋根材6B(6)の第2結合部632を仮
に掛け止める。それから、一の第2折板屋根材6A
(6)の第2水平部612の下面に後述する締結用工具
7の下作用端70を係合させ、一方、他の第2折板屋根
材6B(6)の第2結合部632の上面に後述する締結
用工具7の上作用端71を係合させる。そして、その状
態で締結用工具7を操作することにより、他の第2折板
屋根材6B(6)の第2結合部632が前記吊り子5の
結合部55側に押圧される。この結果、他の第2折板屋
根材6B(6)の弾性係合部65の先端が一の第2折板
屋根材6A(6)の係合部64上を下方向(図16中の
矢印イ方向)に滑動し、それに伴って一の第2折板屋根
材6A(6)の係合部64が内側(同じく図16中の矢
印ロ方向)に、また他の第2折板屋根材6B(6)の弾
性係合部65が外側(同じく図16中の矢印ハ方向)
に、それぞれ撓む(図16を参照)。
【0022】そして、他の第2折板屋根材6B(6)の
弾性係合部65の先端が一の第2折板屋根材6A(6)
の係合部64に達すると、その他の第2折板屋根材6B
(6)の第2結合部632が前記吊り子5の結合部55
の外側において結合される(図17を参照)。
【0023】一方、第2折板屋根材6の弾性復帰力によ
り、一の第2折板屋根材6A(6)の係合部64及び他
の第2折板屋根材6B(6)の弾性係合部65がそれぞ
れ矢印方向に弾性復帰して、その他の第2折板屋根材6
B(6)の弾性係合部65が前記一の第2折板屋根材6
A(6)の係合部64に弾性係合する(図18を参
照)。この結果、隣り合う一の第2折板屋根材6A
(6)と他の第2折板屋根材6B(6)とが結合され
る。以下、同様にして、第2折板屋根材6を吊り子5を
介して第2取付金具4に取り付けることにより、第1折
板屋根材3と第2折板屋根材6との2重構造の折板屋根
構造が構築される。
【0024】このように、この実施例における本発明の
2重構造の折板屋根構造は、第2取付金具4を第1折板
屋根材3の1つおきの山部に固定するだけで良く、その
第2取付金具4を第1折板屋根材3の各山部毎にそれぞ
れ固定する必要がないので、従来の2重構造の折板屋根
構造と比較して、部品点数を少なくすることができ、ま
た施工工事を簡便化することができる。さらに、第1折
板屋根材3の2つの山部に対して第2折板屋根材6の山
部は1つで済むので、その省略した1つの山部の分、第
2折板屋根材6の材料を節減できる。しかも、第1折板
屋根材3の1つおきの山部に固定した第2取付金具4に
第2折板屋根材6の山部を結合支持させるだけである
が、第1折板屋根材3の第2取付金具4を固定していな
い1つおきの山部に第2折板屋根材6の谷部600を載
置支持させるので、第2折板屋根材6を第2取付金具4
や第1折板屋根材3等に充分の強度で支持することがで
きる。この結果、第2折板屋根材6の山部の形状を小さ
くすることができ、かつ第2折板屋根材6の板厚を薄く
する(例えば、0.8mmの板厚であれば0.6mmの
板厚に、また0.6mmの板厚であれば0.5mmの板
厚に、薄くする)ことができる。この山部を小さく、か
つ板厚を薄くした分、第2折板屋根材6の材料を節減で
きる。この実施例においては、第2折板屋根材6の材料
を20〜30%節減できる。
【0025】特に、この実施例における本発明の2重構
造の折板屋根構造は、下側の第1折板屋根材3の固定手
段がボルト式であるが、上側の第2折板屋根材6の固定
手段がボルトレスのはぜ結合であるから、上側の第2折
板屋根材6においてボルトによる錆や水洩れ等の虞が無
い。
【0026】また、この実施例においては、吊り子5の
垂直部54の両側に、一の第2折板屋根材6A(6)の
第1垂直部681と他の第2折板屋根材6B(6)の第
2垂直部682とがそれぞれ密接乃至密着するので、そ
の吊り子5の垂直部54と一の第2折板屋根材6A
(6)の第1垂直部681と他の第2折板屋根材6B
(6)の第2垂直部682との部分の強度が大となる。
さらに、一の第2折板屋根材6A(6)の第1結合部6
31及び係合部64、他の第2折板屋根材6B(6)の
第2結合部632及び弾性係合部65、吊り子5の結合
部55等の寸法は、上述の関係にあるので、第2折板屋
根材6の弾性復帰力等の作用で、一の第2折板屋根材6
A(6)と他の第2折板根材6B(6)とが確固に一体
に締結されることとなる。しかも、一の第2折板屋根材
6A(6)の第1結合部631及び係合部64と他の第
2折板屋根材6B(6)の第2結合部632及び弾性係
合部65との間において、空間Sが形成されるので、毛
細管現象で水が第2折板屋根構造の内部に侵入するのを
防ぐことができる。さらにまた、この本発明の2重構造
の折板屋根構造に使用する第2折板屋根材6は、後述す
る締結用工具3の下作用端30を係合させた一の第2折
板屋根材6A(6)の第2水平部612の下面が、第2
折板屋根材6の第2結合部632を吊り子2の結合部2
2側に押圧する際の受けとなるので、前記弾性係合部6
5を前記係合部64に確実にかつ簡単に弾性係合させる
ことができる。
【0027】そして、上述のようにして構築した2重構
造の第1折板屋根材3の外側と第2折板屋根材6の内側
との間の空間にグラスウール等の断熱材(図示せず)を
敷設すれば、さらに断熱効果が大となる。
【0028】図19及び図20において、7は隣同士の
第2折板屋根材6を締結する締結用の工具である。この
締結用工具7は、下作用端70及び上作用端71を備え
る。この下作用端70及び上作用端71は、正面から見
ると図19に示すように左右に長く、かつ側面から見る
と図20に示すようにL字形状をなす。この下作用端7
0及び上作用端71のほぼ中央に、門形形状の第1ブロ
ック72及び直方体形状の第2ブロック73をそれぞれ
溶接等により固定する。この第1ブロック72に前記第
2ブロック73をピン74により回動可能に取り付け
る。この第1ブロック72及び第2ブロック73の上面
に第1操作レバー75及び第2操作レバー76をそれぞ
れ溶接等により固定する。この第1操作レバー75及び
第2操作レバー76は、丸パイプ若しくは角パイプ等か
らなり、軸方向に伸縮可能に構成されている。すなわ
ち、基端部750及び760に操作部751及び761
を伸縮かつスライド可能に収納し、前記基端部750及
び760の上端部に固定ボルト77をそれぞれねじ込
む。そして、前記固定ボルト77を緩めると、第1操作
レバー75及び第2操作レバー76の基端部750及び
760に対して操作部751及び761を軸方向に伸縮
させることができ、第1操作レバー75及び第2操作レ
バー76の長さを適宜に決定したところで、前記固定ボ
ルト77を締め付けることにより、第1操作レバー75
及び第2操作レバー76の基端部750及び760に操
作部751及び761が固定される。
【0029】次に、この締結用工具7の使用例について
説明する。まず、吊り子7の係合部55の外側に他の第
2折板屋根材6B(6)の第2掛け止め部632を仮に
掛け止めてから、一の第2折板屋根材6A(6)の第2
水平部612の下面に締結用工具7の下作用端70を係
合させ、一方、他の第2折板屋根材6B(6)の第2掛
け止め部632の上面に前記締結用工具7の上作用端7
1を係合させる。そして、その状態で締結用工具7の第
1操作レバー75及び第2操作レバー76の先端を図2
0中の矢印方向にそれぞれ操作する。すると、ピン74
を支点として下作用端70及び上作用端71がそれぞれ
図20中の矢印方向に回動し、他の第2折板屋根材6B
(6)の第2掛け止め部632が前記吊り子5の係合部
55側に押圧される。その結果、隣り合う第2折板屋根
材6同士を結合することができる。なお、上述の実施例
においては、締結用工具7を使用して隣同士の第2折板
屋根材6を締結したが、この締結用工具7を使用せず
に、この締結用工具7の下作用端70の代りに受け治具
(図示せず)を一の第2折板屋根材6A(6)の第2水
平部612の下面に係合させ、一方、他の第2折板屋根
材6B(6)の第2結合部632を吊り子5の結合部5
5側に人力等で押圧して、隣同士の第2折板屋根材6を
締結するようにしても良い。
【0030】図2及び図21乃至図24において、8は
閉塞部材としての第1軒先面戸である。この第1軒先面
戸8は、鋼板を折り曲げてなるもので、前記第1折板屋
根材3や第2折板屋根材6側に固定する固定部82と、
前記第1折板屋根材3の軒先部と前記第2折板屋根材6
の軒先部との間の空間SLを閉塞する閉塞部83とから
なる。前記閉塞部83は、前記第1折板屋根材3の第2
取付金具4を固定した山部の第1天板部33と、その山
部の両側の第1側板部31及び第2側板部32と、その
側板部31及び32から連設する底板部30と、その底
板部30から連設する第1側板部31及び第2側板部3
2と、第2折板屋根材6の第2取付金具4及び吊り子5
に取り付けた山部の第1水平部611及び第3水平部6
13と、その両側の第1凹部670及び671と、第2
凹部672及び673と、第1傾斜部601と、第2傾
斜部602と、底部600と、により囲まれた空間SL
を閉塞し得る板形状をなす。この閉塞部83に底の浅い
凸部84を正面側に突出させる。また、この閉塞部83
の各辺の板部を後方にほぼ直角に折り曲げて前記固定部
82を形成する。この固定部82のうち、前記第1折板
屋根材3の第1側板部31及び第2側板部32に対応す
る固定部82にボルト80挿通用の透孔85をそれぞれ
設ける。なお、上述の固定部82の板幅において、前記
透孔85を設けたものの方が設けなかったものより大で
ある。この第1軒先面戸8を前記第1折板屋根材3の軒
先部と前記第2折板屋根材6の軒先部との間の空間SL
内に挿入セットし、前記第1折板屋根材3の第1側板部
31及び第2側板部32及びタイトフレーム2に透孔
(図示せず)をこの第1軒先面戸8の透孔85と合致し
て設け、その透孔85中にボルト80を通してそのボル
ト80にナット81を締め付けたり、又はタッピングね
じ(図示せず)を第1軒先面御8の透孔85から第1折
板屋根材3の第1側板部31及び第2側板部32及びタ
イトフレーム2にねじ込んで、第1軒先面戸8を第1折
板屋根材3及びタイトフレーム2に固定し、その第1軒
先面戸8の閉塞部83で前記第1折板屋根材3の軒先部
と前記第2折板屋根材6の軒先部との間の空間SLを閉
塞する。
【0031】図2において、9は第2軒先面戸である。
この第2軒先面戸9は、鋼板を折り曲げてなるもので、
前記屋根下地構造体1及び若しくは前記第1折板屋根材
3側に固定し、前記屋根下地構造体1のと前記第1折板
屋根材3の軒先部との間の空間SS、すなわち、前記屋
根下地構造体1と、前記第1折板屋根材3の第1天板部
33と、その山部の両側の第1側板部31及び第2側板
部32と、その側板部31及び32、により囲まれた空
間SSを閉塞するものである。
【0032】以上のようにして、本発明は、部品点数が
少なく、また施工工事が簡便であり、さらに第2折板屋
根材の材料を節減できる2重構造の折板屋根構造を提供
することができる。
【0033】図25乃至図28は閉塞部材としての第1
軒先面戸の変形例を示す。図中、図21乃至図24と同
符号は同一のものを示す。この例の第1軒先面戸800
は、閉塞部83の凸部84に換気穴86を設けたもので
ある。この換気穴86は、図28に示すように、閉塞部
83を後方から前方に上から下方にかけて約4分の1円
の円弧状に切り起こし、かつ下方部分を開口してなるも
のである。なお、この第1軒先面戸800の各辺の固定
部82の板幅はほぼ同一である。
【0034】図29及び図30は第2折板屋根材の変形
例を示す。図中、図1乃至図28と同符号は同一のもの
を示す。この例の第2折板屋根材6Aは、上述の第2折
板屋根材6のうちの第1凹部670、671及び第2凹
部672、673を無くしたものである。これに伴っ
て、上述の第2折板屋根材6Aの形状に合致させた形状
の第1軒先面戸8Aを使用する。
【0035】図31及び図32は第2折板屋根材の変形
例を示す。図中、図1乃至図30と同符号は同一のもの
を示す。この例の第2折板屋根材6Bは、上述の第2折
板屋根材6の第1凹部670、671及び第2凹部67
2、673と同様にして、第1凸部660及び601を
底部600と第1傾斜部601との間の角部に設け、ま
た第2凸部662及び663を底部600と第2傾斜部
602との間の角部に設けたものである。すなわち、こ
の第1凸部660、661及び第2凸部662、663
は、前記底部600と第1傾斜部601との間の角部及
び前記底部600と第2傾斜部602との間の角部をそ
れぞれ外側に突出させたものであって、それぞれ傾斜部
660及び662と水平部661及び663とからな
る。このように、前記両側の第1傾斜部601及び第2
傾斜部602と第1水平部611及び第3水平部613
との間の角部を内側に凹ませて、第1凹部670及び6
71と第2凹部672及び673を形成し、また底部6
00とその底部600の両側の第1傾斜部601及び第
2傾斜部602との間の角部を外側に突出させて、第1
凸部660及び661と第2凸部662及び663とを
形成することにより、第2折板屋根材6の強度が大とな
る。すなわち、底部600と傾斜部660との角、傾斜
部660と水平部661との角、水平部661と第1傾
斜部601との角、第1傾斜部601と水平部670と
の角、水平部670と傾斜部671との角、底部600
と傾斜部662との角、傾斜部662と水平部663と
の角、水平部663と第2傾斜部602との角、第2傾
斜部602と水平部672との角、水平部672と傾斜
部673との角、等により、強度が大となる。なお、上
述の第1凹部670、671及び第2凹部672、67
3を設けずに、上述の第1凸部及び第2凸部のみを設け
ても良い。
【0036】図33は第1折板屋根材と第2折板屋根材
との間の空間に断熱材を敷設した状態を示した一部断面
図である。図中、図1乃至図32と同符号は同一のもの
を示す。この実施例において使用される断熱材は、例え
ばガラスウール等の断熱素材を例えばポリエチレン等の
水不透過性の袋体中に充填密閉したものであって、下側
の第1断熱材101及び上側の第2断熱材102からな
る。この第1断熱材101を第1折板屋根材3の上面と
第2取付金具4の下面との間に介在させ、また第2断熱
材102に設けた透孔中に第2取付金具4を通し、さら
にこの第1断熱材101及び第2断熱材102を第1折
板屋根材3の山部(第2取付金具4を取り付けていない
山部)の上面と第2折板屋根材6の底部600の下面と
の間に圧縮させて介在させる。なお、この断熱材101
及び102は、重量が例えば10kg/m3 で、厚さが
50mmのものを使用し、そして第1折板屋根材3の山
部と第2折板屋根材6の谷部600との間においては約
10〜15mm程度に圧縮される。この例において、第
2折板屋根材6の谷部600は、圧縮された断熱材10
1及び102を介して第1折板屋根材3の山部に載置支
持されることとなる。
【0037】図34は第1折板屋根材の第2取付金具を
取り付けていない山部と第2折板屋根材の谷部との間に
介在部材を介在させた状態を示した一部断面図である。
図中、図1乃至図33と同符号は同一のものを示す。こ
の実施例において、第2折板屋根材6の谷部600は、
介在部材100を介して第1折板屋根材3の山部に載置
支持されることとなる。
【0038】図35は第1折板屋根材の第2取付金具を
取り付けていない山部と第2折板屋根材の谷部との間に
隙間がある場合の閉塞部材の正面図、図36は同じく使
用状態の一部斜視図である。この閉塞部材(第1軒先面
戸)8Cは、閉塞部83の左右両側に延長閉塞部87を
それぞれ延設してなるものである。この延長閉塞部87
は側面から見るとコの字形状をなす。この閉塞部材(第
1軒先面戸)8Cは、上述の図33及び図34にて示し
た本発明の2重構造の折板屋根構造、すなわち第1折板
屋根材3の第2取付金具4を取り付けていない山部と第
2折板屋根材6の谷部600との間に隙間がある場合に
使用するものである。使用する場合は、図36に示すよ
うに、隣り合う閉塞部材(第1軒先面戸)8Cの延長閉
塞部87を重ね合わせて使用する。この結果、第1折板
屋根材3の第2取付金具4を取り付けていない山部と第
2折板屋根材6の谷部600との間の隙間を、延長閉塞
部87により閉塞することができる。
【0039】なお、上述の実施例において、隣り合う第
2折板屋根材6、6A、6B同士を吊り子5を介して連
結してなるもの、所謂ワンタッチ式の嵌合結合である
が、このワンタッチ式の嵌合結合以外に、角はぜ巻結合
や丸はぜ巻結合、又はボルト結合等であっても良い。ま
た、隣り合う第1折板屋根材3同士の結合は、上述の実
施例の固定ボルト式以外に、嵌合結合、又は角はぜ巻結
合や丸はぜ巻結合であっても良い。
【0040】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の2重
構造の折板屋根構造は、部品点数が少なくまた施工工事
が簡便である。さらに、第2折板屋根材の材料を軽減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2重構造の折板屋根構造の第1の実施
例を示し、施工状態の一部断面図である。
【図2】同じく一部を破断した正面図である。
【図3】タイトフレームの斜視図である。
【図4】第1折板屋根材の一部斜視図である。
【図5】第2取付金具の平面図である。
【図6】同じく正面図である。
【図7】同じく底面図である。
【図8】同じく左側面図である。
【図9】同じく右側面図である。
【図10】図5におけるX−X線断面図である。
【図11】図5におけるXI−XI線断面図である。
【図12】吊り子の斜視図である。
【図13】第2折板屋根材の一部斜視図である。
【図14】隣り合う第2折板屋根材同士の締結状態を示
した一部拡大図である。
【図15】第2折板屋根材の要部の寸法を示した説明図
である。
【図16】締結用工具を使用して第2折板屋根材同士を
締結する状態を示し、他の第2折板屋根材の第2結合部
を吊り子の結合部側に押圧している状態の説明図であ
る。
【図17】同じく弾性係合部が係合部に弾性係合する間
際の状態の説明図である。
【図18】同じく弾性係合部が係合部に弾性係合した状
態の説明図である。
【図19】締結用工具の正面図である。
【図20】同じく側面図である。
【図21】軒先面戸の平面図である。
【図22】軒先面戸の正面図である。
【図23】軒先面戸の左側面図である。
【図24】図22におけるXXIV−XXIV線断面図
である。
【図25】換気穴を有する軒先面戸の平面図である。
【図26】換気穴を有する軒先面戸の正面図である。
【図27】換気穴を有する軒先面戸の左側面図である。
【図28】図26におけるXXVIII−XXVIII
線断面図である。
【図29】本発明の2重構造の折板屋根構造に使用する
第2折板屋根材の変形例を示した施工状態の一部断面図
である。
【図30】図29の第2折板屋根材に使用する軒先面戸
の正面図である。
【図31】本発明の2重構造の折板屋根構造に使用する
第2折板屋根材の変形例を示した施工状態の一部断面図
である。
【図32】図31の第2折板屋根材に使用する軒先面戸
の正面図である。
【図33】第1折板屋根材と第2折板屋根材との間の空
間に断熱材を敷設した状態の一部断面図である。
【図34】第1折板屋根材の第2取付金具を取り付けて
いない山部と第2折板屋根材の谷部との間に介在部材を
介在させた状態を示した一部断面図である。
【図35】第1折板屋根材の第2取付金具を取り付けて
いない山部と第2折板屋根材の谷部との間に隙間がある
場合の閉塞部材の正面図である。
【図36】図36は同じく使用状態の一部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…屋根下地構造体、2…タイトフレーム(第1取付金
具)、3…第1折板屋根材、30…底板部、31及び3
2…側板部、33及び35天板部、34及び36…垂下
板部、38…固定ボルト、39…固定ナット、4…第2
取付金具、41…嵌合固定部材、42…取付部材、40
0…ボルト、401…ナット、5…吊り子、55…結合
部、6、6A、6B…第2折板屋根材、600…底部、
601…第1傾斜部、602…第2傾斜部、611…第
1水平部、612…第2水平部、613…第3水平部、
621…第1立ち上がり部、622…第2立ち上がり
部、631…第1結合部、632…第2結合部、64…
係合部、65…弾性係合部、660及び661…第1凸
部、662及び663…第2凸部、670及び671…
第1凹部、672及び673…第2凹部、681…第1
垂直部、682…第2垂直部、7…締結用具、70…下
作用端、71…上作用端、8、800、8A、8B、8
C…第1軒先面戸(閉塞部材)、82…固定部、83…
閉塞部、9…第2軒先面戸、100…介在部材、101
及び102…断熱材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根下地構造体に固定した第1取付金具
    と、 山部と谷部と傾斜側部とを有する第1折板屋根材であっ
    て、前記第1取付金具に取り付けた第1折板屋根材と、 固定部と結合部とを有する第2取付金具であって、前記
    固定部を前記第1折板屋根材の1つおきの山部に固定し
    た第2取付金具と、 前記第1折板屋根材の2山に対して1山のピッチを有す
    る山部と、その山部に設けた結合部と、谷部と、傾斜側
    部とを有する第2折板屋根材であって、前記谷部を前記
    第1折板屋根材の前記第2取付金具を固定していない1
    つおきの山部に載置支持させ、隣り合う第2折板屋根材
    の結合部を前記第2取付金具の結合部にそれぞれ結合し
    た第2折板屋根材と、 を備えたことを特徴とする2重構造の折板屋根構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の第2折板屋根材は、 底部と、 その底部の一側部を斜上方に外側に折り曲げて形成した
    第1傾斜部と、 その第1傾斜部の先端部を外側にほぼ水平に折り曲げて
    形成した第1水平部と、 その第1水平部の先端部を立ち上げて形成した工具受け
    用の第1立ち上がり部と、 その第1立ち上がり部の先端部を内側にほぼ水平に折り
    曲げて形成した工具受け用の第2水平部と、 その第2水平部の先端部を立ち上げ、かつその先端部を
    内側に斜下方にほぼ逆U字形に折り返して形成し、第2
    取付金具の結合部の内側において結合される第1結合部
    と、 その第1結合部の先端部を前記第2取付金具の結合部の
    先端より下方に延設して形成した係合部と、 前記底部の他側部を斜上方に外側に折り曲げて形成した
    第2傾斜部と、 その第2傾斜部の先端部を外側にほぼ水平に折り曲げて
    形成した第3水平部と、 その第3水平部の先端部を立ち上げて形成した第2立ち
    上がり部と、 その第2立上がり部の先端部を外側にほぼ水平に折り曲
    げて形成した第4水平部と、 その第4水平部の先端部を立ち上げ、かつその先端部を
    外側に斜下方に折り曲げて形成し、前記第2取付金具の
    係合部の外側において結合される第2結合部と、 その第2結合部の先端部を前記第2取付金具の係合部の
    先端より下方に延設して形成し、前記係合部に弾性係合
    する弾性係合部と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の2重構造の
    折板屋根構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の第1折板屋根材
    と第2折板屋根材との間の空間に断熱材を敷設したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の2重構造の折板屋
    根構造。
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