JP6749735B2 - 折板屋根材の固定用金具 - Google Patents
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該折板屋根材の該山板部の頂面に設置されるベースと、該ベースの頂部外面壁に起立姿勢で保持され、該新規な折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成される巻き締め部分に連係させて該新規な折板屋根材を固定、支持する吊子とを備え、
該吊子は、その本体部分の下端に一体連結し該ベースに締結ボルトを介して連結される固定片と、該固定片の対向位置で該本体部分の下端に一体連結して該ベースの頂部外面壁に当接可能な舌片とを有し、
該ベースは、その頂部外面壁との相互間で隙間を形成するとともに該隙間に該舌片を差し込む係止片を有し、
前記係止片は、前記ベースの頂部外面壁に対面する係止片本体と、該係止片本体の端部に一体連結し該ベースにおいて固定保持される側板からなり、
該係止片本体は、その下面に、該ベースの頂部外面壁に突き当たり該係止片本体の下面および該ベースの頂部外面壁との相互間にて前記舌片の差し込み用の隙間を形成する少なくとも一の凸部を有し、
該側板は、その下端部に、前記ベースの側壁の少なくとも一部分を巻き込む巻き込み部を有し、
該ベースが、頂部外面壁の両端部にそれぞれつながる一対の側壁を備えており、
該固定片が、ベースにおける一の側壁に連結され、該側板が、ベースにおける他の側壁に固定保持され、該巻き込み部が、ベースにおける他の側壁の少なくとも一部分を巻き込むものであり、
ベースにおいて固定保持される側板が一体連結する係止片本体の端部は、ベースにおける他の側壁側の端部である、ことを特徴とする折板屋根材の固定用金具である。
該一対の側壁のうちの一の側壁は、該折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の片側に当接可能なアームを有し、
該一対の側壁のうちのもう一の側壁である他の側壁は、該折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の反対側に当接して該折板屋根材の巻き締め部分を該アームとの相互間で挟持可能な押しボルトを有すること、
また、前記吊子は、前記新規な折板屋根材の上ハゼ、下ハゼの相互巻き締め部分に連係可能な鉤状片を備えた第1の板状体と、前記舌片を備え該第1の板状体に重ね合わさる第2の板状体からなり、
該第1の板状体は、上端部が該鉤状片につながる起立壁と、該起立壁の下端につながり前記ベースの頂部外面壁および側壁に当接可能な垂下片とを備え、
該第2の板状体は、該起立壁において重ね合わさる背面起立壁と、該背面起立壁の下端につながるとともに該垂下片との重ね合わせにより前記固定片を形成する上側垂下片とを備え、
該起立壁は、前記舌片を挿通させて該舌片を該背面起立壁との重ね合わせ側とは反対側に露出させるスリットを有し、該第2の板状体は、該第2の板状体の上側垂下片とベースの頂部外面壁および他の側壁との間に第1の板状体の垂下片が介在されるように第1の板状体に重ね合わさるものであること、
前記ベースは、前記折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の上部に位置しその上面を前記頂部外面壁とする天壁部と、該天壁部の両端部にそれぞれつながり該天壁部と協同してその内側に下向きに開放された区画凹所を形成する一対の側壁とを備え、
該一対の側壁はそれぞれ、その下端に一体連結するとともに該折板屋根材の該山板部の傾斜側壁に沿って伸延し、かつ、締結手段を介して該折板屋根材の固定用タイトフレームに固定される脚部を有すること、
さらに、前記舌片は、一枚もしくは間隔を隔てて設けられた複数枚からなり、該舌片の幅寸法は、前記固定片の長さWの少なくとも2/3倍以下であることが、課題解決のための具体的手段として好ましい。
該タイトフレームに設置される係止片と、該タイトフレームの頂部外面壁に起立姿勢で保持され、該折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分に連係させて該折板屋根材を固定保持する吊子とを備え、
該吊子は、その本体部分の下端に一体連結し該タイトフレームに締結ボルトを介して連結される固定片と、該固定片の対向位置で該本体部分の下端に一体連結して該ベースの頂部外面壁に当接可能な舌片とを有し、
該係止片は、該タイトフレームの頂部外面壁との相互間に該舌片を差し込むことにより該吊子を該舌片および該固定片の少なくとも2点で支持する隙間を有するものが望ましい。
図1は、折板屋根を葺きあげる際に用いられる折板屋根材の一例を模式的に示した外観斜視図であり、図2は、図1に示した折板屋根材を建築構造物の下地材(既設鉄骨等)に設置されたタイトフレームに設置して折板屋根を葺きあげた状態を部分的に示した図である。本発明では、固定用金具の説明の前に、折板屋根材とは、具体的にどのようなものであるかについてまず説明する。
1a 溝板部
1b、1c 傾斜側壁
1d、1e 頂面壁
1f 山板部
1g 上ハゼ
1h 下ハゼ
2 折板屋根材の固定用タイトフレーム
3 ベース
3a 天壁部
3b、3c 側壁
4 吊子
4′ 第1の板状体
4′′ 第2の板状体
4a 固定片
4b 舌片
4c 鉤状片
4d 起立壁
4e 垂下片
4f 背面起立壁
4g 上側垂下片
4h 爪部
5 係止片
5a 係止片本体
5b 側板
6 凸部
7 巻き込み部
8 脚部
9 リベット
M 溝部
Y 山部
T 締結ボルト
S スリット
n 隙間
t 吊子
Claims (5)
- 溝板部と傾斜側壁を有する山板部とが交互に配列され、該山板部の頂面壁に設けられた上ハゼ、下ハゼにおいて巻き締め部分を形成することにより複数枚の板材を連接して折板屋根を葺きあげる波形形状をなす折板屋根材につき、その上方にて該折板屋根材とは異なる新規な折板屋根材を固定、支持する折板屋根材の固定用金具であって、
該折板屋根材の該山板部の頂面に設置されるベースと、該ベースの頂部外面壁に起立姿勢で保持され、該新規な折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成される巻き締め部分に連係させて該新規な折板屋根材を固定支持する吊子とを備え、
該吊子は、その本体部分の下端に一体連結し該ベースに締結ボルトを介して連結される固定片と、該固定片の対向位置で該本体部分の下端に一体連結して該ベースの頂部外面壁に当接可能な舌片とを有し、
該ベースは、その頂部外面壁との相互間で隙間を形成するとともに該隙間に該舌片を差し込む係止片を有し、
前記係止片は、前記ベースの頂部外面壁に対面する係止片本体と、該係止片本体の端部に一体連結し該ベースにおいて固定保持される側板からなり、
該係止片本体は、その下面に、該ベースの頂部外面壁に突き当たり該係止片本体の下面および該ベースの頂部外面壁との相互間にて前記舌片の差し込み用の隙間を形成する少なくとも一の凸部を有し、
該側板は、その下端部に、前記ベースの側壁の少なくとも一部分を巻き込む巻き込み部を有し、
該ベースが、頂部外面壁の両端部にそれぞれつながる一対の側壁を備えており、
該固定片が、ベースにおける一の側壁に連結され、該側板が、ベースにおける他の側壁に固定保持され、該巻き込み部が、ベースにおける他の側壁の少なくとも一部分を巻き込むものであり、
ベースにおいて固定保持される側板が一体連結する係止片本体の端部は、ベースにおける他の側壁側の端部である、ことを特徴とする折板屋根材の固定用金具。 - 前記ベースは、前記折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の上部に位置しその上面側を前記頂部外面壁とする天壁部と、該天壁部の両端部にそれぞれつながり、該天壁部と協同してその内側に下向きに開放された区画凹所を形成する一対の側壁とを備え、
該一対の側壁のうちの一の側壁は、該折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の片側に当接可能なアームを有し、
該一対の側壁のうちのもう一の側壁である他の側壁は、該折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の反対側に当接して該折板屋根材の巻き締め部分を該アームとの相互間で挟持可能な押しボルトを有する、ことを特徴とする請求項1に記載した折板屋根材の固定用金具。 - 前記吊子は、前記新規な折板屋根材の上ハゼ、下ハゼの相互巻き締め部分に連係可能な鉤状片を備えた第1の板状体と、前記舌片を備え該第1の板状体に重ね合わさる第2の板状体からなり、
該第1の板状体は、上端部が該鉤状片につながる起立壁と、該起立壁の下端につながり前記ベースの頂部外面壁および側壁に当接可能な垂下片とを備え、
該第2の板状体は、該起立壁において重ね合わさる背面起立壁と、該背面起立壁の下端につながるとともに該垂下片との重ね合わせにより前記固定片を形成する上側垂下片とを備え、
該起立壁は、前記舌片を挿通させて該舌片を該背面起立壁との重ね合わせ側とは反対側に露出させるスリットを有し、
該第2の板状体は、該第2の板状体の上側垂下片とベースの頂部外面壁および他の側壁との間に第1の板状体の垂下片が介在されるように第1の板状体に重ね合わさるものである、ことを特徴とする請求項1または2に記載した折板屋根材の固定用金具。 - 前記ベースは、前記折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにおいて形成された巻き締め部分の上部に位置しその上面を前記頂部外面壁とする天壁部と、該天壁部の両端部にそれぞれつながり該天壁部と協同してその内側に下向きに開放された区画凹所を形成する一対の側壁とを備え、
該一対の側壁はそれぞれ、その下端に一体連結するとともに該折板屋根材の該山板部の傾斜側壁に沿って伸延し、かつ、締結手段を介して該折板屋根材の固定用タイトフレームに固定される脚部を有する、ことを特徴とする請求項1または3に記載した折板屋根材の固定用金具。 - 前記舌片は、一枚もしくは間隔を隔てて設けられた複数枚からなり、該舌片の幅寸法は、前記固定片の長さWの少なくとも2/3倍以下である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した折板屋根材の固定用金具。
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