JP5993816B2 - 吊下金具 - Google Patents

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本発明は、屋根の母屋等に使用されるC形鋼に取り付けて、天井吊りボルトを吊支するための吊元金具に関するものである
図7の(a) 及び(b) は従来の吊元金具21を示す。この吊元金具21は、屋根の母屋として使用されているC形鋼10の下リップ部10cに掛止される掛止部22を上部側に形成した立板部23と、この立板部23の下端から前方へ折曲延設され、天井吊りボルト20の上端部をねじ込んで取り付けるネジ孔24aを有する下板部24とからなるもので、同図の(a) に示すように、掛止部22をC形鋼10の下リップ部10cにその上方より掛止した状態で、天井吊りボルト20の上端部を下板部24のネジ孔24aにその下方よりねじ込んでボルト20の上端をC形鋼10の下フランジ10a下面に押し付けるようにして取り付けるようになっている。
上記のように掛止部22を形成した立板部23と、立板部23の下端から前方へ折曲延設される下板部24とからなる構造の従来の吊元金具21では、地震の際にC形鋼10に大きな横揺れや縦揺れが発生した時に、掛止部22がC形鋼10の下リップ部10cから抜けて吊元金具21が外れてしまうおそれがあり、天井材が破壊、落下する大きな原因となっている。
本発明は、上記の事情に鑑み、地震発生時にC形鋼に大きな揺れが生じても、C形鋼に対し容易に外れることのない吊元金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、屋根の母屋等に使用されるC形鋼に取り付けるための吊下金具であって、一枚の鋼板材16により、左右側板部3,4と底板部5と何れか一方の側板部4の上端から一体に延びる上板部6とからなる角筒状本体2を形成すると共に、両側板部3,4には夫々切り起こしによりC形鋼の下フランジ部10aに嵌め込まれるコ字状開口部7,7とこの開口部7,7の下端から外側へ水平に引き起こされる水平支持片8,8とを形成し、他方の側板部3の上端縁3aからは板部押え片9を上板部先端側に折り重なるように折曲延設し、上板部6にはコ字状開口部7側の端部に締付ボルト用のネジ孔11を設け、底板部5には前記ネジ孔11の下方位置に天井吊りボルト用のネジ孔12を設け、各水平支持片8にビス挿通孔13を設けてなり、前記角筒状本体2のコ字状開口部7をC形鋼の下フランジ部10aに嵌め込んで、両水平支持片8,8を、夫々のビス挿通孔13,13から下フランジ部10aにねじ込んだタッピングビス17,17で下フランジ部10aの下面に固定し、締付ボルト19を上板部6の締付ボルト用のネジ孔11にねじ込んでボルト下端部を下フランジ部10aの上面に押し付けるようにし
前記上板部押え片9は、前記他方の側板部3の上端縁3aの全域からではなく、当該上端縁3aにおけるコ字状開口部7の設けられた領域部分3a 1 から折曲延設されており、当該上端縁3aにおけるコ字状開口部7の設けられていない側の領域部分3a 2 には、締付ボルト用挿通孔11の設けられた側と反対側の端部の先端部6bが載った状態にあることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の吊下金具において、前記角筒状本体2の上板部6には締付ボルト用ネジ孔11と反対側の端部に天井吊りボルト用のボルト挿通孔14を設け、底板部5には前記ボルト挿通孔14の真下位置に天井吊りボルト用のボルト挿通孔15を設けてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の吊下金具1によれば、角筒状本体2が強度的に安定した角筒状構造に形成されていて、この角筒状本体2の左右両コ字状開口部7,7を、C形鋼10の下フランジ部10aに嵌め込んで、両水平支持片8,8を、夫々のビス挿通孔13,13から下フランジ部10aにねじ込んだタッピングビス17,17で下フランジ部10aの下面に固定することにより、角筒状本体2は、C形鋼10に一体的に堅固に固定されるから、地震発生時にC形鋼10に大きな揺れが生じても、C形鋼10から外れるようなことがなく、天井材等の破損や落下を防止することができる。
また、この吊元金具1では、角筒状本体2の側板部3の上端縁3aからは板部押え片9が上板部先端側に折り重なるように折曲延設されているから、締付ボルト19を上板部6のネジ孔11にねじ込んでボルト3の下端部を下フランジ部10a上面に押し付ける際にその反力で上板部6が上方へ開くように変形しようとしても、上板部6が上記上板部押え片9で押さえ付けられているため、その変形を阻止され、角筒状本体2が安定状態に保持される。
また、本発明によれば、上板部6の締付ボルト用ネジ孔11に締付ボルト19をねじ込んで締め付ける時の上板部6の上方への開きを、上板部押え片9にて阻止するが、この場合、締付ボルト19の締め付けによって上板部6に作用する押し上げ力は、上板部6の全域ではなく、上板部6における締付ボルト用ネジ孔11が設けられた側の端部であるから、上板部押え片9は、前記他方の側板部3の上端縁3aの全域からではなく、当該上端縁3aにおけるコ字状開口部7の設けられた領域部分3a 1 から折曲延設すればよいわけである。しかも、上板部6における締付ボルト用ネジ孔11が設けられた側と反対側の端部に天井吊りボルト用ボルト挿通孔14を設けた場合は、図4に示すように、このボルト挿通孔14とこれの真下位置で底板部5に設けた天井吊りボルト用ボルト挿通孔15とに吊りボルト11を挿通して、上下両側のナット18,18で締め付ける時に、その締付力で上板部6が下向きに曲げ変形し易いが、前記上端縁3aにおけるコ字状開口部7の設けられていない側の領域部分3a 2 に、締付ボルト用挿通孔11の設けられた側と反対側の端部の先端部6bが載った状態にあるため、上記のような上板部6の下向きの曲げ変形を阻止することができる。
請求項2に係る発明によれば、角筒状本体2の上板部6には締付ボルト用ネジ孔11と反対側の端部に天井吊りボルト用のボルト挿通孔14を設け、底板部5には前記ボルト挿通孔14の真下位置に天井吊りボルト用のボルト挿通孔15を設けているから、板部5の天井吊りボルト用ネジ孔12に使用される天井吊りボルト20による天井材吊り下げ位置とは異なった天井材吊り下げ位置を設定したい場合は、図4に示すように、所要の天井吊りボルト20の上端部側を上板部6の天井吊りボルト用ボルト挿通孔14と底板部5の天井吊りボルト用ボルト挿通孔15に挿通して、天井材の吊り下げ位置を適宜に調整した上で、当該天井吊りボルト20におけるボルト挿通孔14の上側とボルト挿通孔15の下側とに夫々ナット18を螺合して締め付けることにより、天井吊りボルト20を角筒状本体2に対し所要位置に固定することができる。
本発明に係る吊下金具を示す斜視図である。 同上の吊下金具の使用状態を示す一部断面側面図である。 図2の矢印Aから見た同使用状態の正面図である。 同上の吊下金具の他の使用例を示す一部断面側面図である。 吊下金具の角筒状本体を形成する角筒状本体形成用鋼板材の展開平面図である。 同上の吊下金具の他の使用例を示す側面図である。 (a) は従来の吊下金具の使用状態を示す斜視図、(b) はその吊下金具の斜視図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づき説明すると、本発明に係る吊下金具1は、図1〜図3に示すような角筒状本体2と締付ボルト19からなる。角筒状本体2は、所要板厚の一枚の鋼板材によって、左右側板部3,4と、底板部5と、左右両側板部3,4の一方の側板部4の上端から一体に延びる上板部6とによって角筒状に形成されると共に、両側板部3,4には、夫々切り起こしによって、C形鋼10の下フランジ部10aに嵌め込まれるコ字状開口部7,7と、当該コ字状開口部7,7の夫々下端から外側へ水平に引き起こされる水平支持片8,8とが形成され、そして他方の側板部3の上端縁3aからは上板部押え片9上板部6の先端側に折り重なるように折曲延設されている。
また図1から分かるように、角筒状本体2の上板部6にはコ字状開口部7側の端部に、締付ボルト用のネジ孔11が設けられ、底板部5には上板部6側のネジ孔11の下方位置に天井吊りボルト用のネジ孔12が設けられ、各水平支持片8にはビス挿通孔13が設けられている。また、角筒状本体2の上板部6には、締付ボルト用ネジ孔部11と反対側の端部に天井吊りボルト用のボルト挿通孔14が設けられると共に、底板部5には前記ボルト挿通孔14の真下位置に、天井吊りボルト用ボルト挿通孔15が設けられている。尚、底板部5に設ける天井吊りボルト用のネジ孔12は、上板部6に設けられる締付ボルト用ネジ孔11の真下位置に設けるのが好ましいが、その真下位置からズレても問題はない。また、底板部5に設ける天井吊りボルト用のボルト挿通孔15は、上板部6に設けられる天井吊りボルト用のボルト挿通孔14の真下位置に設ける必要がある。つまり、上板部6の天井吊りボルト用ボルト挿通孔14と底板部5のボルト挿通孔15とは、両ボルト挿通孔14,15に天井吊りボルト20を挿通させるため、同じ鉛直線に沿って設ける必要がある。
上記した角筒状本体2の構造について更に詳しく説明すれば、上板部押え片9は、図1及び図2から分かるように、側板部3の上端縁3aの全域から折曲延設されるのではなく、当該上端縁3aにおけるコ字状開口部7の設けられた側の領域部分3a1 (当該上端縁3a全域の半分)から折曲延設されて、その折曲延設部である上板部押え片9が、図1に示すように、上板部6における締付ボルト用ネジ孔部11の設けられた側の端部の先端部6a上に折り重ねられている。また、側板部3の上端縁におけるコ字状開口部7の設けられていない側の領域部分3a2 には、上板部6における天井吊りボルト用ボルト挿通孔14の設けられた側の端部の先端部6bが載った状態(被さった状態)となっている。
図5は、角筒状本体2を形成するための所要板厚を有する一枚の鋼板材16を示すもので、この鋼板材16は、同図の上部側から下方へ順に側板部3、底板部5、側板部4及び上板部6を形成し、側板部3の上端縁3aにはコ字状開口部7の設けられた側の領域部分3a1 から折り線25を介して上板部押え片9を突設し、側板部3には、コ字状開口部7と水平支持片8とを形成するためのL字状切込線26と折り線27とを設け、側板部3の中央部にビス挿通孔13を設け、また底板部5には天井吊りボルト用ネジ孔12及び天井吊りボルト用ボルト挿通孔15を設け、両側板部3,4と底板部5との夫々の境界には折り線28、29を設け、側板部4には、コ字状開口部7と水平支持片8とを形成するためのL字状切込線30と折り線31とを設け、側板部4の中央部にビス挿通孔13を設け、上板部6には締付ボルト用ネジ孔部11及び天井吊りボルト用ボルト挿通孔14を設け、側板部4と上板部6との境界に折り線32を設けている。
図5の平面図に示す鋼板材16は、その表面側を示したもので、プレス加工によって、この鋼板材16の側板部3,4を、底板部5に対し夫々折り線28,29から紙面の裏側へ直角に折り、上板部6を折り線30から裏側へ直角に折ることによって、概ね角筒状本体2を形成し、更に側板部3の上側にある上板部押え片9を折り線25から裏側へ直角に折って、上板部6の先端側に重ね合わせ、更に両水平支持片8,8を折り線27,31から紙面の表側へ夫々直角に折ることによって、図1の斜視図に示すような角筒状本体2を形成することができる。
上記のように角筒状本体2を一枚の鋼板材16によるプレス加工により形成するから、孔あけ加工やねじ切り加工更に切り起こし加工が容易で、量産に好適となって、製作コストの低廉化を期することができる。因に、この角筒状本体2を角筒材により形成すれば、角筒材に対する孔あけ加工、ねじ切り加工及び切り起こし加工に手間がかかり、結果的に製作コストが高くなる。また、一枚の鋼板材16による場合に、鋼板材16の端部どうしの接合、つまり側板部3の端縁と上板部6の端縁との接合にあたって、図1から分かるように、溶接を行わず、側板部3の端縁部と上板部6の端縁部を直角に突き合わせるようにすると共に、側板部3の上端縁3aの一部から上板部押え片9を折曲延設して上板部6の先端側に折り重ねるようにするため、この点からも角筒状本体2の製作が容易となる。
上記のように構成される吊元金具1の使用方法について説明する。先ず、角筒状本体2の上板部6の締付ボルト用ネジ孔11に締付ボルト19を一部ねじ込んだ状態とし、この状態から、図2及び図3に示すように、角筒状本体2の左右両コ字状開口部7,7を、母屋としてのC形鋼10の下フランジ部10aに嵌め込んで、各コ字状開口部7の奥端面7oをC形鋼10の下リップ部10c外面に当接させると共に、両水平支持片8,8を下フランジ部10aの下面に当接させ、しかして両水平支持片8,8のビス挿通孔13,13から下フランジ部10aに夫々タッピングビス17,17をねじ込んで、両水平支持片8,8を下フランジ部10aの下面に固定し、上板部6のネジ孔11にねじ込んでいた締付ボルト19を締め付けて、そのボルト19の下端部を下フランジ部10aの上面に押し付けることにより、角筒状本体2をC形鋼10に取り付け固定する。
尚、上板部6のネジ孔11に締付ボルト19をねじ込んで、その下端部を下フランジ部10aの上面に押し付けた状態で、締付ボルト19を締め付ける際に、その締付反力により上板部6が押し上げられて、上向きに開こうとするが、上板部6は、側板部3の上板部押え片9によって押えられているため、その開きを阻止され、角筒状本体2は安定状態に保持される。
こうして吊元金具1の角筒状本体2をC形鋼10に取り付け固定した後、角筒状本体2の底板部5の天井吊りボルト用ネジ孔12に、天井吊りボルト20の上端部を螺入して、その上端面をC形鋼10の下フランジ部10a下面に押し付けることにより、天井吊りボルト20をC形鋼10に固定し、図2及び図3に示すような状態とする。
上述した図2及び図3に示すような状態で吊元金具1を使用する場合には、天井吊りボルト20の上端をC形鋼10の下フランジ部10a下面に当接させるため、その天井吊りボルト20の長さによって天井材の吊り下げ位置が定位置に決まってしまうが、同じ天井吊りボルト20を使用し、あるいは他の天井吊りボルト20を使用して、天井材の吊り下げ位置を高くしたり低くしたりする場合には、角筒状本体2の上板部6と底板部5とに設けてある天井吊りボルト用ボルト挿通孔14,15を使用して、所要の天井吊りボルト20を図4に示すように取り付け固定する。
即ち、図4に示すように、所要の天井吊りボルト20の上端部側を上板部6の天井吊りボルト用ボルト挿通孔14と底板部5の天井吊りボルト用ボルト挿通孔15に挿通して、天井材の吊り下げ位置を適宜調整した上で、この天井吊りボルト20におけるボルト挿通孔14の上側とボルト挿通孔15の下側とに夫々ナット18を螺合して締め付けることにより、天井吊りボルト20を角筒状本体2に固定する。
この場合、ボルト挿通孔14の上側のナット18を締め付ける時には、側板部3の上端縁におけるコ字状開口部7の設けられていない側の領域部分3a2 に、上板部6における天井吊りボルト用ボルト挿通孔14の設けられた側の端部の先端部4bが載った状態で支持されているから、上板部6のボルト挿通孔14と底板部5のボルト挿通孔15とに天井吊りボルト20を挿通し、その上下両端側にナット18,18を螺合して締め付ける時に上板部6のボルト挿通孔14側に下向きの大きな荷重がかかっても、上板部6のボルト挿通孔14側が下向きに曲げ変形することを阻止される。因みに、上板部押え片9が側板部3の上端縁3aの全域から上板部6の先端側に折り重なるように折曲延設されていれば、上記ナット18,18の締付けによって上板部6に下向きの大きな荷重がかかった時に、上板部6のボルト挿通孔14側が下向きに曲げ変形し易くなる。
以上説明したような吊元金具1によれば、本体2が強度的に安定した角筒状構造に形成されていて、この角筒状本体2の左右両コ字状開口部7,7を、C形鋼10の下フランジ部10aに嵌め込んで、各コ字状開口部7の奥端面7oを下リップ部10cの外面に当接させると共に、両水平支持片8,8を、夫々のビス挿通孔13,13から下フランジ部10aにねじ込んだタッピングビス17,17で下フランジ部10aの下面に固定することによって、角筒状本体2は、C形鋼10に一体的に堅固に固定されるから、地震発生時にC形鋼10に大きな揺れが生じても、C形鋼10から外れることがなく、天井材等の破損や落下を防止することができる。
またこの吊元金具1によれば、角筒状本体2の側板部3の上端縁3aからは板部押え片9が上板部先端側に折り重なるように折曲延設されているから、締付ボルト19を上板部6のネジ孔11にねじ込んでボルト3の下端部を下フランジ部10a上面に押し付ける際にその反力で上板部6が上方へ開くように変形しようとしても、上板部6が上記上板部押え片9で押さえ付けられているため、その変形を阻止され、角筒状本体2が安定状態に保持される。
またこの吊元金具1では、角筒状本体2の上板部6には締付ボルト用ネジ孔11と反対側の端部に天井吊りボルト用のボルト挿通孔14を設け、底板部5には前記ボルト挿通孔14の真下位置に天井吊りボルト用のボルト挿通孔15を設けているから、板部5の天井吊りボルト用ネジ孔12に使用される天井吊りボルト20による天井材吊り下げ位置とは異なった天井材吊り下げ位置を設定したい場合は、図4に示すように、所要の天井吊りボルト20の上端部側を上板部6の天井吊りボルト用ボルト挿通孔14と底板部5の天井吊りボルト用ボルト挿通孔15に挿通して、天井材の吊り下げ位置を適宜に調整した上で、当該天井吊りボルト20におけるボルト挿通孔14の上側とボルト挿通孔15の下側とに夫々ナット18を螺合して締め付ければよい。
また図2〜図4に示す実施形態の吊下金具1は、小形のC形鋼10に使用したもので、角筒状本体2のコ字状開口部7を、C形鋼10の下フランジ部10aに対し十分余裕をもって嵌め込んでいるが、図6には、同じ吊下金具1を、図2〜図4に示すものより大形のC形鋼10に使用した場合を示している。即ち、本発明に係る吊下金具1は、角筒状本体2のコ字状開口部7が十分な開口幅W(図2及び図6参照)を有するため、図2〜図4に示すようなリップ部10cの高さの比較的低い小形のC形鋼10にも、また図6に示すようなリップ部10cの高さの比較的高い大形のC形鋼10にも使用することができる。
1 吊下金具
2 角筒状本体
3,4 左右の側板部
5 底板部
6 上板部
7 コ字状開口部
8 水平支持片
9 上板部押え片
10 C形鋼
11 締付用ボルト用のネジ孔
12 天井吊りボルト用のネジ孔
13 ビス挿通孔
14 天井吊りボルト用のボルト挿通孔
15 天井吊りボルト用のボルト挿通孔
17 タッピングビス
18 ナット
19 締付ボルト
20 天井吊りボルト

Claims (2)

  1. 屋根の母屋等に使用されるC形鋼に取り付けるための吊下金具であって、一枚の鋼板材により、左右側板部と底板部と何れか一方の側板部の上端から一体に延びる上板部とからなる角筒状本体を形成すると共に、両側板部には夫々切り起こしによりC形鋼の下フランジ部に嵌め込まれるコ字状開口部とこの開口部の下端から外側へ水平に引き起こされる水平支持片とを形成し、他方の側板部の上端縁からは上板部押え片を上板部先端側に折り重なるように折曲延設し、上板部にはコ字状開口部側の端部に締付ボルト用のネジ孔を設け、底板部には前記ネジ孔の下方位置に天井吊りボルト用のネジ孔を設け、各水平支持片にビス挿通孔を設けてなり、前記角筒状本体のコ字状開口部をC形鋼の下フランジ部に嵌め込んで、両水平支持片を、夫々のビス挿通孔から下フランジ部にねじ込んだタッピングビスで下フランジ部の下面に固定し、締付ボルトを上板部の締付ボルト用のネジ孔にねじ込んでボルト下端部を下フランジ部の上面に押し付けるようにし
    前記上板部押え片は、前記他方の側板部の上端縁の全域からではなく、当該上端縁におけるコ字状開口部の設けられた側の領域部分から折曲延設されており、当該上端縁におけるコ字状開口部の設けられていない側の領域部分には、上板部における締付ボルト用挿通孔の設けられた側と反対側の端部の先端部が載った状態にある吊下金具。
  2. 前記角筒状本体の上板部には締付ボルト用ネジ孔と反対側の端部に天井吊りボルト用のボルト挿通孔を設け、底板部には前記ボルト挿通孔の真下位置に天井吊りボルト用のボルト挿通孔を設けてなる請求項1に記載の吊下金具。
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