JP4909161B2 - 庇の取付構造 - Google Patents
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Description
請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれかの発明において更に、前記持出しアームの水平片にガイドピンを設け、該水平片の上に載る庇構造材に設けてあるガイド孔をガイドピンに係入させるようにしたものである。
(a)一方の建物ユニットを他方の建物構造物に対して離し置きし、それらの建物ユニットと建物構造物の間の離し置き空間の上部に設けられる天井フレームをそれらの建物ユニットと建物構造物に接合した建物において、建物ユニットの梁の側面であって、天井フレームが接合される梁の側面に取付けられる持出しアームをそれらの建物ユニットと天井フレームの間の隙間から屋外方向に突出し、この持出しアームの突出部に庇の庇構造材が取付けられるようにした。持出しアームを建物ユニットと天井フレームの間に挿入した長い範囲において強固に固定できるから、建物ユニットと天井フレームの前面に庇を垂れ下がりなく取付けることができる。
(b)持出しアームの建物取付部が建物ユニットの梁に取付けられ、庇取付部の水平片の上に庇構造材の一部を載せた状態にして、庇構造材が持出しアームの本体に取付けられる。庇の荷重の一部が庇取付部の水平片にかかり、この庇取付部から梁に伝達される。従って、庇は長期経過時にも垂れ下がらない。
(e)持出しアームが建物取付部における庇取付部との境界からほぼ直角に張出る取付片を備え、この取付片が建物ユニットに取付けられる。従って、持出しアームの建物取付部を建物ユニットに一層強固に固定できる。
(f)持出しアームの建物取付部を建物ユニットの梁に取付けるボルトが、該建物ユニットの梁に接合される天井フレームを搬入したときに該天井フレームを引掛けセットするための仮受け用ボルトになるものとした。従って、建物ユニットの梁に対する天井フレームのセットが容易になる。このセットのために天井フレームを引掛ける仮受けボルトとして、持出しアームの建物取付部を建物ユニットの梁に取付けるボルトを兼用できる。
(g)持出しアームの水平片にガイドピンを設け、該水平片の上に載る庇構造材に設けてあるガイド孔をガイドピンに係入させる。持出しアームの庇取付部に対する庇構造材の取付位置の位置決めが容易になる。
(h)持出しアームの本体に取付けられる庇構造材が、建物ユニットの梁、又は天井フレームの梁に取付けられる。庇構造材を持出しアームの本体と、建物ユニット又は天井フレームの双方に確実に固定できる。
(1)持出しアーム50を吊上げる(図6)。
(1)持出しアーム50の建物取付部51を建物ユニット10の柱11に取付ける上下2段のボルト62のうち、下段側のボルト62を持出しアーム50の建物取付部51に挿通して建物ユニット10の柱11に仮締めする。このとき、ボルト62の首下長さの一部を建物取付部51に対して残しておく(図7(A))。
(1)庇30の庇構造材31のガイド孔32を持出しアーム50の水平片52Bのガイドピン54に係入し、庇構造材31を庇取付部52の水平片52Bに載せる(図8)。
(1)庇40の庇構造材41の取付アーム42を建物ユニット10のジョイントピース12Aにボルト67により固定する(図9)。
(a)一方の建物ユニット10を他方の建物ユニット10に対して離し置きし、それらの建物ユニット10と建物ユニット10の間の離し置き空間の上部に設けられる天井フレーム20をそれらの建物ユニット10と建物ユニット10に接合したユニット建物1において、建物ユニット10の縦梁13の側面であって、天井フレーム20が接合される縦梁13の側面に取付けられる持出しアーム50をそれらの建物ユニット10と天井フレーム20の間の隙間から屋外方向に突出し、この持出しアーム50の突出部に庇30、40の庇構造材31、41が取付けられるようにした。持出しアーム50を建物ユニット10と天井フレーム20の間に挿入した長い範囲において強固に固定できるから、建物ユニット10と天井フレーム20の前面に庇30、40を垂れ下がりなく取付けることができる。
2 離し置き空間
10 建物ユニット
11 柱
12 横梁
13 縦梁
20 天井フレーム
21 横材
22 縦材
23 固定プレート
30 庇
31 庇構造材
32 ガイド孔
33 ジョイントピース
40 庇
41 庇構造材
42 取付アーム
50 持出しアーム
51 建物取付部
52 庇取付部
52A 本体
52B 水平片
53 取付片
54 ガイドピン
62 ボルト
Claims (7)
- 一方の建物ユニットを他方の建物構造物に対して離し置きし、それらの建物ユニットと建物構造物の間の離し置き空間の上部に設けられる天井フレームをそれらの建物ユニットと建物構造物に接合し、建物ユニットの梁の側面であって、天井フレームが接合される梁の側面に取付けられる持出しアームをそれらの建物ユニットと天井フレームの間の隙間から屋外方向に突出し、この持出しアームの突出部に庇の庇構造材が取付けられる庇の取付構造であって、
天井フレームを建物ユニットの梁の側面に接合するための固定プレートを該天井フレームに設け、建物ユニットの梁の側面と天井フレームの固定プレートとの間に持出しアームの建物取付部を挟み固定してなる庇の取付構造。 - 前記持出しアームが建物ユニットの梁の側面に取付けられるほぼ鉛直の建物取付部と、庇構造材が取付けられる庇取付部とからなり、
庇取付部は建物取付部が延長されたほぼ鉛直の本体と、この本体の下端に設けられたほぼ水平の水平片とからなり、
持出しアームの建物取付部が建物ユニットの梁の側面に取付けられ、庇取付部の水平片の上に庇構造材の一部を載せた状態にして、庇構造材が持出しアームの本体に取付けられる請求項1に記載の庇の取付構造。 - 前記持出しアームが建物取付部における庇取付部との境界からほぼ直角に張出る取付片を備え、この取付片が建物ユニットに取付けられる請求項2に記載の庇の取付構造。
- 前記持出しアームの建物取付部を建物ユニットの梁に取付けるボルトが、該建物ユニットの梁に接合される天井フレームを搬入したときに該天井フレームを引掛けセットするための仮受け用ボルトになる請求項1〜3のいずれかに記載の庇の取付構造。
- 前記天井フレームの固定プレートの下縁に切欠き溝を備え、この固定プレートの切欠き溝が仮受け用ボルトであって、仮締め状態にある仮受け用ボルトの首下長さの一部に引掛けセットされる請求項4に記載の庇の取付構造。
- 前記持出しアームの水平片にガイドピンを設け、該水平片の上に載る庇構造材に設けてあるガイド孔をガイドピンに係入させる請求項2〜5のいずれかに記載の庇の取付構造。
- 前記持出しアームの本体に取付けられる庇構造材が、建物ユニットの梁、又は天井フレームの梁に取付けられる請求項1〜6のいずれかに記載の庇の取付構造。
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