JP3589371B2 - 外壁パネルのシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅構造用の複数の矩形平板状外壁パネルを組み立てる場合、左右に隣接する外壁パネルの互いに所定の間隙を設けた箇所(以下、目地と称する)内に適用される外壁パネルのシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に住宅建築物の外壁パネルの目地には、ガスケットシール材が嵌着され、このシール材により雨水の住居空間への侵入を防止している。この外壁パネルのシール構造の単純なタイプの一従来例としては、図5に示したものが知られている。
図6に示すように、従来の外壁パネルのシール構造101においては、所定の間隙113を置いて互いに隣接する矩形平板状の複数の外壁パネル111,112により構成される目地114に対して、その横断面が略I字状に形成された躯体部131及びその中間域132の左右に突設した複数の可撓性フィン部133,134を具備してなるガスケットシール材130が嵌着されている。外壁パネル111,112の上面には、断面L字状で下面に当て板125が突設された水切り板115,116が配置され、この水切り板115,116の上に目地114を閉塞する防水シート151が貼り付けられている。
このように構成された従来の外壁パネルのシール構造101は、その単純な構成によって極めて効率よく外壁パネル111,112を組み立てて、ユニット化することに適しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の外壁パネルのシール構造101では、目地114に対するガスケットシール材130の密着力が可撓性フィン部133,134の弾性のみに依存しているので、施工上のバラツキ等による目地114の間隙113が設定値よりも大きい場合、あるいは可撓性フィン部133,134の弾性の経時変化(劣化)が生じた場合、ガスケットシール材130の密着性が低下して、ガスケットシール材130が位置ずれすることがあり、最悪の場合にはガスケットシール材130が目地114から脱落してしまう心配もある。
【0004】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解消することにあり、ガスケットシール材が位置ずれを確実に防止することができる外壁パネルのシール構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記課題は、ユニット化用組立材により互いに所定の間隙の目地を設けて組み立てられた複数の外壁パネルと、前記外壁パネルの上端部に配置された水切り板と、前記外壁パネルの目地に沿ってその間隙内に嵌着したガスケットシール材とを備えた外壁パネルのシール構造において、
前記水切り板の上面に前記目地側の端部から前記外壁パネルの長手方向に沿って延びる板状の突起を設け、前記ガスケットシール材の長手方向の端部に略H字状のガスケットクリップ材を係止し、前記ガスケットクリップ材の両側の凹溝を前記突起に係止して前記ガスケットクリップ材を前記水切り板上に架橋配置したことを特徴とする外壁パネルのシール構造によって解決することができる。
【0005】
上記構成の外壁パネルのシール構造は、ガスケットシール材に係止された略H字状のガスケットクリップ材が外壁パネルの上面に架橋配置されると共に、ガスケットクリップ材の両側の凹溝が水切り板の突起に係止されるので、ガスケットクリップ材が位置ずれするのを確実に防止できる。したがって、ガスケットクリップ材に係止されているガスケットシール材が位置ずれしたり、脱落したりするのを確実に防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る外壁パネルのシール構造の一実施形態について、図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る外壁パネルのシール構造を示す斜視図、図2はガスケットクリップ材の平面図、図3は図2におけるA−A断面図、図4はガスケットクリップ材をガスケットシール材に取り付けた状態を示す平面図、図5は本発明に係る別のガスケットクリップ材の平面図である。
図1に示すように、本実施形態の外壁パネルのシール構造1においては、ユニット化用組立材( 図示せず)の隣接する外壁パネル11,12の間に所定の間隙13が開けられて目地14が設けられている。この外壁パネル11,12の上端面には、外壁パネル11,12の上側から落下してきた水分を外壁パネル11,12の外側に導くための水切り板15,16が取り付けられている。
【0007】
この水切り板15,16は、外壁パネル11,12の上端面と平行な水平部17,18を有し、この水平部17,18の内端に立ち上げ部19,20が設けられ、外端に立ち下げ部21,22が設けられている。また、水切り板15,16の水平部17,18の上面には、目地14側の端部から外壁パネル11,12の長手方向に延びる板状の突起23,24が設けられている。
この突起23,24は、目地14を挟んで対向している。水平部17,18の内表面には、突起23,24の裏側に位置する当て板25,26が設けられている。この当て板25,26と立ち下げ部21,22との間に外壁パネル11,12を嵌め込むことによって、水切り板15,16が位置決めされている。
【0008】
また、目地14内には、ガスケットシール材30が嵌着されている。このガスケットシール材30は、弾性材料で横断面が略I字状に形成された躯体部31を有し、この躯体部31の中間域32の左右に複数の可撓性フィン部33,34が設けられている。この可撓性フィン部33,34は、両端が目地14の間隔13よりも幅広に成形され、その弾性力によって目地14内に密着している。このガスケットシール材30は、目地14の全長と略同一の長さを有している。
【0009】
また、ガスケットシール材30の上端部には、ガスケットクリップ材40が取り付けられている。このガスケットクリップ材40は、図2に示すように、例えば、ステンレス鋼板材あるいは亜鉛メッキ鋼板材などの金属平板を打ち抜き加工して形成したもので、略H字状の本体部41と、本体部41の両側の凹溝42,43の底部から斜め下側に突設された係止部44,45とを有している。係止部44,45の先端には、図3に示すように内側に折り曲げられた鋸歯状の係止片46,47が設けられている。
【0010】
このガスケットクリップ材40は、図4に示すようにガスケットシール材30の上端面に載置され、係止部44,45が可撓性フィン部33,34の間に挿入され、係止部44,45を下側に折り曲げて係止片46,47をガスケットシール材30に食い込ませる。これによって、ガスケットクリップ材40がガスケットシール材30の中間域32に確実に係止される。
【0011】
次に、ガスケットシール材30を目地14に嵌着する際には、図1に示すように外壁パネル11,12を適当なユニット化組立材(図示せず)で互いに所定の間隙13を以て予め組み立て、外壁パネル11,12の上面に水切り板15,16を取り付ける。また、予めガスケットシール材30の長手方向の端部にガスケットクリップ材40を係止する。
【0012】
次に、目地14に沿ってガスケットシール材30を嵌入する。このとき、ガスケットシール材30の上端面に係止されたガスケットクリップ材40の凹溝42,43を水切り板15,16の突起23,24に係止し、ガスケットシール材30を下側にずらしてガスケットクリップ材40の本体部41を水切り板15,16上に架橋配置する。
【0013】
次に、ガスケットクリップ材40の本体部41を打鋲または接着処理により水切り板15,16に固定する。次に、目地14を塞ぐため突起23,24の両側にガスケットクリップ材40の上から防水シート51,52を貼り付ける。これによって、外壁パネルのシール構造1の組み付けが完了する。
【0014】
上述したように本実施の形態例の外壁パネルのシール構造1においては、ガスケットシール材30の上端面に略H字状のガスケットクリップ材40が係止され、このガスケットクリップ材40の凹溝42,43が水切り板15,16の突起23,24に係止されている。
したがって、施工上のバラツキ等による目地14の間隙13が設定値よりも大きい場合、或いはガスケットシール材30の可撓性フィン部33,34の弾性の経時変化(劣化)が生じた場合、更には地震などで両側の外壁パネル11,12が互いに位置ずれしたような場合でも、ガスケットシール材30が位置ずれしたり、脱落したりするのを確実に防止することができ、外壁の免震構造にも好適である。
また、ガスケットクリップ材40によって、ガスケットシール材30の嵌着位置決め及び収縮防止などガスケットシール材30の安定した施工が可能である。
【0015】
また、図5に示すように上述したガスケットクリップ材とは別構成のガスケットクリップ材60は、本体部61を延設して係止部64,65を2組又は2組以上設けることも可能である。係止部64,65を2組以上にすると係止片66,67をガスケットシール材30へ食い込ませる位置が調整でき、ガスケットシール材30の断面方向での挿入深さの調整が可能となる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る外壁パネルのシール構造によれば、水切り板の上面に目地側の端部から外壁パネルの長手方向に沿って延びる板状の突起を設け、ガスケットシール材の長手方向の端部に略H字状のガスケットクリップ材を係止し、ガスケットクリップ材の両側の凹溝を突起に係止してガスケットクリップ材を水切り板上に架橋配置したので、ガスケットクリップ材が位置ずれするのを確実に防止できる。
したがって、ガスケットクリップ材に係止されているガスケットシール材が位置ずれしたり、脱落したりするのを確実に防止することができると共に、ガスケットクリップ材によって、ガスケットシール材のガスケットシール材の嵌着位置決め及び収縮防止などガスケットシール材の安定した施工が可能になる。
また、ガスケットクリップ材は、本体部を延設して係止部を2組または2組以上にしても良い。係止部を2組以上にすると係止片をガスケットシール材へ食い込ませる位置が調整できるため、ガスケットシール材の断面方向での挿入深さの調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外壁パネルのシール構造を示す斜視図である。
【図2】図1におけるガスケットクリップ材の平面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図1におけるガスケットクリップ材をガスケットシール材に取り付けた状態を示す平面図である。
【図5】本発明に係る別のガスケットクリップ材の平面図である。
【図6】従来例の外壁パネルのシール構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外壁パネルのシール構造
11,12 外壁パネル
13 間隙
14 目地
15,16 水切り板
17,18 水平部
19,20 立上げ部
21,22 立下げ部
23,24 突起
25,26 当て板
30 ガスケットシール材
31 躯体部
32 中間域
33,34 可撓性フィン部
40 ガスケットクリップ材
41 本体部
42,43 凹溝
44,45 係止部
46,47 係止片
51,52 防水シート
60 ガスケットクリップ材
61 本体部
62,63 凹溝
64,65 係止部
66,67 係止片

Claims (1)

  1. ユニット化用組立材により互いに所定の間隙(13)の目地(14)を設けて組み立てられた複数の外壁パネル(11,12) と、前記外壁パネル(11,12) の上端部に配置された水切り板(15,16) と、前記外壁パネル(11,12) の目地(14)に沿って間隙(13)内に嵌着したガスケットシール材(30)とを備えた外壁パネルのシール構造(1) において、
    前記水切り板(15,16) の上面に前記目地(14)側の端部から前記外壁パネル(11,12) の長手方向に沿って延びる板状の突起(23,24) を設け、前記ガスケットシール材(30)の長手方向の端部に略H字状のガスケットクリップ材(40)を係止し、前記ガスケットクリップ材(40)の両側の凹溝(42,43) を前記突起(23,24) に係止して前記ガスケットクリップ材(40)を前記水切り板(15,16) 上に架橋配置したことを特徴とする外壁パネルのシール構造。
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