JPH0941504A - 外壁パネルの目地用シーリング材の構造 - Google Patents
外壁パネルの目地用シーリング材の構造Info
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- JPH0941504A JPH0941504A JP19157995A JP19157995A JPH0941504A JP H0941504 A JPH0941504 A JP H0941504A JP 19157995 A JP19157995 A JP 19157995A JP 19157995 A JP19157995 A JP 19157995A JP H0941504 A JPH0941504 A JP H0941504A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 シーリング材と外壁パネル端面との間隔に変
動があっても強力なシーリングが得られる外壁パネルの
目地用シーリング材の提供。 【解決手段】 目地用空隙部内に嵌込まれるジョイナー
材8とガスケット材18とからなり、ジョイナー材は、底
板とその表側に平行に立設された一対の側板とを有し、
弾性材料製ガスケット材はジョイナー材の両側板間に嵌
込み固定される胴部19と、胴部上端からほぼ水平に翼設
され、複数(好ましくは3以上)の舌片24〜26に分岐し
た一対の下部目地封止材23、及び上記下部目地封止材の
上に斜め外上方向に翼接され、先端が外方に屈曲(21)し
た1対の上部目地封止材20とからなる。
動があっても強力なシーリングが得られる外壁パネルの
目地用シーリング材の提供。 【解決手段】 目地用空隙部内に嵌込まれるジョイナー
材8とガスケット材18とからなり、ジョイナー材は、底
板とその表側に平行に立設された一対の側板とを有し、
弾性材料製ガスケット材はジョイナー材の両側板間に嵌
込み固定される胴部19と、胴部上端からほぼ水平に翼設
され、複数(好ましくは3以上)の舌片24〜26に分岐し
た一対の下部目地封止材23、及び上記下部目地封止材の
上に斜め外上方向に翼接され、先端が外方に屈曲(21)し
た1対の上部目地封止材20とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外壁パネルの目地用
シーリング材の構造に係り、さらに詳しくは、隣接配置
される外壁パネル相互間に形成される目地用空隙部から
建物内への浸水を防止するための、ジョイナー材とガス
ケット材とからなる、密着性の良い外壁パネルの目地用
シーリング材の構造に関する。
シーリング材の構造に係り、さらに詳しくは、隣接配置
される外壁パネル相互間に形成される目地用空隙部から
建物内への浸水を防止するための、ジョイナー材とガス
ケット材とからなる、密着性の良い外壁パネルの目地用
シーリング材の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】レンガタイルなどの外壁パネルは、構造
的にも優れ、美観も優れているところから、近時、建物
の外装材として広く用いられている。この種の外壁パネ
ルは、所定の規格からなる定尺材として提供されるの
で、これを建物の外壁材として用いる場合には、この外
壁パネルの各ユニットを並べて配置するのであるが、そ
の継ぎ目から雨滴などの水液が侵入するのを阻止するた
めの目地を介在させて胴縁材の側に取り付ける必要があ
る。
的にも優れ、美観も優れているところから、近時、建物
の外装材として広く用いられている。この種の外壁パネ
ルは、所定の規格からなる定尺材として提供されるの
で、これを建物の外壁材として用いる場合には、この外
壁パネルの各ユニットを並べて配置するのであるが、そ
の継ぎ目から雨滴などの水液が侵入するのを阻止するた
めの目地を介在させて胴縁材の側に取り付ける必要があ
る。
【0003】外壁パネルの目地用シーリング材の構造と
して、従来隣接配置される外壁パネルの対向端面間に形
成される目地用空隙部内にその嵌着部を配置させて胴縁
材の表側に定置されるジョイナー材と、このジョイナー
材の嵌着部に保持させて目地用空隙部をシールするため
に装着される目地用ガスケット材とで形成される外壁パ
ネルの目地用シーリング材の構造が用いられている。そ
してその構造は、ジョイナー材は、底板の上に平行に立
設された、一対の側板の先端縁を内方へ折曲して係止部
とし、ガスケット材底部のアンカーリップ部に係着さ
せ、ガスケット材脚部に翼設された上部目地封止材と下
部目地封止材を対向端面に圧接配置して目地用空隙部を
シールする構造が知られている。
して、従来隣接配置される外壁パネルの対向端面間に形
成される目地用空隙部内にその嵌着部を配置させて胴縁
材の表側に定置されるジョイナー材と、このジョイナー
材の嵌着部に保持させて目地用空隙部をシールするため
に装着される目地用ガスケット材とで形成される外壁パ
ネルの目地用シーリング材の構造が用いられている。そ
してその構造は、ジョイナー材は、底板の上に平行に立
設された、一対の側板の先端縁を内方へ折曲して係止部
とし、ガスケット材底部のアンカーリップ部に係着さ
せ、ガスケット材脚部に翼設された上部目地封止材と下
部目地封止材を対向端面に圧接配置して目地用空隙部を
シールする構造が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような目地
封止材を端面に圧接配置して空隙部をシールする場合、
単純なガスケット材の構造では充分なシールが得られな
い。特にジョイナー材と外壁パネルの端面との間隔が広
い場合の端面との接触面積減少によるシール力低下等の
問題があった。
封止材を端面に圧接配置して空隙部をシールする場合、
単純なガスケット材の構造では充分なシールが得られな
い。特にジョイナー材と外壁パネルの端面との間隔が広
い場合の端面との接触面積減少によるシール力低下等の
問題があった。
【0005】本発明の発明者はこれらの問題を解決する
ために、先に弾性材料製ガスケット材の構造として、ジ
ョイナー材の両側板間に嵌込み固定される胴部と目地用
空隙部をシールするために上記胴部の両側に翼設された
複数段の目地封止材とで形成され、該目地封止材の少な
くとも1対(主として下段部の目地封止材)は分岐して
先端が複数の舌片を有する外壁パネルの目地用シーリン
グ材の構造を提案した(特願平7−25241号)。ガ
スケット材をこのような構造としたことにより、シーリ
ングが一層強力な外壁パネルの目地用シーリング材が得
られ、特にパネル外壁に溝が設けられ、ジョイナー材と
外壁パネルの端面との間隔が広い場合にも対応でき、外
壁パネルの端面が粗面である場合にも強いシールが得ら
れた。
ために、先に弾性材料製ガスケット材の構造として、ジ
ョイナー材の両側板間に嵌込み固定される胴部と目地用
空隙部をシールするために上記胴部の両側に翼設された
複数段の目地封止材とで形成され、該目地封止材の少な
くとも1対(主として下段部の目地封止材)は分岐して
先端が複数の舌片を有する外壁パネルの目地用シーリン
グ材の構造を提案した(特願平7−25241号)。ガ
スケット材をこのような構造としたことにより、シーリ
ングが一層強力な外壁パネルの目地用シーリング材が得
られ、特にパネル外壁に溝が設けられ、ジョイナー材と
外壁パネルの端面との間隔が広い場合にも対応でき、外
壁パネルの端面が粗面である場合にも強いシールが得ら
れた。
【0006】しかし、より過酷な使用条件においてはパ
ネル端面とガスケット材との間隔が更に広がる場合も想
定され、またパネル外面からの浸水等を防止するために
上部目地封止材によるシールの役割も重要となってく
る。
ネル端面とガスケット材との間隔が更に広がる場合も想
定され、またパネル外面からの浸水等を防止するために
上部目地封止材によるシールの役割も重要となってく
る。
【0007】本発明の発明者はこれらの点を考慮し、よ
り強力なシールが得られるようなガスケット材の構造に
ついて更に検討を重ねた結果、ガスケット材の上部及び
下部目地封止材の構造を更に改良することにより、上記
問題点が解決できることを見出し、本発明に到達した。
り強力なシールが得られるようなガスケット材の構造に
ついて更に検討を重ねた結果、ガスケット材の上部及び
下部目地封止材の構造を更に改良することにより、上記
問題点が解決できることを見出し、本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は胴縁材の表側に
隣接配置される外壁パネルの対向端面に形成される目地
用空隙部をシールするための、上記目地用空隙部内に嵌
込まれるジョイナー材と弾性材料製の目地用ガスケット
材とからなる外壁パネルの目地用シーリング材の構造に
おいて、ジョイナー材は、前記胴縁材に当接する底板
と、該底板の表側中央部に弾性材料製のガスケット材底
部の挿入幅の間隔を設けて平行に立設された一対の側板
とを有し、目地用ガスケット材はジョイナー材の両側板
間に嵌込み固定される胴部と、胴部上端からほぼ水平に
翼設され、複数の舌片に分岐した左右一対の下部目地封
止材、及び胴部上端から上記下部目地封止材の上に斜め
外上方向に翼設され、先端が外方に屈曲した左右1対の
上部目地封止材とからなることを特徴とする外壁パネル
の目地用シーリング材の構造である。
隣接配置される外壁パネルの対向端面に形成される目地
用空隙部をシールするための、上記目地用空隙部内に嵌
込まれるジョイナー材と弾性材料製の目地用ガスケット
材とからなる外壁パネルの目地用シーリング材の構造に
おいて、ジョイナー材は、前記胴縁材に当接する底板
と、該底板の表側中央部に弾性材料製のガスケット材底
部の挿入幅の間隔を設けて平行に立設された一対の側板
とを有し、目地用ガスケット材はジョイナー材の両側板
間に嵌込み固定される胴部と、胴部上端からほぼ水平に
翼設され、複数の舌片に分岐した左右一対の下部目地封
止材、及び胴部上端から上記下部目地封止材の上に斜め
外上方向に翼設され、先端が外方に屈曲した左右1対の
上部目地封止材とからなることを特徴とする外壁パネル
の目地用シーリング材の構造である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の外壁パネルの目地
用シーリング材の構造を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明に係る目地用シーリング構造の断面図であ
り、隣接配置される外壁パネル1、1の対向端面2、2
間に形成される目地用空隙部5内に嵌込まれ胴縁材7の
表側に当設されるジョイナー材8と、このジョイナー材
の内面に噛み合い密着して目地用空隙部5をシールする
ために装着される目地用ガスケット材18とからなる。
用シーリング材の構造を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明に係る目地用シーリング構造の断面図であ
り、隣接配置される外壁パネル1、1の対向端面2、2
間に形成される目地用空隙部5内に嵌込まれ胴縁材7の
表側に当設されるジョイナー材8と、このジョイナー材
の内面に噛み合い密着して目地用空隙部5をシールする
ために装着される目地用ガスケット材18とからなる。
【0010】ジョイナー材8はポリエチレン、ポリプロ
ピレン等の熱可塑性プラスチック又はアルミニウム等の
金属材料あるいはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等でコーティングした鉄板その他の金属板等
から製造され、図2に示すように裏面が胴縁材7に当接
し表面が導水路9となる底板10と、この底板10の表
側中央部にガスケット材底部の挿入幅の間隔を設けて、
平行に立設された一対の側板11、11とから成ってい
る。
ピレン等の熱可塑性プラスチック又はアルミニウム等の
金属材料あるいはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等でコーティングした鉄板その他の金属板等
から製造され、図2に示すように裏面が胴縁材7に当接
し表面が導水路9となる底板10と、この底板10の表
側中央部にガスケット材底部の挿入幅の間隔を設けて、
平行に立設された一対の側板11、11とから成ってい
る。
【0011】本発明においてジョイナー材を構成する1
対の側板は底板の上に別個に取り付けたものでもよい
が、本発明のより好ましい実施態様では、ジョイナー材
の底板の表側中央部にガスケット材底部の挿入幅の間隔
を設けて、表側垂直方向に折曲隆起させて外面板12及
び内面板13から一対の側板11、11を形成させる。
対の側板は底板の上に別個に取り付けたものでもよい
が、本発明のより好ましい実施態様では、ジョイナー材
の底板の表側中央部にガスケット材底部の挿入幅の間隔
を設けて、表側垂直方向に折曲隆起させて外面板12及
び内面板13から一対の側板11、11を形成させる。
【0012】ガスケット材をジョイナー材の両側板間に
嵌込み固定した時に、ガスケット材がずれたり、傾いた
りして、シーリング不充分とならないようにすることが
必要である。そのためのジョイナー材の側板内面は、ジ
ョイナー材の材料にもよるが、本発明においては下記の
ごとき構造とするのが好適である。
嵌込み固定した時に、ガスケット材がずれたり、傾いた
りして、シーリング不充分とならないようにすることが
必要である。そのためのジョイナー材の側板内面は、ジ
ョイナー材の材料にもよるが、本発明においては下記の
ごとき構造とするのが好適である。
【0013】(1)図2に示すように、上記両側板の内
面に鋸歯状刻みを設け、ガスケット材胴部の下部両側面
には前記ジョイナー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻み2
7を設けてジョイナー材とガスケット材とを固定する。
また側板内面上部はガスケット材挿入の際のガイドとな
るテーパー15を設けるのが好ましい。この構造はジョ
イナー材がプラスチック製のものであるときに好適に使
用される。
面に鋸歯状刻みを設け、ガスケット材胴部の下部両側面
には前記ジョイナー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻み2
7を設けてジョイナー材とガスケット材とを固定する。
また側板内面上部はガスケット材挿入の際のガイドとな
るテーパー15を設けるのが好ましい。この構造はジョ
イナー材がプラスチック製のものであるときに好適に使
用される。
【0014】(2)図4及び図5に示すように、上記両
側板内面が内側に傾斜して折曲され、ガスケット材胴部
の両側面を前記ジョイナー材側板内面に係止固定する。
この方法の場合ガスケット材胴部に、例えば左右1対ま
たは2対以上の係止用小突起28を設けることにより、
ジョイナー材側板内面に係止させることができる。2対
以上の小突起を設ける場合、ジョイナー材の形状に合わ
せて、上部突起より下部の突起を長くするのがよい。ま
た上記(1)と同様の鋸歯状刻みを設けてもよい。この
場合も側板内面上部はガスケット材挿入の際のガイドと
なるテーパー15を設けるのが好ましい。この構造はジ
ョイナー材が金属板またはプラスチックでコーティング
された金属板であるときに好適に使用される。
側板内面が内側に傾斜して折曲され、ガスケット材胴部
の両側面を前記ジョイナー材側板内面に係止固定する。
この方法の場合ガスケット材胴部に、例えば左右1対ま
たは2対以上の係止用小突起28を設けることにより、
ジョイナー材側板内面に係止させることができる。2対
以上の小突起を設ける場合、ジョイナー材の形状に合わ
せて、上部突起より下部の突起を長くするのがよい。ま
た上記(1)と同様の鋸歯状刻みを設けてもよい。この
場合も側板内面上部はガスケット材挿入の際のガイドと
なるテーパー15を設けるのが好ましい。この構造はジ
ョイナー材が金属板またはプラスチックでコーティング
された金属板であるときに好適に使用される。
【0015】底板を表側垂直方向に折曲隆起させて形成
させた折曲部をジョイナー材の側板とすることにより、
側板の外面板と内面板との間には空間が設けられ、その
ため外壁パネルが熱膨張または熱収縮をおこしてもそれ
をジョイナー材の折曲部で吸収して、ガスケット材18
の密着性を維持することができる。また側板は底板を曲
折隆起させて形成させるので、工作が容易である。
させた折曲部をジョイナー材の側板とすることにより、
側板の外面板と内面板との間には空間が設けられ、その
ため外壁パネルが熱膨張または熱収縮をおこしてもそれ
をジョイナー材の折曲部で吸収して、ガスケット材18
の密着性を維持することができる。また側板は底板を曲
折隆起させて形成させるので、工作が容易である。
【0016】またジョイナー材側板の内面及びガスケッ
ト材胴部の下部両側面に鋸歯状刻みを設けて両者を噛み
合わせ、あるいは内側に傾斜したジョイナー材側板の内
面に胴部の両側面が係止固定しているため、ジョイナー
材とガスケット材との密着性がよく、抜けにくい。また
外すことも簡単であり、ガスケットの交換は容易であ
る。またジョイナー材側板上部は内側にテーパーを設け
てあるのでガスケット材の挿入が容易であり、ガスケッ
ト材の中心がずれて挿入されることがない。
ト材胴部の下部両側面に鋸歯状刻みを設けて両者を噛み
合わせ、あるいは内側に傾斜したジョイナー材側板の内
面に胴部の両側面が係止固定しているため、ジョイナー
材とガスケット材との密着性がよく、抜けにくい。また
外すことも簡単であり、ガスケットの交換は容易であ
る。またジョイナー材側板上部は内側にテーパーを設け
てあるのでガスケット材の挿入が容易であり、ガスケッ
ト材の中心がずれて挿入されることがない。
【0017】ジョイナー材は通常隣接する外壁パネル間
に配置されるので、底板10は側板11の両外側に広が
っているが、ジョイナー材の使用位置によっては側板が
端部に位置する状態で使用することもあるので、側板よ
り外側の底板を切り落とせるよう、側板の立設位置の裏
側にノッチ16を入れておくこともできる。
に配置されるので、底板10は側板11の両外側に広が
っているが、ジョイナー材の使用位置によっては側板が
端部に位置する状態で使用することもあるので、側板よ
り外側の底板を切り落とせるよう、側板の立設位置の裏
側にノッチ16を入れておくこともできる。
【0018】側板11は底板を表側垂直方向に折曲隆起
させて形成した場合、外面板12と内面板13との間に
は空間17が設けられる。そのため外壁パネルが熱膨張
または熱収縮をおこしてもそれをジョイナー材の折曲部
で吸収して、ガスケットの密着性を維持することができ
る。
させて形成した場合、外面板12と内面板13との間に
は空間17が設けられる。そのため外壁パネルが熱膨張
または熱収縮をおこしてもそれをジョイナー材の折曲部
で吸収して、ガスケットの密着性を維持することができ
る。
【0019】ガスケット材18は図3に示すように、胴
部19とその両側に翼設された左右一対の下部目地封止
材23及び左右一対の上部目地封止材20とで形成され
ている。胴部の下部両側面には前記ジョイナー材側板内
面にかみ合う鋸歯状刻み27が設けられ、ジョイナー材
への挿入により密着固定される。
部19とその両側に翼設された左右一対の下部目地封止
材23及び左右一対の上部目地封止材20とで形成され
ている。胴部の下部両側面には前記ジョイナー材側板内
面にかみ合う鋸歯状刻み27が設けられ、ジョイナー材
への挿入により密着固定される。
【0020】下部目地封止材22は胴部の上端からほぼ
水平に翼設され、分岐して複数の舌片24、25、26
を有するものが左右一対の構造となっている。外壁パネ
ルの対向端面との密着性を良くするためには、複数の分
岐があり、1枚の下部目地封止材について少なくとも3
個の舌片を有することが好ましい。
水平に翼設され、分岐して複数の舌片24、25、26
を有するものが左右一対の構造となっている。外壁パネ
ルの対向端面との密着性を良くするためには、複数の分
岐があり、1枚の下部目地封止材について少なくとも3
個の舌片を有することが好ましい。
【0021】一方、上部目地封止材20は胴部上端から
下部目地封止材の上に斜め外上方向に翼設され、その先
端が外方に鍵型に屈曲したものが左右一対となってい
る。屈曲部21はほぼ直角に屈曲し、その先端部22は
上部目地封止材の長さ方向と直角な面に仕上げられてい
る。
下部目地封止材の上に斜め外上方向に翼設され、その先
端が外方に鍵型に屈曲したものが左右一対となってい
る。屈曲部21はほぼ直角に屈曲し、その先端部22は
上部目地封止材の長さ方向と直角な面に仕上げられてい
る。
【0022】ガスケット材18は弾性材料で構成されて
いるため、ガスケット材がジョイナー材8に挿入された
際、上部及び下部目地封止材は上方に湾曲して、下部目
地封止材は外壁パネルの対向端面2と接触し、それ自身
の復元力と、上部目地封止材の復元力で外側へ押される
力により端面に強く圧接され、図4に示すように目地用
空隙部を強固にシールすることができる。
いるため、ガスケット材がジョイナー材8に挿入された
際、上部及び下部目地封止材は上方に湾曲して、下部目
地封止材は外壁パネルの対向端面2と接触し、それ自身
の復元力と、上部目地封止材の復元力で外側へ押される
力により端面に強く圧接され、図4に示すように目地用
空隙部を強固にシールすることができる。
【0023】一方、ジョイナー材8に挿入された上部目
地封止材も大きく変形して押し込まれ、復元力により、
外壁パネルの対向端面と接触する下部目地封止材23の
シール効果を助けるとともに、その先端部22は外壁パ
ネルの外面3と接触し、弾性復元力によりこれを圧迫し
て目地用空隙部は密閉され、水等の侵入を防ぐことがで
きる。
地封止材も大きく変形して押し込まれ、復元力により、
外壁パネルの対向端面と接触する下部目地封止材23の
シール効果を助けるとともに、その先端部22は外壁パ
ネルの外面3と接触し、弾性復元力によりこれを圧迫し
て目地用空隙部は密閉され、水等の侵入を防ぐことがで
きる。
【0024】また、例えばポリプロピレンを被覆した鋼
板で成形したジョイナー材と外壁パネルの端面との間に
図5の右側のように若干の間隙6が生じた場合でも本発
明においては下部目地封止材が分岐して複数の舌片を有
するので、舌片26と外壁パネルの端面との接触が不十
分でも他の舌片24、25等が十分な接触面積を持って
圧接しシール効果を補うことができる。このようなジョ
イナー材と外壁パネルの端面との間隙の変動に対応し、
いずれかの舌片がシールに寄与するようにするためには
1枚の下部目地封止材について複数の分岐があり、少な
くとも3個の舌片を有することが好ましい。
板で成形したジョイナー材と外壁パネルの端面との間に
図5の右側のように若干の間隙6が生じた場合でも本発
明においては下部目地封止材が分岐して複数の舌片を有
するので、舌片26と外壁パネルの端面との接触が不十
分でも他の舌片24、25等が十分な接触面積を持って
圧接しシール効果を補うことができる。このようなジョ
イナー材と外壁パネルの端面との間隙の変動に対応し、
いずれかの舌片がシールに寄与するようにするためには
1枚の下部目地封止材について複数の分岐があり、少な
くとも3個の舌片を有することが好ましい。
【0025】パネル面に断面半円状の溝4が設けられて
いる外壁パネルのシーリングに、分岐のない目地封止材
が翼設されている従来のガスケット材を用いると、下段
部目地封止材がすべて溝の外側でパネル端面に接触し、
溝の部分に隙間ができてシールが不完全となる。
いる外壁パネルのシーリングに、分岐のない目地封止材
が翼設されている従来のガスケット材を用いると、下段
部目地封止材がすべて溝の外側でパネル端面に接触し、
溝の部分に隙間ができてシールが不完全となる。
【0026】これに対し下段の目地封止材23が分岐し
て先端が24、25、26の複数の舌片に分かれている
ガスケット材を用いた本発明のシーリング材では下部目
地封止材のうち、先端から分岐した舌片26、25は溝
の外側で端面に接触しているが、他の舌片24が溝の内
側で端面2に接触し、溝からの水漏れを防止している。
またジョイナー材と外壁パネルの端面との間に間隙のあ
る左側の目地空隙部では先端部舌片24が溝の内側で端
面に接触するのに充分な長さを持っているので、溝部分
のシールも完全に行なわれている。また本発明のガスケ
ット材の構造ではパネル端面と接触した場合、端面が多
少粗面であっても充分な密着性が得られる。
て先端が24、25、26の複数の舌片に分かれている
ガスケット材を用いた本発明のシーリング材では下部目
地封止材のうち、先端から分岐した舌片26、25は溝
の外側で端面に接触しているが、他の舌片24が溝の内
側で端面2に接触し、溝からの水漏れを防止している。
またジョイナー材と外壁パネルの端面との間に間隙のあ
る左側の目地空隙部では先端部舌片24が溝の内側で端
面に接触するのに充分な長さを持っているので、溝部分
のシールも完全に行なわれている。また本発明のガスケ
ット材の構造ではパネル端面と接触した場合、端面が多
少粗面であっても充分な密着性が得られる。
【0027】目地用ガスケット材は天然ゴム、合成ゴ
ム、熱可塑性エラストマー等弾力性を有する材料を用い
るが、屋外で使用されるため、耐候性、耐オゾン性に優
れたものが好ましい。ジョイナー材への嵌込みの作業性
及び嵌込み後の安定性を考慮すると、胴部は比較的硬い
材料が好ましく、一方目地封止材、特に上部目地封止材
は良好なシール面の密着性を考えると柔軟な材料が好ま
しい。上記の要望を充たし、かつ成形の容易なガスケッ
ト材の構成として、胴部及び下部目地封止材がゴム硬度
で66〜100の材料で形成され、上部目地封止材がゴ
ム硬度で45〜65の材料で形成されたガスケット材が
好適である。このような2層構成とすると両者を色分け
することもできる。例えば胴部及び下部目地封止材が目
地と同色とし、上部目地封止材を外壁パネルと同色とし
たり、下部を黒色にし、上部を目地と同色とする等によ
り、ガスケット材を任意に色分け着色して意匠性を持た
せることもできる。
ム、熱可塑性エラストマー等弾力性を有する材料を用い
るが、屋外で使用されるため、耐候性、耐オゾン性に優
れたものが好ましい。ジョイナー材への嵌込みの作業性
及び嵌込み後の安定性を考慮すると、胴部は比較的硬い
材料が好ましく、一方目地封止材、特に上部目地封止材
は良好なシール面の密着性を考えると柔軟な材料が好ま
しい。上記の要望を充たし、かつ成形の容易なガスケッ
ト材の構成として、胴部及び下部目地封止材がゴム硬度
で66〜100の材料で形成され、上部目地封止材がゴ
ム硬度で45〜65の材料で形成されたガスケット材が
好適である。このような2層構成とすると両者を色分け
することもできる。例えば胴部及び下部目地封止材が目
地と同色とし、上部目地封止材を外壁パネルと同色とし
たり、下部を黒色にし、上部を目地と同色とする等によ
り、ガスケット材を任意に色分け着色して意匠性を持た
せることもできる。
【0028】上部及び下部目地封止材はジョイナー材両
側板11の高さよりも高い位置とする必要がある。
側板11の高さよりも高い位置とする必要がある。
【0029】隣接配置される外壁パネル相互間に形成さ
れる目地用シーリング材の構造で、ジョイナー材と弾性
材料製ガスケット材とからなり、ジョイナー材は胴縁材
に固定され、表側は導水路を形成するとともに、中央部
に設けられた両側板内面の鋸歯状刻みとかみ合い、また
は内側に傾斜した側板に係止されガスケット材が密着す
る。ガスケット材がジョイナー材に挿入された時、ガス
ケット材の上端から斜め上方に翼設された上部目地封止
材は外側への復元力により、外壁パネルの対向端面と接
触する下部目地封止材のシール効果を助けるとともに、
上部目地封止剤の最先端部は外壁パネルの外面3と接触
し、外部からの水等の侵入を防ぐ。また上部目地封止材
の下部に水平に翼設され、分岐して複数の舌片を有する
下部目地封止材は外壁パネルの対向端面に圧接され、目
地用空隙部を強固にシールする。
れる目地用シーリング材の構造で、ジョイナー材と弾性
材料製ガスケット材とからなり、ジョイナー材は胴縁材
に固定され、表側は導水路を形成するとともに、中央部
に設けられた両側板内面の鋸歯状刻みとかみ合い、また
は内側に傾斜した側板に係止されガスケット材が密着す
る。ガスケット材がジョイナー材に挿入された時、ガス
ケット材の上端から斜め上方に翼設された上部目地封止
材は外側への復元力により、外壁パネルの対向端面と接
触する下部目地封止材のシール効果を助けるとともに、
上部目地封止剤の最先端部は外壁パネルの外面3と接触
し、外部からの水等の侵入を防ぐ。また上部目地封止材
の下部に水平に翼設され、分岐して複数の舌片を有する
下部目地封止材は外壁パネルの対向端面に圧接され、目
地用空隙部を強固にシールする。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、隣接配置される外壁パ
ネルの対向端面相互間に形成される目地用空隙部内をシ
ールするためのジョイナー材とガスケット材からなる外
壁パネルの目地用シーリング材の構造において、弾性材
料製ガスケット材の上部目地封止材が上端から斜め上方
に翼設された左右一対の構造であるため、外壁パネルの
対向端面と接触する下部目地封止材のシール効果を一層
強力なものとするとともに、その最先端部は外壁パネル
の外面と接触し、外部からの水等の侵入を防ぐことがで
きる。
ネルの対向端面相互間に形成される目地用空隙部内をシ
ールするためのジョイナー材とガスケット材からなる外
壁パネルの目地用シーリング材の構造において、弾性材
料製ガスケット材の上部目地封止材が上端から斜め上方
に翼設された左右一対の構造であるため、外壁パネルの
対向端面と接触する下部目地封止材のシール効果を一層
強力なものとするとともに、その最先端部は外壁パネル
の外面と接触し、外部からの水等の侵入を防ぐことがで
きる。
【0031】また下部目地封止材が分岐して複数の舌片
を有する構造となっているため、ジョイナー材と外壁パ
ネルの端面との間隙が変動しても、複数の舌片のうち、
いずれかがシールに寄与するので、外壁パネルの端面の
シールが完ぺきとなる。またパネル外壁に溝が設けられ
ていたり、外壁パネルの端面が粗面である場合にも強い
シールができる。
を有する構造となっているため、ジョイナー材と外壁パ
ネルの端面との間隙が変動しても、複数の舌片のうち、
いずれかがシールに寄与するので、外壁パネルの端面の
シールが完ぺきとなる。またパネル外壁に溝が設けられ
ていたり、外壁パネルの端面が粗面である場合にも強い
シールができる。
【図1】本発明の目地用シーリング材の構造の1例を示
す断面図。
す断面図。
【図2】本発明のシーリング材を構成するジョイナー材
の1例を示す正面図。
の1例を示す正面図。
【図3】本発明のシーリング材を構成するガスケット材
の1例を示す正面図。
の1例を示す正面図。
【図4】本発明の目地用シーリング材を用いた時のシー
リング状態を示す断面図。
リング状態を示す断面図。
【図5】ジョイナー材と外壁パネルの端面との間に空隙
がある場合の、本発明の目地用シーリング材を用いた時
のシーリング状態を示す断面図。
がある場合の、本発明の目地用シーリング材を用いた時
のシーリング状態を示す断面図。
1 外壁パネル 2 外壁パネル端面 3 外壁パネル外面 4 溝 5 目地用空隙部 6 パネル端面とジョイナー材との間隙 7 胴縁材 8 ジョイナー材 9 導水路 10 底板 11 側板 12 外面板 13 内面板 14 鋸歯状刻み 15 テーパー 16 ノッチ 17 空間部 18 ガスケット材 19 ガスケット材胴部 20 上部目地封止材 21 屈曲部 22 先端部 23 下部目地封止材 24〜26 舌片 27 鋸歯状刻み 28 小突起
Claims (5)
- 【請求項1】 胴縁材の表側に隣接配置される外壁パネ
ルの対向端面に形成される目地用空隙部をシールするた
めの、上記目地用空隙部内に嵌込まれるジョイナー材と
弾性材料製の目地用ガスケット材とからなる外壁パネル
の目地用シーリング材の構造において、ジョイナー材
は、前記胴縁材に当接する底板と、該底板の表側中央部
に弾性材料製のガスケット材底部の挿入幅の間隔を設け
て平行に立設された一対の側板とを有し、目地用ガスケ
ット材はジョイナー材の両側板間に嵌込み固定される胴
部と、胴部上端からほぼ水平に翼設され、複数の舌片に
分岐した左右一対の下部目地封止材、及び胴部上端から
上記下部目地封止材の上に斜め外上方向に翼設され、先
端が外方に屈曲した左右1対の上部目地封止材とからな
ることを特徴とする外壁パネルの目地用シーリング材の
構造。 - 【請求項2】 下部目地封止材が複数の分岐により、3
以上の舌片を有するものが左右一対となっていることを
特徴とする請求項1記載の外壁パネルの目地用シーリン
グ材の構造。 - 【請求項3】ガスケット材の胴部及び下部目地封止材が
ゴム硬度66〜100の材料で形成され、上部目地封止
材がゴム硬度45〜65の材料で形成されたものである
ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の外壁
パネルの目地用シーリング材の構造。 - 【請求項4】 ジョイナー材の底板の表側中央部にガス
ケット材底部の挿入幅の間隔を設けて、表側垂直方向に
折曲隆起させて形成させ、その折曲部を一対の側板と
し、上記両側板の内面には鋸歯状刻みを設け、ガスケッ
ト材胴部の下部両側面には前記ジョイナー材側板内面に
かみ合う鋸歯状刻みを設けてガスケット材胴部をジョイ
ナー材両側板に固定することを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の外壁パネルの目地用シーリング材の
構造。 - 【請求項5】 ジョイナー材の底板の表側中央部にガス
ケット材底部の挿入幅の間隔を設けて、表側垂直方向に
折曲隆起させて形成させ、その折曲部を一対の側板と
し、上記両側板内面が内側に傾斜して折曲され、ガスケ
ット材胴部の両側面が前記ジョイナー材側板内面に係止
固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の外壁パネルの目地用シーリング材の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19157995A JPH0941504A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 外壁パネルの目地用シーリング材の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19157995A JPH0941504A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 外壁パネルの目地用シーリング材の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941504A true JPH0941504A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16277009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19157995A Pending JPH0941504A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 外壁パネルの目地用シーリング材の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0941504A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001123633A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-08 | Seiki Kogyo Kk | 目地材 |
CN105507431A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-04-20 | 文登蓝岛建筑工程有限公司 | 一种墙板接缝密封连接结构 |
CN105544802A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-05-04 | 文登蓝岛建筑工程有限公司 | 具有张紧作用的板墙间密封接缝装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19157995A patent/JPH0941504A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001123633A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-08 | Seiki Kogyo Kk | 目地材 |
CN105507431A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-04-20 | 文登蓝岛建筑工程有限公司 | 一种墙板接缝密封连接结构 |
CN105544802A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-05-04 | 文登蓝岛建筑工程有限公司 | 具有张紧作用的板墙间密封接缝装置 |
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