JP4809555B2 - 目地の防水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は目地の防水装置に係り、特に建物の外壁パネルにおける目地の防水処理をガスケットを備えた外壁パネルと止水プレートを用いて行うための目地の防水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の建物を建設するにあたっては、工場においてできるだけ部品完成度を高め、建築現場での作業項目を減少させるためにパネル工法の導入が進められている。例えば、パネル工法による建物の外壁は、複数の外壁パネルを所定位置に配列することにより形成されるものである。そして、このように形成された外壁は、隣接する各外壁パネル間の目地に防水処理を施す必要がある。
【0003】
目地の防水処理方法として、現場で目地内にコーキング材を充填する方法がある。この方法は、先ず目地内に発泡ウレタンゴム等で形成されたバックアップ材を目地表側から所定位置にまで圧入し、プライマーを塗布する。次いでコーキング材を目地表側から充填し、最後にコーキング材の表側をへら等で整形するものである。バックアップ材は、目地の幅寸法よりも幅広の断面を有し、目地内に圧入されることで圧縮変形し、自己保持を行う。バックアップ材は隣接する外壁パネルを弾性をもって保持し、小口面における衝撃を吸収してコーキング材の二面接着を確保するとともに、コーキング材の目地裏側への流出を防止するものである。
【0004】
しかし、目地にコーキング材を充填して目地処理を行う技術では、バックアップ材の圧入作業や、プライマ−の塗布作業、コーキング材の充填作業及びコーキング材の整形作業等の多くの作業が必要とされ、高い施工効率性を得ることができなかった。特に、バックアップ材の圧入作業については、バックアップ材を外壁パネルの厚み方向に押し込み過ぎると目地裏から脱落してしまうことがあり、熟練が必要とされていた。また、プライマーの塗布やコーキング材の充填作業には施工可能な時間や養生時間等の制約がある。
【0005】
上記目地へコーキング材を充填する方法の他、目地の防水処理をより簡単に行うために、予め合成樹脂等で形成された乾式目地ガスケットを目地内に挿入する乾式防水工法がある。乾式目地ガスケットは、目地幅よりも幅寸法の大きな係合部を有しており、この係合部を目地へ圧入することにより目地を充填するものである。このように乾式目地ガスケットは目地に挿入するだけで目地における防水処理を行うことができるため、熟練を必要とすることなく、作業性を向上させることができる。
【0006】
しかし、乾式目地ガスケットを目地に挿入して防水処理を行う方法では、目地の幅に応じた定型のものを用いるため、外壁パネルを取付ける際に目地の幅に誤差が生じた場合に対応できないという問題点があった。
【0007】
また、従来の目地の防水処理においては、コーキング材を使用する場合でも、或いは乾式目地ガスケットを使用する場合でも、作業を外壁パネルの表側、すなわち建物の外側から行っているため、建物の外側に少なくとも作業者が作業可能な作業空間を確保する必要があった。しかし近年の、特に都市部における建築物の密集化に伴い、建築物同士の立地間隔が狭く、建物の表側に作業空間を確保するのが難しいという問題があった。さらに、目地処理作業を建物の上層階において行うには、外壁表側に作業足場を架設したり、あるいは移動式の作業足場を配置するためにより広いスペースが必要とされる。
【0008】
上記問題点を解決するため、目地構造を改良した技術が提案されている。例えば、図13,図14に示す目地材102がある。図14に示すように、目地材102は、概略的には、目地基材106、シーリング材108、芯材110、及び蓋体112から構成されている。そして、図13に示すように、目地基材106における両側板114,114間の口部116に、それらの両側板114,114間に充填したシーリング材108の流出を抑止するための蓋体112を嵌挿している。
【0009】
そして、シーリング材108を充填した状態で目地基材106を建物の外壁パネル20の内側から目地溝口部内に押入した後に、目地基材106の両側板114,114間に芯材110を圧入することで、目地基材106が目地溝の両内側壁W間に強固に係止され、芯材110の圧入に伴って、目地基材106の側板114に穿設された多数の孔122,122・・からシーリング材108が圧出されることで、目地の防水処理をおこなうものである(図14)。ここで、シーリング材108は、一対のシール舌片120a,120bと目地溝の内側壁Wとで囲繞される空間S1に充填され、残りのシーリング材108は目地溝の口部側のシール舌片120aを押し広げて目地基材106の係止鍔部123と該シール舌片120aとの間の空間S2に流入するので、目地の幅のばらつきによってシーリング材108が目地材102の外側にはみ出すようなことがない。(例えば特開平11−140997号公報参照。)
【0010】
上記従来技術によれば、建築物の内側から外側に向ける方向へ目地材102を挿入することで目地の防水処理を行うため、建物の外側に少なくとも作業者が作業可能な作業空間を確保する必要がなくなる。また、目地の幅のばらつきに対応して余分なシーリング材108の収容域を確保しているので、芯材110の圧入によってシーリング材108が目地材102の外側にはみ出すことがなく、シーリング材108が流動して、目地の幅に少々ばらつきにある場合でも目地の防水処理を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、定型の目地基材を目地に室内側から室外側に向けて挿入する方法によると、例えば外壁パネルの取付誤差が発生し、外壁パネルを室外側から見た場合に、目地がハの字、又は逆ハの字になって目地の上側の幅と下側の幅が大きく異なっている場合などには、シール舌片120a,120bと目地溝の内側壁Wとの間の支圧力が十分に得られない個所が存在することになる。このような状態では、十分な防水効果を得ることができず、外壁パネルの取付誤差に十分対応できないという不都合がある。さらに、軟質合成樹脂からなる目地基材106が直接太陽光にあたると、経年による耐久性に難があるという問題点があった。
【0012】
本発明の目的は、外壁パネルの取付誤差により生じる目地幅のばらつきに十分対応できる外壁パネルにおける目地の防水装置を提供することにある
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明請求項1に係る外壁パネル間の目地に防水処理を施すための目地の防水装置であって、該防水装置は外壁パネルと、帯状板材からなる止水プレートと、該止水プレートを前記外壁パネルに装着するためのガスケットと、から構成され、前記ガスケットは側面に開口を備え、断面がコの字形状のガスケット基部と、該ガスケット基部における対向する内側面それぞれから突出する可撓性の止水ビードとから構成され、前記ガスケット基部における開口が前記外壁パネルの側端方向を向いて前記外壁パネルの側端近傍に固着され、前記外壁パネルは前記ガスケット同士が対向する位置に配設され、前記止水プレートは、幅方向中央部が幅方向両端部よりも室内側に位置するように湾曲しており、前記止水ビードを屈曲させた状態で、対向する位置に配置された前記ガスケットに挿入されることにより前記ガスケットに装着されていることで解決される。
【0018】
すなわち、対向する位置に配設されたガスケットに止水プレートが装着された防水装置であるため、目地の幅が基準値より大幅にずれた場合でも十分な防水効果を発揮することができるものである。また、止水プレートは、幅方向中央部が幅方向両端部よりも室内側に位置するように湾曲しているので、凸形状を有することになり、止水プレートが比較的薄くても止水プレートの凸方向への剛性を向上させて施工時のハンドリング性を向上でき、さらに凹方向へ丸めることもできるため運搬等に好都合である。
【0019】
さらに、前記ガスケット基部における対向する前記内側面それぞれから突出する前記止水ビードは、前記内側面間の距離の半分以上の長さで、かつ前記内側面間の距離よりも短い長さで突出して形成されると好適である。
【0020】
すなわち、止水ビードの長さが内側面間の距離の半分以上の長さを備えるようにすることにより、止水ビードと止水プレートとの接触面積を広くして、止水能力をより高くすることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は、外壁パネル20間の目地Mに防水処理を施すための目地Mの防水装置に関するものである。
【0022】
ところで、外壁パネル20間の目地Mに防水処理を施すための乾式防水工法における工程は次の通りである。先ず、側端部近傍にガスケット30を備えた外壁パネル20をガスケット30同士が対向して目地Mに臨むように立設固定する外壁パネル立設工程を行う。次に、外壁パネル20の対向したガスケット30に止水プレート10を挿入する止水プレート挿入工程を行う。そして、外壁パネル20間にガスケット30を介して止水プレート10を装着させることにより外壁パネル20間の目地Mに防水処理を施す。
【0023】
なお、止水プレート挿入工程は、止水プレート10を外壁パネル20の上端側に位置するガスケット30の上端から外壁パネル20の下端側に位置するガスケット30の下端に向けて挿入する工程として、止水プレート10の装着完了時に下端となる近傍に係合部11を形成し、係合部11に引張部材60を係止させ、引張部材60を目地Mに沿って下方に牽引させて行うと好適である。
【0024】
さらに、本発明の目地の防水装置は、外壁パネル20と、ガスケット30と、止水プレート10と、から構成され、ガスケット30は側面に開口31aを備え、断面がコの字形状のガスケット基部31と、ガスケット基部31における対向する内側面31b,31bそれぞれから突出する可撓性の止水ビード32とから構成され、ガスケット基部31における開口31aが外壁パネル20の側端方向を向いて外壁パネル20の側端近傍に固着され、外壁パネル20はガスケット30同士が対向する位置に配設され、止水プレート10は止水ビード32を屈曲させた状態で、対向する位置に配置されたガスケット30に装着されている。
【0025】
また、上記外壁パネル20は、外壁パネル20の表面を構成する面材21と、面材21の裏面に固着される下地22と、該下地に固着されるパネルフレーム23と、ガスケット30と、を備える外壁パネル20であって、下地22は下地22の端部22aが面材21の端部21aより内側に位置するように面材21の裏面に固着され、パネルフレーム23は下地22の裏面に固着され、ガスケット30は側面に開口31aを備え、断面がコの字形状のガスケット基部31と、ガスケット基部31における対向する内側面31b,31bそれぞれから突出する可撓性の止水ビード32とから構成され、コの字形状のガスケット基部31における開口31aが外壁パネル20の側端方向を向いて外壁パネル20の側端近傍に固着されている。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0027】
図1,図2,図3,図4は本発明に係る実施例を示すものであり、図1は目地の乾式防水工法を示す説明図、図2は目地の防水装置を示す説明図、図3は外壁パネル20の斜視図、図4は外壁パネル20を室内側から見たときの平面図である。
【0028】
本実施例の外壁パネル20は、図3,図4に示すように、外壁パネルの表面を構成する面材21と、下地22と、パネルフレーム23と、ガスケット30とから構成されている。本実施例において、下地22は下地22の端部22aが面材21の端部21aより内側に位置するように面材21の裏面に固着されている。パネルフレーム23はパネルフレーム23の端部23aが面材21の端部21aより内側で、かつ下地22の端部22aよりも外側に位置するように下地22の裏面に固着されている。ガスケット30は面材21と下地22とパネルフレーム23に当接した状態で外壁パネル20の側端近傍に固着されている。
【0029】
本実施例においては、下地22を介して面材21とパネルフレーム23とがビス或いは接着剤等の接合手段により固着される。面材21はセラミック系の外壁材や、耐水合板等から形成されている。また、パネルフレーム23は、例えば断面がコの字形状の金属製の長尺部材を溶接等で矩形に枠組みすることにより形成されている。矩形に枠組みされたパネルフレーム23に囲まれる空間にはグラスウールや、発泡ウレタン等からなる断熱材が充填される。
【0030】
なお、図4の破線で示すように、矩形に枠組みされたパネルフレーム23の内側に金属製の長尺部材であるブレース24を溶接等により固着してパネルフレーム23の強度を向上させると好適である。また、上記実施例では、パネルフレーム23の端部23aが面材21の端部21aより内側に位置するように、パネルフレーム23が固着される例を示したが、後述する外壁パネル立設工程おける、外壁パネル20の固定方法に応じて、パネルフレーム23の固着位置を改変可能である。例えば、外壁パネル20を室内側から見たときに、パネルフレーム23の端部23aと面材21の端部21aがほぼ同一位置に配置されるように固着されるものであっても良い。
【0031】
ガスケット30は、外壁パネル20間の目地Mにおいて防水を行うための止水プレート10を外壁パネルに装着するための部材であり、例えばPVC等の軟質の合成樹脂から形成される。
【0032】
本実施例のガスケット30は図3に示すように、側面に開口31aを備え、断面がコの字形状のガスケット基部31と、コの字形状のガスケット基部31から突出する複数の可撓性の止水ビード32とから構成される。止水ビード32はガスケット基部31における対向する内側面31b,31bそれぞれから突出するもので、内側面31b,31b間の距離の半分以上の長さで、かつ内側面間の距離よりも短い長さで突出して形成される。止水ビード32の長さが内側面31b,31b間の距離の半分以上の長さを備えるようにするのは、止水ビード32と止水プレート10との接触面積を広くして、止水能力をより高くするためである。本実施例においては、ガスケット基部31の対向する内側面31b,31bからそれぞれ2枚づつ、合計4枚の止水ビード32が突出して設けられている。
【0033】
このため、本実施例においては、対抗する内側面31b,31bから突出する止水ビード32同士が接触しないように4枚の止水ビード32は互い違いになる位置から突出しているが、対抗する内側面31b,31bから突出する止水ビード32同士が僅かに接すように突出していてもよい。また、互い違いの位置から突出するのではなく、対抗する内側面31b,31bの対向位置から突出したものであってもよい。
【0034】
本実施例の止水ビード32の形状は先細りの形状を備えるものであるが、断面が矩形のものであってもよい。また、止水ビード32の長さは、内側面31b,31b間の距離の半分以上の長さに満たなくても、止水プレート10の厚みを考慮して、4枚の止水ビード32が止水プレート10と確実に接点をもつことができる長さを備えていればよい。
【0035】
上記構成のガスケット基部31,止水ビード32を備えるガスケット30は、ガスケット基部31における開口31aが外壁パネル20の側端方向を向くように、面材21と下地22とパネルフレーム23に当接した状態で外壁パネル20の側端部近傍に固着される。ガスケット30と面材21、下地22、パネルフレーム23とは接着剤やテープ等で固着されるもので、本実施例においてはブチルテープにより固着されることで、ガスケット30と面材21、下地22、パネルフレーム23との間が止水されている。
【0036】
本実施例では、ガスケット30は面材21、下地22、パネルフレーム23と共に外壁パネル20を構成する一部材として工場などの製造施設で組み込まれるものである。このため、建物等に外壁パネル20を設置する現場でガスケット30の装着作業を行う場合に比べて、ガスケット30を備えた均一でより高品質な外壁パネル20を提供することができる。
【0037】
なお、図7に示すようにガスケット基部31の面材21と接する面及びパネルフレーム23と接する面に止水ビード32を設けて、ガスケット30と下地22の間へ水が流入するのを防ぐようにしてもよい。また、図8に示すように、パネルフレーム23の端部23aに沿って延設する延設部33をガスケット30に設け、パネルフレーム23とガスケット30とを延設部においてネジ等の固着具で固着できるように形成してもよい。このように形成することで、ガスケット30がパネルフレーム23と強固に固着され、経年による万一の脱落を防止することができる。また、上記実施例では、4枚の止水ビード32を備えるガスケット30を示したが、図9に示すように止水ビード32の数を増やして防水効果をさらに高めても良い。
【0038】
止水プレート10は帯状の板材でガスケット30への挿入時に挿入抵抗に耐えられる厚さを備えている。本実施例では、止水プレート10の材料はステンレスであるが、それ以外にも、他の金属に防錆処理を施したものや、合成樹脂等を用いてもよい。また、本実施例の止水プレート10は滑らかな凸形状を有している。このように止水プレート10が凸形状を有するため止水プレート10が比較的薄くても止水プレート10の凸方向への剛性を向上させて施工時のハンドリング性を向上でき、さらに凹方向へ丸めることもできるため運搬等に好都合である。
【0039】
なお、止水プレート10の上端を図6のように屈曲加工しておくことで、止水プレート10がガスケット30に挿入されたときに、外壁パネル20の上端で止水プレート10を掛止することができる。また、上記実施例では止水プレート10が一方向へ曲げられて凸形状を形成している例を示したが、意匠性を考慮して、図10や図11に示す断面形状を有する止水プレート10としても良い。また、図12に示すように単なる矩形断面の帯状のプレートとして止水プレート10の加工コストを抑えても良い。
【0040】
図1に示すように、本実施例における、外壁パネル20間の目地Mに防水処理を施すための乾式防水工法は、外壁パネル立設工程と、止水プレート挿入工程とによって次のように行われる。
【0041】
先ず、上記構成を有するガスケット30を備えた外壁パネル20を立設固定する外壁パネル立設工程を行う。本実施例における外壁パネル立設工程では、建物等に予め固定されている柱部材40の両側面を複数枚の外壁パネル20のパネルフレーム23で挟むように外壁パネル20と柱部材40とがボルトで固着されるが、その他の治具を用いて固着されるものであってもよい。このとき図1に示すように、隣り合った外壁パネル20のガスケット30同士が対向して目地Mに臨むように外壁パネル20が立設固定される。
【0042】
本実施例における外壁パネル立設工程では、予め建物等に固定されている柱部材40と外壁パネル20を固着する方法で、外壁パネル20を固定する例を示したが、それ以外の方法で外壁パネル20を固定してもよい。例えば、外壁パネル20の上下を支持するためのランナーを建物等に予め固定しておき、そのランナーに対して外壁パネル20を仮固定した後に、パネルフレーム23間に建物等に固定される柱部材40を挿入して、柱部材40とパネルフレーム23とをボルト等の固着具で固着することで外壁パネル20を建物等に固定する方法がある。他にも、外壁パネル20間に柱部材40を設けずにランナーだけで外壁パネル20を建物等に固定し、隣接する外壁パネル20のパネルフレーム23同士を直接ボルト等の固着具で固定する方法がある。
【0043】
なお、外壁パネル立設工程では外壁パネル20を完全に建物等に固着するのではなく、仮固定だけを行い、後述の止水プレート挿入工程を終えた後に柱部材40とパネルフレーム23を固着することで完全に建物等に外壁パネル20を固着するようにしてもよい。
【0044】
次に、対向したガスケット30に止水プレート10を挿入する止水プレート挿入工程を行う。本実施例における止水プレート挿入工程では、止水プレート10の挿入は既に立設固定されている外壁パネル20の上端側に位置するガスケット30の上端から外壁パネル20の下端側に位置するガスケット30の下端に向けて行う。このとき、止水プレート10の凸側が外壁パネル20の室内側を向くようにして行われる。
【0045】
上記乾式防水工法によれば、止水プレート10をガスケット30に挿入するだけで、目地の室外側と室内側が完全に遮断され外壁パネル20の目地Mにおける防水処理を行うことができる。したがって、目地Mの防水処理を室内側から容易に行うことができるため、室外に足場を組む必要がなくなり狭小敷地や障害物が建物のすぐそばにある場合でも防水処理を行うことができる。また、止水プレート挿入工程は特別な技能を必要としない工程であるため、施工者の技量に影響されずに安定した防水効果を発揮することができる。さらに、止水プレート10をガスケット30に挿入するだけであるため、例えばリフォームの際に外壁パネル20や止水プレート10を容易に取外すことができる。
【0046】
なお、止水プレート10の挿入は手作業で行ってもよいが、外壁パネル20が上下方向に長い距離で連続して設置されるような場合は、止水プレート10の挿入時のガスケット30からの抵抗が大きくなるため、止水プレート10挿入用の道具を用いて行うと効率的である。例えば図5に示すように、止水プレート10をガスケットに装置したときに下端となる近傍に係合部11を形成し、その係合部11に引張部材60を係止する。そして、引張部材60を目地Mの上端から下端に通しておき、その引張部材60を外壁パネル20の下側から目地に沿って下方に張線機51で牽引することで容易に止水プレート10を装着できる。もちろん、張線機51ではなく人力により引張部材60を牽引してもよい。
【0047】
本実施例では、係合部11は止水プレート10に溶接や接着剤又はボルト等でL字状のフック部材を固着したものであるが、その他に止水プレートの端部の一部分を折り曲げて係合部11を形成してもよい。また、引張部材60は公知のステンレス製のワイヤーを用いている。張線機51は引張部材60を牽引することができればどのようなものでもかまわないが、施工現場が狭い空間となることを考えれば、できるだけ小型のものを使用するとよい。例えばステンレス製のワイヤーを引くためのラチェット機能を有する公知の張線機51がある。
【0048】
また、ワイヤーを牽引する作業を容易に行えるように張線用の器具を用いるとよい。例えば、図5に示すような、張線機51と竿部材52とローラ53と竿支持部材54から構成される張線支援具50がある。張線支援具50は竿部材52の先端付近にローラ53を軸着し、竿部材52の手元付近に小型の張線機51を固定した構成で、張線支援具50を固定するための竿支持部材54を備えている。
【0049】
本実施例では、ローラ53が目地の下端付近に配置されるように、竿支持部材54を用いて外壁パネル20を載置している載置部材41に張線支援具50が固定される。なお、張線支援具50はパネルフレーム23に固定されるようにしてもよい。そして、一端が係合部11に係止された引張部材60を、ローラ53を介して張線機51で巻き取ることで牽引し、止水プレート10をガスケット30の上端から下端に向けて挿入する。このように引張部材60を用いて止水プレート挿入工程を行うことで、止水プレート10をガスケット30に挿入する際のガスケット30からの抵抗が大きい場合でも、容易に止水プレート10をガスケット30に挿入することができる。
【0050】
上記した乾式防水工法以外でも、外壁パネル20間の目地Mに防水処理を施すことができる。
上記した乾式防水工法では外壁パネル立設工程の次に止水プレート挿入工程にを行う工法であったが、本実施例においては、一枚の外壁パネル20を立設する作業と一枚の止水プレート10をガスケット30に挿入する作業を次のように交互に行うものである。
【0051】
先ず、一枚の外壁パネル20を立設固定する。この場合も、上記したように予め建物等に固定されている柱部材40に対して外壁パネル20を固着してもよいし、外壁パネル20の上下を支持するためのランナーを建物等に予め仮固定しておき、そのランナーに対して外壁パネル20を仮固定した後に、パネルフレーム23の横に建物等に固定される柱部材40を挿入して、柱部材40とパネルフレーム23を固着してもよい、また外壁パネル20に柱部材40を設けずにランナーだけで外壁パネル20を建物等に固定してもよい。上記実施例との違いは一度に複数枚の外壁パネル20を建物等に固定するのではなく、一枚だけ外壁パネル20を固定する点である。
【0052】
次に、固定された外壁パネル20のガスケット30に、ガスケット基部31の開口31a側から止水プレート10の一側端を挿入する。
そして、止水プレート10の挿入を終えた後に、別の外壁パネル20を既に固定されている外壁パネル20の横に固定すると同時に止水プレート10の他の側端を新たに固定する外壁パネル20のガスケット30に挿入する。本実施例では、この作業を繰り返すことによって、外壁パネル20間の目地Mに止水プレート10を装着して防水処理を施していくものである。
【0053】
このように、ガスケット30の横方向から止水プレート10を挿入することで、ガスケット30の上端から下端に向けて止水プレート10を挿入する作業を行う場合に比べ、1枚の止水プレート10を挿入する作業に要する時間を短縮することができる。
【0054】
上記した乾式防水工法により形成される本実施例における目地の防水装置は、例えば図2に示す構成となっている。すなわち、本実施例における防水装置は、上記構成を備える外壁パネル20とガスケット30と止水プレート10から構成される。
【0055】
止水プレート10はガスケット基部31から突出した止水ビード32を屈曲させた状態でガスケット30に装着される。このとき、止水プレート10はガスケット基部31の対向する内側面31b,31bから突出する第1止水ビード32a,第2止水ビード32bと第3止水ビード32c,第4止水ビード32dとの間に装着される。このように止水プレート10がガスケット30に装着されることで、止水ビード32と止水プレート10との間に支圧力が生じ、この支圧力により止水プレート10とガスケット30との間に水が流入することを抑制する。
【0056】
本実施例における防水装置では、ガスケット基部31の開口31aから最も離れた位置に突出する第2止水ビード32bが止水プレート10の端部に最も近い位置で止水プレート10と接触する。したがって、第2止水ビード32bと止水プレート10との接触部から止水プレート10の端部までのクリアランスC1、及びガスケット基部31における開口31aに対向する内側面から第2止水ビード32bの突出位置までのクリアランスC2を長くとることで、外壁パネル20の取り付け誤差により、目地Mの幅に大きな差異が生じた場合でも、その誤差に十分対応した安定した防水効果を発揮できる。
【0057】
例えば、外壁パネル20を室外側から見た時に、目地Mがハの字になって目地Mの上側の幅と下側の幅が大きく異なるような誤差が生じることがある。この場合、目地Mの下端付近では目地Mの幅が広くなるが、クリアランスC1の範囲内であれば第2止水ビード32bと止水プレート10とが接することができる。また、目地Mの上端付近では目地Mの幅が狭くなるが、クリアランスC2の範囲内であれば止水プレート10を目地Mに挿入することができる。つまり、クリアランスC1、クリアランスC2を広く設計しておくことで、目地の幅が基準値より大幅にずれた場合でも十分な防水効果を発揮することができるものである。
【0058】
さらに、止水プレート10がガスケット30に挿入された状態において、止水プレート10とガスケット基部31及び止水ビード32で囲まれる一次減圧空間34a,二次減圧空間34b,三次減圧空間34cが形成されることで、水がガスケット30と止水プレート10との接触部から室内に侵入しようとしても、3つの減圧空間の圧力低下作用により室内にまで水が侵入することを防ぐことができ、高い防水効果を得ることができる。
【0059】
ここで、一次減圧空間34a,二次減圧空間34b,三次減圧空間34cによる圧力低下作用について説明する。例えば、室外側から止水プレート10に高圧で吹き付けられた雨水が、第1止水ビード32aと止水プレート10との接触部に微小な隙間をこじあけて一次減圧空間34aに入り込むときを考える。この場合、微小な隙間から進入する雨水は、その隙間よりもはるかに広い一次減圧空間34aに入り込むことで、圧力を低下することになる。
【0060】
すなわち、室外側から高圧で吹き付けられる雨水の圧力は、一次減圧空間34aで低下することになる。そして、一次減圧空間34aに入り込んだ雨水が、さらに第2止水ビード32bと止水プレート10との接触部から二次減圧空間34bに入り込むような圧力を維持していたとしても、雨水の圧力は二次元圧空間に入り込むことで、一次減圧空間に雨水が入り込んだときと同様の原理で低下されることになる。三次元圧空間34cも、一次減圧空間34aや二次元圧空間34bと同様の圧力低下作用を発揮する。つまり、本実施例では3つの減圧空間の圧力低下作用により、高い防水効果を得ることができるのである。
【0061】
また、本実施例のPVC等の軟質合成樹脂からなるガスケット30は面材21の裏面側に固着され、直接に太陽光を受けにくい構成となっているため経年による劣化の心配が少ない。
【0062】
【発明の効果】
以上のように上述の目地の乾式防水工法によれば、止水プレートをガスケットに装着するだけで、室外側と室内側が完全に遮断され外壁パネルの目地における防水処理を行うことができる。したがって、目地の防水処理を室内側から容易に行うことができるため、室外に足場を組む必要がなくなり狭小敷地や障害物が建物のすぐそばにある場合でも防水処理を行うことができる。また、特別な技能を必要としない工法であるため、施工者の技量に影響されずに安定した防水効果を発揮することができる。さらに、止水プレートをガスケットに装着する際に引張部材を用いることで、止水プレートをガスケットに挿入する際のガスケットからの抵抗が大きい場合でも、容易に止水プレートをガスケットに挿入することができる。
【0063】
また、本発明の目地の防水装置は、対向する位置に配設されたガスケットに止水プレートが装着された防水装置であるため、目地の幅が基準値より大幅にずれた場合でも十分な防水効果を発揮することができるものである。また、ガスケットは面材の裏面側に固着され、直接に太陽光を受けにくい構成となっているため経年による劣化の心配が少ない。さらに、止水プレートは、幅方向中央部が幅方向両端部よりも室内側に位置するように湾曲しているので、凸形状を有することになり、止水プレートが比較的薄くても止水プレートの凸方向への剛性を向上させて施工時のハンドリング性を向上でき、さらに凹方向へ丸めることもできるため運搬等に好都合である。
【0064】
また、上述の外壁パネルによれば、ガスケットは面材、下地、パネルフレームと共に外壁パネルを構成する一部材として工場などの製造施設で組み込むことができるため、建物等に外壁パネルを設置する現場でガスケットの装着作業を行う場合に比べて、ガスケットを備えた均一でより高品質な外壁パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の目地の乾式防水工法を示す説明図である。
【図2】 本発明の目地の防水装置を示す説明図である。
【図3】 本実施例の外壁パネルの斜視図である。
【図4】 本実施例の外壁パネルの平面図である。
【図5】 本実施例の目地の乾式防水工法を示す説明図である。
【図6】 他の形状の止水プレートを示す説明図である。
【図7】 他の形状のガスケットを示す説明図である。
【図8】 他の形状のガスケットを示す説明図である。
【図9】 他の形状のガスケットを示す説明図である。
【図10】 他の形状の止水プレートを示す説明図である。
【図11】 他の形状の止水プレートを示す説明図である。
【図12】 他の形状の止水プレートを示す説明図である。
【図13】 従来例を示す説明図である。
【図14】 従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 止水プレート
11 係合部
20 外壁パネル
21 面材
21a 面材の端部
22 下地
22a 下地の端部
23 パネルフレーム
23a パネルフレームの端部
24 ブレース
30 ガスケット
31 ガスケット基部
31a 開口
31b 内側面
32 止水ビード
32a 第1止水ビード
32b 第2止水ビード
32c 第3止水ビード
32d 第4止水ビード
33 延設部
34a 一次減圧空間
34b 二次減圧空間
34c 三次減圧空間
40 柱部材
41 載置部材
50 張線支援具
51 張線機
52 竿部材
53 ローラ
54 竿支持部材
60 引張部材
102 目地材
106 目地基材
108 シーリング材
110 芯材
112 蓋体
114 側板
116 口部
120a,120b シール舌片
122 孔
123 係止鍔部
C1,C2 クリアランス
M 目地
S1 空間
S2 空間
W 内側壁

Claims (2)

  1. 外壁パネル間の目地に防水処理を施すための目地の防水装置であって、
    該防水装置は外壁パネルと、帯状板材からなる止水プレートと、該止水プレートを前記外壁パネルに装着するためのガスケットと、から構成され、
    前記ガスケットは側面に開口を備え、断面がコの字形状のガスケット基部と、該ガスケット基部における対向する内側面それぞれから突出する可撓性の止水ビードとから構成され、前記ガスケット基部における開口が前記外壁パネルの側端方向を向いて前記外壁パネルの側端近傍に固着され、
    前記外壁パネルは前記ガスケット同士が対向する位置に配設され、
    前記止水プレートは、幅方向中央部が幅方向両端部よりも室内側に位置するように湾曲しており、前記止水ビードを屈曲させた状態で、対向する位置に配置された前記ガスケットに挿入されることにより前記ガスケットに装着されていることを特徴とする目地の防水装置。
  2. 前記ガスケット基部における対向する前記内側面それぞれから突出する前記止水ビードは、前記内側面間の距離の半分以上の長さで、かつ前記内側面間の距離よりも短い長さで突出して形成されることを特徴とする請求項1に記載の目地の防水装置。
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