JPH0613157Y2 - ローラー - Google Patents

ローラー

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JPH0613157Y2
JPH0613157Y2 JP1987186086U JP18608687U JPH0613157Y2 JP H0613157 Y2 JPH0613157 Y2 JP H0613157Y2 JP 1987186086 U JP1987186086 U JP 1987186086U JP 18608687 U JP18608687 U JP 18608687U JP H0613157 Y2 JPH0613157 Y2 JP H0613157Y2
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JP
Japan
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sleeve
peripheral surface
roller
projection
radial bearing
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Application number
JP1987186086U
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English (en)
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JPH0190735U (ja
Inventor
伊佐男 井上
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はローラーに係り、詳しくはカセットテープレ
コーダ、VTR等のテープレコーダ用ピンチローラー、
または複写機、ファクシミリ、プリンター等の紙送りロ
ーラーとして用いられるローラーに関する。
(従来の技術) 従来、この種のローラーはラジアルベアリングを組み込
んで構成されている。第6図はこの種のローラーの従来
例を示すもので、次のように構成されている。
即ち、外周面を予め研摩したゴムからなるローラー本体
1を真ちゅうやアルミニウム等からなるスリーブ2の外
周面に取り付け、このスリーブ2の内周面の適位置にラ
ジアルベアリング3を配設し、両端開口部から圧入した
カラー4、4によって前記ラジアルベアリング3を固定
する。次いで、ラジアルベアリング3をホルダー7に係
子させた段付シャフト5に挿入し、スペーサー6で固定
したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のローラーには次のような問題があ
った。
即ち、ローラー本体1はゴム製であり、スリーブ2に加
硫接着により取り付けられるので、スリーブ2はゴムと
の接着性が良く、また、ローラーとしての性質上、耐熱
性があり経時変形の少ない材質のものでなければならな
い。このために、従来は真ちゅう、アルミニウム等が用
いられている。これらの材質は高価であるとともに、そ
の加工に工数が多くかかる。
また、近年では広い分野において、金属に代わりプラス
チックが用いられているが、通常のポリプロピレン、塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン等の汎用プラスチックでは
強度、耐熱性、ゴムとの接着性等の点で劣っているため
に、この考案にかかるローラーの部品としては用いるこ
とができなかった。
しかしながら、プラスチックにも技術革新がめざまし
く、耐熱性がありゴムとの接着性のよいエンジニアリン
グプラスチック(例えば、ポリフェンレンサルファイ
ド、ポリアセタール、ポリアミド等の汎用エンプラやポ
リアミドイミド、ポリエーテルケトン等のスーパーエン
プラ)やこれらにガラス繊維や炭素繊維等の強化材を混
合した複合材料が開発されている。
この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、近年め
ざましい進歩を遂げた新素材であるエンジニアリングプ
ラスチックに着目し、構造の簡素化を図ることにより、
軽量で安価なローラーを提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) そこで、この考案のローラーは上記目的を達成するため
次のような構成とした。
即ち、軸芯方向のほぼ中央部内周面に、少なくとも片側
の側面を傾斜面とした環状突起または環状溝を形成した
エンジニアリングプラスチック製スリーブと、前記環状
突起または環状溝と嵌合する環状溝または環状突起を外
周面に形成したラジアルベアリングと、前記スリーブの
外周に取り付けられた回転可能なローラー本体とからな
ることを特徴とする。
(実施例) 以下にこの考案を実施例に基づき説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図である。図
中、10はスリーブで、このスリーブ10の外周面には表面
を研摩仕上げしてなるローラー本体11が加硫接着により
取り付けられている。スリーブ10を形成する素材にはエ
ンジニアリングプラスチックを用い、ポリフェンレンサ
ルファイドにガラス繊維を混合した複合材料により形成
するのが好ましい。
さらに、前記スリーブ10の内周面の軸芯方向のほぼ中央
部には同一円周上に連続した帯状突起12が突設されてい
る。前記突起12の側面はラジアルベアリングの圧入が容
易なように傾斜面とされている。前記突起12は適宜の幅
と高さに形成されており、ラジアルベアリング13の外周
面に形成した環状溝14に嵌合される(第2図参照)。
前記突起12は図示する実施例では連続した帯状突起であ
るが、不連続に形成した間欠的突起であってもよい。
第3図はラジアルベアリング13の斜視図で、外周面に前
記突起12とほぼ同一形状の環状溝14が周設されている。
ラジアルベアリング13はスリーブ10の一端開口部から圧
入され、前記環状溝14に前記突起12を嵌合させることに
よって固定される。
前記突起12及び環状溝14の断面形状は実施例に限定され
るものではなく、片側のみを傾斜面としてもよい。
16はラジアルベアリング13に挿入した段付シャフトで、
挿入されたラジアルベアリング13はスペーサー18で固定
され、シャフト16はホルダー17に係止されている。
第4図及び第5図はスリーブとラジアルベアリングの他
の実施例を示す断面図及び斜視図である。
この実施例は前記実施例とは逆に、スリーブ20の内周面
に環状溝21を形成し、ラジアルベアリング22の外周面に
突起23を周設した場合を示している。前記環状溝21及び
突起23の形状は前記実施例における環状溝14と突起12の
それと同様であり、突起23は間欠的であってもよい。
次に、組立方法の一例について説明する。
まず、スリーブ10またはスリーブ20の外周面に、予め研
摩したローラー本体11を加硫接着により取り付ける。ロ
ーラー本体11を取り付けたスリーブ10またはスリーブ20
の一端開口部からラジアルベアリング13またはラジアル
ベアリング22を圧入し、環状溝14内に突起12を、あるい
は環状溝21内に突起23を嵌合せしめて固定する。次い
で、ラジアルベアリング13またはラジアルベアリング22
にホルダー17に係止された段付シャフト16を挿入し、シ
ャフト16にスペーサー18を圧入して固定すればよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、この考案によればスリーブはエン
ジニアリングプラスチックによる複合材料を用い、射出
成形が可能となるので生産性の向上を図ることができ
る。
また、カラーが不用になり、部品点数の削減と組立工数
の削減によってコストダウンを図ることができる。
さらに、ローラー自体の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るローラーの一実施例を示す要部
断面図、第2図はスリーブの縦断面図、第3図はラジア
ルベアリングの斜視図、第4図及び第5図は他の実施例
を示すスリーブの断面図及びラジアルベアリングの斜視
図、第6図は従来例を示す要部断面図である。 10、20はスリーブ、11はローラー本体 12、23は突起、13、22はラジアルベアリング 14、21は環状溝

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸芯方向のほぼ中央部内周面に、少なくと
    も片側の側面を傾斜面とした環状突起または環状溝を形
    成したエンジニアリングプラスチック製スリーブと、前
    記環状突起または環状溝と嵌合する環状溝または環状突
    起を外周面に形成したラジアルベアリングと、前記スリ
    ーブの外周に取り付けられた回転可能なローラー本体と
    からなることを特徴とするローラー。
  2. 【請求項2】前記スリーブ内周面の環状突起は連続した
    帯状突起であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のローラー。
  3. 【請求項3】前記スリーブ内周面の環状突起は間欠的突
    起であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のローラー。
  4. 【請求項4】前記ラジアルベアリング外周面の環状突起
    は連続した帯状突起であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のローラー。
  5. 【請求項5】前記ラジアルベアリング外周面の環状突起
    は間欠的突起であることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載のローラー。
JP1987186086U 1987-12-07 1987-12-07 ローラー Expired - Lifetime JPH0613157Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770522U (ja) * 1980-10-16 1982-04-28
JPS57193422U (ja) * 1981-06-01 1982-12-08
JPS58181044U (ja) * 1982-05-27 1983-12-03 いすゞ自動車株式会社 終減速装置におけるパイロツトベアリングの支持装置
JPS6078349U (ja) * 1983-11-04 1985-05-31 株式会社東芝 シ−ト押えロ−ラ

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JPH0190735U (ja) 1989-06-14

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