JPS6332414Y2 - - Google Patents

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JPS6332414Y2
JPS6332414Y2 JP1983201923U JP20192383U JPS6332414Y2 JP S6332414 Y2 JPS6332414 Y2 JP S6332414Y2 JP 1983201923 U JP1983201923 U JP 1983201923U JP 20192383 U JP20192383 U JP 20192383U JP S6332414 Y2 JPS6332414 Y2 JP S6332414Y2
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JP
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bearing
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outer diameter
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JP1983201923U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、支持部材内に嵌着され軸を支持する
すべり軸受(以下単に軸受という)に関し、例え
ば、フイルムの自動現像機や複写機などにおい
て、シート状物を挟持搬送するローラなどの軸受
に好適なものである。
〔従来の技術とその問題点〕
第1図は従来の軸受を分解して示す分解図であ
り、第2図は第1図に示した軸受の組付状態を示
す側断面図である。これら図において、ローラ2
の軸3は軸受1に支持され、更に軸受1は支持部
材4の孔4′に挿嵌固定されている。
このような軸受1においては、その内径aは軸
3の外径bに応じて精度良く製作する必要がある
ことはいうまでもないが、軸受1の外径cと支持
部材4に穿設された孔4′の内径dの嵌めあい精
度も高精度でなくてはならない。すなわち、軸受
1の外径cが支持部材4に穿設された孔4′の内
径dよりも小さい場合には、軸受1が固定できな
いばかりでなく、軸受2の位置精度も悪くなる。
また、軸受1の外径cが支持部材4に穿設された
孔4′の内径dよりもある程度以上大きい場合に
は、支持部材4への軸受1の嵌着が困難になり、
また、仮に大きな力を加えて嵌着したにしても支
持部材4からの圧力により軸受1の内径aが収縮
して、軸3が円滑に回転しなくなる。
したがつて、従来の軸受1の外径cおよび支持
部材4に穿設された孔4′の内径dは通常100分の
1〜100分の数ミリ程度の精度で作成する必要が
あり、このため、その製作には精密な加工精度も
要し、これに起因して生産コストが上昇する原因
となつている。
一方、例えば、実開昭56−43040号公報では、
軸を支持する基部と、軸受を固定すべき胴部とが
別々に機能するように構成された軸受が示されて
いる。
しかしながら、かかる軸受には、軸を支持する
基部が軸方向に胴部より長くなつているので、変
形を吸収すべき中空部が複雑化し、殊に、支持部
材に穿設された孔も段部を形成しなければならな
い。しかも、軸または支持部材へ軸受を嵌め込む
とき、適正の径でなければ、段状のため、無理が
生じ、割れるおそれがある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の第1の目的は、軸受の外径や支持部材
の孔径が比較的ラフであつても、軸を正確に位置
決め支持できるようにすることにあり、第2の目
的は、軸受自体を簡易な構成とすることにより生
産性を高めることにあり、その要旨とするところ
は、内壁で軸を回転自在に支持する支持部材と、
該支持部材に穿設した孔内に挿嵌して固定するよ
うにしたすべり軸受において、前記回転軸の外径
に略等しいかまたは該外径より若干大きい内径を
有し、かつ、前記支持部材に穿設した孔の内径よ
り小さな外径を有する基部と、前記支持部材に穿
設した孔の内径と同一または該孔より大きな外径
を有し、かつ、前記回転軸の外径より大きな内径
を有する胴部とを備えてなり、しかも、該胴部と
該基部とを軸方向にずらしこれらの間にテーパ状
の段差部を形成して胴部と基部とを連結する一
方、該胴部に軸方向に延びる割り溝を設けてな
り、前記基部の内壁面で軸を回転自在に支持する
とともに、基部の外壁面を前記孔に対してフリー
とし、前記胴部の外壁面で軸受自体を前記孔内に
嵌着固定することを特徴とするすべり軸受にあ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
したがつて詳細に説明する。
第3図は、本考案に係る軸受をフイルム自動現
像装置のローラ装置に適用した実施例の正面図で
あり、第4図はその側断面図、第5図は軸受5a
によりローラ2の軸3を支持部材4に支持した状
態を示した断面図である。この実施例において
は、36インチ長(914.4mm)1インチ(25.4mm)
径のフイルム搬送用ローラを軸支する軸受5aの
場合について述べる。
これらの図において、軸受5aは、その基部6
でローラ2の軸3を回転自在に支承するように、
基部6の内径fと軸3の外径dとは略一致してい
る。また、基部6の外径gは支持部材4に穿設し
た孔4′の内径dより若干小さく(例えば約1mm)
してあり、したがつて軸受5aの基部6は孔4′
内に遊嵌されることとなる。軸受5aの胴部7
は、支持部材4の孔4′内に該軸受5aを嵌着し
うるように、胴部7の外径hを孔4′の内径dよ
り若干大きく(例えば1mm)してあり、また胴部
7には軸方向に少なくとも1つの割り溝8を設け
ている。
また、胴部7の内径eは、基部6の内径fより
若干大きく(例えば0.5mm)してあり、したがつ
て、基部6内に挿嵌される軸3に対して胴部7は
フリーとなつている。
上述のように、基部6と胴部7との間の外周面
上には、段差が設けられることとなるが、胴部7
を支持部材4の孔4′に容易に嵌着できるように、
その段差部はテーパ状に形成している。また、同
様に、基部6と胴部7との間の内壁面上にも段差
が設けられることとなるが、軸3を基部6内に容
易に挿嵌できるように、その段差部はテーパ状に
形成している。
更に、また、このテーパ部は、支持部材4から
の応力が、軸3にかからないように緩衝する機能
を果たしている。
軸受5aの頭部には、フランジ9が形成されて
おり、軸受5aを支持部材4に嵌着する際のスト
ツパーとなつている。
このような軸受5aにおいては基部6の内径f
は軸3の外径bに応じて精度よく製作する必要が
あるが、胴部7と支持部材4より応力がかかつて
も軸3に対して応力が働くことはないので、その
外径hは支持部材4の孔4′の内径d以上で少な
くとも支持部材4に嵌着しうる寸法であれば特に
高精度を要することはない。
また、胴部7の内径eおよび基部6の外径gも
高精度を必要としないことはいうまでもないが、
これらの間には以下に示す関係があることが好ま
しい。
e−(h−d)>b また、胴部7の割り溝8は胴部7の外径hが支
持部材4に穿設された孔4′の内径よりもかなり
大きい場合にも軸3に応力を与えることはなく、
支持部材4への軸受5aの嵌着を容易にするため
のものである。
また、割り溝8の数は胴部7の弾性により任意
に設定できることはいうまでもない。
軸受5aの材質としては、ポリアセタール、ポ
リアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリフエニリンスルフ
イドなどの摺動性と耐摩耗性および適度の弾性を
有した樹脂が最適であるが、金属で作製すること
も可能である。
第6図および第7図は各々本考案の他の実施例
を示した図であり、第6図の軸受5bは第4図に
示した軸受5aのフランジ9を省略したもの、第
7図に示した軸受5cは基部6の両端に胴部7を
設けたものである。また、第8図は軸13を固定
し、ローラ12を軸受5dの支持部材としたもの
である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、回転する軸3を支持する基部
6と軸受を固定すべき胴部7とが別々に機能する
ように構成されているので、基部6の内径fは胴
部7の外径hと支持部材4の内径dに関係なく一
定とすることができ、軸受5の胴部7の外径hを
支持部材4の内径d以上で少なくとも軸受5が支
持部材4に嵌着しうる寸法で作成されればよい。
したがつて従来の軸受1の外径cや支持部材の孔
4′の内径dのように高精度でありながら、加え
て、本考案ではローラ軸の位置精度を確保するこ
とができる。したがつて、生産技術上極めて有利
となり、合せて生産コストを抑えることができ
る。また、軸と軸受との摺動部は常にクリアラン
スを一定に保持して回転摺動させることができる
ことは勿論である。
殊に、基部6と胴部7の連結部をテーパ状にす
ることで、軸3にかかる応力を緩衝する機能を有
するとともに、軸3または支持部材4に軸受5を
嵌合い嵌合するとき、テーパ状であるので、軸受
5に無理がかからず、割れることがない。
加えて、胴部7に割り溝8を設けたことによ
り、胴部7の外径hが支持部材4の内径dより比
較的大きい場合であつても、軸受5を支持部材4
に容易に嵌着でき、しかも軸受5に割れを生じる
ことなく、前記テーパ部と両々相俟つて、組立時
間も短縮でき、高精度で作成する必要が一層なる
という効果があり、更に、迅速な組立によつて
も、軸受5を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸受を分解して示す分解図、第
2図はその組付状態を示す側断面図、第3図は本
考案に係る軸受の実施例を示す正面図、第4図は
その側断面図、第5図はその使用状態を示す側断
面図、第6図および第7図は各々本考案に係る軸
受の他の実施例を示す側断面図、第8図は本考案
に係る軸受の他の使用例を示した側断面図であ
る。 1,5a,5b,5c,5d……軸受、3,1
3……軸、6……基部、7……胴部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内壁で軸を回転自在に支持する支持部材と、
    該支持部材に穿設した孔内に挿嵌して固定する
    ようにしたすべり軸受において、 前記回転軸の外径に略等しいかまたは該外径
    より若干大きい内径を有し、かつ、前記支持部
    材に穿設した孔の内径より小さな外径を有する
    基部と、前記支持部材に穿設した孔の内径と同
    一または該孔より大きな外径を有し、かつ、前
    記回転軸の外径より大きな内径を有する胴部と
    を備えてなり、しかも、該胴部と該基部とを軸
    方向にずらしこれらの間にテーパ状の段差部を
    形成して胴部と基部とを連結する一方、該胴部
    に軸方向に延びる割り溝を設けてなり、前記基
    部の内壁面で軸を回転自在に支持するととも
    に、基部の外壁面を前記孔に対してフリーと
    し、前記胴部の外壁面で軸受自体を前記孔内に
    嵌着固定することを特徴とするすべり軸受。 (2) 胴部の外径より大径のフランジを頭部に設け
    てなる実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
    すべり軸受。 (3) 基部の端部に、支持部材に穿設した孔の内径
    と同一または該孔より大きな外径を有し、か
    つ、回転軸受の外径より大きな内径を有する第
    2の胴部を設けてなる実用新案登録請求の範囲
    第(1)項ないし第(2)項のいずれかに記載のすべり
    軸受。
JP20192383U 1983-12-23 1983-12-23 すべり軸受 Granted JPS60107418U (ja)

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JP20192383U JPS60107418U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 すべり軸受

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JP20192383U JPS60107418U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 すべり軸受

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Publication Number Publication Date
JPS60107418U JPS60107418U (ja) 1985-07-22
JPS6332414Y2 true JPS6332414Y2 (ja) 1988-08-30

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ID=30764160

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JP20192383U Granted JPS60107418U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 すべり軸受

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4790672A (en) * 1986-12-19 1988-12-13 International Business Machines Corporation Pressed sleeve bearing
JP3657296B2 (ja) * 1994-10-31 2005-06-08 オリンパス株式会社 精密機械の軸支装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640228B2 (ja) * 1977-04-18 1981-09-18
JPS5643040B2 (ja) * 1977-05-09 1981-10-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640228U (ja) * 1979-09-06 1981-04-14
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JPS60107418U (ja) 1985-07-22

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