JPS601300Y2 - トリポ−ド等速継手のロ−ラ抜け止め装置 - Google Patents

トリポ−ド等速継手のロ−ラ抜け止め装置

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Publication number
JPS601300Y2
JPS601300Y2 JP16146979U JP16146979U JPS601300Y2 JP S601300 Y2 JPS601300 Y2 JP S601300Y2 JP 16146979 U JP16146979 U JP 16146979U JP 16146979 U JP16146979 U JP 16146979U JP S601300 Y2 JPS601300 Y2 JP S601300Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
diameter portion
tripod shaft
removal
fixing means
Prior art date
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Expired
Application number
JP16146979U
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English (en)
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JPS5681225U (ja
Inventor
善郎 讃井
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5681225U publication Critical patent/JPS5681225U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トリポード等速継手のローラ抜は止め装置に
関する。
前輪駆動車及び後輪独立懸架率の、駆動車軸に用いられ
るトリポード等速継手において、20度以上のジヨイン
ト角度を可能にし、かつ充分な耐久性を確保することが
できるローラ形状をも可能にするトリポード等速継手の
ローラ抜は止め装置である。
図1に示す従来のトリポード継手においては、1)必要
なジヨイント角に対応したローラ2′の移動量を確保す
るとともに2)組付後の作業時にローラ2がトリポード
軸1′から抜は出し、ニードルローラ3′が散逸しない
ようにローラ内径部に面取り12を設け、皿形リテーナ
4′とサークリップ5′によってローラの抜は止めをな
す構造を有していた。
しかるに、この従来のトリポード継手は、ローラ内径部
の面取り12により有効な接触長が確保できず、かつエ
ツジ部のため局部的面圧増大を坐臥ローラ内径部の耐久
性が充分得られなかった。
また、リテーナ4′が薄肉で形成されており、ニードル
ローラ3′及びトリポード軸1′との接触面積が少ない
ために取付精度が充分でなかった。
本考案の目的は、ローラ内径部の面取りを廃止してロー
ラの耐久性を確保するとともに、必要なジヨイント角が
得られるローラの抜は止め装置を提供するとともに抜は
止め部材のトリポード軸への取付精度を向上することで
ある。
本考案の要旨は、ニードルローラと当接する短径部とロ
ーラと当接する長径部とを有する抜は止め部材を厚肉の
円板状部材にて構威し、この抜は止め部材を固定手段に
よってトリポード軸に固着するようにしたローラ抜は止
め装置である。
以下に、本考案をその実施例に基づいて詳細に説明する
第2図は、本考案の第1実施例である。
トリポード軸1の外周には、多数個のニードルローラ3
が配置されている。
ローラ2はニードルローラ3の包路線面上に挿入され摺
動及び回転自在に嵌挿されている。
抜は止め部材4は、はぼ円板形状に形成されており、短
径部6と長径部7を有している。
短径部6の端面ばニードルローラ3と当接し長径部7の
端面はローラ2と当接するよう形成されている。
短径部6には半径方向にあけられた挿入孔13が形成さ
れている。
トリポード軸1はニードルローラ3の転勤面を提供する
支持部11とこの支持部11に一体的に形成され、かつ
この支持部11より短径の突起12とを有する。
抜は止め部材4は前記突起12と嵌合しかつ前記支持部
11の段付端面15に当接する。
この状態で突起12には前記挿入孔13に対応する位置
に貫通孔14が半径方向に設けられている。
挿入孔13と貫通孔14にはスロッテッドピン5が嵌挿
され抜は止め部材4はトリポード軸1に固定される。
この構成により、ニードルローラ3がトリポード軸1上
を摺動しても抜は止め部材4の短径部6の端面と当接し
、ローラ2がニードルローラ3上を摺動しても長径部7
の端面に当接する。
ローラ2の内径部には面取りがないので、ローラ2の耐
久性が向上する。
また、抜は止め部材4の短径部6を厚肉にすることがで
きるので、抜は止め部材4をトリポード軸1に精度よく
取り付けることができるとともに、ローラの移動量を増
大することかできるので、必要なジヨイント角を確保す
ることができる。
固定手段としてスロッテッドピン5を用いているので、
極めて簡単に組み付けることができる。
第3A図及び第3B図は、本考案の第2実施例である。
第1実施例と異なる構成は以下の通りである。
抜は止め部材4の短径部6の外周面には環状溝17が形
成されている。
固定手段としての弓形クリップ5はその弧部を環状溝1
7に嵌入れ直線部を前記貫通孔14と挿入孔13に嵌入
され、これによって抜は止め部材4をトリポード軸1に
固定することができる。
第4図は第3実施例である。
第1実施例と異なる構成は以下の通りである。
トリポード軸1の先端中央部にはくり抜き孔12が設け
られ、このくり抜き孔12の内面には雌ネジ5aが形成
されている。
抜は止め部材4は長径部7と短径部6とこの短径部6に
一体的に設けられた突部13からなっている。
この突部13の外面には雄ネジ5bが形成され、前記く
り抜き孔12の雌ネジ5aと螺合するように形成されて
いる。
なお、抜は止め部材4をくり抜き孔12に螺合するため
に抜は止め部材4の中央部にレンチ孔16が設けられて
いる。
第5図は第4実施例である。
第1実施例と異なる構成は以下の通りである。
トリポード軸1の突起12の周上には雄ネジ5bが形成
され、抜は止め部材4の内周には雌ネジ5aが形成され
ている。
抜は止め部材4はトリポード軸1の突起12に螺合され
て固定されている。
なお、抜は止め部材4をトリポード軸1に容易に螺合す
るために抜は止め部材4の先端表面に複数のバカ孔17
が設けられている。
第6図は第5実施例である。
第1実施例と異なる構成は以下の通りである。
トリポード軸1の実現12の先端は面取りされている。
抜は止め部材4の先端内径部は面取りされている。
抜は止め部材4は前記突起12に嵌合された上、この両
面取り部で溶接されてトリポード軸1に固定されている
固定手段として溶接以外に接着、圧入、焼き嵌めなどの
手段もとることができる。
本考案は、ローラ内径部の面取りを廃止し、ローラの耐
久性を向上させるとともに抜は止め部材の短径部を厚肉
とすることによって必要なジヨイント角を確保すること
ができ、かつトリポード軸への取付精度を向上すること
ができるという優れた効果を有するものである。
また、固定手段はそれぞれの特長を生かして適宜使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトリポード等速継手の一部断面図、第2
図〜第6図は本考案の実施例を示すもので、第2図は第
1実施例の一部断面図、第3A図は第2実施例の一部正
面図、第3B図は第3A図のB−B線の断面図である。 第4図〜第6図はそれぞれ第3〜第5実施例の一部断面
図である。 以下に、本考案の各実施例の主要構成を示す。 1ニトリボード軸、2:ローラ、3:ニードルローラ、
4:抜は止め部材、5.5a、5b:固足手段、 6:短径部、 7:長径部。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)トリポード等速継手のローラ抜は止め装置におい
    て、ニードルローラと当接する短径部とこの短径部に一
    体的に形成されたローラと当接する長径部からなる抜は
    止め部材と、この抜は止め部材をトリポード軸に固着す
    る固定手段とから構威され、前記短径部の軸方向長を厚
    肉にすることによってトリポード軸に対する抜は止め部
    材の取付精度を向上したローラ抜は止め装置。
  2. (2)前記固定手段をトリポード軸先端の突起に形成さ
    れた貫通孔とこの貫通孔と一致して前記短径部に形成さ
    れた挿入孔とに嵌入されたスロッテッドピンとした、実
    用新案登録請求の範囲第(1)記載のローラ抜は止め装
    置。
  3. (3)前記固定手段を、トリポード軸先端の突起に形成
    された貫通孔とこの貫通孔と一致して前記短径部に形成
    された挿入孔と、この挿入孔の出口を起点に周方向に形
    成された溝とに嵌入された弓形クリップとした実用新案
    登録請求の範囲、第(1)項記載のローラ抜は止め装置
  4. (4)前記固定手段を、トリポード軸と抜は止め部材と
    を螺合するネジとした実用新案登録請求の範囲、第(1
    )項記載のローラ抜は止め装置。
  5. (5)前記固定手段を、トリポード軸と抜は止め部材と
    を溶着する手段、とした実用新案登録請求の範囲第(1
    )項記載のローラ抜は止め装置。
JP16146979U 1979-11-20 1979-11-20 トリポ−ド等速継手のロ−ラ抜け止め装置 Expired JPS601300Y2 (ja)

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JP16146979U JPS601300Y2 (ja) 1979-11-20 1979-11-20 トリポ−ド等速継手のロ−ラ抜け止め装置

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Publication Number Publication Date
JPS5681225U JPS5681225U (ja) 1981-07-01
JPS601300Y2 true JPS601300Y2 (ja) 1985-01-16

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WO2022172652A1 (ja) * 2021-02-09 2022-08-18 株式会社Ihi 電動圧縮機

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JPS5681225U (ja) 1981-07-01

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