JPH06130508A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH06130508A
JPH06130508A JP4302966A JP30296692A JPH06130508A JP H06130508 A JPH06130508 A JP H06130508A JP 4302966 A JP4302966 A JP 4302966A JP 30296692 A JP30296692 A JP 30296692A JP H06130508 A JPH06130508 A JP H06130508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
unit
light receiving
reading apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4302966A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takemura
幸男 竹村
Kazumi Kimura
一己 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4302966A priority Critical patent/JPH06130508A/ja
Publication of JPH06130508A publication Critical patent/JPH06130508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受光手段面上における波長帯域毎の光量分布
を略均一にして高精度な画像読取りができる画像読取装
置を得ること。 【構成】 原稿台面上に載置した原稿3を照明手段11
により照明し、該原稿を結像手段6により受光手段7面
上に結像させて該受光手段で読取る際、該原稿と該受光
手段との間の光路中に光軸から周辺にかけて面積的に通
過光束を波長帯域別に制御させる光量補正手段8を設け
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読取装置に関し、特
に照明手段で照明された原稿面からの画像情報に基づく
光束を結像レンズ(結像光学系)を介して感光体又はラ
インセンサー(CCD)等の受光手段面上に結像させて
記録又は読取る際、該原稿と該受光手段との間の光路中
に通過光束を波長帯域別に制御させる光量補正手段を設
けることにより、該受光手段面上の波長帯域(青、緑、
赤色)毎の光量分布の均一化を図り、高精度に該画像を
記録又は読取るようにした例えば複写機やファクシミリ
等に好適な画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より画像読取装置においては原稿面
を照明手段によって照明し、該原稿面からの反射光束を
結像レンズを介してラインセンサー(又は感光体)等の
受光手段面上に結像させ、該受光手段からの出力信号を
画像処理部にて電気的に変換しながら画像読取りライン
を副走査方向に移動させて原稿面上の画像情報を読み取
っている。
【0003】このような画像読取装置においてラインセ
ンサー等の受光手段面上における光量分布(ラインセン
サーからの出力信号に相当)はできるだけ均一であるこ
とが読取精度を向上させるのに好ましい。
【0004】しかしながら照明手段により原稿面上を例
え均一に照明したとしても結像レンズのcos4乗則に
より受光手段面上における光量分布は周辺部に比べ中央
部で多くなり一般に光量ムラが生じてくる。
【0005】図10はこのような光量ムラを補正する光
量補正手段を有した従来の画像読取装置の光学系の要部
概略図である。
【0006】同図ではハロゲンランプより成る光源21
と反射笠22とを有する照明手段30で原稿台24面上
に載置した原稿23面の読取領域A−B間を略均一に照
明している。
【0007】そして照明された原稿23面上の画像を順
に反射ミラー25、結像レンズ26、光量補正手段2
8、そして反射ミラー29を介して感光体ドラム等の受
光手段27面上に結像させている。
【0008】同図においての光量補正手段28は例えば
図11に示すように光軸26aから周辺にかけて面積的
に通過光束を順次増大させ、結像レンズ26のcos4
乗則を補正するような形状をした遮光板(板金)より成
り、結像レンズ26の光軸26aに対して垂直方向に配
置して受光手段27面に入射する光量の均一化を図って
いる。
【0009】このとき例えば照明手段30で原稿23面
を略均一に照明しているとき、受光手段27面上におけ
る光量分布は結像レンズ26のcos4乗則と光量補正
手段28の光学特性等により図12に示すように略均一
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図12に
示した光量分布は白色光による光量分布であり、次のよ
うな問題点がある。例えば白黒複写機等の画像読取装置
で原稿の全面が青いインクで書かれている画像と赤いイ
ンクで書かれている画像とをそれぞれコピーしたときで
は、該画像の濃度ムラがそれぞれ異なってくる場合があ
った。
【0011】例えば赤いインクによる画像のコピーでは
結像レンズ26の軸上近傍に相当する位置での出力画像
に比べ該結像レンズ26の最大画角に相当する位置(端
部)での出力画像は濃くコピー(再現)されることがあ
った。
【0012】又、青いインクによる画像のコピーでは軸
上近傍に相当する位置での出力画像に比べ最大画角に相
当する位置(端部)での出力画像は薄くコピー(再現)
されることがあった。
【0013】これは結像レンズ26の端部の光量低下
(像面照度比)が該結像レンズ26のcos4乗則や開
口効率だけで生じているのではなく、画角によって該結
像レンズ26の分光透過率が軸上と端部とで異なること
に起因している為である。そして光量補正手段28によ
る受光手段27面上の光量分布の補正が略白色光に対し
て補正されいるからである。
【0014】図13はこのときの結像レンズ26の軸上
と端部とを通過する際の光束の分光透過率を示した説明
図である。同図において曲線aは結像レンズ26の軸上
での分光透過率を示し、曲線bは最大画角近傍での分光
透過率を示している。
【0015】このように結像レンズに入射する光束のう
ち画角の小さい軸上近傍を通過する光束と画角の大きい
端部を通過する光束とでは分光透過率が異なる。即ち波
長帯域毎に光量分布が異なってきて結果的に受光手段
(感光体又はラインセンサー)面上では波長帯域に依存
した光量ムラが生じてしまうという問題点があった。
【0016】次に原稿の画像情報を色別に色分解して読
取る従来のカラー複写機等のカラー画像読取装置の光学
系について説明する。前述したように画角の大小によっ
て結像レンズの分光透過率が変動することは言い換えれ
ば波長帯域毎に該結像レンズの受光手段面での光量分布
が異なることになる。
【0017】その為、この波長帯域毎で光量分布が異な
ることを無視して受光手段面上における該光量分布の補
正を行なうとすると結像レンズの軸上と端部に相当する
位置とでの原稿の色読取り精度が狂い、かつ色味が違っ
てくるという問題点が生じてくる。
【0018】従来のカラー画像読取装置においては色読
取り精度の必要精度が低くて良いもの、例えば色の高精
度な色再現性を必要としない装置については、さほど大
きな問題にはならなかった。
【0019】一方、高精度な色再現性を必要となる装置
については画像を読取る波長帯域毎に電気的な方法によ
り光量分布の補正を行っていた。
【0020】しかしながら光量分布(感度ムラ)を補正
するには電気回路(メモリ等)等の補正手段が波長帯域
毎に必要となり、この為装置全体が複雑化になり又コス
トが高くなってくるという問題点があった。
【0021】例えばフルカラーで原稿の画像情報を色別
に色分解して読取るカラー複写機等においては一般に該
画像情報に基づく光束を青(B)、緑(G)、赤(R)
の3つの色光に相当する波長帯域にそれぞれ色分離して
ラインセンサー(CCD)で読み取っている場合が多
い。この為このような装置の場合は、その3つの色光
R,G,Bに対応した補正手段が3セット分必要となっ
てくる。
【0022】又、このような電気的な補正手段により波
長帯域毎に光量分布を補正しようとすると感度ムラの補
正処理に時間がかかり、結局コピーに時間がかかってし
まうという問題点があった。
【0023】その為これらの問題点によりフルカラー画
像読取装置では色再現性の向上やコピーの高速化及び装
置の低コスト化等を図るのが非常に難しかった。
【0024】本発明は原稿と受光手段との間の光路中の
任意の位置に光軸から周辺にかけて通過光束を波長帯域
別に連続的に制御させる光量補正手段を設けることによ
り、白黒画像読取りに際しての原稿の濃度均一性の向上
を図ると共にカラー画像読取りに際しても色味再現性の
均一な極めて高精度なカラー画像の読取りができる画像
読取装置の提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、原稿台面上に載置した原稿を照明手段により照明
し、該原稿を結像手段により受光手段面上に結像させて
該受光手段で読取る際、該原稿と該受光手段との間の光
路中に光軸から周辺にかけて面積的に通過光束を波長帯
域別に制御させる光量補正手段を設けたことを特徴とし
ている。
【0026】
【実施例】図1は本発明の実施例1の画像読取装置の光
学系の要部概略図である。
【0027】同図において1は光源であり、例えばハロ
ゲンランプより成っている。2は反射笠であり、光源1
から原稿3面とは逆方向に放射された光束を集光し、再
び光源1側に戻して原稿3面上の照明効率を高めてい
る。尚、光源1と反射笠2とで照明手段11を構成して
いる。
【0028】3は原稿(カラー画像)であり、原稿台4
面上に載置されている。5は反射手段であり、例えば反
射ミラーより成っており、原稿3からの光束を反射させ
ることにより光路を折り曲げて結像手段としての結像レ
ンズ(結像光学系)6に導光している。結像レンズ6は
原稿3からの画像情報に基づく光束を受光手段7面上に
結像させている。
【0029】受光手段7は例えば3つのラインセンサー
(CCD)等から成っている。この3つのラインセンサ
ーはR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に対応する
分光感度を有するように設定している。1つのラインセ
ンサーは受光素子を1ライン上に複数個繰り返して配列
させて構成している。3つのラインセンサーの各々の受
光素子面上には図3に示す分光特性を有するR,G,B
の色フィルターを設けて3つの色光R,G,Bで画像情
報を読み取るようにしている。
【0030】8は光量補正手段であり、図2に示すよう
に面積的に各波長帯域に受光手段面上での光量分布を補
正するような形状の色フィルター8a,8b,8cを使
用した3枚の補正板A,B,Cを重ね合わせて構成して
いる。光量補正手段8は反射ミラー5と結像レンズ6と
の間であって、該結像レンズ6の瞳位置近傍に該補正板
A,B,Cの各面が光軸と垂直になるように設けてい
る。
【0031】本実施例においての光量補正手段8は光軸
から周辺にかけて面積的に通過光束を波長帯域別に制御
し、これにより受光手段7面上において波長帯域毎の光
量分布が略均一となるように設定している。
【0032】本実施例においては照明手段11から放射
した光束(白色光)で照明された原稿3面上のカラー画
像を反射ミラー5を介して光量補正手段8により通過光
束を波長帯域別に制御し、結像レンズ6により受光手段
7面上に結像させている。これにより原稿3面上のカラ
ー画像を受光手段7により各々の色光R,G,Bに基づ
きデジタル的に順次読み取っている。
【0033】次に本実施例における光量補正手段8の構
成及び光学的作用について図2〜図4を用いて説明す
る。
【0034】図2は本発明に係る光量補正手段8の正面
概略図である。本実施例の光量補正手段8は波長帯域に
よって異なる結像レンズ6の光量分布(像面照度比)を
補正する為に3つの色フィルター8a,8b,8cを使
用した補正板A,B,Cを重ね合わせて構成している。
図3は受光手段(ラインセンサー)の3つのラインセン
サー面上に形成された色フィルターR,G,Bの分光特
性を示す説明図、図4は光量補正手段8を構成する3つ
の色フィルター8a,8b,8cの分光特性を示す説明
図である。
【0035】本実施例においてラインセンサー7面上に
形成された色フィルターR,G,Bの分光特性は図3に
示す如く青(B)色光と緑(G)色光が波長520nm
近傍で分離され、緑色光と赤(R)色光が波長580n
m近傍でそれぞれ分離されるように設定しており、これ
によりR,G,Bの3つの色光で画像を読み取るように
している。
【0036】このような分光特性を有する本装置のライ
ンセンサー7の波長帯域(赤(R)色、緑(G)色、青
(B)色)毎の光量分布を精度良く略均一にする為に
は、該波長帯域毎に光量分布を補正するのが良い。
【0037】そこで本実施例の光量補正手段8は波長5
20nm以下の波長帯域(青色)での光量分布を補正す
る形状の補正板Aと、波長520nm〜580nmの波
長帯域(緑色)での光量分布を補正する形状の補正板B
と、波長580nm以上の波長帯域(赤色)での光量分
布を補正する形状の補正板Cとを図2に示す如く重ね合
わせて構成することにより、ラインセンサー7面上での
波長帯域毎の光量分布が各々略均一となるように設定し
ている。
【0038】即ち、本実施例においての補正板Aは波長
520nm〜800nmの光束(緑色光と赤色光)を効
率良く透過させ、波長520nm以下の光束(青色光)
を遮光させる分光透過率特性を有する色フィルターであ
り、例えば図4に示す分光透過率aから成る黄色の色フ
ィルター8a等で製作している。これにより青色光に対
してはこの黄色の色フィルター8aは遮光板として機能
する為、該青色光に対して任意の分光補正が可能とな
る。
【0039】又、補正板Bは波長520nm以下と波長
580nm以上の光束(青色光と赤色光)を透過させ、
波長520nm〜580nmの光束(緑色光)を遮光さ
せる分光透過率特性を有する色フィルターで、例えば図
4に示す分光透過率bから成る紫色の色フィルター8b
等で製作している。これにより緑色光に対しては前記し
た青色光を遮光する補正板Aと同様に該緑色光に対して
任意の分光補正が可能となる。
【0040】又、補正板Cは波長580nm以下の光束
(青色光と緑色光)を透過させ、波長580nm以上の
光束(赤色光)を遮光させる分光透過率特性を有する色
フィルターで、例えば図4に示す分光透過率cから成る
赤フィルター8c等で製作している。
【0041】尚、補正板Cは通常の板金や黒色プラスチ
ック等の遮光部材で波長580nmより長い波長の光束
(赤色光)を遮光するように製作しても良い。
【0042】このように本実施例の光量補正手段8はそ
れぞれの波長分布にあった3枚の補正板A,B,Cを重
ね合わせて構成している。これにより3つの色光R,
G,Bのうち緑色光を最も多く遮光し、次いで青色光、
赤色光の順に周辺から光軸にかけて遮光量を増大させる
ようにしている。
【0043】即ち、波長帯域別に通過光量を効果的に制
御することにより前記図13に示した結像レンズの特性
を補正し、受光手段(ラインセンサー)7面上で波長帯
域毎に光量分布が略均一となるようにしている。これに
より画像ムラの補正を向上させ色味ムラを改善し、色再
現性の均一性を図り高画質の画像読取りを行っている。
【0044】尚、本実施例においては前記図13に示し
たように結像レンズを透過する光束のうち赤色光の透過
光量が他の波長の色光(青色光及び緑色光)に比べて少
ない。そこでまず補正板Cにより赤色光に対して補正を
行い、次に補正板A,Bにより青色光、そして緑色光の
順に補正するようにして光量補正手段8を構成してい
る。
【0045】又、本実施例においては結像レンズ6のピ
ント位置にズレなどが生じないように各色の色フィルタ
ー8a,8b,8cの厚みを適切に設定している。
【0046】又、本実施例のように受光手段7としてラ
インセンサー(CCD)を用いた、例えばデジタル複写
機(カラー画像読取装置)等の場合においては、該ライ
ンセンサー7面上に設けた色分解読取り用の色フィルタ
ーR,G,Bの分光特性に合わせて補正板A,B,Cに
使用する各々の色フィルター8a,8b,8cの分光透
過率及びその形状を設定するようにすれば良い。例えば
その形状の一例としては光軸に対して図面上、上下側に
光量補正手段8を振り分けるように構成しても良い。
【0047】尚、本実施例では前述したように光量補正
手段8を3種類の色フィルター8a,8b,8c(補正
板A,B,C)を重ね合わせて構成したが、特に3色に
限定されることはなく、例えば2色でも4色でも必要に
応じて該光量補正手段8を構成しても本発明は前述の実
施例1と同様に適用することができる。
【0048】図5は本発明の実施例2の光量補正手段を
反射手段としての反射ミラーの反射面に形成したときの
要部説明図である。
【0049】本実施例においては同図に示したように反
射ミラー5の反射面を3つの領域A,B,Cに振り分
け、該領域A,B,C面上に図6に示す分光反射率a,
b,cを有する各々の反射膜(色フィルター)58a,
58b,58cを蒸着して光量補正手段58を構成して
いる。
【0050】即ち、本実施例においては領域A面上に図
6に示す分光反射率aより成る反射膜58aを施し、光
軸から周辺にかけて反射光量を増大させている。又領域
B面上においては分光反射率bより成る反射膜58bを
施し、光軸から周辺にかけて波長520nm以下の光束
(青色光)の遮光量を減少させ、波長520nm以上の
光束(緑色光と赤色光)の反射光量を減少させている。
又、領域C面上においては分光反射率Cより成る反射膜
58cを施し、光軸から周辺にかけて波長580nm以
上の光束(赤色光)の遮光量を減少させ、波長580n
m以下の光束(青色光と緑色光)の反射光量を減少させ
ている。これにより波長帯域別の光束の通過光量を効果
的に制御し、受光手段面上で波長帯域毎の光量分布を略
均一にして前述の実施例1と同様な効果を得ている。
【0051】又、本実施例においては光量補正手段58
を反射ミラー5の反射面に形成したことにより、該光量
補正手段58を支持する支持部材が簡略化でき、これに
より装置全体の小型化及び低コスト化を図っている。
【0052】図7は本発明の実施例3の光量補正手段を
透明な固形媒体面上に形成したときの要部説明図であ
る。
【0053】本実施例においては結像レンズに対して固
定配置された透明な固形媒体10、例えばガラスやフィ
ルム等の面上に前記図4に示した分光透過率a,b,c
より成る所定形状の各々の色フィルターA,B,Cをコ
ート処理して光量補正手段78を構成し、これにより前
述の実施例1、2と同様な効果を得ている。
【0054】図8は本発明の実施例4の光量補正手段と
レンズユニットとを一体化にしたときの要部説明図であ
る。
【0055】本実施例において前述の実施例1と異なる
点は光量補正手段8を結像レンズ6のレンズユニット8
0の一部に固定して一体的に構成したことである。その
他の構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、こ
れにより同様な効果を得ている。
【0056】即ち、本実施例においては光量補正手段8
とレンズユニット80を一体的に構成したことにより、
例えば結像レンズ6が変倍系のときは該結像レンズ6と
該光量補正手段8とを一体的に光軸上移動させることが
でき、これにより変倍によらず常に受光手段面上におけ
る光量分布を略均一にすることができる。
【0057】又、本実施例においては前述の実施例2、
3と同様に光量補正手段8を支持する支持部材を必要と
せず、これにより装置全体の簡略化及び低コスト化を図
っている。
【0058】図9は本発明の実施例5の光量補正手段周
辺の要部説明図である。
【0059】本実施例において前述の実施例1と異なる
点は光量補正手段98を構成する色フィルターより成る
各々の補正板A,B,Cを、それぞれ独立にスプリング
92とネジ91より成る支持部材により支持し、かつ調
整機構(ネジ91)により光軸に対して垂直方向に移動
可能となるようにしている。そして波長帯域別での光量
分布をそれぞれ単独に調整できるように構成したことで
ある。その他の構成及び光学的作用は実施例1と略同様
である。
【0060】即ち、本実施例においては受光手段として
R,G,Bの3つの色光で読取るラインセンサー(CC
D)を使用したとする。このとき装置の組立時や調整時
において、該ラインセンサーからの各色光に基づく出力
信号を例えばディスプレイ等でモニターしながら波長帯
域別の光量分布が略均一となるように各々の補正板A,
B,Cの位置を調整機構(ネジ91)によりそれぞれ単
独に光軸に対して垂直方向に移動させている。これによ
り波長帯域別の光量分布を更に精密に調整することがで
き、更に高品質な色味均一性を得ている。
【0061】尚、実施例2〜5においてのそれぞれの光
量補正手段は実施例1と同様に結像レンズの瞳位置近傍
に位置させるのが良く、これにより画像ムラ精度を更に
向上させ色味ムラを改善し、色再現性の均一性が良い高
画質の画像を得ている。
【0062】又、各実施例においては光量補正手段とし
て色フィルターを用いたが波長帯域別に光束を制御でき
る光学部材なら何を用いても本発明は前述の実施例と同
様に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く原稿と受光手
段との間の光路中に光軸から周辺にかけて通過光束を波
長帯域別に制御させる光量補正手段を設けることによ
り、白画像読取りに際しての色原稿の濃度均一性の向上
を図ることができ、又カラー画像読取りに対しても色味
再現性の均一な極めて高精度なカラー画像の読取りがで
きる小型でしかも簡易な構成の画像読取装置を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の画像読取装置の光学系の
要部概略図
【図2】 本発明の実施例1の光量補正手段の要部説明
【図3】 本発明の実施例1のラインセンサー面上に設
けた色フィルターの分光特性の説明図
【図4】 本発明の実施例1の光量補正手段を構成する
色フィルターの分光透過率を示す説明図
【図5】 本発明の実施例2の光量補正手段の要部説明
【図6】 本発明の実施例2の光量補正手段を構成する
反射膜の分光透過率を示す説明図
【図7】 本発明の実施例3の光量補正手段の要部説明
【図8】 本発明の実施例4の光量補正手段周辺の要部
説明図
【図9】 本発明の実施例5の光量補正手段周辺の要部
説明図
【図10】 従来の画像読取装置の光学系の要部概略図
【図11】 従来の光量補正手段の要部説明図
【図12】 図10に示した受光手段面上での光量分布
を示す説明図
【図13】 結像レンズの分光透過率を示す説明図
【符号の説明】
1 光源 2 反射笠 3 原稿 4 原稿台 5 反射手段 6 結像手段 7 受光手段 8,58 光量補正手段 78,98 光量補正手段 10 固形媒体 11 照明手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台面上に載置した原稿を照明手段に
    より照明し、該原稿を結像手段により受光手段面上に結
    像させて該受光手段で読取る際、該原稿と該受光手段と
    の間の光路中に光軸から周辺にかけて面積的に通過光束
    を波長帯域別に制御させる光量補正手段を設けたことを
    特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記光量補正手段は前記受光手段面上に
    おける前記波長帯域毎の光量分布が略均一となるように
    通過光束を制限していることを特徴とする請求項1の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記光量補正手段は複数の色フィルター
    より成っていることを特徴とする請求項1の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記原稿と前記結像手段との間には反射
    手段が設けられており、該反射手段に前記光量補正手段
    が形成されていることを特徴とする請求項1の画像読取
    装置。
  5. 【請求項5】 前記光量補正手段は前記結像手段に対し
    て固定配置された透明な固形媒体面上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記光量補正手段は前記結像手段の一部
    に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1の
    画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記光量補正手段は前記結像手段の光軸
    に対して垂直方向に移動可能となるように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1の画像読取装置。
JP4302966A 1992-10-14 1992-10-14 画像読取装置 Pending JPH06130508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302966A JPH06130508A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302966A JPH06130508A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06130508A true JPH06130508A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17915306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4302966A Pending JPH06130508A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06130508A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124460A (ja) * 2008-10-23 2010-06-03 Canon Inc 画像読み取り装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124460A (ja) * 2008-10-23 2010-06-03 Canon Inc 画像読み取り装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4497671B2 (ja) 画像読取装置の画像処理方法
US4905039A (en) Color image exposure apparatus
US4760427A (en) Exposing apparatus for color copier
JPH03113961A (ja) 画像読取装置
KR100261373B1 (ko) 사진인화용 화상 판독 장치
JPH06130508A (ja) 画像読取装置
US5548373A (en) Image reading apparatus
JPS61232763A (ja) 複写光学系の光量ムラ補正装置
JPH0465965A (ja) 画像読取装置
JPS59188650A (ja) カラ−スキヤナ−におけるカラ−バランス方法
JPH09205523A (ja) カラー画像読み取り装置
JPS63177650A (ja) 画像読取・記録装置
JPH06121155A (ja) カラーイメージスキャナの色補正装置
JPS5957566A (ja) カラ−画像読取り装置
JPH03129965A (ja) 画像読取装置の照明装置
JPH0199015A (ja) 光学系における光束の波長帯域調整機構
JPH04196960A (ja) 画像読取装置
JPS60137166A (ja) カラ−画像読取装置
JPH04196962A (ja) 画像読取装置
JPH0895174A (ja) 画像読取装置
JPH04196961A (ja) 画像読取装置
JPH07143281A (ja) カラー画像読取装置
JPH0466946A (ja) カラー画像作成用光学装置
JPH0546742B2 (ja)
JPS63292869A (ja) 画像読取装置