JPH09205523A - カラー画像読み取り装置 - Google Patents
カラー画像読み取り装置Info
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- JPH09205523A JPH09205523A JP8030049A JP3004996A JPH09205523A JP H09205523 A JPH09205523 A JP H09205523A JP 8030049 A JP8030049 A JP 8030049A JP 3004996 A JP3004996 A JP 3004996A JP H09205523 A JPH09205523 A JP H09205523A
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 42
- 230000004075 alteration Effects 0.000 abstract description 24
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
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- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結像レンズの色収差が比較的大きくても、部
品点数を増加させることなくコスト安で効率良く、更
に、各色について同じ倍率で結像位置を一致させること
ができるカラー画像読み取り装置を提供する。 【解決手段】 照明された原稿0の画像を一枚又は複数
枚の反射鏡2、20、200と結像レンズ1によりカラ
ーセンサー1の受光面に結像させてカラー画像を読み取
るカラー画像読み取り装置において、原稿と結像レンズ
との間に配置された一枚又は複数枚の反射鏡2を有し、
上記反射鏡は、特定波長のみを反射する分光反射率を有
する入射側の第1反射面2aと、上記第1反射面を透過
した所定波長を反射する長手方向に沿って湾曲した曲面
である第2反射面2bとを有する。
品点数を増加させることなくコスト安で効率良く、更
に、各色について同じ倍率で結像位置を一致させること
ができるカラー画像読み取り装置を提供する。 【解決手段】 照明された原稿0の画像を一枚又は複数
枚の反射鏡2、20、200と結像レンズ1によりカラ
ーセンサー1の受光面に結像させてカラー画像を読み取
るカラー画像読み取り装置において、原稿と結像レンズ
との間に配置された一枚又は複数枚の反射鏡2を有し、
上記反射鏡は、特定波長のみを反射する分光反射率を有
する入射側の第1反射面2aと、上記第1反射面を透過
した所定波長を反射する長手方向に沿って湾曲した曲面
である第2反射面2bとを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像読み取
り装置に関するものである。更に詳しくは、デシタルカ
ラー複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等の画像
形成装置に用いられるカラー画像読み取り装置であっ
て、照明された原稿の画像を、一枚又は複数枚の反射鏡
と結像レンズにより、カラーセンサーの受光面に結像さ
せて、カラー画像を読み取るカラー画像読み取り装置に
関するものである。
り装置に関するものである。更に詳しくは、デシタルカ
ラー複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等の画像
形成装置に用いられるカラー画像読み取り装置であっ
て、照明された原稿の画像を、一枚又は複数枚の反射鏡
と結像レンズにより、カラーセンサーの受光面に結像さ
せて、カラー画像を読み取るカラー画像読み取り装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像読み取り装置、例え
ば、デシタルカラー複写機、ファクシミリ、イメージス
キャナ等の画像形成装置に用いられるカラー画像読み取
り装置は、読み取った原稿画像を縮小して、例えば、C
CDのような固体撮像素子上に結像し、原稿の画像情報
の読み取りを行っていた。又、カラー原稿の原稿画像の
読み取り用としては、3ライン1チップCCDと言われ
るイメージセンサーが使用されている。このイメージセ
ンサーは、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)のフィ
ルターを持った受光素子が1チップ上に配列されてお
り、受光素子の受光面にカラー原稿の像を結像させるこ
とにより、カラー原稿の原稿画像を3原色に分解して信
号化する。このようなイメージセンサーで、カラー原稿
の原稿画像を良好に読み取るには、例えば赤(R)、緑
(G)並びに青(B)の各色の結像位置を一致させなく
てはならない。図8は従来例の欠点を示す図であり、結
像レンズ(L)に光軸上の色収差がある場合の一例とし
て、緑(G)を基準波長として、赤(R)がプラスの色
収差、青(B)がマイナスの色収差を有しているとす
る。このような結像レンズ(L)を使用した場合には、
結像位置1の場合には、青(B)のMTFは高く、赤
(R)のMTFは非常に低くなる(図9参照)。結像位
置2の場合には、緑(G)のMTFは高く、赤(R)と
青(B)のMTFは低くなる(図10参照)。結像位置
3の場合には、赤(R)のMTFは高く、青(B)のM
TFは非常に低くなる(図11参照)。従って、どの結
像位置の結像面を選んでも各色全て良好な高いMTFが
得られない。この点を改善する為には、結像レンズの色
収差を、広い波長域で良好に補正する必要があるが、完
全に色収差を補正することは困難であり、色収差を小さ
く抑えるにはレンズが大幅にコスト高になってしまうと
言う不具合があった。
ば、デシタルカラー複写機、ファクシミリ、イメージス
キャナ等の画像形成装置に用いられるカラー画像読み取
り装置は、読み取った原稿画像を縮小して、例えば、C
CDのような固体撮像素子上に結像し、原稿の画像情報
の読み取りを行っていた。又、カラー原稿の原稿画像の
読み取り用としては、3ライン1チップCCDと言われ
るイメージセンサーが使用されている。このイメージセ
ンサーは、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)のフィ
ルターを持った受光素子が1チップ上に配列されてお
り、受光素子の受光面にカラー原稿の像を結像させるこ
とにより、カラー原稿の原稿画像を3原色に分解して信
号化する。このようなイメージセンサーで、カラー原稿
の原稿画像を良好に読み取るには、例えば赤(R)、緑
(G)並びに青(B)の各色の結像位置を一致させなく
てはならない。図8は従来例の欠点を示す図であり、結
像レンズ(L)に光軸上の色収差がある場合の一例とし
て、緑(G)を基準波長として、赤(R)がプラスの色
収差、青(B)がマイナスの色収差を有しているとす
る。このような結像レンズ(L)を使用した場合には、
結像位置1の場合には、青(B)のMTFは高く、赤
(R)のMTFは非常に低くなる(図9参照)。結像位
置2の場合には、緑(G)のMTFは高く、赤(R)と
青(B)のMTFは低くなる(図10参照)。結像位置
3の場合には、赤(R)のMTFは高く、青(B)のM
TFは非常に低くなる(図11参照)。従って、どの結
像位置の結像面を選んでも各色全て良好な高いMTFが
得られない。この点を改善する為には、結像レンズの色
収差を、広い波長域で良好に補正する必要があるが、完
全に色収差を補正することは困難であり、色収差を小さ
く抑えるにはレンズが大幅にコスト高になってしまうと
言う不具合があった。
【0003】そこで、結像レンズとCCDの光路中に多
重ダイクロイックミラーを配置して、光路長に違いを持
たせるように調整して、各色の結像位置を一致させるよ
うにした技術は公知である(特開平6−326833号
の公報を参照)。然し、このような方法は、多重ダイク
ロイックミラーと言う新規な部品を追加する必要があ
り、多重ダイクロイックミラーの保持等を考えると、部
品点数が増加してしまい、コスト高の要因となってしま
うと言う不具合があった。又、結像レンズとCCDの光
路中に多重ダイクロイックミラーを配置するので、多重
ダイクロイックミラーが結像レンズの非常に近傍に配置
されるため、多重ダイクロイックミラーの鏡面精度を非
常に高くする必要があると言う不具合があった。又、こ
の方法は、結像レンズとCCD間との光路長を変化させ
る方法であるため、光路長の変化を精度良く調整しなけ
ればならず、多重ダイクロイックミラーの角度や厚みの
精度も非常に高くする必要が有り、その結果、部品単価
が高くなり、長い調整時間も必要になると言う不具合が
あった。更に、光路長を変化させることによって、各色
の結像位置を合わせているために、各色の倍率が異なっ
てしまうと言う不具合もあった。
重ダイクロイックミラーを配置して、光路長に違いを持
たせるように調整して、各色の結像位置を一致させるよ
うにした技術は公知である(特開平6−326833号
の公報を参照)。然し、このような方法は、多重ダイク
ロイックミラーと言う新規な部品を追加する必要があ
り、多重ダイクロイックミラーの保持等を考えると、部
品点数が増加してしまい、コスト高の要因となってしま
うと言う不具合があった。又、結像レンズとCCDの光
路中に多重ダイクロイックミラーを配置するので、多重
ダイクロイックミラーが結像レンズの非常に近傍に配置
されるため、多重ダイクロイックミラーの鏡面精度を非
常に高くする必要があると言う不具合があった。又、こ
の方法は、結像レンズとCCD間との光路長を変化させ
る方法であるため、光路長の変化を精度良く調整しなけ
ればならず、多重ダイクロイックミラーの角度や厚みの
精度も非常に高くする必要が有り、その結果、部品単価
が高くなり、長い調整時間も必要になると言う不具合が
あった。更に、光路長を変化させることによって、各色
の結像位置を合わせているために、各色の倍率が異なっ
てしまうと言う不具合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のカラー
画像読み取り装置は、結像レンズの色収差を、広い波長
域で良好に補正する必要があるが、完全に色収差を補正
することは困難であり、色収差を小さく抑えるにはレン
ズが大幅にコスト高になったり、色収差を比較的大きく
すると部品点数が増加してコスト高となるだけでなく、
更に、各色の倍率が異なってしまうと言う問題があっ
た。そこで本発明の課題は、このような問題点を解決す
るものである。即ち、結像レンズの色収差が比較的大き
くても、部品点数を増加させることなくコスト安で効率
良く、更に、各色について同じ倍率で結像位置を一致さ
せることができるカラー画像読み取り装置を提供するこ
とを目的にしている。
画像読み取り装置は、結像レンズの色収差を、広い波長
域で良好に補正する必要があるが、完全に色収差を補正
することは困難であり、色収差を小さく抑えるにはレン
ズが大幅にコスト高になったり、色収差を比較的大きく
すると部品点数が増加してコスト高となるだけでなく、
更に、各色の倍率が異なってしまうと言う問題があっ
た。そこで本発明の課題は、このような問題点を解決す
るものである。即ち、結像レンズの色収差が比較的大き
くても、部品点数を増加させることなくコスト安で効率
良く、更に、各色について同じ倍率で結像位置を一致さ
せることができるカラー画像読み取り装置を提供するこ
とを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、照明された原稿の画像を一枚
又は複数枚の反射鏡と結像レンズによりカラーセンサー
の受光面に結像させてカラー画像を読み取るカラー画像
読み取り装置において、原稿と結像レンズとの間に配置
された一枚又は複数枚の反射鏡を有し、上記反射鏡は、
特定波長のみを反射する分光反射率を有する入射側の第
1反射面と、上記第1反射面を透過した所定波長を反射
する長手方向に沿って湾曲した曲面である第2反射面と
を有することを特徴とする。請求項2の発明は、請求項
1記載のカラー画像読み取り装装置において、上記第2
反射面は全反射面であることを特徴とする。請求項3の
発明は、請求項1又は2記載のカラー画像形成装置にお
いて、上記反射鏡と上記結像レンズとの間に他の反射鏡
を有し、上記他の反射鏡は、上記反射鏡の上記第1反射
面で反射する分光反射率を有する特定波長と上記反射鏡
の上記第2反射面で反射した所定波長とを反射する上記
他の反射鏡の入射側の他の第1反射面と、上記他の第1
反射面を透過した所定波長を反射する長手方向が曲面で
ある他の第2反射面とを有することを特徴とする。請求
項4の発明は、請求項3記載のカラー画像読み取り装装
置において、上記他の反射鏡の上記他の第2反射面は全
反射面であることを特徴とする。
に、請求項1の本発明は、照明された原稿の画像を一枚
又は複数枚の反射鏡と結像レンズによりカラーセンサー
の受光面に結像させてカラー画像を読み取るカラー画像
読み取り装置において、原稿と結像レンズとの間に配置
された一枚又は複数枚の反射鏡を有し、上記反射鏡は、
特定波長のみを反射する分光反射率を有する入射側の第
1反射面と、上記第1反射面を透過した所定波長を反射
する長手方向に沿って湾曲した曲面である第2反射面と
を有することを特徴とする。請求項2の発明は、請求項
1記載のカラー画像読み取り装装置において、上記第2
反射面は全反射面であることを特徴とする。請求項3の
発明は、請求項1又は2記載のカラー画像形成装置にお
いて、上記反射鏡と上記結像レンズとの間に他の反射鏡
を有し、上記他の反射鏡は、上記反射鏡の上記第1反射
面で反射する分光反射率を有する特定波長と上記反射鏡
の上記第2反射面で反射した所定波長とを反射する上記
他の反射鏡の入射側の他の第1反射面と、上記他の第1
反射面を透過した所定波長を反射する長手方向が曲面で
ある他の第2反射面とを有することを特徴とする。請求
項4の発明は、請求項3記載のカラー画像読み取り装装
置において、上記他の反射鏡の上記他の第2反射面は全
反射面であることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成されたカラー画像読み取り装
置は、請求項1においては、物体(原稿)側と結像レン
ズとの間に配置された反射鏡の第1反射面で特定波長の
みを反射させると共に透過した所定波長を長手方向が曲
面である第2反射面で反射するようにした原稿の画像を
結像レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させて
カラー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色
収差があっても、部品点数を増加させることなくコスト
安で、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差の影響も少
なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位置を一致さ
せ得るカラー画像読み取り装置を提供することが出来
る。請求項2においては、物体側と結像レンズとの間に
配置された反射鏡の第1反射面で特定波長のみを反射さ
せると共に透過した所定波長を長手方向が曲面である第
2反射面で全反射するようにしたので、結像レンズの色
収差があっても、部品点数を増加させることなくコスト
安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差の
影響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位置
を一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供すること
が出来る。
置は、請求項1においては、物体(原稿)側と結像レン
ズとの間に配置された反射鏡の第1反射面で特定波長の
みを反射させると共に透過した所定波長を長手方向が曲
面である第2反射面で反射するようにした原稿の画像を
結像レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させて
カラー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色
収差があっても、部品点数を増加させることなくコスト
安で、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差の影響も少
なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位置を一致さ
せ得るカラー画像読み取り装置を提供することが出来
る。請求項2においては、物体側と結像レンズとの間に
配置された反射鏡の第1反射面で特定波長のみを反射さ
せると共に透過した所定波長を長手方向が曲面である第
2反射面で全反射するようにしたので、結像レンズの色
収差があっても、部品点数を増加させることなくコスト
安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差の
影響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位置
を一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供すること
が出来る。
【0007】請求項3においては、物体側と結像レンズ
との間に配置された反射鏡の第1反射面で特定波長のみ
を反射させて透過した所定波長を長手方向が曲面である
第2反射面で反射すると共に第1反射面で反射した分光
反射率を有する特定波長と第2反射面で反射した所定波
長とを反射する他の反射鏡の入射側の他の第1反射面と
他の第1反射面を透過した所定波長を反射する長手方向
が曲面である他の第2反射面で反射した原稿の画像を結
像レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させてカ
ラー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色収
差が比較的大きくても、部品点数を増加させることなく
コスト安で、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差の影
響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位置を
一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供することが
出来る。請求項4においては、物体側と結像レンズとの
間に配置された反射鏡の第1反射面で特定波長のみを反
射させて透過した所定波長を長手方向が曲面である第2
反射面で全反射すると共に第1反射面で反射した分光反
射率を有する特定波長と第2反射面で反射した所定波長
とを反射する他の反射鏡の入射側の他の第1反射面と他
の第1反射面を透過した所定波長を反射する長手方向が
曲面である他の第2反射面で全反射した原稿の画像を結
像レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させてカ
ラー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色収
差が比較的大きくても、部品点数を増加させることなく
コスト安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや角度による
誤差の影響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結
像位置を一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供す
ることが出来る。
との間に配置された反射鏡の第1反射面で特定波長のみ
を反射させて透過した所定波長を長手方向が曲面である
第2反射面で反射すると共に第1反射面で反射した分光
反射率を有する特定波長と第2反射面で反射した所定波
長とを反射する他の反射鏡の入射側の他の第1反射面と
他の第1反射面を透過した所定波長を反射する長手方向
が曲面である他の第2反射面で反射した原稿の画像を結
像レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させてカ
ラー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色収
差が比較的大きくても、部品点数を増加させることなく
コスト安で、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差の影
響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位置を
一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供することが
出来る。請求項4においては、物体側と結像レンズとの
間に配置された反射鏡の第1反射面で特定波長のみを反
射させて透過した所定波長を長手方向が曲面である第2
反射面で全反射すると共に第1反射面で反射した分光反
射率を有する特定波長と第2反射面で反射した所定波長
とを反射する他の反射鏡の入射側の他の第1反射面と他
の第1反射面を透過した所定波長を反射する長手方向が
曲面である他の第2反射面で全反射した原稿の画像を結
像レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させてカ
ラー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色収
差が比較的大きくても、部品点数を増加させることなく
コスト安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや角度による
誤差の影響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結
像位置を一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供す
ることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0009】尚、図示の矢印は、各色の赤(R)、青
(B)及び緑(G)の光の進行方向を示すものである。
図1乃至図3は、本発明をカラー画像読み取り装置の一
例である電子写真方式のデジタルカラー複写機に適用し
た場合を示す図であって、先ず、赤(R)の色収差がマ
イナスで、青(B)と緑(G)の結像位置が一致してい
る場合についての説明をする。結像レンズ1は、原稿設
置ガラス3上に載置されて光源4で照明される原稿
(O)の画像を、原稿設置ガラス3の直下位置に配置さ
れた3枚の反射鏡2、反射鏡20、反射鏡200によっ
て、3ラインCCD5上の受光面に結像するようになっ
ている。上記反射鏡2は、特定波長のみを反射する分光
反射率を有する入射側の第1反射面2aと、上記第1反
射面2aを透過した所定波長を全反射する長手方向(図
面と直交する方向)が曲面である第2反射面2bとを有
している。上記反射鏡2の上記第1反射面2aは、赤
(R)の光だけを反射する分光反射率を有している。従
って、色収差がマイナスの赤(R)の光は、上記第1反
射面2aにより反射され、上記反射鏡20、上記反射鏡
200及び上記結像レンズ1を介して、上記3ラインC
CD5上の受光面に結像するようになっている。
(B)及び緑(G)の光の進行方向を示すものである。
図1乃至図3は、本発明をカラー画像読み取り装置の一
例である電子写真方式のデジタルカラー複写機に適用し
た場合を示す図であって、先ず、赤(R)の色収差がマ
イナスで、青(B)と緑(G)の結像位置が一致してい
る場合についての説明をする。結像レンズ1は、原稿設
置ガラス3上に載置されて光源4で照明される原稿
(O)の画像を、原稿設置ガラス3の直下位置に配置さ
れた3枚の反射鏡2、反射鏡20、反射鏡200によっ
て、3ラインCCD5上の受光面に結像するようになっ
ている。上記反射鏡2は、特定波長のみを反射する分光
反射率を有する入射側の第1反射面2aと、上記第1反
射面2aを透過した所定波長を全反射する長手方向(図
面と直交する方向)が曲面である第2反射面2bとを有
している。上記反射鏡2の上記第1反射面2aは、赤
(R)の光だけを反射する分光反射率を有している。従
って、色収差がマイナスの赤(R)の光は、上記第1反
射面2aにより反射され、上記反射鏡20、上記反射鏡
200及び上記結像レンズ1を介して、上記3ラインC
CD5上の受光面に結像するようになっている。
【0010】他方、赤(R)以外の結像位置が一致して
いる青(B)と緑(G)の光は、上記反射鏡2の上記第
1反射面2aでは反射されずそのまま透過し、上記反射
鏡2の上記第2反射面2bに達する(図2参照)。上記
第2反射面2bは、長手方向に沿って反射面側に凸面を
向けた曲面、所謂シリンダー面で全反射する全反射鏡と
なっているため、赤(R)以外の結像位置が一致してい
る青(B)と緑(G)の光は、そこで反射されて発散光
となり、その後に、上記反射鏡20、上記反射鏡200
及び上記結像レンズ1を介して、上記3ラインCCD5
上の受光面に結像するようになっている(図3参照)。
従って、赤(R)以外の、結像位置が一致している青
(B)と緑(G)の上記原稿(O)から上記結像レンズ
1までの所謂物体距離は、赤(R)の光線の物体距離よ
り長くなる一方で、赤(R)以外の結像位置が一致して
いる青(B)と緑(G)の結像位置は、赤(R)の光線
の結像位置より上記結像レンズ1から近くなり、その結
果、各色の赤(R)、青(B)並びに緑(G)の結像位
置を一致させることが出来るようになった。
いる青(B)と緑(G)の光は、上記反射鏡2の上記第
1反射面2aでは反射されずそのまま透過し、上記反射
鏡2の上記第2反射面2bに達する(図2参照)。上記
第2反射面2bは、長手方向に沿って反射面側に凸面を
向けた曲面、所謂シリンダー面で全反射する全反射鏡と
なっているため、赤(R)以外の結像位置が一致してい
る青(B)と緑(G)の光は、そこで反射されて発散光
となり、その後に、上記反射鏡20、上記反射鏡200
及び上記結像レンズ1を介して、上記3ラインCCD5
上の受光面に結像するようになっている(図3参照)。
従って、赤(R)以外の、結像位置が一致している青
(B)と緑(G)の上記原稿(O)から上記結像レンズ
1までの所謂物体距離は、赤(R)の光線の物体距離よ
り長くなる一方で、赤(R)以外の結像位置が一致して
いる青(B)と緑(G)の結像位置は、赤(R)の光線
の結像位置より上記結像レンズ1から近くなり、その結
果、各色の赤(R)、青(B)並びに緑(G)の結像位
置を一致させることが出来るようになった。
【0011】又、この時、赤(R)の光線の原稿から上
記結像レンズ1までの物体距離は、赤(R)以外の結像
位置が一致している青(B)と緑(G)の物体距離より
短くなるため、赤(R)の光線の倍率が、赤(R)以外
の結像位置が一致している青(B)と緑(G)の倍率よ
り大きくなってしまうため、反射鏡2の第2反射面2b
を長手方向に沿って反射面側に突出させた曲面にするこ
とにより、赤(R)以外の結像位置が一致している青
(B)と緑(G)を発散させ倍率を赤(R)の光線の倍
率に合わせることができるようになった。上記の説明
は、特定波長のみを反射する分光反射率を有する入射側
の第1反射面2aと第1反射面2aを透過した所定波長
を反射する長手方向が曲面である第2反射面2bを有す
る反射鏡2について説明したが、本形態例の適用範囲は
反射鏡2に限定されるものでなく、反射鏡20、反射鏡
200について同様に適用可能であり、同様の効果を奏
することができる。又、第1反射面2aには赤(R)
を、第2反射面2bには青(B)と緑(G)を反射させ
る場合について説明したが、これに限定されるものでな
く、どの色の光線をどの面で反射させる場合に適用して
も良い。
記結像レンズ1までの物体距離は、赤(R)以外の結像
位置が一致している青(B)と緑(G)の物体距離より
短くなるため、赤(R)の光線の倍率が、赤(R)以外
の結像位置が一致している青(B)と緑(G)の倍率よ
り大きくなってしまうため、反射鏡2の第2反射面2b
を長手方向に沿って反射面側に突出させた曲面にするこ
とにより、赤(R)以外の結像位置が一致している青
(B)と緑(G)を発散させ倍率を赤(R)の光線の倍
率に合わせることができるようになった。上記の説明
は、特定波長のみを反射する分光反射率を有する入射側
の第1反射面2aと第1反射面2aを透過した所定波長
を反射する長手方向が曲面である第2反射面2bを有す
る反射鏡2について説明したが、本形態例の適用範囲は
反射鏡2に限定されるものでなく、反射鏡20、反射鏡
200について同様に適用可能であり、同様の効果を奏
することができる。又、第1反射面2aには赤(R)
を、第2反射面2bには青(B)と緑(G)を反射させ
る場合について説明したが、これに限定されるものでな
く、どの色の光線をどの面で反射させる場合に適用して
も良い。
【0012】次に、図4乃至図7は本発明の他の形態例
をカラー画像読み取り装置の一例である電子写真方式の
デジタルカラー複写機に適用した場合の例であって、緑
(G)を基準として、赤(R)の色収差がマイナスで、
青(B)の色収差ががプラスの場合についての説明をす
る。原稿設置ガラス3上に載置されて、光源4で照明さ
れる原稿(O)の画像は、3枚の反射鏡2、反射鏡2
0、反射鏡200により上記結像レンズ1に導かれ、上
記3ラインCCD5上の受光面に結像するようになって
いる。図5、図6に示す様に反射鏡2は、特定波長のみ
を反射する分光反射率を有する入射側の第1反射面2a
と、第1反射面2aを透過した所定波長を全反射する長
手方向が曲面である第2反射面2bとを有している。他
の反射鏡20は、反射鏡2の第1反射面2aで反射した
分光反射率を有する特定波長と反射鏡2の第2反射面2
bで反射した所定波長とを反射する上記他の反射鏡20
の入射側の他の第1反射面20aと、他の第1反射面2
0aを透過した所定波長を反射する長手方向が曲面であ
る他の第2反射面20bを有している。反射鏡2の第1
反射面2aは赤(R)の光だけを、上記他の第1反射面
20aは青(B)以外の光を反射する分光反射率を有し
ている。
をカラー画像読み取り装置の一例である電子写真方式の
デジタルカラー複写機に適用した場合の例であって、緑
(G)を基準として、赤(R)の色収差がマイナスで、
青(B)の色収差ががプラスの場合についての説明をす
る。原稿設置ガラス3上に載置されて、光源4で照明さ
れる原稿(O)の画像は、3枚の反射鏡2、反射鏡2
0、反射鏡200により上記結像レンズ1に導かれ、上
記3ラインCCD5上の受光面に結像するようになって
いる。図5、図6に示す様に反射鏡2は、特定波長のみ
を反射する分光反射率を有する入射側の第1反射面2a
と、第1反射面2aを透過した所定波長を全反射する長
手方向が曲面である第2反射面2bとを有している。他
の反射鏡20は、反射鏡2の第1反射面2aで反射した
分光反射率を有する特定波長と反射鏡2の第2反射面2
bで反射した所定波長とを反射する上記他の反射鏡20
の入射側の他の第1反射面20aと、他の第1反射面2
0aを透過した所定波長を反射する長手方向が曲面であ
る他の第2反射面20bを有している。反射鏡2の第1
反射面2aは赤(R)の光だけを、上記他の第1反射面
20aは青(B)以外の光を反射する分光反射率を有し
ている。
【0013】赤(R)の光は、反射鏡2の第1反射面2
a、他の反射鏡20の他の第1反射面20aにより反射
された後に、反射鏡200及び結像レンズ1を介して、
上記3ラインCCD5上の受光面に結像するようになっ
ている。緑(G)の光は、反射鏡2の第1反射面2aで
反射されず、そのまま透過し、反射鏡2の第2反射面2
bへ達する。第2反射面2bは、長手方向に沿って反射
面側に突出した曲面、所謂シリンダー面で全反射する全
反射鏡となっているため、そこで反射され発散光となる
(図6参照)。次に、緑(G)の光は、他の反射鏡20
の他の第1反射面20aにより反射された後に、反射鏡
200及び結像レンズ1を介して、3ラインCCD5上
の受光面に結像するようになっている。青(B)の光
は、反射鏡2の第1反射面2aで反射されず、そのまま
透過し、反射鏡2の第2反射面2bへ達する。第2反射
面2bは、長手方向に沿って反射面側が突出した曲面、
所謂シリンダー面で全反射する全反射鏡となっているた
め、そこで反射され発散光となる(図6参照)。青
(B)の光は、他の反射鏡20の他の第1反射面20a
により反射されず、そのまま透過し、他の反射鏡20の
他の第2反射面20bへ達する。他の第2反射面20b
は、長手方向に沿って反射面側が突出した曲面、所謂シ
リンダー面で全反射する全反射鏡(全反射面)となって
いるため、そこで反射され更に発散された発散光となる
(図7参照)。その後に、反射鏡200及び結像レンズ
1を介して、3ラインCCD5上の受光面に結像するよ
うになっている。
a、他の反射鏡20の他の第1反射面20aにより反射
された後に、反射鏡200及び結像レンズ1を介して、
上記3ラインCCD5上の受光面に結像するようになっ
ている。緑(G)の光は、反射鏡2の第1反射面2aで
反射されず、そのまま透過し、反射鏡2の第2反射面2
bへ達する。第2反射面2bは、長手方向に沿って反射
面側に突出した曲面、所謂シリンダー面で全反射する全
反射鏡となっているため、そこで反射され発散光となる
(図6参照)。次に、緑(G)の光は、他の反射鏡20
の他の第1反射面20aにより反射された後に、反射鏡
200及び結像レンズ1を介して、3ラインCCD5上
の受光面に結像するようになっている。青(B)の光
は、反射鏡2の第1反射面2aで反射されず、そのまま
透過し、反射鏡2の第2反射面2bへ達する。第2反射
面2bは、長手方向に沿って反射面側が突出した曲面、
所謂シリンダー面で全反射する全反射鏡となっているた
め、そこで反射され発散光となる(図6参照)。青
(B)の光は、他の反射鏡20の他の第1反射面20a
により反射されず、そのまま透過し、他の反射鏡20の
他の第2反射面20bへ達する。他の第2反射面20b
は、長手方向に沿って反射面側が突出した曲面、所謂シ
リンダー面で全反射する全反射鏡(全反射面)となって
いるため、そこで反射され更に発散された発散光となる
(図7参照)。その後に、反射鏡200及び結像レンズ
1を介して、3ラインCCD5上の受光面に結像するよ
うになっている。
【0014】従って、緑(G)を基準として、赤(R)
の色収差がマイナスで、青(B)の色収差ががプラスの
場合における各色の原稿(O)から上記結像レンズ1ま
での所謂物体距離は、赤(R)<緑(G)<青(B)の
順番となり、赤(R)の結像位置に対して、その他の緑
(G)と青(B)の光の結像位置は、緑(G)<青
(B)の量で、結像レンズ1に近くなり、各色の赤
(R)、緑(G)並びに青(B)の結像位置を一致させ
ることが出来る。又、この時、赤(R)の光線の原稿か
ら結像レンズ1までの物体距離は、反射鏡2により、赤
(R)以外の光線青(B)と緑(G)の物体距離より短
くなるため、赤(R)の光線の倍率が、赤(R)以外の
光線青(B)と緑(G)の倍率より大きくなってしまう
が、反射鏡2の第2反射面2bを長手方向に沿って反射
面側を突出させた曲面にすることにより、赤(R)以外
の光線青(B)と緑(G)を発散させ、倍率を赤(R)
の光線の倍率に合わせることができるようになった。
の色収差がマイナスで、青(B)の色収差ががプラスの
場合における各色の原稿(O)から上記結像レンズ1ま
での所謂物体距離は、赤(R)<緑(G)<青(B)の
順番となり、赤(R)の結像位置に対して、その他の緑
(G)と青(B)の光の結像位置は、緑(G)<青
(B)の量で、結像レンズ1に近くなり、各色の赤
(R)、緑(G)並びに青(B)の結像位置を一致させ
ることが出来る。又、この時、赤(R)の光線の原稿か
ら結像レンズ1までの物体距離は、反射鏡2により、赤
(R)以外の光線青(B)と緑(G)の物体距離より短
くなるため、赤(R)の光線の倍率が、赤(R)以外の
光線青(B)と緑(G)の倍率より大きくなってしまう
が、反射鏡2の第2反射面2bを長手方向に沿って反射
面側を突出させた曲面にすることにより、赤(R)以外
の光線青(B)と緑(G)を発散させ、倍率を赤(R)
の光線の倍率に合わせることができるようになった。
【0015】更に、反射鏡20での反射により、赤
(R)と緑(G)の光線の物体距離は、青(B)の光線
の物体距離よりも短くなり、青(B)の光線の倍率より
大きくなるが、反射鏡20の他の第2反射面20bを長
手方向に沿って反射面側を突出させた曲面とすることに
より、青(B)の光線を発散させて、赤(R)と緑
(G)の倍率に、青(B)の倍率を合わせることが出来
るようになった。つまり、各赤(R)、緑(G)、青
(B)の結像位置と倍率を全て一致させて合わせること
が出来るカラー画像読み取り装置を提供できるようにな
った。上記の説明は、特定波長のみを反射する反射鏡2
と反射鏡20について説明したが、本発明は反射鏡2と
反射鏡20の構成に限定されるものでなく、反射鏡2
0、反射鏡200についても同様に適用することができ
る。又、第1反射面2aには赤(R)を、第2反射面2
bには青(B)と緑(G)を、他の第1反射面20aに
は赤(R)と緑(G)を、他の第2反射面20bには青
(B)を反射させる場合について説明したが、本発明の
適用範囲は、これに限定されるものでなく、どの色の光
線であっても良い。
(R)と緑(G)の光線の物体距離は、青(B)の光線
の物体距離よりも短くなり、青(B)の光線の倍率より
大きくなるが、反射鏡20の他の第2反射面20bを長
手方向に沿って反射面側を突出させた曲面とすることに
より、青(B)の光線を発散させて、赤(R)と緑
(G)の倍率に、青(B)の倍率を合わせることが出来
るようになった。つまり、各赤(R)、緑(G)、青
(B)の結像位置と倍率を全て一致させて合わせること
が出来るカラー画像読み取り装置を提供できるようにな
った。上記の説明は、特定波長のみを反射する反射鏡2
と反射鏡20について説明したが、本発明は反射鏡2と
反射鏡20の構成に限定されるものでなく、反射鏡2
0、反射鏡200についても同様に適用することができ
る。又、第1反射面2aには赤(R)を、第2反射面2
bには青(B)と緑(G)を、他の第1反射面20aに
は赤(R)と緑(G)を、他の第2反射面20bには青
(B)を反射させる場合について説明したが、本発明の
適用範囲は、これに限定されるものでなく、どの色の光
線であっても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、物体(原稿)側と結像レンズとの間に配置され
た反射鏡の構成を、第1反射面で特定波長のみを反射さ
せると共に第1反射面を透過した所定波長を長手方向が
曲面である第2反射面で反射するように構成し、各反射
面で反射した原稿の画像を結像レンズによりカラーセン
サーの受光面に結像させてカラー画像を読み取るように
したので、結像レンズの色収差があったとしても、部品
点数を増加させることなくコスト安で、更に、反射鏡の
厚みや角度による誤差の影響も少なく補正が容易で、各
色が同じ倍率で結像位置を一致させ得るカラー画像読み
取り装置を提供することが出来る。
よれば、物体(原稿)側と結像レンズとの間に配置され
た反射鏡の構成を、第1反射面で特定波長のみを反射さ
せると共に第1反射面を透過した所定波長を長手方向が
曲面である第2反射面で反射するように構成し、各反射
面で反射した原稿の画像を結像レンズによりカラーセン
サーの受光面に結像させてカラー画像を読み取るように
したので、結像レンズの色収差があったとしても、部品
点数を増加させることなくコスト安で、更に、反射鏡の
厚みや角度による誤差の影響も少なく補正が容易で、各
色が同じ倍率で結像位置を一致させ得るカラー画像読み
取り装置を提供することが出来る。
【0017】請求項2の発明によれば、物体側と結像レ
ンズとの間に配置された反射鏡を、その第1反射面で特
定波長のみを反射させると共に該第1反射面を透過した
所定波長を長手方向が曲面である第2反射面で全反射す
るように構成し、各反射面で反射した原稿の画像を結像
レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させてカラ
ー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色収差
があったとしても、部品点数を増加させることなくコス
ト安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差
の影響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位
置を一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供するこ
とが出来る。
ンズとの間に配置された反射鏡を、その第1反射面で特
定波長のみを反射させると共に該第1反射面を透過した
所定波長を長手方向が曲面である第2反射面で全反射す
るように構成し、各反射面で反射した原稿の画像を結像
レンズによりカラーセンサーの受光面に結像させてカラ
ー画像を読み取るようにしたので、結像レンズの色収差
があったとしても、部品点数を増加させることなくコス
ト安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや角度による誤差
の影響も少なく補正が容易で、各色が同じ倍率で結像位
置を一致させ得るカラー画像読み取り装置を提供するこ
とが出来る。
【0018】請求項3の発明によれば、物体側と結像レ
ンズとの間に配置された反射鏡を、第1反射面で特定波
長のみを反射させると共に該第1反射面を透過した所定
波長を長手方向が曲面である第2反射面で反射するよう
に構成すると共に、該反射鏡と対向配置した他の反射鏡
を、上記第1反射面で反射した分光反射率を有する特定
波長と上記第2反射面で反射した所定波長とを、入射側
の他の第1反射面と該他の第1反射面を透過した所定波
長を反射する長手方向が曲面である他の第2反射面で反
射させる構成とし、原稿の画像を結像レンズによりカラ
ーセンサーの受光面に結像させてカラー画像を読み取る
ようにしたので、結像レンズの色収差が比較的大きくて
も、部品点数を増加させることなくコスト安で、更に、
反射鏡の厚みや角度による誤差の影響も少なく補正が容
易で、各色が同じ倍率で結像位置を一致させ得るカラー
画像読み取り装置を提供することが出来る。
ンズとの間に配置された反射鏡を、第1反射面で特定波
長のみを反射させると共に該第1反射面を透過した所定
波長を長手方向が曲面である第2反射面で反射するよう
に構成すると共に、該反射鏡と対向配置した他の反射鏡
を、上記第1反射面で反射した分光反射率を有する特定
波長と上記第2反射面で反射した所定波長とを、入射側
の他の第1反射面と該他の第1反射面を透過した所定波
長を反射する長手方向が曲面である他の第2反射面で反
射させる構成とし、原稿の画像を結像レンズによりカラ
ーセンサーの受光面に結像させてカラー画像を読み取る
ようにしたので、結像レンズの色収差が比較的大きくて
も、部品点数を増加させることなくコスト安で、更に、
反射鏡の厚みや角度による誤差の影響も少なく補正が容
易で、各色が同じ倍率で結像位置を一致させ得るカラー
画像読み取り装置を提供することが出来る。
【0019】請求項4の発明によれば、物体側と結像レ
ンズとの間に配置された反射鏡を、第1反射面で特定波
長のみを反射させると共に該第1反射面を透過した所定
波長を長手方向が曲面である第2反射面で全反射するよ
うに構成すると共に、該反射鏡と対向配置した他の反射
鏡を、上記第1反射面で反射した分光反射率を有する特
定波長と上記第2反射面で反射した所定波長とを反射す
る入射側の他の第1反射面と、該他の第1反射面を透過
した所定波長を反射する長手方向が曲面である他の第2
反射面とで構成し、該他の第2反射面で全反射した原稿
の画像を結像レンズによりカラーセンサーの受光面に結
像させてカラー画像を読み取るようにしたので、結像レ
ンズの色収差が比較的大きくても、部品点数を増加させ
ることなくコスト安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや
角度による誤差の影響も少なく補正が容易で、各色が同
じ倍率で結像位置を一致させ得るカラー画像読み取り装
置を提供することが出来る。
ンズとの間に配置された反射鏡を、第1反射面で特定波
長のみを反射させると共に該第1反射面を透過した所定
波長を長手方向が曲面である第2反射面で全反射するよ
うに構成すると共に、該反射鏡と対向配置した他の反射
鏡を、上記第1反射面で反射した分光反射率を有する特
定波長と上記第2反射面で反射した所定波長とを反射す
る入射側の他の第1反射面と、該他の第1反射面を透過
した所定波長を反射する長手方向が曲面である他の第2
反射面とで構成し、該他の第2反射面で全反射した原稿
の画像を結像レンズによりカラーセンサーの受光面に結
像させてカラー画像を読み取るようにしたので、結像レ
ンズの色収差が比較的大きくても、部品点数を増加させ
ることなくコスト安で効率良く、更に、反射鏡の厚みや
角度による誤差の影響も少なく補正が容易で、各色が同
じ倍率で結像位置を一致させ得るカラー画像読み取り装
置を提供することが出来る。
【図1】本発明の実施の形態例のカラー画像読み取り装
置の概要を説明する図である。
置の概要を説明する図である。
【図2】図1の実施の形態例のカラー画像読み取り装置
の要部を説明する図である。
の要部を説明する図である。
【図3】図1の実施の形態例のカラー画像読み取り装置
の他の要部を説明する図である。
の他の要部を説明する図である。
【図4】本発明の他の実施の形態例のカラー画像読み取
り装置の概要を説明する図である。
り装置の概要を説明する図である。
【図5】図4の実施の形態例のカラー画像読み取り装置
の要部を説明する図である。
の要部を説明する図である。
【図6】図4の実施の形態例のカラー画像読み取り装置
の他の要部を説明する図である。
の他の要部を説明する図である。
【図7】図4の実施の形態例のカラー画像読み取り装置
の他の要部を説明する図である。
の他の要部を説明する図である。
【図8】従来のカラー画像読み取り装置の要部を説明す
る図である。
る図である。
【図9】従来のカラー画像読み取り装置の要部の状態を
説明する図である。
説明する図である。
【図10】従来のカラー画像読み取り装置の要部の他の
状態を説明する図である。
状態を説明する図である。
【図11】従来のカラー画像読み取り装置の要部の他の
状態を説明する図である。
状態を説明する図である。
1 結像レンズ 2 反射鏡、2a 第1反射面、2b 第2反射面、 3 原稿設置ガラス 4 光源 5 3ラインCCD 20 反射鏡、20a 第1反射面、20b 第2反射
面、 200 反射鏡、200a 第1反射面、200b 第
2反射面、
面、 200 反射鏡、200a 第1反射面、200b 第
2反射面、
Claims (4)
- 【請求項1】 照明された原稿の画像を一枚又は複数枚
の反射鏡と結像レンズによりカラーセンサーの受光面に
結像させてカラー画像を読み取るカラー画像読み取り装
置において、 原稿と結像レンズとの間に一枚又は複数枚の反射鏡を配
置し、上記反射鏡は、特定波長のみを反射する分光反射
率を有する入射側の第1反射面と、上記第1反射面を透
過した所定波長を反射する長手方向に沿って湾曲した曲
面である第2反射面とを有することを特徴とするカラー
画像読み取り装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像読み取り装装
置において、上記第2反射面は全反射面であることを特
徴とするカラー画像読み取り装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のカラー画像形成装
置において、上記反射鏡と上記結像レンズとの間に他の
反射鏡を有し、 上記他の反射鏡は、上記反射鏡の上記第1反射面で反射
する分光反射率を有する特定波長と上記反射鏡の上記第
2反射面で反射した所定波長とを反射する上記他の反射
鏡の入射側の他の第1反射面と、上記他の第1反射面を
透過した所定波長を反射する長手方向が曲面である他の
第2反射面とを有することを特徴とするカラー画像読み
取り装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のカラー画像読み取り装装
置において、上記他の反射鏡の上記他の第2反射面は全
反射面であることを特徴とするカラー画像読み取り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030049A JPH09205523A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | カラー画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030049A JPH09205523A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | カラー画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205523A true JPH09205523A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12292976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8030049A Pending JPH09205523A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | カラー画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09205523A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376821B1 (en) | 1998-04-21 | 2002-04-23 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading apparatus |
US8284462B2 (en) | 2008-07-25 | 2012-10-09 | Ricoh Company, Ltd. | Image reading device and image forming apparatus |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP8030049A patent/JPH09205523A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376821B1 (en) | 1998-04-21 | 2002-04-23 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading apparatus |
US8284462B2 (en) | 2008-07-25 | 2012-10-09 | Ricoh Company, Ltd. | Image reading device and image forming apparatus |
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