JPH03113961A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は画像読取装置に関し、特に複数のラインセンサ
ーを利用することにより原稿面上のカラー画像情報を特
別なラインメモリを必要とせず高精度に読取るようにし
たカラー複写機、カラースキャナー　カラーファクシミ
リ等に好適な画像読取装置に関するものである。

〈従来の技術） 従来より原稿面上のカラー画像情報を投影系を介してＣ
ＯＤ等のラインセンサー面上に結像させて、こσときの
ラインセンサーからの出力信号を利用してカラー画像情
報を読取るようにした画像読取装置が種々と提案されて
いる。

第４図は従来の画像読取装置の概略図である。

図中１ａは光源、１ｂは凹面鏡であり光源１ａからの光
を効率良く原稿４側に集光している。３は原稿支持用の
原稿台ガラス、６は投影系（投影レンズ）であり原稿４
をＣＯＤ等のラインセンサーより成る画像読取手段８面
上に投影している。

画像読取手段８は基板上に３本のＣ０Ｄ８１゜８２．８
３を配置した３ラインモノリシツクＣＯＤより成ってい
る。３木のＣＣＤ８１，８２゜８３の受光面上には例え
ば青色、緑色、赤色の３原色の分光特性Ｂ、Ｇ、Ｒの色
フィルターが各々蒸着等により設けられている。これに
より各々の分光特性Ｂ、Ｇ、Ｈの色光で画像読取りを行
っている。

同図に示す装置において原稿面上の画像なＣＣＤにより
読取る場合、ＣＣＤ上の３ラインの各々の間隔と投影レ
ンズ６の結像倍率の逆数の積によって得られる寸法分だ
け原稿面上で画像の読取り位置が色別にずれてくる。例
えばＣＣＤ８１゜８２．８３の各間隔Ｘが第５図に示す
ように０．２ｍｍで投影レンズ６の投影倍率が１／１０
のとき第５図の原稿４面一上の画像読取り位置のずれ量
Ｍは Ｍ＝０．２ｘｌＯ＝２　（ｍｍ） となる。ここでｗＣ槁４を読取るとき同図において上方
から矢印Ｙ方向に下方に移動させたとき、原稿４の先端
画像はに点にさしかかったときに投影レンズ６により画
像読取手段８上のＣＣＤ８３上に結像する。ＣＣＤ８３
で読取る際の分光特性Ｂとなっていればに点の原稿に基
づく光束より青色光の画像情報の検出が行なわれる。

次にＲ稿４を矢印Ｙ方向に２ｍｍ移動させ、３点にさし
かかったときは前述のに点は投影レンズ６によりＣＣＤ
８２上に結像する。このＣＣＤ８２で読取る際の分光特
性Ｇとなっているときは緑色光の画像情報の検出が行な
われる。

更に原ｉ４を２ｍｍ移動させｉ点に位置したときは前述
と同様にしてＣＣＤ８１で分光特性Ｒに基づいた赤色光
の画像情報の検出が行なわれる。

このようにして原稿４を原稿台ガラス３上をＹ方向に移
動させて各々の分光特性を有するＣＣＤ８１．８２．８
３により原８１４面上のカラー画像を３色光により読取
っている。

（発明が解決しようとする問題点） 第４図、第５図に示す従来の画像読取装置では３つのラ
インセンサー８１，８２．８３の間隔Ｘは３つのライン
センサーを七ノリシックに作製するうえで画素サイズの
約１０〜２０倍は必要となっている。この為、原稿４上
のＲ，Ｇ、Ｂ各色の読取り位置が第５図に示すように大
きくズしてきて原Ｍ４４面上の読取り間隔Ｍが２０〜４
０画素分となってくる。この為、原ｆＡ４面の同じ位置
の信号情報を得る為には約２０〜４０ライン分の大容量
のメモリを用意しなければならないという問題点があっ
た。

本発明は投影系の後方にアナモフィックレンズとスリッ
トを適切に配置することにより簡易な構成により原稿面
上の画像読取り領域を狭くして、原稿面上の一点からの
光束を３つのＣＣＤラインセンサーに略同時に入射させ
るように構成することにより特別なメモリを用いずに高
精度なカラー画像の読取りが出来る画像読取装置の提供
を目的とする。

（問題点を解決すための手段） 本発明の画像読取装置は、照明系により照明された画像
を投影系を介して複数のラインセンサーを有する画像読
取手段面上に投影し該画像読取手段により該画像を少な
くとも２色以上で読取るようにした画像読取装置におい
て、該撮影系の後方に該ラインセンサーの素子の並び方
向と直交する副走査方向に屈折力を有するアナモフィッ
クレンズを配置すると共に該アナモフィックレンズの後
方に副走査方向の光束を制限する開口部を有するスリッ
トを配置したことを特徴としている。

特に本発明では、前記アナモフィックレンズをシリンダ
ーレンズ又はシリンドーリカルレンズより構成し、前記
スリットは前記アナモフィックレンズの集光点近傍に配
置されており、前記画像読取手段は該スリットを通過し
た光束を検出していることを特徴としている。

（実施例） 第１図（Ａ）は本発明の一実施例の要部概略図、第１図
（Ｂ）は同図（Ａ）の光学系を展開したときの主要部分
の概略図である。

本実施例では第４図の従来の画像読取装置に比べて投影
系６の後方に後述する構成のアナモフィックレンズ１１
とスリット１２を配置してカラー画像の読取りを行って
いることを特徴としている。

次に本実施例の各構成要素について説明する。

４は原稿でありカラー画像が形成されてあり、原稿台ガ
ラス３面上に載置されている。ｌａは蛍光灯やハロゲン
ランプ等の光源である。１ｂは凹面鏡であり光源１ａが
ら原稿台ガラス３と逆方向に射出した光束を集光し原Ｍ
４４に導光している。６は投影系であり原稿４からの光
束をミラー７ａ〜７ｃを介して集光し、アナモフィック
レンズ１１に導光している。アナモフィックレンズ１１
は紙面内である副走査方向にのみ屈折力を有するシリン
ダーレンズやシリンドリカルレンズ等から成っている。

１２はスリットであり主走査方向に長い開口部を有し、
アナモフィックレンズ１１による光束の集光点、即ち原
稿４と共役点近傍に配置されている。

８は画像読取手段であり、ＣＯＤ等から成る３つのライ
ンセンサー８１，８２．８３から成っている。３のライ
ンセンサー８１，８２．８３は第２図に示すように基板
２１に千ノリシックに構成されており、主走査方向２２
（第１図（Ｂ）では紙面と垂直方向）に−次元的に複数
の受光素子を配列した構成より成っている。

又３つのラインセンサーの前方には第２図に示すように
各々カラー画像を読取る為の斯学の色光、例えば赤色（
Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）を通過させる色フイルタ
−Ｒ，Ｇ、Ｂが配置されている。

本実施例では光源１ａで照明されたＷ、槁台ガラス３面
上の原稿４′の主走査方向の一領域からの光束を投影系
６とアナモフィックレンズ１１゛とによりスリット１２
の開口部１２ａに集光している。

スリット１２の開口部１２ａの副走査方向の幅はライン
センサーの各画素と同程度（例えば１０μｍ程度）とし
ている。これにより原稿４の副走査方向の対象外の原稿
からの光束を遮光すると共に画像読取りの際の副走査方
向の解像力を従来と同程度にしている。

そしてスリット１２の開口部１２ａを通過した光束を各
々３つのラインセンサー８１，８２゜８３に同時に入射
させている。そして原稿４を矢印Ｙ方向に一定速度で移
動させることにより所定の分光特性に設定された各色光
に基づいた３つのラインセンサー８１，８２．８３によ
り原稿４面上のカラー画像を順次読取っている。

本実施例ではスリット４の開口部の幅より副走査方向の
読取り解像力が決ってくる。この為３つのラインセンサ
ーの画素の副走査方向の大きさをスリット４の開口部の
幅より大きくすることができる。例えばスリット４の開
口部の幅を１０μｍとしたときラインセンサーの副走査
方向の画素サイズを２０μｍとしても良く、これによれ
ばラインセンサーへの入射光量を増加させることができ
画像読取り精度を向上させることができる。

本実施例では第２図に示すように３つのラインセンサー
８１，８２．８３のうち中央のラインセンサー８２で緑
色光（Ｇ）のカラー画像を読取るようにしているが、各
ラインセンサーの順序には制限はない。例えば一般にス
リット４からの光束は中央部分の光量が一番強くなるの
で中央部のラインセンサーで感度が一番低い青色光（Ｂ
）のカラー画像を読取るようにしてもよい。

第３図（Ａ）は本発明に係るアナモフィックレンズとス
リット近傍の他の一実施例の概略図である。同図ではア
ナモフィックレンズとしてシリンダー（円柱）レンズ３
１を用いその円柱長手方向と平行に開口部を有するスリ
ット４１をスリット４１の遮光部がシリンダーレンズ３
１の不使用領域を覆うようにして装着、又は蒸着してい
る。

尚、本実施例においてはこれらの要素と画像読取手段８
を第３図（Ｂ）に示すように１つの筺体５１内に収納し
て一体構成しても良い。これによればゴミ等の付着を防
止することができ、又各要素の組立が容易となり、更に
これらの各要素を全体的に小型に構成することができる
。

（発明の効果） 本発明によれば前述の如くアナモフィックレンズとスリ
ットを利用して画像読取手段としての３つのラインセン
サーで各々の分光特性で原稿４面上の１ライン幅に相当
する狭い領域を同時に読取ることにより、各色光に基づ
く画像の副走査方向の位置合わせの為ラインメモリ手段
を必要とせず、又光源１ａにより原稿面上の狭帯域を照
明すれば良い為、高い照明効率が得られ、更にスリット
の開口部の幅を調整することにより画像読取りの際の解
像力を向上させることができるといった特徴を有する画
像読取装置を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明の一実施例の要部概略図、第１図
（Ｂ）は第１図（Ａ）の光学系を展開したときの概略図
、第２図は第１図（Ａ）の一部分の説明図、第３図（Ａ
）、（Ｂ）は第１図（Ａ）の一部分の他の実施例の説明
図、第４゜第５図は従来の画像読取装置の概略図である
。 図中、１ａは光源、ｉｂは凹面鏡、３は原稿台ガラス、
４は原稿、６は投影系７ａ〜７Ｃはミラー、８は画像読
取手段、８１．８２．８３は各々ラインセンサー　１１
はアナモフィックレンズ、１２はスリット、３１はシリ
ンダーレンズ、４１はスリット、５１は筐体である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）照明系により照明された画像を投影系を介して複
   数のラインセンサーを有する画像読取手段面上に投影し
   該画像読取手段により該画像を少なくとも２色以上で読
   取るようにした画像読取装置において、該撮影系の後方
   に該ラインセンサーの素子の並び方向と直交する副走査
   方向に屈折力を有するアナモフィックレンズを配置する
   と共に該アナモフィックレンズの後方に副走査方向の光
   束を制限する開口部を有するスリットを配置したことを
   特徴とする画像読取装置。
2. （２）前記スリットは前記アナモフィックレンズの集光
   点近傍に配置されており、前記画像読取手段は該スリッ
   トを通過した光束を検出していることを特徴とする請求
   項１記載の画像読取装置。
3. （３）前記アナモフィックレンズをシリンダーレンズ又
   はシリンドリカルレンズより構成したことを特徴とする
   請求項２記載の画像読取装置。
4. （４）前記アナモフィックレンズをシリンダーレンズよ
   り構成し、前記スリットを該シリンダーレンズの集光点
   近傍に開口部を有し、他の一部分を覆う形状より構成し
   たことを特徴とする請求項１記載の画像読取装置。