JPH06121155A - カラーイメージスキャナの色補正装置 - Google Patents

カラーイメージスキャナの色補正装置

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JPH06121155A
JPH06121155A JP4265743A JP26574392A JPH06121155A JP H06121155 A JPH06121155 A JP H06121155A JP 4265743 A JP4265743 A JP 4265743A JP 26574392 A JP26574392 A JP 26574392A JP H06121155 A JPH06121155 A JP H06121155A
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color
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patch
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JP4265743A
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Masashi Ueda
昌史 上田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーイメージスキャナにおいて、常に高精
度で安定した出力値を出力させる。 【構成】 CCD65から出力され、A/D変換器72
によりデジタル化された色パッチ2の「読み取り信号」
と、予め基準色として内部メモリ4に記憶された色パッ
チ2の「色値信号」から、重回帰分析等の手法を用いて
最適な補正値を算出する。その後この補正値を補正部6
に転送し、新しい補正値に置き換える。このようにし
て、補正した以降の読み取られた画像情報は、この新し
い補正値を使用して補正処理が行われ、その後、補正処
理後の出力信号としてカラーイメージスキャナ本体から
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーイメージスキャ
ナの色補正装置に係り、特に読取装置を構成する部品の
ばらつきの影響を除去するようにしたカラーイメージス
キャナの色補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に従来のカラーイメージスキャナ
の概略構成を示す。図11に示すように、原稿54を載
置する原稿台ガラス53の下方にフルスピードミラー部
55が配置され、その下方にカメラ部57が配置されて
いる。前記フルスピードミラー部55の左方にはハーフ
スピードミラー部56が配置されている。前記フルスピ
ードミラー部55の内部にはハロゲンランプ58と第1
ミラー60が内蔵されている。前記ハロゲンランプ58
の近傍にはリフレクタ59が配置されている。前記ハー
フスピードミラー部56の内部には第2ミラー61と第
3ミラー62が内蔵されている。前記カメラ部57は色
補正フィルタ63とレンズユニット64とCCD65を
備えている。
【0003】次に動作について説明する。原稿台ガラス
53上に画像記録面を下向きにして原稿54を載置す
る。この状態で図示しないスタートキーが押下される
と、ハロゲンランプ58が点灯すると共に、図示しない
駆動モータにより、フルスピードミラー部55が原稿5
4に沿って移動し、ハーフスピードミラー部56もフル
スピードミラー部55の1/2の速度で原稿54に沿っ
て移動する。この移動中に、原稿54表面で反射された
ハロゲンランプ58の光は、第1ミラー60に反射され
てハーフスピードミラー部56に向い、ハーフスピード
ミラー部56の第2ミラー61と第3ミラー62に反射
されてカメラ部57に到達し、カメラ部57の内部のレ
ンズユニット64によりCCD65上に結像される。こ
の動作により、原稿54の画像情報がCCD65から発
せられる電気信号に変換される。
【0004】尚、CCD65から出力される信号は、C
CD65が赤、緑、青の3成分のいずれかに感度波長を
有する3種類構成をとるか、あるいはCCD65に入射
する光が赤、緑、青の波長帯域のみに集中するように切
り換えられる図示しない切り換え手段を備えることによ
り、色彩を記述するために必要な3種類構成の出力値と
なっている。
【0005】また、色補正フィルタ63はCCD65の
分光感度特性の調整や、ハロゲンランプ58やミラー6
0,61,62及びリフレクタ59で発生する色ずれを
補正する目的で挿入されている。この色補正フィルタ6
3の効果によりCCD65から出力される信号と原稿5
4の色との相関が取り易くなっている。
【0006】次に図12を参照して、CCD65から出
力された信号の処理について説明する。先ず、リフレク
タ59や色補正フィルタ63等によって求められる光路
全体の分光波長の伝達特性である光学特性71や、ハロ
ゲンランプ58、読み取り原稿54により、CCD65
に照射される光が規制されている。この規制された光に
応じてCCD65は信号を出力する。CCD65から出
力された信号はA/D変換器72に入力され、デジタル
信号に変換される。その後補正部75において濃度補正
や色補正等が行われ、入出力部81により外部に出力さ
れる。また、補正部75と入出力部81はCPU76に
よって制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のカラーイメージスキャナは、変動する特性要因が非
常に多く不安定なものであった。例えばランプ入力電圧
の変動や、ハロゲンランプの黒化や寿命等の経時変化に
起因する色温度の変化、環境温湿度及び装置内温度上昇
等に起因するCCDの感度特性の変化、埃や退色による
色補正フィルタを中心とした光路の分光透過率の変化
等、変動要因は多数存在する。そのため高精度な情報を
出力することが困難であった。かかる不都合を除去し、
装置本体の安定性を高めるためには、各種センサ等の部
品の追加を行なわねばならず、装置本体のコストが高く
なってしまっていた。
【0008】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、装置本体から出力され
る情報が、常に安定し、かつ高精度なカラーイメージス
キャナの色補正装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、基準色原稿の色情報を読み取る読取装置
と、前記基準色原稿に対応した基準色値情報を予め記憶
した記憶装置と、前記読取装置が読み取った色情報と前
記記憶装置に記憶された基準色値情報とに基づき、前記
読取装置固有のばらつきを補正する補正値を求める補正
値算出装置と、この補正値算出装置の算出結果に基づき
前記読取装置の出力値を補正する補正装置と、を備えて
構成した。
【0010】また、前記読取装置は、基準色原稿の変退
色を防止する変退色防止装置を備えて構成した。また、
前記読取装置の基準色原稿は反射型色パッチからなり、
前記変退色防止装置は、前記反射型色パッチへの光源か
らの光照射を遮蔽する遮蔽装置を備えて構成した。
【0011】また、前記読取装置の基準色原稿は平板状
の光透過型色パッチからなり、この平板状光透過型色パ
ッチを重力方向にほぼ平行配置して前記変退色防止装置
を構成した。
【0012】
【作用】読取装置は、基準色原稿の色情報を読み取る。
補正値算出装置は、前記読取装置が読み取った色情報
と、記憶装置に記憶された基準色値情報とに基づき、前
記読取装置固有のばらつきを補正する補正値を求める。
補正装置は、前記補正値に基づき前記読取装置の出力情
報を補正する。
【0013】また、以上のような一連の動作が終了した
場合には、遮蔽装置(シャッター)が反射型色パッチを
遮蔽し、色パッチに光源から照射される光を遮る。ま
た、平板状光透過型色パッチを重力方向にほぼ平行配置
したので、埃等が平板状光透過型色パッチに付着,堆積
しにくい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例および実施
例の変形例を図1〜図10を参照して説明する。なお、
既に説明した部分には同一符号を付し、重複記載を省略
する。(1)実施例 第1実施例 本実施例は、原稿として記録された用紙(例えば、カラ
ーフィルム)のイメージを読み取る場合であり、色パッ
チとして反射型を用いた場合である。
【0015】図1を参照して第1実施例の機械的な構成
について説明する。図1に示すように、原稿54の右方
にはカバー1が配置され、カバー1の下面には「基準色
原稿」である色パッチ2が配設され、この色パッチ2は
複数色で構成されている。
【0016】次に、図2を参照し、電子的構成を説明す
る。図2に示すように、ハロゲンランプ58,色パッチ
2,光学特性71によって規制される照射光に応じて、
CCD65から信号が出力される。尚、CCD65から
出力される信号は、前述の如く色彩を記述するために必
要な、例えば赤、緑、青の3種類の情報から構成されて
いる。
【0017】CCD65から出力された信号はA/D変
換器72に入力され、デジタル信号に変換される。この
信号と、次に説明するように内部メモリ4に記憶された
色パッチ2の色値信号が算出部5に転送され、この両者
の信号を基に補正値が算出される。この補正値を補正部
6のメモリ上に記憶させる。算出部5と補正部6はCP
U7により制御されている。
【0018】次に図3を参照し、動作について説明す
る。カラーイメージスキャナ本体の電源投入時、あるい
は任意の時間経過毎に本発明の要旨に係るキャリブレー
ション(較正)システムは動作を開始する。
【0019】先ず、電源投入時か否かを判断する(ステ
ップS1)。電源投入時の場合は、種々の初期設定のた
め、あるいは装置内の環境条件安定のためのウォームア
ップタイムを取る(ステップS2)。ウォームアップ終
了後、図示しない駆動モータによりフルスピードミラー
部55を色パッチ2の下方まで移動させる。移動終了
後、ハロゲンランプ58を点灯させ、色パッチ2表面で
反射されたハロゲンランプ58の光は、第1ミラー60
に反射されてハーフスピードミラー部56に向い、ハー
フスピードミラー部56の第2ミラー61と第3ミラー
62に反射されてカメラ部57に到達し、カメラ部57
の内部のレンズユニット64によりCCD65上に結像
され、色パッチ2の画像情報が読み取られる。この読み
取られた画像情報に対応した信号がCCD65から出力
される(ステップS3)。
【0020】このCCD65から出力され、A/D変換
器72によりデジタル化された色パッチ2の「読み取り
信号」と、予め基準色として内部メモリ4に記憶された
色パッチ2の「色値信号」から、重回帰分析等の手法を
用いて最適な補正値を算出する(ステップS4)。その
後この補正値を補正部6に転送し、新しい補正値に置き
換える(ステップS5)。即ち、純然たる基準色の「色
値信号」に基づいて、個々の装置の変動要因を含んだ
「読み取り信号」が補正される。
【0021】このようにして補正した以降の読み取られ
た画像情報は、この新しい補正値を使用して補正処理が
行われ、その後、補正処理後の出力信号としてカラーイ
メージスキャナ本体から出力される。
【0022】また、電源投入時でない場合には(ステッ
プS1;No)、ウォームアップを行わずステップS3
に移り、それ以後の処理は前述の場合と同一である。以
上に説明した処理を行うことにより、様々な変動要因の
影響を押え、カラーイメージスキャナ本体から出力され
るデータを安定させることができる。
【0023】次に、第1実施例の実験結果を説明する。
図4に変動要因の一つであるCCD65に入射する光の
色温度を変化させた場合のカラーイメージスキャナ本体
からの出力値の変化の程度を示す。この図4は測定した
色を色相角20°刻みの組に分類し、それぞれの組毎の
色差の平均を表示した。また表示した色差とは、スキャ
ナからの出力値と内部メモリ4に記憶される色値をCI
Eの均等色空間(CIE1976L*a*b*)に変換し計算したもの
である。
【0024】この図4からも明らかなように、キャリブ
レーションシステムを使用しない場合には(図4(A)
参照)、色温度が多少変動するだけで大きくバラついて
いるが、キャリブレーションシステムを使用するだけ
で、先ほどの色温度変化量aK°の変動を与えても、ほ
とんど一致しており、安定且つ高精度な状態が常に維持
できることが分かる(図4(B)参照)。
【0025】なお、このキャリブレーションシステム
は、CCD65への入射光の色温度を変化させて検証し
ているため、光路内の全ての構成部材の変動要因を取り
除くことができる。即ち、ハロゲンランプ58の色温度
変化,入力電圧の変動,色補正フィルタ63の退色,光
学系の汚れ等全てを補正できる。
【0026】また、補正値の算出にはCCD65の入射
光とCCD65の感度から算出される出力値を使用して
いることから、前述の光学系の補正のみならず、CCD
65の温湿度変化等に起因する感度特性の変化さえも補
正可能である。
【0027】更に、このことから色パッチ2を除く全て
の光学部品は、精度を過度に要求しないことが判明す
る。たとえ色補正フィルタ63が多少退色したり、ハロ
ゲンランプ58への入力電圧が変動し、色温度が変化し
たりしても、キャリブレーションシステムさえ正確に動
作を行えば、精度的には問題ないレベルを維持できる。
つまり、キャリブレーションシステム以外の部品精度や
安定性を低下させることができ、これによりコストダウ
ンの効果も期待できる。
【0028】更にまた、本実施例ではキャリブレーショ
ンシステムの開始時を電源投入時、あるいは任意の時間
経過毎に行うと技術したが、これに限定することはな
い。例えば、読み取り開始時に毎回キャリブレーション
システムを動作させるという方が、精度的には更に向上
すると考えられる。この方法も本発明の主旨を逸脱する
ものではない。
【0029】更にまた、図5にインクジェットの場合の
キャリブレーションの色数による最大色差変化を示す。
このように色パッチの色数は、極端に多くの色数を必要
としないが、少なくとのも3色以上の色数は必要であ
る。第2実施例 本実施例は、原稿としてスライド用のカラーフィルムを
用い、色パッチとして透過光型を用いた場合である。
【0030】図6に第2実施例の機械的構成を示す。図
6に示すように、ランプ11の下方には色フィルタユニ
ット12が配設されている。この色フィルタユニット1
2は、分光透過率の異なる複数のフィルタからなり、こ
のユニット12を回転駆動することにより任意色のフィ
ルタを選択可能である。色フィルムユニット12の下方
にはコンデンサレンズ13が配設され、その下方にはフ
ィルムマウント14が備えられたマウントホルダ15が
配設されている。このフィルムマウント14に例えばス
ライド用カラーフィルムを装填する。マウントホルダ1
5の下方には「基準色原稿」である透過光型の色パッチ
16が配設され、駆動モータ17により光路内への出し
入れを可能にしている。色パッチ16の下方には反射ミ
ラー18が配設され、その左方には結像レンズ19が配
設され、更にその左方にはCCD20が配設されてい
る。
【0031】なお、電子的構成は第1実施例の場合と同
様である(図2参照)。かかる構成のカラーイメージス
キャナにおいて、キャリブレーションを行うには、先
ず、色パッチ16を光路内に挿入した状態でCCD20
に結像し、色信号を出力させる。この色信号と内部メモ
リ4に格納された基準色値情報とを比較し、補正値を算
出部5が算出する。この算出された補正値に基づき補正
部6が補正を行う。(2)実施例の変形例 第1変形例 先ず、図7に基づいて第1実施例を変形した第1変形例
の機械的構成について説明する。
【0032】原稿台ガラスカバー1の下面には色パッチ
2が形成され、この色パッチ2は原稿台ガラス53に密
着されている。前記色パッチ2の下方にはフルスピード
ミラー部55が配設されている。前記原稿台ガラス53
とフルスピードミラー55との間には、ハロゲンランプ
58の光路に対して挿脱可能なシャッター21が配設さ
れている。このシャッター21は、駆動モータ22の回
転力が伝達ギア23を介して伝達されることにより左右
に移動可能に構成されている。
【0033】なお、本変形例の電子的構成は図2と同一
である。次に動作を説明する。シャッター21は、通常
はハロゲンランプ58から放射される光が色パッチ2に
到達するのを遮蔽する位置(点線で示す)に停止されて
いる。キャリブレーションシステムが動作すると、ハロ
ゲンランプ58を内蔵したフルスピードミラー部55が
色パッチ2の下方に移動し、ハロゲンランプ58が点灯
される。この点灯後、駆動モータ22の回転によりシャ
ッター21は右方に移動されて色パッチ2が露呈され、
ハロゲンランプ58から発せられた光は色パッチ2で反
射され、その反射光(基準色原稿の色情報)はフルスピ
ードミラー部55,ハーフスピードミラー部56を介し
てCCD65で受光される。色パッチ2の読取りが終了
した場合には、駆動モータ22が回転してシャッター2
1を左方に移動させ、ハロゲンランプ58から放射され
る光の内、色パッチ2に到達する光を遮蔽する。
【0034】このように構成すると、色パッチ2がハロ
ゲンランプ58により照射される時間を極端に削減する
ことができ、色パッチ2の変退色を防止できる。また、
色パッチ2が原稿台ガラス53に密着しているので、色
パッチ2の表面に埃等が付着するのを防止できる。第2変形例 図8に第1実施例を変形した第2変形例の構成を示す。
【0035】図8に示すように、原稿台ガラス53の右
上面には色パッチ2を収納する色パッチ収納ボックス3
2が配設されている。この収納ボックス32の内部には
色パッチ2を左右に移動せしめる色パッチ駆動モータ3
3が配設されている。原稿台ガラス53の下面であっ
て、前記色パッチ収納ボックス32に対向した位置には
ハロゲンランプ58の光を遮蔽する遮蔽テープ31が貼
付されている。
【0036】なお、電子的構成は図2と同一である。こ
のように構成することにより、キャリブレーション動作
時のみに色パッチ2を、読取り光路中に挿入することに
なるので、色パッチ2のハロゲンランプ58の光による
変退色を防止できる。
【0037】なお、前記第1,第2変形例では色パッチ
2は原稿台ガラス53を介して最終的にCCD65に色
パッチ2の基準色原稿の色情報が読み取られている。も
し、図9(A)に示すように、原稿台ガラス53を介さ
ずに色パッチ2を読み取ると、正確な基準色原稿の読み
取りができない。即ち、前記第1,第2変形例の原稿読
み取りの場合(図9(B)に示す)は、光学系の構成要
素に原稿台ガラス53が含まれるので、原稿台ガラス5
3の汚れを含めた補正を行うことができる。第3変形例 図10に第2実施例を変形した第3変形例の構成を示
す。
【0038】図10に示すように、反射ミラー18と結
像レンズ19との間にフィルムマウント14Aが備えら
れたマウントホルダ15Aが配設されている。このフィ
ルムマウント14Aに、例えばスライド用カラーフィル
ムを装填する。マウントホルダ15Aの左方には「基準
色原稿」である平板状の透過光型の色パッチ16Aが重
力方向Gにほぼ平行に配設され、駆動モータ17Aによ
り光路内への出し入れを可能にしている。
【0039】なお、電子的構成は図2と同一である。こ
のように構成することにより、平板状の透過光型色パッ
チ16Aが重力方向Gに対してほぼ平行なので、色パッ
チ16A上には埃等が付着,堆積しにくい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば現実に読み取った基準色原稿の値を基準色
値情報と比較して色補正を行っているので、光学系部品
のばらつきを補正することができ、光学系部品のばらつ
きの影響を受けない出力情報を得ることができる。
【0041】また、基準色原稿に光源からの光が照射さ
れる時間を必要最低限にしているので、基準色原稿の変
退色を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の機械的構成を示す図であ
る。
【図2】前記第1実施例の電子的構成を示す図である。
【図3】前記第1実施例の動作を説明する図である。
【図4】前記第1実施例の効果の特性図であって、
(A)は本発明を適用しない場合の特性図、(B)は第
1実施例の特性図である。
【図5】前記第1実施例における色数と最大色差の関係
を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例の機械的構成を示す図であ
る。
【図7】前記第1実施例を変形した第1変形例の機械的
構成を示す図である。
【図8】前記第1実施例を変形した第2変形例の機械的
構成を示す図である。
【図9】前記第1,第2変形例の光学系を示す図であ
る。
【図10】前記第2実施例を変形した第3変形例の機械
的構成を示す図である。
【図11】従来のカラーイメージスキャナの機械的構成
を示す図である。
【図12】従来のカラーイメージスキャナの電子的構成
を示す図である。
【符号の説明】
2,16…色パッチ(基準色原稿) 4…内部メモリ(記憶装置) 5…算出部(補正値算出装置) 6…補正部(補正装置) 7…CPU 8,11…ハロゲンランプ 15,20…CCD 16A…透過型色パッチ(基準色原稿) 21…シャッター(変退色防止装置) 32…色パッチ収納ボックス(変退色防止装置) 54…原稿 55…フルスピードミラー部(読取装置) 56…ハーフスピードミラー部(読取装置) 57…カメラ部(読取装置) 58…ハロゲンランプ(光源) 65…CCD

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準色原稿の色情報を読み取る読取装置
    と、 前記基準色原稿に対応した基準色値情報を予め記憶した
    記憶装置と、 前記読取装置が読み取った色情報と前記記憶装置に記憶
    された基準色値情報とに基づき、前記読取装置固有のば
    らつきを補正する補正値を求める補正値算出装置と、 この補正値算出装置の算出結果に基づき前記読取装置の
    出力値を補正する補正装置と、 を備えたことを特徴とするカラーイメージスキャナの色
    補正装置。
  2. 【請求項2】 前記基準色原稿は、少なくとも3色以上
    から構成されていることを特徴とする請求項1記載のカ
    ラーイメージスキャナ色補正装置。
  3. 【請求項3】 前記読取装置は、基準色原稿の変退色を
    防止する変退色防止装置を備えたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のカラーイメージスキャナの色
    補正装置。
  4. 【請求項4】 前記読取装置の基準色原稿は反射型色パ
    ッチからなり、前記変退色防止装置は、前記反射型色パ
    ッチへの光源からの光照射を遮蔽する遮蔽装置であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のカラーイメージスキャナ
    の色補正装置。
  5. 【請求項5】 前記読取装置の基準色原稿は平板状の光
    透過型色パッチからなり、この平板状光透過型色パッチ
    を重力方向にほぼ平行配置して前記変退色防止装置を構
    成したことを特徴とする請求項3記載のカラーイメージ
    スキャナの色補正装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101808A (ja) * 2001-03-02 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像処理装置および画像読取方法、並びにコンピュータプログラム
JP2009135704A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Ricoh Co Ltd 画像処理装置

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JP2003101808A (ja) * 2001-03-02 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像処理装置および画像読取方法、並びにコンピュータプログラム
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