JP2000059572A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000059572A
JP2000059572A JP10227954A JP22795498A JP2000059572A JP 2000059572 A JP2000059572 A JP 2000059572A JP 10227954 A JP10227954 A JP 10227954A JP 22795498 A JP22795498 A JP 22795498A JP 2000059572 A JP2000059572 A JP 2000059572A
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JP
Japan
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photographic film
image
light
reading
photographic
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Application number
JP10227954A
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English (en)
Inventor
Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
Toshio Ito
俊夫 伊藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源がONされてからシステムが立ち上がる
までの時間を短くすることができ、かつ写真フィルムを
保護することができる画像読取装置を得る。 【解決手段】 ステップ200では絞り駆動モータによ
って絞りを全閉位置に移動させる。ステップ202では
ランプドライバによってランプを点灯させる。ステップ
204で記憶装置から読み取り制御プログラムを読み込
む。ステップ206では写真フィルムが検出されたか否
かを判定し、肯定判定されるまで待機する。写真フィル
ムが挿入されたと判断した場合には、ステップ208に
より写真フィルムの搬送を開始する。ステップ210で
は、予備読み取り(プレスキャン)を行う。なお、プレ
スキャンを行うときには、全閉していた絞りはプレスキ
ャンを行うときの条件により所定量開かれる。ステップ
212では、プレスキャン時とは逆の方向に搬送しなが
ら本読み取り(ファインスキャン)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に係
り、より詳しくは、写真感光材料に記録された画像を読
み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムにランプ等の光
源から射出された光を透過させ、この透過した光をCC
D等の読み取りセンサにより光電的に読み取ることによ
り、写真フィルムに記録された画像を読み取る画像読取
装置が知られている。
【0003】このような画像読取装置では、システムの
電源がONされると、写真フィルムに光を照射するため
の光源を点灯し、光源から射出される光の光量を調整す
るための絞り等を調整して画像読み取りを行うための準
備を行う。そして、写真フィルムがフィルムキャリアに
挿入されると、写真フィルムの搬送を開始して所定の読
み取り条件に従って画像を読み取る。
【0004】ところが、写真フィルムが挿入された状態
で電源がONされると、絞りが開いている場合には写真
感光材料に光源からの光が照射して高温となり好ましく
ない。
【0005】また、上記の制御は、マイクロプロセッサ
により制御プログラムを実行することにより行われる。
この制御プログラムは通常ROM等に記憶されるが、R
OMの記憶容量の問題や制御プログラムの変更の容易さ
を考慮して、制御プログラムをハードディスク等書き換
えが容易な記憶装置に記憶しておく場合がある。このよ
うな場合、制御プログラムの実行は、この記憶装置から
制御プログラムを読み出してRAM等にロードしてから
行われる。このため、装置の電源をONしてからシステ
ム全体が立ち上がるまでに時間がかかるという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、電源がONされてからシステムが立ち上がるまで
の時間を短くすることができる画像読取方法を得ること
が目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光源から照射された光を減光、又は遮光する光量調
整手段を備え、前記光源から照射された光を画像が記録
された写真感光材料に照射し、ロードしたプログラムに
従って前記写真感光材料からの光を読み取ることにより
前記画像を読み取る画像読取装置であって、前記光源の
点灯、及び前記写真感光材料を保護するための前記光量
調整手段による前記光源から照射された光の減光、又は
遮光を行った後、前記プログラムをロードして前記画像
の読み取りを行うことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、光源から照
射された光を減光、又は遮光する光量調整手段を備え、
光源から照射された光を画像が記録された写真感光材料
に照射し、ロードしたプログラムに従って写真感光材料
からの光を読み取ることにより画像を読み取る画像読取
装置において、光源の点灯、及び写真感光材料を保護す
るために、絞りなどの光量調整手段により光源から照射
される光を減光、又は遮光できるようにする。その後、
画像を読み取るプログラムをロードして写真感光材料に
記録された画像の読み取りを行う。
【0009】なお、光源の点灯及び光源から照射される
光の減光又は遮光は、写真フィルムが高温にならないよ
うにして保護できればよいので、光源を先に点灯してす
ぐに減光又は遮光を行うようにしてもよいし、減光又は
遮光を行うようにしてから光源を点灯してもよい。ま
た、それぞれの動作を同時に行うようにしてもよい。
【0010】また、光源の点灯及び光源から照射される
光を減光、又は遮光できる位置に絞りを制御するプログ
ラムはROM等に記憶させておく。または、電源がON
されたらハードウェアで自動的に実行されるようにして
おく。画像を読み取るプログラムは例えばハードディス
ク等の記憶装置に記憶させておき、光源及び絞りの制御
が終了してから記憶装置からロードして実行する。この
ため、電源がONされてから光源がONするまでの時間
が短くなるので、電源がONされてから光源からの光に
より所定温度までヒートアップする時間が短くなり、画
像の読み取りが行えるまでの時間を短縮することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、本実施の形態に係るラ
インCCDスキャナ(画像読取装置)14は、画像処理
部16、マウス20、2種類のキーボード12A、12
B、及びディスプレイ18が設けられた作業テーブル2
7に備えられている。
【0013】一方のキーボード12Aは作業テーブル2
7の作業面27U内に埋設されている。他方のキーボー
ド12Bは、不使用時は、作業テーブル27の引出し2
4内に収納され、使用時は、引出し24から取り出し、
一方のキーボード12A上に重ねる。このとき、キーボ
ード12Bのコードを、画像処理部16に接続されたジ
ャック110に接続する。
【0014】マウス20のコードは作業テーブル27に
設けられた孔108を介して画像処理部16に接続され
ている。マウス20は、不使用時はマウスホルダ20A
に収納され、使用時はマウスホルダ20Aから取り出
し、作業面27U上に載置する。
【0015】画像処理部16は、作業テーブル27に設
けられた収納部16Aに収納され、開閉扉25によって
密閉されている。なお、開閉扉25を開放することによ
り、画像処理部16を取り出すことができるようになっ
ている。
【0016】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルム等の写真感光
材料に記録されている写真フィルム画像を読み取るため
のものであり、例えば135サイズの写真フィルム、1
10サイズの写真フィルム、及び透明な磁気層が形成さ
れた写真フィルム(240サイズの写真フィルム:所謂
APSフィルム)、120サイズ及び220サイズ(ブ
ローニサイズ)の写真フィルムの写真フィルム画像を読
取対象とすることができる。ラインCCDスキャナ14
は、上記の読取対象の写真フィルム画像をラインCCD
で読み取り、画像データを出力する。
【0017】ここで、写真フィルムとは、被写体を撮影
後、現像処理され、ネガ画像又はポジ画像が可視化され
たフィルムをいう。
【0018】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データが入力されると共に、入
力された画像データに対して各種の補正等の画像処理を
行って、記録用画像データとして、図示しないレーザプ
リンタ部へ出力する。
【0019】図2及び図3に示すように、ラインCCD
スキャナ14の光学系は、作業テーブル27の下方に配
置された光源部30、作業テーブル27に支持された拡
散ボックス40、作業テーブル27にセットされるフィ
ルムキャリア38、及び作業テーブル27を挟んで光源
部30の反対側に配置された読取部43を備えている。
【0020】光源部30は金属製のケーシング31内に
収容されており、ケーシング31内部には、ハロゲンラ
ンプやメタルハライドランプ等から成るランプ32が配
置されている。
【0021】ランプ32の周囲にはリフレクタ33が設
けられており、ランプ32から射出された光の一部はリ
フレクタ33によって反射され、一定の方向へ射出され
る。リフレクタ33の側方には、複数のファン34が設
けられている。ファン34はランプ32が点灯している
間作動され、ケーシング31の内部が過熱状態となるこ
とを防止する。
【0022】リフレクタ33の光射出側には、リフレク
タ33からの射出光の光軸Lに沿って、紫外域及び赤外
域の波長の光をカットすることで写真フィルム22の化
学変化を防止すると共に温度上昇を防止して読取精度を
向上させるUV/IRカットフィルタ35、ランプ32
からの光及びリフレクタ33からの射出光の光量を調整
する絞り39、及び、写真フィルム22及び読取部43
に到達する光の色成分を、写真フィルムの種類(ネガフ
ィルム/リバーサルフィルム)に応じて適切に設定する
ネガフィルム用のバランスフィルタ36N及びリバーサ
ルフィルム用のバランスフィルタ36Pが嵌め込まれて
いるターレット36(図4(B)も参照)が順に設けら
れている。
【0023】絞り39は光軸Lを挟んで配置された一対
の板材から成り、一対の板材が接近離間するようにスラ
イド移動可能とされている。図4(A)に示すように、
絞り39の一対の板材は、スライド方向に沿った一端側
から他端側に向けて、スライド方向に直交する方向に沿
った断面積が連続的に変化するように、一端側に切り欠
き39Aが各々形成されており、切り欠き39Aが形成
されている側が対向するように配置されている。
【0024】上記構成では、所望の光成分の光となるよ
うに、写真フィルムの種類に応じたフィルタ(36N、
36P)の何れが光軸L上に位置し、絞り39の位置に
よって絞り39を通過する光の光量を所望の光量に調整
する。
【0025】拡散ボックス40は、上部になるに従っ
て、即ち、写真フィルム22に近づくに従って、フィル
ムキャリア38によって搬送される写真フィルム22の
搬送方向の長さが狭くなり(図2参照)、該搬送方向に
直交する方向(写真フィルム22の幅方向)の長さが広
がる(図3参照)形状とされている。また、拡散ボック
ス40の光入射側及び光射出側には光拡散板(図示せ
ず)が各々取付けられている。なお、上記の拡散ボック
ス40は、135サイズの写真フィルム用であるが、他
の写真フィルムに応じた形状の拡散ボックス(図示せ
ず)も用意されている。
【0026】拡散ボックス40に入射された光は、フィ
ルムキャリア38(すなわち写真フィルム22)に向け
て、写真フィルム22の幅方向を長手方向とするスリッ
ト光とされ、また、光拡散板によって拡散光とされて射
出される。このように、拡散ボックス40から射出され
る光が拡散光とされることにより、写真フィルム22に
照射される光の光量むらが低減され、写真フィルム画像
に均一な光量のスリット光が照射されると共に、写真フ
ィルム画像に傷が付いていたとしても、この傷が目立ち
にくくなる。
【0027】フィルムキャリア38及び拡散ボックス4
0は、写真フィルム22の種類毎に用意されており、写
真フィルム22に応じて選択される。
【0028】フィルムキャリア38の上面及び下面にお
ける光軸Lに対応する位置には、写真フィルム22の幅
方向に写真フィルム22の幅より長い細長い開口(図示
しない)が設けられている。拡散ボックス40からのス
リット光は、フィルムキャリア38の下面に設けられた
該開口を介して写真フィルム22に照射され、写真フィ
ルム22の透過光が、フィルムキャリア38の上面に設
けられた該開口を介して、読取部43に到達する。
【0029】ところで、フィルムキャリア38は、拡散
ボックス40からのスリット光が照射される位置(読取
位置)で湾曲するように、写真フィルム22をガイドす
る図示しないガイドが設けられている。これにより、読
取位置での写真フィルム22の平面性が確保される。
【0030】また、拡散ボックス40は、上面が上記読
取位置に接近するように支持されている。よって、フィ
ルムキャリア38の装填時にフィルムキャリア38と拡
散ボックス40が干渉しないように、フィルムキャリア
38の下面には、切り欠け部が設けられている。
【0031】なお、フィルムキャリアは、プレスキャン
時や、ファインスキャン時におけるこれからファインス
キャンする写真フィルム画像の濃度等に応じた複数の速
度で写真フィルム22を搬送可能なように構成されてい
る。
【0032】読取部43は、ケーシング44内部に収容
された状態で配置されている。ケーシング44の内部に
は、上面にラインCCD116が取付けられた載置台4
7が設けられており、載置台47からはレンズ筒49が
複数本垂下されている。レンズ筒49には、縮小・拡大
等の変倍のために作業テーブル27と接近離間する方向
Aにスライド移動可能にレンズユニット50が支持され
ている。作業テーブル27には支持フレーム45が立設
されている。
【0033】載置台47は、支持フレーム45に取り付
けられたガイドレール42に、上記変倍やオートフォー
カス時に共役長を確保するために作業テーブル27と接
近離間する方向Bにスライド移動可能に支持されてい
る。レンズユニット50は複数枚のレンズから成り、複
数枚のレンズの間にはレンズ絞り51が設けられてい
る。図4(C)に示すように、レンズ絞り51は略C字
状に成形された絞り板51Aを複数枚備えている。各絞
り板51Aは光軸Lの周囲に均等に配置され一端部がピ
ンに軸支されており、ピンを中心として回動可能とされ
ている。
【0034】複数枚の絞り板51Aは図示しないリンク
を介して連結されており、レンズ絞り駆動モータ(後
述)の駆動力が伝達されると同一の方向に回動する。こ
の絞り板51Aの回動に伴って、光軸Lを中心として絞
り板51Aにより遮光されていない部分(図4(C)に
おける略星型の部分)の面積が変化し、レンズ絞り51
を通過する光の光量が変化する。
【0035】ラインCCD116は、CCDセル又はフ
ォトダイオード等の光電変換素子が、写真フィルム22
の幅方向に一列に多数配置され、かつ電子シャッタ機構
が設けられたセンシング部が、間隔を空けて互いに平行
に3ライン設けられており、各センシング部の光入射側
にR、G、Bの色分解フィルタの何れかが各々取付けら
れて構成されている(所謂3ラインカラーCCD)。ま
た、各センシング部の近傍には、多数の転送部が各セン
シング部に対応して各々設けられており、各センシング
部の各CCDセルに蓄積された電荷は、対応する転送部
を介して順に転送される。
【0036】また、ラインCCD116の光入射側に
は、CCDシャッタ52が設けられている。なお、図4
(D)に示すように、このCCDシャッタ52にはND
フィルタ52NDが嵌め込まれている。CCDシャッタ
52は、矢印u方向に回転して、暗補正のためにライン
CCD116に入射される光を遮光する全閉状態(ND
フィルタ52NDが嵌め込まれていない部分52B等
が、光軸Lを含む位置52Cに位置する)、通常の読み
取りや明補正のためにラインCCD116に光を入射さ
せる全開状態(図4(D)の位置)、リニアリティ補正
のためにラインCCD116に入射される光をNDフィ
ルタ52NDによって減光する減光状態(NDフィルタ
52NDが位置52Cに位置する)の何れかの状態に切
り替わる。
【0037】図3に示すように、作業テーブル27に
は、写真フィルム22を冷却するための冷却風を生成す
るコンプレッサ94が配置されている。コンプレッサ9
4により生成された冷却風は、案内管95によりフィル
ムキャリア38の図示しない読取部に案内されて、供給
される。これにより、写真フィルム22の読取部に位置
する領域を冷却することができる。なお、案内管95
は、冷却風の流量を検出する流量センサ96を貫通して
いる。
【0038】図5に示したラインCCDスキャナ14の
光学系の主要部を参照しながら、ラインCCDスキャナ
14及び画像処理部16の電気系の概略構成を、図6を
用いて説明する。
【0039】ラインCCDスキャナ14は、ラインCC
Dスキャナ14全体の制御を司るマイクロプロセッサ4
6を備えている。マイクロプロセッサ46には、バス6
6を介してRAM68(例えばSRAM)、ROM70
(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、制御プログ
ラム等が記憶される記憶装置72が接続されていると共
に、ランプドライバ53、コンプレッサ94、流量セン
サ96、及びモータドライバ48が接続されている。ラ
ンプドライバ53は、マイクロプロセッサ46からの指
示に応じてランプ32を点消灯させる。また、写真フィ
ルム22の写真フィルム画像の読み取りの際、写真フィ
ルム22に冷却風を供給するために、マイクロプロセッ
サ46は、コンプレッサ94を稼働させる。なお、流量
センサ96により冷却風の流量が検出され、マイクロプ
ロセッサ46は、異常を検知する。
【0040】また、モータドライバ48には、ターレッ
ト36のネガフィルム用のバランスフィルタ36N及び
リバーサルフィルム用のバランスフィルタ36Pの何れ
かが光軸Lに位置するようにターレット36を図4
(B)矢印t方向に回転駆動するターレット駆動モータ
54、ターレット36の基準位置(図示しない切り欠
け)を検出するターレット位置センサ55(図4(B)
も参照)が接続されている。
【0041】モータドライバ48には、更に、絞り39
をスライド移動させる絞り駆動モータ56、絞り39の
位置を検出する絞り位置センサ57、載置台47(即
ち、ラインCCD116及びレンズユニット50)をガ
イドレール42に沿ってスライド移動させる読取部駆動
モータ58、載置台47の位置を検出する読取部位置セ
ンサ59、レンズユニット50をレンズ筒49に沿って
スライド移動させるレンズ駆動モータ60、レンズユニ
ット50の位置を検出するレンズ位置センサ61、レン
ズ絞り51の絞り板51Aを回動させるレンズ絞り駆動
モータ62、レンズ絞り51の位置(絞り板51Aの位
置)を検出するレンズ絞り位置センサ63、CCDシャ
ッタ52を全閉状態、全開状態及び減光状態の何れかの
状態に切り換えるシャッタ駆動モータ64、シャッタ位
置を検出するシャッタ位置センサ65、ファン34を駆
動するファン駆動モータ37が接続されている。
【0042】マイクロプロセッサ46は、ラインCCD
116によるプレスキャン(予備読み取り)及びファイ
ンスキャン(本読み取り)を行う際に、ターレット位置
センサ55及び絞り位置センサ57によって検出される
ターレット36及び絞り39の位置に基づき、ターレッ
ト駆動モータ54によってターレット36を回転駆動さ
せると共に、絞り駆動モータ56によって絞り39をス
ライド移動させ、写真フィルム画像に照射される光を調
節する。
【0043】またマイクロプロセッサ46は、写真フィ
ルム画像のサイズやトリミングを行うか否か等に応じて
ズーム倍率を決定し、写真フィルム画像が前記決定した
ズーム倍率でラインCCD116によって読み取られる
ように、読取部位置センサ59によって検出される載置
台47の位置に基づき読取部駆動モータ58によって載
置台47をスライド移動させると共に、レンズ位置セン
サ61によって検出されるレンズユニット50の位置に
基づきレンズ駆動モータ60によってレンズユニット5
0をスライド移動させる。
【0044】なお、ラインCCD116の受光面をレン
ズユニット50による写真フィルム画像の結像位置に一
致させる合焦制御(オートフォーカス制御)を行う場
合、マイクロプロセッサ46は、読取部駆動モータ58
により載置台47のみをスライド移動させる。この合焦
制御は、一例としてラインCCD116によって読み取
られた写真フィルム画像のコントラストが最大となるよ
うに行う(所謂画像コントラスト法)ことができるが、
これに代えて写真フィルム22とレンズユニット50
(又はラインCCD116)との距離を赤外線等により
測定する距離センサを設け、写真フィルム画像のデータ
に代えて距離センサによって検出された距離に基づいて
行うようにしてもよい。
【0045】一方、ラインCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、ラインCCD116や後述するA/D変
換器82等を動作させるための各種のタイミング信号
(クロック信号)を発生する。ラインCCD116の信
号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82に接
続されており、ラインCCD116から出力された信号
は、増幅器76で増幅されA/D変換器82でディジタ
ルデータに変換される。
【0046】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88、インタフェース(I/
F)回路90を順に介して画像処理部16に接続されて
いる。CDS88では、フィードスルー信号のレベルを
表すフィードスルーデータ及び画素信号のレベルを表す
画素データを各々サンプリングし、各画素毎に画素デー
タからフィードスルーデータを減算する。そして、演算
結果(各CCDセルでの蓄積電荷量に正確に対応する画
素データ)を、I/F回路90を介してスキャン画像デ
ータとして画像処理部16へ順次出力する。
【0047】なお、ラインCCD116からはR、G、
Bの測光信号が並列に出力されるので、増幅器76、A
/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系
統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画
像データとしてR、G、Bの画像データが並列に、画像
処理部16に入力される。
【0048】更に、画像処理部16には、前述したディ
スプレイ18、キーボード12A、12B、マウス2
0、及びフィルムキャリア38が接続されている。
【0049】次に、本実施の形態に係るラインCCDス
キャナ14の作用について説明する。
【0050】ラインCCDスキャナ14の電源が投入さ
れると、マイクロプロセッサ46では図7に示す制御ル
ーチンを開始する。なお、ステップ200〜204まで
の初期プログラムは、ROM70に記憶されており、ス
テップ206以降の読み取り制御プログラムは記憶装置
72に記憶されている。
【0051】マイクロプロセッサ46はROM70から
初期プログラムを読み込んで実行する。まず、ステップ
200では絞り駆動モータ56によって絞り39を全閉
位置に移動させる。次のステップ202ではランプドラ
イバ53によってランプ32を点灯させる。このため、
すでに写真フィルム22がフィルムキャリア38に挿入
された状態においても、ランプ32からの光が写真フィ
ルム22に照射されることがないので、写真フィルム2
2の温度が上昇するのを防ぐことができる。
【0052】なお、上述したように、ここまでのプログ
ラムはROM70に格納されているので、ラインCCD
スキャナ14の電源をONしてから短い時間で処理を行
うことができる。
【0053】次に、ステップ204で記憶装置72から
読み取り制御プログラムを読み込んでRAM68に格納
する。これ以降マイクロプロセッサ46はRAM68か
ら読み取り制御プログラムを読み込んで実行する。
【0054】ステップ206では、図示しない写真フィ
ルム検出センサにより写真フィルム22が検出された
か、すなわち、写真フィルム22がフィルムキャリア3
8に挿入されたか否かを判定し、肯定判定されるまで待
機する。そして、写真フィルム22が挿入されたと判断
した場合には、ステップ208により写真フィルム22
の搬送を開始する。
【0055】そして、ステップ210において、写真フ
ィルム22を所定の一定速度で搬送しながら最適露光条
件を求めるための予備読み取り(プレスキャン)を行
い、写真フィルム22に記録された画像を低解像度で読
み取って画像処理部16へ出力する。なお、プレスキャ
ンを行うときには、全閉していた絞り39はプレスキャ
ンを行うときの条件により所定量開かれる。
【0056】プレスキャンが終了すると、画像処理部1
6ではプレスキャン時に読み取られた画像をもとに、最
適な画質となるように露光条件を求める、所謂セットア
ップ演算を行う。また、必要に応じてプレスキャン時に
読み取られた画像を、セットアップ演算により補正され
たポジ画像をディスプレイ18に表示する。
【0057】オペレータは、ディスプレイ18上のポジ
画像を検定し、必要に応じてキーボード12やマウス2
0を操作して画像の濃度、色等に関して補正を行う。ま
た、必要に応じてトリミング作業を行い、読み取り画像
範囲の指定を行う。更に、印画紙に画像を出力する際に
は、出力画像サイズ(所謂、プリントサイズ)、出力枚
数等も指定する。このようにして、全ての条件を整えた
上で、オペレータは本読み取り(ファインスキャン)を
行うよう指示する。
【0058】これにより、マイクロコンピュータ46
は、ステップ212において、写真フィルム22を所定
の一定速度でプレスキャン時とは逆の方向に搬送しなが
らファインスキャンを行い、写真フィルム22に記録さ
れた画像を1コマごとに高解像度で読み取る。
【0059】上記ファインスキャンによりラインCCD
116により読み取って得られた画像信号は、増幅器7
6により増幅され、A/D変換器82によりデジタルデ
ータ(画像データ)に変換される。
【0060】上記画像データは、CDS88により、3
本のラインCCD116相互の読み取った主走査方向の
ラインのずれ(所謂、色ずれ)が補正されて、インター
フェース(I/F)回路90を介して画像処理部16に
出力される。画像処理部16では、図示しない拡縮回路
により所定の画素数に変換され、最終的な画像データを
得る。なお、この画像データを、図示しないレーザプリ
ンタ部に転送し、画像データに基づいて印画紙上を走査
露光し、この印画紙を図示しないプロセッサ部において
現像処理することにより所望の写真プリントを得ること
ができる。
【0061】このように、ラインCCDスキャナ14の
電源がONされてから絞り39を全閉し、ランプ32を
点灯させるプログラムをROM70に記憶しておいて実
行することにより、写真フィルム22に記録された画像
の読み取りを開始するまでには、ランプ32が所定温度
まで十分にヒートアップするので、結果的にラインCC
Dスキャナ14の立ち上がりの時間を短くすることがで
きる。また、絞り39を全閉にしてからランプ32を点
灯することにより、すでに写真フィルム22がフィルム
キャリア38に挿入された状態でラインCCDスキャナ
14の電源をONした場合でも写真フィルム22の温度
が高温になってしまうことがない。
【0062】なお、本実施の形態では、絞り39を全閉
する場合を例に説明したが、これに限らず、ランプ32
からの光の照射量が少ない位置で、写真フィルム22を
保護できる程度に閉まっていればよい。また、絞り39
の代わりにターレット36を用いてランプ32からの光
の照射量を調整するようにしてもよい。
【0063】また、本実施の形態で示したターレット
(図4(B)参照)に限定されず、図8に示すように、
赤光を吸収するシアンフィルタ用のターレット36C、
緑光を吸収するマゼンタフィルタ用のターレット36
M、及び青紫光を吸収するイエローフィルタ用のターレ
ット36Yにより構成してもよい。ターレット36C
は、濃度の異なる複数のシアンフィルタ36C1、36
C2、36C3が嵌め込まれている。なお、シアンフィ
ルタ36C1、36C2、36C3の順に濃度が濃くな
っている。その他のターレット36M、36Yも同様の
構成となっている。そして、各ターレット36C、36
M、36Yは、各ターレットの選択されたフィルタ各々
が光軸L上で重なるように、回転可能に支持されてい
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、光
源の点灯及び光源から照射される光の減光又は遮光を行
ってから写真感光材料に記録された画像を読み取るプロ
グラムをロードして実行するようにしたので、写真感光
材料を高温になるのを防ぐことができ、かつ装置の電源
がONされてから光源が点灯するまでの時間が短くなる
ので、画像の読み取りが行えるようになるまでの時間を
短縮することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインCCDスキャナの外観図である。
【図2】ラインCCDスキャナの光学系の正面断面図で
ある。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系の側面断面図で
ある。
【図4】(A)は絞り、(B)はターレット、(C)は
レンズ絞り、(D)はCCDシャッタの一例を各々示す
平面図である。
【図5】ラインCCDスキャナの光学系の主要部のみを
示した図である。
【図6】ラインCCDスキャナの電気系の概略構成を示
すブロック図である。
【図7】本実施の形態に係る制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図8】ターレットの変形例を示す図である。
【符号の説明】
14 ラインCCDスキャナ 22 写真フィルム 32 ランプ 36 ターレット 38 フィルムキャリア 39 絞り 40 拡散ボックス 46 マイクロプロセッサ 50 レンズユニット 68 RAM 70 ROM 72 記憶装置 116 ラインCCD
フロントページの続き Fターム(参考) 2H109 AA75 AA84 5C072 AA01 BA03 CA02 CA14 DA02 DA04 DA15 DA16 RA10 UA11 UA13 VA03 WA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から照射された光を減光、又は遮光
    する光量調整手段を備え、前記光源から照射された光を
    画像が記録された写真感光材料に照射し、ロードしたプ
    ログラムに従って前記写真感光材料に記録された前記画
    像を読み取る画像読取装置であって、 前記光源の点灯、及び前記写真感光材料を保護するため
    の前記光量調整手段による前記光源から照射された光の
    減光、又は遮光を行った後、前記プログラムをロードし
    て前記画像の読み取りを行うことを特徴とする画像読取
    装置。
JP10227954A 1998-08-12 1998-08-12 画像読取装置 Pending JP2000059572A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025226A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Noritsu Koki Co Ltd フィルムスキャナ
CN100438556C (zh) * 2001-01-24 2008-11-26 佳能株式会社 图象输入系统

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