JP2000002950A - 写真感光材料冷却装置 - Google Patents

写真感光材料冷却装置

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JP2000002950A
JP2000002950A JP10165727A JP16572798A JP2000002950A JP 2000002950 A JP2000002950 A JP 2000002950A JP 10165727 A JP10165727 A JP 10165727A JP 16572798 A JP16572798 A JP 16572798A JP 2000002950 A JP2000002950 A JP 2000002950A
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Japan
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photographic film
photographic
light
cooling
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JP10165727A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Sakaguchi
恭伸 阪口
Kazuhiko Katakura
和彦 片倉
Toshiyuki Inoue
敏之 井上
Takashi Yamamoto
尚 山本
Takashi Yoshida
吉田  敬
Tatsuya Konagaya
達也 小長谷
Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルムの変質を防止すると共に冷却手
段の長寿命化を図る。 【解決手段】 スキャンが終了した場合(114;Y) 、絞り
板39を、待機位置に移動する(116) 。スキャンが終了
したときから所定時間(例えば、1分)経過するまでの
間、再度フィルムスキャンの指示がなければ(118;N) 、
絞り板39を原点位置に移動し(120) 、コンプレッサ9
4を停止する(122) 。このように、絞り板が原点位置に
移動したときに、コンプレッサを停止するので、写真フ
ィルムの変質を防止すると共にコンプレッサの長寿命化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料冷却
装置に係り、より詳しくは、光照射による写真感光材料
の変質を防止するため写真感光材料を冷却する写真感光
材料冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムを所定の位置に
位置決めし、写真フィルムが静止状態のときに写真フィ
ルムに記録された画像を読み取る画像読取装置が提案さ
れている。
【0003】このような画像読取装置において、写真フ
ィルムを冷却するものとして、次の種々の装置が提案さ
れている。
【0004】即ち、ノズルから、静止状態の写真フィル
ムにおける照明光のスポットが形成される中心を含む領
域を狙って、空気を噴出する装置が提案されている(特
開昭62-69257号公報)。これにより、特に、写真フィル
ムが高温となる高倍率時に冷却に必要な空気を供給で
き、写真フィルムの温度を充分に下げることができる。
【0005】また、ノズルから、写真フィルムの上下両
面に気体を吹きつける装置が提案されている(実開昭55
-159338 号公報)。これにより、写真フィルムの上下両
面が強制冷却されて、写真フィルムの変質を防止するこ
とができる。
【0006】更に、写真フィルム画像がオーバー露光で
ある場合に対応して写真フィルムに照射する光量を多く
する場合には、冷却用ファンの駆動モータに印加する電
圧を高くし、該光量が少ない場合には、該電圧を低くす
る装置が提案されている(特開昭63-235923 号公報)。
【0007】そして、写真フィルムの装着又は未装着の
ときに、光源の明るさと冷却ファンの回転速度を自動体
に制御するものも提案されている(実開昭57-23658号公
報)。
【0008】以上、種々の装置が提案されているが、何
れも写真フィルムが静止状態のときに写真フィルムに記
録された画像を読み取るものである。
【0009】ところで、上記のように写真フィルムが静
止状態のときに写真フィルムに記録された画像を読み取
るものと異なり、写真フィルムに記録された画像を、写
真フィルムを搬送しながら読み取る画像読取装置が考え
られる。
【0010】この場合、照明装置としては、照明の効果
を考慮し、写真フィルムに、写真フィルムの搬送方向と
直交する方向に伸びるスリット状の照明として、読み取
りに必要な領域のみに光を照射することが望ましい。
【0011】そして、本画像読取装置は、スリット光が
照射された写真フィルムから透過した光を、写真フィル
ムの搬送方向と直交する方向に並ぶラインCCDにより
画像の読み取りを行う。
【0012】一般に、スリット光が照射された写真フィ
ルムの画像をラインCCDにより読み取る場合には、例
えば、同一画像を同一時間でエリアCCDで読み取るた
めに必要な光量に比較すると、写真フィルムに照射され
る光量は格段に多く必要となる。特に、高速で搬送しな
がら画像を読み取る場合には、さらに大光量の照明が必
要となり、写真フィルムに与える熱量が多くなるため、
写真フィルムの温度が上昇することを抑制する手段が必
要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】昨今、CCDにより写
真フィルム画像を取り込み、取り込んだ画像をデジタル
処理して印画紙に走査露光する、いわゆるデジタルフォ
トプリンタが提案されている。
【0014】これは、写真フィルムに記録された画像情
報を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信
号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像情報
として、この画像情報に応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処
理によってプリントとするものである。
【0015】デジタルフォトプリンタでは、複数画像の
合成や画像の分割等の編集や、文字と画像との編集等の
プリント画像の編集レイアウトや、拡大縮小、色/濃度
/諧調調整、ネガ写真フィルム/ポジ変換、輪郭強調等
の各種の画像処理も自由に行うことができる。また、従
来の直接露光によるプリントでは、濃度分解能、空間分
解能、色/濃度再現性等の点で、写真フィルムに記録さ
れている画像濃度情報をすべて再生することはできない
が、デジタルフォトプリンタによれば、写真フィルムに
記録されている画像濃度情報をほぼ100 %再生したプリ
ントを得ることができる。
【0016】さらに、デジタルフォトプリンタによれ
ば、写真フィルムに記録された画像情報や、それに対す
る画像処理条件を、装置が有するメモリやハートディス
ク等の外部メモリや外部メディアに記録(保存)してお
くことが可能であるので、焼き増し等を行う際に、原画
となる写真フィルムが不要であり、また、再度処理条件
を設定する必要がないので、迅速かつ効率よく焼き増し
等の作業を行うことができる。その他のサービスの形態
としては、デジタルカメラ等により記録されたデジタル
画像データの編集及びプリンタ等への出力や、写真フィ
ルム画像を外部メディアに記録することや、さらにイン
ターネット機能を利用してデジタル画像データを遠方へ
転送する等の応用サービス等も考えられる。
【0017】このような装置は、一種の生産設備であ
り、従って、画像の読み取りを短時間に行う、所謂処理
能力の高いものが要求され、しかも多様な写真フィルム
種、露出レベルのものを高画質に仕上げる必要がある。
従って、例えば、オーバー露光されたネガ写真フィルム
に対しても、入力された画像を、一定処理能力で、高画
質画像データしてと読み取りができるためには、さら
に、多くの照明光量が必要となる。
【0018】また、上記画像読取装置において、カラー
画像の読み取りに必要な可視光成分にも熱エネルギーが
あることが分かっている。従って、カラー画像の読み取
りのための光源は、カット可能な波長領域が自ずと制限
され、読み取りに不要な波長成分をカットして照射して
も完全な防熱効果は得られず、従って、大光量を照射す
ると、光量に比例して、写真フィルム原稿に熱エネルギ
ーが蓄積され、写真フィルムの温度上昇が写真フィルム
構成材料の許容温度以上となり、写真フィルムが変質す
る。なお、写真フィルムの変質には、一時的変質(可逆
的な退色)や永久変質(非可逆的な退色や写真フィルム
ベースの変形等)がある。
【0019】また、ラインCCD等を使った読み取りに
おいては、原稿を一定速度で安定に搬送させるため、読
取部の搬送ガイド形状を屈曲させることにより、読み取
られる写真フィルム原稿の位置安定性を確保している。
このように、写真フィルムを搬送ガイド形状を屈曲させ
た読取部を通過するとき、写真フィルム画像が順次に一
部が屈曲する搬送がなされる。そのため、所定光量以上
の照射光を写真フィルム屈曲部に与えながら写真フィル
ムが所定時間以上照射領域に滞留した場合等は、屈曲部
の形状が永久変形して残るといった問題が生ずる虞があ
る。
【0020】一旦写真フィルムに非可逆的な熱損傷が加
わると、修復不可能となるが、写真フィルムを保護する
といった機能は、装置構成上で最重要課題の1つに数え
られるべき機能である。この場合、照明光を有効に照射
するだけでは、以上のように写真フィルムに熱損傷を与
える虞がある。よって、写真フィルムの温度が高くなる
ことを何らかの方法で抑制する手段が必要となる。
【0021】しかしながら、写真フィルムの温度が高く
なることを抑制する手段を備えたとしても、該手段を常
に稼働させるようにすると、消費電力が大きくかつ該手
段の寿命が短くなる。一方、該段の稼働を停止すると、
上記変質が発生する虞がある。
【0022】本発明は、上記事実に鑑みて成されたもの
で、写真感光材料の変質を防止すると共に冷却手段の長
寿命化を図ることの可能な写真感光材料冷却装置を提供
することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明は、写真感光材料に光を照射する照射手段と、前記照
射手段による光の照射量を減少する絞り手段と、前記写
真感光材料を冷却する冷却手段と、前記絞り手段による
絞り状態が、絞られた光量の照射によって写真感光材料
が変質しない安全状態であるか否かを検知する検知手段
と、前記検知手段により前記絞り状態が前記安全状態で
あることが検知された場合に、前記冷却手段の冷却能力
を減少させる減少手段と、を備えている。
【0024】即ち、照射手段は、写真感光材料に光を照
射し、絞り手段は、照射手段による光の照射量を減少す
る。冷却手段は、写真感光材料を冷却する。検知手段
は、絞り手段による絞り状態が、絞られた光量の照射に
よって写真感光材料が変質しない安全状態であるか否か
を検知する。
【0025】減少手段は、検知手段により上記絞り状態
が安全状態であることが検知された場合に、冷却手段の
冷却能力を減少させる。
【0026】このように、絞り手段による絞り状態が安
全状態である場合に、冷却手段の冷却能力を減少させる
ので、写真感光材料の変質を防止すると共に冷却手段の
長寿命化を図ることができる。
【0027】ここで、写真感光材料を搬送する搬送手段
と、搬送手段により写真感光材料が搬送されている状態
で写真感光材料からの光を読み取る読取手段と、を更に
備え、絞り手段は、読取手段による読み取りが終了した
場合、絞り状態を安全状態に移項するようにしてもよ
い。これにより、減少手段により冷却手段の冷却能力が
減少される。
【0028】このように、読取手段による読み取りが終
了した場合、絞り状態を安全状態に移項して、冷却手段
の冷却能力を減少させるので、読み取る必要のないとき
に冷却手段の冷却能力を減少させることができる。
【0029】また、読取開始を指示する指示手段を更に
備え、絞り手段は、読取手段による読み取りが終了した
とき、絞り状態を、写真感光材料への照射光量が所定量
絞られた待機状態に移項し、かつ、読取手段による読み
取りが終了してから所定時間経過するまでの間に指示手
段による読取開始の指示がなかった場合、絞り状態を安
全状態に移項するようにしてもよい。
【0030】このように読取手段による読み取りが終了
したとき、絞り状態を待機状態に移項するので、読み取
りが終了した場合に、写真感光材料への不必要な光照射
量を少なくすることができる、という効果を有する。
【0031】なお、待機状態には、安全状態でもよく、
読み取りのための読取状態に近い読取準備状態でもよ
い。このように、待機状態を読取準備状態とすると、読
取手段が終了しても再度読み取る場合に、素早く読取状
態に移項することができる。
【0032】また、写真感光材料を搬送する着脱自在に
装填された搬送手段と、搬送手段が装填されているか否
かを検知する検知手段と、を備え、絞り手段は、検知手
段により搬送手段が装填されていないことが検知された
場合、絞り状態を安全状態に移項するようにしてもよ
い。これにより、減少手段により冷却手段の冷却能力が
減少される。
【0033】このように、搬送手段が装填されていない
場合、絞り状態を安全状態に移項して、冷却手段の冷却
能力を減少させるので、読み取る必要のないときに冷却
手段の冷却能力を減少させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0035】図1に示すように、本実施の形態に係るラ
インCCDスキャナ(写真感光材料冷却装置を備えた画
像読取装置)14は、画像処理部16、マウス20、2
種類のキーボード12A、12B、及びディスプレイ1
8が設けられた作業テーブル27に備えられている。
【0036】一方のキーボード12Aは作業テーブル2
7の作業面27U内に埋設されている。他方のキーボー
ド12Bは、不使用時は、作業テーブル27の引出し2
4内に収納され、使用時は、引出し24から取り出し、
一方のキーボード12A上に重ねる。このとき、キーボ
ード12Bのコードを、画像処理部16に接続されたジ
ャック110に接続する。
【0037】マウス20のコードは作業テーブル27に
設けられた孔108を介して画像処理部16に接続され
ている。マウス20は、不使用時はマウスホルダ20A
に収納され、使用時はマウスホルダ20Aから取り出
し、作業面27U上に載置する。
【0038】画像処理部16は、作業テーブル27に設
けられた収納部16Aに収納され、開閉扉25によって
密閉されている。なお、開閉扉25を開放することによ
り、画像処理部16を取り出すことができるようになっ
ている。
【0039】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルム等の写真感光
材料に記録されているフィルム画像を読み取るためのも
のであり、例えば135サイズの写真フィルム、110
サイズの写真フィルム、及び透明な磁気層が形成された
写真フィルム(240サイズの写真フィルム:所謂AP
Sフィルム)、120サイズ及び220サイズ(ブロー
ニサイズ)の写真フィルムのフィルム画像を読取対象と
することができる。ラインCCDスキャナ14は、上記
の読取対象のフィルム画像をラインCCDで読み取り、
画像データを出力する。
【0040】ここで、写真フィルムとは、被写体を撮影
後、現像処理され、ネガ画像又はポジ画像が可視化され
たフィルムをいう。
【0041】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データが入力されると共に、入
力された画像データに対して各種の補正等の画像処理を
行って、記録用画像データとして、図示しないレーザプ
リンタ部へ出力する。
【0042】図2及び図3に示すように、ラインCCD
スキャナ14の光学系は、作業テーブル27の下方に配
置された光源部30、作業テーブル27に支持された拡
散ボックス40、作業テーブル27にセットされるフィ
ルムキャリア38、及び作業テーブル27を挟んで光源
部30の反対側に配置された読取部43を備えている。
【0043】光源部30は金属製のケーシング31内に
収容されており、ケーシング31内部には、ハロゲンラ
ンプやメタルハライドランプ等から成るランプ32が配
置されている。
【0044】ランプ32の周囲にはリフレクタ33が設
けられており、ランプ32から射出された光の一部はリ
フレクタ33によって反射され、一定の方向へ射出され
る。リフレクタ33の側方には、複数のファン34が設
けられている。ファン34はランプ32が点灯している
間作動され、ケーシング31の内部が過熱状態となるこ
とを防止する。なお、ランプ32とリフレクタ33とに
より照射手段を構成する。
【0045】リフレクタ33の光射出側には、リフレク
タ33からの射出光の光軸Lに沿って、紫外域及び赤外
域の波長の光をカットすることで写真フィルム22の温
度上昇を防止し読取精度を向上させるUV/IRカット
フィルタ35、ランプ32からの光及びリフレクタ33
からの射出光の光量を調整する絞り39、及び、写真フ
ィルム22及び読取部43に到達する光の色成分を、写
真フィルムの種類(ネガフィルム/リバーサルフィル
ム)に応じて適切に設定するネガフィルム用のバランス
フィルタ36N及びリバーサルフィルム用のバランスフ
ィルタ36Pが嵌め込まれているターレット36(図4
(B)も参照)が順に設けられている。
【0046】絞り39は光軸Lを挟んで配置された一対
の板材(絞り板)から成り、一対の板材が接近離間する
ようにスライド移動可能とされている。図4(A)に示
すように、絞り39の一対の板材は、スライド方向に沿
った一端側から他端側に向けて、スライド方向に直交す
る方向に沿った断面積が連続的に変化するように、一端
側に切り欠き39Aが各々形成されており、切り欠き3
9Aが形成されている側が対向するように配置されてい
る。
【0047】上記構成では、所望の光成分の光となるよ
うに、写真フィルムの種類に応じたフィルタ(36N、
36P)の何れが光軸L上に位置し、絞り39の位置に
よって絞り39を通過する光の光量を所望の光量に調整
する。
【0048】拡散ボックス40は、上部になるに従っ
て、即ち、写真フィルム22に近づくに従って、フィル
ムキャリア38によって搬送される写真フィルム22の
搬送方向の長さが狭くなり(図2参照)、該搬送方向に
直交する方向(写真フィルム22の幅方向)の長さが広
がる(図3参照)形状とされている。また、拡散ボック
ス40の光入射側及び光射出側には光拡散板(図示せ
ず)が各々取付けられている。なお、上記の拡散ボック
ス40は、135サイズの写真フィルム用であるが、他
の写真フィルムに応じた形状の拡散ボックス(図示せ
ず)も用意されている。
【0049】拡散ボックス40に入射された光は、フィ
ルムキャリア38(すなわち写真フィルム22)に向け
て、写真フィルム22の幅方向を長手方向とするスリッ
ト光とされ、また、光拡散板によって拡散光とされて射
出される。このように、拡散ボックス40から射出され
る光が拡散光とされることにより、写真フィルム22に
照射される光の光量むらが低減され、フィルム画像に均
一な光量のスリット光が照射されると共に、フィルム画
像に傷が付いていたとしても、この傷が目立ちにくくな
る。
【0050】フィルムキャリア38及び拡散ボックス4
0は、写真フィルム22の種類毎に用意されており、写
真フィルム22に応じて選択される。
【0051】フィルムキャリア38の上面及び下面にお
ける光軸Lに対応する位置には、写真フィルム22の幅
方向に写真フィルム22の幅より長い細長い開口(図示
しない)が設けられている。拡散ボックス40からのス
リット光は、フィルムキャリア38の下面に設けられた
該開口を介して写真フィルム22に照射され、写真フィ
ルム22の透過光が、フィルムキャリア38の上面に設
けられた該開口を介して、読取部43に到達する。
【0052】ところで、フィルムキャリア38は、拡散
ボックス40からのスリット光が照射される位置(読取
位置)で湾曲するように、写真フィルム22をガイドす
る図示しないガイドが設けられている。これにより、読
取位置での写真フィルム22の平面性が確保される。
【0053】また、拡散ボックス40は、上面が上記読
取位置に接近するように支持されている。よって、フィ
ルムキャリア38の装填時にフィルムキャリア38と拡
散ボックス40が干渉しないように、フィルムキャリア
38の下面には、切り欠け部が設けられている。
【0054】なお、フィルムキャリアは、プレスキャン
時や、ファインスキャン時におけるこれからファインス
キャンするフィルム画像の濃度等に応じた複数の速度で
写真フィルム22を搬送可能なように構成されている。
【0055】読取部43は、ケーシング44内部に収容
された状態で配置されている。ケーシング44の内部に
は、上面に、読取手段としてのラインCCD116が取
付けられた載置台47が設けられており、載置台47か
らは支持レール49が複数本垂下されている。支持レー
ル49には、縮小・拡大等の変倍のために作業テーブル
27と接近離間する方向Aにスライド移動可能にレンズ
ユニット50が支持されている。作業テーブル27には
支持フレーム45が立設されている。載置台47は、支
持フレーム45に取り付けられたガイドレール42に、
上記変倍やオートフォーカス時に共役長を確保するため
に作業テーブル27と接近離間する方向Bにスライド移
動可能に支持されている。レンズユニット50は複数枚
のレンズから成り、複数枚のレンズの間にはレンズ絞り
51が設けられている。図4(C)に示すように、レン
ズ絞り51は略C字状に成形された絞り板51Aを複数
枚備えている。各絞り板51Aは光軸Lの周囲に均等に
配置され一端部がピンに軸支されており、ピンを中心と
して回動可能とされている。複数枚の絞り板51Aは図
示しないリンクを介して連結されており、レンズ絞り駆
動モータ(後述)の駆動力が伝達されると同一の方向に
回動する。この絞り板51Aの回動に伴って、光軸Lを
中心として絞り板51Aにより遮光されていない部分
(図4(C)における略星型の部分)の面積が変化し、
レンズ絞り51を通過する光の光量が変化する。
【0056】ラインCCD116は、CCDセル及びフ
ォトダイオード等の光電変換素子が、写真フィルム22
の幅方向に一列に多数配置されかつ電子シャッタ機構が
設けられたセンシング部が、間隔を空けて互いに平行に
3ライン設けられており、各センシング部の光入射側に
R、G、Bの色分解フィルタの何れかが各々取付けられ
て構成されている(所謂3ラインカラーCCD)。ま
た、各センシング部の近傍には、多数のCCDセルから
成る転送部が各センシング部に対応して各々設けられて
おり、各センシング部の各CCDセルに蓄積された電荷
は、対応する転送部を介して順に転送される。
【0057】またラインCCD116の光入射側には、
CCDシャッタ52が設けられている。なお、図4
(D)に示すように、このCCDシャッタ52にはND
フィルタ52NDが嵌め込まれている。CCDシャッタ
52は、矢印u方向に回転して、暗補正のためにライン
CCD116に入射される光を遮光する全閉状態(ND
フィルタ52NDが嵌め込まれていない部分52B等
が、光軸Lを含む位置52Cに位置する)、通常の読み
取りや明補正のためにラインCCD116に光を入射さ
せる全開状態(図4(D)の位置)、リニアリティ補正
のためにラインCCD116に入射される光をNDフィ
ルタ52NDによって減光する減光状態(NDフィルタ
52NDが位置52Cに位置する)の何れかの状態に切
り替わる。
【0058】図3に示すように、作業テーブル27に
は、写真フィルム22を冷却するための冷却風を生成す
るコンプレッサ94が配置されている。コンプレッサ9
4により生成された冷却風は、案内管95によりフィル
ムキャリア38の図示しない読取部に案内されて、供給
される。これにより、写真フィルム22の読取部に位置
する領域を冷却することができる。なお、案内管95
は、冷却風の流量を検出する、流量センサ96を貫通し
ている。なお、流量センサに限定されず、冷却風の風速
を検出するセンサや圧力を検出する圧力センサを設ける
ようにしてもよい。なお、コンプレッサ94と案内管9
5とにより冷却手段を構成する。
【0059】図5に示したラインCCDスキャナ14の
光学系の主要部を参照しながら、ラインCCDスキャナ
14及び画像処理部16の電気系の概略構成を、図6を
用いて説明する。
【0060】ラインCCDスキャナ14は、ラインCC
Dスキャナ14全体の制御を司る、減少手段としてのマ
イクロプロセッサ46を備えている。マイクロプロセッ
サ46には、バス66を介してRAM68(例えばSR
AM)、ROM70(例えば記憶内容を書換え可能なR
OM)が接続されていると共に、ランプドライバ53、
コンプレッサ94、流量センサ96、及びモータドライ
バ48が接続されている。ランプドライバ53は、マイ
クロプロセッサ46からの指示に応じてランプ32を点
消灯させる。また、写真フィルム22のフィルム画像の
読み取りの際、写真フィルム22に冷却風を供給するた
めに、マイクロプロセッサ46は、コンプレッサ94を
稼働させる。なお、流量センサ96により冷却風の流量
が検出され、マイクロプロセッサ46は、異常を検知す
る。
【0061】また、モータドライバ48には、ターレッ
ト36のネガフィルム用のバランスフィルタ36N及び
リバーサルフィルム用のバランスフィルタ36Pの何れ
かが光軸Lに位置するようにターレット36を図4
(B)矢印t方向に回転駆動するターレット駆動モータ
54、ターレット36の基準位置(図示しない切り欠
け)を検出するターレット位置センサ55(図4(B)
も参照)が接続されている。モータドライバ48には、
更に、絞り39をスライド移動させる絞り駆動モータ5
6、絞り39の位置を検出する、検知手段としての絞り
位置センサ57、載置台47(即ち、ラインCCD11
6及びレンズユニット50)をガイドレール42に沿っ
てスライド移動させる読取部駆動モータ58、載置台4
7の位置を検出する読取部位置センサ59、レンズユニ
ット50を支持レール49に沿ってスライド移動させる
レンズ駆動モータ60、レンズユニット50の位置を検
出するレンズ位置センサ61、レンズ絞り51の絞り板
51Aを回動させるレンズ絞り駆動モータ62、レンズ
絞り51の位置(絞り板51Aの位置)を検出するレン
ズ絞り位置センサ63、CCDシャッタ52を全閉状
態、全開状態及び減光状態の何れかの状態に切り換える
シャッタ駆動モータ64、シャッタ位置を検出するシャ
ッタ位置センサ65、ファン34を駆動するファン駆動
モータ37が接続されている。
【0062】マイクロプロセッサ46は、ラインCCD
116によるプレスキャン(予備読み取り)及びファイ
ンスキャン(本読み取り)を行う際に、ターレット位置
センサ55及び絞り位置センサ57によって検出される
ターレット36及び絞り39の位置に基づき、ターレッ
ト駆動モータ54によってターレット36を回転駆動さ
せると共に、絞り駆動モータ56によって絞り39をス
ライド移動させ、フィルム画像に照射される光を調節す
る。
【0063】またマイクロプロセッサ46は、フィルム
画像のサイズやトリミングを行うか否か等に応じてズー
ム倍率を決定し、フィルム画像が前記決定したズーム倍
率でラインCCD116によって読み取られるように、
読取部位置センサ59によって検出される載置台47の
位置に基づき読取部駆動モータ58によって載置台47
をスライド移動させると共に、レンズ位置センサ61に
よって検出されるレンズユニット50の位置に基づきレ
ンズ駆動モータ60によってレンズユニット50をスラ
イド移動させる。
【0064】なお、ラインCCD116の受光面をレン
ズユニット50によるフィルム画像の結像位置に一致さ
せる合焦制御(オートフォーカス制御)を行う場合、マ
イクロプロセッサ46は、読取部駆動モータ58により
載置台47のみをスライド移動させる。この合焦制御
は、一例としてラインCCD116によって読み取られ
たフィルム画像のコントラストが最大となるように行う
(所謂画像コントラスト法)ことができるが、これに代
えて写真フィルム22とレンズユニット50(又はライ
ンCCD116)との距離を赤外線等により測定する距
離センサを設け、フィルム画像のデータに代えて距離セ
ンサによって検出された距離に基づいて行うようにして
もよい。
【0065】一方、ラインCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、ラインCCD116や後述するA/D変
換器82等を動作させるための各種のタイミング信号
(クロック信号)を発生する。ラインCCD116の信
号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82に接
続されており、ラインCCD116から出力された信号
は、増幅器76で増幅されA/D変換器82でディジタ
ルデータに変換される。
【0066】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88、インタフェース(I/
F)回路90を順に介して画像処理部16に接続されて
いる。CDS88では、フィードスルー信号のレベルを
表すフィードスルーデータ及び画素信号のレベルを表す
画素データを各々サンプリングし、各画素毎に画素デー
タからフィードスルーデータを減算する。そして、演算
結果(各CCDセルでの蓄積電荷量に正確に対応する画
素データ)を、I/F回路90を介してスキャン画像デ
ータとして画像処理部16へ順次出力する。
【0067】なお、ラインCCD116からはR、G、
Bの読取信号が並列に出力されるので、増幅器76、A
/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系
統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画
像データとしてR、G、Bの画像データが並列に、画像
処理部16に入力される。
【0068】更に、画像処理部16には、前述したディ
スプレイ18、キーボード12A、12B、マウス2
0、及びフィルムキャリア38が接続されている。
【0069】図7に示すように、絞り位置センサ57
は、光軸L近くに配置された原点検出センサ(受光素
子)57A及び原点検出センサ57Aに対応して配置さ
れた発光素子(図示せず)からなる第1の光センサと、
光軸Lより遠くに配置された待機センサ(受光素子)5
7B及び待機センサ57Bに対応して配置された発光素
子(図示せず)からなる第2の光センサと、により構成
されている。
【0070】ここで、図7(A)に示すように、絞り3
9が、第1の光センサ及び第2の光センサの光軸L1
2 位置に位置する場合(原点検出センサ57A及び待
機センサ57Bが受光している)を、原点位置と称し、
図7(B)に示すように、絞り39が、第2の光センサ
の光軸L2 位置にのみ位置する場合(待機センサ57B
のみが受光している)を、待機位置と称し、図7(C)
に示すように、絞り39が、第1の光センサ及び第2の
光センサの光軸L1 、L2 位置に位置しない場合(原点
検出センサ57A及び待機センサ57Bが受光していな
い)を、危険位置と称することにする。
【0071】絞り39が原点位置に位置する場合には、
写真フィルム22への照射光量が少なく、変質するおそ
れがない。絞り39が危険位置に位置する場合には、写
真フィルム22への照射光量が多く、変質するおそれが
ある。絞り39が待機位置に位置する場合は、照射光量
が所定量絞られる。なお、本実施の形態では、待機位置
をプレスキャン位置に近い位置(読取準備位置)とす
る。
【0072】次に、本実施の形態に係るラインCCDス
キャナ14の作用を説明する。
【0073】フィルムキャリア38に写真フィルム22
が挿入されると、フィルムキャリア38の図示しない写
真フィルム識別センサが写真フィルム22を検知し、フ
ィルムキャリア38は、自動的に写真フィルム22の搬
送を開始する。
【0074】これと同時に、ラインCCDスキャナ14
は、最適露光条件を求めるための予備読み取り(以下、
プレスキャンという)を行うための準備状態に、各部を
移行させ、写真フィルム22を所定の一定速度で搬送し
ながらプレスキャンを行い、写真フィルム22に記録さ
れた画像を粗く読み取る。
【0075】ここで、上記準備状態とは、レンズユニッ
ト50によるラインCCD116への投影倍率(光学倍
率)の設定、ランプ32からの照射光量の設定、ライン
CCD116での読み取り周期(蓄積時間及び転送時間
からなる)の設定等を行う状態をいう。
【0076】また、プレスキャンにおいては、写真フィ
ルム22の処理単位、例えば、写真フィルム22がスト
リップス状の長尺写真フィルムであれば、ストリップ1
本分を一度に同じ装置条件(上記光学倍率、照射光量、
読み取り周期等)にて画像を読み取る。
【0077】プレスキャンが終了すると、プレスキャン
時に読み取られた画像をもとに、最適な画質となるよう
な露光条件を求める、所謂、セットアップ演算を行う。
また、必要に応じて、プレスキャン時に読み取られた画
像を、セットアップにより補正された条件にして、仕上
がり状態を示すポジ画像を、ディスプレイ18に表示す
る。オペレータはモニター上のポジ画像を検定し、必要
に応じて、手動で更に画像の濃度、色等に関して補正を
かけ、必要に応じてトリミング作業を行い、読み取り画
像範囲の指定を行う。更に、印画紙に画像を出力する際
には、出力画像サイズ(所謂、プリントサイズ)、出力
枚数等も指定する。このようにして全ての条件を整えた
上で、オペレータは本読み取り(以下、ファインスキャ
ンという)を行うように、キー入力等により指示する。
【0078】これにより、プレスキャンにより一旦先端
まで搬送された写真フィルム22を、今度は、プレスキ
ャンとは逆方向に搬送しながら、該写真フィルム22に
記録された画像をファインスキャンするのに必要な装置
状態に移行する。
【0079】ここで、上記ファインスキャンするのに必
要な装置状態とは、写真フィルム22を搬送する搬送速
度の設定、上記光学倍率の設定、上記照射光量の設定、
上記読み取り周期の設定等を行う状態をいう。これによ
り、これから読み取る画像1駒毎に最適な露光条件が設
定される。
【0080】そして、上記装置状態への移行完了後、ラ
インCCDスキャナ14は、フィルムキャリア38を制
御して写真フィルム22を、プレスキャンとは逆方向に
搬送しながら、該写真フィルム22に記録された画像
を、1駒毎に、指定された露光条件にてファインスキャ
ンする。
【0081】上記ファインスキャンによりラインCCD
116により読み取られて得られた画像信号は、増幅器
76により増幅され、A/D変換器82によりディジタ
ルデータ(画像データ)に変換される。
【0082】上記画像データは、CDS88により、3
本のラインCCD116相互の読み取った主走査方向の
ラインのずれ(所謂、色ずれ)が補正されて、インタフ
ェース(I/F)回路90を介して画像処理部16に入
力される。なお、画像処理部16内の図示しない拡縮回
路により、所定の画素数に変換され、最終的な画像デー
タを得る。なお、この画像データを、本発明とは別の画
像記録装置へ転送し、印画紙に画像を走査露光し、現像
処理することにより、所望の写真プリントを得る。
【0083】以上説明した作用時において、写真フィル
ム22がフィルムキャリア38に挿入されたときや写真
フィルム22がフィルムキャリア38により搬送される
場合において、プレスキャン開始と同時にかつ写真フィ
ルム22が搬送されている間、写真フィルム22を冷却
する。即ち、コンプレッサ94を稼働させる。一方、フ
ァインスキャンの終了や写真フィルム22が読取領域か
ら離脱したことが検知されたとき、写真フィルム22の
冷却を停止する。即ち、コンプレッサ94の稼働を停止
する。
【0084】ここで、写真フィルム22の冷却は、最初
は弱冷却状態から徐々に強冷却状態に移行し、該冷却の
停止は、強冷却状態から徐々に弱冷却状態に移行するよ
うにしてもよい。即ち、冷却を完全に停止せず、弱冷却
状態を継続して、次の写真フィルム22の挿入に応じて
直ちに対応することができるようにしもよい。
【0085】冷却する際は、電圧を変化させることで冷
却能力が可変する冷却手段を用いる場合には、電圧を制
御し、インバータ方式で冷却能力が可変する冷却手段を
用いる場合には、インバータ手段を制御して、冷却状態
を制御する。また、吹き出し口であるノズル部分の開口
形状を開閉することで、冷却状態を制御するようにして
もよい。
【0086】以上の作用を、図8を参照して更に説明す
る。即ち、図8(A)には、35[mm]サイズの写真
フィルム22(ストリップス)の一連の駒画像77を読
み取って、順次プリント画像とする、所謂同時プリント
画像に対応した読み取りの基本動作が示されている。な
お、図8(B)には、特定駒画像(高濃度駒)が写真フ
ィルム22の中に混在している場合の読み取りの動作
(主に、搬送速度)が示されている。即ち、特定駒画像
を読み取る際の搬送速度は、特定駒画像以外の画像を読
み取る際の搬送速度(高速)より、低速になる。なお、
高濃度か否か等の情報は、プレスキャンにより得られ
る。
【0087】なお、実際は、写真フィルム22の各部が
読取位置を通過するように搬送されるものであるが、図
8(A)、図8(B)には、読取位置が写真フィルム2
2に対して相対的に移動するように示している。
【0088】以上のように、一連の画像の読み取りを行
う場合、プレスキャンとファインスキャンの間に、搬送
方向逆転のために、照明領域が所定の写真フィルム位置
Pで所定時間滞留する。また、特定駒画像を読み取る際
の搬送速度を、特定駒画像以外の画像を読み取る際の搬
送速度より低速にする、即ち、搬送速度を切り換えるた
めに、照明領域が所定位置Qで所定時間滞留する。
【0089】本実施の形態では、上記事実に鑑み、照明
領域が所定位置で所定時間滞留する場合、絞り39を所
定量絞ることにより、写真フィルム22への照射光量を
減少させて、写真フィルム22が過熱状態となることを
防止している。
【0090】図9には、写真フィルム22への照射時間
と写真フィルムの温度との関係を、400Wのハロゲン
ランプ(ランプ32)、読み取り位置における冷却風速
が0〜10[m/s]、冷却風温度を室温の条件で、テ
ストした結果が示されている。
【0091】縦軸には、写真フィルム22の温度をと
り、80°C、107°C、113°Cの各横軸に平行
なラインはそれぞれ、照射領域の最終到達温度目標値、
35[mm]サイズ写真フィルムのTACベース材料の
ガラス転移温度、及びAPSサイズ写真フィルムのPE
Tベース材料のガラス転移温度を示す。横軸は照射時間
であり、照射領域の搬送方向の長さと搬送速度とにより
変わる値である。
【0092】図9に示した写真フィルム22への照射時
間と写真フィルムの温度との関係から次の点を理解する
ことができる。
【0093】第1に、冷却風のない状態(V=0[m/
s])では、写真フィルムの温度を80°C以下に保つ
ためには、2.5[s]以下の短い照射時間しか許容さ
れない。
【0094】第2に、冷却風が、V=4[m/s]の場
合には、写真フィルムの温度を80°C以下に保つのに
5[s]近くまで照射時間が許容される。なお、更に、
冷却風が、V=6[m/s]以上の場合には、写真フィ
ルムが停止していても写真フィルムの温度を80°C以
下に保つことができる。
【0095】第3に、冷却風が低い状態(V=4[m/
s]以下)では、写真フィルム22が照射領域に長時間
停止(上記滞留)する場合には、写真フィルム22を、
温度80°C以下に保つためには、更に別の昇温抑制対
策が必要となる。
【0096】ここで、写真フィルム22が変質しない耐
熱温度としては、写真フィルム22のベース面側のガラ
ス転移温度Tg より所定値小さい温度とすることができ
る。ベース面側のガラス転移温度Tg としたのは、写真
フィルム22の乳剤面側の変質温度は、ベース面側のガ
ラス転移温度Tg より高いためである。写真フィルム2
2の温度がベース面側のガラス転移温度Tg 以上となっ
た場合は、ベース面側の素材が流動状態となることによ
り変形(変質)が生じる。一方、ガラス転移温度Tg
り所定値小さい温度としたのは、写真フィルム22をベ
ース面側を内側にして屈曲させた状態で熱を与えた場合
には、上記ガラス転移温度Tg に満たない温度であって
も徐々に変形が進行する、所謂クリープ現象が発生し、
更に、熱を与えた時間が長いほど変形量が増大するとい
うことが本発明者の実験等により確かめられたことに鑑
みたものである。従って、写真フィルム22の許容温度
を考慮した場合、このクリープ現象も考慮に入れ、ガラ
ス転移温度Tg よりも更に下回る温度を超えないように
している。
【0097】よって、ガラス転移温度Tg よりも更に下
回る温度を超えないように、写真フィルム22を冷却す
るようにしてもよい。
【0098】しかしながら、コンプレッサを常に稼働さ
せるようにすると、消費電力が大きくかつ該コンプレッ
サの寿命が短くなる。一方、コンプレッサの稼働を停止
すると、上記変質が発生する虞がある。そこで、次のフ
ィルムスキャン時処理ルーチンを実行する。
【0099】即ち、図10には、写真フィルム22から
の光を読み取るフィルムスキャンが指示されたときにス
タートするフィルムスキャン時処理ルーチンが示されて
いる。
【0100】ここで、フィルムスキャンの指示は、フィ
ルムキャリア38からフィルム先端検出信号が入力され
た場合やキーボード12A又は12Bからスキャンスタ
ートキー入力があった場合等である。
【0101】図10のステップ112で、絞り制御す
る。即ち、フィルムスキャンが指示されたときは、絞り
板39をプレスキャン位置に移動させる。その後、プレ
スキャン時は一定の絞り状態となり、ファインスキャン
時はこれから読み取る画像の濃度に応じた絞り状態とな
るように絞り制御する。
【0102】ステップ114で、スキャンが終了したか
否かを判断する。スキャンが終了したと判断された場合
に、写真フィルム22への不必要な光照射量を少なくす
るため、ステップ116で、絞り板39を待機位置に移
動する。
【0103】スキャンが終了したときから所定時間(例
えば、1分)経過するまでの間、再度フィルムスキャン
の指示がなければ、ステップ120で、絞り板39を原
点位置に移動する。
【0104】このように絞り39が原点位置に位置する
場合には、写真フィルム22への照射光量が少なく、変
質するおそれがないので、ステップ122で、コンプレ
ッサ94を停止する。
【0105】このように、絞り板が原点位置に移動した
ときに、コンプレッサ94を停止するので、写真フィル
ムの変質を防止すると共にコンプレッサ94の長寿命化
を図ることができる。
【0106】また、コンプレッサにより生成された冷却
風(ファンによる冷却風より流量・流速・風圧的に大き
い)を、搬送される写真フィルムの光が照射される領域
に案内するので、写真フィルムに照射する光量を多くし
ても、写真フィルムが変質することを防止することがで
きる。即ち、本実施の形態では、大光量のスリット光が
照射される領域に、写真フィルムを搬送し、写真フィル
ムのスリット光が照射される領域(非照射領域より高温
になる)に冷却風を噴射する点で、上記従来技術のよう
な、写真フィルムが静止状態のときに写真フィルムに記
録された画像を読み取るものと大きく相違する。
【0107】なお、コンプレッサ94を停止することに
限定されず、小さい能力で稼働するようにしてもよい。
【0108】なお、本実施の形態では、絞り39が危険
位置に位置する場合には、写真フィルム22への照射光
量が多く、変質するおそれがあるので、コンプレッサ9
4を作動するようにしている。
【0109】ここで、上記所定時間経過するまでにスキ
ャンスタートの指示があった場合、は、本ルーチンが再
度実行され、ステップ112内で、プレスキャン位置に
移動するようにしている。
【0110】なお、スキャン終了した場合、絞り39を
待機位置に移動しており、前述したように、待機位置は
プレスキャン位置に近い位置であるので、スキャンスタ
ートの指示があった場合に即座にプレスキャン位置に移
動できる。
【0111】なお、絞り位置センサ57を第1の光セン
サ及び第2の光センサの2つのセンサにより構成するよ
うにしているのは、何れか一方のセンサのみを備えるよ
うにしてもよいが、絞り駆動モータ56にエンコーダを
設け、エンコーダからのパルス信号をカウント等して絞
り39が何れの位置にあるかを常時監視しなければなら
ず、構成及び制御が複雑になることに鑑みたものであ
る。
【0112】更に、絞り位置センサの出力に基づいて、
絞り位置が原点位置や待機位置に位置しているか否かを
判断することに限定されず、写真フィルム22への照射
光量を検出する光量検出センサを備え、光量検出センサ
による検出値に基づいて、絞り位置が原点位置や待機位
置に位置しているか否かを推定するようにしてもよい。
【0113】また、フィルムキャリア38が装填されて
いるか否かを検知するセンサ(機械的又は光学的)を備
えると共に、該センサによりフィルムキャリア38が装
填されていないことが検知された場合に割り込んで、上
記ステップ120及びステップ122を実行するように
してもよい。
【0114】また、マイクロプロセッサ46から所定時
間毎にパルス信号を発振させ、該パルス信号の発振を監
視することにより、マイクロプロセッサ46の暴走を監
視する、所謂、ウォッチドッグ回路を備え、ウォッチド
ッグ回路は、マイクロプロセッサ46の暴走を検知した
場合、絞り駆動モータ56を制御して、絞り39を、危
険位置以外の位置、例えば、待機位置又は原点位置に移
動するようにしてもよい。
【0115】なお、前述した例では、コンプレッサを用
いているが、本発明はこれに限定されず、ファンを備え
ても良い。
【0116】以上説明した実施の形態では、案内管95
は写真フィルムに斜めから冷却風が当たるように案内し
ているが、本発明はこれに限定されず、図11及び図1
2に示すように、案内管95の先端をフィルムキャリア
38内に到達させ(図11)、かつ、写真フィルム22
の読取領域Rに沿って平行に冷却風が流動するように案
内(図12(A)参照)するようにしてもよい。即ち、
案内管95を、写真フィルム22より外でかつ写真フィ
ルム22の長手方向と垂直な方向に、先端が読取領域R
近傍に位置するように、配置している。なお、図12
(B)に示すように、写真フィルム22の片面側の読取
領域Rに沿って平行に冷却風が流動するように案内する
ようにしてもよく、図12(C)に示すように、写真フ
ィルム22の両面の読取領域Rに沿って平行に冷却風が
流動するように案内するようにしてもよい。
【0117】また、図13に示すように、案内管95
は、写真フィルム22の読取領域Rに全体に渡りかつ斜
め方向に冷却風を案内する。即ち、案内管95を、写真
フィルム22より上方の位置に写真フィルム22の長手
方向と垂直な方向に配置し、かつ、案内管95の読取領
域Rに対応する部分に、読取領域Rに沿って伸びるスリ
ット95Sを設けている。よって、スリット95Sを介
して冷却風が、写真フィルム22の読取領域Rに、全体
に渡りかつ斜め方向から当たる。なお、スリット95S
に限定されず、図13(C)に示すように、案内管95
の読取領域Rに対応する部分に、一列に複数の孔を設け
てもよい。
【0118】なお、案内管95の読取領域Rに対応する
部分に、スリット95Sが設けることに限定されず、図
14に示すように、写真フィルム22より上方の位置
に、先端が読取領域Rに向かうように複数の管95A、
95B、・・・を配置するようにしてもよい。なお、複
数の管95A、95B、・・・を配置することに限定さ
れず、1つの管を、該管からの冷却風が読取領域R全体
に当たるように、所定距離離間して配置するようにして
もよい。
【0119】なお、以上説明したターレット(図4
(B)参照)に限定されず、図15に示すように、赤光
を吸収するシアンフィルタ用のターレット36C、緑光
を吸収するマゼンタフィルタ用のターレット36M、及
び青紫光を吸収するイエローフィルタ用のターレット3
6Yにより構成してもよい。ターレット36Cは、濃度
の異なる複数のシアンフィルタ36C1、36C2、3
6C3が嵌め込まれている。なお、シアンフィルタ36
C1、36C2、36C3の順に濃度が濃くなってい
る。その他のターレット36M、36Yも同様の構成と
なっている。そして、各ターレット36C、36M、3
6Yは、各ターレットの選択されたフィルタ各々が光軸
L上で重なるように、回転可能に支持されている。
【0120】以上説明した実施の形態では、ラインCC
Dスキャナ(写真感光材料冷却装置を備えた画像読取装
置)を例にとり説明したが、本発明はこれに限定され
ず、写真感光材料冷却装置を写真露光装置に適用しても
よい。即ち、写真フィルムと感光材料とを相対的に移動
しつつ、写真フィルムからのスリット光を案内手段によ
り感光材料に案内してスリット露光するアナログプリン
タ(写真露光装置)に適用してもよい。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、絞り手段
による絞り状態が安全状態である場合に、冷却手段の冷
却能力を減少させるので、写真感光材料の変質を防止す
ると共に冷却手段の長寿命化を図ることができる、とい
う効果を有する。
【0122】また、本発明は、読取手段による読み取り
が終了した場合、絞り状態を安全状態に移項して、冷却
手段の冷却能力を減少させるので、読み取る必要のない
ときに冷却手段の冷却能力を減少させることができる、
という効果を有する。
【0123】更に、本発明は、読取手段による読み取り
が終了したとき、絞り状態を待機状態に移項し、かつ、
読取終了から所定時間経過するまでの間に読取開始の指
示がなかった場合、絞り状態を安全状態に移項するの
で、読取手段が終了した場合に、写真感光材料への不必
要な光照射量を少なくすることができる、という効果を
有する。
【0124】また、本発明は、搬送手段が装填されてい
ない場合、絞り状態を安全状態に移項して、冷却手段の
冷却能力を減少させるので、読み取る必要のないときに
冷却手段の冷却能力を減少させることができる、という
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインCCDスキャナの外観図である。
【図2】ラインCCDスキャナの光学系の正面断面図で
ある。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系の側面断面図で
ある。
【図4】(A)は絞り、(B)はターレット、(C)は
レンズ絞り、(D)はCCDシャッタの一例を各々示す
平面図である。
【図5】ラインCCDスキャナの光学系の主要部のみを
示した図である。
【図6】ラインCCDスキャナの電気系の概略構成を示
すブロック図である。
【図7】絞り位置センサの構成及び絞り板の位置を示し
た図である。
【図8】プレスキャン及びファインスキャンの様子を示
した概念図である。
【図9】写真フィルムへの照射時間と写真フィルムの温
度との関係を示したグラフである。
【図10】フィルムスキャン時処理ルーチンを示したフ
ローチャートである。
【図11】変形例に係るラインCCDスキャナの光学系
の主要部のみを示した図である。
【図12】(A)及び(B)は、案内管の一例を示した
斜視図及び断面図であり、(C)は案内管の変形例を示
した断面図である。
【図13】(A)及び(B)は、案内管の他の例を示し
た斜視図及び断面図であり、(C)は案内管の更に他の
変形例を示した断面図である。
【図14】案内管の更に他の例を示した斜視図である。
【図15】ターレットの変形例を示す図である。
【符号の説明】
14 ラインCCDスキャナ 22 写真フィルム 30 光源部 32 ランプ(照射手段) 36 ターレット 38 フィルムキャリア(搬送手段) 39 絞り(絞り手段) 40 拡散ボックス 46 マイクロプロセッサ(減少手段) 50 レンズユニット 57 絞り位置センサ(検出手段) 94 コンプレッサ(冷却手段) 95 案内管(冷却手段) 116 ラインCCD(読取手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 敏之 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 山本 尚 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 吉田 敬 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 小長谷 達也 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 西尾 朋宣 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H109 CA15 5C062 AA01 AB03 AB17 AB32 AB36 AD05 BA07 5C072 AA01 BA12 CA10 CA14 EA05 NA02 RA11 VA03 WA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料に光を照射する照射手段
    と、 前記照射手段による光の照射量を減少する絞り手段と、 前記写真感光材料を冷却する冷却手段と、 前記絞り手段による絞り状態が、絞られた光量の照射に
    よって写真感光材料が変質しない安全状態であるか否か
    を検知する検知手段と、 前記検知手段により前記絞り状態が前記安全状態である
    ことが検知された場合に、前記冷却手段の冷却能力を減
    少させる減少手段と、 を備えた写真感光材料冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記写真感光材料を搬送する搬送手段
    と、 前記搬送手段により前記写真感光材料が搬送されている
    状態で写真感光材料からの光を読取する読取手段と、 を更に備え、 前記絞り手段は、前記読取手段による読み取りが終了し
    た場合、前記絞り状態を前記安全状態に移項することを
    特徴とする請求項1記載の写真感光材料冷却装置。
  3. 【請求項3】 読取開始を指示する指示手段を更に備
    え、 前記絞り手段は、前記読取手段による読み取りが終了し
    たとき、前記絞り状態を、前記写真感光材料への照射光
    量が所定量絞られた待機状態に移項し、かつ、前記読取
    手段による読み取りが終了してから所定時間経過するま
    での間に前記指示手段による読取開始の指示がなかった
    場合、前記絞り状態を前記安全状態に移項することを特
    徴とする請求項2記載の写真感光材料冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記写真感光材料を搬送する着脱自在に
    装填された搬送手段と、 前記搬送手段が装填されているか否かを検知する検知手
    段と、 を更に備え、 前記絞り手段は、前記検知手段により搬送手段が装填さ
    れていないことが検知された場合、前記絞り状態を前記
    安全状態に移項することを特徴とする請求項1記載の写
    真感光材料冷却装置。
JP10165727A 1998-06-12 1998-06-12 写真感光材料冷却装置 Pending JP2000002950A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025226A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Noritsu Koki Co Ltd フィルムスキャナ

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