JPH06129077A - 床板の施工方法とそれに用いる床板 - Google Patents
床板の施工方法とそれに用いる床板Info
- Publication number
- JPH06129077A JPH06129077A JP4306598A JP30659892A JPH06129077A JP H06129077 A JPH06129077 A JP H06129077A JP 4306598 A JP4306598 A JP 4306598A JP 30659892 A JP30659892 A JP 30659892A JP H06129077 A JPH06129077 A JP H06129077A
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- JP
- Japan
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- floor
- spacer
- floorboard
- boards
- corners
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 長方形の床板を敷き詰めてなる二重床におい
て床板が鉄など硬質材料で形成されている場合、歩行時
に床板が擦れ合って軋み音などを発生することがないよ
うにする。 【構成】 床板2を敷き並べて床を形成する場合に、床
板2同士の間に狭い隙間3を設け、四枚の床板の隅の集
まる十文字の隙間に緩衝材料からなる十文字のスペーサ
ー1を介在させる。
て床板が鉄など硬質材料で形成されている場合、歩行時
に床板が擦れ合って軋み音などを発生することがないよ
うにする。 【構成】 床板2を敷き並べて床を形成する場合に、床
板2同士の間に狭い隙間3を設け、四枚の床板の隅の集
まる十文字の隙間に緩衝材料からなる十文字のスペーサ
ー1を介在させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床板の施工方法とそれに
用いる床板に関する。
用いる床板に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来は長方形の床板を敷き
詰めて二重床を形成してきた。しかし、床板が鉄やコン
クリートなどの硬質材料で形成されている場合など、歩
行時に床板と床板とが擦れ合って軋み音などを発生する
ことが多い。
詰めて二重床を形成してきた。しかし、床板が鉄やコン
クリートなどの硬質材料で形成されている場合など、歩
行時に床板と床板とが擦れ合って軋み音などを発生する
ことが多い。
【0003】
【発明の目的】この発明はこのような問題点を解決し、
床板と床板の擦れ合う軋み音を防止することを目的とし
ている。
床板と床板の擦れ合う軋み音を防止することを目的とし
ている。
【0004】
【発明の構成】この目的のため、本発明では床板を敷き
並べて床を形成する場合に、床板同士の間に狭い隙間を
設け、床板の隅の集まる十文字の空隙に、緩衝性材料か
らなる十文字のスペーサーを介在させるものである。こ
の場合、スペーサーを床板の一隅を構成する二側面に沿
わせて予め付設しておいてもよい。
並べて床を形成する場合に、床板同士の間に狭い隙間を
設け、床板の隅の集まる十文字の空隙に、緩衝性材料か
らなる十文字のスペーサーを介在させるものである。こ
の場合、スペーサーを床板の一隅を構成する二側面に沿
わせて予め付設しておいてもよい。
【0005】
【作用】このこのように構成すると、床板が少々動いて
も床板同士が擦れ合うことがなく、従って、軋み音の発
生を防ぐことができる。
も床板同士が擦れ合うことがなく、従って、軋み音の発
生を防ぐことができる。
【0006】
【実施例1】この発明の実施例を図面に就いて詳しく説
明する。図2に示すのはスペーサー1である。軟質のプ
ラスチックからなり、厚さ2ミリメートル・巾2センチ
メートル・長さ3センチメートルの帯状薄板10四枚
が、立てられた状態で十文字状に接合された形状に形成
されている。
明する。図2に示すのはスペーサー1である。軟質のプ
ラスチックからなり、厚さ2ミリメートル・巾2センチ
メートル・長さ3センチメートルの帯状薄板10四枚
が、立てられた状態で十文字状に接合された形状に形成
されている。
【0007】図3に示すのは床板2である。床板本体2
0は一辺50センチメートル・厚さ25ミリメートルの
鋼製の平板からなり、四隅下面には脚21が付設され、
同時に床板の一隅の側面22にスペーサー1を付設して
ある。スペーサー1は一内角が床板の隅の外角を構成す
る二側面22に当てられ、二枚の帯状薄板10が二側面
の延長線方向に突出した状態で接着されている。又、ス
ペーサーは床板の上面からは突出しないように注意する
必要がある。
0は一辺50センチメートル・厚さ25ミリメートルの
鋼製の平板からなり、四隅下面には脚21が付設され、
同時に床板の一隅の側面22にスペーサー1を付設して
ある。スペーサー1は一内角が床板の隅の外角を構成す
る二側面22に当てられ、二枚の帯状薄板10が二側面
の延長線方向に突出した状態で接着されている。又、ス
ペーサーは床板の上面からは突出しないように注意する
必要がある。
【0008】施工するには、図1に示すように、スラブ
の上にスペーサー1付きの床板2を次々に敷き詰める。
この場合、スペーサーの付いた隅を右上なら右上という
ように一定の方向を決めて敷き並べる。このように施工
すると、互いに隣接する床板本体20の隅にはスペーサ
ー1が介在することになり、床板本体同士の間には隙間
3が形成される。床板2は脚21によってスラブから持
ち上げられ、二重床が形成される。
の上にスペーサー1付きの床板2を次々に敷き詰める。
この場合、スペーサーの付いた隅を右上なら右上という
ように一定の方向を決めて敷き並べる。このように施工
すると、互いに隣接する床板本体20の隅にはスペーサ
ー1が介在することになり、床板本体同士の間には隙間
3が形成される。床板2は脚21によってスラブから持
ち上げられ、二重床が形成される。
【0009】スペーサーを構成する材料は軟質プラスチ
ックの他、ゴムや厚紙など床板を構成する材料よりも柔
らかく、ある程度緩衝性のあるものであれば特に材料を
指定するものではない。又、床板の一隅に取付けた場
合、突出した部分が垂れ下がらないために、形が保持で
きる程度の剛性を有することが望ましい。形成方法は特
に規定するものではないが、インジェクション成形など
が適している。
ックの他、ゴムや厚紙など床板を構成する材料よりも柔
らかく、ある程度緩衝性のあるものであれば特に材料を
指定するものではない。又、床板の一隅に取付けた場
合、突出した部分が垂れ下がらないために、形が保持で
きる程度の剛性を有することが望ましい。形成方法は特
に規定するものではないが、インジェクション成形など
が適している。
【0010】スペーサーの床板への取付け方法は接着に
よってもよいが、図4に示すように、接合する内角の二
夾面に嵌合突起11を付設しておき、床板の隅の外角を
構成する二側面の相当箇所に嵌合凹部を付設して嵌合し
て取付けてもよい。このような場合、取付ける帯状薄板
を長く、突出する他の帯状薄板を短く成形してもよい。
スペーサーの一内角に離形紙を貼付した接着剤を予め塗
布しておき、使用時に離形紙を剥がして床板の外角に接
着する方法によってもよい。
よってもよいが、図4に示すように、接合する内角の二
夾面に嵌合突起11を付設しておき、床板の隅の外角を
構成する二側面の相当箇所に嵌合凹部を付設して嵌合し
て取付けてもよい。このような場合、取付ける帯状薄板
を長く、突出する他の帯状薄板を短く成形してもよい。
スペーサーの一内角に離形紙を貼付した接着剤を予め塗
布しておき、使用時に離形紙を剥がして床板の外角に接
着する方法によってもよい。
【0011】
【実施例2】図5に示すのはスペーサー1の他の一例で
ある。前実施例と同様に4枚の帯状薄板10を立てた状
態で十文字に接合した形状とし、帯状薄板の断面形状は
上端は3ミリメートル程度であるが、下端部をより薄く
楔状に形成する。上面には帯状薄板と直交する方向に極
薄で、一辺が帯状薄板の2倍の長さの略正方形状の天板
12を一体に付設する。天板12は床板の上に載置され
た場合に脱落することを防ぐためのものであるが、天板
の厚さがプラスされるので、できるだけ薄く形成するの
が望ましく、通常1ミリメートル以下である。床板の上
面、天板の載置される箇所をその厚さ分薄く形成して置
くことを否定するものではない。
ある。前実施例と同様に4枚の帯状薄板10を立てた状
態で十文字に接合した形状とし、帯状薄板の断面形状は
上端は3ミリメートル程度であるが、下端部をより薄く
楔状に形成する。上面には帯状薄板と直交する方向に極
薄で、一辺が帯状薄板の2倍の長さの略正方形状の天板
12を一体に付設する。天板12は床板の上に載置され
た場合に脱落することを防ぐためのものであるが、天板
の厚さがプラスされるので、できるだけ薄く形成するの
が望ましく、通常1ミリメートル以下である。床板の上
面、天板の載置される箇所をその厚さ分薄く形成して置
くことを否定するものではない。
【0012】このスペーサーは、床板を僅かの隙間を開
けて敷き並べた後、四枚の床板の隅が集まる十文字状の
隙間に上から差し込んで用いる。
けて敷き並べた後、四枚の床板の隅が集まる十文字状の
隙間に上から差し込んで用いる。
【0013】この発明に用いる床板の材質は特に限定す
るものではなく、鉄やアルミなどの金属製品・セメント
系製品・硬質プラスチック製品などであってよい。
るものではなく、鉄やアルミなどの金属製品・セメント
系製品・硬質プラスチック製品などであってよい。
【0014】
【発明の効果】この発明はこのように構成されているの
で、床板が少々動いても隣の床板に擦れることがなく、
従って軋み音も発生することがない。
で、床板が少々動いても隣の床板に擦れることがなく、
従って軋み音も発生することがない。
【0015】又、スペーサーを十文字状に形成してある
ので、床板の一隅にスペーサーを取りつけるだけでよ
く、四隅に取りつけるのに比べると、施工が簡単であ
る。
ので、床板の一隅にスペーサーを取りつけるだけでよ
く、四隅に取りつけるのに比べると、施工が簡単であ
る。
【0016】現場での嵌合や接着でスペーサーを取りつ
ける方法によれば、敷設時に現場で作業が可能なので、
予め床板にスペーサーを取りつけておく必要がなく、床
板は平板の状態で保管・運搬ができるので、効率が非常
によい。
ける方法によれば、敷設時に現場で作業が可能なので、
予め床板にスペーサーを取りつけておく必要がなく、床
板は平板の状態で保管・運搬ができるので、効率が非常
によい。
【0017】実施例2で例示したスペーサーを用いる
と、スペーサーを隙間に差し込むだけでよいので、床板
に接合するなどの手間が省け施工が簡単である。
と、スペーサーを隙間に差し込むだけでよいので、床板
に接合するなどの手間が省け施工が簡単である。
【図1】二重床の施工状況の一例を示す平面図である。
【図2】スペーサーの一例を示す斜視図である。
【図3】スペーサーを取りつけた状態の床板の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】スペーサーと床板の取付け方法の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】スペーサーの他の一例を示す裏面側から見た斜
視図である。
視図である。
1 スペーサー 10 帯状薄板 11 嵌合突起 12 天板 2 床板 20 床板本体 21 脚 22 側面 3 隙間
Claims (3)
- 【請求項1】 長方形の床板を敷き詰めて床を形成する
場合に、床板同士の間に狭い平行な隙間を設け、四枚の
床板の隅が集まる十文字の空隙に、緩衝性材料からなる
帯状の薄板を立てた状態で十文字に組み合わせた形状の
スペーサーを介在せしめることを特徴とした、床板の施
工方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のスペーサーの一つの内角
を長方形の床板の一隅の外角を構成する二側面に沿わせ
て付設したことを特徴とした、床板。 - 【請求項3】 請求項1ないし請求項2記載の床板は、
四隅の下面に脚を付設した二重床用床板であることを特
徴とした、床板の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306598A JPH06129077A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 床板の施工方法とそれに用いる床板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306598A JPH06129077A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 床板の施工方法とそれに用いる床板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129077A true JPH06129077A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17959006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4306598A Pending JPH06129077A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 床板の施工方法とそれに用いる床板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100462552B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2004-12-17 | 주식회사 한진중공업 | 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조 |
KR100471607B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2005-02-21 | 주식회사 한진중공업 | 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4306598A patent/JPH06129077A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100462552B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2004-12-17 | 주식회사 한진중공업 | 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조 |
KR100471607B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2005-02-21 | 주식회사 한진중공업 | 바닥 충격음 차음을 위한 공동건물 바닥구조 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20040628 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |