JPH0592329U - 床 材 - Google Patents

床 材

Info

Publication number
JPH0592329U
JPH0592329U JP3853792U JP3853792U JPH0592329U JP H0592329 U JPH0592329 U JP H0592329U JP 3853792 U JP3853792 U JP 3853792U JP 3853792 U JP3853792 U JP 3853792U JP H0592329 U JPH0592329 U JP H0592329U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
material layer
layer
floor
surface material
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3853792U
Other languages
English (en)
Inventor
泰成 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3853792U priority Critical patent/JPH0592329U/ja
Publication of JPH0592329U publication Critical patent/JPH0592329U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 重歩行や施工によるへこみ傷の深さを抑制で
きるようにした床材を提供することを目的とする。 【構成】 木製の表面材層2とその下側に配置された基
材層4とを少なくとも備える床材1において、表面材層
2と基材層4との間に硬質の樹脂層3を設けたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として、土足による歩行(以下、「重歩行」という)が行われる 、事務所や店舗等のための床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
事務所や店舗等に用いられる床材は、施工後における重歩行により、靴の底に 付着した硬い石や土の粒子等が表面に押し込まれたり、擦られたりすることによ って、へこみ傷が生じやすい。また、施工時においても、打痕等により床材にへ こみ傷が生ずることがある。このようなへこみ傷は、引っかき傷などと比較して 、非常に目につきやすく、床の美観を大きく損なうとともに、床の耐久性を低下 させるものである。特に施工時に大きなへこみ傷が生じた場合には、床の張直し の原因にもなるので、そのようなへこみ傷の発生をできるだけ防止または抑制す ることが必要である。
【0003】 一方、このような重歩行用の床材の一つとして、従来から、木製の表面材層を 用いたものが知られている。この床材は、一般に、表面の木目を活かして化粧板 として構成された木質単板から成る表面材層と、表面材層に加えられた荷重を支 持するとともに床材に適度な剛性とクッションを確保するための、表面材層の下 側に配置された木質合板等から成る基材層とを有している。しかし、このような 床材は、柔らかい木の風合いと適度なクッションが得られるという点では優れて いるものの、硬度が比較的小さいため、へこみ傷が生じやすいものである。
【0004】 このような観点から、傷を防止または抑制するようにした従来の床材として、 次のようなものが知られている。 1.木質単板である表面材層に樹脂を含浸させることにより、表面材層の硬度 を増大させた床材。 2.表面材層に塗装される塗膜の硬度を増大させた床材。 3.表面材層に塗装される塗料に予めセラミックス等を混入した床材。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の床材のうち、1の表面材層に樹脂を含浸させるものは 、そのための大型の専用の設備が必要となる。また、この床材は、表面材層が比 較的薄い場合には剛性が不足するため、重歩行や施工により表面に局部的に荷重 が加わったときに、この荷重が表面材層によって十分に分散されずにその直下の 基材層に伝達される。その結果、基材層の硬度が比較的小さい場合には、基材層 にへこみが生じ、床材全体としてへこみ傷の深さが大きくなってしまう。逆に、 表面材層が比較的厚い場合には、樹脂を表面材層のかなりの深さまで含浸させる ことが困難であることから、表面材層自体が大きくへこむことによって、床材の へこみ傷はやはり深くなってしまう。
【0006】 また、2の表面材層の塗膜の硬度を増大させた床材は、表面材層の表面の硬度 だけが増大されるものであるため、引っかき傷の防止に役立つに過ぎず、表面材 層や基材層の硬度が小さい場合には、深いへこみ傷が発生するのを防止すること はできない。同様に、3の表面材層の塗料にセラミックス等を混入した床材は、 耐摩耗性を向上させるだけであって、深いへこみ傷の発生を防止するのに有効で はない。
【0007】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、重歩行や 施工によるへこみ傷の深さを抑制できるようにした床材を提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、木製の表面材層とその下側に配置された 木質の基材層とを少なくとも備える床材において、表面材層と基材層との間に硬 質の樹脂層を設けたものである。この場合、樹脂層をフェノール樹脂の積層板で 構成することが好ましい。
【0009】
【作用】
床材の表面に外部から衝撃荷重などの局部的な荷重が加わると、この荷重は、 表面材層を介してその下側の硬質の樹脂層に伝達される。樹脂層は、硬質である ことにより、伝達された荷重をたわむことなく支持し、この荷重を、樹脂層の全 体にわたって十分に分散した後に下側の基材層に伝達する。また、樹脂層を硬度 の最も大きなフェノール樹脂の積層板とすることによって、樹脂層による荷重の 分散能力は最大になる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を、図面を参照しながら、実施例に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1は、本考案による床材1の断面構造を示すものである。床材1は、最上層 の化粧板としての表面材層2と、その直下に配置された樹脂層3と、樹脂層3の 下側に配置された最下層の基材層4の3層によって構成されており、これらの各 層は、互いに一体的に接着されている。表面材層2は、例えば厚さが0.25mm程度 の薄い木質単板で形成されており、その表面の木目が床材を化粧する役割を果た すとともに、硬質の塗料で表面仕上げされている。樹脂層3は、硬質の樹脂層、 例えばフェノール樹脂の積層板で形成され、その厚さは0.55〜1.0mm である。基 材層4は、床材1に適度な剛性とクッションを確保するためのものであり、木質 合板で形成されている。
【0012】 また、図に示すように、床材1は面取りが施されているとともに、基材層4の 両側面にはさね部5が形成されている。床材1は、このさね部5によりさねはぎ をしながら、縁甲板張りや寄木張りによって、根太またはスラブ上に順次敷き詰 められる。
【0013】 以上のように構成された床材1の表面に外部から、衝撃荷重のような局部的な 荷重が加わると、この荷重は、表面材層2を介して樹脂層3に伝達される。樹脂 層3は、硬質であるため、この荷重によってほとんどへこまないとともに、この 荷重を樹脂層3の面全体にわたって分散させる。このため、樹脂層3の下側の基 材層4には、このように十分に分散された荷重が加わることになり、へこみは生 じない。このように、本考案の床材1では、表面に荷重が作用しても、表面材層 2においてのみへこみが生じ、中間の樹脂層3および基材層4ではへこみが発生 しないようにすることができる。したがって、へこみ傷の深さを表面材層2の厚 さ以下に抑えることができるので、表面材層2の厚さを薄くすることにより(実 施例では0.25mm)、床材1のへこみ傷の深さを非常に小さくすることができる。
【0014】 なお、本考案は、上述した実施例に限られることなく、種々の態様で実施する ことができる。例えば、実施例では、樹脂層をフェノール樹脂の積層板で形成し ているが、外部からの荷重を十分に分散させた後に下側の基材層に伝達できるよ うな十分な硬さをもつものであれば、他の樹脂材料、例えばメラミン樹脂で構成 してもよいことは勿論である。また、基材層が木質材料以外の比較的硬度の小さ な材料で構成されている場合にも、本考案を適用することができる。さらに、実 施例の床材は3層構造であるが、床材の用途等に応じた他の材料層、例えば防音 用の中間緩衝層を更に有するものに本考案を適用することも可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の床材によれば、重歩行や施工によるへこみ傷の 深さを抑制することができ、へこみ傷が目立たないなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による床材の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 表面材層 3 樹脂層 4 基材層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の表面材層とその下側に配置された
    基材層とを少なくとも備える床材において、 前記表面材層と基材層との間に硬質の樹脂層を設けたこ
    とを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層をフェノール樹脂の積層板で
    構成したことを特徴とする、請求項1に記載の床材。
JP3853792U 1992-05-12 1992-05-12 床 材 Pending JPH0592329U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3853792U JPH0592329U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 床 材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3853792U JPH0592329U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 床 材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0592329U true JPH0592329U (ja) 1993-12-17

Family

ID=12528040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3853792U Pending JPH0592329U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 床 材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0592329U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138443A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シートおよび化粧材
JP2001199029A (ja) * 2000-01-19 2001-07-24 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シートおよび化粧材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01310058A (ja) * 1988-06-08 1989-12-14 Yamaha Corp 耐圧複合床材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01310058A (ja) * 1988-06-08 1989-12-14 Yamaha Corp 耐圧複合床材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138443A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シートおよび化粧材
JP4620200B2 (ja) * 1999-11-10 2011-01-26 大日本印刷株式会社 化粧シートおよび化粧材
JP2001199029A (ja) * 2000-01-19 2001-07-24 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シートおよび化粧材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SE9802744L (sv) Golvlaminat med ljuddämpande egenskaper
KR102166132B1 (ko) 층간소음 저감용 마루판 제조방법 및 이를 이용한 마루판
JPH0771106A (ja) 化粧床材
JPH0592329U (ja) 床 材
JPH03166462A (ja) 木質床材
JP3470552B2 (ja) パネル
JPH0410655U (ja)
JPH084262A (ja) 木質系防音床板
JPH0431554A (ja) 木質床材の施工方法
JP2595494Y2 (ja) 床 材
JPH0553910B2 (ja)
JPH1113270A (ja) 床下地パネル
JP3628798B2 (ja) 床鳴り防止床
JP2001227147A (ja) 床 板
JP2552694Y2 (ja) 木質系防音床板
JP2731609B2 (ja) 木質床材
JP2514282Y2 (ja) 木質系防音床板
JPH1113269A (ja) 二重床構造
JPH076330Y2 (ja) 木質複合防音床材
JP2915926B2 (ja) 床 材
JP2533754Y2 (ja) 木質系防音床板
JPH0410652U (ja)
JP2542569Y2 (ja) 木質床材
JP2545973Y2 (ja) 床 材
JPH07588Y2 (ja) 木質系防音床板

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961210