JP2545973Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2545973Y2
JP2545973Y2 JP4013992U JP4013992U JP2545973Y2 JP 2545973 Y2 JP2545973 Y2 JP 2545973Y2 JP 4013992 U JP4013992 U JP 4013992U JP 4013992 U JP4013992 U JP 4013992U JP 2545973 Y2 JP2545973 Y2 JP 2545973Y2
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JP
Japan
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material layer
flooring
surface material
urethane
floor
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JP4013992U
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JPH0592330U (ja
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泰成 河崎
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、土足により
歩行される事務所や店舗等のための床材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】事務所や店舗等に用いられる床材は、土
足による歩行(以下、「重歩行」という)が行われるた
め、靴の底に付着した硬い石や土の粒子等が擦られた
り、押し込まれたりすることによって、表面に摩耗が生
じやすい。このような摩耗は、床の美観および耐久性を
損なうものであるので、できるだけ防止または抑制する
ことが好ましい。従来、表面の耐摩耗性を向上させるよ
うにした床材として、例えば次のようなものが知られて
いる。 1.表面材としての塗料に予めセラミックス等を混入し
た床材。 2.木質の化粧単板に樹脂を含浸させた床材。 3.表面材として塩化ビニールシートを用いた床材。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の床材のうち、1の塗料にセラミックス等を混入したも
のは、十分な耐摩耗性を得るには混入量を比較的多くし
なければならず、また混入量を多くした場合には、表面
にザラつき感があり、感触(足ざわり)がよくないとい
う欠点がある。また、2の化粧単板に樹脂を含浸させた
床材は、樹脂を木質内に含浸させるための、加圧装置等
を含む専用の大規模な設備が必要となり、3の表面材と
して塩化ビニールシートを用いた床材は、塩化ビニール
シート自体が木質板と比較して非常に高価であるため、
いずれも安価に製造することができない。
【0004】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、耐摩耗性および印刷性に優
れ、良好な感触をもつとともに、安価に製造することが
できる床材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、表面材層とその下側に配置された基材層
とを少なくとも備える床材において、表面材層をウレタ
ン含浸紙で構成したものである。
【0006】
【作用】この床材は、表面材層に含浸されるのがウレタ
ンであるので、ザラつき感がなく、足ざわりが柔らかで
あるとともに、高い耐摩耗性をもつ。また、表面材層の
素材が紙であるので、ウレタンの含浸を簡便な装置で容
易に行うことができるとともに、印刷性がよく、表面に
模様などを形成するのも容易である。
【0007】
【実施例】以下、本考案を、図面を参照しながら、実施
例に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1および図2は、本考案を適用した床材
1を示し、図1は床材1の拡大横断面図、図2は平面図
である。床材1は、図2に示すような、例えば長さ900m
m ×幅75mmの定尺ものであり、図1に示すように、最上
層の表面材層2と、中間の基材層3と、最下層のクッシ
ョン材層4の3層によって構成され、これらの各層は互
いに一体的に接着されている。表面材層2は、厚さ0.2m
m 程度のウレタン含浸紙で形成され、その表面はウレタ
ン樹脂塗料で塗装されている。基材層3は、主に床材1
の剛性を確保するためのものであり、例えば厚さ9mm程
度の木質合板で形成されている。クッション材層4は、
例えば厚さ2mm程度の発泡ポリエチレンシートで形成さ
れており、床材1に適度なクッション性を確保する。
【0009】基材層3には、その長手方向の側面の一方
と小口方向の側面の一方とにわたって、雄さね5がL字
状に突出形成され、これらと反対側の側面には雌さね6
が窪入形成されている。また、床材1には、表面材層2
から基材層3の上部にかけて面取りが施されているとと
もに(図1参照)、裏面には、長手方向の所定間隔(例
えば 100mm間隔)ごとに、深さ4.5mm ×幅3mm程度の裏
溝(図示せず)が形成されている。床材1は、雄さね5
と隣接する床材1の雌さね6とを順次接合(さねはぎ)
しながら、縁甲板張りや寄木張りによって、スラブまた
は根太上に敷き詰められる。
【0010】以上のように構成された床材1は、表面材
層2がウレタン含浸紙で形成されているので、ザラつき
感がなく、足ざわりが柔らかである。また、含浸される
ウレタンが高い耐摩耗性をもつことから、表面材層2は
優れた耐摩耗性を示し、したがって、重歩行による摩耗
を生じにくくすることができる。さらに、表面材層2の
素材が紙であることから、木材に直接含浸させる場合と
比較して、ウレタンの含浸を、加圧装置等を含む大規模
な設備を用いることなく、簡便な装置で容易に行うこと
ができ、したがって、表面材層2、ひいては床材1を安
価に製造することができる。また、表面材層2の素材が
紙であることにより、表面への模様などの印刷も容易に
行うことができる。
【0011】なお、本考案は、上述した実施例に限られ
ることなく、種々の態様で実施することができる。例え
ば、実施例では、表面材層、基材層およびクッション材
層で床材を構成しているが、床材の用途等に応じ、クッ
ション材層の代わりにまたはこれに加えて他の材料層を
設けてもよく、あるいは、表面材層と基材層だけの2層
構造としてもよい。
【0012】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の床材は、
表面材層がウレタン含浸紙で構成されることにより、耐
摩耗性および印刷性に優れ、良好な感触をもつととも
に、安価に製造することができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による床材の一例を示す、図2の線I−
Iに沿う横断面図である。
【図2】図1の床材の平面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 表面材層 3 基材層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材層とその下側に配置された基材層
    とを少なくとも備える床材において、 前記表面材層をウレタン含浸紙で構成したことを特徴と
    する床材。
JP4013992U 1992-05-20 1992-05-20 床 材 Expired - Lifetime JP2545973Y2 (ja)

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JPH0592330U JPH0592330U (ja) 1993-12-17
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