JPH0612848U - 油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造 - Google Patents
油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造Info
- Publication number
- JPH0612848U JPH0612848U JP5661092U JP5661092U JPH0612848U JP H0612848 U JPH0612848 U JP H0612848U JP 5661092 U JP5661092 U JP 5661092U JP 5661092 U JP5661092 U JP 5661092U JP H0612848 U JPH0612848 U JP H0612848U
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- JP
- Japan
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- rebound
- shock absorber
- rebound spring
- hydraulic shock
- spring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緩衝器内部に配設するリバウンドスプリング
の干渉音の発生を抑制する。 【構成】 ピストンロッド8の外周にリバウンドスプリ
ング15を両端を自由端にして配設し、このリバウンド
スプリング15の両端部は断面L字状のナイロン等の樹
脂性のリバウンドカラー16に圧入固定し、これらのリ
バウンドカラー16の背面には弾性部材であるリバウン
ドラバー17を取付けた。
の干渉音の発生を抑制する。 【構成】 ピストンロッド8の外周にリバウンドスプリ
ング15を両端を自由端にして配設し、このリバウンド
スプリング15の両端部は断面L字状のナイロン等の樹
脂性のリバウンドカラー16に圧入固定し、これらのリ
バウンドカラー16の背面には弾性部材であるリバウン
ドラバー17を取付けた。
Description
【0001】
本考案は車両等に用いられる油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造に 関する。
【0002】
従来の油圧緩衝器として、図4に示すようにアウターチユーブ101内に立設 したダンパーシリンダ102内に上方からピストンロッド103をホルダ104 で保持されたオイルシール105及びロッドガイド106を介して挿通し、ピス トンロッド103の先端部にはダンパーシリンダ102内周面に摺接する減衰力 発生用の油路及びバルブ機構を備えたピストン107を固着し、ピストンロッド 103の外周面にリバウンドスプリング108を両端を自由端にして配設し、こ のリバウンドスプリング108の両端部には断面L字状のガイド109を装着し 、ピストンロッド103にはピストン107の上方にリバウンドシート110を 設けたものがある。
【0003】
しかしながら、上述した油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造にあっ ては、ストローク時にリバウンドスプリングのガイド背面がロッドガイドあるい はリバウンドシートに当接して干渉音が発生する。
【0004】
上記課題を解決すべく本考案は、リバウンドスプリングの両端部に樹脂性のリ バウンドカラーを取付け、このリバウンドカラーの背面に弾性部材を設けた。
【0005】
リバウンドスプリングが圧縮されるとき、圧縮初期において弾性部材がロッド ガイドやリバウンドシートに当接して干渉音の発生が抑制され、その後において は樹脂性のリバウンドカラーがロッドガイドやリバウンドシートに当接すること によって大きな荷重を吸収する。
【0006】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係るリバウンドスプリング取付け構造を適用した油圧緩衝器の要部断面図、図 2はリバウンドスプリング圧縮初期の同緩衝器の要部断面図、図3はリバウンド スプリング圧縮後期の同緩衝器の要部断面図である。
【0007】 アウターチユーブ1内にはダンパーシリンダ2を立設し、このダンパーシリン ダ2内には上方からアウタチューブ1上端部内に嵌着したオイルシールホルダ4 で保持されたオイルシール5及びこのオイルシール5の下方に嵌着したロッドガ イド6内周面に嵌着したブッシュ7を介してピストンロッド8を挿通し、このピ ストンロッド8の下端部にはダンパーシリンダ2内周面に摺接するピストン9を 固着し、ピストン9には減衰力発生用の油路10,11を形成して、これらの油 路10,11を開閉するバルブ12,13を装着している。
【0008】 そして、ピストンロッド8の外周にリバウンドスプリング15を両端を自由端 にして配設し、このリバウンドスプリング15の両端部は断面L字状のナイロン 等の樹脂性のリバウンドカラー16に圧入固定し、これらのリバウンドカラー1 6(いずれか一方でもよい。)の背面には弾性部材であるリバウンドラバー17 を取付けている。リバウンドカラー16はピストンロッド8外周面を摺動可能に 嵌装している。
【0009】 また、ピストンロッド8にはピストン9の上方にリバウンドシート18を固着 している。更に、アウタチューブ1外周面に設けたスプリングシート19とピス トンロッド8上端部との間に懸架ばね20を介設している。
【0010】 以上のように構成した油圧緩衝器においては、ストローク時にリバウンドスプ リング15が圧縮される場合、例えば図2に示すように圧縮初期においてはリバ ウンドカラー16背面のリバウンドラバー17がリバウンドシート18に当接す るので、干渉音の発生が抑制される。
【0011】 そして、更にリバウンドスプリング15が圧縮されると、図3に示すようにリ バウンドラバー17が圧縮されるので、樹脂性のリバウンドカラー16がリバウ ンドシート18に当接してスプリング荷重が吸収され、これによりリバウンドラ バー17の破損も防止される。
【0012】
以上に説明したように本考案によれば、リバウンドスプリングの両端部には樹 脂性のリバウンドカラーを取付け、このリバウンドカラーの背面には弾性部材を 設けたので、リバウンドスプリングの圧縮初期においては弾性部材がロッドガイ ドやリバウンドシートに当接して干渉音の発生が抑制され、その後においては樹 脂性のリバウンドカラーがロッドガイドやリバウンドシートに当接することによ って大きな荷重を吸収できる。
【図1】本考案に係るリバウンドスプリング取付け構造
を適用した油圧緩衝器の要部断面図
を適用した油圧緩衝器の要部断面図
【図2】リバウンドスプリング圧縮初期の同緩衝器の要
部断面図
部断面図
【図3】リバウンドスプリング圧縮後期の同緩衝器の要
部断面図
部断面図
【図4】従来の油圧緩衝器の要部断面図
1…アウタチューブ、2…ダンパーシリンダ、6…ロッ
ドガイド、8…ピストンロッド、9…ピストン、15…
リバウンドスプリング、16…リバウンドカラー、17
…リバウンドラバー、18…リバウンドシート。
ドガイド、8…ピストンロッド、9…ピストン、15…
リバウンドスプリング、16…リバウンドカラー、17
…リバウンドラバー、18…リバウンドシート。
Claims (1)
- 【請求項1】 ピストンロッド外周に自由端を有するリ
バウンドスプリングを配設した油圧緩衝器において、前
記リバウンドスプリングの両端部には樹脂性のリバウン
ドカラーを取付け、このリバウンドカラーの背面には弾
性部材を設けたことを特徴とする油圧緩衝器のリバウン
ドスプリング取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5661092U JPH0612848U (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5661092U JPH0612848U (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612848U true JPH0612848U (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=13032020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5661092U Withdrawn JPH0612848U (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 油圧緩衝器のリバウンドスプリング取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612848U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170327A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
JP4720677B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-07-13 | 日産自動車株式会社 | シリンダ装置 |
US8191692B2 (en) | 2006-08-25 | 2012-06-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Cylinder apparatus |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP5661092U patent/JPH0612848U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170327A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
JP4720677B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-07-13 | 日産自動車株式会社 | シリンダ装置 |
US8191692B2 (en) | 2006-08-25 | 2012-06-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Cylinder apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |